JPH0785048A - 文書校正方法および文書校正装置 - Google Patents

文書校正方法および文書校正装置

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JPH0785048A
JPH0785048A JP5225649A JP22564993A JPH0785048A JP H0785048 A JPH0785048 A JP H0785048A JP 5225649 A JP5225649 A JP 5225649A JP 22564993 A JP22564993 A JP 22564993A JP H0785048 A JPH0785048 A JP H0785048A
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JP5225649A
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Hiroko Kida
裕子 木田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 抽出された1つの文型にならって、文の読点
の付け方の不統一を防止する。処理プロセッサ1は、文
書ファイル2から文を1つずつ取り出し、形態素解析用
辞書3を用いて形態素解析表21を作成し,句解析規則
集4を用いて句解析表22を作成する。次に、句解析表
22を用いて、校正対象文を固定部と可変部に選り分け
て文型を抽出し、その文型を検索のキーとして、文書フ
ァイル2から校正対象文を取り出し、それら校正対象文
の読点位置の種類、それらの頻度等を読点比較表23に
格納する。校正対象文の読点の付け方が不統一であれ
ば、その旨のメッセージを表示する。また、最も頻度の
高い読点の付け方に統一する。 【効果】 読点の付け方に不統一があることをユーザが
明確に認識できる。読点の付け方を自動的に統一するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書校正方法および文
書校正装置に関し、更に詳しくは、文書を構成する複数
の文における読点の付け方の不統一を防ぐのに有用な文
書校正方法および文書校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書中の読点の数が多過ぎるとき
に執筆者に警告を与える文書校正支援技術が公知であ
る。また、文の句構造木の頂点にあたる箇所に自動的に
読点を付ける文書校正支援技術が公知である。
【0003】なお、読点の付け方に関する文書校正支援
技術ではないが、常用漢字・同音異義・同訓異字・学術
用語・新聞用語などをおさめた校正用辞書と例文集とを
参照して文書中の誤り箇所や不統一箇所を検出し、ユー
ザの校正作業を促す機能を持ったワードプロセッサ(例
えば、(株)日立製作所製のWord Pal TH900)が市販さ
れている。また、特開平3−184162号公報には、
校正用辞書を使わずに,文書情報のみに基づいて表記の
誤りや不統一揺れを検出する技術が開示されている。ま
た、特開平3−184162号公報には、字種の変わり
目に着目して,漢字+送り仮名を一つの単位とした部分
文字列を原表記として記憶し,原表記から漢字以外の文
字を削除して縮退形を取り出し,縮退形が同一で原表記
が異なる対を抽出する日本語文書校正支援装置が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文を読みやすくし,異
なる文解釈の可能性を低くするには、読点の付け方を統
一するのが好ましい。誤った解釈の余地を可及的に小さ
くするべき技術文書や法律文書などでは、特にこれが望
まれる。ところが、技術文書や法律文書などの執筆者
は、内容に非常に気を遣うため、表現に対する気遣いが
おろそかになり、しばしば読点の付け方が不統一な文書
を作成してしまう。また、技術文書や法律文書などは、
複数の執筆者が分担して執筆したものを1つにまとめて
作成されることが多いため、しばしば読点の付け方が不
統一な文書になってしまう。
【0005】しかし、上記従来の文書校正支援技術は、
読点の付け過ぎを防止したり,読点の付け忘れを防止す
るのには有用であるが、読点の付け方の不統一を防止す
るのには有用でない問題点がある。そこで、本発明の目
的は、文書中の読点の付け方の不統一を防ぐのに有用な
文書校正方法および文書校正装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、文書を構成する自然言語で記述された複数の文の1
つから文型を抽出し、その文型を検索キーとして前記文
書から同じ文型の文を校正対象文として取り出し、それ
ら校正対象文の読点の付け方が統一されているか否かを
判定し、判定結果を表示することを特徴とする文書校正
方法を提供する。第2の観点では、本発明は、文書を構
成する自然言語で記述された複数の文の1つから文型を
抽出し、その文型を検索キーとして前記文書から同じ文
型の文を校正対象文として取り出し、それら校正対象文
の読点の付け方を統一することを特徴とする文書校正方
法を提供する。
【0007】第3の観点では、本発明は、文書を構成す
る自然言語で記述された複数の文の1つから読点を間に
挟む語句を抽出し、その語句を検索キーとして前記文書
から前記語句を含む文を校正対象文として取り出し、そ
れら校正対象文の読点の付け方が統一されているか否か
を判定し、その判定結果を表示することを特徴とする文
書校正方法を提供する。第4の観点では、本発明は、文
書を構成する自然言語で記述された複数の文の1つから
読点を間に挟む語句を抽出し、その語句を検索キーとし
て前記文書から前記語句を含む文を校正対象文として取
り出し、それら校正対象文の読点の付け方を統一するこ
とを特徴とする文書校正方法を提供する。
【0008】第5の観点では、本発明は、文書を構成す
る自然言語で記述された複数の文に対応する文字列を抽
出し、その文字列を検索キーとして前記文書から同じ文
字列を含む文を校正対象文として取り出し、それら校正
対象文の読点の付け方が統一されているか否かを判定
し、判定結果を表示することを特徴とする文書校正方法
を提供する。第6の観点では、本発明は、文書を構成す
る自然言語で記述された複数の文に対応する文字列を抽
出し、その文字列を検索のキーとして前記文書から同じ
文字列を含む文を校正対象文として取り出して、それら
校正対象文の読点の付け方を統一することを特徴とする
文書校正方法を提供する。
【0009】第7の観点では、本発明は、上記第1から
第6の観点の文書校正方法において、校正対象文を表示
し、それらの中でユーザにより指定された校正対象文の
みについて読点の付け方を統一することを特徴とする文
書校正方法を提供する。第8の観点では、本発明は、上
記第1から第7の観点の文書校正方法において校正対象
文の中で最も頻度の高い読点の付け方に統一することを
特徴とする文書校正方法を提供する。
【0010】第9の観点では、本発明は、自然言語で記
述された複数の文からなる文書を校正する文書校正装置
において、前記文書を格納する文書ファイルと、その文
書ファイルから1つの文型を抽出する文型抽出手段と、
その文型を検索キーとして前記文書ファイルから同じ文
型の文を校正対象文として取り出す校正対象文取出手段
と、それら校正対象文の読点の付け方が統一されている
か否かを判定する読点付け方判定手段と、判定結果を表
示する判定結果表示手段とを具備したことを特徴とする
文書校正装置を提供する。第10の観点では、本発明
は、自然言語で記述された複数の文からなる文書を校正
する文書校正装置において、前記文書を格納する文書フ
ァイルと、その文書ファイルの文の1つから文型を抽出
する文型抽出手段と、その文型を検索キーとして前記文
書ファイルから同じ文型の文を校正対象文として取り出
す校正対象文取出手段と、それら校正対象文の読点の付
け方を統一する読点付け方統一手段とを具備したことを
特徴とする文書校正装置を提供する。
【0011】第11の観点では、本発明は、自然言語で
記述された複数の文からなる文書を校正する文書校正装
置において、前記文書を格納する文書ファイルと、その
文書ファイルの文の1つから読点を間に挟む語句を抽出
する語句抽出手段と、その語句を検索キーとして前記文
書ファイルから前記語句を含む文を校正対象文として取
り出す校正対象文取出手段と、それら校正対象文の読点
の付け方が統一されているか否かを判定する読点付け方
判定手段と、判定結果を表示する判定結果表示手段とを
具備したことを特徴とする文書校正装置を提供する。第
12の観点では、本発明は、自然言語で記述された複数
の文からなる文書を校正する文書校正装置において、前
記文書を格納する文書ファイルと、その文書ファイルの
文の1つから読点を間に挟む語句を抽出する語句抽出手
段と、その語句を検索キーとして前記文書ファイルから
前記語句を含む文を校正対象文として取り出す校正対象
文取出手段と、それら校正対象文の読点の付け方を統一
する読点付け方統一手段とを具備したことを特徴とする
文書校正装置を提供する。
【0012】第13の観点では、本発明は、自然言語で
記述された複数の文からなる文書を校正する文書校正装
置において、前記文書を格納する文書ファイルと、その
文書ファイルから1つの文に対応する文字列を抽出する
文字列抽出手段と、その文字列を検索キーとして前記文
書ファイルから同じ文字列を含む文を校正対象文として
取り出す校正対象文取出手段と、それら校正対象文の読
点の付け方が統一されているか否かを判定する読点付け
方判定手段と、判定結果を表示する判定結果表示手段と
を具備したことを特徴とする文書校正装置を提供する。
第14の観点では、本発明は、自然言語で記述された複
数の文からなる文書を校正する文書校正装置において、
前記文書を格納する文書ファイルと、その文書ファイル
から1つの文に対応する文字列を抽出する文字列抽出手
段と、その文字列を検索キーとして前記文書ファイルか
ら同じ文字列を含む文を校正対象文として取り出す校正
対象文取出手段と、それら校正対象文の読点の付け方を
統一する読点付け方統一手段とを具備したことを特徴と
する文書校正装置を提供する。
【0013】
【作用】上記第1の観点および第9の観点による本発明
の文書校正方法および文書校正装置では、1つの文の文
型を抽出し、その文型に当てはまる文を文書から校正対
象文として取り出し、それら校正対象文の読点の付け方
が統一されているか否かを判定し、判定結果を表示す
る。従って、文型が同じ文において読点の付け方が統一
されているか否かをユーザが明確に認識でき、不統一を
防止できる。
【0014】上記第2の観点および第10の観点による
本発明の文書校正方法および文書校正装置では、1つの
文の文型を抽出し、その文型に当てはまる文を文書から
校正対象文として取り出し、それら校正対象文の読点の
付け方を統一する。従って、文型が同じ文における読点
の付け方を自動的に統一でき、不統一を防止できる。
【0015】上記第3の観点および第11の観点による
本発明の文書校正方法および文書校正装置では、1つの
文から読点を間に挟む語句を抽出し、その語句を含む文
を文書から校正対象文として取り出し、それら校正対象
文の読点の付け方が統一されているか否かを判定し、判
定結果を表示する。従って、同じ語句を含む文において
読点の付け方が統一されているか否かをユーザが明確に
認識でき、不統一を防止できる。
【0016】上記第4の観点および第12の観点による
本発明の文書校正方法および文書校正装置では、1つの
文から読点を間に挟む語句を抽出し、その語句を含む文
を文書から校正対象文として取り出し、それら校正対象
文の読点の付け方を統一する。従って、同じ語句を含む
文における読点の付け方を自動的に統一でき、不統一を
防止できる。
【0017】上記第5の観点および第13の観点による
本発明の文書校正方法および文書校正装置では、1つの
文に対応する文字列を抽出し、その文字列を含む文を文
書から校正対象文として取り出し、それら校正対象文の
読点の付け方が統一されているか否かを判定し、判定結
果を表示する。従って、同じ文字列を含む文において読
点の付け方が統一されているか否かをユーザが明確に認
識でき、不統一を防止できる。
【0018】上記第6の観点および第14の観点による
本発明の文書校正方法および文書校正装置では、1つの
文に対応する文字列を抽出し、その文字列を含む文を文
書から校正対象文として取り出し、それら校正対象文に
おける読点の付け方を統一する。従って、同じ文字列を
含む文における読点の付け方を自動的に統一でき、不統
一を防止できる。
【0019】上記第7の観点による本発明の文書校正方
法では、表示した校正対象文の中からユーザが指定した
校正対象文のみについて読点の付け方を統一する。従っ
て、真に必要な校正対象文のみについて読点の付け方を
自動的に統一できる。
【0020】上記第8の観点による本発明の文書校正方
法では、校正対象文の中で最も頻度の高い読点の付け方
に合わせるように、読点の付け方を統一する。従って、
ユーザが最も望んでいると推定される読点の付け方に統
一することが出来る。
【0021】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0022】−第1実施例− 図1は、本発明の第1実施例の文書校正装置のブロック
図である。この文書校正装置101は、処理プロセッサ
1と,文書ファイル2と,形態素解析用辞書3と,句解
析規則集4と,表示装置6と,入力装置7と,文書校正
用メモリ20とを具備して構成されている。
【0023】処理プロセッサ1は、文書校正に必要な処
理を行なう。文書ファイル2は、自然言語で記述された
複数の文から構成される文書を蓄積する。形態素解析用
辞書3は、文を形態素解析するための辞書である。
【0024】句解析規則集4は、句構造を解析するため
の規則集である。図2に例示するように、句解析規則集
4は、上位カテゴリ領域と,第1下位カテゴリ領域と,
第2下位カテゴリ領域とからなる。上位カテゴリ領域に
は、第1下位カテゴリ領域に格納されたカテゴリ(品
詞,連語,句などの文法範疇)と,第2下位カテゴリ領
域に格納されたカテゴリとを組み合せた句の名称を格納
する。
【0025】図1に戻り、文書校正用メモリ20は、形
態素解析表21と,句解析表22と,読点比較表23
と,文書校正プログラム24とを具備している。形態素
解析表21は、文を形態素解析した結果を格納する。図
5を参照して後述する。句解析表22は、句構造を解析
した結果を格納する。読点比較表23は、後述する校正
対象文ごとに、読点の付け方やその頻度を格納する。文
書校正プログラム24は、文書校正を行なうプログラム
である。
【0026】図3は、この文書校正装置101による文
書校正処理のフローチャートである。なお、説明の都合
上、文書ファイル2には、ユーザが入力装置7を用いて
入力した文書が格納されているものとする。ステップ2
001では、処理プロセッサ1は、文書中に未処理の文
があるか否か判定する。未処理の文があればステップ2
002に進み、未処理の文がなければ文書校正処理を終
了する。ステップ2002では、文書ファイル2から文
を1つだけ読み込む。
【0027】ステップ2003では、文から文型を抽出
する文型抽出処理を行なう。図4に、文型抽出処理のフ
ローチャートを示す。ステップ20301では、形態素
解析用辞書3を用いて文を形態素解析し、その結果を形
態素解析表21に格納する。図5に例示するように、形
態素解析表21は、文の形態素対応の文字列を格納する
形態素文字列領域と,その形態素文字列に対応したカテ
ゴリ(品詞,連語,句などの文法範疇)を格納するカテ
ゴリ領域とからなる。図5の例は、文の具体例「入力さ
れたコマンドをエラーとして、無効とする」に対する形
態素解析の結果である。
【0028】図4に戻り、ステップ20302では、句
構造を解析して句解析表を作成する句解析表作成処理を
行なう。図6に、句解析表作成処理のフローチャートを
示す。なお、文の単語数をnとしたとき、n行n列の三
角行列の形態の配列A(i,j)(i,j=1,2,…
n)で表される句解析表22を予め作成しておくものと
する。図7に、予め作成しておく句解析表22(単語数
n=11)を例示する。また、図8に、句解析表作成処
理により作成した句解析表22を例示する。図6に戻
り、ステップ203201では、句解析表22の配列A
(1,1)〜A(1,11)に、形態素解析表21(図
5)のカテゴリを順にコピーする。これにより、図8の
句解析表22の最下行が埋められる。ステップ2032
02では、行指定用変数iに初期値「2」を代入する。
ステップ203203では、列指定用変数jに初期値
「1」を代入する。ステップ203204では、カウン
タ用変数kに初期値「1」を代入する。
【0029】ステップ203205では、句解析表22
の配列A(k,j)に格納されているカテゴリは、句解
析規則集4(図2)の第1下位カテゴリ領域の中にある
か否か判定する。第1下位カテゴリ領域の中にあればス
テップ203206に進み、第1下位カテゴリ領域の中
になければステップ203208に進む。
【0030】ステップ203206では、句解析表22
の配列A(i−k,j+k)に格納されているカテゴリ
が、句解析表22の配列A(k,j)に格納されている
カテゴリと一致する第1下位カテゴリに対応する第2下
位カテゴリに一致するか否か判定する。一致すればステ
ップステップ203207に進み、一致しなければステ
ップ203208に進む。
【0031】ステップ203207では、上記の第1下
位カテゴリおよび第2下位カテゴリに対応する上位カテ
ゴリを、句解析表22の配列A(i,j)に格納する。
ステップ203208では、カウンタ用変数kの値を
「1」だけインクリメントする。ステップ203209
では、カウンタ用変数kと行指定用変数iの値を比較す
る。k≧iならばステップ203210に進み、k<i
ならば前記ステップ203205に戻る。ステップ20
3210では、列指定用変数jを「1」だけインクリメ
ントする。ステップ203211では、j>n−i+1
ならばステップ203212に進み、j≦n−i+1な
らば前記ステップ203204に戻る。ステップ203
212では、行指定用変数iを「1」だけインクリメン
トする。ステップ203213では、i>n+1ならば
句解析表作成処理を終了し、i≦n+1ならば前記ステ
ップ203203に戻る。
【0032】以上のステップ203204〜ステップ2
03211を具体例で説明すると、(i,j,K)=
(2,1,1)のとき、ステップ203205で、句解
析表22の配列A(1,1)に格納されているカテゴリ
「DX」は、句解析規則集4(図2)の第1下位カテゴ
リ領域の中にあるので、ステップ203206に進む。
ステップ203206で、句解析表22の配列A(2−
1,1+1)に格納されているカテゴリ「DS」が、句
解析表22の配列A(1,1)に格納されているカテゴ
リ「DX」と一致する第1下位カテゴリに対応する第2
下位カテゴリ「DS」に一致するので、ステップ203
207に進む。ステップ3207で、上記の第1下位カ
テゴリ「DX」および第2下位カテゴリ「DS」に対応
する上位カテゴリ「DXK」を、句解析表22の配列A
(2,1)に格納する。ステップ3208で、(i,
j,K)=(2,1,1+1)となる。ステップ203
209で、2≧2なので、ステップ203210に進
む。ステップ203210で、(i,j,K)=(2,
1+1,2)となる。ステップ203211で、2≧1
1−2+1ではないので、ステップ203204に戻
る。ステップ203204で、(i,j,K)=(2,
2,1)となる。ステップ203205で、句解析表2
2の配列A(1,2)に格納されているカテゴリ「D
S」は、句解析規則集4(図2)の第1下位カテゴリ領
域の中にないので、ステップ203208に進む。ステ
ップ203207がスキップされるので、句解析表22
の配列A(2,2)は空になる。ステップ3208で、
(i,j,K)=(2,2,1+1)となる。ステップ
203209で、2≧2なので、ステップ203210
に進む。ステップ203210で、(i,j,K)=
(2,2+1,2)となる。ステップ203211で、
3≧11−2+1ではないので、ステップ203204
に戻る。以下、同様に処理が進み、図8の句解析表22
が得られる。
【0033】図4に戻り、ステップ20303では、文
を固定部と可変部に選り分ける固定部・可変部選り分け
処理を行なう。図9は、固定部・可変部選り分け処理の
フローチャートである。ステップ203301では、図
10に示すように、文の単語総数nだけの配列flg_on
[m](m=1,2,…n)を作成する。この時点で
は、配列flg_on[m]には、すべて初期値として「0」
が格納されている。ステップ203302では、行指定
用変数iに単語総数nを代入し、行指定用変数iを初期
化する。ステップ203303では、列指定用変数jに
初期値「1」を代入する。
【0034】ステップ203304では、句解析表22
(図8)の配列A(i,j)に、名詞類(名詞または名
詞句)のカテゴリが格納されているか否か判定する。名
詞類のカテゴリが格納されていればステップ20330
5に進み、格納されていなければステップ203307
に進む。
【0035】ステップ203305では、形態素解析表
21(図5)のj番目およびその下のi−1個分のエン
トリ(従って、形態素解析表21のj番目からj+i−
1番目までのエントリ)に格納された形態素文字列中に
読点があるか否か判定する。読点があればステップ20
3307に進み、読点がなければステップ203306
に進む。
【0036】ステップ203306では、配列flg_on
[j]とその右のi−1個分の配列(従って、配列flg_
on[j]〜配列flg_on[j+i−1])にフラグ「1」
を立てる。
【0037】ステップ203307では、列指定用変数
jを「1」だけインクリメントする。ステップ2033
08では、列指定用変数j>n−i+1ならばステップ
203309に進み、j≦n−i+1ならば前記ステッ
プ203304に戻る。
【0038】ステップ203309では、行指定用変数
iを1だけデクリメントする。ステップ203310で
は、行指定用変数i<1ならば文型抽出処理を終了し、
i≧1ならばステップ203303に戻る。
【0039】以上のステップ203303〜ステップ2
03310を具体例で説明すると、(i,j)=(1
1,1)のとき、ステップ203304で、句解析表2
2の配列A(11,1)には動詞句のカテゴリ「DX
K」が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)で
ないので、ステップ203307に進む。ステップ20
337で、(i,j)=(11,1+1)となる。ステ
ップ203308で、2>11−11+1だから、ステ
ップ203309に進む。ステップ203309で、
(i,j)=(11−1,2)となる。ステップ203
310で、10<1でないから、ステップ203303
に戻る。ステップ203303で、(i,j)=(1
0,1)となる。ステップ203304で、句解析表2
2の配列A(10,1)に連用修飾句のカテゴリ「RY
S」が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)で
ないので、ステップ203307に進む。ステップ20
337で、(i,j)=(10,1+1)となる。ステ
ップ203308で、2>11−10+1でないから、
ステップ203304に戻る。(i,j)=(10,
2)のとき、ステップ203304で、句解析表22の
配列A(10,2)にはカテゴリが格納されていないの
で、ステップ203307に進む。ステップ20337
で、(i,j)=(11,1+1)となる。ステップ2
03308で、2>11−11+1だから、ステップ2
03309に進む。ステップ203309で、(i,
j)=(11−1,2)となる。ステップ203310
で、10<1でないから、ステップ203303に戻
る。
【0040】以下、同様の処理を繰り返して(i,j)
=(4,1)のとき、ステップ203304で、句解析
表22の配列A(4,1)には名詞句のカテゴリ「MF
K」が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)で
あるから、ステップ203305に進む。ステップ20
3305で、形態素解析表21の1番目およびその下の
4−1個分のエントリ(従って、形態素解析表21の1
番目から4番目までのエントリ)に読点がないので、ス
テップ203306に進む。ステップ203306で、
配列flg_on[1]およびその右の4−1個分の配列(従
って、配列flg_on[1]〜配列flg_on[4])にフラグ
「1」を立てる。
【0041】以下、同様の処理を繰り返して(i,j)
=(1,4)のとき、ステップ203304で、句解析
表22の配列A(1,4)には名詞のカテゴリ「MF」
が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)である
から、ステップ203305に進む。ステップ2033
05で、形態素解析表21の4番目およびその下の1−
1個分のエントリ(従って、形態素解析表21の4番目
のエントリのみ)に読点がないので、ステップ2033
06に進む。ステップ203306で、配列flg_on
[4]およびその右の1−1個分の配列(従って、配列
flg_on[4]のみ)にフラグ「1」を立てる。
【0042】以下、同様の処理を繰り返して(i,j)
=(1,6)のとき、ステップ203304で、句解析
表22の配列A(1,6)には名詞のカテゴリ「MF」
が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)である
から、ステップ203305に進む。ステップ2033
05で、形態素解析表21の6番目およびその下の1−
1個分のエントリ(従って、形態素解析表21の6番目
のエントリのみ)に読点がないので、ステップ2033
06に進む。ステップ203306で、配列flg_on
[6]およびその右の1−1個分の配列(従って、配列
flg_on[6]のみ)にフラグ「1」を立てる。
【0043】以下、同様の処理を繰り返して(i,j)
=(1,9)のとき、ステップ203304で、句解析
表22の配列A(1,9)には名詞のカテゴリ「MF」
が格納されており,名詞類(名詞または名詞句)である
から、ステップ203305に進む。ステップ2033
05で、形態素解析表21の9番目およびその下の1−
1個分のエントリ(従って、形態素解析表21の9番目
のエントリのみ)に読点がないので、ステップ2033
06に進む。ステップ203306で、配列flg_on
[9]およびその右の1−1個分の配列(従って、配列
flg_on[9]のみ)にフラグ「1」を立てる。以下、同
様に処理が進み、図11に示すように、名詞類すなわち
文の可変部に当たる形態素に対応した配列にフラグ
「1」が立ち、名詞類でない文の固定部に当たる形態素
に対応した配列にフラグ「0」が立った配列flg_on
[m]が得られる。
【0044】図4に戻り、ステップ20304では、処
理プロセッサ1は、配列flg_on[m](図11)と形態
素解析表21(図5)とを参照して、検索キーとなる文
型を生成する検索用文型生成処理を行なう。図12に、
検索用文型生成処理のフローチャートを示す。ステップ
203401では、処理プロセッサ1は、配列指定用変
数mに初期値「1」を代入する。ステップ203401
aでは、検索用文型配列指定用変数pに初期値「1」を
代入する。ステップ203402では、配列flg_on
[m]=1であるか否か判定する。配列flg_on[m]=
1であればステップ203402aに進み、配列flg_on
[m]=0であればステップ203404に進む。
【0045】ステップ203402aでは、検索用文型
配列strng_srch[p](図13参照)の最後尾が変数
「X」か否か判定する。変数「X」ならステップ203
405aに進み、変数「X」でなければステップ203
403に進む。ステップ203403では、検索用文型
配列strng_srch[p]に変数「X」を格納する。ステッ
プ203404では、形態素解析表21(図5)のm番
目のエントリの形態素文字列を、検索用文型配列strng_
srch[p]に読み込む。
【0046】ステップ203405では、検索用文字型
配列指定用変数pの値を「1」だけインクリメントす
る。ステップ203405aでは、配列指定用変数mの
値を「1」だけインクリメントする。ステップ2034
06では、配列指定用変数mと単語総数nの値を比較す
る。m>nならば検索用文字列格納処理を終了し、m≦
nならば前記ステップ203402に戻る。
【0047】以上のステップ203402〜ステップ2
03406を具体例で説明すると、(m,p)=(1,
1)のとき、ステップ203402で、配列flg_on
[1]=1であるから、ステップ203402aに進
む。ステップ203402aで、検索用文型配列strng_
srch[p]には未だ何も格納されていないから、ステッ
プ203403に進む。ステップ203403で、検索
用文型配列strng_srch[1]に変数「X」を格納する
(図13参照)。ステップ203405で、(m,p)
=(1,1+1)となる。ステップ203405aで、
(m,p)=(1+1,2)となる。ステップ2034
06で、2≦11なので前記ステップ203402に戻
る。(m,p)=(2,2)のとき、ステップ2034
02で、配列flg_on[2]=1であるから、ステップ2
03402aに進む。ステップ203402aで、検索
用文型配列の最後尾の配列strng_srch[1]には変数
「X」が格納されているから、ステップ203405a
に進む。ステップ203405aで、(m,p)=(2
+1,2)となる。ステップ203406で、3≦11
なので前記ステップ203402に戻る。
【0048】以下、同様の処理を繰り返して(m,p)
=(5,2)のとき、ステップ203402で、配列fl
g_on[5]=0であるから、ステップ203404に進
む。ステップ203404で、形態素解析表21(図
5)の5番目のエントリの形態素文字列「を」を、検索
用文型配列strng_srch[2]に読み込む(図13参
照)。以下、同様に処理が進み、図13に示すように、
文「入力されたコマンドをエラーとして無効とする」に
対して、検索用文型「XをXとしてXとする」が検索用
文型配列strng_srch[p]に生成される。
【0049】図3に戻り、ステップ2004では、検索
用文型配列strng_srch[p]の文型を検索キーとして、
文書ファイル2から同一文型の文を校正対象文として取
り出し、それら校正対象文の読点の付け方や頻度を調
べ、読点比較表を作成する読点比較表作成処理を行な
う。
【0050】図14に、読点比較表23を例示する。こ
の読点比較表23は、検索キー文型領域231と,校正
対象文文字列領域232と,読点位置種類数領域233
と,読点位置領域234と,頻度領域235と,マーカ
領域236とからなる。前記検索キー文型領域231に
は、検索キーとした文型を登録する。校正対象文文字列
領域232には、検索キーにより取り出した校正対象文
(同一文を含む)の読点を削除して文字列を格納する。
読点位置種類数領域233には、校正対象文の読点位置
の種類の総数を格納する。読点位置領域234には、校
正対象文における読点の直前の形態素文字列と読点記号
「*」とを格納する。例えば、「として*」は、読点の
直前に形態素文字列「として」があることを表す。ま
た、「−」は、当該校正対象文に読点がないことを表
す。頻度領域235には、当該文字列および読点位置の
校正対象文の出現頻度を格納する。マーカ領域236に
は、統一する手本となる読点位置として、当該校正対象
文の読点位置が選択されたことを示すマーカを格納す
る。
【0051】図15に、読点比較表作成処理のフローチ
ャートを示す。ステップ20401では、検索用文型配
列strng_srch[p]で表される文型が、読点比較表23
(図14)の検索キー文型領域231に登録されている
か否か判定する。登録されていれば、当該検索キー用文
型に対する処理は既に完了しているので、読点比較表作
成処理を終了する。未登録であれば、ステップ2040
2に進む。
【0052】ステップ20402では、当該検索キー用
文型を、読点比較表23の検索キー文型領域231に格
納する。ステップ20403では、読点位置種類数領域
233に初期値として「0」を格納する。
【0053】ステップ20404では、読点比較表23
の検索キー文型領域231に格納した文型と,文書ファ
イル2から取り出した1つの文の文型とを比較する。そ
して、両者の文型が一致すればステップ20406に進
み、文型が不一致ならばステップ20409に進む。
【0054】ステップ20406では、取り出した1つ
の文を校正対象文とし、その校正対象文の文字列および
読点位置が、読点比較表23の同じ文型の中に既に登録
されているか否か判定する。既登録であればステップ2
0407に進み、未登録ならばステップ20408に進
む。
【0055】ステップ20407では、前記既登録の文
字列および読点位置に対応する頻度領域235の値を
「1」だけ増やす。
【0056】ステップ20408では、読点比較表23
の同じ文型の中に、校正対象文文字列領域232と,読
点位置領域234と,頻度領域235と,マーカ領域2
36とを追加し、前記校正対象文の文字列と,読点位置
と,頻度「1」とを格納する。ステップ20408aで
は、前記格納した読点位置が、読点比較表23の同じ文
型の中に既に登録されているか否か判定する。既登録で
あればステップ20409に進み、未登録ならばステッ
プ20408bに進む。ステップ20408bでは、読
点比較表23の当該文型の読点位置種類数領域233の
値を「1」だけ増やす。
【0057】ステップ20409では、上記ステップ2
0404〜ステップ20408bの処理を、文書ファイ
ル2の文のすべてに対して行ったか否か判定する。すべ
ての文に対して行なっていれば読点比較表作成処理を終
了し、未処理の文が残っていれば前記ステップ2040
4に戻る。
【0058】図3に戻り、ステップ2005では、処理
プロセッサ1は、読点比較表23(図14)の当該検索
キー用文型に対応する読点位置種類数領域233の値を
参照し、読点の付け方が統一されているか否か判定す
る。読点位置種類数領域233の値が「1」ならば、読
点の付け方が統一されているので、前記ステップ200
1に戻る。読点位置種類数領域233の値が「2」以上
ならば、読点の付け方が不統一なので、ステップ200
6に進む。
【0059】ステップ2006では、図16に示すよう
に、検索キー用文型の基になった文および読点の付け方
が不統一である旨のメッセージを表示装置6に画面表示
し、全ての校正対象文の読点の付け方を統一してよいか
否かをユーザに問い合わせる。ステップ2007では、
全ての校正対象文の読点の付け方の統一をユーザが許可
したか否か判定する。ユーザが許可しなければステップ
2008に進み、ユーザが許可したらステップ2009
に進む。
【0060】ステップ2008では、図17に示すよう
に、読点比較表23を参照して校正対象文を復元し表示
装置6に画面表示し、また、各校正対象文の頻度を表示
装置6に画面表示する。そして、ユーザの指示を待つ。
画面表示した校正対象文の中からユーザが1以上の校正
対象文を指示したら、ステップ2009aに進む。
【0061】ステップ2009では、全ての校正対象文
の読点の付け方を統一する。例えば、全ての校正対象文
の読点位置領域234の内容と頻度を調べ(校正対象文
文字列領域232の内容が異なっても、読点位置領域2
34の内容が同じものは頻度を加算する)、最多頻度の
ものに読点の付け方を統一する。すなわち、最多頻度の
読点位置領域234の内容を、全ての校正対象文の読点
位置領域234の内容としてコピーする。なお、図17
と同様の画面表示で、ユーザに一つの校正対象文を指示
させ、その校正対象文の読点の付け方に、全ての校正対
象文の読点の付け方を統一してもよい。
【0062】ステップ2009aでは、ユーザが指示し
た校正対象文のみについて読点の付け方を統一する。例
えば、全ての校正対象文の読点位置領域234の内容と
頻度を調べ(校正対象文文字列領域232の内容が異な
っても、読点位置領域234の内容が同じものは頻度を
加算する)、最多頻度のものに読点の付け方を統一す
る。なお、ユーザが指示した校正対象文のみについて読
点位置領域234の内容と頻度を調べ、そのうちで最多
頻度のものに読点の付け方を統一してもよい。また、ユ
ーザに一つの校正対象文を指示させ、その校正対象文の
読点の付け方に、全ての校正対象文の読点の付け方を統
一してもよい。
【0063】上記第1実施例によれば、画面表示により
読点の付け方の不統一をユーザが明確に認識できるの
で、読点の付け方を統一するように校正することで、不
統一を防止できる。また、自動的に読点の付け方を統一
することも出来る。
【0064】−第2実施例− 図18は、本発明の第2実施例の文書校正装置を示すブ
ロック図である。この文書校正装置201は、句構造解
析を行なわずに,読点を間に挟む文字列を検索キーとし
て、校正対象文を取り出すものであり、上記第1実施例
の文書校正装置101から句解析規則集4と,句解析表
22とを省略した構成になっている。
【0065】図19は、この文書校正装置201による
文書校正処理のフローチャートである。なお、説明の都
合上、文書ファイル2には、ユーザが入力装置7を用い
て入力した複数の文からなる文書が予め格納されている
ものとする。ステップ15001では、処理プロセッサ
1は、未処理の文があるか否か判定する。未処理の文が
あればステップ15002に進み、すべての文に対して
文書校正処理を完了していれば処理を終了する。ステッ
プ15002では、文書ファイル2から文を1つだけ読
み込む。ステップ15003では、読み込んだ文を形態
素解析用辞書4を用いて形態素解析し、図5を用いて先
に説明した形態素解析表21を作成する。ステップ15
004では、形態素解析表21を参照して、読み込んだ
校正対象文の中に読点があるか否か判定する。読点があ
ればステップ15005に進み、読点がなければ前記ス
テップ15001に戻る。
【0066】ステップ15005では、形態素解析表2
1を参照して、読点を挾んだ前後の形態素文字列を抽出
し、検索用語句配列strng_srchに格納する。例えば、文
「入力されたコマンドをエラーとして、無効とする」に
対しては、読点を挾んだ前後の形態素文字列「として」
および「無効」を、図20に示すように、検索用語句配
列strng_srchに格納する。
【0067】ステップ15006では、検索用語句配列
strng_srchに格納した語句を検索キーとして文書ファイ
ル2を検索し、前記語句を含む文および読点を挟んで前
記語句の2つの形態素文字列を含む文を校正対象文とし
て取り出す。そして、それら校正対象文の読点の付け方
や頻度などを読点比較表23’に格納する。図21に、
読点比較表23’を例示する。各領域の内容は、図14
を用いて先に説明した読点比較表とほぼ同じであるが、
読点比較表23の検索キー文型領域231に検索キー用
文型を格納する代りに、読点比較表23’の検索キー語
句領域231’に検索キー用語句を格納するところが異
なっている。
【0068】ステップ15007では、処理プロセッサ
1は、読点比較表23’(図21)を参照して、全ての
校正対象文の読点の付け方が統一されているか否か判定
する。読点の付け方が統一されていれば前記ステップ1
5001に戻り、読点の付け方が不統一ならばステップ
15008に進む。
【0069】ステップ15008では、校正対象文の読
点の付け方が不統一で旨のメッセージを表示装置6に画
面表示し(図16相当)、全ての校正対象文の読点の付
け方を統一してよいかユーザに問い合せる。ステップ1
5009では、全ての校正対象文の読点の付け方を統一
してよいとユーザが許可したか否か判定する。ユーザが
許可しなければステップ15010に進み、ユーザが許
可したらステップ15011に進む。
【0070】ステップ15010では、読点比較表2
3’を参照して、校正対象文を表示装置6に画面表示し
て(図17相当)、ユーザの指示を待つ。そして、ユー
ザが1以上の校正対象文を指示したら、ステップ150
11aに進む。
【0071】ステップ15011では、全ての校正対象
文の読点の付け方を統一する。ステップ15011aで
は、ユーザが指示した校正対象文のみについて読点の付
け方を統一する。ステップ15012では、読み込んだ
文中に他に読点があるか否かを判定する。他に読点があ
れば前記ステップ15005に戻り、他に読点がなけれ
ば前記ステップ15001に戻る。
【0072】上記第2実施例によれば、句解析処理が不
要なので、構成が簡単になり、第1実施例よりもローコ
ストに実現することが出来る。
【0073】−その他の実施例− 上記第1実施例および第2実施例では、文型や語句を検
索キーとしたが、一つの文中のキーワードとなる文字列
を検索キーとして用いてもよい。また、同一文だけにつ
いて読点の付け方の不統一を防止するのならば、一つの
文の文字列すべてを検索キーとして用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明の文書校正方法および文書校正装
置によれば、校正対象文を可変部と可変部に選り分けて
文型を抽出し、その文型を検索キーとして、文書ファイ
ルから類似文を取り出し、類似文の読点の付け方が統一
されていなければ、最も頻度の高い読点の付け方に自動
的または半自動的に統一するので、読点の付け方をユー
ザがいちいち校正する必要がなくなる。また、読点を間
に挟む形態素文字列を検索キーとして用れば、文型を抽
出しなくてよくなり、ローコストに実現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の文書校正装置のブロック
図である。
【図2】句解析規則集の例示図である。
【図3】文書校正処理のフローチャートである。
【図4】文型抽出処理のフローチャートである。
【図5】形態素解析表の例示図である。
【図6】句解析表作成処理のフローチャートである。
【図7】句解析表の例示図である。
【図8】句解析表の別の例示図である。
【図9】固定部・可変部選り分け処理のフローチャート
である。
【図10】配列flg_onの例示図である。
【図11】配列flg_onの別の例示図である。
【図12】検索用文型生成処理のフローチャートであ
る。
【図13】検索用文型配列strng_srchの例示図である。
【図14】読点比較表の例示図である。
【図15】読点比較表作成処理のフローチャートであ
る。
【図16】表示画面の例示図である。
【図17】表示画面の別の例示図である。
【図18】本発明の第2実施例の文書校正装置のブロッ
ク図である。
【図19】文書校正処理の別のフローチャートである。
【図20】検索用語句配列strng_srchの別の例示図であ
る。
【図21】読点比較表の別の例示図である。
【符号の説明】
101,201 文書校正装置 1 処理プロセッサ 2 文書ファイル 3 形態素解析用辞書 4 句解析規則集 6 表示装置 7 入力装置 20 文書校正用メモリ 21 形態素解析表 22 句解析表 23,23’ 読点比較表 24,24’ 文書校正プログラム

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文の1つから文型を抽出し、その文型を検索キーと
    して前記文書から同じ文型の文を校正対象文として取り
    出し、それら校正対象文の読点の付け方が統一されてい
    るか否かを判定し、判定結果を表示することを特徴とす
    る文書校正方法。
  2. 【請求項2】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文の1つから文型を抽出し、その文型を検索キーと
    して前記文書から同じ文型の文を校正対象文として取り
    出し、それら校正対象文の読点の付け方を統一すること
    を特徴とする文書校正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の文書校
    正方法において、形態素解析のための形態素解析用辞書
    と,句解析のための句解析規則集とを有し、前記形態素
    解析用辞書を用いて文を形態素解析し、前記句解析規則
    集を用いて前記形態素解析の結果を句解析し、その句解
    析の結果に基づいて前記文を固定部と可変部とに選り分
    けて、文型を抽出することを特徴とする文書校正方法。
  4. 【請求項4】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文の1つから読点を間に挟む語句を抽出し、その語
    句を検索キーとして前記文書から前記語句を含む文を校
    正対象文として取り出し、それら校正対象文の読点の付
    け方が統一されているか否かを判定し、その判定結果を
    表示することを特徴とする文書校正方法。
  5. 【請求項5】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文の1つから読点を間に挟む語句を抽出し、その語
    句を検索キーとして前記文書から前記語句を含む文を校
    正対象文として取り出し、それら校正対象文の読点の付
    け方を統一することを特徴とする文書校正方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5のいずれかに記
    載の文書校正方法において、形態素解析のための形態素
    解析用辞書を有し、その形態素解析用辞書を用いて文の
    1つを形態素解析し、その形態素解析の結果を利用して
    前記文に読点があるか否か判定し、読点があれば読点を
    間に挾む2つの形態素に対応する文字列を取り出して、
    前記語句を抽出することを特徴とする文書校正方法。
  7. 【請求項7】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文に対応する文字列を抽出し、その文字列を検索キ
    ーとして前記文書から同じ文字列を含む文を校正対象文
    として取り出し、それら校正対象文の読点の付け方が統
    一されているか否かを判定し、判定結果を表示すること
    を特徴とする文書校正方法。
  8. 【請求項8】 文書を構成する自然言語で記述された複
    数の文に対応する文字列を抽出し、その文字列を検索の
    キーとして前記文書から同じ文字列を含む文を校正対象
    文として取り出して、それら校正対象文の読点の付け方
    を統一することを特徴とする文書校正方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の文書校正方法において、校正対象文を表示し、それら
    の中でユーザにより指定された校正対象文のみについて
    読点の付け方を統一することを特徴とする文書校正方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の文書校正方法において、校正対象文の中で最も頻度
    の高い読点の付け方に統一することを特徴とする文書校
    正方法。
  11. 【請求項11】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルから1つの文
    型を抽出する文型抽出手段と、その文型を検索キーとし
    て前記文書ファイルから同じ文型の文を校正対象文とし
    て取り出す校正対象文取出手段と、それら校正対象文の
    読点の付け方が統一されているか否かを判定する読点付
    け方判定手段と、判定結果を表示する判定結果表示手段
    とを具備したことを特徴とする文書校正装置。
  12. 【請求項12】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルの文の1つか
    ら文型を抽出する文型抽出手段と、その文型を検索キー
    として前記文書ファイルから同じ文型の文を校正対象文
    として取り出す校正対象文取出手段と、それら校正対象
    文の読点の付け方を統一する読点付け方統一手段とを具
    備したことを特徴とする文書校正装置。
  13. 【請求項13】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルの文の1つか
    ら読点を間に挟む語句を抽出する語句抽出手段と、その
    語句を検索キーとして前記文書ファイルから前記語句を
    含む文を校正対象文として取り出す校正対象文取出手段
    と、それら校正対象文の読点の付け方が統一されている
    か否かを判定する読点付け方判定手段と、判定結果を表
    示する判定結果表示手段とを具備したことを特徴とする
    文書校正装置。
  14. 【請求項14】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルの文の1つか
    ら読点を間に挟む語句を抽出する語句抽出手段と、その
    語句を検索キーとして前記文書ファイルから前記語句を
    含む文を校正対象文として取り出す校正対象文取出手段
    と、それら校正対象文の読点の付け方を統一する読点付
    け方統一手段とを具備したことを特徴とする文書校正装
    置。
  15. 【請求項15】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルから1つの文
    に対応する文字列を抽出する文字列抽出手段と、その文
    字列を検索キーとして前記文書ファイルから同じ文字列
    を含む文を校正対象文として取り出す校正対象文取出手
    段と、それら校正対象文の読点の付け方が統一されてい
    るか否かを判定する読点付け方判定手段と、判定結果を
    表示する判定結果表示手段とを具備したことを特徴とす
    る文書校正装置。
  16. 【請求項16】 自然言語で記述された複数の文からな
    る文書を校正する文書校正装置において、前記文書を格
    納する文書ファイルと、その文書ファイルから1つの文
    に対応する文字列を抽出する文字列抽出手段と、その文
    字列を検索キーとして前記文書ファイルから同じ文字列
    を含む文を校正対象文として取り出す校正対象文取出手
    段と、それら校正対象文の読点の付け方を統一する読点
    付け方統一手段とを具備したことを特徴とする文書校正
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108538292A (zh) * 2018-04-26 2018-09-14 科大讯飞股份有限公司 一种语音识别方法、装置、设备及可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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