JP3221556B2 - 異常検出装置、異常検出方法、及び異常検出プログラムが記録された媒体 - Google Patents

異常検出装置、異常検出方法、及び異常検出プログラムが記録された媒体

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JP3221556B2
JP3221556B2 JP28498796A JP28498796A JP3221556B2 JP 3221556 B2 JP3221556 B2 JP 3221556B2 JP 28498796 A JP28498796 A JP 28498796A JP 28498796 A JP28498796 A JP 28498796A JP 3221556 B2 JP3221556 B2 JP 3221556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの圧力調整器
の異常やガスの供給路からのガス漏れを検出する異常検
出装置に関し、特に、LPガスの圧力調整器の異常やガ
スの供給路からのガス漏れを検出するためにガスメータ
に併設される異常検出装置、異常検出方法、及び異常検
出プログラムが記録された媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の異常検出装置としては、例
えば、特開平6−186109号公報(発明の名称:ガ
ス供給設備異常検出装置、出願人:松下電器産業株式会
社)に開示されたようなものがある。
【0003】すなわち、図5に示すガス供給設備は、ボ
ンベの元栓2を介して高圧側配管部8に接続されたLP
ガスボンベ1と、高圧側配管部8を介してボンベの元栓
2の下流側に接続されたガス圧力調整器3と、低圧側配
管部9を介してガス圧力調整器3の下流側に接続された
異常検出装置Aと、異常検出装置Aの下流側に接続され
たガスメータ4と、ガスメータ4の下流側に接続された
ガス燃焼機器5とから構成されている。
【0004】このような構成のガス供給設備において、
図5に示す異常検出装置Aは、ガス圧力調整器3より下
流側に設けられたガス供給設備のガスの圧力を検出する
ガス圧検出手段Bと、ガス供給設備を流れるガスの流量
を検出するガス流量検出手段Cと、ガスの使用が停止さ
れた場合に、ガス圧検出手段Bからの信号Pcを保持す
る閉塞圧記憶手段Dと、閉塞時のガス圧力を比較するた
めの基準値Psを発生する比較基準値発生手段Eと、閉
塞圧記憶手段Dに記憶されたガス圧力値Pcと比較基準
値発生手段Eの基準値Psを比較判定する比較判定手段
Fと、比較判定手段Fからの信号に応じて計数する計数
手段Gと、計数手段Gからの信号で警報を発する警報手
段Hとから構成されていた。
【0005】このような構成を有する異常検出装置Aに
おいては、ガス燃焼機器5が使用されて、その後、使用
が停止され、ガス流量が無くなった状態をガス流量検出
手段Cが検出し、この信号を受けて閉塞圧記憶手段Dが
ガス流量停止時のガス圧検出手段Bの信号を閉塞圧とし
て保持する。
【0006】そして、比較判定手段Fは、比較基準値発
生手段Eの基準値Psと閉塞圧記憶手段Dに記憶された
信号を比較し、その判断結果に応じて計数手段Gが計数
を行う。その結果、計数が所定値に達したとき、ガス圧
力調整器3の閉塞機能が異常とされ警報手段Hから警報
が発せられる。
【0007】特に、比較判定手段Fは、比較基準値発生
手段Eの基準値Psと閉塞圧記憶手段Dに記憶された信
号を比較した際に、ガス圧力値Pcが基準値Psを越えて
いないとき計数手段Gの計数をリセットする信号を出力
する。計数手段Gは、比較判定手段からリセット信号を
受け計数をリセットする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の異常検出装置Aにおいて、比較判定手段F
は、比較基準値発生手段Eの基準値Psと閉塞圧記憶手
段Dに記憶された信号を比較した際に、ガス圧力値Pc
が基準値Psを越えていないときは常に計数手段Gの計
数をリセットする信号を出力してしまう。
【0009】このため、ガス圧力調整器3の下流側に複
数のガスメータ4,…,4が並列に接続されたような接
続形態において、ある1つのガスメータ4に接続された
ガス燃焼機器5が使用されて、その後、使用が停止さ
れ、ガス流量が無くなり、且つガス流量が無くなった時
点でその他のガスメータ4,…,4の各々に接続された
ガス燃焼機器5,…,5が各々使用状態にありガス流量
が各々存在していて計数手段Gによる計数が正しく実行
されているような場合にも関わらず、従来技術では、ガ
ス圧検出手段Bからのガス圧力値Pcが基準値Psを越え
ていなければその他の条件が考慮されることなく常にリ
セット信号が出力されてしまうため、正常な計数の実行
中の計数手段Gの計数値が誤ってリセットされてしま、
その結果、ガス圧力調整器3の閉塞圧異常検出が正確に
実行できない可能性があるという技術的課題があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、少なくとも1つのガ
ス圧力調整器の下流側に複数設けられたガスメータ毎の
使用時のガスの調整圧及び閉塞圧を各々検出する圧力検
出手段と、調整圧下又は閉塞圧下のガス流量を検出する
流量検出手段と、調整圧の最大値をガスメータ毎に各々
保持する調整圧記憶手段と、ガスメータ毎に使用停止時
の閉塞圧を保持する閉塞圧記憶手段と、閉塞圧記憶手段
に保持されているガスメータ毎の閉塞圧と調整圧記憶手
段に保持されている調整圧とを比較し真の閉塞圧である
か否かの判定を実行する第1比較判定手段と、閉塞圧の
基準値を発生する比較基準値発生手段と、第1比較判定
手段の判定結果を受けて閉塞圧と基準値との比較する第
2比較判定手段と、第1比較判定手段の判定結果を受け
てガスメータ毎の閉塞圧値と基準値との比較を行って計
数制御信号を生成する第2比較判定手段と、第2比較判
定手段における計数制御信号に応じた計数値の計数動作
をガスメータ毎に実行して計数値に応じた警報情報を生
成する計数手段と、警報情報に応じた警報をガスメータ
毎に発する警報手段とを設けることに依り、ガス圧力調
整器の下流側に複数のガスメータが並列に接続されたよ
うな接続形態であっても、ガス圧力調整器の真の閉塞圧
を検出して閉塞圧異常検出を的確に実行できることを課
題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ガスの圧力調整器の異常やガスの供給路からのガス
漏れを検出する異常検出装置において、ガス圧力調整器
23の下流側に設けられたガスメータ241(242,
…,24n)使用時のガスの調整圧を検出して調整圧値
データ11bを生成し、ガスメータ241(242,…,
24n)使用停止時のガスの閉塞圧を検出して閉塞圧値
データ11aを生成する圧力検出手段11と、ガス圧力
調整器23の下流側に設けられたガスメータ241(2
42,…,24n)使用時の前記調整圧下におけるガスの
流量又はガスメータ241(242,…,24n)使用停
止時の前記閉塞圧下におけるガスの流量の少なくとも一
方を検出して流量値データ12aを生成する流量検出手
段12と、前記流量値データ12a及び前記調整圧値デ
ータ11bを受けて、ガスメータ241(242,…,2
4n)使用時の前記調整圧値データ11bの中から調整
圧の最大値を調整圧最大値データ13aとして保持する
調整圧記憶手段13と、前記流量値データ12a及び前
記閉塞圧値データ11aを受けて、ガスメータ241
(242,…,24n)使用停止時の前記閉塞圧値データ
11aを保持する閉塞圧記憶手段14と、ガスメータ2
41(242,…,24n)使用停止時に前記閉塞圧記憶
手段14に保持されている前記閉塞圧値データ11aと
当該ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時
に前記調整圧記憶手段13に保持されている前記調整圧
最大値データ13aとを比較し当該閉塞圧値データ11
aが真の閉塞圧であるか否かの判定を実行する第1比較
判定手段15と、閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞
圧の基準値である比較基準値データ17aを発生する比
較基準値発生手段17と、前記第1比較判定手段15の
判定結果を受けて前記閉塞圧値データ11aと前記比較
基準値データ17aとの比較を行い、当該比較の結果に
応じた計数制御信号を生成する第2比較判定手段16
と、前記第2比較判定手段16における計数制御信号に
応じた計数値の計数動作を実行し、当該計数値に応じた
警報情報18aを生成する計数手段18と、前記警報情
報18aに応じた警報を発する警報手段19とを有す
る、ことを特徴とする異常検出装置10である。
【0012】請求項1に記載の発明に依れば、ガス圧力
調整器23の下流側に複数のガスメータ241(242,
…,24n)が接続されたような接続形態であっても、
ガス圧力調整器23の真の閉塞圧を検出できるようにな
る。また、閉塞圧異常の誤検出を回避できるようにな
り、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。ま
た、作業者がいちいち現場に出向かないでも自動的に閉
塞圧の異常状態を発生を監視することができるようにな
る。また、閉塞圧が許容限界に達した時点で閉塞圧が異
常状態になった旨の警報を報知することができるように
なる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の異常検出装置10において、前記第1比較判定手段1
5は、ガスメータ241(242,…,24n)使用停止
時に前記閉塞圧記憶手段14に保持されている前記閉塞
圧値データ11aと当該ガスメータ241(242,…,
24n)使用停止時に前記調整圧記憶手段13に保持さ
れている前記調整圧最大値データ13aとを比較すると
共に、当該閉塞圧値データ11aが当該調整圧最大値デ
ータ13aよりも大きい場合に当該閉塞圧値データ11
aを真の閉塞圧であると判定して当該判定結果に係る第
1比較判定データ15aを生成するように構成されてい
る、ことを特徴とする異常検出装置10である。
【0014】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、第1比較判定手段15を設ける
ことに依り、ガス圧力調整器23の下流側に複数のガス
メータ241(242,…,24n)が接続されたような
接続形態であっても、調整圧最大値に応じてガス圧力調
整器23の真の閉塞圧を検出できるようになる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の異常検出装置10において、前記第1比較判定
手段15は、ガスメータ241(242,…,24n)使
用停止時に前記閉塞圧記憶手段14に保持されている前
記閉塞圧値データ11aと当該ガスメータ241(24
2,…,24n)使用停止時に前記調整圧記憶手段13に
保持されている前記調整圧最大値データ13aとを比較
すると共に、前記ガスメータ241(242,…,24
n)使用停止時の前記閉塞圧値データ11aが当該ガス
メータ241(242,…,24n)使用停止時の前記調
整圧最大値データ13aよりも大きくない場合に当該閉
塞圧値データ11aを真の閉塞圧でないと判定して当該
判定結果に係る第1比較判定データ15aを生成するよ
うに構成されている、ことを特徴とする異常検出装置1
0である。
【0016】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の異常検出装置10において、前記第2比較判定
手段16は、前記第1比較判定データ15aを受けて前
記ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時の
前記閉塞圧値データ11aが当該ガスメータ241(2
42,…,24n)使用停止時の前記調整圧最大値データ
13aよりも大きいと判定された場合に、当該閉塞圧値
データ11aと前記比較基準値データ17aとの比較を
行い、当該比較の結果、当該閉塞圧値データ11aが当
該比較基準値データ17aより大きくないと判定された
場合に当該ガスメータ241(242,…,24n)にお
ける閉塞圧が正常であると判定して計数リセット信号1
6bを前記計数制御信号として生成するように構成され
ている、ことを特徴とする異常検出装置10である。
【0018】請求項4に記載の発明に依れば、請求項2
又は3に記載の効果に加えて、第2比較判定手段16を
設けることに依り、閉塞圧値データ11a、調整圧最大
値データ13a、及び比較基準値データ17aに応じ
て、単に一度だけ閉塞異常が検出されただけでは閉塞圧
が異常状態になったとは判定しないようにできる。例え
ば、環境温度の変化によって高めの閉塞圧が検出された
だけでは閉塞圧が異常状態になったとは判定しないよう
にでき、その結果、閉塞圧異常の誤検出を回避できるよ
うになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようにな
る。
【0019】また、装置の経時変化によって閉鎖圧が低
下していく過程を検出できるようになり、閉塞圧が許容
限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になったと判定で
きるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧異常の誤
検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に
実行できるようになる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか一項に記載の異常検出装置10において、前
記第2比較判定手段16は、前記閉塞圧値データ11a
が当該比較基準値データ17aより大きいと判定された
場合に当該ガスメータ241(242,…,24n)にお
ける閉塞圧が異常であると判定し、計数アップ信号16
aを前記計数制御信号として生成するように構成されて
いる、ことを特徴とする異常検出装置10である。
【0021】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の異常検出装置10において、前記計数手段18
は、前記第2比較判定手段16においてガスメータ24
1(242,…,24n)の閉塞圧が異常であると判定さ
れた場合に前記計数アップ信号16aに応じて計数値の
カウントアップを行い、当該計数値が所定の上限計数値
に達した際に当該異常を伝えるための前記警報情報18
aを生成するように構成されている、ことを特徴とする
異常検出装置10である。
【0023】請求項6に記載の発明に依れば、請求項4
又は5に記載の効果に加えて、計数手段18にカウント
アップ機能を設けて第2比較判定手段16と連動させる
ことに依り、単に一度だけ閉塞異常が検出されただけで
は閉塞圧が異常状態になったとは判定しないようにでき
る。例えば、環境温度の変化によって高めの閉塞圧が検
出されただけでは閉塞圧が異常状態になったとは判定し
ないようにでき、その結果、閉塞圧異常の誤検出を回避
できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できる
ようになる。
【0024】また、計数手段18を第2比較判定手段1
6と連動させることに依り、装置の経時変化によって閉
鎖圧が低下していく過程を検出できるようになり、閉塞
圧が許容限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になった
と判定できるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧
異常の誤検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出
を的確に実行できるようになる。
【0025】また、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の
周期的な変動に応じた上限計数値を設けることができ、
その結果、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な
変動に起因する閉塞圧異常の誤検出を回避できるように
なり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6
のいずれか一項に記載の異常検出装置10において、前
記計数手段18は、前記第2比較判定手段16において
ガスメータ241(242,…,24n)の閉塞圧が正常
であると判定された場合に前記計数リセット信号16b
に応じて計数値を所定の計数値にリセットするように構
成されている、ことを特徴とする異常検出装置10であ
る。
【0027】請求項7に記載の発明に依れば、請求項4
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、計数手段
18にリセット機能を設けて第2比較判定手段16と連
動させることに依り、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧
の周期的な変動に応じた上限計数値を設けることがで
き、その結果、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期
的な変動に起因する閉塞圧異常の誤検出を回避できるよ
うになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようにな
る。
【0028】請求項8に記載の発明は、少なくとも1つ
のガス圧力調整器23の下流側に複数設けられたガスメ
ータ241,242,…,24n毎の使用時のガスの調整
圧を各々検出して調整圧値データ11bを各々生成し、
当該ガスメータ241,242,…,24n毎に使用停止
時のガスの閉塞圧を各々検出して閉塞圧値データ11a
を各々生成する圧力検出手段11と、ガス圧力調整器2
3の下流側に複数設けられたガスメータ241,242,
…,24n毎に使用時の前記調整圧下におけるガスの流
量又は当該ガスメータ241,242,…,24n毎に使
用停止時の前記閉塞圧下におけるガスの流量の少なくと
も一方を各々検出して流量値データ12aを各々生成す
る流量検出手段12と、前記ガスメータ241,242,
…,24n毎の流量値データ12a及び前記ガスメータ
241,242,…,24n毎の調整圧値データ11bを
受けて、当該調整圧値データ11bの中から調整圧の最
大値を調整圧最大値データ13aとして当該ガスメータ
241,242,…,24n毎に各々保持する調整圧記憶
手段13と、前記ガスメータ241,242,…,24n
毎の流量値データ12a及び前記ガスメータ241,2
42,…,24n毎の閉塞圧値データ11aを受けて、当
該ガスメータ241,242,…,24n毎に使用停止時
の前記閉塞圧値データ11aを当該ガスメータ241,
242,…,24n毎に各々保持する閉塞圧記憶手段14
と、ガスメータ241,242,…,24n毎の使用停止
時に前記閉塞圧記憶手段14に保持されている前記ガス
メータ241,242,…,24n毎の閉塞圧値データ1
1aと当該ガスメータ241,242,…,24n使用停
止時に前記調整圧記憶手段13に保持されている前記調
整圧最大値データ13aとを当該ガスメータ241,2
42,…,24n毎に比較し当該閉塞圧値データ11aが
当該ガスメータ241,242,…,24nについての真
の閉塞圧であるか否かの判定をガスメータ241,24
2,…,24n毎に実行する第1比較判定手段15と、ガ
スメータ241,242,…,24n毎の閉塞時の閉塞圧
を比較するための閉塞圧の基準値である比較基準値デー
タ17aをガスメータ241,242,…,24n毎に発
生する比較基準値発生手段17と、前記第1比較判定手
段15の判定結果を受けて前記閉塞圧値データ11aと
前記比較基準値データ17aとの比較を行い、当該比較
の結果に応じた計数制御信号を生成する第2比較判定手
段16と、前記第1比較判定手段15の判定結果を受け
て前記ガスメータ241,242,…,24n毎の使用停
止時の前記閉塞圧値データ11aと前記比較基準値デー
タ17aとの比較を当該ガスメータ241,242,…,
24n毎に行い、当該ガスメータ241,242,…,2
4n毎の比較の結果に応じた計数制御信号をガスメータ
241,242,…,24n毎に生成する第2比較判定手
段16と、前記第2比較判定手段16における計数制御
信号に応じた計数値の計数動作をガスメータ241,2
42,…,24n毎に実行し、当該計数値に応じた警報情
報18aを生成する計数手段18と、前記警報情報18
aに応じた警報を当該ガスメータ241,242,…,2
4n毎に発する警報手段19とを有する、ことを特徴と
する異常検出装置10である。
【0029】請求項8に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果と同様の効果を奏する。請求項9に記載の
発明は、請求項8に記載の異常検出装置10において、
前記第1比較判定手段15は、ガスメータ241,24
2,…,24n毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶手段14
に保持されている前記ガスメータ241,242,…,2
4n毎の閉塞圧値データ11aと当該ガスメータ241,
242,…,24n使用停止時に前記調整圧記憶手段13
に保持されている前記調整圧最大値データ13aとを当
該ガスメータ241,242,…,24n毎に比較し、当
該閉塞圧値データ11aが当該調整圧最大値データ13
aよりも大きい場合に当該閉塞圧値データ11aを当該
ガスメータ241,242,…,24nについての真の閉
塞圧であるとガスメータ241,242,…,24n毎に
判定してこれらの判定結果に係る第1比較判定データ1
5aを当該ガスメータ241,242,…,24n毎に各
々生成するように構成されている、ことを特徴とする異
常検出装置10である。
【0030】請求項9に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載の異常検出装置10において、前記第1比較判
定手段15は、ガスメータ241,242,…,24n毎
の使用停止時に前記閉塞圧記憶手段14に保持されてい
る前記ガスメータ241,242,…,24n毎の閉塞圧
値データ11aと当該ガスメータ241,242,…,2
4n使用停止時に前記調整圧記憶手段13に保持されて
いる前記調整圧最大値データ13aとを当該ガスメータ
241,242,…,24n毎に比較し、当該ガスメータ
241,242,…,24n使用停止時の前記閉塞圧値デ
ータ11aが当該ガスメータ241,242,…,24n
使用停止時の前記調整圧最大値データ13aよりも大き
くない場合に当該閉塞圧値データ11aを当該ガスメー
タ241,242,…,24nについての真の閉塞圧でな
いと当該ガスメータ241,242,…,24n毎に判定
してこれらの判定結果に係る第1比較判定データ15a
を当該ガスメータ241,242,…,24n毎に各々生
成するように構成されている、ことを特徴とする異常検
出装置10である。
【0032】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0033】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載の異常検出装置10において、前記第2比較
判定手段16は、前記第1比較判定データ15aを受け
て前記ガスメータ241,242,…,24n毎の使用停
止時の前記閉塞圧値データ11aが当該ガスメータ24
1,242,…,24n使用停止時の前記調整圧最大値デ
ータ13aよりも大きいと判定された場合に、当該閉塞
圧値データ11aと前記比較基準値データ17aとの比
較を当該ガスメータ241,242,…,24n毎に行
い、当該ガスメータ241,242,…,24n毎の比較
の結果、当該閉塞圧値データ11aが当該比較基準値デ
ータ17aより大きくないと判定された場合に当該ガス
メータ241,242,…,24nにおける閉塞圧が正常
であると当該ガスメータ241,242,…,24n毎に
判定して計数リセット信号16bを前記計数制御信号と
して当該ガスメータ241,242,…,24n毎に各々
生成するように構成されている、ことを特徴とする異常
検出装置10である。
【0034】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0035】請求項12に記載の発明は、請求項9乃至
11のいずれか一項に記載の異常検出装置10におい
て、前記第2比較判定手段16は、前記閉塞圧値データ
11aが当該比較基準値データ17aより大きいと判定
された場合に当該ガスメータ241,242,…,24n
における閉塞圧が異常であると当該ガスメータ241,
242,…,24n毎に判定し、当該ガスメータ241,
242,…,24n毎に計数アップ信号16aを前記計数
制御信号として各々生成するように構成されている、こ
とを特徴とする異常検出装置10である。
【0036】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0037】請求項13に記載の発明は、請求項11又
は12に記載の異常検出装置10において、前記リセッ
トする計数手段18は、前記第2比較判定手段16にお
いて前記ガスメータ241,242,…,24nの閉塞圧
が異常であると判定された場合に前記計数アップ信号1
6aに応じて当該ガスメータ241,242,…,24n
毎に計数値のカウントアップを行い、当該計数値が所定
の上限計数値に達した際に当該閉塞圧異常を伝えるため
の前記警報情報18aを当該ガスメータ241,242,
…,24n毎に生成するように構成されている、ことを
特徴とする異常検出装置10である。
【0038】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0039】請求項14に記載の発明は、請求項11乃
至13のいずれか一項に記載の異常検出装置10におい
て、前記計数手段18は、前記第2比較判定手段16に
おいて前記ガスメータ241,242,…,24n毎の閉
塞圧が正常であると判定された場合に前記計数リセット
信号16bに応じて計数値を所定の計数値に当該ガスメ
ータ241,242,…,24n毎にリセットするように
構成されている、ことを特徴とする異常検出装置10で
ある。
【0040】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0041】請求項15に記載の発明は、ガスの圧力調
整器の異常やガスの供給路からのガス漏れを検出する異
常検出方法において、ガス圧力調整器23の下流側に設
けられたガスメータ241(242,…,24n)使用時
のガスの調整圧を検出して調整圧値データ11bを生成
する工程と、前工程に続いて、ガスメータ241(24
2,…,24n)使用停止時のガスの閉塞圧を検出して閉
塞圧値データ11aを生成する工程を含む圧力検出工程
と、ガス圧力調整器23の下流側に設けられたガスメー
タ241(242,…,24n)使用時の前記調整圧下に
おけるガスの流量又はガスメータ241(242,…,2
4n)使用停止時の前記閉塞圧下におけるガスの流量の
少なくとも一方を検出して流量値データ12aを生成す
る工程を含む流量検出工程と、前記流量値データ12a
及び前記調整圧値データ11bを受ける工程と、前工程
に続いて、ガスメータ241(242,…,24n)使用
時の前記調整圧値データ11bの中から調整圧の最大値
を調整圧最大値データ13aとして保持する工程を含む
調整圧記憶工程と、前記流量値データ12a及び前記閉
塞圧値データ11aを受ける工程と、前工程に続いて、
ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時の前
記閉塞圧値データ11aを保持する工程を含む閉塞圧記
憶工程と、ガスメータ241(242,…,24n)使用
停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記閉塞
圧値データ11aと当該ガスメータ241(242,…,
24n)使用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されて
いる前記調整圧最大値データ13aとを比較する工程
と、前工程に続いて、当該閉塞圧値データ11aが真の
閉塞圧であるか否かの判定を実行する工程を含む第1比
較判定工程と、閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧
の基準値である比較基準値データ17aを発生する工程
を含む比較基準値発生工程と、前記第1比較判定工程の
判定結果を受ける工程と、前工程に続いて、前記閉塞圧
値データ11aと前記比較基準値データ17aとの比較
を行う工程と、前工程に続いて、当該比較の結果に応じ
た計数制御信号を生成する工程を含む第2比較判定工程
と、前記第2比較判定工程における計数制御信号に応じ
た計数値の計数動作を実行する工程と、前工程に続い
て、当該計数値に応じた警報情報18aを生成する工程
を含む計数工程と、前記警報情報18aに応じた警報を
発する工程を含む警報工程とを含む、ことを特徴とする
異常検出方法である。
【0042】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0043】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の異常検出方法において、前記第1比較判定工程
は、ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時
に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記閉塞圧値デ
ータ11aと当該ガスメータ241(242,…,24
n)使用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されている
前記調整圧最大値データ13aとを比較する工程と、前
工程と共に、当該閉塞圧値データ11aが当該調整圧最
大値データ13aよりも大きい場合に当該閉塞圧値デー
タ11aを真の閉塞圧であると判定する工程と、前工程
に続いて、当該判定結果に係る第1比較判定データ15
aを生成する工程を含む、ことを特徴とする異常検出方
法である。
【0044】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0045】請求項17に記載の発明は、請求項15又
は16に記載の異常検出方法において、前記第1比較判
定工程は、ガスメータ241(242,…,24n)使用
停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記閉塞
圧値データ11aと当該ガスメータ241(242,…,
24n)使用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されて
いる前記調整圧最大値データ13aとを比較する工程
と、前工程と共に、前記ガスメータ241(242,…,
24n)使用停止時の前記閉塞圧値データ11aが当該
ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時の前
記調整圧最大値データ13aよりも大きくない場合に当
該閉塞圧値データ11aを真の閉塞圧でないと判定する
工程と、前工程に続いて、当該判定結果に係る第1比較
判定データ15aを生成する工程を含む、ことを特徴と
する異常検出方法である。
【0046】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0047】請求項18に記載の発明は、請求項16又
は17に記載の異常検出方法において、前記第2比較判
定工程は、前記第1比較判定データ15aを受ける工程
と、前工程に続いて、前記ガスメータ241(242,
…,24n)使用停止時の前記閉塞圧値データ11aが
当該ガスメータ241(242,…,24n)使用停止時
の前記調整圧最大値データ13aよりも大きいと判定さ
れた場合に、当該閉塞圧値データ11aと前記比較基準
値データ17aとの比較を行う工程と、前工程における
比較の結果、当該閉塞圧値データ11aが当該比較基準
値データ17aより大きくないと判定された場合に当該
ガスメータ241(242,…,24n)における閉塞圧
が正常であると判定して計数リセット信号16bを前記
計数制御信号として生成する工程を含む、ことを特徴と
する異常検出方法である。
【0048】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0049】請求項19に記載の発明は、請求項16乃
至18のいずれか一項に記載の異常検出方法において、
前記第2比較判定工程は、前記閉塞圧値データ11aが
当該比較基準値データ17aより大きいと判定された場
合に当該ガスメータ241(242,…,24n)におけ
る閉塞圧が異常であると判定する工程と、前工程に続い
て、計数アップ信号16aを前記計数制御信号として生
成する工程を含む、ことを特徴とする異常検出方法であ
る。
【0050】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0051】請求項20に記載の発明は、請求項18又
は19に記載の異常検出方法において、前記計数工程
は、前記第2比較判定工程においてガスメータ241
(242,…,24n)の閉塞圧が異常であると判定され
た場合に前記計数アップ信号16aに応じて計数値のカ
ウントアップを行う工程と、前工程に続いて、当該計数
値が所定の上限計数値に達した際に当該異常を伝えるた
めの前記警報情報18aを生成する工程を含む、ことを
特徴とする異常検出方法である。
【0052】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0053】請求項21に記載の発明は、請求項18乃
至20のいずれか一項に記載の異常検出方法において、
前記計数工程は、前記第2比較判定工程においてガスメ
ータ241(242,…,24n)の閉塞圧が正常である
と判定された場合に前記計数リセット信号16bに応じ
て計数値を所定の計数値にリセットする工程を含む、こ
とを特徴とする異常検出方法である。
【0054】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0055】請求項22に記載の発明は、少なくとも1
つのガス圧力調整器23の下流側に複数設けられたガス
メータ241,242,…,24n毎の使用時のガスの調
整圧を各々検出して調整圧値データ11bを各々生成す
る工程と、前工程に続いて、当該ガスメータ241,2
42,…,24n毎に使用停止時のガスの閉塞圧を各々検
出して閉塞圧値データ11aを各々生成する工程を含む
圧力検出工程と、ガス圧力調整器23の下流側に複数設
けられたガスメータ241,242,…,24n毎に使用
時の前記調整圧下におけるガスの流量又は当該ガスメー
タ241,242,…,24n毎に使用停止時の前記閉塞
圧下におけるガスの流量の少なくとも一方を各々検出し
て流量値データ12aを各々生成する工程を含む流量検
出工程と、前記ガスメータ241,242,…,24n毎
の流量値データ12a及び前記ガスメータ241,24
2,…,24n毎の調整圧値データ11bを受ける工程
と、前工程に続いて、当該調整圧値データ11bの中か
ら調整圧の最大値を調整圧最大値データ13aとして当
該ガスメータ241,242,…,24n毎に各々保持す
る工程を含む調整圧記憶工程と、前記ガスメータ24
1,242,…,24n毎の流量値データ12a及び前記
ガスメータ241,242,…,24n毎の閉塞圧値デー
タ11aを受ける工程と、前工程に続いて、当該ガスメ
ータ241,242,…,24n毎に使用停止時の前記閉
塞圧値データ11aを当該ガスメータ241,242,
…,24n毎に各々保持する工程を含む閉塞圧記憶工程
と、ガスメータ241,242,…,24n毎の使用停止
時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記ガスメー
タ241,242,…,24n毎の閉塞圧値データ11a
と当該ガスメータ241,242,…,24n使用停止時
に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調整圧最大
値データ13aとを当該ガスメータ241,242,…,
24n毎に比較して当該閉塞圧値データ11aが当該ガ
スメータ241,242,…,24nについての真の閉塞
圧であるか否かの判定をガスメータ241,242,…,
24n毎に実行する工程を含む第1比較判定工程と、ガ
スメータ241,242,…,24n毎の閉塞時の閉塞圧
を比較するための閉塞圧の基準値である比較基準値デー
タ17aをガスメータ241,242,…,24n毎に発
生する工程を含む比較基準値発生工程と、前記第1比較
判定工程の判定結果を受けて前記閉塞圧値データ11a
と前記比較基準値データ17aとの比較を行う工程と、
前工程の比較の結果に応じた計数制御信号を生成する工
程を含む第2比較判定工程と、前記第1比較判定工程の
判定結果を受ける工程と、前工程に続いて、前記ガスメ
ータ241,242,…,24n毎の使用停止時の前記閉
塞圧値データ11aと前記比較基準値データ17aとの
比較を当該ガスメータ241,242,…,24n毎に行
う工程と、前工程に続いて、当該ガスメータ241,2
42,…,24n毎の比較の結果に応じた計数制御信号を
ガスメータ241,242,…,24n毎に生成する工程
を含む第2比較判定工程と、前記第2比較判定工程にお
ける計数制御信号に応じた計数値の計数動作をガスメー
タ241,242,…,24n毎に実行する工程と、前工
程に続いて、当該計数値に応じた警報情報18aを生成
する工程を含む計数工程と、前記警報情報18aに応じ
た警報を当該ガスメータ241,242,…,24n毎に
発する工程を含む警報工程とを含む、ことを特徴とする
異常検出方法である。
【0056】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0057】請求項23に記載の発明は、請求項25に
記載の異常検出方法において、前記第1比較判定工程
は、ガスメータ241,242,…,24n毎の使用停止
時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記ガスメー
タ241,242,…,24n毎の閉塞圧値データ11a
と当該ガスメータ241,242,…,24n使用停止時
に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調整圧最大
値データ13aとを当該ガスメータ241,242,…,
24n毎に比較する工程と、前工程に続いて、当該閉塞
圧値データ11aが当該調整圧最大値データ13aより
も大きい場合に当該閉塞圧値データ11aを当該ガスメ
ータ241,242,…,24nについての真の閉塞圧で
あるとガスメータ241,242,…,24n毎に判定し
てこれらの判定結果に係る第1比較判定データ15aを
当該ガスメータ241,242,…,24n毎に各々生成
する工程を含む工程を含む、ことを特徴とする異常検出
方法である。
【0058】請求項23に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0059】請求項24に記載の発明は、請求項22又
は23に記載の異常検出方法において、前記第1比較判
定工程は、ガスメータ241,242,…,24n毎の使
用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記ガ
スメータ241,242,…,24n毎の閉塞圧値データ
11aと当該ガスメータ241,242,…,24n使用
停止時に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調整
圧最大値データ13aとを当該ガスメータ241,24
2,…,24n毎に比較する工程と、前工程に続いて、当
該ガスメータ241,242,…,24n使用停止時の前
記閉塞圧値データ11aが当該ガスメータ241,24
2,…,24n使用停止時の前記調整圧最大値データ13
aよりも大きくない場合に当該閉塞圧値データ11aを
当該ガスメータ241,242,…,24nについての真
の閉塞圧でないと当該ガスメータ241,242,…,2
4n毎に判定してこれらの判定結果に係る第1比較判定
データ15aを当該ガスメータ241,242,…,24
n毎に各々生成する工程を含む工程を含む、ことを特徴
とする異常検出方法である。
【0060】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0061】請求項25に記載の発明は、請求項23又
は24に記載の異常検出方法において、前記第2比較判
定工程は、前記第1比較判定データ15aを受ける工程
と、前工程に続いて、前記ガスメータ241,242,
…,24n毎の使用停止時の前記閉塞圧値データ11a
が当該ガスメータ241,242,…,24n使用停止時
の前記調整圧最大値データ13aよりも大きいと判定さ
れた場合に、当該閉塞圧値データ11aと前記比較基準
値データ17aとの比較を当該ガスメータ241,24
2,…,24n毎に行う工程と、前工程に続いて、当該ガ
スメータ241,242,…,24n毎の比較の結果、当
該閉塞圧値データ11aが当該比較基準値データ17a
より大きくないと判定された場合に当該ガスメータ24
1,242,…,24nにおける閉塞圧が正常であると当
該ガスメータ241,242,…,24n毎に判定して計
数リセット信号16bを前記計数制御信号として当該ガ
スメータ241,242,…,24n毎に各々生成する工
程を含む工程を含む、ことを特徴とする異常検出方法で
ある。
【0062】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0063】請求項26に記載の発明は、請求項23乃
至25のいずれか一項に記載の異常検出方法において、
前記第2比較判定工程は、前記閉塞圧値データ11aが
当該比較基準値データ17aより大きいと判定された場
合に当該ガスメータ241,242,…,24nにおける
閉塞圧が異常であると当該ガスメータ241,242,
…,24n毎に判定する工程と、前工程に続いて、当該
ガスメータ241,242,…,24n毎に計数アップ信
号16aを前記計数制御信号として各々生成する工程を
含む、ことを特徴とする異常検出方法である。
【0064】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0065】請求項27に記載の発明は、請求項25又
は26に記載の異常検出方法において、前記リセットす
る計数工程は、前記第2比較判定工程において前記ガス
メータ241,242,…,24nの閉塞圧が異常である
と判定された場合に前記計数アップ信号16aに応じて
当該ガスメータ241,242,…,24n毎に計数値の
カウントアップを行う工程と、前工程に続いて、当該計
数値が所定の上限計数値に達した際に当該閉塞圧異常を
伝えるための前記警報情報18aを当該ガスメータ24
1,242,…,24n毎に生成する工程を含む、ことを
特徴とする異常検出方法である。
【0066】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0067】請求項28に記載の発明は、請求項25乃
至27のいずれか一項に記載の異常検出方法において、
前記計数工程は、前記第2比較判定工程において前記ガ
スメータ241,242,…,24n毎の閉塞圧が正常で
あると判定された場合に前記計数リセット信号16bに
応じて計数値を所定の計数値に当該ガスメータ241,
242,…,24n毎にリセットする工程を含む、ことを
特徴とする異常検出方法である。
【0068】請求項28に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。
【0069】図1は、ガス圧力調整器23の下流側に複
数のガスメータ241,242,…,24nが並列に接続
されたような接続形態を有するガス供給設備における本
発明の異常検出装置10の接続形態を説明するためのブ
ロック図である。
【0070】図1に示すガス供給設備は、ガスボンベ2
2に取り付けられている容器バルブ(元栓)221を介
して高圧側のガス供給路25に接続されたのLPガス容
器222と、高圧側のガス供給路25を介してバルブ2
21の下流側に接続されたガス圧力調整器23と、低圧
側のガス供給路25を介してガス圧力調整器23の下流
側の並列に分岐したガス供給路25毎に各々接続された
複数の異常検出装置10,…,10と、各異常検出装置
10,…,10の下流側のガス供給路25に各々接続さ
れたガスメータ241,242,…,24n4と、ガスメ
ータ241,242,…,24nの各々の下流側のガス供
給路25に接続されたガス燃焼機器261,…,26nと
から構成されている。
【0071】本実施形態におけるガス燃焼機器261,
…,26nとは、ガス湯沸かし器、ガスオーブン、ガス
冷暖房器等のガスをエネルギー源として仕事を行う装置
を意味する。
【0072】図2は、図1の異常検出装置10に基本構
成を説明するための機能ブロック図である。このような
構成のガス供給設備において、図1に示す本異常検出装
置10,…,10の各々は、LPガスのガス圧力調整器
23の閉塞機能の異常を検出する機能やガス供給路25
からのガス漏れを検出する機能を各々有し、ガスメータ
241,242,…,24nの各々に内蔵される構成を用
いている。
【0073】このようにガスメータ241,242,…,
24nの各々に内蔵することにより、ガスメータ241,
242,…,24n内に設けられているマイクロコンピュ
ータやガス流量検出センサやガス圧力センサ等を兼用す
ることができ、機器の小型化、機能の高集積化、機器資
源の有効利用、機器設置工事の簡略化等の各種のメリッ
トが得られる。また、閉塞機能の異常の検出機能やガス
供給路25からのガス漏れの検出機能の分散処理が可能
となり、センター管理側の負荷の分散化を図ることが可
能となり、更に、この分散化に起因して、センター管理
側やガス供給設備やし生じた不具合がガス管理システム
全体に波及することを防ぎ、個々の独立性を高めたフォ
ールトレラント性を有するガス管理システムを構築でき
る。
【0074】本実施形態においては、ガスメータ24
1,242,…,24nとして、各種制御を実行するマイ
クロコンピュータを内蔵するガスマイコンメータを用い
ることが望ましい。
【0075】このような本異常検出装置10,…,10
の各々は、異常検出プログラム等のプログラムコードに
応じて各種の演算や制御を実行するためのCPU、演算
結果等を保持するためのRAM、各種の異常検出プログ
ラム等のプログラムコード(後述)の記録用のROM、
外部(具体的には、センサ)やガスマイコンメータとの
情報の送受信の制御を実行するペリフェラルインターフ
ェイス、後述する媒体に保持されている異常検出プログ
ラムが記録された媒体や各種の情報の読み込み・書き出
しを実行するためのフロッピディスク装置やハードディ
スク装置、コマンド等の入力するためのキーボード、各
種のメッセージを表示するためのディスプレイ、各種の
物理量を検出して電気信号に変換する各種のセンサ、等
を中心にして構成されたマイクロコンピュータによって
実現されている。
【0076】また本異常検出装置10,…,10の各々
は、図2に示すように、圧力検出手段11と流量検出手
段12と調整圧記憶手段13と閉塞圧記憶手段14と第
1比較判定手段15と第2比較判定手段16と比較基準
値発生手段17と計数手段18と警報手段19とを有す
る。
【0077】以下の説明では、本異常検出装置10,
…,10の各々の構成及び作用効果は同様であり、各々
独立に動作(則ち、並列動作)しているので、これらの
ガスメータ241,242,…,24nの中から、ガスメ
ータ241を代表として説明する。
【0078】圧力検出手段11は、ガス圧力調整器23
の下流側に複数設けられたガスメータ241の使用時の
ガスの調整圧(単位は[mmH2O])を検出して調整
圧値データ11bを生成し、このガスメータ241使用
停止時のガスの閉塞圧(単位は[mmH2O])を検出
して閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)を生成する機
能を有する。
【0079】このような圧力検出手段11は、異常検出
プログラム等のプログラムコードに応じて各種の演算や
制御を実行するためのCPU、演算結果等を保持するた
めのRAM、各種の異常検出プログラム等のプログラム
コード(後述)の記録用のROM、外部(具体的には、
センサ)やガスマイコンメータ241との情報の送受信
の制御を実行するペリフェラルインターフェイス、圧力
を検出して電気信号に変換する圧力センサ、等を中心に
して構成されたマイクロコンピュータによって実現され
ている。
【0080】流量検出手段12は、ガス圧力調整器23
の下流側に設けられたガスメータ241に使用時の調整
圧下におけるガスの流量(単位は[立方メートル/
分])、及びガスメータ241使用停止時の閉塞圧下に
おけるガスの流量を検出して流量値データ12aを各々
生成する機能を有する。
【0081】このような流量検出手段12は、異常検出
プログラム等のプログラムコードに応じて各種の演算や
制御を実行するためのCPU、演算結果等を保持するた
めのRAM、各種の異常検出プログラム等のプログラム
コード(後述)の記録用のROM、外部(具体的には、
センサ)やガスマイコンメータ241との情報の送受信
の制御を実行するペリフェラルインターフェイス、ガス
流量を検出して電気信号に変換する流量センサ、等を中
心にして構成されたマイクロコンピュータによって実現
されている。
【0082】調整圧記憶手段13は、ガスメータ241
の流量値データ12a及び調整圧値データ11bを受け
て、調整圧値データ11bの中から調整圧の最大値を調
整圧最大値データ13a(Po1,Po2)として保持する
機能を有する。
【0083】このような調整圧記憶手段13は、EEP
ROM等の半導体記憶デバイス、磁気ディスク等の磁気
記憶手段MO等の磁気光記憶手段等を用いることが可能
である。特に、機器の小型化、小電力化機能の高集積化
を図る上で、EEPROM等の半導体記憶デバイスを用
いることが望ましい。
【0084】閉塞圧記憶手段14は、流量検出手段12
からの流量値データ12a及び圧力検出手段11からの
閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)を受けて、ガスメ
ータ241の使用停止時の閉塞圧値データ11a(Pc
1,Pc2)を保持する機能を有する。
【0085】このような閉塞圧記憶手段14は、EEP
ROM等の半導体記憶デバイス、磁気ディスク等の磁気
記憶手段MO等の磁気光記憶手段等を用いることが可能
である。特に、機器の小型化、小電力化機能の高集積化
を図る上で、EEPROM等の半導体記憶デバイスを用
いることが望ましい。
【0086】第1比較判定手段15は、ガスメータ24
1の使用停止時に閉塞圧記憶手段14に保持されている
ガスメータ241の閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc
2)とガスメータ241の使用停止時に調整圧記憶手段1
3に保持されている調整圧最大値データ13a(Po1,
Po2)とを比較し、この閉塞圧値データ11a(Pc1,
Pc2)がこの調整圧最大値データ13a(Po1,Po2)
よりも大きい場合(則ち、[閉塞圧値データ11a(P
c1,Pc2)の意味する閉塞圧]>[調整圧最大値データ
13a(Po1,Po2)の意味する最大調整圧])にこの
閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)をガスメータ24
1についての真の閉塞圧であると判定してこの判定結果
に係る第1比較判定データ15aを生成する比較判定機
能を有する。
【0087】又第1比較判定手段15は、前述の比較判
定機能に加えて、ガスメータ241の使用停止時の閉塞
圧値データ11a(Pc1,Pc2)がガスメータ241の
使用停止時の調整圧最大値データ13a(Po1,Po2)
よりも大きくない場合(則ち、[閉塞圧値データ11a
(Pc1,Pc2)の意味する閉塞圧]≦[調整圧最大値デ
ータ13a(Po1,Po2)の意味する最大調整圧])に
この閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)をガスメータ
241についての真の閉塞圧でないと判定してこの判定
結果に係る第1比較判定データ15aを生成する機能も
有する。
【0088】第1比較判定手段15は、異常検出プログ
ラム等のプログラムコードに応じて各種の演算や制御を
実行するためのCPU、演算結果等を保持するためのR
AM、各種の異常検出プログラム等のプログラムコード
(後述)の記録用のROM、ガスマイコンメータ241
との情報の送受信の制御を実行するペリフェラルインタ
ーフェイス等を中心にして構成されたマイクロコンピュ
ータによって実現されている。
【0089】このような比較判定機能を第1比較判定手
段15に設けることに依り、ガス圧力調整器23の下流
側に複数のガスメータ241(242,…,24n)が接
続されたような接続形態であっても、調整圧最大値に応
じてガス圧力調整器23の真の閉塞圧を検出できるよう
になる。
【0090】比較基準値発生手段17は、ガスメータ2
41の閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧の基準値
(単位は[mmH2O])である比較基準値データ17
a(Ps)を発生する機能を有する。
【0091】このような比較基準値発生手段17は、異
常検出プログラム等のプログラムコードに応じて各種の
演算や制御を実行するためのCPU、演算結果等を保持
するためのRAM、各種の異常検出プログラム等のプロ
グラムコード(後述)の記録用のROM、ガスマイコン
メータ241との情報の送受信の制御を実行するペリフ
ェラルインターフェイス、比較基準値データ17a(P
s)を保持するためのEEPROM等の半導体記憶デバ
イス等を中心にして構成されたマイクロコンピュータに
よって実現されている。
【0092】第2比較判定手段16は、第1比較判定デ
ータ15aを受けてガスメータ241の使用停止時の閉
塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)がガスメータ241
の使用停止時の調整圧最大値データ13a(Po1,Po
2)よりも大きいと判定された場合に、この閉塞圧値デ
ータ11a(Pc1,Pc2)と比較基準値データ17a
(Ps)との比較を行い、この比較の結果、閉塞圧値デ
ータ11a(Pc1,Pc2)が比較基準値データ17a
(Ps)より大きくないと判定された場合(則ち、[閉
塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)の意味する閉塞圧]
≦[比較基準値データ17a(Ps)の意味する比較基
準圧])にガスメータ241における閉塞圧が正常であ
ると判定(則ち、閉塞機能が正常に作動していると判
定)して計数リセット信号16bを生成する比較判定機
能を有する。
【0093】又第2比較判定手段16は、前述の比較判
定機能に加えて、閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)
がこの比較基準値データ17a(Ps)より大きいと判
定された場合(則ち、[閉塞圧値データ11a(Pc1,
Pc2)の意味する閉塞圧]>[比較基準値データ17a
(Ps)の意味する比較基準圧])にガスメータ241に
おける閉塞圧が異常であると判定(則ち、閉塞機能に故
障が発生していると判定)し、計数アップ信号16aを
生成する比較判定機能も有する。
【0094】第2比較判定手段16は、異常検出プログ
ラム等のプログラムコードに応じて各種の演算や制御を
実行するためのCPU、演算結果等を保持するためのR
AM、各種の異常検出プログラム等のプログラムコード
(後述)の記録用のROM、ガスマイコンメータ241
との情報の送受信の制御を実行するペリフェラルインタ
ーフェイス等を中心にして構成されたマイクロコンピュ
ータによって実現されている。
【0095】このような比較判定機能を第2比較判定手
段16に設けることに依り、閉塞圧値データ11a(P
c1,Pc2)、調整圧最大値データ13a(Po1,Po
2)、及び比較基準値データ17a(Ps)に応じて、何
らかの原因で単に一度だけ閉塞異常が検出されただけで
は閉塞圧が異常状態になったとは判定しないようにで
き、装置のロバスト性を高めることができる。例えば、
環境温度の変化によって高めの閉塞圧が検出されただけ
では閉塞圧が異常状態になったとは判定しないようにで
き、その結果、閉塞圧異常の誤検出を回避できるように
なり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。
【0096】また、装置の経時変化によって閉鎖圧が低
下していく過程を検出できるようになり、閉塞圧が許容
限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になったと判定で
きるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧異常の誤
検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に
実行できるようになる。
【0097】計数手段18は、第2比較判定手段16に
おいてガスメータ241の閉塞圧が異常であると判定
(則ち、閉塞機能に故障が発生していると判定)された
場合に計数アップ信号16aに応じて計数値(16進
(&H)のディジタル値)のカウントアップ(具体的に
は、&H0→&H1→&H2→&H3→…の用に&H1
づつインクリメントすること)を行い、この計数値が所
定の上限計数値(例えば、&H10)に達した際にこの
ときの閉塞圧異常を伝えるための警報情報18aを生成
するカウントアップ機能を有する。
【0098】このようなカウントアップ機能計数手段1
8を設けて第2比較判定手段16と連動させることに依
り、単に一度だけ閉塞異常が検出されただけでは閉塞圧
が異常状態になったとは判定しないようにできる。例え
ば、環境温度の変化によって高めの閉塞圧が検出された
だけでは閉塞圧が異常状態になったとは判定しないよう
にでき、その結果、閉塞圧異常の誤検出を回避できるよ
うになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようにな
る。
【0099】また、計数手段18を第2比較判定手段1
6と連動させることに依り、装置の経時変化によって閉
鎖圧が低下していく過程を検出できるようになり、閉塞
圧が許容限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になった
と判定できるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧
異常の誤検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出
を的確に実行できるようになる。
【0100】更に、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の
周期的な変動に応じた上限計数値を設けることができ、
その結果、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な
変動に起因する閉塞圧異常の誤検出を回避できるように
なり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。
【0101】又計数手段18は、前述の機能に加えて、
第2比較判定手段16においてガスメータ241の閉塞
圧が正常であると判定(則ち、閉塞機能が正常に作動し
ていると判定)された場合に計数リセット信号16bに
応じて計数値を所定の計数値(例えば、&H0)にリセ
ットするリセット機能も有する。
【0102】計数手段18は、異常検出プログラム等の
プログラムコードに応じて各種の演算や制御を実行する
ためのCPU、演算結果等を保持するためのRAM、各
種の異常検出プログラム等のプログラムコード(後述)
の記録用のROM、ガスマイコンメータ241との情報
の送受信の制御を実行するペリフェラルインターフェイ
ス等を中心にして構成されたマイクロコンピュータによ
って実現されている。
【0103】このようなリセット機能を計数手段18に
設けて第2比較判定手段16と連動させることに依り、
環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な変動に応じ
た上限計数値を設けることができ、その結果、環境温度
の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な変動に起因する閉塞
圧異常の誤検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検
出を的確に実行できるようになる。
【0104】警報手段19は、警報情報18aに応じた
警報を発する警報機能を有する。このような警報手段1
9は、異常検出プログラム等のプログラムコードに応じ
て各種の演算や制御を実行するためのCPU、演算結果
等を保持するためのRAM、各種の異常検出プログラム
等のプログラムコード(後述)の記録用のROM、ガス
マイコンメータ241との情報の送受信の制御を実行す
るペリフェラルインターフェイス、コマンド等の入力す
るためのキーボード、各種のメッセージを表示するため
のディスプレイ等を中心にして構成されたマイクロコン
ピュータによって実現されている。
【0105】以上説明したように、本実施形態に依れ
ば、ガス圧力調整器23の下流側に複数のガスメータ2
41(242,…,24n)が接続されたような接続形態
であっても、ガス圧力調整器23の真の閉塞圧を検出で
きるようになる。また、閉塞圧異常の誤検出を回避でき
るようになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるよう
になる。また、作業者がいちいち現場に出向かないでも
自動的に閉塞圧の異常状態を発生を監視することができ
るようになる。また、閉塞圧が許容限界に達した時点で
閉塞圧が異常状態になった旨の警報を報知することがで
きるようになる。
【0106】続いて、異常検出装置10に用いられる異
常検出プログラムを説明する。
【0107】前述のマイクロコンピュータで実行される
異常検出プログラムには、圧力検出処理ルーチンと流量
検出処理ルーチンと閉塞圧記憶処理ルーチンと調整圧記
憶処理ルーチンと第1比較判定処理ルーチンと比較基準
値発生処理ルーチンと第2比較判定処理ルーチンと計数
処理ルーチンと警報処理ルーチンとが含まれている。
【0108】以下の説明では、本異常検出装置10,
…,10の各々において実行される異常検出プログラム
のプログラム構成及び作用効果は同様であり、各々独立
に動作(則ち、並列動作)しているので、これらのガス
メータ241,242,…,24nの中から、ガスメータ
241に対する異常検出プログラムを代表として説明す
る。
【0109】圧力検出処理ルーチンには、ガス圧力調整
器23の下流側に複数設けられたガスメータ241の使
用時のガスの調整圧を検出して調整圧値データ11bを
生成するプログラムステップと、前プログラムステップ
に続いて、ガスメータ241の使用停止時のガスの閉塞
圧を検出して閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)を生
成する工程が含まれている。
【0110】流量検出処理ルーチンには、ガス圧力調整
器23の下流側に複数設けられたガスメータ241の使
用時の調整圧下におけるガスの流量とガスメータ241
の使用停止時の閉塞圧下におけるガスの流量を検出して
流量値データ12aを生成する工程が含まれている。
【0111】調整圧記憶処理ルーチンには、ガスメータ
241の流量値データ12a及び調整圧値データ11b
を受ける処理ルーチンと、前プログラムステップに続い
て、調整圧値データ11bの中から調整圧の最大値を調
整圧最大値データ13a(Po1,Po2)として保持する
工程が含まれている。
【0112】閉塞圧記憶処理ルーチンには、ガスメータ
241の流量値データ12a及びガスメータ241の閉塞
圧値データ11a(Pc1,Pc2)を受ける処理ルーチン
と、前プログラムステップに続いて、ガスメータ241
の使用停止時の閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)を
保持する工程が含まれている。
【0113】第1比較判定処理ルーチンには、ガスメー
タ241の使用停止時に閉塞圧記憶処理ルーチンに保持
されているガスメータ241の閉塞圧値データ11a
(Pc1,Pc2)とガスメータ241使用停止時に調整圧
記憶処理ルーチンに保持されている調整圧最大値データ
13a(Po1,Po2)とをガスメータ241の比較する
処理ルーチンと、前プログラムステップに続いて、閉塞
圧値データ11a(Pc1,Pc2)が調整圧最大値データ
13a(Po1,Po2)よりも大きい場合(前述)に閉塞
圧値データ11a(Pc1,Pc2)をガスメータ241に
ついての真の閉塞圧であるとガスメータ241が判定す
る処理ルーチンと、前プログラムステップに続いて、ガ
スメータ241使用停止時の閉塞圧値データ11a(Pc
1,Pc2)がガスメータ241使用停止時の調整圧最大値
データ13a(Po1,Po2)よりも大きくない場合(前
述)に閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)をガスメー
タ241についての真の閉塞圧でないとガスメータ241
が判定してこれらの判定結果に係る第1比較判定データ
15aをガスメータ241が生成する工程が含まれてい
る。
【0114】比較基準値発生処理ルーチンには、ガスメ
ータ241の閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧の
基準値(Ps)である比較基準値データ17a(Ps)を
ガスメータ241の発生する工程が含まれている。
【0115】第2比較判定処理ルーチンには、第1比較
判定データ15aを受ける処理ルーチンと、前プログラ
ムステップに続いて、ガスメータ241の使用停止時の
閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)がガスメータ24
1使用停止時の調整圧最大値データ13a(Po1,Po
2)よりも大きいと判定された場合(前述)に、閉塞圧
値データ11a(Pc1,Pc2)と比較基準値データ17
a(Ps)との比較をガスメータ241が行う処理ルーチ
ンと、前プログラムステップに続いて、ガスメータ24
1の比較の結果、閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc2)
が比較基準値データ17a(Ps)より大きくないと判
定された場合(前述)にガスメータ241における閉塞
圧が正常であるとガスメータ241が判定して計数リセ
ット信号16bをガスメータ241が生成するプログラ
ムステップと、前プログラムステップに続いて、閉塞圧
値データ11a(Pc1,Pc2)が比較基準値データ17
a(Ps)より大きいと判定された場合(前述)にガス
メータ241における閉塞圧が異常であるとガスメータ
241が判定する処理ルーチンと、前プログラムステッ
プに続いて、ガスメータ241の計数アップ信号16a
を生成する工程が含まれている。
【0116】計数処理ルーチンには、第2比較判定工程
においてガスメータ241の閉塞圧が異常であると判定
(則ち、閉塞機能に故障が発生していると判定)された
場合(前述)に計数アップ信号16aに応じてガスメー
タ241の計数値のカウントアップを行う処理ルーチン
と、前プログラムステップに続いて、計数値が所定の上
限計数値に達した際に閉塞圧異常を伝えるための警報情
報18aをガスメータ241が生成するプログラムステ
ップと、前プログラムステップに続いて、第2比較判定
工程においてガスメータ241の閉塞圧が正常であると
判定(則ち、閉塞機能が正常に作動していると判定)さ
れた場合(前述)に計数リセット信号16bに応じて計
数値を所定の計数値にガスメータ241をリセットする
工程が含まれている。
【0117】警報処理ルーチンには、警報情報18aに
応じた警報をガスメータ241に発する工程が含まれて
いる。
【0118】続いて、異常検出プログラムを用いて本異
常検出装置10,…,10の各々において実行される異
常検出方法の実施形態を説明する。
【0119】以下の説明では、本異常検出装置10,
…,10の各々において実行される異常検出方法の作用
効果は同様であり、各々独立に動作(則ち、並列動作)
しているので、これらのガスメータ241,242の中か
ら、ガスメータ241とガスメータ242が並列に接続さ
れた実施形態について説明を行う。
【0120】本異常検出方法には、圧力検出工程と流量
検出工程と調整圧記憶工程と閉塞圧記憶工程と第1比較
判定工程と比較基準値発生工程と第2比較判定工程と計
数工程と警報工程とが含まれている。
【0121】図3(a)は、図2の異常検出装置10に
おいて、ガス圧力調整器23の下流側に2つのガスメー
タ241,242が並列に接続されたような接続形態にお
いて、第1ガスメータ241に接続された第1ガス燃焼
器具261だけが使用状態にある場合のガス圧力調整器
23のガス圧の変化、第1ガスメータ241のガス流量
が無くなる途中で第2ガスメータ242に接続されたガ
ス燃焼機器262が使用状態になった場合のガス圧力調
整器23のガス流量の変化、第1ガスメータ241のガ
ス流量が無くなった後第2ガスメータ242に接続され
たガス燃焼機器262が使用状態にある場合のガス圧力
調整器23のガス流量の変化を説明するためのタイミン
グチャートであり、図3(b)は、第1ガスメータ24
1に接続された第1ガス燃焼器具261が使用されて、そ
の後、使用が停止され、第1ガスメータ241のガス流
量が無くなった場合の第1ガスメータ241におけるガ
ス流量の変化を説明したタイミングチャートであり、図
3(c)は、図3(b)に示す第1ガスメータ241に
おけるガス流量の変化に平行して、第2ガスメータ24
2に接続されたガス燃焼機器262が使用状態になった場
合の第2ガスメータ242におけるガス流量の変化を説
明したタイミングチャートである。
【0122】図2の異常検出装置10において、図3
(a)に示すように、第1ガスメータ241に接続され
た第1ガス燃焼器具261だけが使用状態にある場合の
ガス圧力調整器23のガス圧の最大値はPo1となり、ま
た第1ガスメータ241のガス流量が無くなる途中(図
3(b)及び同図(c)参照)で第2ガスメータ242
に接続されたガス燃焼機器262が使用状態になった場
合のガス圧力調整器23のガス圧の最大値はPo2とな
る。
【0123】また図3(a)に示すように、第1ガスメ
ータ241のガス流量が無くなった使用停止状態(図3
(b)及び同図(c)参照)で第2ガスメータ242に
接続されたガス燃焼機器262が使用途中状態にある場
合の第1ガスメータ241の閉塞圧はPc1(第2ガスメ
ータ242にとってはPo3)となり、第1ガスメータ2
41に接続されたガス燃焼機器261及び第2ガスメー
タ242に接続されたガス燃焼機器262のガス流量が共
に無くなった使用停止状態(図3(b)及び同図(c)
参照)での第1ガスメータ241の閉塞圧はPc2とな
り、第2ガスメータ242の閉塞圧はPc3となる。
【0124】このような使用環境下において、圧力検出
工程は、図3(a)に示すように、ガス圧力調整器23
の下流側に設けられたガスメータ241,242毎の使用
時のガスの調整圧を各々独立に検出して調整圧値データ
11bを各々生成する工程と、前工程に続いて、ガスメ
ータ241,242毎に使用停止時のガスの閉塞圧を各々
独立に検出して閉塞圧値データ11a(図3(a)中の
Pc1,Pc2)を各々生成する工程を実行する。
【0125】流量検出工程は、図3(b)及び3(c)
に示すように、ガス圧力調整器23の下流側に設けられ
たガスメータ241,242毎に使用時の調整圧下におけ
るガスの流量Q1,Q2及び使用停止時の閉塞圧下におけ
るガスの流量Q1,Q2を各々独立に検出して流量値デー
タ12aを各々生成する工程を実行する。
【0126】調整圧記憶工程は、ガスメータ241,2
42毎の流量値データ12a(Q1,Q2)及びガスメー
タ241,242毎の調整圧値データ11b,11bを受
ける工程と、前工程に続いて、ガスメータ241,242
毎の調整圧値データ11bの中から調整圧の最大値を調
整圧最大値データ13a(Po1,Po2)としてガスメー
タ241,242毎に各々保持する工程を実行する。
【0127】閉塞圧記憶工程は、ガスメータ241,2
42毎の流量値データ12a(Q1,Q2)及びガスメー
タ241,242毎の閉塞圧値データ11a(Pc1,Pc
2)を受ける工程と、前工程に続いて、ガスメータ24
1,242毎に使用停止時の閉塞圧値データ11a(Pc
1,Pc2)をガスメータ241,242毎に各々保持する
工程を実行する。
【0128】第1比較判定工程は、ガスメータ241,
242毎の使用停止時に閉塞圧記憶工程に保持されてい
るガスメータ241,242毎の閉塞圧値データ11a
(Pc1,Pc2)とガスメータ241,242使用停止時に
調整圧記憶工程に保持されている調整圧最大値データ1
3a(Po1,Po2)とをガスメータ241,242毎に比
較する工程と、前工程に続いて、閉塞圧値データ11a
(Pc1)が調整圧最大値データ13a(Po1)よりも大
きい場合(則ち、Pc1>Po1)に閉塞圧値データ11a
(Pc1)をガスメータ241についての真の閉塞圧であ
ると判定する工程と、前工程に続いて、ガスメータ24
1,242使用停止時の閉塞圧値データ11a(Pc1)が
ガスメータ241,242使用停止時の調整圧最大値デー
タ13a(Po1)よりも大きくない場合(則ち、Pc1≦
Po1)に閉塞圧値データ11a(Pc1)をガスメータ2
41についての真の閉塞圧でないと判定してこれらの判
定結果に係る第1比較判定データ15aを生成する工程
を実行する。
【0129】比較基準値発生工程は、ガスメータ24
1,242毎の閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧の
基準値(Ps)である比較基準値データ17a(Ps)を
ガスメータ241,242毎に発生する工程を実行する。
【0130】第2比較判定工程は、第1比較判定データ
15aを受けて閉塞圧値データ11a(Pc2)が調整圧
最大値データ13a(Po2)よりも大きいと判定された
場合(則ち、Pc2>Po2)に、閉塞圧値データ11a
(Pc3)と比較基準値データ17a(Ps)との比較を
行う工程と、前工程に続いて、ガスメータ241,242
毎の比較の結果、閉塞圧値データ11a(Pc3)が比
較基準値データ17a(Ps)より大きくないと判定さ
れた場合(則ち、Pc3≦Ps)に閉塞圧制御機能が正常
であると判定して計数リセット信号16bを生成する工
程と、前工程に続いて、閉塞圧値データ11a(Pc
3)が比較基準値データ17a(Ps)より大きいと判
定された場合(則ち、Pc3>Ps)にガスメータ24
1,242における閉塞圧制御機能が異常であると判定す
る工程と、前工程に応じて計数アップ信号16aを各々
生成する工程を実行する。
【0131】計数工程は、第2比較判定工程において閉
塞圧制御機能が異常であると判定された場合に計数アッ
プ信号16aに応じてガスメータ241,242毎に計数
値のカウントアップを行う工程と、前工程に続いて、計
数値が所定の上限計数値に達した際に閉塞圧異常を伝え
るための警報情報18aをガスメータ241,242毎に
生成する工程と、前工程に続いて、第2比較判定工程に
おいてガスメータ241,242毎の閉塞圧制御機能が正
常であると判定された場合に計数リセット信号16bに
応じて計数値を所定の計数値にガスメータ241,242
毎にリセットする工程を実行する。
【0132】警報工程は、警報情報18aに応じた警報
をガスメータ241,242毎に発する工程を実行する。
【0133】図4は、図3(b)に示すガス流量の変化
における第1ガスメータ241の閉塞圧の検出タイミン
グT1、図3(c)に示すガス流量の変化における第2
ガスメータ242の閉塞圧の検出タイミングT2を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0134】以上説明したような異常検出方法を本異常
検出装置10,…,10の各々において実行し、図4に
示すように、検出タイミングT1で第1ガスメータ241
の閉塞圧の検出が実行された場合、第2ガスメータ24
2が使用状態にあっても、第1ガスメータ241に対して
カウントアップ工程が実行されないようにでき、閉塞圧
値データ11aが比較基準値データ17a(Ps)より
大きいと判定されるようなことが回避でき、その結果、
誤ったリセット工程の実行を回避できるようになり、閉
塞圧異常の誤検出を回避できるようになり、閉塞圧異常
検出を的確に実行できるようになる。
【0135】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、ガス圧
力調整器の下流側に複数のガスメータが接続されたよう
な接続形態であっても、ガス圧力調整器の真の閉塞圧を
検出できるようになる。また、閉塞圧異常の誤検出を回
避できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に実行でき
るようになる。また、作業者がいちいち現場に出向かな
いでも自動的に閉塞圧の異常状態を発生を監視すること
ができるようになる。また、閉塞圧が許容限界に達した
時点で閉塞圧が異常状態になった旨の警報を報知するこ
とができるようになる。
【0136】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、第1比較判定手段を設けること
に依り、ガス圧力調整器の下流側に複数のガスメータが
接続されたような接続形態であっても、調整圧最大値に
応じてガス圧力調整器の真の閉塞圧を検出できるように
なる。
【0137】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0138】請求項4に記載の発明に依れば、請求項2
又は3に記載の効果に加えて、第2比較判定手段を設け
ることに依り、閉塞圧値データ、調整圧最大値データ、
及び比較基準値データに応じて、単に一度だけ閉塞異常
が検出されただけでは閉塞圧が異常状態になったとは判
定しないようにできる。例えば、環境温度の変化によっ
て高めの閉塞圧が検出されただけでは閉塞圧が異常状態
になったとは判定しないようにでき、その結果、閉塞圧
異常の誤検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出
を的確に実行できるようになる。
【0139】また、装置の経時変化によって閉鎖圧が低
下していく過程を検出できるようになり、閉塞圧が許容
限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になったと判定で
きるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧異常の誤
検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に
実行できるようになる。
【0140】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0141】請求項6に記載の発明に依れば、請求項4
又は5に記載の効果に加えて、計数手段にカウントアッ
プ機能を設けて第2比較判定手段と連動させることに依
り、単に一度だけ閉塞異常が検出されただけでは閉塞圧
が異常状態になったとは判定しないようにできる。例え
ば、環境温度の変化によって高めの閉塞圧が検出された
だけでは閉塞圧が異常状態になったとは判定しないよう
にでき、その結果、閉塞圧異常の誤検出を回避できるよ
うになり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようにな
る。
【0142】また、計数手段を第2比較判定手段と連動
させることに依り、装置の経時変化によって閉鎖圧が低
下していく過程を検出できるようになり、閉塞圧が許容
限界に達した時点で閉塞圧が異常状態になったと判定で
きるようになり、又経時変化に起因する閉塞圧異常の誤
検出を回避できるようになり、閉塞圧異常検出を的確に
実行できるようになる。
【0143】また、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の
周期的な変動に応じた上限計数値を設けることができ、
その結果、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な
変動に起因する閉塞圧異常の誤検出を回避できるように
なり、閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。
【0144】請求項7に記載の発明に依れば、請求項4
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、計数手段
にリセット機能を設けて第2比較判定手段と連動させる
ことに依り、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的
な変動に応じた上限計数値を設けることができ、その結
果、環境温度の周期的な変化や閉鎖圧の周期的な変動に
起因する閉塞圧異常の誤検出を回避できるようになり、
閉塞圧異常検出を的確に実行できるようになる。
【0145】請求項8に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0146】請求項9に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0147】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0148】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0149】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0150】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0151】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0152】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0153】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0154】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0155】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0156】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0157】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0158】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0159】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0160】請求項23に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0161】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0162】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0163】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
5に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0164】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0165】請求項28に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス圧力調整器の下流側に複数のガスメータが
並列に接続されたような接続形態を有するガス供給設備
における本発明の異常検出装置の接続形態を説明するた
めのブロック図である。
【図2】図1の異常検出装置に基本構成を説明するため
の機能ブロック図である。
【図3】図3(a)は、図2の異常検出装置において、
ガス圧力調整器の下流側に2つのガスメータが並列に接
続されたような接続形態において、第1ガスメータに接
続されたガス燃焼器具だけが使用状態にある場合のガス
圧力調整器のガス圧の変化、第1ガスメータのガス流量
が無くなる途中で第2ガスメータに接続されたガス燃焼
器具が使用状態になった場合のガス圧力調整器のガス圧
の変化、第1ガスメータのガス流量が無くなった後第2
ガスメータに接続されたガス燃焼器具が使用状態にある
場合のガス圧力調整器のガス流量の変化を説明するため
のタイミングチャートであり、図3(b)は、第1ガス
メータに接続されたガス燃焼器具が使用されて、その
後、使用が停止され、第1ガスメータのガス流量が無く
なった場合の第1ガスメータにおけるガス流量の変化を
説明したタイミングチャートであり、図3(c)は、図
3(b)に示す第1ガスメータにおけるガス流量の変化
に平行して、第2ガスメータに接続されたガス燃焼器具
が使用状態になった場合の第2ガスメータにおけるガス
流量の変化を説明したタイミングチャートである。
【図4】図3(b)に示すガス流量の変化における第1
ガスメータの閉塞圧の検出タイミングT1、図3(c)
に示すガス流量の変化における第2ガスメータの閉塞圧
の検出タイミングT2を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図5】従来の異常検出装置の接続形態を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
10 異常検出装置(マイクロコンピュータ) 11 圧力検出手段(圧力センサとマイクロコンピュ
ータ) 11a 閉塞圧値データ 11b 調整圧値データ 12 流量検出手段(流量センサとマイクロコンピュ
ータ) 12a 流量値データ 13 調整圧記憶手段(EEPROM) 13a 調整圧最大値データ 14 閉塞圧記憶手段(EEPROM) 15 第1比較判定手段(マイクロコンピュータ) 15a 第1比較判定データ 16 第2比較判定手段(マイクロコンピュータ) 16a 計数アップ信号 16b 計数リセット信号 16a 第2比較判定データ 17 比較基準値発生手段(マイクロコンピュータ) 17a 比較基準値データ 18 計数手段(マイクロコンピュータ) 18a 警報情報 19 警報手段(ディスプレイ) 22 ガスボンベ 221 容器バルブ 222 LPG容器 23 ガス圧力調整器 241 第1ガスメータ(ガスマイコンメータ) 242 第2ガスメータ(ガスマイコンメータ) 24n 第nガスメータ(ガスマイコンメータ) 25 ガス供給路 261 第1ガス燃焼機器 262 第2ガス燃焼機器 26n 第nガス燃焼機器 P1 第1ガスメータのガス流量 Q1 第1ガスメータのガス圧力 P2 第2ガスメータのガス流量 Q2 第2ガスメータのガス圧力 T1 第1ガスメータの閉塞圧の検出タイミング T2 第2ガスメータの閉塞圧の検出タイミング

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの圧力調整器の異常やガスの供給路
    からのガス漏れを検出する異常検出装置において、 ガス圧力調整器の下流側に設けられたガスメータ使用時
    のガスの調整圧を検出して調整圧値データを生成し、ガ
    スメータ使用停止時のガスの閉塞圧を検出して閉塞圧値
    データを生成する圧力検出手段と、 ガス圧力調整器の下流側に設けられたガスメータ使用時
    の前記調整圧下におけるガスの流量又はガスメータ使用
    停止時の前記閉塞圧下におけるガスの流量の少なくとも
    一方を検出して流量値データを生成する流量検出手段
    と、 前記流量値データ及び前記調整圧値データを受けて、ガ
    スメータ使用時の前記調整圧値データの中から調整圧の
    最大値を調整圧最大値データとして保持する調整圧記憶
    手段と、 前記流量値データ及び前記閉塞圧値データを受けて、ガ
    スメータ使用停止時の前記閉塞圧値データを保持する閉
    塞圧記憶手段と、 ガスメータ使用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持され
    ている前記閉塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時
    に前記調整圧記憶手段に保持されている前記調整圧最大
    値データとを比較し当該閉塞圧値データが真の閉塞圧で
    あるか否かの判定を実行する第1比較判定手段と、 閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧の基準値である
    比較基準値データを発生する比較基準値発生手段と、 前記第1比較判定手段の判定結果を受けて前記閉塞圧値
    データと前記比較基準値データとの比較を行い、当該比
    較の結果に応じた計数制御信号を生成する第2比較判定
    手段と、 前記第2比較判定手段における計数制御信号に応じた計
    数値の計数動作を実行し、当該計数値に応じた警報情報
    を生成する計数手段と、 前記警報情報に応じた警報を発する警報手段とを有す
    る、ことを特徴とする異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1比較判定手段は、ガスメータ使
    用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持されている前記閉
    塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時に前記調整圧
    記憶手段に保持されている前記調整圧最大値データとを
    比較すると共に、当該閉塞圧値データが当該調整圧最大
    値データよりも大きい場合に当該閉塞圧値データを真の
    閉塞圧であると判定して当該判定結果に係る第1比較判
    定データを生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1比較判定手段は、ガスメータ使
    用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持されている前記閉
    塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時に前記調整圧
    記憶手段に保持されている前記調整圧最大値データとを
    比較すると共に、前記ガスメータ使用停止時の前記閉塞
    圧値データが当該ガスメータ使用停止時の前記調整圧最
    大値データよりも大きくない場合に当該閉塞圧値データ
    を真の閉塞圧でないと判定して当該判定結果に係る第1
    比較判定データを生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の異常検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2比較判定手段は、前記第1比較
    判定データを受けて前記ガスメータ使用停止時の前記閉
    塞圧値データが当該ガスメータ使用停止時の前記調整圧
    最大値データよりも大きいと判定された場合に、当該閉
    塞圧値データと前記比較基準値データとの比較を行い、
    当該比較の結果、当該閉塞圧値データが当該比較基準値
    データより大きくないと判定された場合に当該ガスメー
    タにおける閉塞圧が正常であると判定して計数リセット
    信号を前記計数制御信号として生成するように構成され
    ている、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の異常検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2比較判定手段は、前記閉塞圧値
    データが当該比較基準値データより大きいと判定された
    場合に当該ガスメータにおける閉塞圧が異常であると判
    定し、計数アップ信号を前記計数制御信号として生成す
    るように構成されている、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載
    の異常検出装置。
  6. 【請求項6】 前記計数手段は、前記第2比較判定手段
    においてガスメータの閉塞圧が異常であると判定された
    場合に前記計数アップ信号に応じて計数値のカウントア
    ップを行い、当該計数値が所定の上限計数値に達した際
    に当該異常を伝えるための前記警報情報を生成するよう
    に構成されている、 ことを特徴とする請求項4又は5に記載の異常検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記計数手段は、前記第2比較判定手段
    においてガスメータの閉塞圧が正常であると判定された
    場合に前記計数リセット信号に応じて計数値を所定の計
    数値にリセットするように構成されている、 ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載
    の異常検出装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのガス圧力調整器の下流
    側に複数設けられたガスメータ毎の使用時のガスの調整
    圧を各々検出して調整圧値データを各々生成し、当該ガ
    スメータ毎に使用停止時のガスの閉塞圧を各々検出して
    閉塞圧値データを各々生成する圧力検出手段と、 ガス圧力調整器の下流側に複数設けられたガスメータ毎
    に使用時の前記調整圧下におけるガスの流量又は当該ガ
    スメータ毎に使用停止時の前記閉塞圧下におけるガスの
    流量の少なくとも一方を各々検出して流量値データを各
    々生成する流量検出手段と、 前記ガスメータ毎の流量値データ及び前記ガスメータ毎
    の調整圧値データを受けて、当該調整圧値データの中か
    ら調整圧の最大値を調整圧最大値データとして当該ガス
    メータ毎に各々保持する調整圧記憶手段と、 前記ガスメータ毎の流量値データ及び前記ガスメータ毎
    の閉塞圧値データを受けて、当該ガスメータ毎に使用停
    止時の前記閉塞圧値データを当該ガスメータ毎に各々保
    持する閉塞圧記憶手段と、 ガスメータ毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持
    されている前記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガ
    スメータ使用停止時に前記調整圧記憶手段に保持されて
    いる前記調整圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比
    較し当該閉塞圧値データが当該ガスメータについての真
    の閉塞圧であるか否かの判定をガスメータ毎に実行する
    第1比較判定手段と、 ガスメータ毎の閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧
    の基準値である比較基準値データをガスメータ毎に発生
    する比較基準値発生手段と、前記第1比較判定手段の判
    定結果を受けて前記閉塞圧値データと前記比較基準値デ
    ータとの比較を行い、当該比較の結果に応じた計数制御
    信号を生成する第2比較判定手段と、 前記第1比較判定手段の判定結果を受けて前記ガスメー
    タ毎の使用停止時の前記閉塞圧値データと前記比較基準
    値データとの比較を当該ガスメータ毎に行い、当該ガス
    メータ毎の比較の結果に応じた計数制御信号をガスメー
    タ毎に生成する第2比較判定手段と、 前記第2比較判定手段における計数制御信号に応じた計
    数値の計数動作をガスメータ毎に実行し、当該計数値に
    応じた警報情報を生成する計数手段と、 前記警報情報に応じた警報を当該ガスメータ毎に発する
    警報手段とを有する、 ことを特徴とする異常検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第1比較判定手段は、ガスメータ毎
    の使用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持されている前
    記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガスメータ使用
    停止時に前記調整圧記憶手段に保持されている前記調整
    圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比較し、当該閉
    塞圧値データが当該調整圧最大値データよりも大きい場
    合に当該閉塞圧値データを当該ガスメータについての真
    の閉塞圧であるとガスメータ毎に判定してこれらの判定
    結果に係る第1比較判定データを当該ガスメータ毎に各
    々生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項8に記載の異常検出装置。
  10. 【請求項10】 前記第1比較判定手段は、ガスメータ
    毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶手段に保持されている
    前記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガスメータ使
    用停止時に前記調整圧記憶手段に保持されている前記調
    整圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比較し、当該
    ガスメータ使用停止時の前記閉塞圧値データが当該ガス
    メータ使用停止時の前記調整圧最大値データよりも大き
    くない場合に当該閉塞圧値データを当該ガスメータにつ
    いての真の閉塞圧でないと当該ガスメータ毎に判定して
    これらの判定結果に係る第1比較判定データを当該ガス
    メータ毎に各々生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の異常検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第2比較判定手段は、前記第1比
    較判定データを受けて前記ガスメータ毎の使用停止時の
    前記閉塞圧値データが当該ガスメータ使用停止時の前記
    調整圧最大値データよりも大きいと判定された場合に、
    当該閉塞圧値データと前記比較基準値データとの比較を
    当該ガスメータ毎に行い、当該ガスメータ毎の比較の結
    果、当該閉塞圧値データが当該比較基準値データより大
    きくないと判定された場合に当該ガスメータにおける閉
    塞圧が正常であると当該ガスメータ毎に判定して計数リ
    セット信号を前記計数制御信号として当該ガスメータ毎
    に各々生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項8又は10に記載の異常検出装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2比較判定手段は、前記閉塞圧
    値データが当該比較基準値データより大きいと判定され
    た場合に当該ガスメータにおける閉塞圧が異常であると
    当該ガスメータ毎に判定し、当該ガスメータ毎に計数ア
    ップ信号を前記計数制御信号として各々生成するように
    構成されている、 ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記
    載の異常検出装置。
  13. 【請求項13】 前記リセットする計数手段は、前記第
    2比較判定手段において前記ガスメータの閉塞圧が異常
    であると判定された場合に前記計数アップ信号に応じて
    当該ガスメータ毎に計数値のカウントアップを行い、当
    該計数値が所定の上限計数値に達した際に当該閉塞圧異
    常を伝えるための前記警報情報を当該ガスメータ毎に生
    成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項11又は12に記載の異常検出
    装置。
  14. 【請求項14】 前記計数手段は、前記第2比較判定手
    段において前記ガスメータ毎の閉塞圧が正常であると判
    定された場合に前記計数リセット信号に応じて計数値を
    所定の計数値に当該ガスメータ毎にリセットするように
    構成されている、 ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に
    記載の異常検出装置。
  15. 【請求項15】 ガスの圧力調整器の異常やガスの供給
    路からのガス漏れを検出する異常検出方法において、 ガス圧力調整器の下流側に設けられたガスメータ使用時
    のガスの調整圧を検出して調整圧値データを生成する工
    程と、前工程に続いて、ガスメータ使用停止時のガスの
    閉塞圧を検出して閉塞圧値データを生成する工程を含む
    圧力検出工程と、 ガス圧力調整器の下流側に設けられたガスメータ使用時
    の前記調整圧下におけるガスの流量又はガスメータ使用
    停止時の前記閉塞圧下におけるガスの流量の少なくとも
    一方を検出して流量値データを生成する工程を含む流量
    検出工程と、 前記流量値データ及び前記調整圧値データを受ける工程
    と、前工程に続いて、ガスメータ使用時の前記調整圧値
    データの中から調整圧の最大値を調整圧最大値データと
    して保持する工程を含む調整圧記憶工程と、 前記流量値データ及び前記閉塞圧値データを受ける工程
    と、前工程に続いて、ガスメータ使用停止時の前記閉塞
    圧値データを保持する工程を含む閉塞圧記憶工程と、 ガスメータ使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持され
    ている前記閉塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時
    に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調整圧最大
    値データとを比較する工程と、前工程に続いて、当該閉
    塞圧値データが真の閉塞圧であるか否かの判定を実行す
    る工程を含む第1比較判定工程と、 閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧の基準値である
    比較基準値データを発生する工程を含む比較基準値発生
    工程と、 前記第1比較判定工程の判定結果を受ける工程と、前工
    程に続いて、前記閉塞圧値データと前記比較基準値デー
    タとの比較を行う工程と、前工程に続いて、当該比較の
    結果に応じた計数制御信号を生成する工程を含む第2比
    較判定工程と、 前記第2比較判定工程における計数制御信号に応じた計
    数値の計数動作を実行する工程と、前工程に続いて、当
    該計数値に応じた警報情報を生成する工程を含む計数工
    程と、 前記警報情報に応じた警報を発する工程を含む警報工程
    とを含む、ことを特徴とする異常検出方法。
  16. 【請求項16】 前記第1比較判定工程は、ガスメータ
    使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記
    閉塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時に前記調整
    圧記憶工程に保持されている前記調整圧最大値データと
    を比較する工程と、前工程と共に、当該閉塞圧値データ
    が当該調整圧最大値データよりも大きい場合に当該閉塞
    圧値データを真の閉塞圧であると判定する工程と、前工
    程に続いて、当該判定結果に係る第1比較判定データを
    生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項15に記載の異常検出方法。
  17. 【請求項17】 前記第1比較判定工程は、ガスメータ
    使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている前記
    閉塞圧値データと当該ガスメータ使用停止時に前記調整
    圧記憶工程に保持されている前記調整圧最大値データと
    を比較する工程と、前工程と共に、前記ガスメータ使用
    停止時の前記閉塞圧値データが当該ガスメータ使用停止
    時の前記調整圧最大値データよりも大きくない場合に当
    該閉塞圧値データを真の閉塞圧でないと判定する工程
    と、前工程に続いて、当該判定結果に係る第1比較判定
    データを生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項16又は18に記載の異常検出
    方法。
  18. 【請求項18】 前記第2比較判定工程は、前記第1比
    較判定データを受ける工程と、前工程に続いて、前記ガ
    スメータ使用停止時の前記閉塞圧値データが当該ガスメ
    ータ使用停止時の前記調整圧最大値データよりも大きい
    と判定された場合に、当該閉塞圧値データと前記比較基
    準値データとの比較を行う工程と、前工程における比較
    の結果、当該閉塞圧値データが当該比較基準値データよ
    り大きくないと判定された場合に当該ガスメータにおけ
    る閉塞圧が正常であると判定して計数リセット信号を前
    記計数制御信号として生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項16又は17に記載の異常検出
    方法。
  19. 【請求項19】 前記第2比較判定工程は、前記閉塞圧
    値データが当該比較基準値データより大きいと判定され
    た場合に当該ガスメータにおける閉塞圧が異常であると
    判定する工程と、前工程に続いて、計数アップ信号を前
    記計数制御信号として生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか一項に
    記載の異常検出方法。
  20. 【請求項20】 前記計数工程は、前記第2比較判定工
    程においてガスメータの閉塞圧が異常であると判定され
    た場合に前記計数アップ信号に応じて計数値のカウント
    アップを行う工程と、前工程に続いて、当該計数値が所
    定の上限計数値に達した際に当該異常を伝えるための前
    記警報情報を生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項18又は19に記載の異常検出
    方法。
  21. 【請求項21】 前記計数工程は、前記第2比較判定工
    程においてガスメータの閉塞圧が正常であると判定され
    た場合に前記計数リセット信号に応じて計数値を所定の
    計数値にリセットする工程を含む、 ことを特徴とする請求項18乃至20のいずれか一項に
    記載の異常検出方法。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つのガス圧力調整器の下
    流側に複数設けられたガスメータ毎の使用時のガスの調
    整圧を各々検出して調整圧値データを各々生成する工程
    と、前工程に続いて、当該ガスメータ毎に使用停止時の
    ガスの閉塞圧を各々検出して閉塞圧値データを各々生成
    する工程を含む圧力検出工程と、 ガス圧力調整器の下流側に複数設けられたガスメータ毎
    に使用時の前記調整圧下におけるガスの流量又は当該ガ
    スメータ毎に使用停止時の前記閉塞圧下におけるガスの
    流量の少なくとも一方を各々検出して流量値データを各
    々生成する工程を含む流量検出工程と、 前記ガスメータ毎の流量値データ及び前記ガスメータ毎
    の調整圧値データを受ける工程と、前工程に続いて、当
    該調整圧値データの中から調整圧の最大値を調整圧最大
    値データとして当該ガスメータ毎に各々保持する工程を
    含む調整圧記憶工程と、 前記ガスメータ毎の流量値データ及び前記ガスメータ毎
    の閉塞圧値データを受ける工程と、前工程に続いて、当
    該ガスメータ毎に使用停止時の前記閉塞圧値データを当
    該ガスメータ毎に各々保持する工程を含む閉塞圧記憶工
    程と、 ガスメータ毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持
    されている前記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガ
    スメータ使用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されて
    いる前記調整圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比
    較して当該閉塞圧値データが当該ガスメータについての
    真の閉塞圧であるか否かの判定をガスメータ毎に実行す
    る工程を含む第1比較判定工程と、 ガスメータ毎の閉塞時の閉塞圧を比較するための閉塞圧
    の基準値である比較基準値データをガスメータ毎に発生
    する工程を含む比較基準値発生工程と、前記第1比較判
    定工程の判定結果を受けて前記閉塞圧値データと前記比
    較基準値データとの比較を行う工程と、前工程の比較の
    結果に応じた計数制御信号を生成する工程を含む第2比
    較判定工程と、 前記第1比較判定工程の判定結果を受ける工程と、前工
    程に続いて、前記ガスメータ毎の使用停止時の前記閉塞
    圧値データと前記比較基準値データとの比較を当該ガス
    メータ毎に行う工程と、前工程に続いて、当該ガスメー
    タ毎の比較の結果に応じた計数制御信号をガスメータ毎
    に生成する工程を含む第2比較判定工程と、 前記第2比較判定工程における計数制御信号に応じた計
    数値の計数動作をガスメータ毎に実行する工程と、前工
    程に続いて、当該計数値に応じた警報情報を生成する工
    程を含む計数工程と、 前記警報情報に応じた警報を当該ガスメータ毎に発する
    工程を含む警報工程とを含む、 ことを特徴とする異常検出方法。
  23. 【請求項23】 前記第1比較判定工程は、ガスメータ
    毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている
    前記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガスメータ使
    用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調
    整圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比較する工程
    と、前工程に続いて、当該閉塞圧値データが当該調整圧
    最大値データよりも大きい場合に当該閉塞圧値データを
    当該ガスメータについての真の閉塞圧であるとガスメー
    タ毎に判定してこれらの判定結果に係る第1比較判定デ
    ータを当該ガスメータ毎に各々生成する工程を含む工程
    を含む、 ことを特徴とする請求項22に記載の異常検出方法。
  24. 【請求項24】 前記第1比較判定工程は、ガスメータ
    毎の使用停止時に前記閉塞圧記憶工程に保持されている
    前記ガスメータ毎の閉塞圧値データと当該ガスメータ使
    用停止時に前記調整圧記憶工程に保持されている前記調
    整圧最大値データとを当該ガスメータ毎に比較する工程
    と、前工程に続いて、当該ガスメータ使用停止時の前記
    閉塞圧値データが当該ガスメータ使用停止時の前記調整
    圧最大値データよりも大きくない場合に当該閉塞圧値デ
    ータを当該ガスメータについての真の閉塞圧でないと当
    該ガスメータ毎に判定してこれらの判定結果に係る第1
    比較判定データを当該ガスメータ毎に各々生成する工程
    を含む工程を含む、 ことを特徴とする請求項22又は23に記載の異常検出
    方法。
  25. 【請求項25】 前記第2比較判定工程は、前記第1比
    較判定データを受ける工程と、前工程に続いて、前記ガ
    スメータ毎の使用停止時の前記閉塞圧値データが当該ガ
    スメータ使用停止時の前記調整圧最大値データよりも大
    きいと判定された場合に、当該閉塞圧値データと前記比
    較基準値データとの比較を当該ガスメータ毎に行う工程
    と、前工程に続いて、当該ガスメータ毎の比較の結果、
    当該閉塞圧値データが当該比較基準値データより大きく
    ないと判定された場合に当該ガスメータにおける閉塞圧
    が正常であると当該ガスメータ毎に判定して計数リセッ
    ト信号を前記計数制御信号として当該ガスメータ毎に各
    々生成する工程を含む工程を含む、 ことを特徴とする請求項23又は24に記載の異常検出
    方法。
  26. 【請求項26】 前記第2比較判定工程は、前記閉塞圧
    値データが当該比較基準値データより大きいと判定され
    た場合に当該ガスメータにおける閉塞圧が異常であると
    当該ガスメータ毎に判定する工程と、前工程に続いて、
    当該ガスメータ毎に計数アップ信号を前記計数制御信号
    として各々生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項23乃至25のいずれか一項に
    記載の異常検出方法。
  27. 【請求項27】 前記リセットする計数工程は、前記第
    2比較判定工程において前記ガスメータの閉塞圧が異常
    であると判定された場合に前記計数アップ信号に応じて
    当該ガスメータ毎に計数値のカウントアップを行う工程
    と、前工程に続いて、当該計数値が所定の上限計数値に
    達した際に当該閉塞圧異常を伝えるための前記警報情報
    を当該ガスメータ毎に生成する工程を含む、 ことを特徴とする請求項25又は26に記載の異常検出
    方法。
  28. 【請求項28】 前記計数工程は、前記第2比較判定工
    程において前記ガスメータ毎の閉塞圧が正常であると判
    定された場合に前記計数リセット信号に応じて計数値を
    所定の計数値に当該ガスメータ毎にリセットする工程を
    含む、 ことを特徴とする請求項25乃至27のいずれか一項に
    記載の異常検出方法。
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