JPH0783723A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH0783723A
JPH0783723A JP5230082A JP23008293A JPH0783723A JP H0783723 A JPH0783723 A JP H0783723A JP 5230082 A JP5230082 A JP 5230082A JP 23008293 A JP23008293 A JP 23008293A JP H0783723 A JPH0783723 A JP H0783723A
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Koichi Takemura
晃一 竹村
Koichi Ueki
浩一 植木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の異常が発生した場合、異常表示のスペ
ースが限られていても、表示重要度の高い異常内容を優
先的に表示することにより、適切な措置を施すことを可
能とする。 【構成】 第1の流量検出手段5または第2の流量検出
手段8の出力や、流量計測手段11の出力により、異常
検出手段15がシステムの異常を検出した場合には、記
憶手段19が異常内容を記憶する。更に、記憶手段19
に記憶された異常内容は、優先順位決定手段20で決定
された優先順位に従って、重要度の高い異常内容が選択
手段21で選択され、異常表示手段24に出力される。
その結果、表示スペースが限られていても、適切な措置
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスやLPGガス
などの流体流量を計測する流量計に係わり、特に、流体
の使用状態に異常が認められれば、遮断する安全機能付
きの流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量計として特公平1−
20369号公報に示される様な、遮断機能付きのガス
メータが提案されたおり、例えば図5に示すような構成
となっていた。
【0003】図8のガスメータにおいて、ガスはガス供
給ライン31のメータコック32を通り、遮断装置33
を経てガスメータ34に入る。ガスメータ34には瞬時
流量に応じた機械的作動部があり、この動きを流量測定
装置35で検出し、パルス信号として制御装置36へ送
られる。制御装置36では流量測定装置35から送られ
てくる流量信号の単位時間当たりのパルス数から現在の
流量値を判断する。更に、制御装置36ではパルス信号
の変化を監視し、予め定められたガスの正常使用パター
ンから逸脱する様な流量信号が得られた場合には異常と
判定して、遮断装置33に対してガス供給を遮断するよ
う遮断信号を送ると共に、どういう理由で異常と判断し
遮断したかを表示する表示信号を送る。表示装置37は
LED、LCDなどの数字表示器を用いて、番号により
異常理由を知ることができる。38はこれら装置のため
の電源である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成の流量計において、複数の異常が同時に発生した
場合には次の様な課題があった。表示装置で表示可能な
事象が1個だけの場合には複数の異常事象が発生してい
てもそれを知ることができないため、異常に対する正し
い措置を施せないという課題がある。そこで複数の異常
をすべて同時に表示しようとすれば考えられる異常事象
すべてに対応した表示装置が必要となり表示装置自体の
スペースの増大やコストアップを招くという課題があ
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、コス
トやサイズの要求により限られた表示スペースを用い
て、異常内容を的確に判断し、適切な措置を施せるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の流量計は、一つ以上の流量検出手段と、前記流
量検出手段の出力値から流量を計測する流量計測手段
と、前記流量検出手段の出力値から前記流量検出手段の
異常を判定し、前記流量計測手段の出力値から使用状況
の異常を判定する異常検出手段と、前記異常検出手段が
異常と判定した場合には異常内容を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段の記憶内容の優先順位を決定する優先
順位決定手段と、前記優先順位決定手段で決定された順
位に従い上位のものから予め定められ数だけ選択する選
択手段と、前記選択手段で選択された異常内容を同時に
表示する異常表示手段とを備えたものである。
【0007】また、一つ以上の流量検出手段と、前記流
量検出手段の出力値から流量を計測する流量計測手段
と、前記流量検出手段の出力値から前記流量検出手段の
異常を判定し、前記流量計測手段の出力値から使用状況
の異常を判定する異常検出手段と、前記異常検出手段が
異常と判定した場合には異常内容と発生日時を記憶する
記憶手段と、前記記憶手段の記憶日時が新しいものから
順に予め定められた数だか選択する選択手段と、前記選
択手段で選択された異常内容を発生順序に並べて表示す
る異常表示手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記構成により本発明の流量計では、流量検出
手段の自体の異常や使用状態の異常を検出して記憶手段
で記憶すると共に、複数の異常事象が同時あるいは連続
して発生した場合には、順位決定手段により異常事象の
優先順位を決定して、優先順位の高いものから順に予め
定められた数の異常原因のみを表示する。したがって、
表示スペースが限られていても、重要度の高い異常内容
を表示することにより、特に重要な異常内容に対する措
置を施すことが可能となる。
【0009】また、流量検出手段の自体の異常や使用状
態の異常を検出して記憶手段で異常内容とその発生日時
を記憶すると共に、複数の異常事象が同時あるいは連続
して発生した場合には、選択手段により発生時期の新し
いものから順に予め定められた数だけを発生順に並べて
(例えば上から下へ向かって新しい順に)表示装置に出
力する。したがって、表示スペースが限られていても、
発生時刻の最も新しいものから表示するので、異常内容
に対する適切な措置を施すことが可能になる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、図2、図3、
図4、図5を参照して説明する。本実施例では流量計内
にフルイデイック素子を備えて、流量検出手段としてフ
ルイディック素子の流体振動を検出する圧電センサと、
流速を検出するフローセンサを用いた家庭用ガスメータ
について説明する。
【0011】図1は本発明の流量計のブロック図であ
る。図1において、1は流量計本体で、ガスはガス配管
2を通って、流量計1に供給される。流量計1の内部
で、ガスは遮断手段3、フルイディック素子4を経由し
て、ガス配管2から再び流量計1の外部へ排出される。
フルイディック素子4は、流体がもつ運動エネルギーを
利用して流体発振を起こさせる。フルイディック素子4
で発生する流体発振はガスメータに要求される全計測域
で発生するわけではない。そこで、全流量域を大流量と
小流量に分割し各々を別の流量検出手段で計測する。5
は主に大流量を検出する第1の流量検出手段で、流体の
発振周波数を出力電圧変化として検出する圧電センサー
6と、電圧変動と同等の周波数をもつパルス信号に変換
するパルス信号変換部7とで構成される。8は主に小流
量を検出する第2の流量検出手段で、流速と比例した電
圧を発生するフローセンサー9と、フローセンサー9の
出力と比例したパルス数を一定時間毎に発生するA/D
変換部10より構成される。11は流量計測手段で、第
1の流量検出手段5と第2の流量検出手段8の出力によ
り流量を求める。図3は、流量Qと第1の流量検出手段
5から出力されるパルス周波数F(Hz)、図4は流量
Qと第2の流量検出手段8から出力されるパルス数P
(パルス)の関係の概略を示したものである。第1の流
量検出手段5で計測し得る流量Qの範囲はQA以上QB以
下の領域であり、それ以下の流量では、F=0または不
安定となり、それ以上の領域では、出力Fは飽和して一
定値FBとなる。第2の流量検出手段8で計測し得る流
量の範囲はQC以下であり、それ以上の流量では、出力
Pは飽和して一定値PCとなる。したがって、流量がQA
以下の領域では第2の流量検出手段8で計測し、QA以
上QC以下の領域ではどちらか一方の流量検出手段で計
測し、QC以上の領域では第1の流量検出手段5により
計測を行う。両方の流量検出手段からは常時、その時の
流量に対応する出力がなされ、流量計測手段11に出力
される。12は計測切換手段であり、第1の流量検出手
段4の出力と第2の流量検出手段7の出力よりどちらを
もとに流量を求めるかを判定し出力する。計測切換手段
12ではFがFDを越えれば第1の流量検出手段5の出
力で、FDを下回れば第2の流量検出手段8の出力で流
量計測がなされる様に判定を下す。13は演算手段で、
計測切換手段12の判定結果に基づきどちらか一方の流
量検出手段の出力を単位時間当たりの流量に換算する演
算処理を行う。14は積算手段で、演算手段13で求め
た流量を加算して流量の積算値を求める。15は異常検
出手段であり、第1の流量検出手段5または第2の流量
検出手段の出力から両流量検出手段の異常を判定する故
障判定手段16と、流量計測手段11の出力からガスの
使用状況の異常を判定する流量監視手段17とからな
る。異常検出手段15で異常が検出された場合には、そ
の異常内容は、異常表示制御手段18へ出力される。異
常表示制御手段18は、異常検出手段15で検出された
異常内容を記憶する記憶手段19と、記憶手段19に記
憶された異常内容を予め定められた順位に従って順位付
けを行う優先順位決定手段20と、優先順位決定手段2
0の順位付けにより上位から順に予め定められた数だけ
選択する選択手段21とで構成される。表示手段22
は、積算手段14から出力された流量の積算値を表示す
る積算値表示手段23と、選択手段21で選択された異
常内容を表示する異常表示手段24とで構成される。
【0012】図2は、本発明の流量計の外観図である。
1は流量計、22はが表示手段、23は積算値表示手
段、24は異常表示手段である。
【0013】次に、上記構成の動作を説明する。ガスの
流れが発生すると第1の流量検出手段5または第2の流
量検出手段8からの出力信号を基に演算手段13により
単位時間当たりの流量が求められる。演算手段13で求
められた流量は積算手段14で加算され積算値が求めら
れる。積算値表示手段23は積算手段14で求めた積算
値、即ちガスの使用料をLCD、LED等を用いて、数
値表示する。流量監視手段17では、演算手段13で求
めた流量を基にガスの使用状態を監視し、異常な使用状
態を検出すれば遮断手段3に遮断信号を出力すると共
に、表示制御手段18へ故障内容を出力する。異常な使
用状態とは例えば、ガスの総使用量が異常に大きな場
合、ガスの使用量が短時間で異常に増加した場合、ガス
が異常に長い時間使われた場合等である。流量監視手段
17は上記したような異常使用状態を想定した総流量や
流量の増加パターン等を記憶しており、単位時間当りの
発生流量や、流量の変化量等の情報を基に、このパター
ンに合致した場合には遮断信号を出力する。
【0014】本流量計は、ふたつの流量検出手段により
計測を行っているが、上述したように両方の流量検出手
段からは常時出力がなされており、その出力を比較する
ことにより故障検出が可能となる。ふたつの流量検出手
段が正常であれば、双方の出力に相当する流量は等しく
なるはずである。ところが、双方の流量検出手段の出力
に相当する流量値が大きくかけ離れている場合には、ど
ちらか一方が故障していると判断することができる。
【0015】例えば、図3、図4で示すように、第1の
流量検出手段5の出力がF1で、第2の流量検出手段8
の出力がP2であるとする。F1は流量Q1に相当し、P2
は流量Q2に相当し、Q1<<Q2の関係がある。したが
って、大流量検出用の第1の流量検出手段5で検出した
流量が小流量検出用の第2の流量検出8で検出した流量
よりはるかに小さいのでどちらか一方の流量検出手段が
故障しているものとして、故障内容を記憶手段18に出
力している。このように、第1の流量検出手段5の出力
が小さいにもかかわらず第2の流量検出手段8の出力が
大きい場合、逆に、第1の流量検出手段5が大出力を示
しているのに第2の流量検出手段8の出力が小さい場合
等、記憶手段19にその故障内容が出力される。
【0016】また、流量検出手段の出力が通常考えられ
る範囲を越えている場合には、ひとつの流量検出手段の
出力のみでも故障の判定ができる。例えば、第1の流量
検出手段5の出力がFの飽和する値FBを越える場合
や、第2の流量検出手段8の出力が出力Pの飽和する値
PCを越えた場合がこれに相当する。
【0017】このように、故障判定手段16では二つの
流量検出手段のどちらかに故障が発生していると判断し
た場合にはその故障内容と一対一に対応する判別信号を
記憶手段19へ出力する。
【0018】異常検出手段15では、流量監視手段17
で異常が判定された場合にのみ遮断手段3へ、遮断信号
を出力し、故障判定手段15で異常が検出された場合に
は、遮断信号は出力していない。これは、仮に流量検出
手段が故障して、正常な流量情報が得られなくとも使用
者の重大な過失がない限り、ガスの使用を可能な状態に
するためである。この構成により、異常に対する過剰反
応のため、ガスの使用が度々中断され、使用者の利便性
を阻害することを防止している。
【0019】記憶手段19では、複数の異常内容を記憶
することが可能である。更に、記憶手段19に記憶され
ている異常内容は、それを解除する手立てを打たなけれ
ばそのまま記憶され続けている。例えば、故障検出手段
15によりどちらか一方の流量検出手段の故障が判定さ
れた場合には、流量検出手段そのもののを交換し、検出
レベルが正常範囲内に復帰したことが確認されれば、自
動的に、その異常内容は記憶手段19から消去される。
また、別の方法として、記憶手段19に外部から異常を
解除したことを通知する信号を入力することにより、消
去される構成としても良い。こうして記憶されたた異常
内容は、優先順位決定手段20に出力される。
【0020】優先順位決定手段20は、設定順位記憶手
段25と、順位判定手段26とで構成される。設定順位
記憶手段25には、考えられる異常内容と、各々の異常
内容の危険度合い、緊急度合いを考慮して予め設定され
た順位が記憶されている。記憶手段19から出力された
異常内容は、設定順位記憶手段25に設定されている順
位と照合され、順位判定手段26で順位付けが行われ
る。即ち、設定順位記憶手段25に記憶された順位が高
いもの程、順位判定手段26での順位付けも高くなる。
【0021】例えば、設定順位記憶手段25で異常A、
B、C、D、Eの5つの異常内容に対する順位がそれぞ
れ1位、2位、3位、4位、5位と定めれて、記憶され
ているとする。ここで、記憶手段19に記憶されている
異常内容、つまり過去に発生した異常が異常A、異常
C、異常Dの3個であったとする。この場合、3個の異
常の優先順位付けは1位が異常A、2位が異常C、異常
Dと決定される。
【0022】次に、選択手段21では、優先順位決定手
段20で決定された異常内容の優先順位に従い、上位の
ものから予め定められた数だけ選択する。優先順位付け
の例をそのまま使って説明を加える。選択手段21で予
め定められた異常の数が2個であるとすれば、1位の異
常Aと2位の異常Cが選択されることになる。こうして
選択された異常内容は異常表示手段24に出力される。
異常表示手段では、入力された異常内容を示す番号、記
号等をLCDやLEDを使用して表示することにより、
使用者に異常内容を報知する。異常表示手段24の表示
に従い、使用者または、供給元で、必要な措置を施すこ
とになる。図5は、異常表示手段24のひ表示内容の一
例である。異常A〜Eに対応する表示がアルファベット
の「A」〜「E」あるとですると、異常A、異常Cが選
択された場合には、表示手段24の表示内容は図5
(a)のようになる。
【0023】設定順位記憶手段25では、流量監視手段
17で検出された異常内容を、故障検出手段16で検出
された異常内容より高い順位付けをしている。これは、
先に説明したように流量監視手段17で異常が判定され
た場合には遮断手段3が動作して、ガスが遮断されその
ままの状態ではガスの使用ができなくなっているためで
ある。即ち、ガスが遮断された場合には、その遮断理由
を優先的に表示することにより、使用者に一刻も早く報
知して、適切な措置を促すためである。
【0024】本流量計を使用した場合、異常表示手段2
4の表示容量を越える異常が発生している時には、優先
順位決定手段20の順位付けに従って、優先順位が上位
に位置付けられたものが表示されることになる。即ち、
重要度の高い異常内容について報知されるので、使用
者、あるいは供給元は、それに対する措置を施すことが
できる。異常に対する措置が行われると、記憶手段19
からは対策済みの異常内容は消去される。このため、優
先順位決定手段20で決定される順位は順次繰り上がり
新しい順位が決定される。異常表示手段24は、この新
しい順位付けに従って、表示を行うことになる。そのた
め、記憶手段19に一旦記憶された異常内容に対する必
要な措置を打たない限り、異常表示手段24には何らか
の異常表示がなされることになる。例えば、異常表示手
段24の表示内容が図5(a)であり、ここで表示され
ている、異常A、C以外に、記憶手段19に異常Dが記
憶されていたとする。この時、異常Aに対する措置が施
されたとすれば、記憶手段19から、異常Aは消去さ
れ、異常C、異常Dのふたつの異常内容の優先順位付け
が優先順位決定手段20で行われるため、異常表示手段
24の表示内容は図5(b)のように変化する。
【0025】上記構成によって、異常表示手段24で表
示できる異常内容の数が限られていて、これを越える数
の異常が発生しても、優先順位決定手段20の判定結果
により、危険度合いの高い異常内容を表示して、報知し
ているので、使用者や、供給元がこの報知結果に従い、
適切な措置を施すことが可能である。更に、記憶手段1
9には異常表示手段24で表示することができない異常
内容が記憶されているため、異常表示手段24に表示さ
れた異常を解除した後も、優先順位決定手段20で決定
される新たな優先順位に従って、異常内容を表示する。
記憶手段19に記憶された異常内容すべてに対して、措
置を施すまでは、異常表示手段24には表示がなされ、
使用者や、供給元に対する異常報知が可能となる。
【0026】上記したように、本実施例の流量計によれ
ば、複数の異常が発生した場合には重要度の高い異常内
容から順に定められた数のものが表示される。したがっ
て、限られた表示スペースであっても、的確に異常内容
を把握し、適切な措置を施すことが可能となる。
【0027】次に、本発明の他の実施例について図6、
図7を用いて説明する。本実施例において構成の主要部
分に関しては第1の実施例と共通であるので、構成の異
なる異常表示制御手段18に関して説明する。
【0028】図4は異常表示制御手段18のブロック図
である。27は時計手段であり、日時を記録している。
19は記憶手段で、異常検出手段15で異常と判定され
た場合には、その内容と、更に、時計手段27の日時を
参照し、その発生時刻を記憶している。21は選択手段
で、記憶手段19に記憶された記憶日時が新しいものか
ら順に予め定められた数だけ選択する。
【0029】次に上記構成の動作を説明する。異常検出
手段15で異常と判定が下された場合にはその異常内容
を示す判別信号が記憶手段19に出力される。同時に、
この時時計手段27で記録されている日時も記憶手段1
9に出力される。記憶手段19では、こうして出力され
た異常内容と、その発生日時を記憶すると共に、選択手
段21に出力する。第1の実施例と同様に記憶手段19
に記憶された異常内容は、それを解除する手だてを打た
なければそのまま記憶され続けている。
【0030】選択手段21は、発生順序判定手段28
と、表示位置判定手段29とで構成される。記憶手段1
9から出力された異常内容は、発生順序判定手段28に
おいて、発生日時の新しいものから古いものへ、発生順
序に従って並べ換えられる。更に表示位置判定手段29
では、発生順序が最も新しいものから順に予め定められ
た数の異常内容を選択し、発生順序に応じた位置に表示
されるように、異常表示手段24に出力する。
【0031】例えば、過去に、異常A、B、C、Dが発
生し、各々の発生日時が、14日の10時、13日の2
0時、16日の5時、15日の4時と記憶されていたと
する。この場合、発生順序判定手段28の判定結果は、
1位から順に、異常C、異常D、異常A、異常Bの順序
となる。異常表示手段24で表示される異常の数が2個
の場合であれば、異常C、異常Dに関する異常表示がな
されることになるが、表示位置判定手段27では、1位
の異常Cを上(あるいは左)、2位の異常Dを下(ある
いは右)というように、順位に応じた位置に表示がなさ
れるように、出力信号を異常表示手段24に出力する。
【0032】図7は、異常表示手段24の表示内容の一
例を示す。第1の実施例と同様に異常A〜Dに対応する
表示内容がアルファベットの「A」〜「E」とする。先
の例の場合、発生順序判定手段28の判定結果が1位の
異常Cに対応するアルファベッ「C]が上に表示され、
2位の異常Dに対応する「D」が下に表示される。ま
た、第1の実施例と同様に、表示された異常内容を解除
する措置が施されると、その異常内容は記憶手段19か
ら消去され、選択手段21では異常内容の順位付けが改
めて行われる。図7(a)の表示がなされている時、異
常Cに対する措置を施した後には、発生順序判定手段2
8の順位付けは、1位から順に、異常D、異常A、異常
Bとなるため、異常表示手段24の表示内容は、図7
(b)のように変化する。
【0033】記憶手段19に記憶された記憶内容を時系
列的に表示するのは、異常表示手段24で複数の表示が
可能な場合に、表示された異常内容の関連性を明かにす
るためである。例えば主に大流量を検出する第1の流量
検出手段5が故障し、実際の流量よもりはるかに大きな
流量が発生しているかの如く出力が発生したとする。こ
の場合、主に小流量を検出する第2の流量検出手段8が
正常であるとすれば、第1の実施例で説明したように故
障検出手段16により、故障の判定がなされ、記憶手段
19に出力される。これを仮に異常Fと名付ける。更
に、第1の流量検出手段5より得られた出力が演算手段
13により瞬時流量に換算された後、流量監視手段17
により短時間で異常な大流量主が発生したものとして異
常の判定がなされ、記憶手段19に出力される。これを
仮に異常Gと名付ける。選択手段21に定められた異常
表示の個数が2個以上あれば、異常Fと異常Gの両方が
表示される。この場合、異常Gの発生原因がガスの異常
使用やガス器具の故障などに起因するものではなく、流
量検出手段の異常出力に起因するのではないかという推
測が可能となる。
【0034】上記したように、本実施例の流量計によれ
ば、複数の異常が発生した場合には最も新しい異常内容
から順に定められた数のものが表示される。したがっ
て、限られた表示スペースであっても、的確に異常内容
を把握し、適切な措置を施すことが可能となる。
【0035】上記ふたつの実施例では、ふたつの流量検
出手段により流量を計測するガスメータについて説明し
たが、流量検出手段の数が異なっても、あるいは、流体
の種類が液体(水道メータ)であっても同様の効果が得
られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量計
は、複数の異常が発生した場合には、重要度の高い内容
から順に定められた個数だけが表示されるので、限られ
た表示スペースを使って、的確な異常報知ができ、その
結果適切な措置を施すことが可能となる。
【0037】また、複数の異常が発生した場合には、最
も新しい異常内容から順に定められ個数だけが表示され
るので、限られた表示スペースを使って、的確な異常報
知ができ、その結果適切な措置を施すことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における流量計のブロック図
【図2】同流量計の正面図
【図3】同流量計における第1の流量検出手段の出力と
流量の関係を示す特性図
【図4】同流量計における第2の流量検出手段の出力と
流量の関係を示す特性図
【図5】同流量計における異常表示手段の表示内容の一
例を示す図
【図6】本発明の他の実施例における流量計の異常表示
制御手段のブロック図
【図7】同流量計における異常表示手段の表示内容の一
例を示す図
【図8】従来の流量計のブロック図
【符号の説明】
5 第1の流量検出手段 8 第2の流量検出手段 11 流量計測手段 15 異常検出手段 19 記憶手段 20 優先順位決定手段 21 選択手段 24 異常表示手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ以上の流量検出手段と、前記流量検出
    手段の出力値から流量を計測する流量計測手段と、前記
    流量検出手段の出力値から前記流量検出手段の異常を判
    定し、前記流量計測手段の出力値から使用状況の異常を
    判定する異常検出手段と、前記異常検出手段が異常と判
    定した場合には異常内容を記憶する記憶手段と、前記記
    憶手段の記憶内容の優先順位を決定する優先順位決定手
    段と、前記優先順位決定手段で決定された順位に従い上
    位のものから予め定められ数だけ選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された異常内容を同時に表示する異
    常表示手段とを備えた流量計。
  2. 【請求項2】一つ以上の流量検出手段と、前記流量検出
    手段の出力値から流量を計測する流量計測手段と、前記
    流量検出手段の出力値から前記流量検出手段の異常を判
    定し、前記流量計測手段の出力値から使用状況の異常を
    判定する異常検出手段と、前記異常検出手段が異常と判
    定した場合には異常内容と発生日時を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段の記憶日時が新しいものから順に予め
    定められた数だけ選択する選択手段と、前記選択手段で
    選択された異常内容を発生順序に並べて表示する異常表
    示手段とを備えた流量計。
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