JPH078610A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH078610A
JPH078610A JP18215593A JP18215593A JPH078610A JP H078610 A JPH078610 A JP H078610A JP 18215593 A JP18215593 A JP 18215593A JP 18215593 A JP18215593 A JP 18215593A JP H078610 A JPH078610 A JP H078610A
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JP18215593A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定入賞口への入賞間隔が極端に開いてしま
う事態の発生を無くし、遊技者と遊技店との利益のバラ
ンスを巧く保つことを可能とする。 【構成】 補助ゲーム装置3と、遊技領域2の特定位
置の遊技球を検出する特定球検出手段を有する特定入賞
口6と、特定球検出手段からの検出信号に基づいて上記
補助ゲーム装置3に特定遊技を行わせる特定遊技制御手
段と、通常遊技状態の予め設定された作動条件の成立時
には、遊技球の流下路中に誘導片10を突出させて、多
くの遊技球を前記特定入賞口6へと誘導するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技領域に設けられた
特定位置における遊技球の検出(例えば、始動口入賞)
に基づいて、補助ゲーム装置(第1種可変表示装置、第
2種大入賞口、第3種可変表示装置又は権利発生装置
等)での特定遊技を行う弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される従来の弾球遊技
機は、特定入賞口に遊技球が入賞することにより、補助
ゲーム装置を始動させ、その結果に基づいて特別遊技を
行っていた。具体的には、第1種パチンコ遊技機の場
合、可変表示装置を作動させて、所定の停止様態により
特別遊技を発生させており、また、第2種パチンコ遊技
機の場合には、大入賞口(可動翼片)を所定回数作動さ
せ、このとき遊技球が役物装置の特別入賞口へ入賞する
ことにより特別遊技を発生させている。また、上記可変
表示装置や役物装置等の遊技装置は、通常は特定入賞口
の上流側に配置されており、この遊技装置に妨害されて
特定入賞口の上流からの遊技球の流下が少なくなるた
め、特定入賞口からの左右方向から遊技球の移動方向を
特定入賞口に向ける釘の調整がなされ、特定入賞口への
入賞の安定を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特定入賞口
への入賞に基づき補助ゲーム装置による特定遊技を行
い、その結果により遊技者に有利な特別遊技を行う遊技
機の場合、遊技者にとっては、特別遊技の発生の基とな
る特定遊技がその遊技機の一番の興趣の基であり、この
特定遊技が行われない期間、即ち、特定入賞口への入賞
がない期間が長引くと、遊技者の遊技に対する興趣が薄
れてしまう。このため、特定入賞口へ遊技球が入賞する
ように、特定入賞口の上流側へ遊技球が流れるような釘
調整を行っているが、釘調整自体も熟練を要することか
ら、その調整が難しく、特定の入賞口への入賞間隔期間
が極端に長くなったり、或は逆に頻繁に入賞してしまっ
たりすることがある。特定の入賞口への入賞間隔が極端
に長くなった場合、遊技者にしてみると、特別遊技発生
の基となる特別遊技の開始条件が成立せず、遊技の興趣
が薄れてしまうという問題が発生し、かえって遊技者が
その遊技機で遊技を行わなくなってっしまい、遊技店の
売上げがなくなってしまう。一方、特定の入賞口に頻繁
に入賞してしまう場合は、特定入賞に基づく賞球排出を
行う必要が生じるため、遊技店の不利益が大きくなっ
て、営業が困難となる。したがって、釘調整に依存した
だけでは遊技者と遊技店との利益のバランスを保ち難
い。更に、仮に特定入賞口へ入賞し易いように釘調整し
たとしても、遊技球の流下経路は発射装置の飛距離調整
などにより微妙に異なり、安定的に特定入賞口へ遊技球
が入賞するとは言い難く、これらの要因によっても特定
入賞口への入賞のスランプが発生し、長時間に渡り特定
入賞口への入賞が無くなってしまったり、入賞率が安定
せずムラとなる現象が発生する。巧く釘調整を終えてい
ても、1〜2分ぐらいの時間幅内では全く特定入賞口へ
入賞しないことは通常の起こり易い現象である。そこ
で、本発明は、上記に鑑みてなされたもので、特定入賞
口への入賞間隔を簡単に調整することも可能であり、遊
技者の興趣が薄れることもなく、且つ遊技店の不利益が
増大せず、遊技者と遊技店との利益のバランスを巧く保
つことのできる弾球遊技機を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、遊技領域に設けられた特定位置における遊技
球の検出に基づいて特定遊技を行う遊技機において、補
助ゲーム装置と、遊技領域内に配設され、特定球検出手
段を有する特定入賞口と、特定球検出手段からの検出信
号に基づいて上記補助ゲーム装置に特定遊技を行わせる
特定遊技制御手段と、予め設定された作動条件の成立時
に、遊技球の流下路中に誘導片を突出させて、遊技球を
上記特定入賞口へと誘導する誘導装置とを備えたもので
ある。
【0005】
【作用】誘導装置は、少なくとも通常遊技状態におい
て、作動条件が成立した場合、誘導装置の誘導片を遊技
球の流下路中に突出し、この誘導装置の誘導片に、より
多くの遊技球を衝突させて、その遊技球を特定入賞口
(例えば、始動口)の方向に誘導する。このように特定
入賞口に対して遊技球を安定的に誘導する誘導装置を設
けているので、釘調整による場合よりも、特定入賞口へ
の入賞率を安定させることができる。また、遊技者に特
別遊技発生への期待を減殺することなく、遊技者と遊技
店との利益バランスをとることが可能である。なお、補
助ゲーム装置としては、第1種可変表示装置、第2種大
入賞口、第3種可変表示装置又は権利発生装置のいずれ
であってもよい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は弾球遊技機の一例であるパチンコ機の遊
技盤1の正面図である。この遊技盤1に形成した遊技領
域2内には、中央に可変表示装置3が補助ゲーム装置と
して配置され、その両側に本発明の対象となる誘導装置
4及び風車5が、下方に特定入賞口である始動口6が配
設され、始動口6の下方には変動入賞装置であるアタッ
カー7が配置されている。なお、始動口6には特定球検
出手段が設けられており、特定球検出手段からの検出信
号に基づいて特定遊技制御手段が特定遊技の制御を行う
ようになっている。
【0007】誘導装置4は、その誘導片に遊技球を衝突
させて、その遊技球を特定入賞口たる始動口6の方向に
誘導することができるようにしたものである。この誘導
装置4は、図2及び図3に示すように、取付基板8の表
面の一端側、即ち始動口6に近い側に、遊技球を左右に
振り分ける屋根状の振分部9と、その下方に遊技球1個
分以上離して配設され、始動口6に近い側に振分部9か
ら突出後退する誘導片10とを有する。なお、10aは
振分部9及び誘導片10の前面飾り板であり、振分部9
の流下路と、誘導片10の収納部を形成している。
【0008】この誘導片10を上記可変表示装置3の側
方の遊技球流下経路内に突出させたり後退させたりでき
る状態で支持するため、取付基板8の裏面側には、横向
きに配設した上下に2本のガイドロッド11と、該ガイ
ドロッド11に摺動可能に嵌装された可動板12とから
成る繰り出し機構13が設けられており、この可動板1
2に、上記誘導片10の裏面から取付基板8の横長孔1
4を通して延在する突起部15が固定されている。ま
た、可動板12をガイドロッド11に沿って往動及び復
動させる駆動機構を構成するため、基板8裏面の後方に
延設された支柱16の頂部にモータ取付板17が取り付
けられ、該取付板17に固定したモータ18の出力軸1
9には駆動円板20の中心軸部21が固定され、該円板
20にはその所定半径位置にレバー22の後端が枢着さ
れ、該レバー22の先端は上記繰り出し機構13の可動
板12中心に枢着されている。
【0009】したがって、電機的駆動源であるモータ1
8により駆動機構の円板20を回転駆動すると、該円板
20と共にクランク機構を構成するレバー22は、その
先端が図3で左右方向に移動し、このため可動板12が
ガイドロッド11に沿って往動又は復動し、これに取り
付けられている誘導片10が上記可変表示装置3の側方
の遊技球流下経路内に突出し又は後退動作する。
【0010】この誘導片10を、振分部9から突出した
誘導作用位置又は振分部9内に後退した非誘導作用位置
にて停止させるため、上記円板20には周方向の一箇所
に切欠23が形成されており、また、モータ取付板17
には上下に対向させて配設した支持溝付の基板固定部2
4によりプリント配線基板25が把持され、このプリン
ト配線基板25にフォトセンサ26が取り付けられてい
る。そして、円板20はその外周の一部がフォトセンサ
26の光路中に配設されて、通常は光を遮断している
が、その円板20の切欠23がフォトセンサ26に来た
場合には光を透過させてモータ18の駆動を停止させる
ようになっている。本実施例の場合、この透光位置は誘
導片10が最も突出した作用位置に対応し、それから1
80゜回動した位置(図3)が、後退した非作用位置に
対応する。
【0011】なお、プリント配線基板25にはランプ2
7も取り付けられ、個別に設ける場合よりも、組立の容
易化を図っている。
【0012】同様に組立の容易化を図るため、取付基板
8には、上記誘導片10が突出しない側にサイドランプ
部28が設けられている。このサイドランプ部28は、
具体的には、取付基板8と一体成形のランプ収納凹部2
9と、この中に収納されるランプ30を具備するランプ
本体部31と、該ランプ30との対向部にレンズ部32
を形成するとともに上下の端部に光輝部33を形成した
ランプ収納蓋部34からなる。このように誘導装置4に
サイドランプ部28を一体化することにより、製造工程
における取り付けの手間や部品管理を大幅に削減するこ
とができる。
【0013】更に、取付基板8の中央部には横長な凹室
35が表面側から形成されており、これにLED組立体
36が収納され、後方からネジ止めされている。LED
組立体36は、計6個のLED38を取り付けたプリン
ト配線基板37と、このプリント配線基板37を背面の
凹部に嵌合させるブロック39とからなり、ブロック3
9の小孔40にLED38を挿通してある。
【0014】本実施例に係る弾球遊技機は、上記した構
成から成る誘導装置4を備えているので、誘導装置4の
誘導片10に遊技球を衝突させて、その遊技球を特定入
賞口たる始動口6の方向に誘導することができる。特に
本実施例の場合、誘導装置4は、遊技領域2の中心部分
に配設した始動口6に対し、その左右斜め上方に1個ず
つ左右対称形で配設されている。このため、始動口6の
左右上方側の夫々誘導装置4に関し、遊技盤部の左右ど
ちらからでも誘導装置4が作動して誘導片10が突出し
た場合には、遊技球を始動口に誘導するようにすること
ができる。
【0015】図4は左側の誘導装置4を作動させて誘導
片10を作用位置、即ち、誘導片10を右側に移動して
振分部9から大きく突出させて停止した状態を示してお
り、それまで多くの遊技球が流れるルートであった流下
路Aは、その途中に誘導装置4の誘導片10が突出する
ため、この誘導片10に遊技球が衝突するようになり、
当該遊技球は、流下路Bで示すように、誘導片10から
風車5,誘導釘40を経て案内され、特定入賞口として
の始動口6に多くが入賞するように誘導される。
【0016】次に、上記誘導装置4の作動タイミングに
ついて説明する。誘導装置4は、「作動条件」の達成に
より本来の誘導機能を発揮し、逆にその「作動条件」が
消化した場合には誘導装置が非誘導状態に変換されるよ
うに制御される。この「作動条件」の検出は、マイクロ
コンピュータを主体とする制御装置においてソフト的に
構成される作動条件検出手段によりなされる。
【0017】本実施例における第1種パチンコ遊技機の
場合、始動入賞記憶「0」を検出したとき誘導装置4が
作動して誘導片10が流下路内に突出し、打球の流下方
向に変化(始動口の方向に誘導)を与える。そして、入
賞記憶が「1」以上となったことを検出した場合には、
誘導装置4が再び作動して、誘導片10を流下路から後
退させる。
【0018】図5に本実施例の制御の仕方の一例を示
す。スッテップS1では特別遊技中(大当り中)である
か否かを判別し、特別遊技中のときはスッテップS2で
特別遊技処理を行なう。特別遊技処理では、始動始動口
6に玉が入賞したとき、可変表示装置3の表示図柄を変
動させ、その図柄が大当たりの組み合せ(例えば「77
7」)になると、大入賞口ソレノイドを励磁して一定時
間(例えば、29.5秒間)あるいは一定の玉数(例え
ば10カウント)が入賞する期間だけアタッカー(変動
入賞装置)7を開放し、V入賞を条件に所定回数(例え
ば、最高16サイクルまで)変動入賞装置7の開放状態
を繰り返すような第1種の大当たりゲームが行なわれ
る。
【0019】一方、スッテップS1では特別遊技中でな
いときはスッテップS3に進み、特定遊技中であるか否
か判別する。特定遊技中とは可変表示装置3の図柄が可
変表示中であること、即ち可変表示装置3の図柄が変動
している状態をいう。本実施例では可変表示は、特定遊
技に相当する。可変表示中のときはスッテップS4に進
んで特定遊技処理(可変表示処理)を実行する。
【0020】特定遊技中でないときはスッテップS5に
進んで始動記憶があるか否かを判別する。始動記憶と
は、始動口6への入賞を4個を限度として記憶すること
をいい、この始動記憶数はLEDで表示される。始動記
憶がなければスッテップS6に進んで誘導カウンタを更
新する。誘導カウンタとは、誘導装置4を作動させるた
めの時間設定を行なうためにカウントアップしていくも
ので、本ルーチンが繰り返されるごとに[1]だけイン
クリメントとされる。次いで、スッテップS7でカウン
タが[5000]以上になったか否かを判別する。
【0021】本ルーチンは2msごとに繰り返されるか
ら、誘導カウンタが[5000]になるということは、
2msHALT×5000=10(秒)という結果にな
り、スッテップS7では10秒が経過したか否かを判別
することになる。始動記憶が無い状態から10秒が経過
していない場合には、スッテップS8に進む。そして、
ルーチンを繰り返し、始動記憶が無い状態から10秒が
経過した場合は、スッテップS9で誘導装置4をオンす
る。
【0022】この誘導装置4のオンにより、誘導装置4
の誘導片10は誘導作用位置へと突出する。したがっ
て、弾発されて図4の流下路Aを通る遊技球の多くが誘
導片10に接触し、その作用を受けて可変表示装置3の
下の始動口6へと誘導される。また、誘導片10上方の
振分部9に載った遊技球も、誘導片10上に流下し、流
下路Bで示す如く始動口6へと誘導される。
【0023】このように誘導装置4を始動口6の上方両
側に配設し、誘導片10を突出させることで、始動口6
に対して遊技球を安定的に誘導することができる。
【0024】一方、スッテップS5で始動記憶がある場
合にはスッテップS10に進んで誘導カウンタをクリア
する。これにより、次回のルーチンから再び誘導カウン
タの更新が開始される。次いで、スッテップS11で始
動記憶の更新処理を行なう。これは、始動記憶数を
[1]だけデクリメントするもので、例えば、始動記憶
が[2]のときは更新して[1]となる。
【0025】そして、誘導片10が突出位置かどうかを
ステップS12でチェックし、突出位置ならばステップ
S13で誘導装置4をオフする。ここで「オフ」と表現
しているが、具体的には、モータ18を再度作動させて
円板20を180゜回転させ、誘導片10を後退位置に
戻すことである。次いで、スッテップS14で特定遊技
を開始する。これにより、可変表示装置3の図柄変動が
開始される。その後、スッテップS8に進む。
【0026】スッテップS8では出力処理を行なう。ラ
ンプ、ソレノイド、LED、音等の全てについて必要な
出力処理を行なうものである。したがって、遊技盤2に
おける各種ソレノイド、各種表示器、ランプ・LED等
に対して必要な点灯、点滅、通電処理が行なわれる。ま
た、効果音の出力処理も行なわれる。次いで、HALT
待になり、2ms毎のハード割り込みにより本ルーチン
が繰り返される。
【0027】このように本実施例では、始動入賞の安定
化手段として可変表示装置3の始動口6に誘導装置4が
設けられ、その誘導片10の突出を行わせることで、始
動口6に対して遊技球を安定的に誘導することが行なわ
れる。したがって、始動口6への入賞が安定し、例え
ば、長時間に亘って入賞しなかったり、あるいは極端に
入賞するような不具合が無くなる。
【0028】その結果、遊技者は特定入賞に基づく特定
遊技(可変遊技)を長時間に亘って途切れることなく行
なうことができ、一方、遊技店は特定遊技を長時間に亘
って途切れさせぬよう始動口6へ過剰な入賞をさせるこ
となく、遊技者の興趣を減殺することなく遊技店の利益
を増大することができる。
【0029】また、誘導装置の作動条件を設定すること
により、始動口6への入賞間隔を簡単に調整することが
できる。したがって、遊技店の営業方針に合わせた入賞
率となるように誘導装置の作動を行わせることができ、
従来、遊技店で行って来た釘による入賞率の調節の代り
を簡単な作業で行うことができる。
【0030】誘導装置の作動条件として、本実施例では
始動記憶が無い状態から10秒が経過したとき(すなわ
ち、始動記憶がゼロになってから所定時間が経過したと
き)誘導装置をオンして突出位置とし、始動記憶が
「1」以上になるとオフして後退位置に戻しているが、
作動条件はこれに限るものではない。
【0031】例えば、「作動条件」として次のように設
定することができる。 (a)遊技とは無関係に、定期的に誘導片を作動させ
る。この設定の下では、誘導片が常時作動することとな
る。 (b)発射球(回収球でもよい)の球数を検出して、一
定の発射球数となった時点で誘導作動装置を作動させ
る。これは遊技者へのサービスとなるものである。 (c)誘導装置を作動させることとなる入賞口(通過
口)を配設して、打球が入賞することにより誘導装置を
作動させる。 (d)普通図柄表示装置などの可変表示装置の停止結果
により、予め設定された記号等で停止した場合には誘導
装置を作動させる。 (e)特別遊技の終了後、入賞記憶の有無に拘わらず誘
導装置を作動させるようにする。この形態の下では、大
当り終了後も引き続き誘導装置は作動状態を保つことに
なる。 このように特別遊技終了後、誘導装置の作動により始動
口への打球の入賞率を高めることにより、連続した特別
遊技発生チャンスを増大させ、遊技者は所謂連チャンの
期待感を高めることができる。上記(e)の変形例とし
て、特別遊技終了後、始動入賞記憶が50回に達成する
迄の間隔誘導装置を作動させておく、又は特別遊技終了
後、5分間は誘導装置を作動させておくことができる。
また、特別遊技終了後毎回ではなく、ある特定図柄(第
1種パチンコ遊技機の場合には)で特別遊技が発生した
場合にのみ誘導装置をさせるようにしてもよい。さらに
また、特別遊技中に誘導装置を誘導状態にすると、アタ
ッカー7などの大入賞口への入賞球数が増加し、特別遊
技の興趣を一層高めることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
定入賞口に対して遊技球を安定的に誘導する誘導装置を
設けているので、始動口に代表される特定入賞口への入
賞率を安定させることができる。したがって、遊技者に
特別遊技発生への興趣を減殺させることなく、遊技者と
遊技店との利益のバランスをとることが可能である。ま
た、従来は入賞率の調整を全面的に釘調整に依存してい
たが、本発明によれば、誘導装置の作動により入賞率を
遊技者の興趣を減殺することなく簡単に調節できるの
で、厳密で熟練を要した釘調整作業を簡単に済ませるこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一実施例であるパチンコ機の遊技
領域の正面図である。
【図2】誘導装置の斜視図である。
【図3】図2の誘導装置の分解斜視図である。
【図4】図1の実施例における誘導装置の働きを説明す
る遊技領域の正面図である。
【図5】本実施例における制御装置の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 弾球遊技機の遊技盤 2 遊技領域 3 可変表示装置 4 誘導装置 6 特定入賞口としての始動口 7 アタッカー(変動入賞装置) 8 取付基板 9 振分部 10 誘導片 11 ガイドロッド 12 可動板 13 繰り出し機構 18 モータ 19 出力軸 20 駆動円板 21 中心軸部 22 レバー 23 切欠 25 プリント配線基板 26 フォトセンサ 27 ランプ 28 サイドランプ部 30 ランプ 38 LED

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられた特定位置における
    遊技球の検出に基づいて特定遊技を行う弾球遊技機にお
    いて、 補助ゲーム装置と、 遊技領域内に配設され、特定球検出手段を有する特定入
    賞口と、 特定球検出手段からの検出信号に基づいて上記補助ゲー
    ム装置に特定遊技を行わせる特定遊技制御手段と、 予め設定された作動条件の成立時に、遊技球の流下路中
    に誘導片を突出させて遊技球を上記特定入賞口へと誘導
    する誘導装置とを有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 誘導装置を作動させることとなる作動条
    件を検出する作動条件検出手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 誘導装置の作動条件を補助ゲーム装置の
    作動状態と関連づけたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 誘導装置は電気的駆動源により作動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機における誘導
    装置。
JP18215593A 1993-06-29 1993-06-29 弾球遊技機 Pending JPH078610A (ja)

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Cited By (4)

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JP2000317059A (ja) * 1999-05-13 2000-11-21 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
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