JPH0783645A - 接合幅測定検査方法及びその装置 - Google Patents

接合幅測定検査方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0783645A
JPH0783645A JP25014693A JP25014693A JPH0783645A JP H0783645 A JPH0783645 A JP H0783645A JP 25014693 A JP25014693 A JP 25014693A JP 25014693 A JP25014693 A JP 25014693A JP H0783645 A JPH0783645 A JP H0783645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflected
width
echo
ultrasonic probe
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25014693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3265756B2 (ja
Inventor
Ikuji Hoshino
郁司 星野
Kazuo Fujisawa
和夫 藤沢
Katsumi Kawamura
勝己 河村
Toru Aida
徹 会田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Nippon Steel Corp
Sumikin Seigyo Engineering KK
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Sumikin Seigyo Engineering KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Sumitomo Metal Industries Ltd, Sumikin Seigyo Engineering KK filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25074693A priority Critical patent/JP3265756B2/ja
Publication of JPH0783645A publication Critical patent/JPH0783645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3265756B2 publication Critical patent/JP3265756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部を溶接により一体的に接合されている重
ね合わせた2枚の鋼板間の前記溶接による接合幅を正確
に測定する。 【構成】 一部を溶接部4にて一体的に接合されている
重ね合わせた2枚の鋼板1,2における前記溶接部4及
びその両側の未接合部にわたって超音波探触子5を走査
し、その反射エコーレベルを検出し、この反射エコーレ
ベルパターンに基づいて基準反射エコーレベルを求め、
この基準反射エコーレベルに従って閾値を設定し、前記
基準反射エコーレベルと閾値とに基づいて接合幅を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重ね合わせた2枚の金属
板の一部をレーザ溶接法等を用いて溶接し、一体化した
被検対象物、例えば自動車用ロードホイールのディスク
と、リム部との接合部における接合部幅を超音波を利用
して測定検査する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ロードホイールはディスク,リ
ム部夫々に所定のプレス加工を施した後、図22(a) に示
す如くディスクW1 ,リム部W2 を重ね合わせ、リム部
2 の外周面側から周方向の複数個所(通常は4個所)
を夫々所定長さにわたってレーザ溶接法等にて溶接し、
両者を一体化している。
【0003】図22(a) は自動車用ロードホイールの半截
模式図、図22(b) はディスクW1 ,リム部W2 との溶接
個所を示す説明図である。ディスクW1 とリム部W2
の接合強度は溶接部における欠陥の有無に関連すること
は勿論であるが、溶接部4の幅、即ち接合幅とも密接な
関係にあり、接合幅の正確な測定は製品品質を決める重
要な管理項目となっている。
【0004】この接合幅の測定法として従来超音波探傷
法を利用する方法がある。図23(a) は溶接部の接合幅の
測定方法を示す説明図であり、2枚の鋼板1,2をその
一部において溶接により一体化してある場合、鋼板1の
表面から超音波探触子を通じて超音波を入射した場合、
溶接部4においてはその下表面からの反射エコーが、ま
た未溶接部分では鋼板1,2の重ね合わせ面からの反射
エコーが夫々図23(b) に示す如くに検出される。
【0005】図23(b) において破線は2枚の鋼板1,2
の重ね合わせ面からの反射エコー、また実線は溶接部4
の表面からの反射エコーである。これから明らかな如く
2枚の鋼板1,2の重ね合わせ面からの反射エコーは溶
接部4の裏面からの反射エコーに比較して強度が大き
く、且つ受信までの時間が短くなる。そこでこれを利用
して図24(a) に示す如く溶接部4の片側の未接合部から
溶接部4を横切って他側の未接合部まで超音波探触子5
にて走査する。このとき超音波探触子5にて受信される
反射エコーは図24(b) に示す如くになる。即ち、未接合
部での反射エコーは大きく、溶接部4に達すると反射エ
コーは小さくなり、その後は溶接部4の表面からの反射
エコーとなって反射エコー強度は更に弱くなる。溶接部
4を通過して反対側に達すると反射エコーは強くなり、
更に未接合部では反射エコー強度は大きな値となる。
【0006】接合幅測定は受信信号を閾値THL と比較す
ることで未接合部からの反射エコーか、溶接部4からの
反射エコーかを識別し、閾値THL 以下になった時間と、
その間の超音波探触子の移動速度 (距離) に基づき測定
出来ることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来方法にあっては、次のような問題があった。 被検対象物の表面が平滑で、且つ厚さが均等な場合に
は不都合を生じないが、自動車用ロードホイールの如く
プレス加工を施してある場合、表面形状,厚さ共に一定
ではないため、溶接部以外にもこれらによる影響によっ
て被検対象物からの反射エコー強度が変化し、正確な測
定が難しい。 また閾値は実測値と一致するよう決定しているが、前
述の如く被検対象物の表面形状,厚さの変化のため反射
エコー強度自体が変化するための接合幅の測定に正確を
期し難い。 被検対象物の表面形状の変化,外来ノイズに対する対
策が十分でなく、これらを反射エコーと誤認することが
ある。
【0008】本発明はこのような超音波探傷法の原理を
応用して、重ね合わせた2枚の金属板をその一方の金属
板表面側から部分的に溶接して一体化した被検対象物に
おける溶接部の接合幅を測定し、溶接状態を検査するの
に用いる接合幅測定検査方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接合幅測定
検査方法は、2枚の金属板の重ね合わせ面の一部を片側
から溶接により接合してなる被検対象物における前記接
合部の接合幅を超音波を用いて測定する方法であって、
超音波を前記溶接面と反対側の面から入射して接合部及
びその両側の未接合部にわたって走査し、反射エコーを
検出し、検出した反射エコーレベルパターンに基いて閾
値を決定し、前記反射エコーレベルパターンと閾値とに
基づき接合幅を測定する過程を含むことを特徴とする。
【0010】本発明に係る接合幅測定検査装置は、2枚
の金属板の重ね合わせ面の一部を片側から溶接により接
合してなる被検対象物における前記接合部の接合幅を超
音波を用いて測定する装置であって、焦点を前記2枚の
金属板の重ね合わせ面部と対応する位置に合わせた集束
形の超音波探触子と、前記接合部及びその両側の未接合
部にわたって走査すべく前記超音波探触子と被検対象物
とを相対移動させる手段と、前記未接合部及び接合部夫
々からの反射エコーレベルを検出し、検出した反射エコ
ーレベルパターンとこれに基いて定めた閾値とに基づき
接合幅を測定する手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の本発明にあっては、反射エコーレベルパ
ターンに基づいて閾値を決定することで被検対象物の表
面形状変化,重ね合わせ面の形状変化に影響されること
なく、反射エコーレベルパターンから接合部と未接合部
とを判別し、接合部の幅寸法を正確に検出することが可
能となる。第2の本発明にあっては、集束形の超音波探
触子を用いることで正確に反射エコーを捉え、反射エコ
ーのパターンと閾値とに基づいて接合部の幅を高精度に
検出可能となる。
【0012】
【原理】以下本発明に係る接合幅測定検査方法の原理を
図面に基づき説明する。図1(a) は本発明に係る接合幅
測定検査方法の原理説明図であり、図1(a) において
1,2は鋼板、4は溶接部、5は超音波探触子を夫々示
している。鋼板1,2は相互に重ね合わされ、図1に示
す下側の鋼板2の裏面側からレーザ溶接により線状に両
鋼板1,2が溶接せしめられている。
【0013】超音波探触子5は集束形の超音波探触子で
構成され、両鋼板1,2の重ね合わせ面に焦点を合わせ
てあり、溶接された鋼板1の上面から図示しない伝播媒
体を経て超音波を入射させつつ未接合部,溶接部4,未
接合部の如く溶接部4を横切る態様で走査する。
【0014】これによって未接合部では鋼板1,2の重
ね合わせ面からの反射エコーが、また溶接部4では裏面
からの反射エコーが夫々超音波探触子5に受信される。
超音波探触子5からの発振周波数は10MHz 〜15MHz を使
用するが、測定精度及び表面形状の影響を考慮し発振周
波数を設定すればよい。
【0015】図1(b) は反射エコーの強度と超音波探触
子の移動距離との関係を示すグラフであり、横軸に超音
波探触子5の移動距離を、また縦軸に重ね合わせ面から
の反射エコー強度をとって示してある。このグラフは被
検対象物が重ね合わせ面からの反射エコーが略一定とな
る理想的な場合を示してある。本発明に係る接合幅測定
検査方法は、未接合部,溶接部4,未接合部にわたる走
査方向に点A〜Fをこの配列順序で次の如くに設定す
る。
【0016】溶接部4からの反射エコーの中心点(形状
・配置等により接合部に相当することが予想される点)
をGとし、ここから走査方向である両側に未接合部にわ
たるよう1/2 ・hづつ全体として長さhの検査範囲を定
め、その両端を点A,点Fとする。点Aは走査開始位置
であり、点Fは走査終了位置である。また点Gを中心と
してその両側に溶接部4が位置すべき許容範囲の最大値
i,j(i=jまたはi≠j)の点を点C,点Dとす
る。更にこの点C,点Dから溶接部4と反対側、即ち点
A,点F側に夫々所定寸法(通常1mm程度) 離れた点に
点B,点Eを定める。超音波探触子5を前記した点Aか
ら点F方向に移動して走査を行い、得られた反射エコー
レベルパターンについて次の処理(1) 〜(4) を行う。
【0017】(1) 基準反射エコーレベルの決定 反射エコーレベルパターンにおける未接合部である点B
〜C間の反射エコーレベルの平均値を算出し、算出値が
予め定めてある最大値,最小値の許容範囲内であれば、
これを基準反射エコーレベルとする。また算出値が許容
範囲外であれば、同じく未接合部である点D〜E間の反
射エコーレベルの平均値を算出し、この算出値が許容範
囲内であれば、これを基準反射エコーレベルとする。そ
して上記条件がいずれも満足されなかった場合は感度設
定不良として再設定を促し、再設定後に再試験を実施す
る。
【0018】基準反射エコーレベルの最大値,最小値は
被検対象物の材料,形状,適正な感度から予測される基
準反射エコーレベルの許容範囲であり、予め実験的に定
めておき、基準反射エコーレベルがこの範囲を超える場
合は感度が必要以上に高感度に設定され、又は感度が低
過ぎることを表示し、適正な感度設定を促す。
【0019】このような感度設定に際してはキャリブレ
ーション用ワーク7を用いて行う。図2(a) は自動車用
ロードホイールのキャリブレーション用ワークを示す平
面図、図2(b) は同じくその断面図である。キャリーブ
レーション用ワーク7は自動車用ロードホイールのディ
スク直径と略等しい内径を持つリング部7a外周面に、そ
の軸長方向の略中央部に全周にわたり所定の高さ, 幅を
持つ模擬溶接部たる突条部7bを設けて形成してある。リ
ング部7aの内, 外径、突条部7bは夫々自動車用ロードホ
イールの寸法に応じて設定してある。
【0020】また超音波の透過特性を左右する重要な因
子である結晶粒については実際の自動車用ロードホイー
ルの結晶粒が、例えば粒度番号No11であるとすると、キ
ャリブレーション用ワークの結晶粒は粒度番号No9〜11
の範囲で選定する。図2(c) は超音波探触子から出射さ
れる所定周波数での粒度番号と超音波の減衰係数との関
係を示すグラフである。このグラフから明らかな如く、
粒度番号9以上では減衰係数に大きな差がないことから
粒度番号No9までとすれば十分である。
【0021】図3は鋼板1の表面に形状変化が存在し、
その結果、点A〜点C領域において反射エコー強度に大
きな変化が生じている場合を示している。このような反
射エコーパターンに対し、前述した如き手順で基準反射
エコーレベルを決定することにより点B〜C間の反射エ
コー強度の平均値が図1(b) に示す基準反射エコーレベ
ルの最大値(MAX),最小値(MIN)の許容範囲内以下とな
る場合においても点D〜E間の反射エコー強度の平均値
をとることで、前述した如き表面形状の変化の影響を受
けることなく接合幅の測定が可能となる。
【0022】(2) 閾値THL の決定 閾値THL は先に決定した基準反射エコーレベルに対する
割合、例えば50%の如くにして定める。この割合につい
ては予め実験により実測接合幅と合致するよう定めてお
く。
【0023】(3) 接合部幅位置の確認 C点〜D点間において反射エコーが閾値以下となった部
分全てについて、それが重ね合わせ面の形状等に起因す
るものか、溶接部4に起因するものかを弁別し、溶接部
4に起因する領域を確認する。
【0024】図4は横軸に超音波探触子の移動距離を、
また縦軸に重ね合わせ面の反射エコー強度をとって示す
グラフであり、グラフ中溶接部4に起因する低反射エコ
ー強度領域V1 の他に、プレス加工に伴って重ね合わせ
面に生じた形状変化に起因する低反射エコー強度領域V
2 が存在している。
【0025】先ず各領域V1 ,V2 について反射エコー
強度が最も低い値を示す点から順に次のi) ,ii) ,ii
i)の判断を行う。 i) 閾値THL 以下となっている領域の両端が点C〜点D
間に位置しているか確認する。図4に示すグラフにおい
ては溶接部4に起因する低反射エコー強度領域V1 と閾
値との交点a1 ,a2 はいずれも点C〜D間に位置する
が、重ね合わせ面の形状変化に起因する低反射エコー強
度領域V2 と閾値との交点a3 ,a4 のうち点a4 は点
C〜D間に位置するが、点a3 は点C〜D間の外に位置
しており、これによって低反射エコー強度領域V2 は溶
接部4に起因する領域ではないことが確認される。
【0026】ii) 反射エコー強度が最も低い点が点Cよ
りも寸法αだけ溶接部4寄りの点C′と、点Dよりも寸
法αだけ溶接部4寄りの点D′間に存在しているかを確
認する。図4に示すグラフにおいては溶接部4に起因す
る低反射エコー強度領域V1 における反射エコー強度が
最も低い点Gは点C′〜D′間に位置するが、重ね合わ
せ面の形状変化に起因する低反射エコー強度領域V2
おける反射エコー強度が最も低い点Hは点C′〜D′間
の外に位置しており、低反射エコー強度領域V2は溶接
部4に起因する領域ではないことが確認される。
【0027】iii)閾値THL 以下となっている領域の超音
波探触子の移動距離の中心位置と、反射エコー強度が最
も低くなっている点との差が、許容値β以内であるかを
確認する。図4に示すグラフにおいては各低反射エコー
強度領域V1 ,V2 が閾値THL と交叉する点a1
2 、a3 ,a4 夫々の中心点(a1 +a2 )1/2 、
(a3 +a4 )1/2 と、各低反射エコー強度領域V1
2 夫々の反射エコー強度が最も低い点G,Hとの距離
は、溶接部4に起因する低反射エコー強度領域V1 にお
いては略一致しているが、重ね合わせ面の形状変化に起
因する低反射エコー強度領域V2 においては略βだけず
れており、これによって低反射エコー強度領域V2は溶
接部4に起因するものではないことが確認される。これ
は溶接部4からの反射エコーレベルが走査方向において
略対称形をなすのに対し、プレス加工による形状変化部
分からの反射エコーレベルは非対称形となることに基づ
く弁別法である。
【0028】上記i)〜iii)をいずれも満足する場合に、
溶接部4に起因する反射エコー強度の低下と判断し、そ
の範囲を接合幅と決定する。逆にi)〜iii)の少なくとも
いずれか1つが満足されない場合は、溶接部4以外に起
因する反射エコー強度の低下と判断する。
【0029】(4) ノイズの影響を除去 溶接部4に起因する低反射エコー強度領域V1 中に閾値
以上となるノイズが存在する場合があり、これを除去す
るために反射エコーのサンプリングピッチとサンプリン
グ速度とを適正に定める。
【0030】図5は溶接部4に起因する低反射エコー強
度領域V1 内に閾値THL よりも高いノイズが存在してい
る場合を示している。このようなノイズに影響されるこ
となく接合幅を特定するために溶接部4による接合幅と
して認識される最低値γ (例えば0.1 〜0.2mm 程度) を
設定する。またノイズは高周波成分であるから、サンプ
リング速度とサンプリングピッチとの兼ね合いで、例え
ば0.01mmピッチでサンプリングを行うことでノイズを除
去することも可能である。
【0031】(5) その他の処理 許容最低反射エコー強度 最低反射エコー強度が、基準反射エコーレベルを基準と
して定めた図1(b) に示す許容最低反射エコーレベルよ
りも高い場合には溶接部4における反射エコーレベルの
低下が不十分であり、パターン不良として検出する。 各測定個所間の最低反射エコーレベル位置 全測定終了後、1本の溶接部4について測定した複数箇
所、例えば3箇所での各々の最低反射エコーレベルを示
す点(3点)夫々の間の差が許容差δ以上の場合は検出
位置異常と判断し、自動車用ロードホイールを角度θだ
け回転して溶接部に対する測定位置をずらした後、再測
定を実施する。
【0032】以上の如き処理により真に溶接部4に起因
する反射エコー領域を確認し、この間における超音波探
触子5の移動距離から接合幅を測定する。図6は接合幅
の測定の具体例を示す説明図であり、横軸に超音波探触
子5の走査方向の各位置を、また縦軸に反射エコー強度
をとって示している。反射エコーパターンは点Bを経た
後、最初に反射エコーレベルが閾値THL より低くなった
後、再び閾値THL より高くなるときに閾値THL と交叉す
る点をPSとし、それ以後において閾値THL と交叉する点
夫々に順番にP1 ,P2 〜Pn ,Pn+1 を付与し、この
各P1 〜Pn+1 点の位置を求める。次に前述した(1) 〜
(5) の項目に基づき夫々の条件を満たさない点を除去
し、最終的に接合幅Pn ,Pn+1 を特定し、その間の幅
寸法を求める。
【0033】
【実施例】以下本発明を自動車用ロードホイールの製造
工程に適用した実施例に基づき具体的に説明する。図7
は本発明に係る接合幅測定検査方法及びその装置の構成
を示す模式図であり、図中Wは被検対象物たる自動車用
ロードホイール(以下単にワークという)、11はワーク
Wの周方向位置を設定するためのロータリテーブル、14
はワークWの検査ステージ、16はワークWをロータリテ
ーブル11から検査ステージ14へ移載するローダ、18は接
合幅測定装置本体、21〜24はコンベヤ、25〜27はいずれ
も昇降コンベヤである。
【0034】ワークWは図示しないレーザ溶接加工機か
ら取り出されてコンベヤ21, 昇降コンベヤ25にて移送さ
れ、コンベヤ22, 昇降コンベヤ26, コンベヤ24を経て次
工程に搬送される外、所定個数毎に昇降コンベヤ25から
コンベヤ23にサンプリングされ、昇降コンベヤ26から昇
降コンベヤ27に搬入される。
【0035】図8はロータリテーブル11及びワークWの
溶接部4を検出する超音波センサ12を示す半截模式図で
ある。ロータリテーブル11は昇降コンベヤ27下に配置さ
れ、台11a の上部中央に鉛直に突き出した回転軸11b に
テーブル11c を固定し、回転軸11b の下端は台11a 内の
モータ (図示せず) に連繋せしめられている。
【0036】ワークWはそのディスクW1 中心の孔を回
転軸11b に外嵌した状態でテーブル11c 上に横置載置さ
れ、テーブル11c と共に回転せしめられるようになって
いる。ワークWの回動域の外方にはリム部W2 に面し
て、超音波センサ12がスライドアクチュエータ13から延
設したロッド13a の先端部にリム部W2 の溶接部4に向
けた状態で固定されており、スライドアクチュエータ13
の動作によって超音波センサ12が溶接部4に向けて遠近
移動せしめられるようにしてある。
【0037】ロータリテーブル11を駆動し、ワークWを
回転軸11b 回りに回転させつつ超音波センサ12から超音
波を出射すると、溶接部4が存在する部分では図8(a)
に示す如く溶接部4にて反射され、超音波センサ12に入
射し、また溶接部4が存在しない部分では図8(b) に示
す如く超音波が超音波センサ12側に反射されないことと
なり、溶接部4の位置が確認されるようになっている。
溶接部4の周方向位置が特定されると、その位置でロー
タリテーブル11を停止し、ワークWを昇降コンベヤ27を
介してローダ16に移載する。ローダ16はワークWを同じ
姿勢に保持したままこれを検査ステージ14上に移動し、
検査ステージ14に移載する。
【0038】図9は検査ステージ14の拡大断面図であ
り、図中30は基台、31は機枠、32は水槽を示している。
機枠31は複数の縦梁31a,横梁31b を基台30上に立体形に
枠組して構成されており、その上部に水槽32が載置され
ている。また水槽32下の機枠31の内側には下部に昇降機
構33が、また上方に回転機構37が設けられ、この回転機
構にワークWが装着されている。
【0039】昇降機構33は基台30上に立設した4個のガ
イドロッド33a に渡して昇降台33bを摺嵌すると共に、
該昇降台33b 下に垂設したラック軸33c にピニオン33d
を噛合させ、該ピニオン33d をサーボモータM1 にて回
転駆動するようにしてあり、モータM1 の正逆駆動によ
りピニオン33d が回転し、ラック軸33c を介して昇降台
33b をガイドロッド33a に沿って昇降移動せしめるよう
になっている。なお昇降台33b の昇降位置はロータリエ
ンコーダ33e からの信号に基づいて検出可能となってい
る。
【0040】一方、回転機構37は前記昇降台33b 上に設
けた支持枠37a に、上端が水槽32内に突き出し、下端部
側に傘歯車37c を設けた回転軸37b を鉛直に軸支すると
共に、前記傘歯車37c と噛合する傘歯車37d を減速機37
e,ロータリエンコーダ37f を介在させてサーボモータM
2 に連繋せしめて構成されており、該サーボモータM2
の回転により回転軸37b を所定角度づつ回転させ、これ
に取り付けたワークWを回転せしめるようになってい
る。従って前記した昇降機構33と回転機構37との組合せ
により、ワークWは超音波探触子5に対して昇降せしめ
られると共に回転せしめられることとなる。
【0041】図10は水槽32内の回転軸上端部の拡大断面
図、図11はワークWのチャックの構成を示す拡大平面図
である。水槽32内にはその中央部底壁に穿った孔32a を
貫通して回転軸37b の上端部が水槽32内に突き出させて
あり、その上端部にはワークWを受ける支持台38及びワ
ークWを支持台38に固定するチャック39が設置され、ま
た孔32a の周囲に水密機能を備えた取付台41を回転軸37
b と同心状に設け、この取付台41の上端にスライドブロ
ック42を介して互いに直交する4方向に向けて4個の超
音波探触子5が配設されている。
【0042】支持台38は円板形に形成され、その上面に
は中心部から周方向に90°づつ隔てて放射状にガイド溝
38a を設け、この各ガイド溝38a には夫々スライドブロ
ック38b が摺動可能に配設してある。各スライドブロッ
ク38b はガイド溝38a 内に位置するガイド部38c と、該
ガイド部38c から直立させた円弧状の拘束ガイド部38d
とを備えている。各拘束ガイド部38d は相対向する中心
側に、中心部側から上方に向かうに従って外側に傾斜し
たガイド溝38e を備えており、この各ガイド溝38e にわ
たってこれに沿って昇降する中子部材38f を設けてあ
る。
【0043】中子部材38f は図10に示す如く逆四角錐台
形に形成され、その四側面から外方に張出して前記ガイ
ド溝38e に摺嵌するガイド突部38g を備えると共に、下
部中心部は回転軸37b 内に形成してあるシリンダ40のピ
ストンの軸40a に連結され、軸40a を空気圧により押し
上げると中子部材38f が上昇し、これに拘束ガイド部38
d にて連繋する各スライドブロック38b が中心側に引寄
せられ、ワークWに対する固定を解除するようにしてあ
る。
【0044】また前記ピストンと支持台38との間には押
しばね40b が配設されており、該押しばね40b にて常時
下方に、換言すれば各スライドブロック38b を外方向、
つまりワークWを拘束する側に付勢されており、空気圧
を解放すると押しばね40b にて各スライドブロック38b
が外方に移動せしめられ、ワークWを支持台38上に固定
するようになっている。
【0045】一方、超音波探触子5の取付台41は図12に
示す如く平面視で十文字形をなし、その四方向には放射
状にガイド溝41a が形成され、夫々のガイド溝41a には
スライドブロック41b を介して超音波探触子5が互いに
直交するよう外方に向けて配設されている。
【0046】図13は取付台41に装着した気泡除去ワイパ
ーを示す模式図であり、ワイパー45はワークWの回転方
向に対し超音波探触子5の前側に位置し、超音波探触子
5からの超音波を入射すべきワークWの位置に摺接して
おり、発生した気泡を除去するようになっている。
【0047】水槽32内にワークWを浸漬した場合、水槽
32の水とワークWとに温度差が存在するとワークWの表
面に気泡が発生し、超音波を入射する上での障害とな
る。そこでワークWを支持台38上に載置し、チャック39
で固定した後、超音波探触子5からの超音波の出射に先
立って支持台38を所定角度θだけ空転させた後、超音
波を出射することとすればワイパー45により気泡の除去
された部分に超音波が入射されることとなる。
【0048】図14(a) は気泡が発生した状態のまま超音
波を入射したときの反射エコーパターンを、また図14
(b) は気泡除去後の反射エコーパターンを夫々示してい
る。これから明らかなように反射エコー強度に大きな差
異があり、気泡を残したままの測定は大きな誤差要因と
なることが解る。
【0049】図15は各超音波探触子5と測定装置本体18
との主要構成部分を示すブロック図である。各超音波探
触子5は測定装置本体18, 超音波発受信部18a に接続さ
れており、該超音波発受信部18a からの信号に基づき超
音波を発振し、また反射エコーを受信する。超音波発受
信部18a は入力された超音波反射エコーをA/D コンバー
タ18b を通じてコンピュータ18c に入力し、別途入力さ
れたワークWの回転位置信号,上下位置信号と共にプリ
ンタ18d へ出力するようになっている。
【0050】図16は溶接部4に対する超音波探触子5の
走査パターンの一例を示す説明図であり、前述した昇降
機構33と回転機構37との動作を適宜組合せることによっ
て、超音波探触子5を破線で示す如くq〜vに示す順序
で溶接部4をその長手方向の複数個所、通常は3ヶ所で
横切る如くに走査を行わせる。
【0051】次に本発明方法の手順を図17〜図21に示す
フローチャートと共に説明する。先ずサーボモータ
1 ,M2 を駆動し(ステップS1) 、昇降機構33, 回転
機構37を夫々原点位置に復帰させる (ステップS2) 。ま
たチャック39等を待機位置へ設定する (ステップS3) 。
これによって測定終了LED,自動測定開始LED が夫々点灯
する (ステップS4,S5)。
【0052】ワークWがセットされたか否かを判断し
(ステップS6) 、ワークWがセットされない場合は終了
か否かを判断し、またセットされたときはチャック39を
動作させ、ワークWを載置台上に固定する (ステップS
7) 。ワークWを測定開始位置へ移動し (ステップS8)
、記録装置を動作させ (ステップS9) 、ワイパー45に
て気泡を除去すべくワークWを図13に示す如くθだけ回
転させてワークW面の気泡の除去を行い (ステップS1
0)、そのままワークWを水槽32内の測定下端位置まで下
降して(ステップS11)、超音波探触子5による走査を行
う。下端に達したか否かを判断し (ステップS12)、下端
に到着していない場合には次の計測点か否かを繰返し判
断する (ステップS13 〜S16)。
【0053】下端に到着している場合には反射エコーデ
ータの良否を判定する (ステップS17,S18)。即ち正常で
ある場合には次の計測点への移動を行い (ステップS1
9)、不正常である場合には何度目の異常かを判断し (ス
テップS20)、1度目である場合にはプレス加工による形
状変化部分を回避するために支持台38を回転させて走査
位置を変更し( ステップS21)、また2度目の異常である
場合にはエラーマークの表示を行う(ステップS22)。更
に3度目か否かを判断し、3度目でない場合にはステッ
プS11 に戻る (ステップS23)。
【0054】ピッチデータのファイルのストアを行い
(ステップS24)、一の溶接部4に対し3回の走査を行っ
たか否かを判断し(ステップS25)、終了していない場合
はステップS11 に戻り、また終了している場合は待機点
へ移動指令を発し (ステップS26)、ワークWの良否判断
を行う (ステップS27)。ワークWの良否を判断し (ステ
ップS28)、良と判断した場合はチャックを解除し (ステ
ップS29)、またワークWが不良と判断した場合は再度検
査を行うか、次のワークWを検査するかを判断する(ス
テップS30)。測定終了LED,自動測定開始LED を点灯し
(ステップS31,S32)、結果をプリントアウトさせ (ステ
ップS33)、結果データをLOT ファイルストアし (ステッ
プS34)、ステップS6に戻る。次のワークWを検査する場
合には前述のステップS29 に進み、また再検の場合には
ステップS11 に戻って前述の過程を反復する。
【0055】図20は反射エコーデータの判定過程を示す
フローチャートである。先ず 基準反射エコー強度の許容最小値≦点B, C間の反射エコーレベルの平均値≦99 …(1) が成立するか否かを判断し (ステップS40)、この条件が
満たされている場合は点B, C間の反射エコー強度の平
均値を基準反射エコーレベルとし(ステップS41)、 点C, D間の最低反射エコー強度<接合部の許容最低反射エコー強度 …(2) を満足するか否かを判断し (ステップS42)、満足する場
合にはその領域について接合幅の判定を行い (ステップ
S43)、終了する。
【0056】またステップS40 の判断において(1) 式が
満たされない場合は下記(3) 式 基準反射エコー強度の許容最小値≦点D, E間の反射エコーレベルの平均値 …(3) が満たされるか否かを判断し (ステップS44)、満たされ
る場合には下記(4) 式 点D, E間の反射エコーの平均値≦99 …(4) が満たされるか否かを判断し (ステップS45)、満たされ
る場合には点D, E間の反射エコーレベル平均値を基準
反射エコーレベルとし(ステップS46)、ステップS42 に
進み前述の過程を行う。
【0057】更にステップS44,S45 において(3),(4) 式
を満たさない場合には感度が高過ぎ又は低過ぎのエラー
表示し (ステップS47)、またステップS42 において(4)
式が満たされない場合には、溶接不良エラーを表示し
(ステップS48)、接合幅を零とし (ステップS49)、終了
する。
【0058】図21はワークWの良否判定の処理過程を示
すフローチャートである。各一の溶接部4について行っ
た3個の走査で夫々における3つの反射エコーレベル夫
々の最小値の差が、その許容値δよりも大きいか否かを
判断し(ステップS51)、大きい場合はステップS59 に進
んで不良品の処理を行い、また小さい場合は3ヶ所の走
査結果のうち両端の走査結果か否かを判断し (ステップ
S52)、両端の走査結果である場合には夫々について良か
否かを判断し (ステップS53)、また両端でない場合は片
端が良か否かを判断し (ステップS54)、夫々良の場合は
中央の走査結果か、両端の走査結果かを判断する (ステ
ップS55)。
【0059】中央の走査結果, 又は両端の走査結果であ
る場合は夫々が共に良か否かを判断し (ステップS56)、
いずれか一方の場合は中央, 両端の走査結果のどちらが
良かを判断する (ステップS57)。夫々良の場合は良品処
理を行い (ステップS58)、また夫々不良の場合には不良
品処理を行い (ステップS59)、終了する。
【0060】
【発明の効果】以上の如く本発明方法にあっては反射エ
コーレベルパターンに基づいて接合部を特定し、その接
合幅を求めることとしているから、接合幅を非破壊で正
確に測定し、接合状態の適否を検出することが出来るこ
ととなる。また本発明装置にあっては集束形の超音波探
触子を用いて反射エコーレベルパターンと閾値との対比
により従来の探傷用設備を利用して接合幅を正確、且つ
迅速に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接合幅測定検査方法の原理説明図
である。
【図2】本発明に係る接合幅測定検査方法において感度
設定に用いるキャリブレーションワークの説明図であ
る。
【図3】本発明に係る接合幅測定検査方法による接合幅
を求める過程を示す説明図である。
【図4】本発明に係る接合幅測定検査方法による接合幅
を求める過程を示す説明図である。
【図5】本発明に係る接合幅測定検査方法による接合幅
を求める過程を示す説明図である。
【図6】実際の反射エコーパターンに基づき接合幅を求
める過程を示す説明図である。
【図7】本発明に係る接合幅測定検査装置を自動車用ロ
ードホイールの検査に用いた場合を示す模式図である。
【図8】ロータリテーブルの半截模式図である。
【図9】検査ステージの拡大断面図である。
【図10】水槽及びその内部の拡大断面図である。
【図11】支持台及びチャックの拡大平面図である。
【図12】超音波探触子及び取付台の拡大平面図であ
る。
【図13】気泡除去用のワイパーの配置を示す模式図で
ある。
【図14】気泡除去前,後と反射エコー強度との関係を
示すグラフである。
【図15】測定検査装置本体の構成を示すブロック図で
ある。
【図16】溶接部に対する超音波探触子の走査パターン
の一例を示す説明図である。
【図17】本発明方法及び装置による動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図18】本発明方法及び装置による動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図19】本発明方法及び装置による動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図20】本発明方法及び装置による動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】本発明方法及び装置による動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】一般的な自動車用ロードホイールの溶接部を
示す説明図である。
【図23】溶接部と未接合部とからの超音波反射エコー
の例を示す説明図である。
【図24】従来の接合部の接合幅測定方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1,2 鋼板 4 溶接部 5 超音波探触子 7 キャリブレーション用ワーク 11 ロータリテーブル 14 検査ステージ 18 測定検査装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 和夫 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 河村 勝己 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 会田 徹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の金属板の重ね合わせ面の一部を片
    側から溶接により接合してなる被検対象物における前記
    接合部の接合幅を超音波を用いて測定する方法であっ
    て、超音波を前記溶接面と反対側の面から入射して接合
    部及びその両側の未接合部にわたって走査し、反射エコ
    ーを検出し、検出した反射エコーレベルパターンに基い
    て閾値を決定し、前記反射エコーレベルパターンと閾値
    とに基づき接合幅を測定する過程を含むことを特徴とす
    る接合幅測定検査方法。
  2. 【請求項2】 超音波探触子として焦点を2枚の金属板
    の重ね合わせ面と対応する位置に設定した集束形の超音
    波探触子を用いる請求項1記載の接合幅測定検査方法。
  3. 【請求項3】 2枚の金属板の重ね合わせ面の一部を片
    側から溶接により接合してなる被検対象物における前記
    接合部の接合幅を超音波を用いて測定する装置であっ
    て、焦点を前記2枚の金属板の重ね合わせ面部と対応す
    る位置に合わせた集束形の超音波探触子と、前記接合部
    及びその両側の未接合部にわたって走査すべく前記超音
    波探触子と被検対象物とを相対移動させる手段と、前記
    未接合部及び接合部夫々からの反射エコーレベルを検出
    し、検出した反射エコーレベルパターンとこれに基いて
    定めた閾値とに基づき接合幅を測定する手段とを具備す
    ることを特徴とする接合幅測定検査装置。
JP25074693A 1993-09-10 1993-10-06 変換器 Expired - Lifetime JP3265756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25074693A JP3265756B2 (ja) 1993-09-10 1993-10-06 変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25074693A JP3265756B2 (ja) 1993-09-10 1993-10-06 変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0783645A true JPH0783645A (ja) 1995-03-28
JP3265756B2 JP3265756B2 (ja) 2002-03-18

Family

ID=42315732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25074693A Expired - Lifetime JP3265756B2 (ja) 1993-09-10 1993-10-06 変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3265756B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126068A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd レーザ溶接継手の検査方法及び検査装置
WO2017026483A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 国立大学法人 九州工業大学 半導体検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126068A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd レーザ溶接継手の検査方法及び検査装置
JP4614219B2 (ja) * 2004-10-29 2011-01-19 川崎重工業株式会社 レーザ溶接継手の検査方法及び検査装置
WO2017026483A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 国立大学法人 九州工業大学 半導体検査装置
JPWO2017026483A1 (ja) * 2015-08-10 2018-06-07 国立大学法人九州工業大学 半導体検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3265756B2 (ja) 2002-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6155117A (en) Edge detection and seam tracking with EMATs
JP2012122807A (ja) ろう接接合部の超音波探傷装置および方法
JP3723555B2 (ja) 溶接部の超音波検査方法
JPH01192486A (ja) スポット溶接電極検査方法
CN116858933A (zh) 一种用相控阵超声检测不锈钢薄壁小径管焊缝质量的方法
JPH0783645A (ja) 接合幅測定検査方法及びその装置
JP6591282B2 (ja) レーザ超音波検査方法、接合方法、レーザ超音波検査装置、および接合装置
JP2004500560A (ja) 溶接構造タービンロータの溶接継目の超音波検査方法
KR102319759B1 (ko) 프로브의 가동 범위 설정 장치 및 가동 범위 설정 방법
CN111522794B (zh) 焊缝缺陷种类分析用超声波角度谱数据库建立方法及基于该数据库的缺陷定性方法
JP3719879B2 (ja) 超音波検査方法及び装置
JPH07190995A (ja) 超音波による溶接欠陥検出方法およびその装置
JP2596090B2 (ja) スポット溶接部の検査方法
KR101677604B1 (ko) 깊이를 포함하는 용접 품질을 초음파로 검사하는 방법 및 장치
JP2750844B2 (ja) 湿式水中片側溶接の裏波監視方法
JP3745628B2 (ja) 溶接部の検査方法及び超音波探傷装置
JP3647610B2 (ja) 超音波探傷装置及び欠陥識別支援装置
JP2682390B2 (ja) 溶接部の超音波探傷装置
KR100927249B1 (ko) 초음파를 이용한 레이저 용접부의 용입폭 측정방법
JP4369699B2 (ja) 摩擦撹拌接合部の検査方法
JP4614219B2 (ja) レーザ溶接継手の検査方法及び検査装置
JP3442899B2 (ja) 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法
JP2001074712A (ja) 小径配管溶接部の超音波探傷検査装置及び検査方法
JP2002243705A (ja) 薄肉管溶接部の検査方法及び装置
JPS5826550B2 (ja) 二探触子を利用する超音波探傷方法及びその装置