JPH07849A - 破砕機回転数制御装置 - Google Patents
破砕機回転数制御装置Info
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- JPH07849A JPH07849A JP16633593A JP16633593A JPH07849A JP H07849 A JPH07849 A JP H07849A JP 16633593 A JP16633593 A JP 16633593A JP 16633593 A JP16633593 A JP 16633593A JP H07849 A JPH07849 A JP H07849A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 石炭破砕機における継続した石炭の破砕操作
においても、破砕機の負荷変動や打撃板の摩耗変化にも
拘らず破砕炭の粒度を所定粒度に維持できる「破砕機回
転数制御装置」を提供することを目的とする。 【構成】 給炭機を備えた可逆可変速ロータを有する、
石炭破砕機の回転数制御装置であって、給炭機の給炭負
荷と給炭時間に基いて換算運転時間を演算する演算器
と、換算運転時間に基いて破砕量積算値を演算する演算
器と、破砕量積算値に対して段階破砕機回転数を制御す
る制御手段と、制御手段から破砕機可変速駆動機構に出
力する段階破砕機回転数指令と、を具備したことを特徴
とする破砕機回転数制御装置。
においても、破砕機の負荷変動や打撃板の摩耗変化にも
拘らず破砕炭の粒度を所定粒度に維持できる「破砕機回
転数制御装置」を提供することを目的とする。 【構成】 給炭機を備えた可逆可変速ロータを有する、
石炭破砕機の回転数制御装置であって、給炭機の給炭負
荷と給炭時間に基いて換算運転時間を演算する演算器
と、換算運転時間に基いて破砕量積算値を演算する演算
器と、破砕量積算値に対して段階破砕機回転数を制御す
る制御手段と、制御手段から破砕機可変速駆動機構に出
力する段階破砕機回転数指令と、を具備したことを特徴
とする破砕機回転数制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給炭機を備えた可逆可変
速ロータを有する石炭破砕機の好適な回転数制御装置に
関するものである。
速ロータを有する石炭破砕機の好適な回転数制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭破砕機としては、衝撃式破砕機等が
好適であり、ロータに複数の打撃板を取付けており、ロ
ータと同心状に配置された一対の円弧状の摩砕板との間
でロータを高速回転させて石炭を破砕させている。上記
破砕機においては石炭の破砕操作の継続に伴って打撃板
の先端部が摩耗することとなり、破砕性能を低下させる
ので、破砕機の回転方向を変更させて打撃板の新規な先
端部によって石炭を破砕して、打撃板の交換回数を少な
くするとともに、破砕性能の低下を防止させている(特
公昭61−34864号公報等)。
好適であり、ロータに複数の打撃板を取付けており、ロ
ータと同心状に配置された一対の円弧状の摩砕板との間
でロータを高速回転させて石炭を破砕させている。上記
破砕機においては石炭の破砕操作の継続に伴って打撃板
の先端部が摩耗することとなり、破砕性能を低下させる
ので、破砕機の回転方向を変更させて打撃板の新規な先
端部によって石炭を破砕して、打撃板の交換回数を少な
くするとともに、破砕性能の低下を防止させている(特
公昭61−34864号公報等)。
【0003】この形式の石炭破砕機では、破砕性能の主
要項目である破砕炭の粒度はロータ先端部の周速、すな
わち、破砕機回転数により律せられるとともに、打撃板
と摩砕板との破砕間隙の増大、すなわち、打撃板の摩耗
の進展に伴って低下するようになる。
要項目である破砕炭の粒度はロータ先端部の周速、すな
わち、破砕機回転数により律せられるとともに、打撃板
と摩砕板との破砕間隙の増大、すなわち、打撃板の摩耗
の進展に伴って低下するようになる。
【0004】石炭破砕機が次工程である石炭ミル等に前
置される際に、破砕炭の粒度が不充分となると最終製品
の粒度を低下させることになるので、石炭破砕機の粒度
管理は不可欠となる。
置される際に、破砕炭の粒度が不充分となると最終製品
の粒度を低下させることになるので、石炭破砕機の粒度
管理は不可欠となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成は、破砕炭の粒度管理にあたり、破砕間隙の調整の
ために、摩砕板を打撃板方向に移動操作させることは構
造,調整を複雑とし、かつ上記部材の接触を回避するた
めに、格別な構造を不可避としている。次いで、破砕機
回転数を調整する方式では、破砕機への給炭負荷によ
り、破砕性能の変動を生じるとともに、高給炭負荷での
破砕機回転数の増速等では、破砕機過負荷による運転停
止を招くことがあり好ましくない。
構成は、破砕炭の粒度管理にあたり、破砕間隙の調整の
ために、摩砕板を打撃板方向に移動操作させることは構
造,調整を複雑とし、かつ上記部材の接触を回避するた
めに、格別な構造を不可避としている。次いで、破砕機
回転数を調整する方式では、破砕機への給炭負荷によ
り、破砕性能の変動を生じるとともに、高給炭負荷での
破砕機回転数の増速等では、破砕機過負荷による運転停
止を招くことがあり好ましくない。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、石炭破砕機における
継続したた石炭の破砕操作においても、破砕機の負荷変
動や打撃板の摩耗変化にも拘らず、破砕炭の粒度を所定
粒度に維持できる破砕機回転数制御装置を提供すること
を目的とする。
決するためになされたものであり、石炭破砕機における
継続したた石炭の破砕操作においても、破砕機の負荷変
動や打撃板の摩耗変化にも拘らず、破砕炭の粒度を所定
粒度に維持できる破砕機回転数制御装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明では、給炭機を備えた可逆可変速ロータを
有する石炭破砕機の回転数制御装置であって、給炭機の
給炭負荷と給炭時間に基いて換算運転時間を演算する演
算器と、換算運転時間に基いて破砕量積算値を演算する
演算器と、破砕量積算値に対して段階破砕機回転数を制
御する制御手段と、制御手段から破砕機可変速駆動機構
に出力する段階破砕機回転数指令と、を具備したことを
特徴とするものである。
めに、本発明では、給炭機を備えた可逆可変速ロータを
有する石炭破砕機の回転数制御装置であって、給炭機の
給炭負荷と給炭時間に基いて換算運転時間を演算する演
算器と、換算運転時間に基いて破砕量積算値を演算する
演算器と、破砕量積算値に対して段階破砕機回転数を制
御する制御手段と、制御手段から破砕機可変速駆動機構
に出力する段階破砕機回転数指令と、を具備したことを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】このようにすれば、石炭破砕機における継続し
た石炭の破砕操作にあたり、打撃板の摩耗状況の進展に
伴う破砕性能の変化を予測して電気制御方式からなる破
砕機可変速機構を制御して破砕機回転数制御がなされ、
負荷変動や打撃板の摩耗変化にも拘らず破砕炭の粒度を
所定粒度に維持できるとともに、次工程等からの最終製
品の粒度低下を有効に防止することができる。
た石炭の破砕操作にあたり、打撃板の摩耗状況の進展に
伴う破砕性能の変化を予測して電気制御方式からなる破
砕機可変速機構を制御して破砕機回転数制御がなされ、
負荷変動や打撃板の摩耗変化にも拘らず破砕炭の粒度を
所定粒度に維持できるとともに、次工程等からの最終製
品の粒度低下を有効に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す破砕機
回転数制御装置の全体構成図、図2は、同装置の制御回
路図のうち破砕量積算値の演算回路を示す図、図3は、
同装置の制御回路図のうち段階破砕機回転数制御回路を
示す図である。
いて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す破砕機
回転数制御装置の全体構成図、図2は、同装置の制御回
路図のうち破砕量積算値の演算回路を示す図、図3は、
同装置の制御回路図のうち段階破砕機回転数制御回路を
示す図である。
【0010】図1〜3において、石炭破砕機10には原
炭槽18内に貯蔵されている原炭20が駆動手段22に
より駆動される給炭機16によって供給され、破砕機可
変速駆動機構14、例えばインバータ駆動により、VV
VF出力のもとで同期電動機12が可変速駆動されて、
石炭破砕機10のロータは可変速に、かつ可逆に回転さ
れて破砕され、破砕炭24とされて破砕炭槽26に貯蔵
され、駆動手段30により駆動される破砕炭排出機28
によって次工程等へ排出される。
炭槽18内に貯蔵されている原炭20が駆動手段22に
より駆動される給炭機16によって供給され、破砕機可
変速駆動機構14、例えばインバータ駆動により、VV
VF出力のもとで同期電動機12が可変速駆動されて、
石炭破砕機10のロータは可変速に、かつ可逆に回転さ
れて破砕され、破砕炭24とされて破砕炭槽26に貯蔵
され、駆動手段30により駆動される破砕炭排出機28
によって次工程等へ排出される。
【0011】原炭槽18にはレベル計19が、破砕炭槽
26にはレベル計27が夫々設けられ槽内レベルを監視
し、石炭破砕機10の起動時,正規運転時には、破砕炭
槽26レベルにより、給炭機16の作動が行われる。
26にはレベル計27が夫々設けられ槽内レベルを監視
し、石炭破砕機10の起動時,正規運転時には、破砕炭
槽26レベルにより、給炭機16の作動が行われる。
【0012】石炭破砕機10は制御ユニット30からの
段階破砕機回転数指令56のもとで可変速駆動されるよ
うになっている。そして、制御ユニット30は、入出力
回路,信号発生回路32,判別回路33,乗算器34,
演算回路36,演算器38,記憶回路等から構成されて
いる。
段階破砕機回転数指令56のもとで可変速駆動されるよ
うになっている。そして、制御ユニット30は、入出力
回路,信号発生回路32,判別回路33,乗算器34,
演算回路36,演算器38,記憶回路等から構成されて
いる。
【0013】32は信号発生回路を示し、破砕機正転信
号32a,破砕機起動信号32b,給炭機A起動信号3
2c,給炭機B起動信号32d,給炭機高速信号32
e,給炭機低速信号32f,破砕機逆転信号32gの夫
々の信号が各機器の作動状態に応じて出力される。これ
ら出力信号は判別回路33に入力されて論理演算され、
判別回路33からの出力信号は乗算回路34に入力され
て給炭機16の給炭負荷と運転時間との乗算が行われ
る。ここに給炭負荷とは給炭機16の給炭流量を示し、
通常、負荷率100%または50%にて給炭するように
されている。また、運転時間とは、給炭機16の初期給
炭開始時点から任意時点までの積算運転時間である。3
4a,34b,34c,34dは夫々乗算器を示し、乗
算器34aおよび乗算器34bは夫々、破砕機10の正
転側および逆転側運転における負荷率100%給炭負荷
と運転時間の乗算を行い、また、乗算器34cおよび乗
算器34dは夫々、正転側および逆転側における負荷率
50%給炭負荷と運転時間の乗算が行われる。上記給炭
負荷および運転時間は給炭機16の内部制御回路から、
夫々出力される。
号32a,破砕機起動信号32b,給炭機A起動信号3
2c,給炭機B起動信号32d,給炭機高速信号32
e,給炭機低速信号32f,破砕機逆転信号32gの夫
々の信号が各機器の作動状態に応じて出力される。これ
ら出力信号は判別回路33に入力されて論理演算され、
判別回路33からの出力信号は乗算回路34に入力され
て給炭機16の給炭負荷と運転時間との乗算が行われ
る。ここに給炭負荷とは給炭機16の給炭流量を示し、
通常、負荷率100%または50%にて給炭するように
されている。また、運転時間とは、給炭機16の初期給
炭開始時点から任意時点までの積算運転時間である。3
4a,34b,34c,34dは夫々乗算器を示し、乗
算器34aおよび乗算器34bは夫々、破砕機10の正
転側および逆転側運転における負荷率100%給炭負荷
と運転時間の乗算を行い、また、乗算器34cおよび乗
算器34dは夫々、正転側および逆転側における負荷率
50%給炭負荷と運転時間の乗算が行われる。上記給炭
負荷および運転時間は給炭機16の内部制御回路から、
夫々出力される。
【0014】36は演算器回路を示し、36a,36b
は夫々演算器を示す。演算回路36は乗算器回路34か
らの出力信号を入力し、換算運転時間、詳しくは、負荷
率100%換算運転時間を演算している。演算器36a
および演算器36bは、夫々、上記正転側および逆転側
運転における換算運転時間の演算が行われ、演算器36
aには乗算器34aおよび乗算器34cの出力信号34
a′および34c′が入力され、演算器36bには乗算
器34bおよび乗算器34dの出力信号34b′および
34d′が入力される。
は夫々演算器を示す。演算回路36は乗算器回路34か
らの出力信号を入力し、換算運転時間、詳しくは、負荷
率100%換算運転時間を演算している。演算器36a
および演算器36bは、夫々、上記正転側および逆転側
運転における換算運転時間の演算が行われ、演算器36
aには乗算器34aおよび乗算器34cの出力信号34
a′および34c′が入力され、演算器36bには乗算
器34bおよび乗算器34dの出力信号34b′および
34d′が入力される。
【0015】上記換算運転時間は負荷率100%給炭負
荷基準の給炭機16の換算運転時間であり、負荷率50
%給炭負荷の給炭機16の運転時間を含めて数式1に示
すごとく計算される。
荷基準の給炭機16の換算運転時間であり、負荷率50
%給炭負荷の給炭機16の運転時間を含めて数式1に示
すごとく計算される。
【0016】
【数1】(換算運転時間)=(負荷率100%運転時間)+
1/2 (負荷率50%運転時間)
1/2 (負荷率50%運転時間)
【0017】演算器36aおよび演算器36bからの出
力信号36a′および36b′は切替器40を介して、
夫々演算器38に入力されて負荷率100%給炭負荷と
の乗算により破砕機10による破砕量積算値が演算さ
れ、給炭機16の初期給炭開始時点から任意時点までの
破砕量積算値が得られ信号39として出力されるように
なり、破砕量積算値の増大に伴い破砕機10の打撃板の
摩耗が進展し、摩耗による破砕性能の変化を予測できる
ようになる。上記破砕性能、とくに破砕炭粒度の低下に
対しては破砕機10回転数の増速によって補償させるこ
ととしている。
力信号36a′および36b′は切替器40を介して、
夫々演算器38に入力されて負荷率100%給炭負荷と
の乗算により破砕機10による破砕量積算値が演算さ
れ、給炭機16の初期給炭開始時点から任意時点までの
破砕量積算値が得られ信号39として出力されるように
なり、破砕量積算値の増大に伴い破砕機10の打撃板の
摩耗が進展し、摩耗による破砕性能の変化を予測できる
ようになる。上記破砕性能、とくに破砕炭粒度の低下に
対しては破砕機10回転数の増速によって補償させるこ
ととしている。
【0018】演算器38からの破砕量積算値に対して要
求される破砕機回転数を出力するように制御する制御手
段42が設けられ、切換器46を介して第1制御手段4
2′または第2制御手段42″とが選択される。第1制
御手段42′は負荷率100%給炭負荷に、第2制御手
段42″は負荷率50%給炭負荷における給炭機16の
運転に対応するものである。上記給炭機16の給炭負荷
の選択は、破砕炭槽26内における破砕炭レベルとの連
動によって決定され、上記破砕炭レベルが設定低レベル
以下である場合には、給炭機16は負荷率100%給炭
負荷にて運転され、また、破砕炭レベルが設定低レベル
以上である場合には、給炭機16は負荷率50%給炭負
荷にて運転される。そして上記作動状態のもとで、給炭
機高速信号32eまたは給炭機低速信号32fが択一し
て出力され、また、切換器46の切換作動を介して、上
述したように第1制御手段42′と第2制御手段42″
とが選択される。
求される破砕機回転数を出力するように制御する制御手
段42が設けられ、切換器46を介して第1制御手段4
2′または第2制御手段42″とが選択される。第1制
御手段42′は負荷率100%給炭負荷に、第2制御手
段42″は負荷率50%給炭負荷における給炭機16の
運転に対応するものである。上記給炭機16の給炭負荷
の選択は、破砕炭槽26内における破砕炭レベルとの連
動によって決定され、上記破砕炭レベルが設定低レベル
以下である場合には、給炭機16は負荷率100%給炭
負荷にて運転され、また、破砕炭レベルが設定低レベル
以上である場合には、給炭機16は負荷率50%給炭負
荷にて運転される。そして上記作動状態のもとで、給炭
機高速信号32eまたは給炭機低速信号32fが択一し
て出力され、また、切換器46の切換作動を介して、上
述したように第1制御手段42′と第2制御手段42″
とが選択される。
【0019】上記第1制御手段42′および第2制御手
段42″における制御モデルは入出力関係がヒストグラ
ム形、すなわち、段階状に表現され、段階状破砕量積算
値に対して段階状破砕機回転数が出力される。そして、
破砕量積算値は0から最大値まで例えば8段階に層別さ
れ、したがって破砕機回転数(周速にて示す)も最小値
から最大値まで8段階に層別される。第1制御手段4
2′および第2制御手段42″においては、破砕量積算
値段階が同一であっても段階破砕機回転数は、第1制御
手段42′のものは第2制御手段42″のものに比して
高速にされている。
段42″における制御モデルは入出力関係がヒストグラ
ム形、すなわち、段階状に表現され、段階状破砕量積算
値に対して段階状破砕機回転数が出力される。そして、
破砕量積算値は0から最大値まで例えば8段階に層別さ
れ、したがって破砕機回転数(周速にて示す)も最小値
から最大値まで8段階に層別される。第1制御手段4
2′および第2制御手段42″においては、破砕量積算
値段階が同一であっても段階破砕機回転数は、第1制御
手段42′のものは第2制御手段42″のものに比して
高速にされている。
【0020】かくして、自動・手動切換スイッチ50を
経て制御手段42からの段階破砕機回転数指令56が破
砕機可変速駆動機構14に出力され、破砕機10は段階
回転数のもとで回転されて原炭を破砕させて破砕炭とし
ている。また、上記スイッチ50の手動切換により調節
器52の調節のもとで、手動による破砕機回転数指令5
4を破砕機可変速機構14に出力し、破砕機10は指令
回転数のもとで回転させることができる。
経て制御手段42からの段階破砕機回転数指令56が破
砕機可変速駆動機構14に出力され、破砕機10は段階
回転数のもとで回転されて原炭を破砕させて破砕炭とし
ている。また、上記スイッチ50の手動切換により調節
器52の調節のもとで、手動による破砕機回転数指令5
4を破砕機可変速機構14に出力し、破砕機10は指令
回転数のもとで回転させることができる。
【0021】上記第1制御手段42′および第2制御手
段42″における制御モデルは、制御回路に接続され
た、図示しない計算機手段等に記憶させているので、破
砕機回転数制御装置における環境条件の変化に伴うパラ
メータ変更を必要とする場合に、構成変更を容易にでき
て上記制御モデルを変更させて要求性能に適応させ、上
記装置の運転性能、破砕炭の粒度を最適にすることがで
きる。
段42″における制御モデルは、制御回路に接続され
た、図示しない計算機手段等に記憶させているので、破
砕機回転数制御装置における環境条件の変化に伴うパラ
メータ変更を必要とする場合に、構成変更を容易にでき
て上記制御モデルを変更させて要求性能に適応させ、上
記装置の運転性能、破砕炭の粒度を最適にすることがで
きる。
【0022】48は無負荷運転指令を示し、切換器46
に接続されており、破砕機10を無負荷運転できるよう
にし、運転調整,機能確認等のために動作される。
に接続されており、破砕機10を無負荷運転できるよう
にし、運転調整,機能確認等のために動作される。
【0023】本実施例による石炭破砕機系統の作用につ
いて説明する。マスターシーケンス操作によって、破砕
炭コンベヤ,破砕炭排出機28,破砕機10,給炭機1
6等の系統機器のための起動回路が作動されて、上記機
器が順序起動され、原炭の給炭開始を経て正規運転が開
始されると、破砕炭槽26内の破砕炭レベルの検出によ
って、上記レベルに対応した給炭機16の給炭負荷が選
択され、選択された給炭負荷のもとで給炭が行われるよ
うになり、また上記給炭負荷に対応して第1制御手段4
2′または第2制御手段42″が選択され、選択された
上記制御手段のもとで制御動作がなされ、段階破砕機回
転数指令56が破砕機可変速機構14に出力されて破砕
機10は指令回転数のもとで回転されて原炭20を破砕
させて破砕炭24としている。
いて説明する。マスターシーケンス操作によって、破砕
炭コンベヤ,破砕炭排出機28,破砕機10,給炭機1
6等の系統機器のための起動回路が作動されて、上記機
器が順序起動され、原炭の給炭開始を経て正規運転が開
始されると、破砕炭槽26内の破砕炭レベルの検出によ
って、上記レベルに対応した給炭機16の給炭負荷が選
択され、選択された給炭負荷のもとで給炭が行われるよ
うになり、また上記給炭負荷に対応して第1制御手段4
2′または第2制御手段42″が選択され、選択された
上記制御手段のもとで制御動作がなされ、段階破砕機回
転数指令56が破砕機可変速機構14に出力されて破砕
機10は指令回転数のもとで回転されて原炭20を破砕
させて破砕炭24としている。
【0024】本発明において、破砕炭レベルによる給炭
機の給炭負荷制御と破砕機回転数制御とは連動制御とさ
せているが、上記制御は必要に応じて単独制御に切換制
御運転させることができる。なお、本発明は石炭以外の
材料を破砕する破砕機ならびに可変速運転を行う破砕機
等にも適用できるとともに、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿
論である。
機の給炭負荷制御と破砕機回転数制御とは連動制御とさ
せているが、上記制御は必要に応じて単独制御に切換制
御運転させることができる。なお、本発明は石炭以外の
材料を破砕する破砕機ならびに可変速運転を行う破砕機
等にも適用できるとともに、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿
論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
石炭破砕機の継続した石炭の破砕操作においても、破砕
性能の変化を予測し、制御手段を用いて上記変化を破砕
機回転数の増速によって補償させているので、破砕機の
負荷変動や打撃板の摩耗変化にも拘らず破砕炭の粒度を
所定粒度に維持できるとともに、次工程等からの最終製
品の粒度低下を有効に防止できる等、多大な効果を奏す
る。
石炭破砕機の継続した石炭の破砕操作においても、破砕
性能の変化を予測し、制御手段を用いて上記変化を破砕
機回転数の増速によって補償させているので、破砕機の
負荷変動や打撃板の摩耗変化にも拘らず破砕炭の粒度を
所定粒度に維持できるとともに、次工程等からの最終製
品の粒度低下を有効に防止できる等、多大な効果を奏す
る。
【図1】本発明の一実施例を示す破砕機回転数制御装置
の全体構成図。
の全体構成図。
【図2】同装置の制御回路図のうち破砕量積算値の演算
回路を示す図。
回路を示す図。
【図3】同装置の制御回路図のうち段階破砕機回転数制
御回路を示す図。
御回路を示す図。
10 石炭破砕機 14 破砕機可変速駆動機構 16 給炭機 24 破砕炭 26 破砕炭槽 27 破砕炭レベル計 36,38 演算器 42 制御手段 42′ 第1制御手段 42″ 第2制御手段 56 段階破砕機回転数指令
フロントページの続き (72)発明者 大橋 順四郎 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 内田 誠一郎 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 給炭機を備えた可逆可変速ロータを有す
る石炭破砕機の回転数制御装置であって、給炭機の給炭
負荷と給炭時間に基いて換算運転時間を演算する演算器
と、換算運転時間に基いて破砕量積算値を演算する演算
器と、破砕量積算値に対して段階破砕機回転数を制御す
る制御手段と、制御手段から破砕機可変速駆動機構に出
力する段階破砕機回転数指令と、を具備したことを特徴
とする破砕機回転数制御装置。 - 【請求項2】 換算運転時間は破砕機の正転側および逆
転側に夫々演算する演算器を備えたことを特徴とする請
求項1記載の破砕機回転数制御装置。 - 【請求項3】 制御手段は破砕炭槽の破砕炭レベルに連
動する給炭機の給炭負荷に対応して第1制御手段または
第2制御手段と、を自動選択することを特徴とする請求
項1または請求項2記載の破砕機回転数制御装置。 - 【請求項4】 段階的破砕機回転数指令を切換器を介し
て任意に調整するための調節器を備えたことを特徴とす
る請求項1,請求項2または請求項3記載の破砕機回転
数制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166335A JP2795793B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 破砕機回転数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166335A JP2795793B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 破砕機回転数制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07849A true JPH07849A (ja) | 1995-01-06 |
JP2795793B2 JP2795793B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=15829463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5166335A Expired - Fee Related JP2795793B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 破砕機回転数制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795793B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467713B1 (ko) * | 2000-09-09 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 파쇄기의 미분탄 입도제어장치 |
US7538515B2 (en) | 2006-10-12 | 2009-05-26 | Denso Corporation | Motor controller |
WO2023171765A1 (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-14 | Jfeスチール株式会社 | 石炭の粉砕方法、コークス用の石炭の製造方法及び石炭粉砕装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564303A (en) * | 1979-06-23 | 1981-01-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacturing apparatus for continuously cast billet |
JPH0299153A (ja) * | 1988-10-06 | 1990-04-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 竪形ミルの制御方法 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP5166335A patent/JP2795793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564303A (en) * | 1979-06-23 | 1981-01-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacturing apparatus for continuously cast billet |
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WO2023171765A1 (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-14 | Jfeスチール株式会社 | 石炭の粉砕方法、コークス用の石炭の製造方法及び石炭粉砕装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2795793B2 (ja) | 1998-09-10 |
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