JPH078608Y2 - 寒冷地用消火装置 - Google Patents

寒冷地用消火装置

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JPH078608Y2
JPH078608Y2 JP3975191U JP3975191U JPH078608Y2 JP H078608 Y2 JPH078608 Y2 JP H078608Y2 JP 3975191 U JP3975191 U JP 3975191U JP 3975191 U JP3975191 U JP 3975191U JP H078608 Y2 JPH078608 Y2 JP H078608Y2
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valve
water
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box
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JP3975191U
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JPH04117666U (ja
Inventor
成弘 加藤
Original Assignee
株式会社光合金製作所
苫小牧市
株式会社デック
北海道水道機材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は寒冷地で使用される地上
用の消火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来寒冷地で使用されていた消火栓は、
地中に埋設された弁箱と地上の放水部本体をパイプで接
続し、弁箱内の弁体をロッドで延長して放水部本体近傍
にもうけるハンドルで開閉および排水の操作をしてい
た。
【0003】しかし、消火栓は戸外に設置されること
と、操作部が水の流路と接しているため、厳寒期などは
例え水抜き操作をしても操作部分で残留水滴が凍結し、
次に水を出すときにハンドルが回らず、湯をかけて氷を
溶かしてから操作しなければならないので、それだけ消
火作業が遅れるという欠陥があつた。さらに従来のもの
は、ねじによりハンドルを何回も回転させないと全開に
ならないため、やはりその分だけ消火作業に影響を受け
るという欠陥もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そのため、迅速に開閉
作業ができ、しかも厳寒期においても凍結せず、すぐに
水の出るもので、さらに当然のこととして長期間安定し
て使用できる消火装置をいかにして提供せんとするかが
本考案の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、地中、不凍結
領域に市販のバタフライ弁等の非常に操作の迅速なバル
ブを設置して主弁とし、それをロッドにより延長して地
上で操作するようにし、主弁の流出口に接続されるチー
ズと地上の放水部本体をパイプにより接続し、チーズの
下端に圧力差により自動開閉する排水弁を接続すること
により基本的には構成される。
【0006】前記排水弁は、内部に比重が1より小さい
止水球を収容し、その上下に2個のパッキン、および前
記止水球に上昇力を与える付勢体を装着し、主弁が開の
時は水圧力により止水球は付勢体を下方に押圧するよう
にして下側のパッキンに密着し、主弁が閉のときには付
勢体の復元力により止水球は下側のパッキンから離脱し
てパイプ内の水を排水させるようにするとともに、排水
終了後、地下水位が上昇したような場合には浮力により
止水球が上昇して上側のパッキンに当接するため、汚水
の侵人は防止され、さらに排水弁の下端には汚水や異物
の混入をまず防止すべく、逆止弁を形成してなるもので
ある。
【0007】
【実施例】図1は本考案の概略を示す装置図であるが、
図中1は地中不凍結領域に設置される開閉用の主弁であ
り、ロッド2により地上部に延長され、ハンドル3に連
結される。主弁1には、市販のバタフライ弁、ボール弁
等に代表される回転角度が少ない、従って操作が非常に
迅速なバルブを用いる。主弁1の流出口側にチーズ4を
接続し、チーズ4をパイプ5により上方に延長して地上
の放水部本体6に接続する。
【0008】チーズ4の下端には排水弁7を接続する
が、排水弁7は図2に示すごとく、チーズ4の下端にね
じ接続された保護ケース8と、保護ケース8の内部上端
部に接続される弁箱上部9と、間に逆流防止パッキン1
0、座金11を介して弁箱上部9に接続される弁箱本体
12と、弁箱本体12内の突起13に着座する止水パッ
キン14と、その上座に着座する付勢体15を介して止
水パッキン14のシート面16に圧着される、比重が1
より小さい止水球17と、弁箱本体12の下端に接続さ
れるプラグ18およびプラグの上端に形成される弁座1
9に自重により着座する、球状の閉子20を有する逆止
弁21とにより構成される。
【0009】プラグ18は下方部に横穴22を穿って縦
穴23と連通し、弁箱本体12の側方に穿った排水孔2
4とバイパス路25を導通する排水路を形成する。付勢
体15は図3のごとく、内方に4個の突起26をもうけ
たゴム状弾性体からなり、主弁1が開いているときに
は、水圧力により止水球17が前記突起26を押し下げ
るようにして止水パッキン14のシート面16に圧接さ
れ、漏水を防止する。
【0010】主弁1を閉じたときには前記水圧力がなく
なるため、前記突起26のゴム弾性による復元力と浮力
により止水球17は上昇してシート面16との間に隙間
が生じ、パイプ5内の水はその隙間からバイパス路2
5、横穴22、縦穴23を通って閉子20を上昇させ、
排水孔24から保護ケース8に排出される。保護ケース
8には多数の穴27を穿っており、その穴27から地中
に排出されることになる。排出する際には放水部本体6
の出口ヘッドまでの水圧力が下向きの力として止水球1
7に作用するため、その水圧力に打ち勝つだけの復元力
が突起26には必要となる。
【0011】排水終了後、降雨などにより地下水位が上
昇したようなときには、弁箱本体12内に汚水が侵入し
ようとするが、閉子20が弁座19を閉塞しているた
め、逆止弁21内への汚水あるいは土砂の混入を有効に
防止できる。万一、閉子20が完全に作動しないで汚水
が弁箱本体12内に侵入しても、止水球17まで水が達
した場合には浮力により止水球17は上昇し、逆流防止
パッキン10に当接してそれ以上の汚水の混入を防止す
る。つまり、二重に逆流を防止しているわけである 。
【0012】なお、閉子20は必ずしも球状である必要
はなく、有効に逆流を防止するものであれば、どんな形
状でも構わない。また、弁箱本体12の側壁に同様の弁
座19と閉子20を有するL字状の逆止弁を別体に接続
することもできる。付勢体15の数を増減したり、付勢
体15と止水パッキン14を一体にして、止水パッキン
14の上方に突起26をもうけてもよく、さらには通常
の金属ばねなど、ばね弾性を有するものであれば、どん
なものても付勢体15として使用することが可能であ
る。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案においては、放水部
本体と操作部を切り離して操作部には水が達しないよう
にしたので、凍結によりハンドル操作が不能になるとい
う事故もなく、主弁と排水弁を別個にもうけたので、主
弁には、例えば市販のバタフライ弁等のようにハンドル
回転角度が少なく、従って操作が迅速に行われるバルブ
を採用することができ、維持管理も容易となり、排水、
非排水切換え用の止水球を浮弁にすることにより一つの
逆止弁を形成し、その下流側に、常態では自重により弁
座を閉塞する、もう一つの逆止弁を形成しているので主
弁の上流側に負圧が生じたような場合の本管側への汚水
の吸引を完全に防止でき、特に土砂等の混入による排水
弁の動作不良が起こらず、従って長期間安定して使用で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概略を示す装置図である。
【図2】本考案の排水弁部分を示す、一部縦断面図であ
る。
【図3】本考案の付勢体の一実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 主弁 2 ロッド 3 ハンドル 4 チーズ 5 パイプ 6 放水部本体 7 排水弁 8 保護ケース 9 弁箱上部 10 逆流防止パッキン 12 弁箱本体 14 止水パッキン 15 付勢体 16 シート面 17 止水球 19 弁座 20 閉止 21 逆止弁 27 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−149466(JP,U) 実開 平3−18267(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中、不凍結領域に設置されるバタフラ
    イ弁等の主弁をロッドにより地上に延長してハンドルに
    連結し、前記主弁の流出口に接続されるチーズと地上の
    放水部本体をパイプにより接続し、前記チーズの下端に
    は、排水のための穴を有する保護ケースと、前記保護ケ
    ースの内部上端に接続される弁箱上部と、間に逆流防止
    パッキンを介して前記弁箱上部に接続される弁箱本体
    と、前記弁箱本体の中間部に装着される止水パッキン
    と、前記止水パッキンのシート面に着座し、閉塞する、
    比重が1より小さい止水球と、前記止水球に上昇力を与
    える付勢体と、前記弁箱本体の下部に形成される下向き
    の弁座を自重で閉塞する閉子を有する逆止弁とからなる
    排水弁を接続したことを特徴とする寒冷地用消火装置。
JP3975191U 1991-03-11 1991-03-11 寒冷地用消火装置 Expired - Lifetime JPH078608Y2 (ja)

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JP3975191U JPH078608Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 寒冷地用消火装置

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JP3975191U JPH078608Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 寒冷地用消火装置

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Publication Number Publication Date
JPH04117666U JPH04117666U (ja) 1992-10-21
JPH078608Y2 true JPH078608Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31920968

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2649769B2 (ja) * 1993-05-25 1997-09-03 苫小牧市 打倒式消火栓
KR101223964B1 (ko) * 2010-07-13 2013-01-18 박우봉 맞춤형 소화전
KR101232194B1 (ko) * 2010-07-13 2013-02-12 박우봉 소화전 설치방법
KR101223965B1 (ko) * 2010-07-13 2013-01-18 박우봉 맞춤형 소화전 제조방법
JP6270270B2 (ja) * 2014-03-17 2018-01-31 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置

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