JPH0784193B2 - 自動二輪車のフロントフオ−クブ−ツ - Google Patents

自動二輪車のフロントフオ−クブ−ツ

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JPH0784193B2
JPH0784193B2 JP60045525A JP4552585A JPH0784193B2 JP H0784193 B2 JPH0784193 B2 JP H0784193B2 JP 60045525 A JP60045525 A JP 60045525A JP 4552585 A JP4552585 A JP 4552585A JP H0784193 B2 JPH0784193 B2 JP H0784193B2
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JP
Japan
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boot
bellows
front fork
diameter
inner tube
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充 近藤
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Diaphragms And Bellows (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、フロントフォークを保護する自動二輪車の
フロントフォークブーツに関するものである。
[従来の技術] 自動二輪車のフロントフォークブーツは、フロントフォ
ークを構成するインナチューブとアウタチューブ間に設
けられ、その両者間に水、泥、砂等が侵入しないように
している。このブーツは弾性体で形成され、さらに小径
部と大径部を連続的に形成してなる蛇腹部を有し、その
蛇腹部はインナチューブとアウタチューブの伸縮に応じ
て、伸び、縮みする。ところで、このブーツはゴム系や
合成樹脂系の弾性体で形成されているが、近年、車両の
軽量化傾向に伴ない、ブーツの軽量化が要望され、ブー
ツ全体を薄肉にしている。
このように、ブーツ全体を薄肉にして軽量化すると、走
行中に小石がタイヤによって飛ばされてブーツの蛇腹部
に当ったり、また蛇腹部が障害物と接触したりすると、
蛇腹部の大径部が内側へへこむことがある。このへこみ
は元に復帰することができないので内側に突出した状態
になって、フロントフォークのインナチューブと干渉す
るようになる。従って、ブーツのインナチューブとの接
触部が破損して、水、泥等が侵入しブーツの保護機能が
損なわれることがある。
このため、例えば、実開昭59−180049号公報に記載され
るように、ブーツの蛇腹部の大径部に小さな凹部を設け
て大径部の剛性低下を防ぐものがある。また、実開昭58
−140363号公報に記載されるように、ブーツの蛇腹部の
大径部に外方へ突出させて肉厚部を設けて大径部の剛性
低下を防ぐものがある。
[発明が解決しようとする課題] このように、ブーツの蛇腹部の大径部が内側へへこむこ
とを防止しているが、前者はブーツの蛇腹部の大径部に
小さな凹部を設けているため、走行時に泥が跳ね上がる
と、大径部の小さな凹部に付着して清掃に手数を要す
る。
また、後者はブーツの蛇腹部の大径部に外方へ突出させ
て肉厚部を設けているため、フロントフォーク軸方向の
ブーツの伸縮性が損なわれる。また、肉厚になる分外径
が大きくなり、ブレーキホース等の他部品と干渉するこ
とがある。
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、ブーツの
蛇腹部の大径部の外径を大きくすることなく、しかもブ
ーツ伸縮性を確保しながら剛性を向上させ、かつ他部品
との干渉がなく、蛇腹部の大径部が内側へへこむことを
防止でき、しかも泥が付着し難し自動二輪車のフロント
フォークブーツを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、前輪を車体に
支持するフロントフォークのインナチューブと、アウタ
チューブ間をブーツで覆い、このブーツは弾性体で形成
され、小径部と大径部とからなる蛇腹部を有する自動二
輪車のフロントフォークブーツにおいて、前記蛇腹部の
大径頂部を内方へリブ状に突出し、この突出部の両側に
前記蛇腹部との間にくびれ部を形成したことを特徴とし
ている。
[作用] この発明では、ブーツの蛇腹部の大径頂部を内方へリブ
状に突出し、突出部によって剛性を向上させているか
ら、走行中に小石がタイヤによって飛ばされてブーツに
当ったり、またブーツが障害物と接触したりしても、蛇
腹部の大径頂部が内側にへこむことが防止される。
また、外力が大きい場合に、蛇腹部が弾性体で形成され
ており大径頂部が内側へへこむことがあっても、その弾
性力によって元の形へ容易に復帰する。
また、ブーツの蛇腹部の大径頂部を内方へリブ状に突出
し、この突出部の両側に蛇腹部との間にくびれ部を形成
しているから、くびれ部によってフロントフォーク軸方
向のブーツ伸縮性がよい。
さらに、ブーツの大径頂部の大径部の外径を大きくする
ことがなく剛性を向上させているため、他部品との干渉
がなく、しかも跳ね上がる泥が付着し難い。
[実施例] 以下、この発明の自動二輪車のフロントフォークブーツ
の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。第1図
はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第2図はブ
ーツの断面図、第3図はブーツの要部の断面図である。
第1図において符号1は自動二輪車、2は車体フレーム
で、この車体フレーム2の前端部にはヘッドパイプ3が
設けられている。このヘッドパイプには図示しないステ
アリング軸が回動可能に挿着され、このステアリング軸
にフロントフォーク4が上ブラケット5、下ブラケット
6を介して連結されている。フロントフォーク4の下端
部には前輪7が支持され。上端部にはハンドル8が取付
けられている。
フロントフォーク4は上ブラケット5及び下ブラケット
6に固定されたインナチューブ9と、前輪7に固定され
たアウタチューブ10とから構成されている。
このインナチューブ9は第2図に示すように、アウタチ
ューブ10に摺動可能に挿入され、その内部を貫通するス
プリング11と、内部に組み込まれた図示しないオイル式
ショックアブソーバにより、荷重を支え、衝撃を吸収す
るようになっている。アウタチューブ10の開口端部10a
にはシール12が設けられ、インナチューブ9とアウタチ
ューブ10間の気密性を保持している。
インナチューブ9とアウタチューブ10との間にはブーツ
13が設けられている。このブーツ13はゴム系や合成樹脂
系等の弾性体で形成され、第2図に示すように、蛇腹部
14と、この蛇腹部14の両端に設けられた下取付部15と上
取付部16とから構成されている。
この下取付部15はその環状係合部17をアウタチューブ10
の開口端部10aの外周に形成されている環状溝18に係合
し、締付金具19によって固定されている。一方、上取付
部16は下ブラケット6の下側において、インナチューブ
9の外周に圧接して、締付バンド20で固定されている。
前記蛇腹部14は小径部14aと大径部14bとを連続的に一体
に形成してなり、この蛇腹部14の伸び、縮みによって、
インナチューブ9とアウタチューブ10の伸縮が許容され
る。
蛇腹部14の大径頂部14cを内方へリブ状に突出し、この
突出部14dの両側に蛇腹部との間にくびれ部14eを形成し
ている。これにより大径部14bの断面係数を大きくして
剛性を得ており、大径頂部14cは剛性によって、外力に
対して内方へへこみ難くいとともに、外力が強くてへこ
んだ場合でも、弾性力で元の形に復帰し易くなってい
る。
次に、この実施例の作用について説明する。
車体の前側にかかる荷重はフロントフォーク4のインナ
チューブ9に挿通されたスプリング11と、図示しないシ
ョックアブソーバによって支えられ、走行中に、路面の
凹凸によって生じる衝撃は前記スプリング11とショック
アブソーバで吸収して、振動を抑え快適な運転を保障し
ている。
このとき、インナチューブ9はアウタチューブ10内を摺
動して上下動する。このインナチューブ9の上下動に応
じて、ブーツ13は連動して蛇腹部14の小径部14a、大径
部14bが伸縮し、インナチューブ9の上下動を許容して
いる。
この走行中に、小石がタイヤによって飛ばされブーツ13
に当ったり、またブーツ13が障害物と干渉することがあ
ると、ブーツ13の蛇腹部14の大径頂部14cを内方へリブ
状に突出し、突出部14dによって剛性を向上させている
から、蛇腹部14の大径頂部14cはその剛性によって、こ
れらの外力によって内方へへこむことが防止される。
また、外力が大きい場合に、内側へへこむことがあって
も、大径頂部14cの弾性力によって元の形へ容易に復帰
し、インナチューブ9と干渉するこが阻止される。
従って、長期間使用しても、ブーツ13がインナチューブ
9と摺動することによる破損がなくなり、インナチュー
ブ9とアウタチューブ10間に水、泥、小石等が侵入する
ことを防止する機能が損なわれない。さらに、ブーツ13
の蛇腹部14のへこみを防止することで、ブーツ13の他の
部分を薄肉にすることが可能となる。
また、ブーツ13の蛇腹部14の大径頂部14cを内方へリブ
状に突出し、この突出部14dの両側に蛇腹部14との間に
くびれ部14eを形成しているから、くびれ部14eによって
フロントフォーク軸方向のブーツ伸縮性がよい。
さらに、ブーツ13の大径頂部14cの大径部14bの外径を大
きくすることがなく剛性を向上させているため、他部品
との干渉がなく、しかも跳ね上がる泥が付着し難い。
[発明の効果] この発明は前記のように、フロントフォークのインナチ
ューブとアウタチューブとの間をブーツで覆い、このブ
ーツの蛇腹部の大径部に剛性を有する大径頂部を形成し
たから、小石がタイヤによって飛ばされてブーツに当っ
たり、またブーツが障害物と干渉することがあっても、
これらの外力によって内方へへこむことが防止される。
また、外力が大きい場合に、内側へへこむことがあって
も、大径頂部の弾性力によって元の形へ容易に復帰し、
インナチューブと干渉することが阻止される。
従って、長期間使用しても、ブーツが破損することがな
いから、水、泥、小石等の侵入を防止する機能が損なわ
れない。さらに、ブーツの蛇腹部のへこみを防止するこ
とで、ブーツの他の部分を薄肉にすることが可能となる
とともに、ブーツを形成する材料の選択幅を広げること
ができる。
また、ブーツの蛇腹部の大径頂部を内方へリブ状に突出
し、この突出部の両側に蛇腹部との間にくびれ部を形成
しているから、くびれ部によってフロントフォーク軸方
向のブーツ伸縮性がよい。
さらに、ブーツの大径頂部の大径部の外径を大きくする
ことがなく剛性を向上させているため、他部品との干渉
がなく、しかも跳ね上がる泥が付着し難い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第2
図はブーツの断面図、第3図はブーツの要部の断面図で
ある。 4……フロントフォーク 9……インナチューブ、10……アウタチューブ 13……ブーツ、14……蛇腹部 14a……小径部、14b……大径部 14c……大径頂部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪を車体に支持するフロントフォークの
    インナチューブと、アウタチューブ間をブーツで覆い、
    このブーツは弾性体で形成され、小径部と大径部とから
    なる蛇腹部を有する自動二輪車のフロントフォークブー
    ツにおいて、前記蛇腹部の大径頂部を内方へリブ状に突
    出し、この突出部の両側に前記蛇腹部との間にくびれ部
    を形成したことを特徴とする自動二輪車のフロントフォ
    ークブーツ。
JP60045525A 1985-03-07 1985-03-07 自動二輪車のフロントフオ−クブ−ツ Expired - Fee Related JPH0784193B2 (ja)

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FR3103870B1 (fr) * 2019-11-29 2023-03-31 Bernard Renzo Soufflet de protection notamment de joint de transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58140363U (ja) * 1982-03-18 1983-09-21 キ−パ−株式会社 フレキシブルブ−ツ
JPS59174423U (ja) * 1983-05-10 1984-11-21 キ−パ−株式会社 フレキシブルブ−ツ
JPS59180049U (ja) * 1983-05-18 1984-12-01 株式会社 昭和製作所 ダストブ−ツ

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