JPH06332934A - 電子辞書引き装置 - Google Patents

電子辞書引き装置

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Publication number
JPH06332934A
JPH06332934A JP5117112A JP11711293A JPH06332934A JP H06332934 A JPH06332934 A JP H06332934A JP 5117112 A JP5117112 A JP 5117112A JP 11711293 A JP11711293 A JP 11711293A JP H06332934 A JPH06332934 A JP H06332934A
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JP
Japan
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dictionary
language
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reading
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Pending
Application number
JP5117112A
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English (en)
Inventor
Akiko Nakajima
章子 中嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5117112A priority Critical patent/JPH06332934A/ja
Publication of JPH06332934A publication Critical patent/JPH06332934A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 綴りの分からない聞いた単語の読みから、そ
の単語の綴りやその対応言語の情報、あるいは読みの分
からない見た単語の綴りから、その単語の読みやその対
応言語の情報を取り出すことができる電子辞書引き装置
を提供すること 【構成】 互いに対応させてある第一言語情報と第二言
語情報とを夫々の綴りだけでなく、その読みをも加えて
記憶させてある辞書と、検索キーとなる言語情報を入力
する入力手段と、検索キーとなる言語情報が第一言語の
綴りであるか読みであるか或いは第二言語の綴りである
か読みであるかを分類指定する指定手段と、検索キーと
なる言語情報と指定手段から入力された分類指定情報と
に基づき、辞書を検索し、検索キーとなる言語情報に対
応して記憶されている言語情報の綴り及び又は読みを抽
出する辞書検索抽出手段と、辞書検索抽出手段による抽
出結果を出力する出力手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、言語情報処理に用いら
れる電子辞書引き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の電子辞書引き装置について
説明する。図15は従来の電子辞書引き装置の構成図を
示すものである。1は各種情報や指示を入力するための
入力手段、2は第一言語情報と第二言語情報を対応させ
て持っている辞書、3は入力手段1に入力された情報に
従い辞書2に記憶されている情報を検索抽出する辞書検
索抽出手段、4は辞書検索抽出手段3で検索抽出した情
報を出力する出力手段である。
【0003】以下図9、図10、図11及び図15を用
いてその動作を説明する。図9及び図10は第一言語情
報と第二言語情報を対応させて持っている辞書2の内部
を表示したもので、図9は英単語に対応する日本語意味
情報を持たせた英和辞書、図10は日本語単語に対応す
る英語情報を持たせた和英辞書であり、また図11は国
語辞書の内部を表示したものである。
【0004】例えば、英文を読んでいて、意味の分から
ない英単語「coward」が出てきたとする。そうい
う場合は、まず入力手段1に英単語「coward」を
入力する。すると、辞書検索抽出手段3は、入力手段1
により入力された英単語のスペルに従い、図9の辞書4
の一つである英和辞書で英単語「coward」を検索
し、求める日本語意味情報「意気地無し」を得る。そし
て、出力手段4は、辞書検索抽出手段3で得た日本語意
味情報「意気地無し」を出力する。このようにして、意
味の分からない英単語が出てきたとしても、辞書引きし
て、その意味を知ることで、英文を読み終えることがで
きる。
【0005】また、例えば英文作成時において、日本語
単語「意気地無し」に対応する英単語を知りたい場合、
入力手段1に日本語の綴り「意気地無し」を入力する。
すると、辞書検索抽出手段3は、入力手段1に入力され
た日本語の綴りに従い、図10の辞書4の一つである和
英辞書で日本語の綴り「意気地無し」を検索し、求める
英語情報「coward」を出力する。
【0006】このようにして、英単語を知らない時で
も、辞書引きして英単語をみつけることで、意図に合う
英文を書き上げることができる。また、例えば日本語の
綴り「威厳」の意味を知りたいとする。この場合は、入
力手段1により日本語の綴り「威厳」を入力する。する
と、辞書検索抽出手段3は、入力手段1により入力され
た日本語の綴りに従い、図11の辞書4の一つである国
語辞書で日本語の綴り「威厳」を検索し、求める意味
「いかめしく、おごそかな感じ」を得る。そして、出力
手段4は、辞書検索抽出手段3で得た意味「いかめし
く、おごそかな感じ」を出力する。このように、日本語
単語の文字列から、その単語の意味を得ることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、例えば聞いた英単語の意味を知りたい場
合に、その英単語のスペルが分からず辞書引きできない
とか、日本語文章を英文に翻訳したい場合に、日本語単
語の読みが分からず辞書引きできないとか、更に書き文
章中の日本語単語の意味を知りたい場合に、その単語の
読みが分からず辞書引きできないという問題点を有して
いた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、綴りの分からない聞いた単語の読みから、その単語
の綴りやその対応言語の情報、あるいは読みの分からな
い見た単語の綴りから、その単語の読みやその対応言語
の情報を取り出すことができる電子辞書引き装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明の電子辞書引き装置は、互いに対応さ
せてある第一言語情報と第二言語情報とを夫々の綴りだ
けでなく、その読みをも加えて記憶させてある辞書と、
検索キーとなる言語情報を入力する入力手段と、検索キ
ーとなる言語情報が第一言語の綴りであるか読みである
か或いは第二言語の綴りであるか読みであるかを分類指
定する指定手段と、検索キーとなる言語情報と指定手段
から入力された分類指定情報とに基づき、辞書を検索
し、検索キーとなる言語情報に対応して記憶されている
言語情報の綴り及び又は読みを抽出する辞書検索抽出手
段と、辞書検索抽出手段による抽出結果を出力する出力
手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明の電子辞書引き装置
は、請求項1の発明の構成に加えて入力手段により入力
された言語情報に対して発音のゆれを考慮した新たな読
みを作成する発音ゆれ作成手段を備えると共に、辞書検
索抽出時に、発音ゆれ作成手段で作成した言語情報を検
索キーとして辞書検索抽出させる手段を備えたことを特
徴とし、請求項3の発明の電子辞書引き装置は、請求項
1の発明の構成に加えて入力手段により入力された言語
情報に対して表記のゆれを考慮した新たな言語情報を作
成する表記ゆれ作成手段を備え、辞書検索抽出時に、前
記表記ゆれ作成手段で作成した言語情報を検索キーとし
て辞書検索抽出させる手段を備えたことを特徴とし、請
求項4の発明の電子辞書引き装置は、請求項1の発明の
構成に加えて入力手段から入力された言語情報を一部分
として含んでいる言語情報を検索キーとして辞書検索抽
出する部分一致検索手段を備えたことを特徴とし請求項
5の発明の電子辞書引き装置は、請求項1の発明の構成
に加えて辞書に記憶された言語情報に対して発音のゆれ
を考慮した新たな読みを作成する発音ゆれ作成手段を備
えると共に、辞書検索抽出時に、発音ゆれ作成手段で作
成した言語情報をも辞書検索抽出させる手段を備えたこ
とを特徴し請求項6の発明の電子辞書引き装置は、請求
項1の発明の構成に加えて辞書に記憶された言語情報に
対して表記のゆれを考慮した新たな言語情報を作成する
表記ゆれ作成手段を備えると共に、辞書検索抽出時に、
表記ゆれ作成手段で作成した言語情報をも辞書検索抽出
させる手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】以上の構成から、請求項1の発明の電子辞書引
き装置においては、検索キーとなる言語情報を入力手段
が入力し、その言語情報が第一言語の綴りか又は読みか
或いは第二言語の綴りか又は読みかの分類を指定手段が
分類指定する。辞書検索抽出手段が、検索キーとなる言
語情報と、指定手段による言語情報の分類とに従って辞
書を検索する。
【0012】例えば、検索キーとなる言語情報の分類が
第一言語の読みである場合は、辞書に記憶されている第
一言語の読み情報を検索対象にして、前記検索キーとな
る言語情報を見つけ出す。見つけ出した情報から対応す
る残りの全ての情報、即ち第一言語の綴り、第二言語の
綴り及び読みを辞書から抽出する。検索キーとなる言語
情報の分類が第一言語の読み以外、即ち第一言語の綴
り、第二言語の読み或は綴りでも上記第一言語の読みと
同様の手順で処理を行い、その言語情報に対応する残り
の情報全てを抽出する。
【0013】従って、綴りの分からない聞いた単語の読
みから、その単語の綴りやその対応する言語の綴り及び
読み、あるいは読みの分からない見た単語の綴りから、
その単語の読みやその対応言語の綴り及び読み全てを取
り出すことができる。次に請求項2、3、4、5、6の
発明の電子辞書引き装置について順次説明していくが、
請求項1の発明の電子辞書引き装置の構成から発生する
作用の説明(上述)については、夫々共通に持っている
から説明を省き、それ以外の独特の作用について説明す
る。
【0014】請求項2の電子辞書引き装置の発明を説明
する前に、言語の読みに対する発音のゆれを説明する。
言語の読みは、発音者の音色、音域、発音能力等によっ
て違った音に発音されたり、聴取者の聴覚の個体差によ
って違った音に聞こえたりすることがある。この違った
音が発音のゆれである。辞書には発音のゆれのない言語
情報の読みを記憶させておく、入力手段により入力され
た言語の読みが上述した発音のゆれである場合は、発音
ゆれ作成手段がその言語情報の読みを本来の読み(予め
決めた代表の読みで、辞書に記憶させてあるもの)に作
成し直し、そしてこの読みを検索キーとして辞書検索抽
出する。
【0015】すなわち、同じ読みでも人により発音が違
ったり、違った音に聞こえてしまっても、発音のゆれを
なくし、辞書に記憶させてある読みに作成し直し、求め
るべき言語情報を抽出、出力する。請求項3の電子辞書
引き装置の発明を説明する前に、言語の読みに対する表
記のゆれを説明する。
【0016】同じ音でも人により表記が異なることがあ
り、この異なった表記が表記のゆれである。辞書には、
一般的に使用される表記を記憶させておくと、入力手段
により入力された言語が上述した表記のゆれである場合
は、表記ゆれ作成手段がその言語情報を本来の表記(予
め決めた代表の表記で、辞書に記憶させてあるもの)に
作成し直し、そしてこの表記情報を検索キーとして辞書
検索抽出する。
【0017】すなわち、同じ音でも人により表記が違っ
てしまっても、辞書に記憶させてある表記に作成し直
し、求めるべき言語情報を抽出、出力する。請求項4の
発明の電子辞書引き装置は、入力手段から入力された言
語情報が辞書になかった場合、部分一致検索手段が、入
力された言語情報をその一部分として含んでいる言語情
報が辞書にあるかどうか検索し、あればその言語情報と
対応する言語情報とを抽出、出力する。
【0018】請求項5の発明の電子辞書引き装置は、発
音ゆれ作成手段が辞書に記憶させてある言語情報に対し
て発音のゆれを作成してあり、入力手段より入力された
言語が発音のゆれであっても、辞書検索抽出時に、辞書
だけでなく新たに作成した発音のゆれに対しても検索さ
せるから、求めるべき言語情報を抽出、出力できる。請
求項6の発明の電子辞書引き装置は、表記ゆれ作成手段
が辞書に記憶させてある言語情報に対して表記のゆれを
作成してあり、入力手段より入力された言語が表記のゆ
れであっても、辞書検索抽出時に、辞書だけでなく新た
に作成した表記のゆれに対しても検索させるから、求め
るべき言語情報を抽出、出力できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (実施例1)図1にこの実施例の構成図を示す。1は検
索キーとなる言語情報を入力する入力手段、2は検索キ
ーとなる言語情報が第一言語の綴りであるか読みである
か或いは第二言語の綴りであるか読みであるかを分類指
定する指定手段である。これら入力手段1と指定手段2
は例えばキーボードで構成することができる。
【0020】3は検索キーとなる言語情報と指定手段2
から入力された分類指定情報とに基づき辞書を検索し、
検索キーとなる言語情報に対応して記憶されている言語
情報の綴りおよび又は読みを抽出する辞書検索抽出手
段、4は互いに対応させてある第一言語情報と第二言語
情報とを夫々の綴りだけでなく、その読みをも加えて記
憶させてある辞書で、その一部を図12に示す。5は、
辞書検索抽出手段3による抽出結果を出力する出力手段
で、例えばCRT等の表示画面で構成することができ
る。
【0021】図2は、上記実施例の動作を示すフローチ
ャートである。先ず、オペレータがキーボードを操作し
てデータ入力すなわち、検索キーとなる言語情報を入力
する(step1)。入力された言語情報が第一言語と
して、例えば日本語の綴りかまたは読みか或いは第二言
語として、例えば英語の綴りか読みかの分類を例えばキ
−ボ−ドなどで指定しているかどうかを判別し(ste
p2)、指定しているならば、日本語の綴りか読みかを
判別する(step3)。日本語の綴りであれば、入力
された言語情報を日本語綴りとして辞書検索し(ste
p4)、その抽出結果を出力する(step5)。
【0022】ここで、辞書検索として例えば日本語綴り
“維持”を検索キーとする場合を例にとって説明する
と、辞書検索抽出手段3が図12に示す辞書4中の日本
語綴りの欄から一つずつ読出し、検索キーである“維
持”という綴りと照合する。この照合は辞書4から読出
した日本語綴りが検索キーとなる日本語綴りと一致する
まで行われる。今の場合、辞書4の日本語綴り欄の上か
ら3段目の“維持”が検索キーと一致していると判定さ
れる。この判定がなされると、続いて日本語綴り“維
持”の段と同一段の日本語読み、英語綴り、英語読みと
して“いじ”、“maintenance ”、“メンテナンス”が
読出される。次に、検索キーとなる言語が日本語綴りで
ない場合は、図2、3に示すようにstep6、ste
p8又はstep10に進み、該当する読み又は綴りに
対応した処理を行い(step7、9、11)そして、
抽出結果を出力する(step5)。
【0023】尚、step7、9、11の処理内容は上
述の日本語綴りにおける照合判定、及び抽出動作と同様
に行われる。そして検索する言語情報が日本語、英語の
綴りでも読みでもなければ辞書内に検索するべき単語が
ないということで、その旨の表示を行う(step1
2)。 (実施例2)図4にこの実施例の構成を示す。
【0024】1、2、3、4、5の入力手段、指定手
段、辞書検索抽出手段、辞書、出力手段は、前述(実施
例1)の内容と同じだから、説明を省略する。6は、発
音ゆれデータ格納メモリ、7は表記ゆれデータ格納メモ
リ、8は発音ゆれ作成手段と表記ゆれ作成手段の両機能
を備えた発音表記ゆれ作成手段である。前記発音ゆれデ
ータ格納メモリ6は、その一部を図13に示すような本
来の読み(予め決めた代表の読みで、辞書に記憶させて
あるもの)と発音のゆれとを対応づけて格納している。
ここに発音のゆれとは、発音者の音色、音域、発音能力
等によって違った音に発音されてり、聴取者の聴覚の個
体差によって違った音に聞こえたりすることがあり、こ
の違った音のことをいう。例えば図13の第1段に示す
ように“カウ”という発音は発音者又は聴取者のいずれ
か或は、両方が原因となって“コウ”や“クァウ”と聞
こえたりする。このように同じ音でも、異なった音に聞
き取られる可能性があり、この異なった音“コウ”、
“クァウ”が発音のゆれである。
【0025】前記表記ゆれデータ格納メモリ7は、その
一部を図14に示すような本来の表記(予め決めた代表
の表記で、辞書に記憶させてあるもの)と表記のゆれと
を対応づけて格納している。この表記のゆれとは、同じ
音でも人により表記が異なることがあり、この異なった
表記のことをいう。例えば図14の第1段に示すように
“ベ”という表記は人により“ヴェ”と記したり、“ベ
ェ”と記したりする。このように同じ音でも異なった表
記になるものがあり、この異なった表記が表記のゆれで
ある。
【0026】また、発音表記ゆれ作成手段8とは、検索
キーとなる言語情報を発音ゆれデータ格納メモリ6を参
照して変更し、本来の読みに作成しなおす発音ゆれ作成
手段と、表記ゆれデータ格納メモリ7を参照して変更
し、本来の表記に作成しなおす表記ゆれ作成手段とから
成っているもので、次のフローチャートの説明のところ
で詳細する。
【0027】図5、6は、この実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。図2、3と見比べれば分かるよう
に、実施例1のフローチャート内の検索キーとなる言語
情報の種類の判別(step3、6、8、10)と、分
類に従っての検索抽出(step4、7、9、11)と
の間に夫々発音表記ゆれ作成及び辞書検索処理を付加す
る形になっている。
【0028】発音表記ゆれ作成及び辞書検索処理とは、
検索キーとなる言語情報を発音表記のゆれを考慮して、
この言語情報を作成し直し(step13、15、1
7、19)、この言語情報を検索キ−として辞書検索抽
出する(step14、16、18、20)もので、英
単語の読み“コウアード”を例にとって説明すると、発
音表記ゆれ作成手段6が図13、14の発音ゆれデータ
格納メモリ、表記ゆれデータ格納メモリ夫々から一単語
ずつ読出し、そして、入力された読み“コウアード”そ
のものや或は、その分割部分、例えば“コウ”、“アー
ド”等と照合する。今の場合、入力された読みの分割部
分が図13の発音ゆれ欄の上から1段目の“コウ”と一
致していると判定され、それに対応する本来の発音であ
る“カウ”を抽出し、入力された読みの分割部分“コ
ウ”を本来の発音の“カウ”に書き換え、新たに“カウ
アード”と作成し直す。そしてこの“カウアード”を英
語読みとして辞書検索し、対応する英語綴り、日本語綴
り、日本語読みを抽出する。
【0029】尚、入力された言語の種類が英語読みでな
く、日本語読みである場合は、step15で該当する
読みまた綴りを、発音及び表記のゆれを考慮した新たな
言語に作成し、step14、16、18、20で、こ
の言語情報を検索キ−として辞書検索、抽出する。以
上、この実施例2は、検索キーとなる言語情報を、その
種類に従い検索、抽出、出力するという上述実施例1の
動作に加えて、検索キーとなる言語情報を発音のゆれ、
表記のゆれを考慮して、本来の言語情報に作り直して検
索、抽出、出力する動作をもつものである。従って、同
じ読みでも人によって発音が違ってしまうことや、表記
が変わってしまうという事柄に対してでも、求めるべき
言語情報を確実に得ることができる。
【0030】尚、この実施例2では発音表記ゆれ作成手
段を用いることで発音ゆれ作成手段と表記ゆれ作成手段
とを同時に備えさせていることになるが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、発音ゆれ作成手段だけを
備えているものや表記ゆれ作成手段だけを備えているも
のでもよい。また、発音のゆれ、表記のゆれを考慮した
言語情報の作成し直しを、入力言語について行なった
が、本発明は、これに限定されるものではなく、辞書に
記憶させてある言語情報に対して発音のゆれ、表記のゆ
れを考慮して言語情報を作成し直して、この言語情報を
用いて上述と同様な方法で入力言語を検索キーとして検
索抽出させてもよい。
【0031】(実施例3)構成は実施例1と同じである
から、説明を省略する。図7、8に動作を示すフローチ
ャートを示す。図5、6と見比べれば分かるように、お
およそ実施例1のフローチャートに次の判別処理を付加
する形になっている。
【0032】この判別処理とは、検索キーとなる言語情
報と辞書4に記憶されている言語情報とが完全に同じで
あるかどうか判別し(step21、24、26、2
8)、同じであれば、その辞書の情報を出力し(ste
p23)、次に完全に同じでなければ、辞書4に記憶さ
れている言語情報の一部分であるかどうか判別し(st
ep22、25、27、29)、一部分であればその辞
書4の情報を出力し(step23)、そうでなければ
“検索不能”を出力する(step5)という動作をも
つものであり、英語の綴り“tenance"を例にとって説明
する。
【0033】まず、図12中の辞書4の英単語綴り一単
語ずつ読出し検索キーとなる言語情報“tenance"と照合
する。今の場合、完全に一致する綴りはないから、次の
動作に移る。先ず、検索キーであるtenance の字数(7
文字)分の照合枠を作成し、この枠を英語綴りの最初の
文字を含む7文字の範囲に設定する。英語綴りが例えば
“maintenance"の場合、照合枠の設定された字は“main
ten"となる。そして、この文字と検索キーであるtenanc
e とを照合する。今の場合、両者は一致していないの
で、不一致の判定をすると共に、照合枠を英語綴りに対
して一文字分右へシフトし、その枠内の文字について検
索キーであるtenance と照合する。この処理を一致した
旨の判定がなされない限り、枠の右端が英語綴りの語尾
に達するまで行う。ここで、枠の右端が語尾に達した場
合、枠内の文字は“tenance"となり、検索キーと一致す
る。この結果、“maintenance"という英語綴りは検索キ
ーと一部一致すると判定され、その単語並びにその単語
に対応する日本語綴り、読み、英語読みが抽出される。
【0034】以上、この実施例3は、検索キーとなる言
語情報そのものに対する検索、抽出及び出力するという
実施例1の働きに加えて、検索キーとなる言語情報を、
その一部として持っている言語情報を辞書から抽出する
働きがある。尚、この実施例3で部分一致検索する判別
(step22、25、27、29)を完全一致を検索
する判別(step21、24、26、28)の後に位
置させてあるが、本発明は、これにこだわるものではな
い。
【0035】また、この実施例に用いた例“tenance"は
不完全な英単語綴りを用いたが、本発明では、例えば、
“Co-OPERATE”の“Co”の様な接頭語としての働きとな
る語や接尾語としての働きとなる語を検索キーとして、
この接頭語的な語や接尾語的な語を含む言語情報を抽出
することにも使える。また、指定手段に関して、例え
ば、キーボードを入力手段として用いて、オペレータが
言語入力と同様に言語の分類情報を直接キー入力すると
いうものだけでなく、言語の分類を解析する処理構成を
コンピュータ本体内に設け、言語情報を入力するとコン
ピュータ本体が自動的にその言語情報の分類を解析して
指定するものも含んでいる。
【0036】尚、本発明における言語情報とは、言語
(例えば単語)が持っている情報であり、読み、及び綴
りも、その言語が持っている言語情報の一つである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、綴りの分からな
い単語の読みだけから、その単語の綴りやそれに対応す
る言語の綴り及び読み、あるいは読みの分からない見た
単語の綴りだけからその単語の読みや、その対応言語の
綴り及び読み全てを取り出すことができる、優れた電子
辞書引きを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成図。
【図2】実施例1の動作を示すフローチャート。
【図3】実施例1の動作を示すフローチャート。
【図4】実施例2の構成図。
【図5】実施例2の動作を示すフローチャート。
【図6】実施例2の動作を示すフローチャート。
【図7】実施例3の動作を示すフローチャート。
【図8】実施例3の動作を示すフローチャート。
【図9】英和辞書。
【図10】和英辞書。
【図11】国語辞書。
【図12】日本語英語対応辞書。
【図13】発音ゆれデータ格納メモリ。
【図14】表記ゆれデータ格納メモリ。
【図15】従来技術の構成図。
【符号の説明】
1 入力手段 2 指定手段 3 辞書検索抽出手段 4 辞書 5 出力手段 6 発音ゆれデータ格納メモリ 7 表記ゆれデ−タ格納メモリ 8 発音表記ゆれ作成手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対応させてある第一言語情報と第
    二言語情報とを夫々の綴りだけでなく、その読みをも加
    えて記憶させてある辞書と、 検索キーとなる言語情報を入力する入力手段と、 検索キーとなる言語情報が第一言語の綴りであるか読み
    であるか或いは第二言語の綴りであるか読みであるかを
    分類指定する指定手段と、 前記検索キーとなる言語情報と前記指定手段から入力さ
    れた分類指定情報とに基づき、前記辞書を検索し、前記
    検索キーとなる言語情報に対応して記憶されている言語
    情報の綴り及び又は読みを抽出する辞書検索抽出手段
    と、 前記辞書検索抽出手段による抽出結果を出力する出力手
    段と、を備えた電子辞書引き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の電子辞書引き装置に更に、前
    記入力手段により入力された言語情報に対して発音のゆ
    れを考慮した新たな読みを作成する発音ゆれ作成手段を
    備えると共に、 辞書検索抽出時に、前記発音ゆれ作成手段で作成した言
    語情報を検索キーとして、辞書検索抽出させる手段を備
    えている電子辞書引き装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の電子辞書引き装置に更に、前
    記入力手段により入力された言語情報に対して表記のゆ
    れを考慮した新たな言語情報を作成する表記ゆれ作成手
    段を備えると共に、 辞書検索抽出時に、前記表記ゆれ作成手段で作成した言
    語情報を検索キーとして、辞書検索抽出させる手段を備
    えている電子辞書引き装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の電子辞書引き装置に更に、前
    記入力手段から入力された言語情報を一部分として含ん
    でいる言語情報を検索キーとして辞書検索抽出する部分
    一致検索手段を備えている電子辞書引き装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の電子辞書引き装置に更に、前
    記辞書に記憶された言語情報に対して発音のゆれを考慮
    した新たな読みを作成する発音ゆれ作成手段を備えると
    共に、辞書検索抽出時に、前記発音ゆれ作成手段で作成
    した言語情報をも辞書検索抽出させる手段を備えている
    電子辞書引き装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の電子辞書引き装置に更に、前
    記辞書に記憶された言語情報に対して表記のゆれを考慮
    した新たな言語情報を作成する表記ゆれ作成手段を備え
    ると共に、 辞書検索抽出時に、前記表記ゆれ作成手段で作成した言
    語情報をも辞書検索抽出させる手段を備えている電子辞
    書引き装置。
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