JPH0785968B2 - ウエザーストリップの段カット成形方法 - Google Patents

ウエザーストリップの段カット成形方法

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JPH0785968B2
JPH0785968B2 JP1104692A JP10469289A JPH0785968B2 JP H0785968 B2 JPH0785968 B2 JP H0785968B2 JP 1104692 A JP1104692 A JP 1104692A JP 10469289 A JP10469289 A JP 10469289A JP H0785968 B2 JPH0785968 B2 JP H0785968B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は押出成形部に型成形部を成形接続する方法に関
し、特に自動車のドアサッシュ用のウエザーストリップ
に有効に使用されるものである。
〔従来の技術〕
自動車の車体開口部とドアとの隙間をシールするウエザ
ーストリップのうち、ドア上部のドアサッシュと車体側
のルーフサイドレールとの間をシールするウエザースト
リップは、第4A図に示すB−B線位置では第4B図に示す
如く、ドアサッシュ8に取付基部1でウエザーストリッ
プを嵌着すると共に、その中空のメイリップ2が車体側
のルーフサイドパネル12に当接し、意匠リップ3がルー
フパネル10のドリップチャンネル10′に装着したドリッ
プモール11に当接して、2重にシールする構造となって
いる。なお、9はドアサッシュに嵌着されたガラスラン
であり、Gは窓ガラス板である。
そして、この種ウエザーストリップは第4C図に示す如
く、ドアの上部直線個所は押出成形部Aであり、側枠部
直線個所も押出成形部Bであり、両押出成形部の端部切
断線C,C間を型成形部27でコーナー成形接続している。
しかし、従来のこの種のウエザーストリップにあって
は、押出成形部A,Bと型成形部27とでは、例え同一材料
で成形しても製造工程の差異から両者の表面の光沢や色
に必然的に差が出来て、自動車に装着した場合に色彩・
光沢段差によって外観を損っていた。
それゆえ、この問題点を改善するために第5A図乃至第5C
図に示すウエザーストリップが提案された。
即ち、ドア上部の直線部分に適用する押出成形部Aの端
部に、ソリッド層30を有する意匠リップ3が延出するよ
うに、切断線C1,C2によって段付きカットを施し、両押
出成形部AとBとを型成形部17でコーナー接続するもの
であり、自動車のドアに装着した際に目立ち易い意匠リ
ップ3を型成形部17上に延出して意匠リップ露見範囲を
拡大すると共に、型成形部の露見範囲を縮少するもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の改善されたウエザーストリップにあっては、押出
成形部A自体がスポンジゴム等の弾性材製品であるため
に、厳密な寸法管理が困難であった寸法ばらつきが生じ
易く、結局段カットC1,C2によって意匠リップ3を延出
する際にも設計上の製品エンド位置Eまで全製品を完全
一致さすことは不可能であり、寸法ばらつきによって少
し長い場合は型成形セットすら不能とし、少し短い場合
は型成形の注型不良を来たすこととなるので、意匠リッ
プ3の延出長l0は、現実的にはかなりの寸法Wだけ製品
エンド位置Eより短かく切断しておくしか方策がなかっ
た。
従って、出来上がったウエザーストリップのコーナー部
の構造は、表面にソリッド層30を有する意匠リップ3の
延長線上の端部に幅W±αの型成形部17が接続した形態
をとり、W幅の部分で外観を損なっていた。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
例えば第1A図に示す如く、メインリップ2、及びソリッ
ド層30を表側に有する意匠リップ3を備えた押出成形部
Aの端部の意匠リップ3、C1及びC2のカット線で段カッ
トして設計製品エンド位置Eよりもl2だけ長い余剰部分
3′を延出しておき、次いで第1B図及び第1C図の如く、
下型42に段カットを施した押出成形部を慣用の中金型43
(製品外周側を囲う金型)及び中金型44(製品内周側に
置かれる金型)を介してセットし、中金型4の仕切り縁
4′を意匠リップ3の表面より製品エンド位置Eに当接
押圧して固定し、上型41をセットして、第1C,2A,2B図に
示す如く、中金型4,43,44と共に押出成形部AとBとの
接合端部間に必要キャビティを形成し、押出成形部と同
一材料をキャビティ内に注型して固化した後、金型を外
して製品エンド端位置Eに沿って意匠リップ3の余剰部
分3′を切断除去するものである。
型成形時には、意匠リップ3の所望位置Eに中金型仕切
り縁4′を当接押圧しているため注型材料の回り込みが
防止でき、型成形部7の境界は仕切り縁4′で完全に既
制出来、脱型後の余剰意匠リップ部の切断によって製品
エンド位置Eは常に直線縁となる。
〔実施例〕
本発明を、第4A図及び第4B図に示す従来のドア上部のド
アサッシュと車体側のルーフサイドレールとの間に介装
する、ウエザーストリップとドア縦枠のウエザーストリ
ップとを接合するコーナー部に適用した。
第1A図に示す如く、ドア上部の直線部に適用する押出成
形部Aは、取付基部1上に中空のメインリップ2及び表
側にソリッド層30を有する意匠リップ3を備えた断面形
状にスポンジゴムで押出成形し、コーナー部の端部は水
平切断線C1及び垂直切断線C2から成る段付きカット手段
によって意匠リップ3のみをLだけ延長した状態に切断
した。Eは設計上の製品エンド位置であり、金型にとっ
て十分な押え代以上の長さl2だけ位置Eより延出した。
また、ドア縦枠側の直線部に適用する押出成形部Bも、
押出成形部Aと同一材料で形成した。
次いで、第2A,2B図の如く、下型42上に両押出成形部A,B
を適切な中金型43,44等と載置し、意匠リップ3の延長
部L上の製品エンド位置Eに中金型4の内端縁4′を重
合して中金型を載置した後上型41を載置し、中金型4を
矢印Fの如く押圧してリップ3上の金型当接領域Rを押
潰した状態で押出成形部A,Bの両端部を型セットしてコ
ーナー部の必要キャビティを形成し、各押出成形部A,B
の同一のスポンジゴム材を注型固化して、第3A図に示す
如く押出成形部の切断線C,C1、及びC2で型成形部を一体
化接合した後離型し、製品エンド位置Eに沿って意匠リ
ップ3の突出余剰部3′を切断除去した。なお、中金型
4は当接領域Rでリップを押圧したためその内端縁4′
が注型材の流動に対する仕切り縁の機能を奏した。
得られたウエザーストリップにあっては、押出成形部A
上の切断カットC1,C2の誤差に関係なく、製品のエンド
位置Eは常に直線縁に形成出来、意匠リップ3が直線的
に全長にわたり、型成形部7が意匠リップ3の延長上に
は存在しないため、外観上満足なものとなった。
なお、中金型4は一定領域Rにわたって意匠リップ3を
押し潰す必要はなく、要は型成形用の必要キャビティが
成形出来、且つ意匠リップ3の延長部Lの製品エンド位
置Eを挟圧した状態で注型材の意匠リップ上、又は外方
への流出を完全に防止出来る形態であれば良い。
また、意匠リップとしては、表面がソリッドゴム層の必
要はなく、要は型成形部と外観上異なるものであれば良
いことは当業者にとって自明であろう。
〔発明の効果〕 押出成形部の意匠リップの段付きカットは金型挟圧位置
より長くすれば十分であるので、段付きカットの寸法管
理が容易である。
型成形修了後に製品エンドを切断形成するので、常にエ
ンド位置Eは均斉な形態に出来、製品エンド位置まで押
出成形された意匠リップを通すことが出来、意匠リップ
は端まで均一外観となる。
また、中金型4の仕切り縁4′が意匠リップ3の製品エ
ンド位置Eを押圧して仕切るため、注型材料の回り込み
が防止出来ると共に、型セット時にも押出成形部の正確
な位置固定が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明実施例の押出成形部Aの略示斜視図であ
り、第1B図は金型へのセット状態を示す略示斜視図であ
り、第1C図は第1B図のC−C断面図である。 第2A図は、第1B図の2A−2A断面を、第2B図は、第1B図の
2B−2B断面を示す、それぞれ型セット状態の略示断面図
である。 第3A図は、本発明の離型後の半製品の略示斜視図であ
り、第3B図は本発明で得られた完成品の略示斜視図であ
る。 第4A図は従来の自動車の部分側面図であり、第4B図は第
4A図のB−B断面図であり、第4C図はそのウエザースト
リップのコーナー部略示斜視図である。 第5A、第5B、及び第5C図はそれぞれ他の従来例を示すも
のであって、第5A図は押出成形部Aの略示斜視図であ
り、第5B図は型成形接合した略示斜視図であり、第5C図
は第5B図のC−C断面図である。 1,6……取付基部、2……メインリップ、 3……意匠リップ、4,43,44……中金型、 5……中空リップ、7……型成形部、 8……ドアサッシュ、9……ガラスラン、 10……ルーフパネル、11……ドリップモール、 12……ルーフサイドレール、 41……上型、42……下型、 A,B……押出成形部、C,C1,C2……切断線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基部(1)上に中空のメインリップ
    (2)及び意匠リップ(3)を備えた断面形状を有する
    押出成形部(A)の端部に、意匠リップ(3)を残した
    段カット(C1,C2)によって、意匠リップ(3)には製
    品エンド位置(E)から余剰部分(3′)が延出した延
    長部(L)を形成しておき、次いで意匠リップ(3)の
    表面の製品エンド位置(E)に中金型(4)の仕切り縁
    (4′)を当接押圧すると共に、意匠リップ(3)の裏
    面をキャビティとして押出成形部(A)の接合端部を金
    型内にセットし、型成形材を注型して型成形部(7)を
    押出成形部(A)に成形接合した後、製品エンド位置
    (E)に沿って意匠リップ(3)の余剰延出部(3′)
    を切断除去することを特徴とするウエザーストリップの
    段カット成形方法。
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