JPH1040091A - プログラム制御装置 - Google Patents

プログラム制御装置

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JPH1040091A
JPH1040091A JP8190369A JP19036996A JPH1040091A JP H1040091 A JPH1040091 A JP H1040091A JP 8190369 A JP8190369 A JP 8190369A JP 19036996 A JP19036996 A JP 19036996A JP H1040091 A JPH1040091 A JP H1040091A
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JP
Japan
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monitoring
program
patch
input
control device
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Application number
JP8190369A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Sei
正光 清
Naoyuki Kakizaki
直幸 柿崎
Masaaki Sato
真明 佐藤
Masayuki Honma
雅之 本間
Jun Ouchi
潤 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はプログラム制御装置に関し、簡単な
構成でパッチ投入後の装置の動作確認を能率良く行える
プログラム制御装置の提供を課題とする。 【解決手段】 プログラム制御により機能実現されるプ
ログラム制御装置において、1又は2以上の機能A,B
を実現する1又は2以上の制御プログラム1〜4に関連
して設けられ、かつ前記装置の動作に関する監視項目を
記述した監視項目データと、該監視項目データに従い各
対応する装置動作の監視処理を行う複数の監視処理部
1,2とを備え、ある制御プログラム3へのパッチ投入
に際し、該パッチ投入プログラム3に関連する監視項目
データ2を抽出して対応する装置動作の監視を行う。監
視項目デ−タは、予め制御プログラム1〜4毎に、又は
予め1又は2以上の制御プログラムが実現する機能A,
B毎に、又は投入するパッチ情報毎に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプログラム制御装置
に関し、更に詳しくはプログラム制御により機能実現さ
れるプログラム制御装置に関する。この種の装置として
は、例えば多数の制御プログラム(モジュール)により
各種機能(加入者線対応機能,回線交換機能,局線対応
機能等)が実現される交換機システムがある。交換機シ
ステムは、一旦稼働すると停止できなため、ソフトウェ
アのバグ対処、小規模の仕様変更、追加、機能改善等を
行う場合は、稼働中のプログラムにパッチを加える。し
かし、加えたパッチに誤りや投入ミスがあると、これが
システムと複雑に関係して交換機サービスの低下を招
く。そこで、原因の早期発見と対処が必要となる。
【0002】
【従来の技術】一般に、パッチ投入後の交換機システム
の正常性確認は、パッチ投入対象プログラムによりシス
テムに与える影響が異なるため、確認項目も異なる。従
来は、システムに精通した技術者が各交換機へ出向いて
パッチ投入及びその動作確認作業を行うか、又は予め動
作確認のための詳細手順書を作成し、各交換機の保守者
にパッチ投入及びその動作確認作業を依頼していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今日の複雑
化、高度化した交換機システムでは、システムに精通し
た技術者を集めることは極めて困難である。また、パッ
チ投入の度に動作確認のための詳細手順書を作成するの
は極めて負担であり、かつ非能率的である。この問題点
は、上記交換機システムに限らず、他の一般のプログラ
ム制御装置についても言える。
【0004】本発明の目的は、簡単な構成でパッチ投入
後の装置の動作確認を能率良く行えるプログラム制御装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のプログ
ラム制御装置は、プログラム制御により機能実現される
プログラム制御装置において、1又は2以上の機能A,
Bを実現する1又は2以上の制御プログラム1〜4に関
連して設けられ、かつ装置の動作に関する監視項目を記
述した監視項目データ1,2と、監視項目データ1/2
に従い各対応する装置動作の監視処理を行う複数の監視
処理部1,2とを備え、ある制御プログラム3へのパッ
チ投入に際し、該パッチ投入プログラム3に関連する監
視項目データ2を抽出して対応する装置動作の監視を行
うものである。
【0006】本発明(1)によれば、各制御プログラム
に関連して設けられた監視項目データと、監視項目デー
タに従い各対応する装置動作の監視処理を行う複数の監
視処理部とを備えるので、どの制御プログラムにパッチ
を投入しても、該パッチ投入プログラムにより複雑な影
響を受ける装置動作の監視を能率良く行える。好ましく
は、本発明(2)においては、上記本発明(1)におい
て、監視項目デ−タは、予め制御プログラム毎に設けら
れる。従って、各制御プログラムに則したきめ細かい動
作監視を能率良く行える。
【0007】また好ましくは、本発明(3)において
は、上記本発明(1)において、監視項目デ−タは、予
め1又は2以上の制御プログラムが実現する機能毎に設
けられる。従って、各機能に則したきめ細かい動作監視
を能率良く行える。また好ましくは、本発明(4)にお
いては、上記本発明(1)において、監視項目デ−タ
は、投入するパッチ情報毎に設けられる。従って、各パ
ッチに則したきめ細かい動作監視を能率良く行える。
【0008】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(1)において、プログラム制御装置
は、交換機、伝送装置等の通信制御装置である。上記本
発明(1)は、常時運用され、かつ複雑化、高度化した
通信制御装置に適用して特に効果がある。また好ましく
は、本発明(6)においては、上記本発明(1)におい
て、パッチ情報を投入する保守コンソールを備え、該保
守コンソールより監視項目デ−タを変更可能である。従
って、規設定の監視項目デ−タを容易に変更でき、柔軟
な動作監視を能率良く行える。
【0009】また好ましくは、本発明(7)において
は、上記本発明(1)において、監視処理部は、パッチ
投入プログラムが実現する機能に基づき、予め規定され
た1又は2以上の制御プログラムが生成する特定の自律
メッセージの監視を行うと共に、その監視結果に基づき
投入パッチの正常/異常を判定する。この種の装置で
は、制御プログラムに応じてその実現機能を特定でき、
該実現機能が特定されると、その前記制御プログラムに
対してパッチを投入した場合に、その影響を受けて、該
パッチ投入プログラム又は他の1又は2以上の制御プロ
グラムで生成されるであろう特定の自律メッセージ(異
常メッセージ等)を予め規定できる。従って、パッチ投
入プログラムが実現する機能に基づき、予め規定された
1又は2以上の制御プログラムが生成する特定の自律メ
ッセージの監視を行えば、その監視結果に基づき投入パ
ッチの正常/異常を判定できる。
【0010】また好ましくは、本発明(8)において
は、上記本発明(5)において、監視処理部は、パッチ
投入プログラムが実現する機能に基づき、予め規定され
た回線又は回線種別に関する通信トラヒックの監視を行
うと共に、その監視結果に基づき投入パッチの正常/異
常を判定する。この種の通信制御装置では、回線制御プ
ログラムに応じてその回線制御機能を特定でき、該回線
制御機能が特定されると、前記回線制御プログラムに対
してパッチを投入した場合に、どの回線又は回線種別の
通信トラヒックに影響が出るかを予め規定できる。従っ
て、監視処理部は、パッチ投入プログラムが実現する機
能に基づき、予め規定された回線又は回線種別に関する
通信トラヒックの監視を行えば、その監視結果に基づき
投入パッチの正常/異常を判定できる。
【0011】また好ましくは、本発明(9)において
は、上記本発明(1)において、監視処理部は、外部か
らの指令に基づき1又は2以上の制御プログラムが生成
する特定の自律メッセージの監視を行うと共に、該受信
した特定の自律メッセージにより、複数の制御プログラ
ムと該各制御プログラムに関連して規定された1又は2
以上の自律メッセージとから成るテーブルを検索し、前
記受信した自律メッセージの生成要因となる制御プログ
ラムを抽出する。
【0012】この種の装置では、制御プログラムに応じ
てその実現機能を特定でき、該実現機能が特定される
と、その前記制御プログラムに対してパッチを投入した
場合に、その影響を受けて、該パッチ投入プログラム又
は他の1又は2以上の制御プログラムで生成されるであ
ろう特定の自律メッセージ(異常メッセージ等)を予め
規定できる。そこで、好ましくは、パッチ投入の度に該
パッチ投入プログラムとこれに関連する自律メッセージ
との関係をテーブル化しておく。
【0013】そして、その後の任意の時にシステムに何
らかの異常が生じた場合は、監視処理部は、外部からの
指令に基づき1又は2以上の制御プログラムが生成する
特定の自律メッセージの監視を行うと共に、該受信した
特定の自律メッセージにより、複数の制御プログラムと
該各制御プログラムに関連して規定された1又は2以上
の自律メッセージとから成るテーブルを検索するこで、
前記受信した自律メッセージの生成要因となる制御プロ
グラムを抽出できる。好ましくは、過去のパッチ投入プ
ログラムを抽出できる。
【0014】また好ましくは、本発明(10)において
は、上記本発明(5)において、監視処理部は、パッチ
投入プログラムが実現する機能に基づき、局データ及び
又は加入者データの変更を監視すると共に、1又は2以
上の制御プログラムが生成する特定の自律メッセージの
監視を行い、その監視結果に基づき投入パッチの正常/
異常を判定する。本発明(10)においては、局データ
及び又は加入者データの変更を更に監視するので、局デ
ータ及び又は加入者データが変更された場合の正常/異
常を能率良く監視できる。
【0015】また好ましくは、本発明(11)において
は、上記本発明(1)において、監視処理部は、投入さ
れたパッチ情報に基づき対応するパッチ投入プログラム
の走行トレース監視を行う。従って、得られたトレース
情報に基づき投入パッチの正常/異常を判定できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。図2は実施の形
態による交換機システムの一部(主制御部)の構成を示
す図で、図において、1はパッチ情報の入力・編集及び
パッチ投入後の監視結果をモニタする保守コンソ−ル、
2は保守コンソ−ルを主制御部に接続するI/Oインタ
フェース処理部、3はパッチ投入プログラムに関する監
視項目データの抽出及び該プログラムに対するパッチ投
入/リカバリ処理を行うパッチ管理処理部、3aはプロ
グラム単位又は機能単位の監視項目データを保持してい
る監視項目テーブル、4は監視項目データに対応する各
監視処理f1 〜fn を起動する監視項目起動処理部、4
aは各監視処理f1 〜fn の起動に必要なアドレス、パ
ラメータ等の情報を記憶している監視処理起動テ−ブ
ル、5は監視処理群、51 〜5n は監視項目データの各
ビットに対応する各監視処理(システムの異常有無を判
定する為のデータ収集、解析、判定等)を行う監視処理
1 〜fn 、6a は監視対象毎の自律メッセージ番号を
保持している自律メッセージ監視テーブル、6b は監視
対象{回線使用率,CC使用率(プロセッサ使用率),
自律メッセージの出力状況等)毎の閾値情報等を保持し
ている監視結果判定テーブル、6c はパッチ投入番号と
パッチ投入プログラム番号とを関係付けるパッチ/プロ
グラム対応テーブル、7は監視処理f1 〜fn の各監視
結果を統括、集計、判定処理する監視結果統括処理部、
8は交換機制御を実現するためのシステムプログラム及
び各種アプリケーションプログラムを記憶しているメイ
ンメモリ(MM)、9はメインメモリの情報をバックア
ップ保持するディスクメモリ(DM)、10はタスクや
I/O装置の実行管理を行うオペレーションシステム
(OS)である。
【0017】この交換機システムは、複数の機能実現手
段と、各機能を実現するための複数のプログラム(モジ
ュール)の集合により構成される。各機能は機能識別子
(機能名,機能番号等)で分類され、例えばA=回線監
視機能(回線ON/OFFフック監視等)、C=アナロ
グ回線加入者呼処理機能、G=ISDN回線加入者呼処
理機能、N=オペレーションシステム(OS)機能等で
ある。
【0018】また上記回線監視機能Aはプログラム識別
子(プログラム名,プログラム番号等)A01〜A0n
を有するような複数のプログラム(モジュール)の集合
からなり、例えばA01=割込受付処理、A02=割込
分析処理、A03=割込実行処理の各プログラムであ
る。本発明者等は、交換機システムを実現するプログラ
ムが機能単位に作成されることに着目し、予めプログラ
ム毎にその機能に対応した監視項目データを登録してお
き、該監視項目データに対応した監視処理f1 〜fn
具備する。パッチ投入の際は、パッチ投入プログラムの
識別子をキー情報に、対応する監視項目データを抽出す
ると共に、該監視項目データに対応する1又は2以上の
監視処理を起動し、所定時間、システム動作の監視を行
う。監視終了後、監視結果を自律メッセージで保守者に
通知すると共に、監視結果に応じて、パッチ固定、パッ
チリカバリ(復旧)、回線閉塞等の復旧措置を行う。こ
れにより、保守作業の大幅な軽減と、パッチ誤り、パッ
チ投入ミス、パッチ投入漏れ等によるシステム障害の早
期発見と、迅速な対応とが可能となる。以下、詳細に説
明する。
【0019】図3は実施の形態によるパッチ投入処理の
フローチャートである。パッチ管理処理部3において、
ステップS1では保守コンソール1からのパッチ情報の
受信を待つ。パッチ情報を受信すると、ステップS2で
は監視項目データの設定方式に従い処理分岐する。監視
項目データの設定方式には、プログラム単位と、機能単
位と、パッチ単位とがあり、例えば保守コンソール1か
ら指定可能である。
【0020】プログラム単位の指定の場合は、ステップ
S3でパッチ投入プログラムに対応する監視項目データ
を抽出する。これを図4に基づき詳細に説明する。ここ
では、MM8上にプログラム番号とプログラム番号毎に
必要と思われる監視項目データとを予め用意しておく。
即ち、MM8の絶対番地MA1 からは、あるプログラム
のプログラム番号「A01」と、監視項目データ「11
100101」と、そのプログラム本体とが記憶され、
また続く絶対番地MA2 からは、他のプログラムのプロ
グラム識別子「B02」と、監視項目データ「1100
1100」と、そのプログラム本体とが記憶されてい
る。監視項目データは所定数のビット列から成り、各ビ
ットに各種の監視項目(後述の監視処理)が対応してい
る。ビット=1は監視処理実行を表し、ビット=0は監
視処理不実行を表す。
【0021】オリジナルのプログラムはDM9にあり、
これがMM8にロードされ、実行に移されている。OS
10はプログラム番号A01,B01毎にMM8上のベ
ースアドレスBAD=MA1 ,MA2 を割当て、これら
を管理保持する。保守コンソール1からのパッチ情報に
は、プログラム番号「B02」と、絶対又は相対のパッ
チアドレス「2000」と、ビット列から成るパッチデ
ータ「11010…」とが含まれる。
【0022】パッチ管理処理部3は、受信したパッチ情
報に基づき、MM8へのパッチデータの書込と、MM8
からの監視項目データの抽出とを行うことになる。パッ
チデータの書込は絶対番地MA3 から行う。パッチ情報
のパッチアドレスが絶対番地2000の場合は、MA3
=2000で得られる。またパッチ情報のパッチアドレ
スが相対番地2000の場合は、MA3 =MA2 +20
00で得られる。但し、MA2 はプログラム番号B02
に対応してOS10より得られる。
【0023】監視項目データは絶対番地(MA2 +1)
から読み出す。パッチ情報のパッチアドレスが絶対番地
2000の場合は、(MA2 +1)=2000−パッチ
相対アドレス+1で得られる。但し、このパッチ相対ア
ドレスはプログラム番号B02に対応して既知である。
またパッチ情報のパッチアドレスが相対番地2000の
場合は、(MA2 +1)=MA2 +1で得られる。但
し、MA2 はプログラム番号B02に対応してOS10
より得られる。
【0024】なお、上記プログラム番号や監視項目デー
タは必ずしもプログラム実行エリアに書き込む必要は無
い。例えば別途に監視項目テーブル3aを設け、これを
パッチ情報のプログラム番号=B02でインデクス(参
照)して、対応する監視項目データを読み出すように構
成しても良い。要するに監視項目データはプログラム単
位(プログラム対応)に設けられていれば良く、その書
込場所は問わない。
【0025】図3に戻り、上記機能単位の指定の場合
は、ステップS4でパッチ投入プログラムの機能に対応
する監視項目データを抽出する。これを図5に基づき詳
細に説明する。ある機能を実現するための複数のプログ
ラムに対しては、該機能に着目した監視を行うことで能
率良い監視が行える。そこで、この場合のMM8の絶対
番地MA1 からは、あるプログラムのプログラム番号
「A01又は単に01」と、機能番号「A」と、そのプ
ログラム本体とが記憶され、また絶対番地MA2 から
は、他のプログラムのプログラム番号「B02又は単に
02」と、機能番号「B」と、そのプログラム本体とが
記憶されている。
【0026】オリジナルのプログラムはDM9にあり、
これがMM8にロードされ、実行に移されている。パッ
チ管理処理3は、上記図4の場合と同様にしてMM8に
パッチデータの書込を行い、かつ同様にしてMM8より
機能番号Bを抽出する。更に、該機能番号Bで監視項目
テーブル3aをインデクスし、機能番号Bに対応する監
視項目データ「11001100」を読み出す。なお、
上記プログラム番号は必ずしもプログラム実行エリアに
書き込む必要は無い。
【0027】図3に戻り、上記パッチ単位の指定の場合
は、ステップS5でパッチ投入プログラムの監視項目デ
ータを抽出する。これを図6に基づき詳細に説明する。
監視項目データをパッチ投入毎に指定できれば、柔軟な
監視を行える。この場合のMM8の絶対番地MA1 から
は、あるプログラムA01の本体が記憶され、また絶対
番地MA2 からは、他のプログラムB02の本体が記憶
されている。オリジナルのプログラムはDM9にあり、
これがMM8にロードされ、実行に移されている。な
お、DM9のプログラム番号A01,B02等は所定の
ディレクトリで一括管理されている。
【0028】また保守コンソール1からのパッチ情報に
は監視項目データが含まれる。パッチ管理処理3は、上
記図4の場合と同様にしてパッチデータの書込を行い、
また投入パッチ情報から直接に監視項目データを抽出す
る。この場合の監視項目データは、上記プログラム単位
に分類された監視項目データでも、上記機能単位に分類
された監視項目データでも良い。
【0029】こうして、保守コンソール1からのパッチ
情報は、上記何れか1の指定に従い、同一又は異なるプ
ログラムに対して複数投入可能である。1回の投入操作
で複数のパッチ情報が投入された場合は、複数の監視項
目データが抽出される。この場合の各監視項目データの
構成ビットにはビット=1が重複するものがあり、対応
する監視処理を2つ起動するのは能率的でない。そこ
で、各監視項目データの論理和を取り、重複起動を避け
る事としている。この場合に、あるパッチ投入プログラ
ムは、余分(本来はビット=0)な監視を受けることに
なるが、監視精度の向上ともなる。
【0030】図3に戻り、パッチ管理処理部3は、ステ
ップS6では、上記抽出した監視項目データ等を監視項
目起動処理4に送出し、ステップS7では保守コンソー
ル1からのパッチ実行指令を待つ。監視項目起動処理部
4において、ステップS21では受信した監視項目デー
タに基づき監視項目の一覧データを編集する。この中に
は、監視項目データのビット=1のものにつき監視処理
起動テーブル4aより抽出された、各監視処理の名前
(番号)や、必要なパラメータ情報等が含まれる。ステ
ップS22では監視項目の一覧データを保守コンソール
1に送信する。
【0031】保守コンソール1では、画面の一覧データ
を見ながら、監視項目起動処理部4との間の対話的処理
により、監視項目の追加/削除や、パラメータ情報の設
定/変更等を行う。これに対して、監視項目起動処理部
4のステップS23では保守コンソール1からの変更指
令の受信を待ち、ステップS24では終了指令か否かを
判別する。終了指令でない場合は、ステップS25で対
応する指令を実行し、ステップS23に戻る。保守コン
ソール1では、画面の一覧データを確認後、監視項目起
動処理部4に終了指令を送信する。一方、パッチ管理処
理部3にはパッチ実行指令を送信する。
【0032】パッチ管理処理部3は、パッチ実行指令を
受けたことにより、ステップS8ではMM8のパッチ投
入プログラムに対してパッチを実行する。ステップS9
ではパッチ/プログラム対応テーブル6cに当該パッチ
に係る情報を登録する。図11(C)にパッチ/プログ
ラム対応テーブル6cの構造を示す。パッチ投入操作の
度にシーケンシャルなパッチ番号が割り付けられ、その
欄には1又は2以上のパッチ投入プログラムのプログラ
ム番号が記録される。因みに、パッチ番号=1では機能
の異なるプログラムB02にもパッチ投入されている。
またパッチ番号=4では、同一プログラムA02の二箇
所にパッチ投入されている。
【0033】一方、監視項目起動処理部4は、終了指令
を受けたことにより、ステップS26で監視処理起動テ
ーブル4を参照し、監視項目データのビット=1に対応
する監視処理を起動する。ステップS27では、監視結
果統括処理部7における複数監視統括管理のために、監
視項目データを監視結果統括処理部7に送出する。な
お、保守コンソール1から監視項目起動処理部4に対し
て直接に監視指令を指示可能である。
【0034】以下、実施の形態による各種監視処理を詳
細に説明する。図7,図8は実施の形態による自律メッ
セージ監視処理f1 のフローチャート(1),(2)で
ある。図7(A)は自律メッセージ監視開始処理を示し
ている。ステップS31では、監視対象(パッチ投入プ
ログラム)のプログラム番号(例えば起動時のパラメー
タ上場に搭載)で自律メッセージ監視テーブル6aを参
照し、監視対象となる自律メッセージ情報を抽出する。
【0035】図8(C)に自律メッセージ監視テーブル
を示す。自律メッセージ監視テーブルには、本システム
を構成する各プログラムのプログラム番号に対応して、
該プログラム又はこれと関連する他のプログラムが自律
的に発生する1又は2以上のメッセージの内、注目する
(監視対象となる)一部又は全部の自律メッセージ情報
MSG(1),MSG(2),…が記録されている。メ
ッセージ情報MSG(i)は、先頭の異常(=0)/正
常(=1)を示すビット情報と、メッセージ番号MSG
Noと、該メッセージの監視時間の情報とを備える。
ビット情報=0(異常)の場合は、異常メッセージの発
生を監視することとなり、ビット情報=1(正常)の場
合は、正常メッセージの発生を監視することとなる。
【0036】図7(A)に戻り、ステップS32では、
監視時間の最大値でプログラムタイマを起動する。ステ
ップS33では自律メッセージの受信とタイムアウトの
割込を許可し、処理を抜ける。図7(B)は自律メッセ
ージ受信割込処理を示し、システムより何らかの自律メ
ッセージが受信されるとこの処理に割込入力する。ステ
ップI1では監視対象の自律メッセージか否かを判別
し、監視対象でない場合は処理を抜ける。また監視対象
の場合は、ステップI2で当該自律メッセージ情報を解
析し、結果を保持する。
【0037】ステップI3では局データ変更監視処理起
動要か否かを判別する。起動時のパラメータ情報に局デ
ータ変更監視処理起動要が指定されている場合は起動要
となる。起動要の場合はステップSI4で後述の図12
の局データ変更監視処理を起動する。起動要でない場合
はステップSI4の処理をスキップする。ステップI5
では、パッチ自動リカバリ要か否かを判別する。起動時
のパラメータ情報にパッチ自動リカバリ要が指定されて
いる場合、又は該指定があり、かつステップI2のメッ
セージ解析で特定の自律メッセージ(異常メッセージ)
を受信した場合は、パッチ自動リカバリ要となる。リカ
バリ要の場合はステップI6で監視結果の情報にパッチ
自動リカバリ要の旨をセットする。ステップI7では監
視タイマを停止し、割込を不許可にする。ステップI8
では監視結果を監視結果統括処理部7に通知する。また
ステップI5の判別でリカバリ要でない場合は処理を抜
ける。
【0038】図8(A)はタイムアウト割込処理を示
し、監視タイマがタイムアウトするとこの処理に割込入
力する。ステップI11では割込を不許可にする。ステ
ップI12では監視対象に従い処理分岐する。但し、正
常メッセージの受信待ちと異常メッセージの受信待ちと
が共存する場合もある。
【0039】正常監視(正常メッセージの受信待ち)の
場合は、ステップSI13で正常メッセージ受信か否か
を判別する。受信待ちの正常メッセージを1個でも受信
した場合は正常メッセージ受信の状態である。正常メッ
セージ受信の場合は更にステップSI14で異常メッセ
ージ受信か否かを判別する。受信待ちの異常メッセージ
を1個でも受信した場合は異常メッセージ受信の状態で
ある。異常メッセージ受信でない場合はステップI15
で監視結果に正常を設定する。また異常メッセージ受信
の場合はステップI18に進む。
【0040】上記ステップI11の処理で、異常監視
(異常メッセージの受信待ち)の場合は、ステップSI
17で異常メッセージ受信か否かを判別する。受信待ち
の異常メッセージを1個でも受信した場合は異常メッセ
ージ受信の状態である。異常メッセージ受信の場合はス
テップSI18で監視結果に異常を設定する。また異常
メッセージ受信でない場合はステップI15に進む。ス
テップI16では監視結果を監視結果統括処理部7に通
知する。
【0041】図9,図10は実施の形態によるトラヒッ
ク監視処理f2 のフローチャート(1),(2)であ
る。図9(A)はトラヒック監視開始処理を示してい
る。ステップS41ではパッチ投入プログラムのプログ
ラム番号(起動時のパラメータ情報に搭載)により監視
対象となる回線種別(アナログ,ISDN,共通線等)
を決定する。ステップS42では不図示の局データを参
照し、監視対象種別の回線を抽出する。ステップS43
では不図示のトラヒック収集処理にトラヒック収集処理
を依頼する。ステップS44では所定値で監視タイマを
起動する。ステップS45では割込許可し、処理を抜け
る。
【0042】図9(B)は収集データ受信割込処理を示
している。ステップI21では受信した収集データを解
析し、結果を蓄積する。ステップI22では監視対象の
全回線分について収集完了か否かを判別する。全回線分
の収集完了でない場合は処理を抜ける。また全回線分収
集完了の場合はステップI23で監視結果を判定する。
この判定は、回線使用率等について、監視結果判定テー
ブル6bの閾値情報を用いて行う。この閾値情報は、本
システムの過去のトラヒック(回線使用率等)に対する
統計的処理により半固定的又はダイナミックに決定され
ている。
【0043】ステップI24では自動回線閉塞要か否か
を判別する。起動時のパラメータ情報に自動回線閉塞要
が指定されている場合、又は該指定があり、かつステッ
プI23の監視結果判定により、このパッチの投入に同
期してあるトラヒックが異常に増加し、又は異常に減少
したような場合には、パッチ投入による影響が考えら
れ、回線閉塞要と判定する。回線閉塞要の場合は、取り
合えず当該回線を迂回させるため、ステップI25で監
視結果に回線閉塞要をセットする。なお、回線閉塞要を
セットする代わりに、パッチ自動リカバリ要をセットし
てもよい。回線閉塞要でない場合はステップI25の処
理をスキップする。ステップI26では監視タイマを停
止し、かつ割込不許可とする。ステップI27では監視
結果を監視結果統括処理部7に通知し、処理を抜ける。
【0044】図10はタイムアウト割込処理を示してい
る。ステップI31ではトラヒック収集処理に収集停止
を依頼する。ステップI32では残りの収集データを受
信する。ステップI33では監視結果を判定する。ステ
ップI34では自動回線閉塞要か否かを判別する。自動
回線閉塞要の場合は、ステップI35で監視結果に回線
閉塞要をセットする。自動回線閉塞要でない場合はステ
ップI35の処理をスキップする。ステップI36では
割込不許可とする。ステップI37では監視結果を監視
結果統括処理部7に通知し、処理を抜ける。
【0045】図11は実施の形態によるパッチ投入プロ
グラム抽出処理f3 のフローチャートである。この処理
は、ある自律メッセージ(異常メッセージ)の発生を契
機として、逆に該メッセージの発生要因(パッチ投入プ
ログラム)を抽出する処理であり、パッチ投入と共に実
行されても良いが、むしろ1又は2以上のパッチ投入
後、ある期間を経過した時の、何らかの異常メッセージ
が発生した場合に実施されて効果的である。
【0046】図11(A)はパッチ投入プログラム抽出
開始/停止処理を示している。本処理の実施は、保守コ
ンソール1からの開始/停止コマンドの投入により監視
項目起動処理4を介して行われる。ステップS51では
保守コンソール1等からの指令に従い処理分岐する。抽
出開始の場合はステップS52で、指令に従い、監視対
象プログラムの自律メッセージ番号を抽出する。ステッ
プS53では自律メッセージ受信割込を許可し、処理を
抜ける。また抽出停止の場合はステップS54で自律メ
ッセージ受信割込を不許可とし、処理を抜ける。
【0047】図11(B)は自律メッセージ受信割込処
理を示している。ステップI41では受信した特定の自
律メッセージ番号につき、該メッセージ番号で図8
(B)の自律メッセージ監視テーブルを検索し、対応す
るプログラム番号(大抵の場合はパッチ投入プログラム
番号となる)を求める。ステップI42では求めたプロ
グラム番号で図11(C)のパッチ/プログラム対応テ
ーブルを検索し、対応するパッチ番号を求める。ステッ
プI43では、必要なら、求めたパッチ番号の欄に含ま
れるパッチ投入プログラム番号を抽出し、これらを監視
結果統括処理部7に通知する。この場合の監視結果統括
処理部7は得られた詳細情報(パッチ番号,パッチ投入
プログラム番号等)を保守コンソール1に送信する。更
に、集中保守センター等でパッチの原本管理が行われて
いた場合は、抽出されたパッチ番号とそのパッチデータ
を集中保守センターに転送し、原本のパッチデータと比
較することで、パッチデータの正常性を容易に確認する
ことが可能となる。
【0048】図12,図13は実施の形態による局デー
タ等変更監視処理f4 のフローチャート(1),(2)
である。局データ等変更監視処理は図7(B)の自律メ
ッセージ監視処理における関連メッセージの受信を契機
にして起動される。ここでは、起動後の一定時間、局デ
ータ及び加入者データの変更を監視し、変更があった場
合には、その変更箇所を収集する。また局データ及び加
入者データ変更後、異常なメッセージが出力された場合
に、夫々のデータをリカバリするか否かをパッチ投入時
に指定することで、ある局データ又は加入者データを設
定した為に投入パッチが異常となるような局データ及び
加入者データのリカバリ処理を行う。また最終的に監視
タイマがタイムアウトした時は、局データ又は加入者デ
ータの変更があった場合、その収集情報を監視結果統括
処理部7に通知する。以下、詳細に説明する。
【0049】図12(A)は局データ等変更監視開始処
理を示している。ステップS61では指令(起動時のパ
ラメータ情報に搭載)に従い監視対象プログラムの自律
メッセージ番号を抽出する。ステップS62では所定の
タイマを起動する。ステップS63では自律メッセージ
受信及び所定のイベント(局データ変更,加入者データ
変更)の割込を許可し、処理を抜ける。
【0050】図12(B)はイベント発生割込処理を示
し、局データ変更又は加入者データ変更が発生するとこ
の処理に割込入力する。ステップI51ではイベントに
従い処理分岐する。局データ変更の場合はステップI5
2で局データ変更情報(変更前後の情報等)を局データ
変更履歴に蓄積する。また加入者データ変更の場合はス
テップI53で加入者データ変更情報(変更後の情報
等)を加入者データ変更履歴に蓄積する。ステップI5
4では、必要なら、監視結果(変更有無等)を監視結果
統括処理部7に通知する。
【0051】図12(C)はタイムアウト割込処理を示
し、待ち受け対象のメッセージが発生しない時はタイム
アウトする。ステップI55では割込を不許可にする。
ステップI56では、局データや加入者データの変更情
報と共に、処理終了を監視結果統括処理部7に通知す
る。図13は自律メッセージ受信割込処理を示してい
る。
【0052】ステップI57では監視対象の自律メッセ
ージか否かを判別し、監視対象でない場合は処理を抜け
る。また監視対象(例えば異常メッセージ)の場合はス
テップSI58で受信メッセージを解析し、結果を保存
する。ステップI59では局データ変更有りか否かを判
別し、変更有りの場合は更にステップI60で局データ
自動リカバリ指定(起動時のパラメータ情報に搭載)有
りか否かを判別する。局データ自動リカバリ指定有りの
場合はステップI61で局データを元に戻す。また上記
局データ変更なし、又は局データ自動リカバリ指定なし
の場合はステップI62に進む。
【0053】ステップI62では加入者データ変更有り
か否かを判別し、変更有りの場合は更にステップI63
で加入者データ自動リカバリ指定有りか否かを判別す
る。加入者データ自動リカバリ指定有りの場合はステッ
プI64で加入者データを元に戻す。また上記加入者デ
ータ変更なし、又は加入者データ自動リカバリ指定なし
の場合はステップI65に進む。ステップI65ではタ
イマを停止する。ステップI66では割込を不許可にす
る。ステップI67では監視結果を監視結果統括処理部
7に通知する。
【0054】図14は実施の形態によるパッチ投入プロ
グラムトレース監視処理f5 のフローチャートである。
ここでは、パッチ投入したアドレスに対してパッチ走行
チェックを行う。パッチ走行チェックは一定時間実施さ
れ、監視タイマのタイムアウト時、トレース結果を読出
し、その結果を保守コンソール1に出力すると共に、処
理終了を監視結果統括処理7に通知する。以下、詳細に
説明する。
【0055】図14(A)はトレース監視開始処理を示
している。ステップS71ではパッチ範囲(起動時のパ
ラメータ情報に搭載)を求める。このパッチ範囲はパッ
チ開始アドレスとパッチデータとで求まる。ステップS
72では不図示のトレーサに当該パッチ投入プログラム
の実行時のトレース処理を依頼する。ステップS73で
は所定の監視タイマを起動する。ステップS74ではタ
イマ割込を許可し、処理を抜ける。
【0056】図14(B)はタイムアウト割込処理を示
している。ステップI71ではトレーサが生成したトレ
ース結果を解析する。ステップI72ではパッチ範囲の
全トレース完了か否かを判別する。パッチ投入プログラ
ムによっては、適当なタイムアウト時間内に、パッチ範
囲の処理が実行されないか、又は実行完了していない場
合がある。この場合は、ステップI75で監視タイマを
再起動し、処理を抜ける。また全トレース完了の場合
は、ステップI73で割込を不許可とし、ステップI7
4では監視結果を監視結果統括処理部7に通知する。
【0057】図14(C)はシステム再開割込処理を示
している。稼働中のシステムが再開の状態になると、D
M9のプログラムのリロード前にこの処理に割込入力す
る。ステップI81ではトレーサが生成したトレース情
報を所定のセーブエリアにセーブし、処理を抜ける。セ
ーブされたトレース情報は後に保守コンソール1を介し
て解析される。これにより、保守者はシステム再開発生
の原因が、監視中のパッチに有る場合、どのインストラ
クションによるものかを容易に発見することが出来る。
【0058】上記以外にも様々な監視処理が考えられ
る。図15は実施の形態による監視結果統括処理のフロ
ーチャートである。ステップS81では他の処理部から
の受信情報に従い処理分岐する。受信情報が監視項目起
動処理部4からの監視項目データの場合は、ステップS
82で監視項目データを保存する。
【0059】受信情報が監視結果の通知であって、かつ
監視処理f1 〜fn の内のタイマ終了タイプ処理からの
通知の場合は、ステップS83で監視項目データの該当
ビットの消し込みを行う。ステップS84では全項目ビ
ット(タイマ終了タイプ処理)の完了か否かを判別し、
完了でない場合は処理を抜ける。また完了の場合はステ
ップS85で全監視結果を解析・編集する。ステップS
86ではパッチリカバリ要か否かを判別する。監視結果
に別段の異常が認められない場合はパッチリカバリ不要
となる。この場合はステップS87でパッチ管理処理部
3にパッチ固定指示FIXを送る。これを受けたパッチ
管理処理部3は、MM8上の当該パッチをDM9上の当
該バックアッププログラムファイルに対して行い、パッ
チを固定する。
【0060】また監視結果に別段の異常が認められる場
合はパッチリカバリ要となる。この場合はステップS8
8でパッチ管理処理部3にパッチリカバリ指示RECO
Vを送る。これを受けたパッチ管理処理部3は、DM9
上の当該バックアッププログラムファイルをMM8上の
当該プログラム実行エリアにリロードし、パッチ投入プ
ログラムを復旧させる。ステップS89では監視結果の
詳細情報を保守コンソール1に送信する。
【0061】また受信情報が監視結果の通知であって、
かつ監視処理f1 〜fn の内の非タイマ終了タイプ処理
からの通知の場合は、ステップS90で監視結果を編集
し、ステップS86に進む。監視の途中である非タイマ
終了タイプの監視処理がパッチリカバリ要求を通知した
ような場合には、全監視終了を待たずにパッチリカバリ
が行われる場合もある。
【0062】なお、上記実施の形態では交換機システム
への適用例を述べたが、本発明はプログラム制御される
他のあらゆるプログラム制御装置に適用できることは言
うまでも無い。また、上記本発明に好適なる実施の形態
を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各部の
構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行える
ことは言うまでも無い。
【0063】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、簡単な
構成でパッチ投入後の装置の動作確認を能率良く行え、
プログラム制御装置の信頼性向上に寄与する所が大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態による交換機システムの一部
の構成を示す図である。
【図3】図3は実施の形態によるパッチ投入処理のフロ
ーチャートである。
【図4】図4はプログラム別監視項目データを伴うパッ
チ投入処理を説明する図である。
【図5】図5は機能別監視項目データを伴うパッチ投入
処理を説明する図である。
【図6】図6はパッチ別監視項目データを伴うパッチ投
入処理を説明する図である。
【図7】図7は実施の形態による自律メッセージ監視処
理のフローチャート(1)である。
【図8】図8は実施の形態による自律メッセージ監視処
理のフローチャート(2)である。
【図9】図9は実施の形態によるトラヒック監視処理の
フローチャート(1)である。
【図10】図10は実施の形態によるトラヒック監視処
理のフローチャート(2)である。
【図11】図11は実施の形態によるパッチ投入プログ
ラム抽出処理のフローチャートである。
【図12】図12は実施の形態による局データ等変更監
視処理のフローチャート(1)である。
【図13】図13は実施の形態による局データ等変更監
視処理のフローチャート(2)である。
【図14】図14は実施の形態によるパッチ投入プログ
ラムトレース監視処理のフローチャートである。
【図15】図15は実施の形態による監視結果統括処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 保守コンソ−ル 2 I/Oインタフェース処理部 3 パッチ管理処理部 3a 監視項目テーブル 4 監視項目起動処理部 4a 監視処理起動テ−ブル 5 監視処理群 51 〜5n 監視処理f1 〜fna 自律メッセージ監視テーブル 6b 監視結果判定テーブル 6c パッチ/プログラム対応テーブル 7 監視結果統括処理部 8 メインメモリ 9 ディスクメモリ 10 オペレーションシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/545 (72)発明者 佐藤 真明 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 本間 雅之 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 大内 潤 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム制御により機能実現されるプ
    ログラム制御装置において、 前記1又は2以上の機能を実現する1又は2以上の制御
    プログラムに関連して設けられ、かつ前記装置の動作に
    関する監視項目を記述した監視項目データと、 前記監視項目データに従い各対応する装置動作の監視処
    理を行う複数の監視処理部とを備え、 前記ある制御プログラムへのパッチ投入に際し、該パッ
    チ投入プログラムに関連する前記監視項目データを抽出
    して対応する装置動作の監視を行うことを特徴とするプ
    ログラム制御装置。
  2. 【請求項2】 監視項目デ−タは、予め制御プログラム
    毎に設けられることを特徴とする請求項1のプログラム
    制御装置。
  3. 【請求項3】 監視項目デ−タは、予め1又は2以上の
    制御プログラムが実現する機能毎に設けられることを特
    徴とする請求項1のプログラム制御装置。
  4. 【請求項4】 監視項目デ−タは、投入するパッチ情報
    毎に設けられることを特徴とする請求項1のプログラム
    制御装置。
  5. 【請求項5】 プログラム制御装置は、交換機、伝送装
    置等の通信制御装置であることを特徴とする請求項1の
    プログラム制御装置。
  6. 【請求項6】 パッチ情報を投入する保守コンソールを
    備え、該保守コンソールより監視項目デ−タを変更可能
    であることを特徴とする請求項1のプログラム制御装
    置。
  7. 【請求項7】 監視処理部は、パッチ投入プログラムが
    実現する機能に基づき、予め規定された1又は2以上の
    制御プログラムが生成する特定の自律メッセージの監視
    を行うと共に、その監視結果に基づき投入パッチの正常
    /異常を判定することを特徴とする請求項1のプログラ
    ム制御装置。
  8. 【請求項8】 監視処理部は、パッチ投入プログラムが
    実現する機能に基づき、予め規定された回線又は回線種
    別に関する通信トラヒックの監視を行うと共に、その監
    視結果に基づき投入パッチの正常/異常を判定すること
    を特徴とする請求項5のプログラム制御装置。
  9. 【請求項9】 監視処理部は、外部からの指令に基づき
    1又は2以上の制御プログラムが生成する特定の自律メ
    ッセージの監視を行うと共に、該受信した特定の自律メ
    ッセージにより、複数の制御プログラムと該各制御プロ
    グラムに関連して規定された1又は2以上の自律メッセ
    ージとから成るテーブルを検索し、前記受信した自律メ
    ッセージの生成要因となる制御プログラムを抽出するこ
    とを特徴とする請求項1のプログラム制御装置。
  10. 【請求項10】 監視処理部は、パッチ投入プログラム
    が実現する機能に基づき、局データ及び又は加入者デー
    タの変更を監視すると共に、1又は2以上の制御プログ
    ラムが生成する特定の自律メッセージの監視を行い、そ
    の監視結果に基づき投入パッチの正常/異常を判定する
    ことを特徴とする請求項5のプログラム制御装置。
  11. 【請求項11】 監視処理部は、投入されたパッチ情報
    に基づき対応するパッチ投入プログラムの走行トレース
    監視を行うことを特徴とする請求項1のプログラム制御
    装置。
JP8190369A 1996-07-19 1996-07-19 プログラム制御装置 Withdrawn JPH1040091A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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