JPH0784415B2 - 新しい光学活性液晶化合物及びその用途 - Google Patents

新しい光学活性液晶化合物及びその用途

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JPH0784415B2
JPH0784415B2 JP8483287A JP8483287A JPH0784415B2 JP H0784415 B2 JPH0784415 B2 JP H0784415B2 JP 8483287 A JP8483287 A JP 8483287A JP 8483287 A JP8483287 A JP 8483287A JP H0784415 B2 JPH0784415 B2 JP H0784415B2
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宣 藤沢
洋 小川
政志 大沢
忠生 東海林
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Kawamura Institute of Chemical Research
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は液晶化合物及び液晶組成物に関するもので、特
に強誘電性を有する溶晶材料を提供するものであり、従
来の液晶材料と比較して、特に応答性、メモリー性にす
ぐれた液晶表示素子への利用可能性を有する液晶材料を
提供するものである。
<従来技術> 液晶表示素子は、その低電圧作動性、低消費電力性、薄
型表示が可能なこと、受光型であるため明るい場所でも
使用でき、目が疲れないことなどの多くのすぐれた特徴
を有しているため、現在では各種の表示素子として、広
く用いられている。現在のところ、表示方式としてはTw
isted Nematic(TN)型と呼ばれるものが最も一般的で
ある。このTN型表示方式はネマチック液晶を用いるもの
であるが、これにおいては、前記のすぐれた特徴をすべ
て有する反面、CRTをはじめとする他の発光型表示方式
と比較すると、その応答が非常に遅いという欠点があっ
た。また印加した電場を切ったときには、もとの状態に
もどるため表示の記憶(メモリー効果)が得られなかっ
た、これらのために、高速応答や、時分割作動が必要な
光シャッター、プリンターヘッド、テレビ等への動画面
への応用には種々の制約を受け適したものであるとは言
えなかった。
液晶表示素子としてはTN型以外にもゲスト−ホスト(G
H)型、複屈折制御(ECB)型、相転移(PC)型、熱効果
型等が研究開発されており、それぞれ特徴を有している
が、その応答性においては、いずれもTN型と比べて特に
改善がなされたものとは言えなかった。これらに対し、
高速応答が得られる液晶表示方式として二周波駆動型と
呼ばれるものが開発されており、その応答性において
は、かなりの改善がなされたが、それでも充分満足でき
るものとは言えず、また、その作動回路が複雑になりす
ぎるなどの欠点を有していた。このため、さらに応答性
にすぐれた新しい液晶表示方式の開発が試みられてき
た。
この目的に沿ったものとして、最近、強誘電性液晶が発
表された。(R.Mayer et al;J.Physique36L69(197
5))この強誘電性液晶を利用した表示素子は、従来の
液晶表示と比較して100〜1000倍という高速応答と、双
安定性によりもたらされるメモリー効果を有することが
指摘され(N.A.Clark,S.T.Lagerwall:Appl Phys.Lett;3
6 899(1980))、テレビ等の動画面や高速光シャッタ
ープリンターヘッド、コンピューター端末など他方面の
表示素子への応用が期待できるものである。
強誘電性液晶は、液晶相としてはチルト系のカイラルス
メクチック相に属するものであるが、その中でも、実用
的に望ましいものは、最も粘度の低いカイラルスメクチ
ックC(以下SCと省略する)相と呼ばれるものであ
る。
SC相を示す液晶化合物はこれまでに検討されてきてお
り、既に数多くの化合物が合成されている。しかしなが
ら、これらのSC化合物は単独では強誘電性液晶表示素
子として用いるための以下の条件、即ち(イ)室温を含
む広い温度範囲で強誘電性を示すこと、(ロ)長いらせ
んピンチを示すこと、(ハ)適当なチルト角を持つこ
と、(ニ)自発分極が大きい値であること、(ホ)粘性
が小さいこと、(ヘ)上記(ニ)および(ホ)の結果と
して高速の応答性を示すこと、を満足するものは知られ
ておらず、複数の化合物を混合してSC液晶組成物とし
て用いる必要がある。
SC液晶組成物を得るには2通りの方法があり、一つは
SC相を示す化合物の複数を混合する方法であり、他の
方法はカイラルでないSC相を示す液晶化合物又は組成物
にカイラルな液晶化合物あるいはそれらからなる組成物
を添加する方法である。
前者の方法では、広い温度範囲や強い自発分極を得るの
は容易である。しかしながら、SC相を有する化合物は
分子内、特に側鎖中に不斉炭素を有しており、枝分れ基
(主にメチル基である)が存在する。この枝分れ基が液
晶分子の中心核(コア)部分及びカルボニル基等の永久
多極子に近い程、液晶の自発分極は大きくなるが、同時
に液晶の粘性も高められる傾向がある。そのため、液晶
の自発分極を高めても、特に低温域における粘性の増加
が大きく、室温付近において200μsec以下の高速応答を
得るのは容易ではない。
後者の方法では、添加するカイラルな液晶化合物の量に
もよるが、母体とするSC液晶には自発分極が存在しない
ため、組成物としての自発分極があまり大きいものを得
ることは難しい。しかしながら、母体のSC組成物中の液
晶化合物には枝分れ基の存在が不必要であるため、その
粘性は非常に小さいものが得られる。そのため、カイラ
ルな液晶化合物を添加し、SC液晶として、自発分極を
与えることによって、高速応答を得ることも容易であ
り、現在では後者の方法が主流となりつつある。
SC液晶組成物に添加するカイラルな液晶性化合物として
は、単独では特にSC相を示す必要はなく、また液晶相
を示すことも必ずしも必要ではないが、組成物の温度範
囲を狭くしないためには液晶相、特にカイラルスメクチ
ック相を示すことが望ましい。また、組成物の自発分極
をなるべき大きくするためにも、大きい自発分極を示し
うるような分子構造、即ち、カイラル基の不斉炭素が中
心核(コア)にできるだけ近く、かつカルボニル基等の
永久双極子にできるだけ近い必要がある。しかしなが
ら、このような構造の化合物は同時にその液晶相に対す
る捩れ力も強くなるため、螺旋の出現する液晶相(SC
相など)においてはそのピッチが短くなりすぎ、その配
向性に悪影響を与え、またセル厚を大きくしにくいなど
の問題が生じた。従って、その添加量を制限するか、あ
るいは捩れの方向の逆のカイラル化合物を加えてSC
晶組成物のピッチを調整する必要があった。この場合、
捩れ方向の逆のカイラル化合物の自発分極の方向が同一
であるならば組成物の自発分極が相殺されて小さくなる
など、そのピッチ調整には面倒な問題が多かった、その
ため、大きな自発分極を有しながら、そのピッチが大き
く且つできるだけ単独でもカイラルスメクチック相を示
すような、カイラルな液晶化合物が望まれていた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、大きな自発分極を有しながら、ピッチ
が比較的大きく、しかも、ほとんどの場合において、そ
れ自身液晶相を有し、混合によって室温を含むような広
い温度範囲でSC相を示し高速応答が可能であるような
新規なカイラルな液晶化合物を提供すること、およびそ
のカイラルな液晶化合物とSC相を示す液晶化合物または
液晶組成物から高速応答の可能なSC液晶組成物を調製
すること、また、そのような組成物を提供すること、さ
らには、これらのSC液晶化合物および組成物を用いて
応答の速い光表示素子を提供することにある。
<問題を解決するための手段> 本発明におけるカイラルな液晶化合物は、次の一般式
(I)であらわされるような、分子内の2つの不斉炭素
を有するエステル化合物であることを特徴としている。
上式において、Rは炭素数2〜16のアルキル基をあらわ
すが、炭素数が大きくなると化合物(I)の粘性が増加
し、またエチル基などではその自発分極が小さくなるた
め炭素数3〜6がより望ましく、また原料の光学活性ア
ルコールの入手のしやすさを考慮するとn−ヘキシル基
が最も望ましい。
mおよびnはそれぞれ0または1をあらわすが、m=n
=0の場合には化合物(I)は2環型となって単独での
液晶性を示さなくなり、m=n=1の場合には、化合物
(I)は4環型となって粘度が増加するため、m=1、
n=0またはm=0、n=1の3環型が最も望ましい。
2MBは、天然の(S)−2−メチルブタノールより導か
れる(S)−2−メチルブチル基をあらわしている。
Zは連絡基であって、−O−またはCH2 をあらわ
し、xは0から5までの整数をあらわすが、Zが大きく
なると2MB−Z−基に由来するらせんの捩り力が 基に由来するらせんの捩り力に対して小さくなりすぎ、
化合物(I)のらせんピッチが小さくなるため、望まし
くはZは−O−またはCH2 でx=0または1であ
る。
はその炭素が(R)または(S)配置の不斉炭素で
あることをあらわしている。
また、本発明における液晶組成物とは、一般式(I)で
あらわされる化合物(以下、化合物(I)と略称する)
の少なくとも1種を含有してなるものであり、好ましく
はカイラルスメクチック相を示す液晶組成物である。さ
らに好ましくはスメクチックC相を示す液晶化合物また
は組成物に、化合物(I)の少なくとも1種を混合して
なるカイラルスメクチック液晶組成物であり、特にスメ
クチックC相を示す化合物または組成物としては、その
側鎖に枝分かれ基が存在せずにSC相を示す化合物を主成
分とすることが好ましい。
化合物(I)は以下のようにして合成することができ
る。合成法には大きく分けて2種の方法がある。
第1の方法(A法)では、一般式(II)であらわされる
カルボン酸を酸塩化物 (式中、2MB,Z,X,mは前記と同様である)とした後、一
般式(III)であらわされるフェノール誘導体と反応さ
せることを特徴 (式中、n,Y,C,Rは前記と同様である)とするもので
あり、カルボン酸(II)のままフェノール誘導体(II
I)とジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)等の縮合
剤を用い、直接エステル化しても得ることができる。
第2の方法(B法)ではカルボン酸(II)の酸塩化物か
らまず一般式(IV)であらわされるカルボン酸(IV)を
合成し、これを酸塩化物として光学活性 (式中、2MB,Z,X,m,n,Y,C,Rは前記と同様である) と反応させることを特徴とするものである。
カルボン酸(II)の酸塩化物から、カルボン酸(IV)に
導くには、直接一般式(V)であらわされるヒドロキシ
カルボン酸を反応させるか、あるいは一般式(VI)であ
らわさ (式中、n,Yは前記と同様である) れるヒドロキシアルデヒドと反応させた後、ホルミル基
をカルボキシル基に酸化することによっても得ることが
できる。
以上をわかりやすくルート図で示せば以下の通りであ
る。
カルボン酸(II)はZが−O−の場合、ヒドロキシカル
ボン酸 と(S)−2−メチルブタノールのO−トシレートとの
反応により容易に得ることができる。ZがCH2
場合、市販品から容易に導きうるものもあるが、その他
は以下のようなルートで得ることができる。
フェノール誘導体は、ヒドロキシカルボン酸(V)のヒ
ドロキシ基を保護した後、酸塩化物とし、光学活性アル
コールと反応させた後保護基を脱離して得ることができ
る。保護基としてアセチル基を用い、ベンジルアミンを
用いて脱離する方法(第12回液晶討論会予稿集P102)な
どは特に好適である。
化合物(I)における構造的な最も大きな特徴は、分子
内に2つの不斉炭素を有することにある。一方の(S)
−2−メチルブチル基は、天然の(S)−2−メチルブ
チルアルコールに由来するものであって、その立体配置
は常に(S)であり、他方のカイラル基は、光学活性ア
ルコール に由来するものであって、その立体配置は(S)または
(R)である。
(S)−2−メチルブチルアルコールに由来する光学活
性基を有する液晶化合物は数多く知られており、SC
晶化合物としても数多い。しかしながら、(S)−2−
メチルブチル基が芳香環にエーテル結合、単結合、ある
いはメチレン鎖で連結しているようなSC液晶化合物
は、その自発分極の値がたかだか数nC/cm2あるいはそれ
以下と非常に小さいものしか得られなかった。
2級の光学活性アルコール がエステル結合によって芳香環に連結しているような、
即ち、 基を有するSC液晶化合物を多数知られている。このよ
うな化合物では自発分極が大きく、例えば、エステル結
合と不斉炭素の間に−CH2−の挿入された型である を有するSC液晶化合物と比較すると1桁は大きいこと
が報告されており、R=C6H13のものでは100nC/cm2に近
い値も知られている(第11回液晶討論会予稿集P172)。
しかしながら、このような化合物では自発分極も大きい
かわりに、らせんの捩り力が非常に強く、そのSC相に
おける螺旋ピッチは非常に小さいものであり、単独では
もとより、SC液晶を混合してSC液晶として用いる際に
もピッチが細かくなりすぎ、配向が難かしい、あるいは
セル厚を大きくできないなどの問題があった。そこで、
実際に用いる際には、らせんの捩りの向きの逆の化合物
を加えて、そのピッチが大きくなるように調整する必要
があり、そのような調整用化合物の量も、多量に用いる
必要があった。
本発明者らは、このような 基に由来するらせんの捩り力と2MB−Z−基に由来する
らせんの捩り力とを比較すると、それぞれの光学活性基
に由来する自発分極ほどの大きな差はないことに着目
し、同一分子中に、2級の光学活性アルコール に由来する 基と、(S)−2−メチルブタノールに由来する2MB−
Z−基の両方の光学活性基を含む液晶化合物において
は、大きな自発分極を持ちながら、捩り力が相殺されて
小さくなり、ピッチの大きな化合物が得られるのではな
いかと考え、本発明に至ったものである。
実際に化合物(I)においては100nC/cm2程度の大きな
自発分極を有しながら、その捩り力は、光学活性基とし
基だけを有する液晶化合物と比較するとかなり小さく、
SC液晶化合物または組成物に10〜20%添加してSC液晶
組成物とするとき、らせんピッチのかなり大きなものを
得ることができる。
(S)−2−メチルブチル基に由来するらせんの捩りの
方向は、そのコアのベンゼン環との連結基が−O−の場
合には左巻き、単結合の場合には右巻きであることが知
られている。また 基に由来するらせんの捩りの方向は不斉炭素Cの絶対
配置が(S)の場合左巻きであり、(R)の場合、右巻
きであることも知られている。
従って(S)−2−メチルブチル基とコアとの連結基Z
が−O−の場合は、Cは(R)配置、Zが単結合の場
合、Cは(S)配置であるときに、よりらせんピッチ
の大きな化合物を得ることができ、逆の組合せではその
らせんピッチは非常に小さくなる。
両方の光学活性基に由来する自発分極の向きについて
は、必ずしもらせんの捩りの向きと等しいわけではな
く、らせんピッチが相殺されて大きくなっている場合に
おいても、その自発分極は逆に加算されて大きくなる場
合と逆に相殺されて減少する場合とがありうる。しかし
ながら、(S)−2−メチルブチル基に由来する自発分
極は、その連結基Zの種類にかかわらず 基に由来する自発分極と比較すると1桁〜2桁程度は小
さいため、化合物(I)は常に大きな自発分極を持ちう
ることになる。
さて、化合物(I)は、単独ではSC相を示さず、他の
カイラルスメクチック相すら示さないものも存在する
が、化合物(I)は側鎖に分枝を持たない低粘度のSC液
晶化合物あるいは組成物に混合してSC液晶組成物とし
て用いるのが、より効果的であるため実用上は問題でな
い。
化合物(I)の単独、または複数と混合して用いるSC液
晶化合物または組成物としては、例えば2環型では以下
に示すようなフェニルベンゾエート系化合物(A)やピ
リミジン系化合物(B)またはそれらの混合物をあげる
ことができる。またそのSC相の温度範囲を高温域に拡大
するには3環型の化合物(C)、(D)などを用いるこ
とができる。
A: (R1,R2は直鎖のアルキル基、アルコキシ基、アルキル
カルボニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコ
キシカルボニルオキシ基のいずれかをあらわし、同一で
あっても異っていてもよい。) B: (R3,R4は直鎖のアルキル基、アルコキシ基をあらわ
し、同一であっても異っていてもよい。) C: (R3,R4は前記と同様であり、p+q=3である。) D: (R3,R4は前記と同様でY1,Y2はそれぞれ−COO−または をあらわす。) これらは単独でも用いることができるが、2成分以上の
組成物として用いる方がより広い温度範囲が得られるた
め好都合である。また、(A)〜(D)以外でも、側鎖
が直鎖アルキルであって、SC相を示すものは同様に用い
ることができる。また、(A)〜(D)以外の化合物で
あって、それ自身SC相を示さなくとも、粘性の小さな液
晶性化合物であれば、組成物の粘度低下のため少量加え
ることも、速い応答速度を得るためには有効な方法であ
る。
化合物(I)の一般式において、Xは水素あるいはフッ
素原子をあらわしているが、Xとして水素に換えてフッ
素、塩素等のハロゲン原子を導入することは、その融点
を降下させることに大きな効果があるものである。この
位置へのハロゲン置換が液晶性をほとんど低下させるこ
となく融点を降下させSC相の安定な温度域の拡大に有
利であることは、既に本発明者らが見い出し、液晶討論
会等で公表していることである(第11回液晶討論会予稿
集P176,第12回液晶討論会予稿集P116)。
さて、SC液晶組成物に化合物(I)を10〜30%程度添加
して得られるSC液晶組成物においては、そのらせんピ
ッチは、捩れの向きが相殺された場合には、1〜10μm
程度のものが得られる。表示素子として用いる場合に
は、らせんをほどいた状態で配向させる必要があるが、
この程度のらせんピッチでは少なくとも2〜3μmとい
うかなり薄いセルが要求される。そのため、5〜6μm
あるいはそれ以上の厚いセルで用いる場合には、さらに
ピッチを大きく調整する必要が生じる。ピッチ調整用化
合物としては、化合物(I)と捩りの向きが逆であるも
ので自発分極の極性が同一であるか、あるいは極性が逆
であっても数nC/cm2の小さいものであれば用いることが
できる。ピッチ調整用化合物の量は、化合物(I)にお
いて、らせんの捩れが相殺されている場合には少量で充
分であり、らせんの捩れが加算されている場合には相当
量必要である。
さて、得られた液晶化合物あるいは組成物は、2枚の透
明な電極板の間に、均一な厚さ(1μm〜20μm程度)
の薄膜とすることにより、液晶表示用セルとして使用す
ることができる。
表示用セル中においては、液晶の分子は分子長軸が電極
面に平行な、いわゆるホモジニアスの、かつ向きの均一
な配向をとったモノドメインである必要がある。このた
めに電極板の表面にラビング、蒸着等による配向処理を
施すか、あるいは電場、または磁場を印加するか、ある
いは温度勾配をもたせるか、あるいはこれらの手段の複
数を併用した状態で、等方性液体相から、液晶相まで徐
徐に冷却して、配向させる方向が一般に採用されてい
る。本発明における化合物あるいは組成物においてもこ
のような方法によって均一に配向したモノドメインのセ
ルを得ることができる。
<発明の効果> 本発明の概要は以上の如きものであるが、本発明におけ
る化合物(I)は混合によりSC液晶組成物とした場合
において、従来知られているエステル系強誘電性液晶化
合と比しても大きい自発分極を有しており、また螺旋ピ
ッチも大きく、SC液晶化合物または組成物に添加してSC
液晶組成物として用いる際には、ピッチの調整は極め
て容易である。
また、化合物(I)は、後述する実施例にも示されるご
とく、工業的にも容易に製造でき、それ自体無色であっ
て、光、水分、熱等に対する化学的安定性に優れるもの
であり、非常に実用的である。
更に、本発明における強誘電性液晶化合物及び組成物は
応答速度が従来のネマチック液晶の100倍以上と極めて
大きく、表示用光スイッチング素子として極めて有望で
ある。
<実施例> 以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、勿
論、本発明の主旨および適用範囲は、これらの実施例に
よって制限されるものではない。
尚、液晶相及び相転移温度の測定は、温度調節ステージ
を備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併用
して行ったが、転移温度は、その試料の純度あるいは測
定条件によって若干変動するものである。なお、温度は
℃を意味する。
また、生成物の化学構造は、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)、赤外吸収スペクトル(IR)及び質量スペクトル(M
S)により確認された。
なお、NMRデータにおけるsは1重線(シングレッ
ト)、dは2重線(ダブレット)、tは3重線(トリプ
レット)、ddは2重の2重線(ダブルダブレット)、dc
は2重の4重線(ダブルカルテット)、mは多重線(マ
ルチプレット)をあらわし、MSにおけるP+は親ピークを
あらわす。
実施例1 4′−((R)−1−メチルヘプチルオキシカルボニ
ル)ビフェニル−4−イル 4−((S)−2−メチル
ブチルオキシ)ベンゾエートの合成 1−a 4−((S)−2−メチルブチルオキシ)安息
香酸塩化物の合成 4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル30.4gをジメチ
ルスルホキシド150mlに溶解し、これに、t−ブトキシ
カリウム26.8gをジメチルスルホキシド100mlに溶解して
滴下した。これに(S)−2−メチルブタノールのO−
トシレート53.2gをテトラヒドロフラン100mlに溶解して
25℃で1時間かけて滴下した。滴下終了後30゜で4時間
反応させた。
10%塩酸を加え酸性とした後エーテルで抽出し、エーテ
ル層は水及び飽和食塩水で洗滌した。エーテルを除去し
て得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒、ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、4−
((S)−2−メチルブチルオキシ)安息香酸メチルエ
ステル44.1gを得た。
これをエタノール500mlにとかし、さらに40%水酸化ナ
トリウム水溶液40gを加え、6時間加熱還流させた。
10%塩酸を加え、酸性とした後大部分のエタノールを留
去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で中性となる
まで洗滌し、さらに飽和食塩水で洗滌したのち溶媒を留
去した。得られた粗結晶をn−ヘキサンから再結晶し
て、4−((S)−2−メチルブチルオキシ)安息香酸
34.2gを得た。
この15.5gに塩化チオニル30mlを加え、さらにピリジン
0.5mlを加えて加熱撹拌した。均一な溶液となってから
さらに3時間加熱還流させた後、減圧下、過剰の塩化チ
オニルを留去した。トルエンを加え不溶物を別した後
トルエンを留去して、4−((S)−2−メチルブチル
オキシ)安息香酸塩化物15.0gを得た。
1−b (R)−1−メチルヘプチル4′−ヒドロキシ
ビフェニル−4−カルボキシレートの合成 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸32.1gを
クロロホルム250ml及び無水酢酸40g中で懸濁させた。こ
れに濃硫酸2mlを加え室温で3時間撹拌した。クロロホ
ルムの大部分を減圧下留去した後エタノール400mlを加
えて撹拌した。不溶の白色結晶を取し、さらにエタノ
ール次いでヘキサンで洗滌した。乾燥して、4′−アセ
チルオキシビフェニル−4−カルボン酸34.5gを得た。
IR:2670,2550,2350,1745,1680,1610,1500,1430,1305,12
20,1190,1005,920,850,775(cm-1) このカルボン酸15.9gを40mlの塩化チオニル及びピリジ
ン0.5mlと撹拌した。均一溶液となってから、さらに2
時間加熱還流し、過剰の塩化チオニルを減圧下留去し
た。トルエンを加え不溶物を別した後、溶媒を留去し
て、4′−アセトキシビフェニル−4−カルボン酸塩化
物16.3gを得た。
この酸塩化物5.2gを塩化メチレン25mlに溶解し、(R)
−2−オクタノール3.1gを加え、さらにピリジン3mlを
加えた。3時間加熱還流した後放冷し、200mlのエーテ
ルを加え、10%塩酸で2回、水で3回、飽和食塩水で洗
滌した後無水硫酸ナトリウムで脱水した。このエーテル
溶液にベンジルアミン3.5gを加え、室温で4時間撹拌し
た。10%塩酸で2回、炭酸水素ナトリウム水溶液、水、
飽和食塩水で各1回洗滌した後無水硫酸ナトリウムで脱
水した。溶媒を留去して得られた粗結晶をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒−ヘキサン−酢酸エ
チル)で精製し、さらにn−ヘキサンから再結晶して、
(R)−1−メチルヘプチル4′−ヒドロキシビフェニ
ル−4−カルボキシレート6.4gを得た。
1−c 表記化合物の合成 1−aで得られた4−((S)−2−メチルブチルオキ
シ)安息香酸塩化物3.09gと1−bで得られた(R)−
1−メチルヘプチル4′−ヒドロキシビフェニル−4−
カルボキシレート4.80gを塩化メチレン25mlに溶解し、
ピリジン4mlを加え2時間溶媒還流下反応させた。放冷
後、酢酸エチルを加え、10%塩酸、炭酸水素ナトリウム
水溶液、水、飽和食塩水で順次洗滌した後無水硫酸ナト
リウムで脱水した。
溶媒を留去して得られた粗生成物7.8gをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、(展開溶媒:ヘキサン
−クロロホルム)さらにエタノールから再結晶して表記
の4′−((R)−1−メチルヘプチルオキシカルボニ
ル)ビフェニル−4−イル、4−((S)−2−メチル
ブチルオキシ)ベンゾエート4.20gを得た。
本化合物の相転移温度は表1に、スペクトルデータは表
2にまとめて示す。
実施例2〜9 実施例において1−bで用いた(R)−2−オクタノー
ルに換えて(S)−2−オクタノールを用い、4′−
((S)−1−メチルヘプチルオキシカルボニル)ビフ
ェニル−4−イル、4−((S)−2−メチルブチルオ
キシ)ベンゾエートを(実施例2)、1−aで得られた
4−((S)−2−メチルブチルオキシ)安息香酸に換
えて、3−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸と(S)
−2−メチルブタノールのトシレートから合成した3−
フルオロ−4−((S)−2−メチルブチルオキシ)安
息香酸を用いて、4′−((R)−1−メチルヘプチル
オキシカルボニル)ビフェニル−4−イル、3−フルオ
ロ−4−((S)−2−メチルブチルオキシ)ベンゾエ
ートを(実施例3)、1−bで用いた4′−ヒドロキシ
ビフェニル−4−カルボン酸に換えて、4−ヒドロキシ
安息香酸を用いて4−((R)−1−メチルヘプチルオ
キシカルボニル)フェニル、4−((S)−2−メチル
ブチルオキシ)ベンゾエートを得た。(実施例4) また、実施例1において、1−aで用いた4−ヒドロキ
シ安息香酸メチルエステルに換えて、4′−ヒドロキシ
ビフェニル−4−カルボン酸とエタノールから合成した
4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸エチルエ
ステルを用い、1−bで用いた4′−ヒドロキシビフェ
ニル−4−カルボン酸に換えて4−ヒドロキシ安息香
酸、2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸をそれぞれ
用いて4−((R)−1−メチルヘプチルオキシカルボ
ニル)フェニル、4′−((S)−2−メチルブチルオ
キシ)ビフェニル−4−カルボキシレート(実施例5)
及び3−フルオロ−4−((R)−1−メチルヘプチル
オキシカルボニル)フェニル、4′−((S)−2−メ
チルブチルオキシ)ビフェニル−4−カルボキシレート
(実施例6)を得た。
また、実施例1において、1−aで得られた4−
((S)−2−メチルブチルオキシ)安息香酸塩化物に
換えて市販の4−((S)−2−メチルブチル)安息香
酸塩化物を用い、1−bで用いた(R)−2−オクタノ
ールに換えて、(S)−2−オクタノールを用い、4′
−((S)−1−メチルヘプチルオキシカルボニル)ビ
フェニル−4−イル、4−((S)−2−メチルブチ
ル)ベンゾエートを得た。(実施例7) また実施例1において、1−aで得られた4−((S)
−2−メチルブチルオキシ)安息香酸塩化物に換えて、
市販の4−シアノ−4′−((S)−2−メチルブチ
ル)ビフェニルより導いた4′−((S)−2−メチル
ブチル)ビフェニル−4−カルボン酸塩化を用い、1−
bで得られた(R)−1−メチルヘプチル、4′−ヒド
ロキシビフェニル−4−カルボキシレートに換えて、
(S)−1−メチルヘプチル、4−ヒドロキシベンゾエ
ート、及び(S)−1−メチルヘプチル、2−フルオロ
4−ヒドロキシベンゾエートをそれぞれ用いて、4−
((S)−1−メチルヘプチルオキシカルボニル)フェ
ニル4′−((S)−2−メチルブチル)ビフェニル−
4−カルボキシレート(実施例8)、及び3−フルオロ
−4−((S)−1−メチルヘプチルオキシカルボニ
ル)フェニル、4′−((S)−2−メチルブチル)ビ
フェニル−4−カルボキシレート(実施例9)を得た。
実施例10 室温でSC相を示す液晶組成物の調製 2−(4−ヘキシルオキシ)フェニル−5−オクチルピ
リジン12.7%、2−(4−ノニルオキシ)フェニル−5
−オクチルピリジン12.7%2−(4−ノニオキシ)フェ
ニル−5−ヘプチルピリミジン6.3%、4−ヘキシルオ
キシフェニル、4−ノニルオキシベンゾエート44.8%、
及び実施例3で得られた4′−((R)−1−メチルヘ
プチルオキシカルボニル)ビフェニル−4−イル 3−
フルオロ−4−((S)−2−メチルブチルオキシ)ベ
ンゾエート23.5%からなる液晶組成物を調製した。
この組成は54.5゜以下でSC相を示し、67゜までSA相を
71.5゜までN相を示し、それ以上の温度で等方性液体
となった。この組成物は0℃以下までSC相を示し、長
時間0゜に保つと結晶化したが、融点は室温以下であっ
た。
実施例11 化合物(I)を含む液晶組成物のピッチ 2−(4−ヘキシルオキシ)フェニル−5−オクチルピ
リジン15.9%、2−(4−ノニルオキシ)フェニル−5
−オクチルピリジン15.9%、2−(4−ノニルオキシ)
フェニル−5−ヘプチルピリミジン7.9%及び4−ヘキ
シルオキシフェニル4−ノニルオキシベンゾエート60.3
%からなるSC液晶組成物に実施例9で得られた3−フル
オロ−4−((S)−1−メチルヘプチルオキシカルボ
ニル)フェニル4′−((S)−2−メチルブチル)ビ
フェニル−4−カルボキシレート14.3%を添加して得ら
れた液晶組成物は42゜以下でSC相を示した。
この組成物をポリビニルアルコールをコーティングして
ラビング処理を施した厚さ100μmのガラスセルに充填
し、等方性液体相から、徐冷してSA相及びSC相を均一
に配向させた。このセルを25゜に冷却し、そのらせんピ
ッチを測定したところ7μmであった。
実施例12 液晶表示素子の作成 4−ヘキシルオキシフェニル4−ノニルオキシベンゾエ
ート71%及び、実施例1で得られた4′−((R)−1
−メチルヘプチルオキシカルボニル)ビフェニル−4−
イル 4−((S)−2−メチルブチルオキシ)ベンゾ
エート29%からなる液晶組成物を調製した。
この組成物は62゜以下でSC相を示し、82゜までSAを86
゜までN相を示し、それ以上で等方性液体となった。
この組成物を加熱して等方性液体として、これを厚さ2.
4μmのスペーサーを介して張り合わせた2枚のガラス
透明電極(うち1枚にはポリイミド−ラビング配向処理
を施してある)間に充填し、薄膜セルを作成した。
1分間に5゜の割合で徐冷してN相からSA相を配向さ
せ、62゜以下で均一なSC相のモノドメインを得た。こ
のセルに23V 50Hzの矩形波を印加し、その透過光強度
を測定したところ、27゜で90μ秒以下という速い応答が
確認できた。このときのチルト角は26゜であり、自発分
極の大きさは38nC/cm2であった。また、4′−((R)
−1−メチルヘプチルオキシカルボニル)ビフェニル−
4−イル、4−((S)−2−メチルブチルオキシ)ベ
ンゾエートを含量を5%〜50%に変化させ、各組成物の
自発分極を測定し、外挿により単独での自発分極を求め
たところTC−T=5゜(TCはSCの上限温度を示す)に
おいて約80nC/cm2TC−T=10゜において約140nC/cm2
非常に大きい値を示した。
フロントページの続き (72)発明者 東海林 忠生 千葉県佐倉市王子台6−36−13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、2MBは(S)−2−メチルブチル基をあらわ
    し、Zは連結基で、−O−または単結合をあらわす。m
    およびnはそれぞれ独立的に、0または1の整数をあら
    わし、 Rは炭素数2〜16のアルキル基をあらわし、Cは絶対
    配置が(R)または(S)の不斉炭素であることをあら
    わす。) で示される液晶化合物。
  2. 【請求項2】一般式(I)において、Rがn−ヘキシル
    基であるところの特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】一般式(I)において、Zが単結合の場
    合、 であるところの請求項第1項または第2項記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】一般式(I)において、n=1の場合 であるところの特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】一般式(I)において、Zが−O−であっ
    て、Cの絶対配置が(R)であるか、またはZが単結
    合であってCの絶対配置が(S)であるところの特許
    請求の範囲第1項から第4項記載の化合物。
  6. 【請求項6】一般式(I) (式中、2MBは(S)−2−メチルブチル基をあらわ
    し、Zは連結基で、−O−または単結合をあらわす。m
    およびnはそれぞれ独立的に、0または1の整数をあら
    わし、 Rは炭素数2〜16のアルキル基をあらわし、Cは絶対
    配置が(R)または(S)の不斉炭素であることをあら
    わす。) で示される液晶化合物の少なくとも1種を含む液晶組成
    物。
  7. 【請求項7】カイラルスメクチック相を示す特許請求の
    範囲第6項記載の液晶組成物。
  8. 【請求項8】スメクチックC相を示す液晶化合物または
    組成物を含む特許請求の範囲第7項記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】一般式(I)において、Zが−O−であっ
    て、Cの絶対配置が(R)であるか、またはZが単結
    合であってCの絶対配置が(S)であるところの化合
    物の少なくとも1種を含む特許請求の範囲第8項記載の
    液晶組成物。
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