JPH0784812A - 自動機システムにおける障害処理方式 - Google Patents

自動機システムにおける障害処理方式

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JPH0784812A
JPH0784812A JP5232887A JP23288793A JPH0784812A JP H0784812 A JPH0784812 A JP H0784812A JP 5232887 A JP5232887 A JP 5232887A JP 23288793 A JP23288793 A JP 23288793A JP H0784812 A JPH0784812 A JP H0784812A
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JP
Japan
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terminal
failure
sub
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Application number
JP5232887A
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English (en)
Inventor
Keisuke Mizuno
恵介 水野
Toshihiro Segawa
敏弘 瀬川
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動機システムにおける障害処理
方式に関し、障害及び操作者のレベルに応じて障害処理
を効率よく実行することを目的とする。 【構成】 自動機システムは、所定のサービスを提供す
ると共に、障害の種別及び操作者の障害処理に関する資
格が利用者、システム管理者、メーカ保守者の3レベル
からなる。アプリケーションプログラム4が、処理を実
行中にシステム管理者及びメーカ保守者のレベルの障害
が発生した場合に、これをサブOS3に通知する。サブ
OS3が、この通知を受けた場合に、それ以後の端末1
への入力がシステム管理者によるものか否かその資格を
検査し、システム管理者によるものである場合に障害の
種別がシステム管理者又はメーカ保守者のレベルのいず
れであるかを端末1に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動機システムにおけ
る障害処理方式に関し、特に、システムに障害が発生し
た場合に操作者のレベルに応じた処理を行う自動機シス
テムにおける障害処理方式に関する。
【0002】デスクトップコンピュータ等の一般的なデ
ータ処理システムと異なり、ある特定のサービスを提供
するためのシステムであって、不特定の多数人が使用す
るシステムがある。例えば、住民票や在学証明書等を発
行する証明書発行装置の如きである。なお、このような
データ処理システムを、本明細書では自動機システムと
いうこととする。
【0003】
【従来の技術】図12は従来技術説明図であり、デスク
トップコンピュータにおける障害処理について示す。
【0004】図12において、操作者(利用者)による
キーボード(KB)やマウスからの入力に基づいて当該
コンピュータが処理を実行している(ST101)間
に、障害(エラー)が発生すると、コンピュータは所定
のエラーメッセージ(MSG)を表示する(ST10
2)。これを見た操作者によってキーボード等から所定
の入力が実行されると(ST103)、当該コンピュー
タはこれに応じたエラー処理を実行する(ST10
4)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した如きデスクト
ップコンピュータ等における一般的な障害処理を、自動
機システムにそのまま適用することには問題がある。
【0006】本発明者の検討によれば、自動機システム
は、前述の如く、特定のサービスを提供するためのもの
ではあるが、不特定の多数人が使用するものであるた
め、その操作者のレベルに応じた障害処理が必要とな
る。この操作者のレベルに応じた障害処理を行わない場
合や、障害が発生した場合に、効率のよい障害処理を行
うことができなくなる。また、操作者等も適切な障害の
復旧を行うことができなくなる。
【0007】本発明者の検討によれば、自動機システム
においては、障害の種別及び操作者を以下の3つのレベ
ルに分けて各々のレベルに応じた障害処理を行うことが
最も望ましく、効率のよい障害処理を実現できることが
分かった。この3つのレベルとは、 利用者:自動機システムを利用する者であって、シス
テムについての知識を持たない操作者、 システム管理者:自動機システムを購入し、システム
を管理する操作者、 メーカ保守者:自動機システムを販売し、システムの
障害を保守する操作者、である。
【0008】本発明は、以上の知見に基づいてなされた
もので、障害及び操作者のレベルに応じて障害処理を効
率よく実行することが可能な自動機システムにおける障
害処理方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明による自動機システムを示す。この自
動機システムは、所定のサービスを提供すると共に、障
害の種別及び操作者の障害処理に関する資格が利用者、
システム管理者、メーカ保守者の3レベルからなるデー
タ処理システムである。この自動機システムは、システ
ム管理者が使用するデータ処理装置であるホストコンピ
ュータ11と、利用者が主として使用するデータ処理装
置であって、ホストコンピュータ11と接続され、サー
ビスを提供する端末1と、端末1に設けられたオペレー
ティングシステム(以下、OSという)2と、端末1に
設けられた当該端末1での障害処理を制御する自動機用
サブオペレーティングシステム(以下、サブOSとい
う)3と、端末1に設けられ、当該端末1での所定のサ
ービスを提供するための処理を実行するアプリケーショ
ンプログラム4とを備える。
【0010】アプリケーションプログラム4は、当該処
理を実行中にシステム管理者及びメーカ保守者のレベル
の障害が発生した場合に、これをサブOS3に通知す
る。サブOS3は、前記通知を受けた場合に、それ以後
の当該端末1への入力がシステム管理者によるものか否
かその資格を検査し、システム管理者によるものである
場合に当該障害の種別がシステム管理者又はメーカ保守
者のレベルのいずれであるかを当該端末1に出力する。
【0011】
【作用】図2は本発明の作用説明図であり、本発明によ
る自動機システムにおける障害処理フローを示す。
【0012】図2において、操作者(利用者)による端
末1のタッチスクリーン(TS)8からの入力に基づい
てアプリケーションプログラム4が処理を実行している
(ST1)間に、システム管理者及びメーカ保守者のレ
ベルの障害(エラー)が発生すると、これをサブOS3
に通知する。サブOS3は、端末1のタッチスクリーン
8にシステム管理者を呼んでいる旨を表示して実行中の
サービスの提供を中止し(ST2)、また、ホストコン
ピュータ(以下、ホストという)11に障害発生の通知
を受けた旨を通知する(ST2)。
【0013】ホスト11への通知を見たシステム管理者
は、端末1の設置場所へ出向いて、端末1へタッチスク
リーン8以外から所定の入力を行う(ST3)。サブO
S3は、この入力についてシステム管理者によるものか
否かその資格を検査する(ST3)。
【0014】システム管理者によるものである場合、サ
ブOS3は、障害の種別を判定し(ST4)、その結果
を端末1に出力する。即ち、システム管理者レベルであ
れば、サブOS3は、エラーメッセージ(MSG)を端
末1へ表示し(ST5)、これを見たシステム管理者が
所定の応答をタッチスクリーンから端末1へ入力すると
(ST6)、所定のエラー復旧処理を実行する(ST
7)。また、メーカ保守者レベルであれば、サブOS3
は、メーカコールメッセージを表示し(ST8)、これ
を見たシステム管理者が所定の応答を入力すると(ST
9)、サブOS3は制御をOS2に渡してメーカ保守者
によるエラー処理モードに移行する(ST10)。この
後、メーカ保守者による保守が行われる。
【0015】以上の如く、本発明によれば、障害が利用
者レベルの場合には、ホスト11へ通知されることな
く、端末1における利用者の応答により復旧できる。ま
た、システム管理者レベルの場合には、これをホスト1
1に通知してシステム管理者を端末1へ呼出し、その応
答により復旧できる。更に、メーカ保守者レベルの場合
には、メーカ保守者によるエラー処理モードとし、ホス
ト11への通知により呼出したシステム管理者を介して
メーカ保守者を呼出し、その応答により復旧できる。
【0016】
【実施例】図1の自動機システムは、本実施例において
は、大学構内に設置されて学生向けに在学証明書等の各
種証明書を発行する証明書発行システムを構成する。従
って、この場合の利用者は学生であり、システム管理者
は大学職員である。また、端末1は証明書発行装置とし
て用いられ、学内の各所に設置される。ホスト11は学
内事務一般の処理業務を実行しその一環として証明書発
行装置を管理するものであり、学内の例えば学生課内に
設置される。
【0017】端末1は、前述の如く利用者である学生が
主として使用するデータ処理装置であって、中央処理装
置及びメモリ(図示せず)からなる。OS2は端末1に
おける各プログラムの実行を制御し、各種証明書の発行
というサービスの提供のための処理を制御する。
【0018】サブOS3は、端末1における障害処理を
制御するもので、OS2から独立して設けられ、アプリ
ケーションプログラム4の実行中これを監視し、障害が
発生すると所定の障害処理を行う。
【0019】アプリケーションプログラム4は複数設け
られ、その各々が所定のサービスを提供するための処理
を実行する。例えば、在学証明書/成績証明書/時間割
表/卒業見込み証明書/健康診断書/学割証等の各発行
対象毎にこれを処理するアプリケーションプログラム4
が設けられる。各アプリケーションプログラム4は、利
用者である学生による端末1への選択入力により起動さ
れる。
【0020】起動されたアプリケーションプログラム4
は、処理の実行中に障害が発生すると、この障害のエラ
ー番号に基づいて、この障害のレベルを判別し、システ
ム管理者及びメーカ保守者のレベル(即ち利用者レベル
より上位)である場合、これをサブOS3に通知する。
【0021】ここで、本実施例において、利用者レベル
の障害とは、利用者による学籍番号等の入力ミス(文法
エラー)を指す。従って、利用者の再度の入力により障
害の復旧が可能なレベルである。この場合、アプリケー
ションプログラム4は、サブOS3に通知することな
く、タッチスクリーン8上に利用者への再入力を求める
メッセージを表示する。これを見た利用者が正しい応答
を端末1へ入力すれば、障害は復旧する。
【0022】また、利用者の障害処理に関する資格は、
特にシステム管理者IDを必要とするものでなく、学籍
番号等の登録されたデータ(利用者ID)を持つ者であ
ればよい。なお,利用者IDはID入力装置9へのID
カードの挿入により,資格チェックされる。また、利用
者による端末1即ちアプリケーションプログラム4への
入力はタッチスクリーン8を介してのみ許される。
【0023】システム管理者レベルの障害とは、証明書
発行時に印刷装置7で証明書を印刷発行する際の紙づま
り(ジャム)、証明書発行のために投入された硬貨や紙
幣のつまりや、つり銭切れ等を指す。これらは、利用者
の応答によって復旧できるものではなく、また、不正防
止等のため利用者に応答させるべきではない。この場
合、アプリケーションプログラム4は、サブOS3にエ
ラー番号と共に障害発生を通知し、サブOS3からの処
理再開指示があるまで待ち状態となる。
【0024】また、システム管理者の障害処理に関する
資格は、特にID又はパスワード等を必要とし、これに
より資格判定される。また、このIDの入力は、タッチ
スクリーン8ではなく、ID入力装置9又はキーボード
10を介して行われる。そして、利用者による操作を防
止するため、キーボード10は、端末1内の施錠された
ボックス(図示せず)内に設けられる。システム管理者
は、利用者IDカードとこのボックスの鍵を持つ者であ
る。
【0025】メーカ保守者レベルの障害とは、端末1の
ハードウェア故障を指す。これはシステム管理者の応答
によって復旧できるものではなく、また、安全や破損防
止のためシステム管理者に応答させるべきものではな
い。この場合、アプリケーションプログラム4は、サブ
OS3にエラー番号と共に障害発生を通知し、サブOS
3からの処理再開指示があるまで待ち状態となる。
【0026】サブOS3は、アプリケーションプログラ
ム4からの通知を受けると、利用者の使用する入出力装
置であるタッチスクリーン8上に所定の画面を表示し、
これにより、以後のメッセージを抑制し、サービスの提
供を中止(又は中断)する。また、サブOS3は当該通
知を受けた旨をホスト11に通知し、この後、システム
管理者による端末1への応答を待つ。
【0027】ホスト11は、複数の端末1を管理するた
めの処理を行う自動機管理プログラム12を有し、これ
により、端末1を管理する。サブOS3からの通知を受
けたホスト11は、自動機管理プログラム12を起動し
て所定の処理を行う。例えば、ホスト11のOS(図示
せず)を介して所定のプログラムに処理を依頼し、出力
装置13にサブOS3からの通知があった旨を出力す
る。
【0028】この出力は、出力装置13が印刷装置であ
れば印刷出力され、CRTの如き表示装置であれば表示
出力され、いずれも例えばアラームを伴う。この出力
は、当該通知元のサブOS3を特定することにより、端
末1(及び設置場所)を特定するように出力される。
【0029】これを見たシステム管理者は端末1の設置
場所へ出向き、ID入力装置9へIDカードを挿入して
IDを入力し、ボックスを開けて、キーボード10を用
いて所定の応答をする。
【0030】サブOS3は、入力されたIDにより、こ
の応答が正しい(システム管理者の資格を持つ者による
入力)かを判定し、正しい場合に、所定の処理を行う。
即ち、サブOS3は、アプリケーションプログラム4か
ら通知されたエラー番号により障害の種別がシステム管
理者レベルであるかメーカ保守者レベルであるかを判別
し、これを例えばタッチスクリーン8(又は図外の表示
装置)に表示する。また、システム管理者がどのような
応答をすればよいかをメニュー表示する(以下、復旧メ
ニューという)。
【0031】このメニュー表示を見たシステム管理者
は、この復旧メニューに従った応答をする。即ち、メー
カ保守者レベルの障害であれば、実行中であった処理を
終了させる応答をキーボード10等から入力し、この
後、電話等でメーカ保守者を呼び出す。また、システム
管理者レベルの障害であれば、復旧メニューに従った応
答をする。これにより、障害復旧する。
【0032】復旧メニューに従ったシステム管理者の応
答を受けたサブOS3は、メーカ保守者レベルの障害で
あれば、実行権(CPUの使用権)を放棄し、OS2に
制御を戻して処理を終了する。また、これと共に、サブ
OS3はアプリケーションプログラム4の処理を終了さ
せる。一方、システム管理者レベルの障害であれば、サ
ブOS3は、復旧メニューに従った応答により障害が復
旧したら、アプリケーションプログラム4に処理再開通
知を行う。これを受けてアプリケーションプログラム4
は処理を再開する。
【0033】メーカ保守者は、システム管理者からの知
らせにより、端末1へ出向き、ボックスを開けてキーボ
ード10を用いて所定の処理を行う。なお、これに先立
って、必要であれば、ID入力装置9へのIDカードの
挿入による資格のチェックを行ってもよい。
【0034】メーカ保守者によるキーボード10からの
入力により、OS2は、保守プログラム6を起動する。
保守プログラム6はキーボード10からの入力に応じて
障害の復旧のために必要な所定の処理を行う。
【0035】復旧メニューの表示は、メッセージ表示プ
ログラム5により実行される。サブOS3は、システム
管理者による入力を受けると、エラー番号を渡してメッ
セージ表示プログラム5を起動する。
【0036】メッセージ表示プログラム5の処理を図3
に示す。起動されたメッセージ表示プログラム5は、メ
ッセージファイル14をエラー番号(以下、メッセージ
No.ともいう)を用いて詮索する。メッセージファイル
14は、メッセージNo.毎にレコード15を備える。各
レコード15はメッセージNo.、文字データ、ビジュア
ルデータを記憶してなる。
【0037】レコード15において、ビジュアルデータ
は、実際の画像データではなく、当該画像データを格納
したファイル名として格納される。このファイルは、メ
ッセージファイル14とは別に設けられる(図示せ
ず)。
【0038】メッセージ表示プログラム5は、メッセー
ジNo.を用いてメッセージファイル14を検索して文字
データを読出し、更に当該レコード15内のビジュアル
データのファイル名を用いてビジュアルデータのファイ
ルを検索してビジュアルデータを読出す。メッセージ表
示プログラム5は、読出したデータをメッセージ表示画
面16上に表示する。即ち、ビジュアルデータはメッセ
ージ表示画面16のビジュアルデータ表示部に表示し、
文字データはその文字表示部に表示する。
【0039】以上により、メッセージ表示画面16上に
障害の内容を画像により表示できるので、復旧作業の手
順を分かり易くすることができる。また、アプリケーシ
ョンプログラム4の作成者に対する復旧の負担を少なく
することができる。
【0040】また、メッセージ表示画面16の内容、大
きさ、位置等は、メッセージファイル14の該当レコー
ド15の変更のみで所望の内容等に、設定、追加、変更
できる。なお、ビジュアルデータとしては、端末1にお
ける障害部分の他に表やグラフを表示することも可能で
ある。
【0041】なお、メッセージNo.とエラー番号とは同
一でなくてもよく、エラー番号により特定される表示メ
ッセージに独立にメッセージNo.を付し、これをメッセ
ージファイル14の検索に用いてもよい。
【0042】また、利用者レベルの障害が発生した場合
にも、アプリケーションプログラム4からサブOS3を
介してメッセージ表示プログラム5を呼出して、メッセ
ージ表示画面16上に文字データ及びビジュアルデータ
を表示するようにしてもよい。この場合、障害復旧のた
めの復旧メニューの表示を全てアプリケーションプログ
ラム4以外が実行することになる。このため、アプリケ
ーションプログラム4の各々が当該処理実行のための部
分を持たなくて済むので、そのサイズを小さくでき、ま
た、作成者の負担を少なくすることができる。
【0043】なお、メッセージ表示画面16は、タッチ
スクリーン8上に設けても、また、独立した表示装置と
して設けてもよい。図4と図5及び図6は本発明による
自動機システムにおける障害処理フローを示す。特に、
図4において、図の左側はアプリケーションプログラム
4の処理を示し、図の右側は証明書発行装置(端末1)
の処理を示す。また、図5及び図6において、図の左側
はサブOS3の処理を示し、図の右側はアプリケーショ
ンプログラム4の処理を示す。
【0044】図4において、処理を実行中のアプリケー
ションプログラム4がシステム(端末1)の入出力処理
を入出力制御プログラム(図示せず)に依頼する(ST
11)。この入出力処理は、例えば、タッチスクリーン
8への入出力、印刷装置7による印刷出力、金銭取扱部
(図示せず)への金銭の受入れ等の処理である。
【0045】端末1が処理を開始すると(ST12)、
何らかの障害が発生したとする。端末1は障害発生をア
プリケーションプログラム4に返答する(ST13)。
アプリケーションプログラム4は、障害発生を受付け
(ST14)、障害の内容に応じて予め定められている
エラー番号を設定し(ST15)、サブOS3に対して
エラー番号と共に障害発生を通知する(ST16)。こ
れにより、復旧メニューの表示を依頼したこととなる。
【0046】サブOS3は復旧メニューの表示について
の処理を更にメッセージ表示プログラム5に依頼する
(ST16)。メッセージ表示プログラム5はエラー番
号を用いてメッセージファイル14を検索し、該当する
文字データ及びビジュアル(画面)データを読込み及び
設定する(ST16)。以上のST(ステップ)16の
処理の実際は、端末1からは見えず、あたかもアプリケ
ーションプログラム4の処理の如く見える。
【0047】アプリケーションプログラム4は、読込ん
だビジュアルデータ等の表示を入出力制御プログラムに
依頼し(ST16)、端末1はメッセージ表示画面16
上にビジュアルメッセージ等を表示する(ST17)。
これにより復旧メニューの表示が終了する。
【0048】図5及び図6は連続して一連の障害処理フ
ローを示す。図5及び図6において、OS2がタッチス
クリーン8上に在学証明書/成績証明書等のメニュー画
面を表示して待ち状態にある。このメニュー画面を見た
利用者(学生)がID入力装置9からIDを入力し,タ
ッチスクリーン8から所望のメニューを選択入力する
と、OS2はサブOS3を起動する。
【0049】サブOS3は選択メニューに対応するアプ
リケーションプログラム4を起動する(ST18)。こ
れに応じてアプリケーションプログラム4が処理(図4
のST11、ST12)を開始すると(ST19)、何
らかの障害が発生したとする。アプリケーションプログ
ラム4は所定の障害検出処理(図4のST13乃至ST
16)を実行し、更に、エラー番号と共にサブOS3に
障害発生を通知し、サブOS3からの指示待ち状態とな
る(ST20)。サブOS3は障害発生の通知を受付け
る(ST21)。
【0050】次に、サブOS3は、図7に示すシステム
管理者コール画面をタッチスクリーン8上に表示する
(ST22)。これにより、以後のメッセージの入力が
不可となる。これと並行して、サブOS3は、ホスト1
1の自動機管理プログラム12にシステム管理者エラー
を通知する(ST23)。これにより、ホスト11の出
力装置13に図7と略同様の画面が表示される。
【0051】なお、図7の表示のための文字データは、
サブOS3が持っていても、また、メッセージ表示プロ
グラム5によりメッセージファイル14から読出しても
よい。
【0052】ここで、障害が利用者レベルである場合
は、ST20でサブOS3に通知することなく、エラー
番号に従ってアプリケーションプログラム4が再入力指
示を表示する等の復旧処理を行う。または、ST21の
後ST22及びST23を実行せずに、メッセージ表示
プログラム5によりメッセージファイル14から再入力
指示の表示データを読出し(図4のST16)、アプリ
ケーションプログラム4に渡し、これを表示する(図4
のST17)ようにしてもよい。
【0053】ホスト11への表示を見たシステム管理者
が端末1に出向き、ID入力装置9からIDカードによ
りIDを入力すると、サブOS3はこれにより資格をチ
ェックする(ST24)。
【0054】正しいID入力でない場合、サブOS3は
以後の処理を行うことなく処理を終了し、OS2に制御
を渡す。OS2は,再度,IDの入力待ちの状態とな
る。正しいID入力である場合、サブOS3はエラー番
号を用いて障害のレベルを判定する(ST25)。この
結果に基づいて、サブOS3は、システム管理者レベル
の障害である場合、図8に示す如き、エラー内容と復旧
指示の画面をタッチスクリーン8上に表示する(ST2
6)。メーカ保守者レベルの障害の場合、サブOS3
は、図9に示す如き、メーカ保守依頼の画面をタッチス
クリーン8上に表示する(ST27)。
【0055】次に、サブOS3はシステム管理者による
復旧処理のためのメニュー(復旧メニュー)をメッセー
ジ表示画面16上に表示する(ST28)。復旧メニュ
ーの例を図10及び図11に示す。図10及び図11は
ST26の後に実行されるST28における例である。
即ち、システム管理者レベルの障害の例を示す。図10
は用紙づまりの場合の例であり、図11はつり銭切れの
場合の例である。いずれの場合も、障害の内容が画像で
表示され復旧処理を容易にしている。
【0056】この復旧メニューを見たシステム管理者が
復旧処理を終了すると、サブOS3は、障害の復旧が完
了したことを判別し(ST29)、アプリケーションプ
ログラム4に処理再開の指示をする。これを受けて、ア
プリケーションプログラム4は処理を再開する(ST3
0)。
【0057】一方、ST27の後に実行されるST28
においては、システム終了指示の詳細がメッセージ表示
画面16上に表示される。これを見たシステム管理者が
システム終了の指示を入力すると、サブOS3は実行権
を放棄して処理を終了し、制御を(汎用)OS2に戻す
(ST31)。
【0058】OS2は、例えばタッチスクリーン8上に
入力中止の画面を表示し、メーカ保守者によるキーボー
ド10からの入力待ちの状態となる。この後、メーカ保
守者が端末1に出向き、キーボード10からの入力によ
り保守プログラム6を起動して必要な処理を実行する
(ST32)。例えば、保守プログラム6によるテスト
を行い、障害内容を特定して復旧する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動機システムにおける障害処理において、障害及び操
作者の障害処理の資格をレベルに応じて3つに分け、そ
の各々につき適切な処理を行うサブOSを設けることに
より、利用者、システム管理者、メーカ保守者の各々に
必要に応じて適切な障害処理の指示を表示することがで
き、各レベルで復旧できる障害は上位レベルの者に通知
することなく復旧できるので、障害処理を効率よく実行
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の作用説明図である。
【図3】メッセージ表示の説明図である。
【図4】障害処理フローである。
【図5】障害処理フローである。
【図6】障害処理フローである。
【図7】表示画面の一例を示す図である。
【図8】表示画面の一例を示す図である。
【図9】表示画面の一例を示す図である。
【図10】復旧メニューの一例を示す図である。
【図11】復旧メニューの一例を示す図である。
【図12】従来技術説明図である。
【符号の説明】
1 端末 2 オペレーティングシステム(OS) 3 自動機用サブオペレーティングシステム(サブO
S) 4 アプリケーションプログラム 5 メッセージ表示プログラム 6 保守プログラム 7 印刷装置 8 タッチスクリーン 9 ID入力装置 10 キーボード 11 ホストコンピュータ(ホスト) 12 自動機管理プログラム 13 出力装置 14 メッセージファイル 15 レコード内容 16 メッセージ表示画面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサービスを提供すると共に、障害
    の種別及び操作者の障害処理に関する資格が利用者、シ
    ステム管理者、メーカ保守者の3レベルからなるデータ
    処理システムであって、 前記システム管理者が使用するデータ処理装置であるホ
    ストコンピュータ(11)と、 前記利用者が主として使用するデータ処理装置であっ
    て、前記ホストコンピュータ(11)と接続され、前記
    サービスを提供する端末(1)と、 前記端末(1)に設けられたオペレーティングシステム
    (2)と、 前記端末(1)に設けられた当該端末(1)での障害処
    理を制御する自動機用サブオペレーティングシステム
    (3)と、 前記端末(1)に設けられ、当該端末(1)での前記所
    定のサービスを提供するための処理を実行するアプリケ
    ーションプログラム(4)とを備え、 前記アプリケーションプログラム(4)が、当該処理を
    実行中に前記システム管理者及びメーカ保守者のレベル
    の障害が発生した場合に、これを前記自動機用サブオペ
    レーティングシステム(3)に通知し、 前記自動機用サブオペレーティングシステム(3)が、
    前記通知を受けた場合に、それ以後の当該端末(1)へ
    の入力が前記システム管理者によるものか否かその資格
    を検査し、前記システム管理者によるものである場合に
    当該障害の種別が前記システム管理者又はメーカ保守者
    のレベルのいずれであるかを当該端末(1)に出力する
    ことを特徴とする自動機システムにおける障害処理方
    式。
  2. 【請求項2】 前記自動機用サブオペレーティングシス
    テム(3)が、前記通知を受けた場合に、当該端末
    (1)での前記所定のサービスの提供を中止し、当該通
    知を受けた旨を前記ホストコンピュータ(11)に通知
    することを特徴とする請求項1記載の自動機システムに
    おける障害処理方式。
  3. 【請求項3】 前記障害の種別の当該端末(1)への出
    力は、当該障害に関するデータを文字及び画像によって
    表示することを特徴とする請求項1記載の自動機システ
    ムにおける障害処理方式。
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