JPH0783841A - バイアホールの残渣検出装置および残渣観察装置 - Google Patents

バイアホールの残渣検出装置および残渣観察装置

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JPH0783841A
JPH0783841A JP23015393A JP23015393A JPH0783841A JP H0783841 A JPH0783841 A JP H0783841A JP 23015393 A JP23015393 A JP 23015393A JP 23015393 A JP23015393 A JP 23015393A JP H0783841 A JPH0783841 A JP H0783841A
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JP
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light
via hole
residue
observing
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JP23015393A
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English (en)
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Koji Oka
浩司 岡
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線板を構成する樹脂基材上に形成
されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣欠
陥を検出するための装置および観察するための装置に関
し,微薄な樹脂残渣を確実に検出あるいは確認すること
を可能にする。 【構成】 紫外レーザー光源101が発する紫外光を,
回転多面鏡105およびスキャンレンズ106を用い
て,検査対象107に照射する。検査対象107が反射
する紫外光を,スキャンレンズ106,回転多面鏡10
5,ビームスプリッタ104,から成る再帰反射光学系
により受光する。受光した反射紫外光は,再結像用レン
ズ108およびピンホール109により,検査対象10
7中のバイアホールの領域のみの像が,フォトマル(光
電子増倍管)110上に結像し,紫外反射検知信号が出
力される。これにより,バイアホールの底部に残留する
微薄な樹脂残渣欠陥を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,バイアホールの残渣検
出装置および残渣観察装置,特にプリント配線板を構成
する樹脂基材上に形成されたバイアホールの底部に残留
する微薄な樹脂残渣欠陥を検出するための装置および観
察するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】検査対象の概要を図11示す。図中,1
はセラミック基板,2はポリイミド薄膜層,3はバイア
ホールである。
【0003】検査対象は,不透明な物体(例えば,多層
セラミック基板,図では,セラミック基板)1上に形成
された樹脂薄膜層(例えば,図に示すように,ポリイミ
ド薄膜層)2中に形成されたバイアホール3である。バ
イアホール3は,ポリイミド薄膜層2中に多数個形成さ
れている。また,バイアホール3の直径は,100μm
以下である。
【0004】ポリイミド薄膜層2中に形成されたバイア
ホール3に発生する欠陥の例を,図12に示す。 (a)は正常なバイアホールである。(b)〜(g)
は,欠陥バイアホールである。以下,欠陥バイアホール
の例を説明する。
【0005】(b):バイアホールの一部にポリイミド
が残存しているもの。 (c):バイアホールの全体にポリイミドが残存してい
るもの。 (d):バイアホールの直径が許容値よりも小さいも
の。
【0006】(e):バイアホールの直径が許容値より
も大きいもの。 (f):本来存在すべき位置にバイアホールが無いも
の。 (g):本来存在すべきでない位置にバイアホールが存
在するもの。
【0007】以上のようなポリイミド薄膜層中に形成さ
れたバイアホールに発生する欠陥を検出するための検査
装置として,従来,検査対象にレーザー光を照射し,ポ
リイミド樹脂から発生する蛍光を利用する装置が用いら
れていた。
【0008】図13は,蛍光を利用したバイアホール検
知光学系の概要を示す図であり,同図(a)は再帰結像
型バイアホール検知光学系を,同図(b)は蛍光による
バイアホール検知の原理を,同図(c)は波長特性を,
それぞれ示す図である。
【0009】図13において,1はセラミック基板,2
はポリイミド層,3はバイアホール,4は金属配線,9
01は蛍光励起用レーザー光源,902はビームエクス
パンダー,903はミラー,904はビームスプリッタ
1,905は回転多面鏡,906はスキャンレンズ,9
07はビームスプリッタ2,908は検査対象,909
は載置ステージ,910は波長フィルタ,911は再結
像用レンズ,912は空間フィルタ,913は蛍光検知
用の光センサ1,914は格子板,915は格子検知用
の光センサ2である。
【0010】以下,図13に示す,従来のバイアホール
検査装置の動作を説明する。蛍光励起用レーザー光源9
01が発生するレーザー光(レーザー波長:紫外〜青)
をビームエクスパンダー902を用いて拡大する。拡大
したレーザー光を回転多面鏡905を用いて走査し,ス
キャンレンズ906により,検査対象908上に集光す
る。
【0011】ここで,図(b)に示すように,ポリイミ
ド層2とバイアホール3との識別には,ポリイミド層2
から発生する蛍光(蛍光波長:黄〜赤)を利用する。レ
ーザー光の照射によりポリイミド層2から発生した蛍光
は,入射レーザー光と同じ経路を逆に通って(すなわ
ち,スキャンレンズ906 → 回転多面鏡905 →
ビームスプリッタ1(904)),再帰的に帰還さ
れ,光路中に配置されたビームスプリッタ1(904)
により,再帰反射光検知系に導かれる。
【0012】この帰還された光(再帰反射光)は,照射
レーザー光の成分と,ポリイミド層2から発生した蛍光
の成分とを含んでいるため,波長フィルタ910を用い
て蛍光成分のみを分離する。波長フィルタ910は,図
(c)に示す波長特性を有する。すなわち,波長フィル
タ910の光強度/光透過率は,照射レーザー波長の光
は透過させず,蛍光波長の光は透過させる特性に設定さ
れている。
【0013】波長フィルタ910により分離された蛍光
は,再結像用レンズ911により(再)結像される。す
なわち,結像面上には,検査対象908のレーザー光の
照射点近傍の画像が結像される。そこで,この結像上
に,空間フィルタ912としてピンホールを配置し,中
央部分(すなわち,レーザー光照射点)の蛍光のみを分
離・抽出する。
【0014】空間フィルタ912(ピンホール)を通過
した蛍光は,蛍光検知用の光センサ913(例えば,光
電子増倍管)を用いて,電気信号(蛍光検知信号)に変
換する。
【0015】なお,格子板914および格子検知用光セ
ンサ915から成る光学系により検知された光検知信号
は,検査対象908上に照射するレーザー光の走査の同
期をとるために用いるが,本発明には関係ない。
【0016】図13に示す蛍光検知光学系によるバイア
ホール検知信号の例を,図14に示す。バイアホール3
にポリイミド残渣がある場合,図に示すような蛍光検知
信号が得られる。この蛍光検知信号を2つのスライスレ
ベル(すなわち,スライスレベル1およびスライスレベ
ル2)で2値化する。これにより,バイアホール3内に
存在するポリイミドの残渣5の有無を検出することがで
きる。
【0017】蛍光検知信号2値化回路の例を,図15に
示す。スライスレベル1による検知パターンは,通常,
円形のパターン1となる。一方,スライスレベル2によ
る検知パターン2は,欠陥が存在しない場合には,通
常,円形のパターンとなるが,図14に示すようにバイ
アホール内にポリイミド残渣5が存在する場合には,図
15に示すように円形の一部が欠けたパターン2とな
る。
【0018】以上,従来のバイアホールのポリイミド残
渣検出装置について説明したが,このポリイミド残渣検
出装置が検出したバイアホールは,再度,人間が詳細に
観察することにより再確認する必要がある。
【0019】従来,バイアホールのポリイミド残渣の再
確認は,上述したポリイミド残渣検出装置が検出したバ
イアホールの欠陥情報(欠陥位置,欠陥種類など)を受
け取り,人間が,光学顕微鏡を使用して,観察すること
により行っていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイアホールの
残渣検出装置の検知光学系には,バイアホール内のポリ
イミド残渣が薄くなってくると,発生する蛍光が非常に
微弱となるので,蛍光の検知信号のS/N比が悪化して
しまうため,微薄な残渣については,残渣の有無を識別
することが極めて困難になってしまう,という問題があ
った。
【0021】また,従来,バイアホールのポリイミド残
渣の再確認は,人間が,光学顕微鏡を使用して,観察す
ることにより行っていたが,厚さが数μm以下の微薄な
ポリイミド残渣の場合,通常の光源で観察すると,ほと
んど透明に近くなってしまうため,残渣の観察が極めて
困難である,という問題があった。
【0022】本発明は,上記の問題点を解決して,微薄
な樹脂残渣を確実に検出することが可能なバイアホール
の残渣検出装置,および微薄な樹脂残渣を確実に確認す
ることが可能なバイアホールの残渣観察装置を提供する
ことを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバイアホー
ルの残渣検出装置は,次のように構成する。 (1)プリント配線板を構成する樹脂基材中に形成され
たバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣欠陥を
検出するための残渣検出装置であって,検出すべき残渣
厚さにおける樹脂に対する光透過率が充分低く,かつ,
樹脂に対する光反射率と,バイアホール底部の金属配線
に対する光反射率との比が充分高い,所定の波長の光ま
たは所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照射する
手段と,検査対象からの反射光を検知する手段とを具備
するように構成する。
【0024】(2)前記(1)において,所定の波長の
光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照射
する手段として,波長400nm以下の紫外光を発振す
ることのできるレーザー光源を用いるように構成する。
【0025】(3)前記(1)または(2)において,
所定の波長の光または所定の波長帯域の光を,検査対象
に対して照射する手段として,レーザー光走査型の光学
系を用い,検査対象からの反射光を検知する手段とし
て,再帰反射光検知型の光学系を用いるように構成す
る。
【0026】(4)前記(1)または(2)において,
所定の波長の光または所定の波長帯域の光を,検査対象
に対して照射する手段として,レーザー光走査型の光学
系を用い,検査対象からの反射光を検知する手段とし
て,再帰反射光検知型の光学系と,走査レーザーライン
の両側に配置した蛍光ファイバによる検知光学系とを併
用するように構成する。
【0027】(5)前記(1)または(2)において,
所定の波長の光または所定の波長帯域の光を,検査対象
に対して照射する手段として,レーザー光走査型の光学
系を用い,検査対象からの反射光を検知する手段とし
て,光走査手段と検査対象との間に挿入した照射レーザ
ー光を分割する手段と,該分割手段で反射された検査対
象からの反射光を検知するための蛍光ファイバによる検
知光学系とを用いるように構成する。
【0028】(6)前記(1)または(2)において,
所定の波長の光または所定の波長帯域の光を,検査対象
に対して照射する手段として,レーザー光走査型の光学
系を用い,検査対象からの反射光を検知する手段とし
て,再帰反射光検知型の光学系と,光走査手段と検査対
象との間に挿入した照射レーザー光を分割する手段と,
該分割手段で反射された検査対象からの反射光を検知す
るための蛍光ファイバによる検知光学系とを併用するよ
うに構成する。
【0029】次に,本発明に係るバイアホールの残渣観
察装置は,次のように構成する。 (7)プリント配線板を構成する樹脂基材中に形成され
たバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣を観察
するための観察装置であって,検査対象に単色光を照射
する手段と,該単色光により樹脂残渣に生じる干渉縞を
観察する手段とを具備するように構成する。
【0030】(8)前記(7)において,検査対象に単
色光を照射する手段は,複数個の光バンドパスフィル
タ,および,それらを順次切り換える機構を有し,単色
光により樹脂残渣に生じる干渉縞を観察する手段とし
て,2次元光センサを用いるように構成する。
【0031】(9)プリント配線板を構成する樹脂基材
中に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹
脂残渣を観察するための観察装置であって,検査対象に
白色光を照射する手段と,該白色光により樹脂残渣に生
じる,特定の波長の干渉縞を観察する手段とを具備する
ように構成する。
【0032】(10)前記(9)において,白色光によ
り樹脂残渣に生じる,特定の波長の干渉縞を観察する手
段として,特定の波長の光のみを透過する光バンドパス
フィルタと,2次元光センサとを用いるように構成す
る。
【0033】(11)プリント配線板を構成する樹脂基
材中に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な
樹脂残渣を観察するための観察装置であって,検査対象
に特定の波長の単色光を照射する手段と,該特定の波長
の単色光により樹脂残渣に生じる特定の干渉縞を観察す
る手段とから成る,複数個の観察ユニットを備え,該複
数個の観察ユニットを順次切り換える機構を具備するよ
うに構成する。
【0034】(12)プリント配線板を構成する樹脂基
材中に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な
樹脂残渣を観察するための観察装置であって,検査対象
に紫外光を照射する手段と,該照射中の紫外光による,
バイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣の画像を
観察する手段とを具備するように構成する。
【0035】(13)プリント配線板を構成する樹脂基
材中に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な
樹脂残渣を観察するための観察装置であって,検査対象
に紫外光を照射する手段と,該照射中の紫外光成分のみ
から成る,バイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残
渣の画像を観察する手段とを具備するように構成する。
【0036】(14)プリント配線板を構成する樹脂基
材中に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な
樹脂残渣を観察するための観察装置であって,検査対象
に紫外光を照射する手段と,該照射中の紫外光による,
バイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣の画像を
観察する手段と,該照射中の紫外光により発生する蛍光
成分のみから成る,バイアホールの底部に残留する微薄
な樹脂残渣の画像を観察する手段とを具備するように構
成する。
【0037】
【作用】
〔1〕本発明に係るバイアホールの残渣検出装置 ポリイミド樹脂には,一般的に,紫外光(波長400n
m以下)を吸収する性質がある。本発明では,ポリイミ
ド樹脂のこの光学的性質を利用する。
【0038】図1は,本発明の原理を示す図である。同
図の上部には,ポリイミド薄膜層中に形成されたバイア
ホール内にレーザー光を照射して,バイアホール内の金
属配線上に存在する厚みtのポリイミド残渣を検出する
様子が示されている。
【0039】図1(a)は,ポリイミドの光透過率の分
光特性の例を示す図である。また,図1(b)は,ポリ
イミドおよび金属配線の光反射率の分光特性の例を示す
図である。図1(a)および図1(b)において,測定
したポリイミドの厚みは,検出残渣厚みtと一致してい
るものとして,各分光特性が示されている。
【0040】バイアホール内の微薄なポリイミド残渣を
確実に検出するためには,まず,目的とする検出残渣厚
みにおける光透過率が充分に低いことが必要である。と
いうのは,光透過率が高い(つまり,透明に近い)と,
残渣とその下の金属配線とを区別することが不可能にな
ってしまうからである。
【0041】ポリイミドの光透過率の分光特性の例を示
す図1(a)から,波長400nm以下の紫外域の光を
用いれば,目的とする検出残渣厚みにおける光透過率が
充分に低くなることがわかる。
【0042】また,使用する光の波長において,ポリイ
ミドと金属配線とのコントラスト(光反射率の比)が充
分に大きいことが必要である。一般的には,コントラス
ト≧3が必要といわれている。
【0043】ポリイミドおよび金属配線の光反射率の分
光特性の例を示す図1(b)から,波長400nm以下
の紫外域の光を用いれば,目的とする検出残渣厚みにお
けるコントラスト(S/N比)が充分に大きくなること
がわかる。
【0044】上述のように,紫外域の光(レーザー光)
をバイアホールの残渣検出に用いれば,微薄なポリイミ
ド残渣を確実に検出することが可能になることがわか
る。 〔2〕本発明に係るバイアホールの残渣観察装置 前記〔1〕のバイアホールの残渣検出装置は,検査対象
の全面を高速で自動的に検査することにより,バイアホ
ール内のポリイミド残渣を検出し,位置および種類など
から成る欠陥情報として提供するものである。
【0045】このバイアホールの欠陥情報をもとに,前
記〔1〕のバイアホールの残渣検出装置が残渣を検出し
たバイアホールのみを,再度,人間が詳細に観察して,
確認するための装置が,本発明に係るバイアホールの残
渣観察装置である。
【0046】微薄なポリイミド樹脂は,可視光域(波長
400〜800nm程度)では,光透過率が高く,ほぼ
半透明となる。このため,バイアホール内のポリイミド
残渣に,単色光(例えば,半値幅が10nm程度の光)
を照射すると,照射光の波長と残渣の厚みとに応じた干
渉縞が生じる。
【0047】本発明に係るバイアホールの残渣観察装置
は,微薄なポリイミド樹脂における,この光学的な性質
を利用する。上述した干渉法を用いると,照射波長の1
/4よりも厚い残渣をコントラスト良く観察することが
可能になる。例えば,照射光の波長を500nm(緑)
とすると,0.125μm以上の残渣ならば観察できる
ことになる。
【0048】ところが,単一の波長λによって干渉縞の
暗線が生じる残渣の厚みは,λ/4+n(λ/2)(n
=0,1,2,3・・・)の近傍だけであり,離散的で
ある。そのため,単一の波長λでは,他の厚みの残渣が
存在しても観察できない場合が生じてしまう。
【0049】そこで,複数の単色光(波長λ1 ,λ2
λ3 ・・・)を用いて干渉縞を生じさせる必要がある。
3つの単色光(波長λ1 ,λ2 ,λ3 )を用いて干渉縞
を生じさせた場合の干渉縞の例を,図2に示す。
【0050】図2の上部には,3つの単色光(波長
λ1 ,λ2 ,λ3 )をポリイミド薄膜層2中に形成され
たバイアホール3内に照射して,バイアホール内の金属
配線4上に存在する残渣5を観察する様子が示されてい
る。
【0051】図2(a)は,波長λ1 で照明した場合の
バイアホールの干渉パターンを示しており,図2(b)
は波長λ2 で照明した場合のバイアホールの干渉パター
ンを示しており,図2(c)は波長λ3 で照明した場合
のバイアホールの干渉パターンを示している。
【0052】上述したようにバイアホール内を複数の単
色光(波長λ1 ,λ2 ,λ3 ・・・)で照明して,複数
のポリイミド残渣の干渉縞を生じさせ,それを同時に観
察することは困難である。そこで,波長の異なる単色光
を順次切り換えてバイアホール内を照明し,それによっ
て生じる干渉縞を観察するようにする。その結果,照明
光の波長の切り換えに伴って,干渉縞の位置が移動する
ので,観察が非常に容易になる。
【0053】次に,ポリイミド樹脂には,一般的に,紫
外光(波長400nm以下)を吸収する性質がある。本
発明に係るバイアホールの残渣観察装置では,ポリイミ
ド樹脂のこの光学的性質を利用する。
【0054】図1は,本発明の原理を示す図である。同
図の上部には,ポリイミド薄膜層中に形成されたバイア
ホール内にレーザー光を照射して,バイアホール内の金
属配線上に存在する厚みtのポリイミド残渣を観察する
様子が示されている。
【0055】図1(a)は,ポリイミドの光透過率の分
光特性の例を示す図である。また,図1(b)は,ポリ
イミドおよび金属配線の光反射率の分光特性の例を示す
図である。図1(a)および図1(b)において,測定
したポリイミドの厚みは,検出残渣厚みtと一致してい
るものとして,各分光特性が示されている。
【0056】バイアホール内の微薄なポリイミド残渣を
確実に観察するためには,まず,目的とする残渣厚みに
おける光透過率が充分に低いことが必要である。という
のは,光透過率が高い(つまり,透明に近い)と,残渣
とその下の金属配線とを区別することが不可能になって
しまうからである。
【0057】ポリイミドの光透過率の分光特性の例を示
す図1(a)から,波長400nm以下の紫外域の光を
用いれば,目的とする残渣厚みにおける光透過率が充分
に低くなることがわかる。
【0058】また,使用する光の波長において,ポリイ
ミドと金属配線とのコントラスト(光反射率の比)が充
分に大きいことが必要である。一般的には,コントラス
ト≧3が必要といわれている。
【0059】ポリイミドおよび金属配線の光反射率の分
光特性の例を示す図1(b)から,波長400nm以下
の紫外域の光を用いれば,目的とする残渣厚みにおける
コントラスト(S/N比)が充分に大きくなることがわ
かる。
【0060】上述のように,紫外域の光(レーザー光)
をバイアホールの残渣観察に用いれば,微薄なポリイミ
ド残渣を確実に観察することが可能になることがわか
る。
【0061】
【実施例】
〔実施例1〕図3は,本発明に係るバイアホールの残渣
検出装置の実施例を示す図である。
【0062】図中,101は紫外レーザー光源,102
はビームエクスパンダー,103はミラー,104はビ
ームスプリッタ,105は回転多面鏡,106はスキャ
ンレンズ,107は検査対象,108は再結像用レン
ズ,109はピンホール,110はフォトマル(光電子
増倍管)である。
【0063】紫外レーザー光源101としては,例え
ば,次のレーザー光源を使用することができる。 以下,図3に示す,本実施例のバイアホール残渣検出装
置の動作を説明する。
【0064】紫外レーザー光源101が発生するレーザ
ー光をビームエクスパンダー102を用いて拡大する。
拡大したレーザー光を回転多面鏡105を用いて走査
し,スキャンレンズ106により,検査対象107上に
集光する。
【0065】レーザー光の照射により検査対象107か
ら発生した紫外反射光は,入射レーザー光と同じ経路を
逆に通って(すなわち,スキャンレンズ106 → 回
転多面鏡105 → ビームスプリッタ104),再帰
的に帰還され,光路中に配置されたビームスプリッタ1
04により,再帰反射光検知系に導かれる。
【0066】この紫外反射光は,再結像用レンズ108
により結像される。すなわち,結像面上には,検査対象
107のレーザー光の照射点近傍の画像が結像される。
そこで,この結像上に,ピンホール109を配置し,中
央部分(すなわち,レーザー光照射点)の蛍光のみを分
離・抽出する。
【0067】ピンホール109を通過した蛍光は,フォ
トマル110を用いて,電気信号(紫外反射光検知信
号)に変換する。 〔実施例2〕図4は,本発明に係るバイアホールの残渣
検出装置の実施例を示す図である。
【0068】図中,201は紫外レーザー光源,202
はビームエクスパンダー,203はミラー,204はビ
ームスプリッタ,205は回転多面鏡,206はスキャ
ンレンズ,207は検査対象,208は蛍光ファイバー
束,209はフォトマル2,210はフォトマル3,2
11は再結像用レンズ,212はピンホール,213は
フォトマル1,214はゲイン調整器,215は合成
器,216は載置ステージである。
【0069】実施例1(図3)の光学系は,再帰反射光
のみを検知しているため,検知角度がやや狭い(約10
°),という欠点がある。本実施例では,この欠点を解
決するために,レーザー走査線の両サイドに,紫外光を
吸収して自ら発光する蛍光ファイバー束208を配置し
たものである。この構成により,限界である180°に
近い検知角度を得ることが可能になる。
【0070】紫外レーザー光源201としては,例え
ば,次のレーザー光源を使用することができる。 以下,図4に示す,本実施例のバイアホール残渣検出装
置の動作を説明する。
【0071】紫外レーザー光源201が発生するレーザ
ー光をビームエクスパンダー202を用いて拡大する。
拡大したレーザー光を回転多面鏡205を用いて走査
し,スキャンレンズ206により,検査対象207上に
集光する。
【0072】レーザー光の照射により検査対象207か
ら発生した紫外反射光は,入射レーザー光と同じ経路を
逆に通って再帰的に帰還されるものと,蛍光ファイバー
束208a,208bに入射するものとに分かれる。検
査対象207直上への紫外反射光は,入射レーザー光と
同じ経路を逆に通って再帰的に帰還され,検査対象20
7直上からそれた紫外反射光は,蛍光ファイバー束20
8a,208bに入射する。
【0073】検査対象207直上への紫外反射光は,入
射レーザー光と同じ経路を逆に通って(すなわち,スキ
ャンレンズ206 → 回転多面鏡205 → ビーム
スプリッタ204),再帰的に帰還され,光路中に配置
されたビームスプリッタ204により,再帰反射光検知
系に導かれる。
【0074】この紫外反射光は,再結像用レンズ211
により結像される。すなわち,結像面上には,検査対象
207のレーザー光の照射点近傍の画像が結像される。
そこで,この結像上に,ピンホール212を配置し,中
央部分(すなわち,レーザー光照射点)の紫外反射光の
みを分離・抽出する。
【0075】ピンホール212を通過した紫外反射光
は,フォトマル1(213)を用いて,電気信号に変換
する。一方,検査対象207直上からそれた紫外反射光
を吸収した蛍光ファイバー束208a,208bは,自
ら発光し,その光をフォトマル2(209)およびフォ
トマル3(210)が電気信号に変換する。
【0076】フォトマル1(213),フォトマル2
(209),およびフォトマル3(210)により変換
された電気信号は,ゲイン調整器214により,ゲイン
を調整された後,合成器215により合成されて紫外反
射光検知信号となる。
【0077】〔実施例3〕図5は,本発明に係るバイア
ホールの残渣検出装置の実施例を示す図である。図中,
301は紫外レーザー光源,302はビームエクスパン
ダー,303はミラー,304は回転多面鏡,305は
スキャンレンズ,306はハーフミラー,307は検査
対象,308は蛍光ファイバー束,309は遮光板,3
10はフォトマル1,311はフォトマル2,312は
ゲイン調整器,313は合成器,314は載置ステージ
である。
【0078】実施例1(図3)の光学系は,再帰反射光
のみを検知しているため,検知角度がやや狭い(約10
°),という欠点がある。本実施例では,この欠点を解
決するために,スキャンレンズ305と検査対象307
との間にハーフミラー306を挿入し,検査対象307
からの反射紫外光をハーフミラー306で蛍光ファイバ
ー束308に導き,反射紫外光を検知するようにしてい
る。
【0079】本実施例の光学系では,実施例2(図4)
ほどの検知角度は得られないものの,実施例1(図3)
よりは広い検知角度(約20°)が得られる。また,再
帰結像検知系(再結像レンズ,ピンホール,フォトマ
ル)とビームスプリッタが不要になる,というメリット
がある。
【0080】紫外レーザー光源301としては,例え
ば,次のレーザー光源を使用することができる。 以下,図5に示す,本実施例のバイアホール残渣検出装
置の動作を説明する。
【0081】紫外レーザー光源301が発生するレーザ
ー光をビームエクスパンダー302を用いて拡大する。
拡大したレーザー光を回転多面鏡304を用いて走査
し,スキャンレンズ305により,検査対象307上に
集光する。
【0082】レーザー光の照射により検査対象307か
ら発生した紫外反射光は,ハーフミラー306により反
射された後,蛍光ファイバー束308に入射する。紫外
反射光を吸収した蛍光ファイバー束308は,自ら発光
し,その光をフォトマル1(310)およびフォトマル
2(311)が電気信号に変換する。
【0083】フォトマル1(310)およびフォトマル
2(311)により変換された電気信号は,ゲイン調整
器312により,ゲインを調整された後,合成器313
により合成されて紫外反射光検知信号となる。
【0084】〔実施例4〕図6は,本発明に係るバイア
ホールの残渣観察装置の実施例を示す図である。図中,
401は白色光源,402は回転バンドパスフィルタ,
403はビームスプリッタ,404は対物レンズ,40
5は検査対象,406はX軸ステージ,407はY軸ス
テージ,408はステージドライバX,409はステー
ジドライバY,410はステージコントローラ,411
は結像レンズ,412はシャッター,413はフィルタ
位置検出回路,414はシャッター制御,415はTV
カメラ(白黒),416可変ゲインアンプ,417はモ
ニターである。
【0085】以下,本実施例の動作を説明する。白色光
源401としては,高圧水銀ランプ,キセノンランプ,
およびハロゲンランプなどを用いる。
【0086】白色光源401からの光を,回転バンドパ
スフィルタ402を通過させることにより単色化する。
本実施例では,回転バンドパスフィルタ402は,半値
幅10nmの6種類のバンドパスフィルタから構成され
ている。すなわち,回転バンドパスフィルタ402を通
過した光は,時間の経過と共に,波長λ1 の単色光,波
長λ2 の単色光,波長λ3 の単色光,波長λ4 の単色
光,波長λ5 の単色光,波長λ6 の単色光,波長λ1
単色光,波長λ2 の単色光,波長λ3 の単色光・・・の
ように順次切り換わる。
【0087】単色光化した光を,ビームスプリッタ40
3を介して対物レンズ404に入射し,検査対象405
を照明する。検査対象405は,X軸ステージ406お
よびY軸ステージ407から成るステージ上に載置され
ている。X軸ステージ406およびY軸ステージ407
は,ステージドライバX408およびステージドライバ
Y409により,それぞれX方向およびY方向に移動さ
れる。この移動は,ステージコントローラ410に入力
される,検査対象405のバイアホール欠陥位置情報に
基づいて行われる。検査対象405のバイアホール欠陥
位置情報は,本発明に係るバイアホールの残渣検出装置
が検出した,残渣欠陥が存在するバイアホールのXアド
レスおよびYアドレスから成る。
【0088】単色光により照明された,検査対象405
上の領域の画像は,対物レンズ404 → 結像レンズ
411の経路を経て,TVカメラ(白黒)415上に結
像する。検査対象405中のバイアホールの底部にポリ
イミド残渣が存在する場合には,モニター417上で,
干渉縞が観察される。
【0089】また,本実施例では,回転バンドパスフィ
ルタ402の各バンドパスフィルタの位置を検出する,
フィルタ位置検出回路413と,シャッター412およ
びシャッター制御とを配置し,常に各フィルタの中央部
の画像のみをTVカメラ415により撮像するようにし
ている。
【0090】さらに,各単色光の強度の差,およびTV
カメラ415の分光感度(波長に対する感度の差)によ
る映像信号のレベル差を補正するために,可変ゲインア
ンプ416を配置してある。
【0091】〔実施例5〕図7は,本発明に係るバイア
ホールの残渣観察装置の実施例を示す図である。図中,
501は白色光源,502はビームスプリッタ1,50
3は対物レンズ,504は検査対象,505はX軸ステ
ージ,506はY軸ステージ,507はステージドライ
バX,508はステージドライバY,509はステージ
コントローラ,510はビームスプリッタ2,511は
バンドパスフィルタ1,512は結像レンズ1,513
はTVカメラ1,514は可変ゲインアンプ1,515
はビームスプリッタ3,516はバンドパスフィルタ
2,517は結像レンズ2,518はTVカメラ2,5
19は可変ゲインアンプ2,520はバンドパスフィル
タ3,521は結像レンズ3,522はTVカメラ3,
523は可変ゲインアンプ3,524はカメラセレク
タ,525はモニターである。
【0092】本実施例は,実施例4(図6)の回転バン
ドパスフィルタ402の代わりに,複数の白黒TVカメ
ラを使用したものである。図7では,TVカメラ1(5
13),TVカメラ2(518)およびTVカメラ3
(522)の3台を使用した例を示している。
【0093】基本的な動作は,実施例4(図6)と同様
である。実施例4(図6)では,白色光源401からの
光を,回転バンドパスフィルタ402を通過させること
により,時間の経過と共に,波長λ1 の単色光,波長λ
2 の単色光,波長λ3 の単色光,波長λ4 の単色光,波
長λ5 の単色光,波長λ 6 の単色光,波長λ1 の単色
光,波長λ2 の単色光,波長λ3 の単色光・・・のよう
に順次切り換え,検査対象405からの反射光を1台の
TVカメラ415で撮像していた。
【0094】これに対して,本実施例では,検査対象5
04からの反射光を3個のバンドパスフィルタ(すなわ
ち,バンドパスフィルタ1(511),バンドパスフィ
ルタ2(516),およびバンドパスフィルタ3(52
0))により,それぞれの光透過特性に応じた3つの単
色光に切り分ける。3つの単色光は,3台のTVカメラ
(すなわち,TVカメラ1(513),TVカメラ2
(518),およびTVカメラ3(522))によって
撮像される。3台のTVカメラにより撮像された検査対
象504の映像は,カメラセレクタ524により,時間
の経過と共に順番に切り換えられて,モニター525に
映し出される。その結果,モニター525上には,検査
対象504のバイアホールの干渉縞パターンが時間の経
過と共に変化して映し出されるので,バイアホールの微
薄なポリイミド残渣を観察することが可能になる。
【0095】上述したように,本実施例では,使用する
TVカメラの台数は増えるものの,可動部分が存在しな
いので,バイアホールの観察装置の信頼性が高くなる,
というメリットがある。
【0096】以下,本実施例の動作を説明する。白色光
源501としては,高圧水銀ランプ,キセノンランプ,
およびハロゲンランプなどを用いる。白色光源501が
発する光を,ビームスプリッタ502を介して対物レン
ズ503に入射し,検査対象504を照明する。
【0097】検査対象504は,X軸ステージ505お
よびY軸ステージ506から成るステージ上に載置され
ている。X軸ステージ505およびY軸ステージ506
は,ステージドライバX507およびステージドライバ
Y508により,それぞれX方向およびY方向に移動さ
れる。この移動は,ステージコントローラ509に入力
される,検査対象504のバイアホール欠陥位置情報に
基づいて行われる。検査対象504のバイアホール欠陥
位置情報は,本発明に係るバイアホールの残渣検出装置
が検出した,残渣欠陥が存在するバイアホールのXアド
レスおよびYアドレスから成る。
【0098】白色光により照明された,検査対象504
上の領域の画像は,対物レンズ503を経た後,3個の
バンドパスフィルタにより3つの単色光に切り分けら
れ,それぞれ別々のTVカメラに結像する。
【0099】以下,3つの単色光について,それぞれの
経路を説明する。 (1)波長λ1 の単色光 単色光により照明された,検査対象504上の領域の画
像は,対物レンズ503 → ビームスプリッタ2(5
10) → バンドパスフィルタ1(511)を経るこ
とにより,波長λ1 の単色光となる。
【0100】波長λ1 の単色光は,結像レンズ1(51
2)により,TVカメラ1(513)上に結像する。 (2)波長λ2 の単色光 単色光により照明された,検査対象504上の領域の画
像は,対物レンズ503 → ビームスプリッタ3(5
15) → バンドパスフィルタ2(516)を経るこ
とにより,波長λ2 の単色光となる。
【0101】波長λ2 の単色光は,結像レンズ2(51
7)により,TVカメラ2(518)上に結像する。 (3)波長λ3 の単色光 単色光により照明された,検査対象504上の領域の画
像は,対物レンズ503 → ビームスプリッタ3(5
15) → バンドパスフィルタ3(520)を経るこ
とにより,波長λ3 の単色光となる。
【0102】波長λ3 の単色光は,結像レンズ3(52
1)により,TVカメラ3(522)上に結像する。波
長λ1 の単色光を切り分けるバンドパスフィルタ1(5
11),波長λ2 の単色光を切り分けるバンドパスフィ
ルタ2(516),および波長λ3 の単色光を切り分け
るバンドパスフィルタ3(520)の特性を,図中に示
す。各バンドパスフィルタの半値幅は10nmであり,
良好な単色光が得られる。
【0103】3台のTVカメラ(TVカメラ1(51
3),TVカメラ2(518),およびTVカメラ3
(522))上に結像された検査対象504の映像信号
は,3つの可変ゲインアンプ(可変ゲインアンプ1(5
14),可変ゲインアンプ2(519),および可変ゲ
インアンプ3(523))により,各TVカメラの分光
感度による映像信号のレベル補正が行われた後,カメラ
セレクタ524に導入される。
【0104】レベル補正が行われた3台のTVカメラ
(TVカメラ1(513),TVカメラ2(518),
およびTVカメラ3(522))からの映像信号は,カ
メラセレクタ524により,時間の経過と共に順番に切
り換えられて,モニター525に映し出される。その結
果,モニター525上には,検査対象504のバイアホ
ールの干渉縞パターンが時間の経過と共に変化して映し
出されるので,バイアホールの微薄なポリイミド残渣を
観察することが可能になる。
【0105】〔実施例6〕図8は,本発明に係るバイア
ホールの残渣観察装置の実施例を示す図である。図中,
601は白色光源,602はビームスプリッタ1,60
3はバンドパスフィルタ(波長λ1 ),604はミラ
ー,605はビームスプリッタ2,606はバンドパス
フィルタ(波長λ2 ),607は波長合成フィルタ1,
608はバンドパスフィルタ(波長λ3 ),609はミ
ラー,610は波長合成フィルタ2,611はビームス
プリッタ3,612は対物レンズ,613は検査対象,
614はX軸ステージ,615はY軸ステージ,616
はステージドライバX,617はステージドライバY,
618はステージコントローラ,619は結像レンズ,
620はカラーTVカメラ,621は可変ゲインアンプ
1,622は可変ゲインアンプ2,623は可変ゲイン
アンプ3,624はカメラセレクタ,625はモニター
である。
【0106】実施例5(図7)では,TVカメラ1(5
13),TVカメラ2(518)およびTVカメラ3
(522)の3台を使用したが,本実施例では,3台の
TVカメラの代わりに1台のカラーTVカメラ620を
使用したものである。
【0107】基本的な動作は,実施例5(図7)と同様
である。ただし,通常のカラーTVカメラに内蔵されて
いるバンドパスフィルタは通過波長範囲が広すぎるた
め,予め照明側で波長域の制限を行っておく必要があ
る。
【0108】以下,本実施例の動作を説明する。白色光
源601としては,高圧水銀ランプ,キセノンランプ,
およびハロゲンランプなどを用いる。
【0109】白色光源601が発する光を,ビームスプ
リッタ1(602),バンドパスフィルタ(波長λ1
603,ミラー604,ビームスプリッタ2(60
5),バンドパスフィルタ(波長λ2 )606,波長合
成フィルタ1(607),バンドパスフィルタ(波長λ
3 )608,ミラー609,および波長合成フィルタ2
(610)から構成される光学系により,B(青)に対
応する波長λ1 の単色光,G(緑)に対応する波長λ2
の単色光,およびR(赤)に対応する波長λ3 の単色を
合成したBGR合成光を作る。
【0110】バンドパスフィルタ(波長λ1 )603,
バンドパスフィルタ(波長λ2 )606,およびバンド
パスフィルタ(波長λ3 )608の特性が,図中に示さ
れている。各波長域における半値幅は10nmである。
これにより,良好な,B(青)に対応する波長λ1 の単
色光,G(緑)に対応する波長λ2 の単色光,およびR
(赤)に対応する波長λ3 の単色光が,それぞれ得られ
る。
【0111】そして,これらの各単色光は,波長合成フ
ィルタ2(610)により合成されて,BGR合成光が
作られる。上述した光学系により作られたBGR合成光
は,ビームスプリッタ3(611)を介して対物レンズ
612に入射し,検査対象613を照明する。
【0112】検査対象613は,X軸ステージ614お
よびY軸ステージ615から成るステージ上に載置され
ている。X軸ステージ614およびY軸ステージ615
は,ステージドライバX616およびステージドライバ
Y617により,それぞれX方向およびY方向に移動さ
れる。この移動は,ステージコントローラ618に入力
される,検査対象613のバイアホール欠陥位置情報に
基づいて行われる。検査対象613のバイアホール欠陥
位置情報は,本発明に係るバイアホールの残渣検出装置
が検出した,残渣欠陥が存在するバイアホールのXアド
レスおよびYアドレスから成る。
【0113】BGR合成光により照明された,検査対象
613上の領域の画像は,対物レンズ612を経た後,
結像レンズ619によりカラーTVカメラ620上に結
像する。
【0114】カラーTVカメラ620上に結像された検
査対象613の映像信号は,B信号,G信号,およびR
信号に分けて取り出され,3つの可変ゲインアンプ(可
変ゲインアンプ1(621),可変ゲインアンプ2(6
22),および可変ゲインアンプ3(623))によ
り,各映像信号のレベル補正が行われた後,カメラセレ
クタ624に導入される。
【0115】レベル補正が行われた3つの映像信号(B
信号,G信号,およびR信号)は,カメラセレクタ62
4により,時間の経過と共に順番に切り換えられて,モ
ニター625に映し出される。その結果,モニター62
5上には,検査対象613のバイアホールの干渉縞パタ
ーンが時間の経過と共に変化して映し出されるので,バ
イアホールの微薄なポリイミド残渣を観察することが可
能になる。
【0116】〔実施例7〕図9は,本発明に係るバイア
ホールの残渣観察装置の実施例を示す図である。図中,
701は白色光源,702はビームスプリッタ,703
は対物レンズ,704は検査対象,705はX軸ステー
ジ,706はY軸ステージ,707はステージドライバ
X,708はステージドライバY,709はステージコ
ントローラ,710は波長フィルタ,711は結像レン
ズ,712は紫外用TVカメラ,713はモニターであ
る。
【0117】「作用」の欄で述べたように,ポリイミド
樹脂は,波長400nm以下の紫外域の光を吸収する性
質がある。また,紫外域の光を検査対象に照明すると,
バイアホールを形成するポリイミド樹脂と,バイアホー
ル底部の金属配線とをコントラスト良く観察することが
可能になる。本実施例は,これを利用したものである。
【0118】本実施例では,白色光源701として,紫
外域の光を含む光源を使用する。検査対象704には,
この紫外域を含む白色光を照明する。検査対象704か
らの反射光を結像する結像レンズ711の前に,波長4
00nm以上の光をカットする波長フィルタ710を挿
入して,検査対象704からの反射光のうち紫外域の光
成分のみを取り出す。この光を結像レンズ711により
紫外用TVカメラ712上に結像する。
【0119】以下,本実施例の動作を説明する。白色光
源701としては,紫外域の光を含む光源,例えば,高
圧水銀ランプやキセノンランプなどを用いる。
【0120】白色光源701が発する光を,ビームスプ
リッタ702を介して対物レンズ703に入射し,検査
対象704を照明する。検査対象704は,X軸ステー
ジ705およびY軸ステージ706から成るステージ上
に載置されている。X軸ステージ705およびY軸ステ
ージ706は,ステージドライバX707およびステー
ジドライバY708により,それぞれX方向およびY方
向に移動される。この移動は,ステージコントローラ7
09に入力される,検査対象704のバイアホール欠陥
位置情報に基づいて行われる。検査対象704のバイア
ホール欠陥位置情報は,本発明に係るバイアホールの残
渣検出装置が検出した,残渣欠陥が存在するバイアホー
ルのXアドレスおよびYアドレスから成る。
【0121】紫外域の光を含む白色光により照明され
た,検査対象704上の領域の画像は,対物レンズ70
3を経た後,波長フィルタ710により波長400nm
以上の光をカットされる。
【0122】波長フィルタ710により波長400nm
以上の光をカットされた,検査対象704上の領域の画
像は,結像レンズ711により紫外用TVカメラ712
上に結像する。
【0123】紫外用TVカメラ712上に結像された検
査対象704の映像信号は,モニター713に入力され
る。その結果,モニター713上には,検査対象704
のバイアホールの金属配線とポリイミド樹脂とがコント
ラスト良く映し出されるので,バイアホールの微薄なポ
リイミド残渣を観察することが可能になる。
【0124】〔実施例8〕図10は,本発明に係るバイ
アホールの残渣観察装置の実施例を示す図である。
【0125】図中,801は白色光源,802は波長フ
ィルタ,803はビームスプリッタ,804は対物レン
ズ,805は検査対象,806はX軸ステージ,807
はY軸ステージ,808はステージドライバX,809
はステージドライバY,810はステージコントロー
ラ,811は波長フィルタ,812は結像レンズ1,8
13は可視光用TVカメラ,814は結像レンズ2,8
15は紫外用TVカメラ,816はカメラセレクタ,8
17はモニターである。
【0126】「作用」の欄で述べたように,ポリイミド
樹脂は,波長400nm以下の紫外域の光を吸収する性
質がある。また,紫外域の光を検査対象に照明すると,
バイアホールを形成するポリイミド樹脂と,バイアホー
ル底部の金属配線とをコントラスト良く観察することが
可能になる。
【0127】また,ポリイミド樹脂に紫外光を照射する
と,蛍光を発する。本実施例は,これらを利用して,検
査対象が反射する紫外光と,検査対象から発する蛍光と
を観察するようにしたものである。
【0128】本実施例では,白色光源801の後に,波
長400nm以上の光を反射し,それ以下の波長の光を
透過する波長フィルタ802を挿入し,紫外光による像
と同時に,蛍光による像を観察することができるように
している。
【0129】以下,本実施例の動作を説明する。白色光
源801としては,高圧水銀ランプやキセノンランプな
どを用いる。白色光源801が発する光を,波長フィル
タ802により波長400nm以上の成分をカットし
て,紫外光とする。
【0130】この紫外光を,ビームスプリッタ803を
介して対物レンズ804に入射し,検査対象805を照
明する。検査対象805は,X軸ステージ806および
Y軸ステージ807から成るステージ上に載置されてい
る。X軸ステージ806およびY軸ステージ807は,
ステージドライバX808およびステージドライバY8
09により,それぞれX方向およびY方向に移動され
る。この移動は,ステージコントローラ810に入力さ
れる,検査対象805のバイアホール欠陥位置情報に基
づいて行われる。検査対象805のバイアホール欠陥位
置情報は,本発明に係るバイアホールの残渣検出装置が
検出した,残渣欠陥が存在するバイアホールのXアドレ
スおよびYアドレスから成る。
【0131】紫外光により照明された検査対象805
は,反射紫外光および蛍光(可視光)を発する。検査対
象805が発する反射紫外光および蛍光(可視光)は,
紫外光を透過し,可視光を反射する波長フィルタ811
により,可視光と紫外光とに分離される。
【0132】波長フィルタ811により分離された蛍光
(可視光)は,結像レンズ812により,可視光用TV
カメラ813上に結像する。一方,波長フィルタ811
により分離された紫外光は,結像レンズ814により,
紫外光用TVカメラ815上に結像する。
【0133】可視光用TVカメラ813および紫外光用
TVカメラ815からの映像信号は,カメラセレクタ8
16により,時間の経過と共に順番に切り換えられてモ
ニター817に入力される。
【0134】その結果,モニター817上には,検査対
象805のバイアホールの紫外光によるパターンがコン
トラスト良く映し出されると共に,蛍光によるバイアホ
ールの像も映し出されるので,バイアホールの微薄なポ
リイミド残渣を観察することが可能になる。
【0135】
【発明の効果】本発明に係るバイアホールの残渣検出装
置によれば,バイアホール内の微薄なポリイミド残渣を
確実に検出することが可能になるので,バイアホールの
欠陥検出精度が向上する。
【0136】また,本発明に係るバイアホールの残渣観
察装置によれば,バイアホール内の微薄なポリイミド残
渣を確実に観察することが可能になるので,バイアホー
ルの欠陥観察精度が向上する。
【0137】以上のように,本発明は,バイアホールの
欠陥検出および欠陥観察の精度向上に寄与するところが
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す図である。
【図2】干渉縞の例を示す図である。
【図3】実施例1を示す図である。
【図4】実施例2を示す図である。
【図5】実施例3を示す図である。
【図6】実施例4を示す図である。
【図7】実施例5を示す図である。
【図8】実施例6を示す図である。
【図9】実施例7を示す図である。
【図10】実施例8を示す図である。
【図11】検査対象を示す図である。
【図12】薄膜層バイアホールの欠陥例を示す図であ
る。
【図13】蛍光を利用したバイアホール検知光学系の概
要を示す図である。
【図14】バイアホール検知信号の例を示す図である。
【図15】蛍光検知信号2値化回路を示す図である。
【符号の説明】
101 紫外レーザー光源 102 ビームエクスパンダー 103 ミラー 104 ビームスプリッタ 105 回転多面鏡 106 スキャンレンズ 107 検査対象 108 再結像用レンズ 109 ピンホール 110 フォトマル(光電子増倍管)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板を構成する樹脂基材中に
    形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残
    渣欠陥を検出するための残渣検出装置であって,検出す
    べき残渣厚さにおける樹脂に対する光透過率が充分低
    く,かつ,樹脂に対する光反射率と,バイアホール底部
    の金属配線に対する光反射率との比が充分高い,所定の
    波長の光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対し
    て照射する手段と,検査対象からの反射光を検知する手
    段とを具備することを特徴とするバイアホール残渣検出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,所定の波長の光また
    は所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照射する手
    段として,波長400nm以下の紫外光を発振すること
    のできるレーザー光源を用いることを特徴とするバイア
    ホール残渣検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,所定の波長
    の光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照
    射する手段として,レーザー光走査型の光学系を用い,
    検査対象からの反射光を検知する手段として,再帰反射
    光検知型の光学系を用いることを特徴とするバイアホー
    ル残渣検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において,所定の波長
    の光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照
    射する手段として,レーザー光走査型の光学系を用い,
    検査対象からの反射光を検知する手段として,再帰反射
    光検知型の光学系と,走査レーザーラインの両側に配置
    した蛍光ファイバによる検知光学系とを併用することを
    特徴とするバイアホール残渣検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において,所定の波長
    の光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照
    射する手段として,レーザー光走査型の光学系を用い,
    検査対象からの反射光を検知する手段として,光走査手
    段と検査対象との間に挿入した照射レーザー光を分割す
    る手段と,該分割手段で反射された検査対象からの反射
    光を検知するための蛍光ファイバによる検知光学系とを
    用いることを特徴とするバイアホール残渣検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において,所定の波長
    の光または所定の波長帯域の光を,検査対象に対して照
    射する手段として,レーザー光走査型の光学系を用い,
    検査対象からの反射光を検知する手段として,再帰反射
    光検知型の光学系と,光走査手段と検査対象との間に挿
    入した照射レーザー光を分割する手段と,該分割手段で
    反射された検査対象からの反射光を検知するための蛍光
    ファイバによる検知光学系とを併用することを特徴とす
    るバイアホール残渣検出装置。
  7. 【請求項7】 プリント配線板を構成する樹脂基材中に
    形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残
    渣を観察するための観察装置であって,検査対象に単色
    光を照射する手段と,該単色光により樹脂残渣に生じる
    干渉縞を観察する手段とを具備することを特徴とするバ
    イアホール残渣観察装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において,検査対象に単色光を
    照射する手段は,複数個の光バンドパスフィルタ,およ
    び,それらを順次切り換える機構を有し,単色光により
    樹脂残渣に生じる干渉縞を観察する手段として,2次元
    光センサを用いることを特徴とするバイアホール残渣観
    察装置
  9. 【請求項9】 プリント配線板を構成する樹脂基材中に
    形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残
    渣を観察するための観察装置であって,検査対象に白色
    光を照射する手段と,該白色光により樹脂残渣に生じ
    る,特定の波長の干渉縞を観察する手段とを具備するこ
    とを特徴とするバイアホール残渣観察装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において,白色光により樹脂
    残渣に生じる,特定の波長の干渉縞を観察する手段とし
    て,特定の波長の光のみを透過する光バンドパスフィル
    タと,2次元光センサとを用いることを特徴とするバイ
    アホール残渣観察装置。
  11. 【請求項11】 プリント配線板を構成する樹脂基材中
    に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂
    残渣を観察するための観察装置であって,検査対象に特
    定の波長の単色光を照射する手段と,該特定の波長の単
    色光により樹脂残渣に生じる特定の干渉縞を観察する手
    段とから成る,複数個の観察ユニットを備え,該複数個
    の観察ユニットを順次切り換える機構を具備することを
    特徴とするバイアホール残渣観察装置。
  12. 【請求項12】 プリント配線板を構成する樹脂基材中
    に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂
    残渣を観察するための観察装置であって,検査対象に紫
    外光を照射する手段と,該照射中の紫外光による,バイ
    アホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣の画像を観察
    する手段とを具備することを特徴とするバイアホール残
    渣観察装置。
  13. 【請求項13】 プリント配線板を構成する樹脂基材中
    に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂
    残渣を観察するための観察装置であって,検査対象に紫
    外光を照射する手段と,該照射中の紫外光成分のみから
    成る,バイアホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣の
    画像を観察する手段とを具備することを特徴とするバイ
    アホール残渣観察装置。
  14. 【請求項14】 プリント配線板を構成する樹脂基材中
    に形成されたバイアホールの底部に残留する微薄な樹脂
    残渣を観察するための観察装置であって,検査対象に紫
    外光を照射する手段と,該照射中の紫外光による,バイ
    アホールの底部に残留する微薄な樹脂残渣の画像を観察
    する手段と,該照射中の紫外光により発生する蛍光成分
    のみから成る,バイアホールの底部に残留する微薄な樹
    脂残渣の画像を観察する手段とを具備することを特徴と
    するバイアホール残渣観察装置。
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