JP3794369B2 - 情報表示装置および情報表示処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子辞書など、任意の見出し語についての説明情報を表示するための情報表示装置および情報表示処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、所望の見出し語を入力すると、当該見出し語と一致する見出し語と共に類似の見出し語が一覧表示され、この一覧表示された複数の見出し語の中から所望の見出し語を選択すると、選択された見出し語に対応する説明内容の表示画面に切り替わり、所望の見出し語に適切に対応した説明内容を知ることのできる電子辞書が実用されている。
【0003】
また、一連の複数単語からなる見出し語を入力して、該複数単語を見出しとする説明内容を検索表示する電子辞書、成句検索専用の辞書データベースを有し、複数単語として入力された見出し語を成句辞書から検索しその説明内容を表示する電子辞書も実用されている。
【0004】
また、単語を検索する際、一つの単語に対する成句のような関連情報の中に単語の変化形があっても原形に直して表示する電子辞書が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−161650号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、成句の検索においては、専用の辞書データベースを有する専用辞書にて検索するか、通常の辞書データベースにて単語単位で検索してその説明内容を表示させ、この説明内容に含まれる用例から成句の説明の確認を行っている。
【0007】
しかしながら、成句について前記専用辞書にて検索した場合、「単語+前置詞など」で特別の意味を有する成句は検索可能であるが、当該「単語+前置詞など」が通常の単語の意味の用法である場合には、成句辞書に収録されていないことが多い。よって、初学者にとっては、一連の複数単語からなる見出し語について、どのような辞書で検索すれば良いのか非常に分かり辛い問題がある。
【0008】
例えば初学者が、成句専用辞書において「単語+前置詞」と思って検索しても、実際は「単語+不定詞」である場合もあり、この場合には正しい意味にたどり着けない問題がある。
【0009】
さらに、成句専用辞書にて検索した場合、当該成句において中心となる単語との関係で成句になると、どのように意味が変化するのか分かり辛い問題がある。
【0010】
このように、何れの電子辞書にあっても、複数単語で構成される言葉を容易に検索し、適切な説明内容を知るのは困難な問題がある。
【0011】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、一連の複数の単語からなる見出し語に対応する適切な説明内容を容易且つ簡単に検索することが可能になる情報表示装置および情報表示処理プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る情報表示装置では、見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報を記憶する情報記憶手段を有し、検索文字入力手段により検索文字が入力されると、この入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞がキー単語としてキー単語選択手段により選択され、このキー単語選択により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語が検索される。そして、この見出し語検索により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力により入力された一連の複数の単語が含まれるか説明情報判断手段により判断され、これにより前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報は検索情報表示手段によりその見出し語と共に表示される。
【0013】
これによれば、一連の複数単語からなる成句や準成句、動詞+前置詞などの検索において、一致する見出し語の無い単語辞書をベースとしても、容易にその説明内容を有する見出し語と説明情報を検索表示できることになる。
そればかりでなく、一連の複数単語からなる検索対象文字列から動詞または形容詞または名詞の順で主要な単語を抽出して見出し語検索でき、複数単語の検索対象文字を含みやすい説明情報を有する見出し語を検索表示できることになる。
【0014】
本発明の請求項2に係る情報表示装置では、前記請求項1に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報の各見出し語と当該各見出し語の説明情報の一部とが対応付けされて表示される。
【0015】
これによれば、検索対象文字列である一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報を有する各見出し語を、見出し語毎にその説明情報の先頭などの一部と対応付けて見易く表示できることになる。
【0020】
本発明の請求項3に係る情報表示装置では、前記請求項1または請求項2に係る情報表示装置にあって、さらに、説明情報判断手段により一連の複数の単語が含まれると判断される説明情報がない場合は、キー単語選択により選択されたキー単語の他の単語が次のキー単語として選択される。
【0021】
これによれば、一連の複数単語からなる検索対象文字列からはじめに選択されたキー単語にて検索された見出し語の説明情報に該検索対象文字列が無くても、他の単語をキー単語として見出し語検索し、検索対象文字列の有る説明情報を見出すことができることになる。
【0022】
本発明の請求項4に係る情報表示装置では、前記請求項1に係る情報表示装置にあって、さらに、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語の全体について、情報記憶手段により記憶された見出し語を検索する全体見出し語検索手段が備えられ、検索情報の表示に際しては、説明情報判断手段により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報がその見出し語と共に表示されるのと共に、全体見出し語検索手段により検索された一連の複数の単語からなる見出し語もその説明情報と共に表示される。
【0023】
これによれば、一連の複数単語からなる検索対象文字列そのものによる見出し語検索も行い、例えば単語辞書,成句辞書の各辞書データをベースにして、成句や準成句、動詞+前置詞などの検索文字列の説明内容を有する見出し語と説明情報を確実且つ容易に検索表示できることになる。
【0024】
本発明の請求項5に係る情報表示装置では、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項に係る情報表示装置にあって、説明情報の判断に際しては、見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「〜」のデータを、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断される。
【0025】
これによれば、説明情報内で見出し語を「〜」データに替えて用例などの説明がある辞書データをベースとしても、一連の複数単語からなる検索文字列の説明情報を確実且つ容易に検索できることになる。
【0026】
本発明の請求項6に係る情報表示装置では、前記請求項5に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報について、当該説明情報に含まれる「〜」のデータが検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えられ、その見出し語と共に表示される。
【0027】
これによれば、検索された見出し語の説明情報中に「〜」データを用いて含まれる検索対象文字列との一致部分を、当該検索対象文字列そのままに置き換えてより見易く表示できることになる。
【0028】
本発明の請求項7に係る情報表示装置では、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項に係る情報表示装置にあって、説明情報の判断に際しては、見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「V」の品詞記号データを、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断される。
【0029】
これによれば、説明情報内で見出し語を「V」の品詞記号データに替えて用例などの説明がある辞書データをベースとしても、一連の複数単語からなる検索文字列の説明情報を確実且つ容易に検索できることになる。
【0030】
本発明の請求項8に係る情報表示装置では、前記請求項7に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報について、当該説明情報に含まれる「V」の品詞記号データが検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えられ、その見出し語と共に表示される。
【0031】
これによれば、検索された見出し語の説明情報中に「V」の品詞記号データを用いて含まれる検索対象文字列との一致部分を、当該検索対象文字列そのままに置き換えてより見易く表示できることになる。
【0032】
本発明の請求項9に係る情報表示装置では、前記請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の情報表示装置にあって、さらに、検索情報の表示により表示された複数の見出し語の何れかが見出し語選択手段により選択されると、この見出し語選択された見出し語についての説明情報の内容の全体が見出し語選択説明情報表示制御手段により表示されると共に、この見出し語選択の説明情報表示により表示された説明情報の内容について、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語が含まれる部分が検索文字部分判断手段により判断され、この検索文字部分の判断により判断された前記表示された説明情報の内容について一連の複数の単語が含まれる部分が、検索文字区別表示制御手段により他の部分と表示形態を異ならせて表示される。
【0033】
これによれば、検索された見出し語を指定してその説明情報の内容全体を表示させた場合に、一連の複数単語からなる検索文字列の説明部分を区別して見易く表示できることになる。
【0034】
本発明の請求項10に係る情報表示装置では、前記請求項1乃至請求項9の何れか1項に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報がその見出し語と共に用例マークまたは成句マークが対応付けされて表示される。
【0035】
これによれば、検索された見出し語とその説明情報との対応表示画面上で、複数単語からなる検索対象文字列が用例または成句として説明された部分を容易に見出すことができることになる。
【0036】
本発明の請求項11に係る情報表示処理プログラムでは、当該プログラムを情報表示装置にインストールすることで、この情報表示装置のコンピュータにおいて、見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報が情報記憶手段により記憶され、検索文字入力手段により検索文字が入力されると、この入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞がキー単語としてキー単語選択手段により選択され、このキー単語選択により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語が検索される。そして、この見出し語検索により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力により入力された一連の複数の単語が含まれるか説明情報判断手段により判断され、これにより前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報は検索情報表示手段によりその見出し語と共に表示される。
【0037】
これによれば、一連の複数単語からなる成句や準成句、動詞+前置詞などの検索において、一致する見出し語の無い単語辞書をベースとしても、容易にその説明内容を有する見出し語と説明情報を検索表示できることになる。
そればかりでなく、一連の複数単語からなる検索対象文字列から動詞または形容詞または名詞の順で主要な単語を抽出して見出し語検索でき、複数単語の検索対象文字を含みやすい説明情報を有する見出し語を検索表示できることになる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0039】
図1は、本発明の情報表示装置の実施形態に係る通信機能付き電子辞典(通信電子辞典)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0040】
通信電子辞典10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0041】
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された電子辞典制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記録媒体13から記憶装置14に読み込まれた電子辞典制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ20(この場合はプログラムサーバ)から通信部15を介して前記メモリ12に読み込まれた電子辞典制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された電子辞典制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ20…との通信信号に応じて起動される。
【0042】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、通信部15、入力部16が接続される他に、LCDからなる表示部17などが接続される。
【0043】
この通信電子辞典10のメモリ12は、ROM、FLASHメモリ(EEP-ROM)、RAMを組み合わせて構成される。
【0044】
このメモリ12には、当該通信電子辞典10の全体の動作を司るシステムプログラムや通信部15を介してインターネットN上の各Webサーバ20…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、この通信電子辞典10での辞典検索に伴う情報表示処理などを行うための電子辞典制御プログラム12aが記憶される。
【0045】
また、このメモリ12には、見出語テーブル12b、説明情報テーブル12c、辞書内容データメモリ12d、入力検索語メモリ12e、検索見出語一覧メモリ12f、該当有りテーブル12g、指定見出語メモリ12h、指定説明項目メモリ12i、そしてワークエリア12jが備えられる。
【0046】
図2は前記通信電子辞書10の見出語テーブル12bに格納されたテーブルデータを示す図である。
【0047】
この見出語テーブル12bには、辞書内容データメモリ12dに記憶された各種辞書の内容に応じて、その見出しNo、見出語、記憶アドレス、説明内容の先頭データ(所定文字数)が対応付けられて記憶される。なお、この各見出し語に対応する説明内容の所定文字数分の先頭データは、その説明内容の意味が分かる範囲の文字数あるいは表示部18に対する一覧表示(図9(C)参照:検索見出し語一覧画面G2)において画面内に収まる範囲の文字数に設定される。
【0048】
図3は前記通信電子辞書10の説明情報テーブル12cに格納されたテーブルデータを示す図である。
【0049】
この説明情報テーブル12cには、辞書内容データメモリ12dに記憶された各種辞書における見出し語毎の複数の説明項目(説明情報)の先頭データ(所定文字数)が、該当見出しNo、説明No、記憶アドレスに対応付けられて記憶される。なお、この各説明項目に対応する説明内容の所定文字数分の先頭データは、その説明内容の意味が分かる範囲の文字数あるいは表示部18に対する一覧表示(図9(B)参照:検索見出し語一覧画面G2)において画面内に収まる範囲の文字数に設定される。
【0050】
辞書内容データメモリ12dには、前記電子辞典制御プログラム12aに従った辞典検索の対象データベースとなる広辞苑,技術用語辞典,カタカナ辞典,百科辞典,英和辞典(成句辞典を含む),和英辞典,国語辞典など、各種の辞典の内容が収録される。
【0051】
入力検索語メモリ12eには、辞典検索(情報表示処理)に伴い入力された1つの単語あるいは一連の複数の単語からなる検索対象の見出し語が検索文字として記憶される。
【0052】
検索見出語一覧メモリ12fには、前記入力検索語メモリ12eに記憶された検索文字に従い、前記辞書内容データメモリ12dから検索された該検索文字と一致および該検索文字を含む全ての見出し語が、検索された見出し語一覧データとして記憶される。
【0053】
図4は前記通信電子辞書10の該当有りテーブル12gに格納されたテーブルデータを示す図である。
【0054】
この該当有りテーブル12gには、辞典検索に伴う情報表示処理の成句用法検索において、前記入力検索語メモリ12eに記憶された検索文字(検索対象見出語)が一連の複数の単語を含む場合に、その主要な見出し単語(キー単語)について検索された見出し語に対応する複数の説明内容中で、「〜」のデータや「S,V,O」のうち「V」のデータを当該見出し単語と置き換えて前記一連の複数単語を含む検索文字と一致した場合に、その見出しNoと説明内容のNoに該当有りを示すフラグ、およびこれが「用例」としての説明であることを示す(用)マークまたは「成句」としての説明であることを示す(句)マークが対応付けされて記憶される。なお、(用)マークは、前記一連の複数単語の見出し語と一致する文字列が説明内容の途中以降にあった場合、そして(句)マークは、前記複数単語の見出し語と一致する文字列が説明内容の先頭にあった場合に、前記該当有りフラグと共に対応付けされる。
【0055】
つまり、この該当有りテーブル12gによれば、一連の複数の単語からなる検索文字と一致する「成句」あるいはその「用例」の説明内容があった場合に、その見出し語のNoと説明内容のNoが示されることになる。
【0056】
指定見出語メモリ12hには、前記検索見出語一覧メモリ12fに記憶された入力検索文字に対応する見出し語一覧中で、ユーザ指定された見出し語のNoが記憶される。
【0057】
指定説明項目メモリ12iには、前記見出し語一覧に従いユーザ指定された見出し語に対応する複数の説明内容中で、さらにユーザ指定された説明内容(項目)のNoが記憶される。
【0058】
ワークエリア12jには、この通信電子辞書10による各種の処理動作に伴い、CPU11に入出力される種々のデータが必要に応じて一時記憶される。
【0059】
次に、前記構成による情報表示装置(通信電子辞典)10の動作について説明する。
【0060】
図5は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理(その1)を示すフローチャートである。
【0061】
図6は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理(その2)を示すフローチャートである。
【0062】
図7は前記通信電子辞書10での情報表示処理に伴うキー単語選択処理を示すフローチャートである。
【0063】
図8は前記通信電子辞書10での情報表示処理に伴う説明データ中の複数単語検索処理を示すフローチャートである。
【0064】
図9は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い1つの単語からなる検索文字を入力した場合の操作表示状態を示す図である。
【0065】
図10は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第1具体例の操作表示状態(その1)を示す図である。
【0066】
図11は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第1具体例の操作表示状態(その2)を示す図である。
【0067】
図12は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第2具体例の操作表示状態(その1)を示す図である。
【0068】
図13は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第2具体例の操作表示状態(その2)を示す図である。
【0069】
図14は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第3具体例の操作表示状態を示す図である。
【0070】
図15は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第4具体例の操作表示状態を示す図である。
【0071】
図16は前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第5具体例の操作表示状態を示す図である。
【0072】
例えば図9(A)に示すように、入力部16の「英和」キー16aの操作に応じて英和辞典の検索モードが設定され、表示部17に対して検索語入力画面G1が表示された状態で、例えば検索文字「kind」が入力され、図9(B)に示すように、「訳/決定」キー16bが操作されると、この入力された検索語「kind」のデータが入力検索語メモリ12eに記憶される(ステップS1)。
【0073】
すると、この入力検索語メモリ12eに記憶された入力検索語「kind」が一連の複数の単語を含むか否か判断される(ステップS2)。
【0074】
ここで、入力検索語「kind」は一連の複数の単語を含まないと判断されるので、通常の辞書検索処理に移行し、当該入力検索語「kind」と一致する見出し語31a,31b,…および該検索語「kind」を含む見出し語31c,31d,…が辞書内容データ(ベース)12dから検索されて検索見出し語一覧メモリ12fに記憶され、図9(B)および図9(C)に示すように、表示部17に表示された検索見出し語一覧画面G2の左エリアに一覧表示される。
【0075】
この際、前記検索見出し語一覧画面G2の右エリアには、左エリアに一覧表示された各見出し語31a,31b,…に対応付けられて見出し語テーブル12b(図2参照)に記憶されている各々の見出し語31a,31b,…の説明内容の先頭データ32a,32b,…が一覧表示される。
【0076】
すると、図9(B)に示すように、前記検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示された各見出し語31a,31b,…のうち、先頭の見出し語「kind1」がデフォルトで指定されて反転識別表示34とされ、これに対応して当該指定の見出し語「kind1」の各説明内容(項目)の先頭データ33a,33b,…が説明情報テーブル12c(図3参照)から読み出され、前記各見出し語31a,31b,…毎の説明先頭データ32a,32b,…に重ねて一覧表示される。この際、反転識別表示34とされた指定の見出し語「kind1」とその各説明内容の先頭データ33a,33b,…は、吹き出し形式の囲み枠35に囲まれてその対応付けが明確に表示される。
【0077】
そして、図9(C)に示すように、カーソルキー16cの操作により反転識別表示34とされる指定の見出し語31が変更されると、その変更指定の都度、新たに指定された見出し語31に対応する各説明項目の先頭データ33a,33b,…が読み出され、前記同様に囲み枠35に囲まれて表示される。
【0078】
一方、例えば図10(A)に示すように、表示部17に対して検索語入力画面G1が表示された状態で、例えば検索文字「kind to」が入力され、図10(B)に示すように、「訳/決定」キー16bが操作されると(ステップS1)、この入力検索語「kind to」は一連の複数の単語を含むと判断されるので(ステップS2)、図7におけるキー単語選択処理に移行される(ステップSA)。
【0079】
このキー単語選択処理(ステップSA)では、一連の複数の単語からなる入力検索語中に動詞が有るか否か(ステップA1)、動詞が無い場合には形容詞が有るか否か(ステップA1→A3)、さらに形容詞も無い場合には名詞があるか否か判断される(ステップA3→A5)。
【0080】
入力検索語中に動詞が有ると判断された場合には、この動詞が検索処理すべき主要なキー単語に設定され(ステップA1→A2)、動詞が無く形容詞が有ると判断された場合には、この形容詞がキー単語に設定され(ステップA3→A4)、さらに形容詞も無く名詞が有ると判断された場合には、この名詞が入力検索語中に複数有るか否か判断される(ステップA5→A6)。
【0081】
ここで、入力検索語中に名詞が複数有ると判断された場合には、当該複数の名詞のうち長い方の単語がキー単語に設定され、また、同じ長さの場合は先頭の単語がキー単語に設定される(ステップA6→A7)。
【0082】
なお、入力検索語中に名詞が複数無いと判断された場合には、当該名詞がキー単語に設定される(ステップA8)。
【0083】
一方、前記一連の複数の単語からなる入力検索語中に動詞も形容詞も名詞も無いと判断された場合には、そのうち先頭の単語が検索処理すべき主要なキー単語に設定される(ステップA9)。
【0084】
すなわち、図10に示すように入力された一連の複数の単語からなる検索語「kind to」からは、「kind」が主要なキー単語に設定される。
【0085】
こうして、一連の複数の単語からなる入力検索語について、検索処理すべき主要なキー単語が設定されると(ステップSA)、このキー単語「kind」について、辞書内容データメモリ12dに記憶されている英和単語辞書データ中の各見出し語から該キー単語と完全に一致する見出し語「kind1」「kind2」…が検索されて検索見出し語一覧メモリ12fに記憶され(ステップS3)、この検索された見出し語毎に各対応する説明内容のデータが読み出される(ステップS4)。
【0086】
すると、図8における説明データ中の複数単語検索処理に移行される(ステップSB)。
【0087】
この説明データ中の複数単語検索処理(ステップSB)では、まず前記検索見出し語一覧メモリ12fに記憶された複数の見出し語「kind1」「kind2」…の中から最初の見出し語「kind1」が指定されると共に(ステップB1)、この指定の見出し語に対応した説明内容の中から最初の説明項目が指定される(ステップB2)。
【0088】
すると、この指定された説明項目の内容データがワークエリア12jに読み出され(ステップB3)、この説明項目の内容データに「〜」のデータが含まれているか否か判断される(ステップB4)。
【0089】
ここで、前記指定された説明項目の内容データに「〜」のデータが含まれていると判断された場合には、当該「〜」のデータが前記指定の見出し語の単語「kind」に置換される(ステップB4→B5)。
【0090】
また、前記指定の見出し語が動詞であるか否か判断され(ステップB6)、動詞であると判断された場合には、前記指定された説明項目の内容データに「SV」の記号データが含まれているか否か判断される(ステップB6→B7)。
【0091】
ここで、前記指定された説明項目の内容データに「SV」の記号データが含まれていると判断された場合には、当該「SV」の記号データが[S+指定の見出し語「kind」]に置換される(ステップB7→B8)。
【0092】
こうして、前記指定の見出し語の、指定された説明項目の内容データについて、「〜」のデータがある場合には該「〜」のデータが指定の見出し語「kind」に置換され、また「SV」の記号データがある場合には該「SV」のデータが[S+指定の見出し語「kind」]に置換されると、この説明内容中のデータ置換に応じた一連の複数単語からなる文字列が、前記入力検索語メモリ12eに記憶された一連の複数の単語からなる検索対象の文字列「kind to」と一致または含む文字列であるか否か判断される(ステップB9)。
【0093】
ここで、例えば指定された説明項目の内容データにおける「〜」のデータを指定の見出し単語「kind」に置き換えた場合の一連の複数単語からなる文字列が「kind to…」となり、前記検索対象文字列「kind to」と一致または含む文字列であると判断された場合には、当該説明内容の先頭部分にその検索対象文字列「kind to」が含まれているのか否か判断される(ステップB9→B10)。
【0094】
そして、指定された説明項目の内容データに検索対象文字列と一致または含む文字列が有ると判断され、これが当該説明内容の先頭部分に含まれていると判断された場合には、該当有りテーブル12g(図4参照)に対して、この見出し語のNoと説明項目のNoとに対応付けて、検索文字列の該当有りを示すマーク(フラグ)が「成句」としての説明であることを示す「句」マークと共にセットされる(ステップB10→B11)。
【0095】
または、指定された説明項目の内容データに検索対象文字列と一致または含む文字列が有ると判断され、これが当該説明内容の先頭部分ではなく途中に含まれていると判断された場合には、該当有りテーブル12g(図4参照)に対して、この見出し語のNoと説明項目のNoとに対応付けて、検索文字列の該当有りを示すマーク(フラグ)が「用例」としての説明であることを示す「用」マークと共にセットされる(ステップB10→B12)。
【0096】
そして、前記ステップB9において「No」、つまり、指定中の説明項目の内容データにおける「〜」データを指定の見出し単語に置き換えたり、「SV」の記号データを[S+指定見出語]に置き換えたりした場合でも、これからなる一連の複数単語の文字列が、前記一連の複数単語からなる検索対象文字列と一致せず、また含む文字列でもないと判断された場合、またはステップB11あるいはB12において検索文字列の該当有りを示すマーク(フラグ)が「句」マークあるいは「用」マークと共にセットされると、前記指定の見出し語「kind1」に対応した説明内容の中で次の説明項目が有るか否か判断される(ステップB13)。
【0097】
そして、次の説明項目有りと判断された場合には、当該次の説明項目が指定されて(ステップB13→B14)、前記ステップB3からの処理に戻り、この次の説明項目の内容データについても、「〜」データがある場合の指定の見出し単語との置換処理、「SV」記号データがある場合の指定の見出し語との置換処理、による一連の複数単語からなる検索対象文字列との一致/不一致判断がなされる(ステップB3〜B9)。
【0098】
こうして、一連の複数単語からなる検索対象文字列「kind to」のキー単語検索により検索されて検索見出し語一覧メモリ12fに記憶された最初の見出し単語「kind1」について、各説明項目中の「〜」データや「SV」データを当該見出し単語「kind」と置換した場合の検索対象文字列「kind to」との一致/不一致判断処理、そして一致した場合の見出し語Noと説明項目Noに対応付けた「句」または「用」マーク付き該当マークのセット処理がなされると、前記検索見出し語一覧メモリ12fに記憶された次の見出し単語「kind2」が指定される(ステップB15→B16)。
【0099】
すると、この一連の複数単語からなる検索対象文字列「kind to」のキー単語検索により検索された次の見出し単語「kind2」についても、各説明項目中の「〜」データや「SV」データを当該見出し単語「kind」と置換した場合の検索対象文字列「kind to」との一致/不一致判断処理、そして一致した場合の見出し語Noと説明項目Noに対応付けた「句」または「用」マーク付き該当マークのセット処理がなされる(ステップB3〜B14)。
【0100】
このようにして、一連の複数単語からなる検索対象文字列がキー単語検索された各見出し語にそれぞれ対応する各説明項目の内容データ中に含まれている(該当)か否かを検索する説明データ中の複数単語検索処理が、キー単語検索された各見出し語の全てについて終了すると、前記キー単語検索によって前記辞書内容データメモリ12dに記憶されている英和単語辞書データ中から完全一致該当の見出し語が検索されなかったか、または検索されたか判断される(ステップSB→S5)。
【0101】
ここで、前記キー単語検索によって前記辞書内容データメモリ12dに記憶されている英和単語辞書データの中から完全一致該当の見出し語が検索されなかった場合には、前記一連の複数単語からなる検索対象文字列から選択的に設定されるキー単語が他の単語に設定され(ステップS5→S6)、この新たなキー単語について完全一致する見出し語の検索処理(ステップS7)、検索された各見出し語毎の説明内容データの読み出し処理(ステップS8)、そして各見出し語それぞれに対応する各説明項目の内容データ中における複数単語検索文字列の該当有り/無し判断処理(ステップSB)が、前記ステップS3,S4,SBと同様にして実行される。
【0102】
こうして、英和単語辞書を対象に、一連の複数単語からなる検索文字列を説明内容に含む見出し語が検索され、当該見出し語の説明内容について該当有りフラグと共に「成句」としての説明であることを示す「句」、「用例」としての説明であることを示す「用」が対応付けされると、次に、辞書内容データメモリ12dに記憶されている英和の成句専用辞書データ中の各成句見出し語から、前記複数単語からなる検索文字列「kind to」と一致する成句見出し語が検索されて検索見出し語一覧メモリ12fに追加記憶され(ステップS9)、この検索された成句見出し語毎に各対応する説明内容のデータが読み出される(ステップS10)。
【0103】
すると、検索見出し語一覧メモリ12fに記憶された単語辞書についての検索見出し語31a,31b,…と該各検索見出し語31a,31b,…毎の複数単語の検索文字列を含む説明内容(先頭データ)36a,36b,…が、前記該当有りテーブル12gの設定フラグに従い「用」マーク37aまたは「句」マーク37bが付されて表示部17に表示された検索見出し語一覧画面G2(図10(B)・図12(B)・図15(A)参照)に表示されると共に、さらに成句専用辞書についての検索された成句見出し語(例えば図14の31cや図16の31b)と該各成句見出し語毎の説明内容36a,36b,…が、「句」マーク37bが付されて前記検索見出し語一覧画面G2(図14(B)・図16(B)参照)に表示される(ステップS11)。
【0104】
なお、図10,図11における第1具体例での検索見出し語一覧画面G2、図12,図13における第2具体例での検索見出し語一覧画面G2、図15における第4具体例での検索見出し語一覧画面G2では、単語辞書だけについての検索見出し語31a,31b,…と該各検索見出し語31a,31b,…毎の複数単語の検索文字列を含む説明内容(先頭データ)36a,36b,…が、「用」マーク37aまたは「句」マーク37bが付されて検索表示された場合を示す。
【0105】
また、図14における第3具体例での検索見出し語一覧画面G2、図16における第5具体例での検索見出し語一覧画面G2では、単語辞書についての検索見出し語31a,31b,…と該各検索見出し語31a,31b,…毎の複数単語の検索文字列を含む説明内容(先頭データ)36a,36b,…、および成句専用辞書についての検索された成句見出し語31a,31b,…と該各成句見出し語31a,31b,…毎の説明内容36a,36b,…が、それぞれ「用」マーク37aまたは「句」マーク37bが付されて検索表示された場合を示す。
【0106】
こうして、一連の複数単語からなる検索文字列に対応して単語検索された見出し語や成句検索された成句見出し語と共に、それぞれその説明内容の先頭データが一覧表示され、さらに、「用例」説明部分には「用」マークが、「成句」説明部分には「句」マークが付加表示された検索見出し語一覧画面G2が生成されると、複数の検索見出し語31a,31b,…のうちの先頭の見出し語31aがデフォルトで指定の見出し語に設定され(ステップS12)、図10(B)・図14(A)・図15(A)・図16(B)で示すように、当該指定された先頭の見出し語31aが反転表示34により識別表示されるか、または図12(B)に示すように、当該指定された先頭の見出し語31aに対応する説明内容36aが反転表示34により識別表示される(ステップS13)。
【0107】
この後、ユーザ入力操作により(ステップS14)、前記検索見出し語一覧画面G2上の左エリアに一覧表示された複数の見出し語31a,31b,…について、例えば図11(C)・図13(C)・図14(B)に示すように、カーソルキー16cを操作して指定の見出し語を変更すると(ステップS15)、前記ステップS13からの処理に戻り、この変更により指定された見出し語31またはその説明内容36が反転表示34により識別表示され、ユーザ入力操作の待機状態となる。
【0108】
そして、前記検索見出し語一覧画面G2における指定の見出し語31に対応する複数の説明項目の先頭データ36a,36b,…について、カーソルキー16cの操作に応じて当該説明項目の指定の移動入力が行われると(ステップS16)、例えば図11(C)・図14(B)に示すように、移動指定された説明項目の先頭データ36に対して反転表示34による識別表示が行われる(ステップS17)。
【0109】
ここで、例えば図15に示すように、検索見出し語一覧画面G2において、反転表示34によって見出し語「look」31aが選択された状態で、「訳/決定」キー16bが操作されると(ステップS18)、当該選択された見出し語見出し語「look」31aに対応して辞書内容データメモリ12dに記憶されている説明内容36aが、その先頭の説明項目の内容データから順に読み出され、説明内容表示画面G3として表示部17に表示される(ステップS19)。
【0110】
この際、前記説明内容表示画面G3において表示された指定の見出し語31aに対応する各説明項目36a,36b,…の内容データの中で、前記該当有りテーブル12gにおける該当有りフラグの設定データに従い、複数単語からなる検索文字列「look at」が直接あるいは前記「〜」データや「SV」記号データと指定見出し語「look」との置き換えによって含まれていると判断された場合には、当該複数単語の検索文字列を含む1区切りのデータ「SV at O」は色変更,強調文字,文字体変更などによる検索文字区別表示38として表示される(ステップS20→S21)。
【0111】
また、前記カーソルキー16cの操作に従った各説明項目36a,36b,…の指定の移動入力により、例えば図11(C)・図13(C)・図14(B)に示すように、任意の説明項目を選択指定して反転表示34させた状態で(ステップS16→S17)、「訳/決定」キー16bが操作されると(ステップS22)、当該選択指定された見出し語31の説明項目36に対応して辞書内容データメモリ12dに記憶されている説明内容が、その指定の説明項目36の内容データから順に読み出され、説明内容表示画面G3として表示部17に表示される(ステップS23)。
【0112】
この際、前記同様に、説明内容表示画面G3において表示された指定の見出し語31の説明項目36以降に対応する各説明項目36…の内容データの中で、前記該当有りテーブル12gにおける該当有りフラグの設定データに従い、複数単語からなる検索文字列(「kind to」や「kind of」)が直接あるいは前記「〜」データや「SV」記号データと指定見出し語「kind」との置き換えによって含まれていると判断された場合には、当該検索文字列を含む1区切りのデータは色変更,強調文字,文字体変更などによる検索文字区別表示38として表示される(ステップS20→S21)。
【0113】
すなわち、図10(A)(B)の第1具体例または図12(A)(B)の第2具体例に示すように、検索語入力画面G1において、一連の複数単語からなる検索対象文字「kind to」を入力して「訳/決定」キー16bが操作されると、キー単語として選択設定された見出し語「kind」に対応した辞書検索処理が行われ、当該検索対象見出し語「kind」と一致する複数の見出し語それぞれの説明内容の中で、前記複数単語の検索対象文字「kind to」を説明として含む説明項目の内容データが判断され、該当する各見出し語「kind1」31a,「kind2」31b,…とその各説明項目の先頭データ36a,36b,…とが、「用例」としての説明を含む場合には「用」、「成句」としての説明を含む場合には「句」マークが付加されて、検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示される。
【0114】
そして、図11(C)(D)または図13(C)(D)に示すように、検索見出し語一覧画面G2において、カーソルキー16cの操作により、検索表示中の所望の見出し語「kind2」31bに対応する所望の説明項目36bを指定して反転表示34させ、「訳/決定」キー16bが操作されると、当該指定された説明項目36b以降の内容データの全体が読み出され説明内容表示画面G3として表示される。
【0115】
この際、複数単語からなる検索対象文字「kind to」が含まれている1区切りのデータ「S is kind to do」が、色変更,強調文字,文字体変更などによる検索文字区別表示38として表示されるので、入力された複数単語からなる検索対象文字「kind to」の説明部分を容易に検索表示できるようになる。
【0116】
また、図14(A)の第3具体例に示すように、検索語入力画面G1において、複数単語からなる検索対象文字「kind of」を入力して「訳/決定」キー16bが操作されると、キー単語として選択設定された見出し語「kind」に対応した単語辞書での辞書検索処理および複数単語見出し語「kind of」に対応した成句辞書での辞書検索処理が行われ、当該キー単語見出し語「kind」と一致する複数の見出し語それぞれの説明内容の中で、前記複数単語の検索対象文字「kind of」を説明として含む説明項目の内容データが判断され、該当する各見出し語「kind1」31a,「kind2」31b,…とその各説明項目の先頭データ36a,36b,…とが、「用」または「句」マークが付加されて検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示されると共に、成句辞書検索された見出し語「kind of O」31cとその説明内容が「句」マークが付加されて同検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示される。
【0117】
そして、図14(B)(C)に示すように、検索見出し語一覧画面G2において、カーソルキー16cの操作により、検索表示中の所望の見出し語「kind2」31bに対応する所望の説明項目36eを指定して反転表示34させ、「訳/決定」キー16bが操作されると、当該指定された説明項目36e以降の内容データの全体が読み出され説明内容表示画面G3として表示される。
【0118】
この際、説明内容表示画面G3にて表示される説明内容のデータについて、「〜」データを前記キー単語見出し語「kind」と置き換えることにより複数単語からなる検索対象文字「kind of」が含まれていると判断された1区切りのデータ「it is 〜 of S to do」が、色変更,強調文字,文字体変更などによる検索文字区別表示38として表示されるので、入力された複数単語からなる検索対象文字「kind of」の説明部分を容易に検索表示できるようになる。
【0119】
なお、複数単語からなる検索対象文字「kind of」を含むとして区別表示38された説明項目中の内容データ「it is 〜 of S to do」については、そのうちの「〜」データを前記キー単語見出し語「kind」と置き換えた「it is kind of S to do」として表示し、より明確な検索表示を行う構成としてもよい。
【0120】
また、図15の第4具体例に示すように、複数単語からなる検索対象文字「look at」を入力して「訳/決定」キー16bが操作されると、キー単語として選択設定された見出し語「look」に対応した辞書検索処理が行われ、当該検索対象見出し語「look」と一致する複数の見出し語それぞれの説明内容の中で、前記複数単語の検索対象文字「look at」を説明として含む説明項目の内容データが判断され、該当する見出し語「look」31aとその説明項目の先頭データ36aとが、「用例」としての説明を含む場合には「用」、「成句」としての説明を含む場合には「句」マークが付加されて、検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示される。
【0121】
そして、検索見出し語一覧画面G2において、検索表示中の先頭の見出し語「look」31aがデフォルト指定により反転表示34されている状態で「訳/決定」キー16bが操作されると、当該指定中の見出し語「look」に対応する説明項目36aの内容データの全体が読み出され説明内容表示画面G3として表示される。
【0122】
この際、説明内容表示画面G3にて表示される説明内容のデータについて、「SV」記号データを前記キー単語見出し語「look」と「S+look」として置き換えることにより複数単語からなる検索対象文字「look at」が含まれていると判断された1区切りのデータ「SV at O」が、色変更,強調文字,文字体変更などによる検索文字区別表示38として表示されるので、入力された複数単語からなる検索対象文字「look at」の説明部分を容易に検索表示できるようになる。
【0123】
なお、複数単語からなる検索対象文字「look at」を含むとして区別表示38された説明項目中の内容データ「SV at O」については、そのうちの「SV」記号データの「V」を前記キー単語見出し語「look」と置き換えた「S V=look at O」として表示し、より明確な検索表示を行う構成としてもよい。
【0124】
また、図16の第5具体例に示すように、検索語入力画面G1において、複数単語からなる検索対象文字「in shape」を入力して「訳/決定」キー16bが操作されると、キー単語として選択設定された見出し語「shape」に対応した単語辞書での辞書検索処理および複数単語見出し語「in shape」に対応した成句辞書での辞書検索処理が行われ、当該キー単語見出し語「shape」と一致する複数の見出し語それぞれの説明内容の中で、前記複数単語の検索対象文字「in shape」を説明として含む説明項目の内容データが判断され、該当する見出し語「shape」31aとその各説明項目の先頭データ36a,36b,…とが、「用」または「句」マークが付加されて検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示されると共に、成句辞書検索された見出し語「in shape」31bとその説明内容が「句」マークが付加されて同検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示される。
【0125】
よって、複数単語からなる検索対象文字について、当該検索対象文字の説明を含む見出し語とその説明内容とを、「用例」または「成句」を意味するマークを付加して容易に検索表示できるようになる。
【0126】
したがって、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、一連の複数単語からなる検索対象文字列を入力すると、入力単語中の動詞または形容詞または名詞がキー単語として設定され、このキー単語と一致する複数の見出し語が単語辞書から検索されると共に、各見出し語のそれぞれに対応する説明内容が読み出され、前記複数単語の検索文字列が直接的に、あるいは「〜」データとキー単語との置換、あるいは「SV」記号データの「V」とキー単語との置換により、含まれているか判断される。そして、複数単語の検索文字列が説明内容に含まれている見出し語31a,31b,…とその各対応する説明内容36a,36b,…とが検索見出し語一覧画面G2にて一覧表示され、所望の説明内容を指定することで、当該指定された説明内容の全体のデータが説明内容表示画面G3にて表示されるので、複数単語で構成される成句や準成句、動作+前置詞などからなる検索対象文字列であっても、非常に簡単にその説明のある見出し語およびその説明内容を検索して表示できるようになる。
【0127】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、複数単語の検索対象文字列が含まれている説明内容を有する、検索された各見出し語31a,31b,…とそれぞれ対応する説明内容の先頭データ36a,36b,…とが、検索見出し語一覧画面G2の例えば左エリアと右エリアとで対応付けされて一覧表示されるので、この検索見出し語一覧画面G2から一目で検索対象文字列の説明のある見出し語とその説明内容とを見出すことができる。
【0128】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、前記複数単語からなる検索対象文字列の中で、動詞または形容詞または名詞を検索対象のキー単語として設定し見出し語検索した際に、検索された各見出し語のそれぞれに対応する説明内容データの中に前記複数単語の検索文字列が含まれていない場合には、当該検索対象文字列の中の他の単語をキー単語に設定し直して再検索を行うので、確実に複数単語からなる検索対象文字列の説明がある見出し語およびその説明内容を検索して表示できるようになる。
【0129】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、さらに複数単語からなる検索対象文字列と一致する見出し語を成句辞書などから直接検索し、「成句」のマーク「句」を付加してその説明内容と対応付けて前記検索見出し語一覧画面G2に表示させるので、単語辞書でも複数単語による見出し語を有する場合や成句専用辞書を有する場合には、簡単且つより詳しい説明のある見出し語およびその説明内容を検索して表示できるようになる。
【0130】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、キー単語と一致する見出し語に対応した説明内容に「〜」データが含まれている場合には、当該「〜」データはキー単語と置換され、その置換後の前後の文字列から前記複数単語からなる検索対象文字列が含まれるか判断されるので、単語辞書のデータベースであっても、複数単語の検索文字列の説明を有する見出し語を確実に検索して表示できるようになる。
【0131】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、キー単語と一致する見出し語に対応した説明内容に「SV」の品詞記号データが含まれている場合には、当該「SV」記号のうちの「V」データがキー単語と置換され、「S+(キー単語)」の形態としてその置換後の前後の文字列から前記複数単語からなる検索対象文字列が含まれるか判断されるので、前記同様に単語辞書のデータベースであっても、複数単語の検索文字列の説明を有する見出し語をさらに確実に検索して表示できるようになる。
【0132】
また、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、指定の見出し語31に対応する説明項目36a,36b,…の内容データを説明内容表示画面G3において表示させた場合に、当該内容データの中に複数単語を含んだ成句の検索文字列がある場合には、色変更,強調文字,文字体変更などによって検索文字区別表示38がされるので、表示された説明内容の中で複数単語の検索文字列とした成句の意味が含まれている部分を容易に見出すことができる。
【0133】
さらに、前記構成の情報表示装置(通信電子辞典)10によれば、複数単語の検索対象文字列に応じて、表示部17の左エリアに当該検索文字列を含んだ説明内容を有する各見出し語が検索一覧表示されると共に、また右エリアにその説明内容の先頭データが一覧表示された検索見出し語一覧画面G2において、検索文字列が用例として含まれる説明内容のデータに対しては「用」マークが付加表示され、「成句」として含まれる説明内容のデータに対しては「句」マークが付加表示されるので、この一覧表示画面G2上で検索文字列に最適な説明内容を容易に見出すことができるようになる。
【0134】
なお、前記実施形態において記載した情報表示装置(通信電子辞典)10による各処理の手法、すなわち、図5,図6のフローチャートに示す通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理(その1)(その2)、図7のフローチャートに示す前記情報表示処理に伴うキー単語選択処理、図8のフローチャートに示す前記情報表示処理に伴う説明データ中の複数単語検索処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(インターネット)Nとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体13に記憶されたプログラムを記憶装置14に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した辞典検索に伴う情報表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0135】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した辞典検索に伴う情報表示機能を実現することもできる。
【0136】
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0137】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る情報表示装置によれば、見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報を記憶する情報記憶手段を有し、検索文字入力手段により検索文字が入力されると、この入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞がキー単語としてキー単語選択手段により選択され、このキー単語選択により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語が検索される。そして、この見出し語検索により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力により入力された一連の複数の単語が含まれるか説明情報判断手段により判断され、これにより前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報は検索情報表示手段によりその見出し語と共に表示されるので、一連の複数単語からなる成句や準成句、動詞+前置詞などの検索において、一致する見出し語の無い単語辞書をベースとしても、容易にその説明内容を有する見出し語と説明情報を検索表示できるようになる。
そればかりでなく、一連の複数単語からなる検索対象文字列から動詞または形容詞または名詞の順で主要な単語を抽出して見出し語検索でき、複数単語の検索対象文字を含みやすい説明情報を有する見出し語を検索表示できるようになる。
【0138】
また、本発明の請求項2に係る情報表示装置によれば、前記請求項1に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報の各見出し語と当該各見出し語の説明情報の一部とが対応付けされて表示されるので、検索対象文字列である一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報を有する各見出し語を、見出し語毎にその説明情報の先頭などの一部と対応付けて見易く表示できるようになる。
【0141】
また、本発明の請求項3に係る情報表示装置によれば、前記請求項1または請求項2に係る情報表示装置にあって、さらに、説明情報判断手段により一連の複数の単語が含まれると判断される説明情報がない場合は、キー単語選択により選択されたキー単語の他の単語が次のキー単語として選択されるので、一連の複数単語からなる検索対象文字列からはじめに選択されたキー単語にて検索された見出し語の説明情報に該検索対象文字列が無くても、他の単語をキー単語として見出し語検索し、検索対象文字列の有る説明情報を見出すことができるようになる。
【0142】
また、本発明の請求項4に係る情報表示装置によれば、前記請求項1に係る情報表示装置にあって、さらに、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語の全体について、情報記憶手段により記憶された見出し語を検索する全体見出し語検索手段が備えられ、検索情報の表示に際しては、説明情報判断手段により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報がその見出し語と共に表示されるのと共に、全体見出し語検索手段により検索された一連の複数の単語からなる見出し語もその説明情報と共に表示されるので、一連の複数単語からなる検索対象文字列そのものによる見出し語検索も行い、例えば単語辞書,成句辞書の各辞書データをベースにして、成句や準成句、動詞+前置詞などの検索文字列の説明内容を有する見出し語と説明情報を確実且つ容易に検索表示できるようになる。
【0143】
また、本発明の請求項5に係る情報表示装置によれば、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項に係る情報表示装置にあって、説明情報の判断に際しては、見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「〜」のデータを、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断されるので、説明情報内で見出し語を「〜」データに替えて用例などの説明がある辞書データをベースとしても、一連の複数単語からなる検索文字列の説明情報を確実且つ容易に検索できるようになる。
【0144】
また、本発明の請求項6に係る情報表示装置によれば、前記請求項5に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報について、当該説明情報に含まれる「〜」のデータが検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えられ、その見出し語と共に表示されるので、検索された見出し語の説明情報中に「〜」データを用いて含まれる検索対象文字列との一致部分を、当該検索対象文字列そのままに置き換えてより見易く表示できるようになる。
【0145】
また、本発明の請求項7に係る情報表示装置によれば、前記請求項1乃至請求項4の何れか1項に係る情報表示装置にあって、説明情報の判断に際しては、見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「V」の品詞記号データを、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断されるので、説明情報内で見出し語を「V」の品詞記号データに替えて用例などの説明がある辞書データをベースとしても、一連の複数単語からなる検索文字列の説明情報を確実且つ容易に検索できるようになる。
【0146】
また、本発明の請求項8に係る情報表示装置によれば、前記請求項7に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報について、当該説明情報に含まれる「V」の品詞記号データが検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えられ、その見出し語と共に表示されるので、検索された見出し語の説明情報中に「V」の品詞記号データを用いて含まれる検索対象文字列との一致部分を、当該検索対象文字列そのままに置き換えてより見易く表示できるようになる。
【0147】
また、本発明の請求項9に係る情報表示装置によれば、前記請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の情報表示装置にあって、さらに、検索情報の表示により表示された複数の見出し語の何れかが見出し語選択手段により選択されると、この見出し語選択された見出し語についての説明情報の内容の全体が見出し語選択説明情報表示制御手段により表示されると共に、この見出し語選択の説明情報表示により表示された説明情報の内容について、検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語が含まれる部分が検索文字部分判断手段により判断され、この検索文字部分の判断により判断された前記表示された説明情報の内容について一連の複数の単語が含まれる部分が、検索文字区別表示制御手段により他の部分と表示形態を異ならせて表示されるので、検索された見出し語を指定してその説明情報の内容全体を表示させた場合に、一連の複数単語からなる検索文字列の説明部分を区別して見易く表示できるようになる。
【0148】
また、本発明の請求項10に係る情報表示装置によれば、前記請求項1乃至請求項9の何れか1項に係る情報表示装置にあって、検索情報の表示に際しては、説明情報の判断により一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報がその見出し語と共に用例マークまたは成句マークが対応付けされて表示されるので、検索された見出し語とその説明情報との対応表示画面上で、複数単語からなる検索対象文字列が用例または成句として説明された部分を容易に見出すことができるようになる。
【0149】
また、本発明の請求項11に係る情報表示処理プログラムによれば、当該プログラムを情報表示装置にインストールすることで、この情報表示装置のコンピュータにおいて、見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報が情報記憶手段により記憶され、検索文字入力手段により検索文字が入力されると、この入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞がキー単語としてキー単語選択手段により選択され、このキー単語選択により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語が検索される。そして、この見出し語検索により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力により入力された一連の複数の単語が含まれるか説明情報判断手段により判断され、これにより前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報は検索情報表示手段によりその見出し語と共に表示されるので、一連の複数単語からなる成句や準成句、動詞+前置詞などの検索において、一致する見出し語の無い単語辞書をベースとしても、容易にその説明内容を有する見出し語と説明情報を検索表示できるようになる。
そればかりでなく、一連の複数単語からなる検索対象文字列から動詞または形容詞または名詞の順で主要な単語を抽出して見出し語検索でき、複数単語の検索対象文字を含みやすい説明情報を有する見出し語を検索表示できるようになる。
【0150】
よって、本発明によれば、一連の複数の単語からなる見出し語に対応する適切な説明内容を容易且つ簡単に検索することが可能になる情報表示装置および情報表示処理プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報表示装置の実施形態に係る通信機能付き電子辞典(通信電子辞典)10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記通信電子辞書10の見出語テーブル12bに格納されたテーブルデータを示す図。
【図3】前記通信電子辞書10の説明情報テーブル12cに格納されたテーブルデータを示す図。
【図4】前記通信電子辞書10の該当有りテーブル12gに格納されたテーブルデータを示す図。
【図5】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理(その1)を示すフローチャート。
【図6】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理(その2)を示すフローチャート。
【図7】前記通信電子辞書10での情報表示処理に伴うキー単語選択処理を示すフローチャート。
【図8】前記通信電子辞書10での情報表示処理に伴う説明データ中の複数単語検索処理を示すフローチャート。
【図9】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い1つの単語からなる検索文字を入力した場合の操作表示状態を示す図。
【図10】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第1具体例の操作表示状態(その1)を示す図。
【図11】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第1具体例の操作表示状態(その2)を示す図。
【図12】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第2具体例の操作表示状態(その1)を示す図。
【図13】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第2具体例の操作表示状態(その2)を示す図。
【図14】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第3具体例の操作表示状態を示す図。
【図15】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第4具体例の操作表示状態を示す図。
【図16】前記通信電子辞書10での辞典検索に伴う情報表示処理に従い一連の複数の単語からなる検索文字を入力した場合の第5具体例の操作表示状態を示す図。
【符号の説明】
10 …情報表示装置(通信電子辞典)
11 …CPU
12 …メモリ
12a…電子辞典制御プログラム
12b…見出し語テーブル
12c…説明情報テーブル
12d…辞書内容データメモリ
12e…入力検索語メモリ
12f…検索見出し語一覧メモリ
12g…該当有りテーブル
12h…指定見出し語メモリ
12i…指定説明項目メモリ
12j…ワークエリア
13 …外部記録媒体
14 …記憶装置
15 …通信部
16 …入力部
17 …表示部
20 …Webサーバ
N …通信ネットワーク(インターネット)
31a…検索一致見出し語
32a…見出し語説明先頭データ
33a…指定見出し語説明項目先頭データ
34 …反転識別表示
35 …囲み枠
36a…検索文字列を含む見出し語説明項目先頭データ
37a…「用」(用例)マーク
37b…「句」(成句)マーク
38 …検索文字区別表示
G1…検索語入力画面
G2…検索見出し語一覧画面
G3…説明内容表示画面
Claims (11)
- 見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報を記憶する情報記憶手段と、
検索文字を入力する検索文字入力手段と、
この検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞をキー単語として選択するキー単語選択手段と、
このキー単語選択手段により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語を検索する見出し語検索手段と、
この見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語が含まれるか判断する説明情報判断手段と、
この説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報をその見出し語と共に表示する検索情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示装置。 - 前記検索情報表示手段は、前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報の各見出し語と当該各見出し語の説明情報の一部とを対応付けて表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。 - さらに、
前記説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断される説明情報がない場合には、前記キー単語選択手段により選択されたキー単語の他の単語をキー単語として選択するキー単語再選択手段を備えた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報表示装置。 - さらに、
前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語の全体について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語を検索する全体見出し語検索手段を備え、
前記検索情報表示手段は、前記説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報をその見出し語と共に表示するのと共に、前記全体見出し語検索手段により検索された一連の複数の単語からなる見出し語をその説明情報と共に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。 - 前記説明情報判断手段は、前記見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「〜」のデータを前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報表示装置。 - 前記検索情報表示手段は、前記説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報を、当該説明情報に含まれる「〜」のデータを前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換え、その見出し語と共に表示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。 - 前記説明情報判断手段は、前記見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の説明情報に含まれる「V」の品詞記号データを前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換えて、当該一連の複数の単語が含まれるか判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報表示装置。 - 前記検索情報表示手段は、前記説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報を、当該説明情報に含まれる「V」の品詞記号データを前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの検索対象とした単語に置き換え、その見出し語と共に表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示装置。 - さらに、
前記検索情報表示手段により表示された複数の見出し語の何れかを選択する見出し語選択手段と、
この見出し語選択手段により選択された見出し語についての説明情報の内容の全体を表示させる見出し語選択説明情報表示制御手段と、
この見出し語選択説明情報表示制御手段により表示された説明情報の内容について前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語が含まれる部分を判断する検索文字部分判断手段と、
この検索文字部分判断手段により判断された前記表示された説明情報の内容について一連の複数の単語が含まれる部分を他の部分と表示形態を異ならせて表示させる検索文字区別表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の情報表示装置。 - 前記検索情報表示手段は、前記説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報をその見出し語と共に用例マークまたは成句マークを対応付けて表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の情報表示装置。 - 情報表示装置のコンピュータを制御して情報を表示させるための情報表示処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
見出し語毎に該見出し語についての複数の説明情報を記憶する情報記憶手段、
検索文字を入力する検索文字入力手段、
この検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語のうちの動詞または形容詞または名詞をキー単語として選択するキー単語選択手段、
このキー単語選択手段により選択されたキー単語について、前記情報記憶手段により記憶された見出し語を検索する見出し語検索手段、
この見出し語検索手段により検索された見出し語について、当該見出し語の何れかの説明情報に前記検索文字入力手段により入力された一連の複数の単語が含まれるか判断する説明情報判断手段、
この説明情報判断手段により前記一連の複数の単語が含まれると判断された説明情報をその見出し語と共に表示する検索情報表示手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な情報表示処理プログラム。
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