JPH078565B2 - インク噴射ヘッド用の制御回路 - Google Patents

インク噴射ヘッド用の制御回路

Info

Publication number
JPH078565B2
JPH078565B2 JP61154950A JP15495086A JPH078565B2 JP H078565 B2 JPH078565 B2 JP H078565B2 JP 61154950 A JP61154950 A JP 61154950A JP 15495086 A JP15495086 A JP 15495086A JP H078565 B2 JPH078565 B2 JP H078565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control circuit
control signal
ink
meniscus
circuit according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61154950A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6264559A (ja
Inventor
アレッサンドロ・スカルドヴィ
Original Assignee
イング・チイ・オリベツチ・アンド・チイ・エス・ピ−・ア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イング・チイ・オリベツチ・アンド・チイ・エス・ピ−・ア filed Critical イング・チイ・オリベツチ・アンド・チイ・エス・ピ−・ア
Publication of JPS6264559A publication Critical patent/JPS6264559A/ja
Publication of JPH078565B2 publication Critical patent/JPH078565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/055Devices for absorbing or preventing back-pressure

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクを充てんした導管のノズルから制御信
号に応答して、自然共鳴周波数を有するメニスカスを前
記ノズルで形成するインクの小滴が放出されるインク噴
射ヘッド用の制御回路に関する。
[従来の技術] 周知のように、電圧パルスで変換器を励起することによ
り導管に圧力波が発生し、この圧力波は前記導管の端部
セクションにおいて繰返し反響され、その共鳴周波数で
メニスカスを振動させる。この振動がインク小滴の次の
放出部分と著しく干渉し、小滴放出の周波数を低下させ
る。
弾性材のチューブによりインク容器にプリントエレメン
トを接続させることを含む、圧力波の反響作用およびメ
ニスカスの振動を減少させる方法が提案されてきた。前
記チューブの長さは通常数十センチであるので、当該装
置は著しい量の空間を占め、特に多数のチューブエレメ
ントをヘッドが使用する場合には著しい重量の崇高いプ
リント装置を提供する。
同様に、圧伝変換器を高調波のない電圧波で励起させ
る、プリントエレメントにおける反響波を除去する制御
および消去回路も提案されてきた。所定持続時間の前記
圧力波が変換器を励起して反響波を重ねることにより反
響波を消去する。しかしながら、インク導管で圧力波の
反響がないものの、インク小滴がノズルから外れる瞬間
ノズルでのインクメニスカスの寄生振動により、インク
小滴の放出が擾乱されることがありうる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、ノズルからインク小滴が外れる際メニ
スカスの振動により発生する擾乱がなく、かつ圧力波の
反響を自動的に消去するような状態下でインク小滴の放
出がなされるインク噴射プリントヘッド用の制御回路を
提供することである。
[問題点を解決するための手段及び作用効果] 上記目的を達成するため、本発明による制御回路は、複
数の周波数の高調波成分を有する制御信号に応答して、
インクを充填した導管のノズルにおいて当該インクが小
滴の各放出について自然共鳴周波数で振動するよう励起
されたメニスカスを形成し、前記ノズルからインクの小
滴を放出するインク噴射ヘッド用の制御回路であって、
前記制御信号を増幅する増幅手段と、前記制御信号の形
状を制御しかつ平均値に対して前記制御信号の負のピー
クの値と正のピークの値とを調整する調整手段とを備
え、当該調整手段が、前記増幅手段に接続されたフィル
タ手段であって、前記制御信号の高調波成分を制御し
て、前記メニスカスの振動の位相に対して反対の位相で
振動させるフィルタ手段を備え、これにより、各小滴の
放出について、前記メニスカスの振動が自動的に減衰さ
れ、前記メニスカスを非振動状態にさせておくことを特
徴とする。
本発明は、上記の構成を備えることにより、フィルタ手
段は、制御信号の基本周波数より高い全ての周波数を自
動的に抑圧し、メニスカスの位相に対して反対の位相を
持つ基本周波数のみを通すように作用する。本発明は、
このような作用により、各小滴の放出について、メニス
カスの振動が自動的に減衰され、メニスカスを非振動状
態にさせておくので、ノズルからのインク小滴が外れる
際メニスカスの振動により発生する擾乱がなくかつ圧力
波の反響を自動的に消去するような状態下でインク小滴
の放出がなされるという格別な効果を奏する。
本発明の一実施例を例として、添付図面を参照して以下
説明する。
[実施例] 第1図において、一端でノズル103を備え、他端でイン
ク用容器Sに接続されたチューブ102を含む例えばイン
ク噴射プリントヘッド101に制御回路10が接続されてい
る。周知のように、スリーブ状の圧電変換器104により
チューブ102に加えられる圧縮の結果インクの小滴がノ
ズル103を介して放出される。
前記の圧縮がチューブ102で圧力波を発生させ、一方で
は圧力波が小滴を放出させ、他方導管の不連続点で反射
を発生させる。さらに、前記の放出により自然の周波数
でメニスカスを振動させる。前記擾乱は直径方向ノード
を有する成分と、円形ノードを有する別の成分とからな
る。これはノズルの前方の外面を湿らせ、その結果次の
インク小滴を放出させ、その相対速度を変えるため極め
て深刻な問題となりうる。
制御回路は、例えばメニスカスの共鳴を中和する制御信
号を調整する手段を含む電気システムに2個のレベル変
換器107および108により接続された2個の出力側105お
よび106を有する論理信号発生器Qを含む。特に、レベ
ル変換器107と108とはそれぞれバイアス回路114の中間
ノード110と端部112とに接続されている。直列の2個の
抵抗体115および116により形成されたバイアス回路114
に基準電圧Vrが供給される。ノード110は電圧増幅器と
して使用されるトランジスタ118のベースに接続されて
いる。トランジスタ118のエミッタは可変抵抗体120を介
して接地され、一方そのコレクタは抵抗体124と並列の
キャパシタ123により形成される受働システム122を介し
てDC給電電圧Vaに接続されている。前記システム122は
後述するようにトランジスタ118により増幅される信号
を適当に変調する波機能を果たす。またトランジスタ
118のコレクタも一対のトランジスタ125,126のベースに
接続され、該トランジスタはプッシュプルの形態で給電
電圧Vaと接地との間に接続されている。一対のトランジ
スタ125と126の出力側128は直接圧電変換器104に接続さ
れている。
制御回路の作動原理は、主要波に対して適当に位相がず
れた二次圧力波をチューブ102へ注入し(第1図参
照)、前記主要波に重ねその反射波を除去する信号を発
生させることである。前記の主要波に対する二次波の位
相シフトはチューブ102の特性時間tcの偶数倍である必
要がある。前記の倍数は2を選択することが通常好まし
い。前記時間tcはチューブ102の寸法と、使用されるイ
ンクの性質とに以下の式により関連させる。
tc=2L/C;Lは第1図に示すチューブ102の長さを指示
し、Cはインクの音速である。第1図に示す回路は以下
の要領で作動する。通常、発生器Qは論理レベル「1」
で出力側105を(第2図(b)図);および論理レベル
「0」で出力側106を(第2a図)保持する。レベル変換
器107と108とはそれらの入力側がレベル「0」であると
き出力側を設置させるので、バイアス回路114の端部112
は通常接地され;したがってノード110にはトランジス
タ118をバイアスさせる直流電圧Voが介在する。該直流
電圧は抵抗体115および116の分割効果により発生する。
トランジスタ118は電圧Voを、可変抵抗体120に対して選
定した値により決定される連続した値Vm(第2d図)まで
増幅する。電圧Vmは著しく変化することなくトランジス
タ125,126から変換器104に転送されるので該変換器104
は予め圧縮した、即ち休止状態に保たれる。時間toにお
いて、発生器Qはライン135に供給されるプリント信号
に応答して、T1=t1−t0(第2a図)の間出力106を論理
レベル「1」まで送る。次いで時間t1のとき、時間T2
t2−t1=T1(第2b図)の間出力105をレベル「0」まで
送り;このようにして時間t2のとき、発生器は初期状態
に回復する。前述のように、T1とT2の時間は反射波を有
効に消去するためには4L/Cである必要がある。したがっ
て、ノード110即ちトランジスタ118のベースにおいて、
電圧V10は電圧V0に対して対称形の方形波を形をとりそ
の方形波は第2c図に示すように鋭いエッジを有する。ト
ランジスタ118は電圧V10を抵抗体120に比例する値Vcま
で増幅する。制御信号とも称される増幅された電圧Vcは
第2d図に示す形をとり、第2d図においてはA−B,B−C,C
−Dの部分は、時定数τが抵抗体124の値とキャパシタ1
23の値との積に等しいエクスポネンシャル形態である。
特に、制御回路は第1の負のピークB=Vc1と第2の正
のピークC=Vc2とを有する。システム122はRCフィルタ
のように作動する。周知のように、エクスポネンシャル
タイプの波は高い周波数に向けて相対的に限定されてい
る高調波成分を有し、そのため信号V10の周波数のスペ
クトルの高次高調波、したがって当該システムの対応す
る共鳴高調波を排除する。
次に、電圧Vcはトランジスタ125および126により変換器
104に供給され、このように第2e図において任意の尺度
で示す合成形態の圧力波Fが導管102で発生する。圧力
波Fの第1のエッジF1は容器Sから少量のインクを吸引
するために導管102の圧縮を開放する。時間T1の後波F
の第2の正のエッジF2がインクに対して、ノズル103か
らインクの小滴を放出し(第1図参照)かつ第1のエッ
ジF1の導管102の端部に対する反射を消去するためにエ
ネルギの提供する。時間T2の後、次いで第3の負のエッ
ジF3が第2のエッジF2の反射を完全に消去する。これら
の理由から、制御信号Vc(第2d図参照)は「自動消去
性」と言及される。
前述の段階の後、インクは導管102で休止状態にあり、
別のインク滴を放出するため別の信号Vcを変換器104へ
供給できる。
信号Vcのエクスポネンシャル傾斜部分の時定数(第2d
図)を決定するためのキャパシタ123のキャパシタンス
を変えることにより電圧Vcの形を修正することができ
る。前記のキャパシタンスの変化が信号のピーク対ピー
ク値に影響を与えるものの正と負のピークの間の比を変
えないのでノズルからインクの小滴を分離させる段階で
のインク滴の動きを制御し、かつインクの物理的特性、
特にその粘度に応じて追従小滴の形成を制御する。
1−6ストーク程度の粘度の流体インクを用いれば、約
30ミクロン秒に等しい時定数を採用することによりイン
ク小滴を正しく分離させ、かつ追従小滴の形成を低下さ
せる。粘度が8−16ストーク程度の濃いインクを用いれ
ば、前述のものより低い、限定された場合には零である
τの値を用いることができ、前記の零の値は当該システ
ム122からキャパシタ123を外すことにより達成される。
抵抗体120はトランジスタ118により増幅される信号の振
幅を制御し、その結果インク小滴の放出速度を制御す
る。前記の制御によりインク滴を紙に対して完全に合わ
せるため制御回路の作動モードを個々の放出チューブの
実際の特性に適合させるようにインク小滴の放出速度を
修正することができる。
第3図は周波数に応じて、一定の遅れの後小滴が落下中
にとる理論位置に対するインクの小滴の実際位置の典型
的な偏位を示す曲線を示す。前記の位置偏位は小滴の速
度の偏位に等しい。20℃の温度で得た第3a図から、2KHz
より高い周波数に対してインク小滴の位置の最大偏位は
同じ周波数において50μmを越えないことが判る。第3b
図は50℃で作動する場合の各種周波数において得た偏位
を示す。
第5図は励起波即ちエクスポネンシャルタイプの制御波
Vc(第2d図参照)に応答した導管102(第1図参照)内
の内圧pをオシログラフで読取った値を示す。第5a図に
おいては、共鳴状態を発生させるために制御信号の持続
時間T1およびT2に対して圧力波が発生する。第5図か
ら、圧力pは長期の緩衝時間と共に振動し続けることが
判る。この間主要インク滴に続いて二次的なインク滴を
放出させるので、このためノズルの前外面を容易に湿ら
せる。第5b図においては、接続時間T1とT2とは発生器Q
(第1図参照)により調整され、自動消去状態をつくり
出し、かつ圧力波pは放出波の後迅速に緩衝され、エレ
メント102(第1図)内で迅速に休止状態に戻る。共鳴
のない前記種類の好ましい状態下において、インクの一
滴が放出され、その放出速度は放出繰返し速度に関して
高い値まで概ね一定に保持される。
抵抗体115と116とが第2d図に示す波の正のピークと負の
ピークとの間の値を決定する。即ち、トランジスタ118
により増幅される信号Vcの電圧Vmに対して対称の状態を
制御する。そのような関係が変化してもその他のセッテ
ィングに影響せず、制御信号の最終部分C−D(第2d
図)の傾斜を調整することができ、インク小滴の放出過
程ならびに達成しうる最大放出繰返し速度との双方に悪
影響を与えるメニスカスの振動を減少させる。Vc1/Vc2
の比の値は抵抗体115と116との値を調整することにより
変えることができる。第2d図は一点鎖線及び破線で、2.
5のピークVc1/Vc2の間の比により得られるV′cの第1
の形態および0.43Vc1/Vc2の比により得られる第2の形
態V″cとを示す。
第6図は制御信号のピークの値のVc1/Vc2の比によるイ
ンク滴の放出速度の%表示の変動を示す。第6図から、
本明細書に記載のシステムを用いれば最小値に前記変動
が達するのは約Vc1/Vc2=0.7の時であることが明らかに
判る。
前述したように、平均値に対する制御信号の正のピーク
と負のピークとの間の変動は抵抗体115と116との間の比
によって専ら変動する。これはその他のセッティングに
影響を与えないが制御信号の最終部分C−D(第2d図参
照)の傾斜を調整しメニスカスの振動を低下させること
ができる。前記の調整作用により、導管で発生する圧縮
位相は、放出の初期位相と最終位相の間の圧縮分布が変
る間不変のままとする。メニスカスの本質的な励振はイ
ンク滴の分離により発生し;特に制御位相の始まりの
後、かつ2個のピーク値の間の関係ならびに制御信号の
高調波成分の位相とは独立してインク滴の分離が行われ
る。したがって、メニスカスの共鳴状態での振動位相は
制御信号の高調波成分のいずれの位相に対しても一定で
ある。
その結果、メニスカスの共鳴周波数における制御信号の
高調波成分がインク滴の分離により発生するメニスカス
の振動に対して位相が反対方向であれば、(制御信号に
よるものと、インク滴の分離によるものとの)2種類の
励振は相互に消去し合う。したがって、得られる結果は
滴が分離し、メニスカスを非励振で休止の状態にする。
第7図は2種類の調整状態での制御信号のモジュールと
位相とにおけるスペクトルを示す。
特に、第7a図と第7b図とはピークVc1とVc2との間の異な
った関係を明瞭に示すために2つの異なる電圧V′mと
V″mとに関して異なる尺度で第2d図の制御信号Vc′と
Vc″とをそれぞれ示す。第7d図は制御信号のモジュール
Mo、即ち各種の周波数における信号の高調波成分から発
生する振幅を示す。当該回路に対して最大約4000Hzであ
るモジュールMoの値はメニスカスの共鳴周波数における
ピークVc1/Vc2の間の関係が変動しても一定のままであ
る。
第7c図および第7e図は、信号Vc′とVc″の高調波成分の
位相を示す曲線FA′およびFA″とをそれぞれ示す。前記
の図から、4000Hzの周波数において、Vc′の位相は+18
0度程度であり、一方Vc″の位相は約−180度であること
が判り、それから前述の限度の間でのVc1/Vc2のピーク
の間の関係を変えることにより+180度と−180度との間
の位相を変化させることができる。Vc1/Vc2の比の値を
適当に選択することにより、メニスカスの振動のそれに
対して反対側の制御信号の位相に関する値を得ることが
できる。この調整は、オシロスコープで変動を観察する
ことにより当該システムの設計局面において行うことが
できる。
前述の説明から、メニスカスの振動はインク滴の放出速
度を著しく変動させ、かつノズルの作動を深刻な程度に
不規則にさせるので、反射現象を満足に抑制するために
メニスカスの振動を制御することが重要であることが明
らかである。メニスカスMの励振時Vc1/Vc2の比を調整
することによる効果を、パイロット制御信号のピークの
間でのVc1/Vc2の比の3個の値について第4図に示す。
特に第4a図から第4c図までは小滴Dの分離時のメニスカ
スMの状態を示し、一方第4d図から第4f図までは小滴の
分離後のメニスカスMの状態を示す。
第4a図においては、Vc1/Vc2の比が最大値まで調整され
ている。メニスカスMは小滴Dの分離の瞬間内方にふく
らみ、一方(第4d図参照)メニスカスは小滴の分離後淑
しく振動し追従の小滴も分離する可能性がある。第4b図
においては、Vc1/Vc2の比が適性値調整されている。小
滴の分離の瞬間、メニスカスMは事実上平坦形状であ
り、小滴の分離後(第4e図)振動することはない。第4c
図においては、Vc1/Vc2の比を最小値に調整させること
により、メニスカスは分離の瞬間外方に湾曲し、小滴の
分離後といえどもメニスカスは淑しく振動し(第4f
図)、前記aの場合に介在する問題と概ね等しい問題を
発生させる。Vc1/Vc2の比の調整は抵抗体120および回路
122の調整とは相互作用しないので前記の調整は独立し
て、かついずれの順序においても実施することができ
る。生産上の用件により、抵抗体115,116および124なら
びにキャパシタ123の値は全ての回路に対して設計局面
において固定され、一方可変抵抗体120は各回路におい
て是認された局面において調整される。
本発明の別の実施例によれば、受動システム122を三角
形、即ち一定の傾斜を備えた部分を有する信号Tm(第2f
図参照)を発生させることができ、一方ノード110(第
1図参照)に加えられるパルスが前述のように持続時間
T1=T2=4L/Cを有するようにさせる状態を保つことので
きる周知のタイプの能動回路に代替できる。また、第1
図に示す制御回路を第1図に示すチューブ形態とは異な
る形態のインク噴射プリントヘッドに適用できる。例え
ば、第1図に示すチューブ102が、チャンバの一方の壁
を形成するメンブレンタイプの変換器を備えた、平行六
面体あるいは円筒形のインクチャンバの代替されたヘッ
ドを用いることができる。前述のようなヘッドを用いれ
ば、ノズルとチャンバの後壁との間の距離Lが約5ミリ
より大きい場合反射波が最大限に消去される。第1図に
示す回路はインク小滴の繰返し速度の変動および温度の
変動の双方に関してインク小滴の放出速度を良好に安定
させる。
第1図に示すチューブ102は必ずしも容器Sに直接接続
する必要はなく、チューブ102と容器Sとの間の弾性材
製の接続エレメント、できれば空気の泡その他の異物を
保持する多孔性材のフィルタを含む接続エレメントによ
り行ってもよいことに注目すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御回路の電気線図、 第2図は第1図に示す回路により発生する波形を示す
図、 第3図はインク小滴の実際の位置の偏位を示す線図、 第4図はメニスカスを示す概略図および 第5a図から第7e図まではプリントヘッドの作動に関する
線図である。 図において、 10……制御回路、102……導管 103……ノズル、104……変換器 110……中間点、114……電気システム 115,116……抵抗体、118……トランジスタ 120……抵抗体、122……フィルタ 123……キャパシタ、124……抵抗体 D……小滴、M……メニスカス Q……発生器、S……容器 Va……電圧源、Vc……制御信号 Vm……平均値

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の周波数の高調波成分を有する制御信
    号に応答して、インクを充填した導管(102)のノズル
    (103)において当該インクが小滴の各放出について自
    然共鳴周波数で振動するよう励起されたメニスカスを形
    成し、前記ノズルからインクの小滴を放出するインク噴
    射ヘッド用の制御回路(10)であって、前記制御信号を
    増幅する増幅手段(118,120)と、前記制御信号の形状
    を制御しかつ平均値(Vm)に対して前記制御信号の負の
    ピークの値と正のピークの値とを調整する調整手段(11
    4)とを備える制御回路において、 前記調整手段(114)は、前記増幅手段に接続されたフ
    ィルタ手段(122)であって、前記制御信号の高調波成
    分を制御して、前記メニスカスの振動の位相に対して反
    対の位相で振動させるフィルタ手段(122)を備え、 これにより、各小滴の放出について、前記メニスカスの
    振動が自動的に減衰され、前記メニスカスを非振動状態
    にさせておくことを特徴とする制御回路。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の制御回路にお
    いて、 前記調整手段(114)が第1と第2の直列の抵抗体(11
    5,116)を含み、 前記増幅手段(118,120)が前記抵抗体の間の中間点(1
    10)に接続されることによって前記抵抗体の値の比が半
    波のピーク間の関係を規定することを特徴とする制御回
    路。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の制御回路にお
    いて、 前記平均値(Vm)は、変換器を事前圧縮状態に維持する
    ための正の一定電圧であり、 前記制御信号は正のピークを持つ正の半波が続く負のピ
    ークを持つ負の半波を有することを特徴とする制御回
    路。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項又は第3項に記載の
    制御回路において、 前記増幅手段(118,120)はトランジスタ(118)を有
    し、 前記トランジスタのベースは前記中間点(110)に接続
    され、 前記トランジスタ(118)のエミッタに接続された第3
    の抵抗体(120)を設け、 前記第3の抵抗体(120)は、前記平均値に対して、負
    のピーク値とは異なる正のピーク値を可変的に設定する
    ため前記制御信号のピーク対ピーク値を制御する可変抵
    抗体であることを特徴とする制御回路。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項記載の制御回路にお
    いて、前記フィルタ手段(122)が、前記制御信号(V
    c)の高次高調波を抑圧するため、直流給電電圧源(V
    a)と前記トランジスタ(118)のコレクタとの間で直列
    で接続されていることを特徴とする制御回路。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載の制御回路にお
    いて、前記フィルタ手段(122)は、メニスカスの振動
    の位相と反対の位相を有する前記制御信号の基本周波数
    のみを通すよう選択されたキャパシタ(123)を備える
    ことを特徴とする制御回路。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項又は第5項に記載の
    制御回路において、前記フィルタ手段(122)が、キャ
    パシタ(123)に並列に接続された抵抗体(124)を含む
    ことを特徴とする制御回路。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項又は第5項に記載の
    制御回路において、前記フィルタ手段(122)が、前記
    制御信号(Vc)において一定の傾斜部分を発生させる能
    動電気回路を含むことを特徴とする制御回路。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれ
    か一項に記載の制御回路において、 前記インク用導管(102)が、変換器(104)に囲まれた
    剛性チューブからなり、 前記変換器が、制御信号(Vc)に応答して前記チューブ
    内で圧力波を発生させるため前記チューブの外表面に固
    定されている圧電材料のスリーブからなる ことを特徴とする制御回路。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項乃至第8項のいず
    れか一項に記載の制御回路において、 前記導管(102)がインク用チャンバを有し、 前記チャンバは、平方六面体形状であり、かつノズルを
    設けた壁を有し、 前記チャンバは、前記ノズルと対向する別の壁を形成す
    る平坦な部分を有する変換器を含み、 前記変換器は、前記制御信号(Vc)に応答して前記チャ
    ンバ内で圧力波を発生させるよう動作することを特徴と
    する制御回路。
JP61154950A 1985-07-01 1986-07-01 インク噴射ヘッド用の制御回路 Expired - Lifetime JPH078565B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT67601/85A IT1182478B (it) 1985-07-01 1985-07-01 Circuito di pilotaggio e di cancellazione di onde riflesse per una testina di stampa a getto di inchiostro
IT67601A/85 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6264559A JPS6264559A (ja) 1987-03-23
JPH078565B2 true JPH078565B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=11303774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61154950A Expired - Lifetime JPH078565B2 (ja) 1985-07-01 1986-07-01 インク噴射ヘッド用の制御回路

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4752790A (ja)
EP (1) EP0208484B1 (ja)
JP (1) JPH078565B2 (ja)
BR (1) BR8603041A (ja)
DE (1) DE3684188D1 (ja)
ES (1) ES2000638A6 (ja)
IT (1) IT1182478B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269018A (ja) * 1997-03-25 2009-11-19 Trident Internatl Inc 高性能なインパルスインク噴射方法およびインパルスインク噴射装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2854575B2 (ja) * 1986-06-20 1999-02-03 キヤノン株式会社 インクジエツト記録装置
US4897665A (en) * 1986-10-09 1990-01-30 Canon Kabushiki Kaisha Method of driving an ink jet recording head
US5264865A (en) * 1986-12-17 1993-11-23 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method and apparatus utilizing temperature dependent, pre-discharge, meniscus retraction
JPS63153149A (ja) * 1986-12-17 1988-06-25 Canon Inc インクジエツト記録方法
JPS63153148A (ja) * 1986-12-17 1988-06-25 Canon Inc 液体噴射記録方法
JP3262363B2 (ja) * 1991-04-26 2002-03-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US6149259A (en) * 1991-04-26 2000-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus and method capable of performing high-speed recording
US5436648A (en) * 1991-08-16 1995-07-25 Compaq Computer Corporation Switched digital drive system for an ink jet printhead
US5461403A (en) * 1991-08-16 1995-10-24 Compaq Computer Corporation Droplet volume modulation techniques for ink jet printheads
US5521618A (en) * 1991-08-16 1996-05-28 Compaq Computer Corporation Dual element switched digital drive system for an ink jet printhead
US5444467A (en) * 1993-05-10 1995-08-22 Compaq Computer Corporation Differential drive system for an ink jet printhead
US5426455A (en) * 1993-05-10 1995-06-20 Compaq Computer Corporation Three element switched digital drive system for an ink jet printhead
US5557304A (en) * 1993-05-10 1996-09-17 Compaq Computer Corporation Spot size modulatable ink jet printhead
US6123405A (en) * 1994-03-16 2000-09-26 Xaar Technology Limited Method of operating a multi-channel printhead using negative and positive pressure wave reflection coefficient and a driving circuit therefor
DE69511470T2 (de) 1994-06-15 1999-12-16 Compaq Computer Corp Verfahren und Druckkopf zur Erzeugung von Gradiententondarstellungen
DE69534271T2 (de) * 1994-07-11 2006-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba, Kawasaki Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
JPH0952360A (ja) * 1995-04-21 1997-02-25 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6217159B1 (en) 1995-04-21 2001-04-17 Seiko Epson Corporation Ink jet printing device
US6276774B1 (en) 1998-01-24 2001-08-21 Eastman Kodak Company Imaging apparatus capable of inhibiting inadvertent ejection of a satellite ink droplet therefrom and method of assembling same
US6186610B1 (en) 1998-09-21 2001-02-13 Eastman Kodak Company Imaging apparatus capable of suppressing inadvertent ejection of a satellite ink droplet therefrom and method of assembling same
JP3920596B2 (ja) * 2001-06-25 2007-05-30 東芝テック株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US9283750B2 (en) 2005-05-20 2016-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Constant current mode firing circuit for thermal inkjet-printing nozzle
US8393702B2 (en) * 2009-12-10 2013-03-12 Fujifilm Corporation Separation of drive pulses for fluid ejector

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528893A (en) * 1978-08-11 1980-02-29 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Method of and apparatus for controlling ink beam recording mechanism

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4393384A (en) * 1981-06-05 1983-07-12 System Industries Inc. Ink printhead droplet ejecting technique
JPS58202579A (ja) * 1982-03-31 1983-11-25 ハネウエル・インコ−ポレ−テツド 半導体装置およびその製造方法
DE3223636A1 (de) * 1982-06-24 1983-12-29 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Ansteuerschaltung fuer piezowandler in tintenmosaikschreibeinrichtungen
IT1155548B (it) * 1982-07-16 1987-01-28 Olivetti & Co Spa Sistema di pilotaggio di un elemento scrivente a getto selettivo d inchiostro

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528893A (en) * 1978-08-11 1980-02-29 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Method of and apparatus for controlling ink beam recording mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269018A (ja) * 1997-03-25 2009-11-19 Trident Internatl Inc 高性能なインパルスインク噴射方法およびインパルスインク噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
IT8567601A0 (it) 1985-07-01
DE3684188D1 (de) 1992-04-16
EP0208484B1 (en) 1992-03-11
EP0208484A2 (en) 1987-01-14
US4752790A (en) 1988-06-21
IT1182478B (it) 1987-10-05
BR8603041A (pt) 1987-03-17
ES2000638A6 (es) 1988-03-16
JPS6264559A (ja) 1987-03-23
EP0208484A3 (en) 1988-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH078565B2 (ja) インク噴射ヘッド用の制御回路
CA1206996A (en) Ultrasonic liquid ejecting apparatus
US4743924A (en) Control circuit for an ink jet printing element and a method of dimensioning and manufacture relating thereto
JP3427923B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動方法及びインクジェット記録装置
JP2854575B2 (ja) インクジエツト記録装置
EP0099683B1 (en) Control system for ink jet printing element
JPS592617B2 (ja) インク噴射装置
US4625221A (en) Apparatus for ejecting droplets of ink
JP2001328259A (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動方法及びインクジェット記録装置
JPS5843029B2 (ja) インク粒子の荷電量検出装置
US20100141698A1 (en) Liquid discharging apparatus and liquid discharging method
JPH06171080A (ja) インクジェット記録装置
JP3484940B2 (ja) インクジェット式記録装置及びその駆動信号調整方法
JP3234073B2 (ja) インクジェットヘッド
JPH04339660A (ja) 液体噴射記録ヘッドの駆動方法
JPH03293144A (ja) 液体噴射記録装置
JPS608074A (ja) インクジエツト式プリンタ用ノズル
JPH11115171A (ja) インクジェット式記録装置
JPS5831763A (ja) インクジエツトヘツド
JP3329354B2 (ja) インクジェット式記録ヘッドの駆動回路及び駆動方法
JPH01299048A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2002001956A (ja) インクジェットヘッド
JPS59218866A (ja) 記録装置
JPH1120162A (ja) インクジェット記録装置
JPH11235817A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term