JP3442899B2 - 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法 - Google Patents

基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法

Info

Publication number
JP3442899B2
JP3442899B2 JP07912695A JP7912695A JP3442899B2 JP 3442899 B2 JP3442899 B2 JP 3442899B2 JP 07912695 A JP07912695 A JP 07912695A JP 7912695 A JP7912695 A JP 7912695A JP 3442899 B2 JP3442899 B2 JP 3442899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
stb
defect
ultrasonic
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07912695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08278297A (ja
Inventor
健 畑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP07912695A priority Critical patent/JP3442899B2/ja
Publication of JPH08278297A publication Critical patent/JPH08278297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442899B2 publication Critical patent/JP3442899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準試験片STB−A
3を用いて超音波探傷試験を行う際に使用される基準欠
陥探傷用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波探傷装置を用いると溶接部の欠陥
探傷を行うことができる。その探傷結果は通常、欠陥エ
コーの検出時間すなわち欠陥位置を横軸、エコー高さ
(欠陥エコーの振幅)を縦軸としてモニタ上に表示され
る。
【0003】図5(a)は溶接部の内部にある欠陥と超
音波探傷装置の超音波探触子(以下、プローブと呼ぶ)
との位置関係を示す図、図5(b)は横軸を欠陥エコー
のビーム路程、縦軸をエコー高さとした図である。図5
(a)では、プローブ2の位置(探傷の起点からの水平
距離)をYP、超音波の伝搬距離(ビーム路程)をWF
探傷の起点と欠陥との水平距離(欠陥位置)をYF、欠
陥深さをZF、プローブ2の屈折角をθとしている。こ
の場合、欠陥位置YFは(1)式で、欠陥深さZF
(2)式で表される。
【0004】
【数1】YF=YP−WF・sinθ …(1) ZF=WF・cosθ …(2)
【0005】欠陥エコーのエコー高さは、欠陥部分で反
射される超音波の音圧に比例し、通常は欠陥が大きいほ
どエコー高さが高くなる。ところが、使用するプローブ
2の種類や超音波探傷装置の感度等が異なると、同一の
欠陥を探傷してもエコー高さに違いが生じ、検出した欠
陥がどの程度の大きさなのか、また欠陥が合否を判定す
る基準内にあるか否かを客観的かつ正確に判定できなく
なる。
【0006】このため、予め決められた寸法や形状を有
する基準欠陥に超音波を照射し、基準欠陥からの反射エ
コーのエコー高さによって超音波探傷装置の性能評価を
行う方法がJIS Z 3060で定められている。
【0007】図6,7はJIS Z 3060で使用される標準試
験片の外形図であり、図6の標準試験片はSTB−A2
と呼ばれ、図7の標準試験片はSTB−A3と呼ばれて
いる。いずれの標準試験片にもφ4×4の平底穴(以
下、基準欠陥と呼ぶ)101が形成されており、この基
準穴101が超音波探傷装置の性能評価のために一般に
使用される。
【0008】なお、STB−A3には、φ4×4の基準
欠陥101の他に、φ8の貫通穴102,103が2個
設けられており、これら貫通穴102,103は主にプ
ローブ2の屈折角の評価に用いられる。その他、STB
−A3の曲面部分Rはプローブ2の入射点の評価等にも
用いられる。このように、STB−A3内部の各部分を
用いることで種々の性能評価を行えるが、本明細書では
φ4×4の基準欠陥101を基準欠陥として使用する場
合について説明する。
【0009】φ4×4の基準欠陥101を用いて探傷試
験を行う場合、超音波探傷装置のプローブ2は、図8に
示すようにSTB−A2またはSTB−A3の上面また
は下面に置かれる。そして、プローブ2から基準欠陥1
01に向けて超音波を放射し、基準欠陥101からの反
射エコーを検出する。検出された反射エコーのピーク位
置は、図9に示すように超音波探傷装置のモニタ上に表
示される。
【0010】以上の作業を図8に示すようにプローブ2
を0.5スキップ単位で移動させて行い、各位置での反
射エコーのピーク位置を線で結んだ図10に示すような
線図をモニタ上に表示する。図10において、H線は感
度補正しない場合の線図、M線は感度を−6dB調整し
た場合の線図、L線は感度を−12dB調整した場合の
線図、U線は感度を+6dB調整した場合の線図をそれ
ぞれ示す。これら各線図はエコー高さ区分線と呼ばれ、
また各線図の間隔は領域I〜IVとして互いに区別され
る。
【0011】図11は被検体内部の欠陥を分類するため
の欠陥分類図である。図11に示す欠陥分類図は、欠陥
エコーの属する領域と被検体の板厚とをパラメータとし
て欠陥を分類するものである。すなわち、実際に被検体
を探傷して得た欠陥エコーが図11の領域I〜IVのどの
領域にあるかを特定し、また被検体の板厚を検出し、こ
れら領域と板厚とをパラメータとして欠陥を1類〜4類
に分類する。なお、数字が大きい類ほど欠陥のサイズが
大きいことを示す。
【0012】図11の欠陥分類図を用いるためには、そ
の前段階として図10のエコー区分線を作成する必要が
あり、エコー区分線は通常、図6に示す標準試験片ST
B−A2を用いて作成される。ところが、STB−A2
はサイズが大きくかつ重いため、作業現場では小型軽量
で携帯性に優れるSTB−A3を用いることが多い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来はSTB−
A3上にプローブ2を位置決めするための有効な手段が
なく、図12に示すように、プローブ2から送信された
超音波が基準欠陥101に命中せずにその脇を通過して
端面で反射され、その端面からの反射エコーがプローブ
2に受信されることがあった。
【0014】ところが、STB−A3は、基準欠陥10
1と端面との距離が約10mmと近接しているため、受
信された反射エコーが基準欠陥101で反射されたもの
なのか、端面で反射されたものなのか区別しにくく、端
面からの反射エコーを基準欠陥からの反射エコーとして
誤って検出するおそれがある。
【0015】このようなおそれを回避するため、通常は
スケール等を用いてプローブ2の入射点から基準欠陥ま
での水平距離を測定し、得られた反射エコーが基準欠陥
で反射されたものなのかどうかを確認していた。ところ
が、このような確認は慣れない作業者にとっては難しく
かつ時間もかかるため、STB−A3の基準欠陥を用い
て探傷するには、かなりの熟練を要していた。
【0016】本発明の目的は、標準試験片STB−A3
のφ4×4の基準穴からの反射エコーを簡易かつ正確に
検出できる基準欠陥用治具を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
づけて本発明を説明すると、本発明は、φ4×4の基準
欠陥101を有する標準試験片STB−A3の上面また
は下面に載置可能な基準欠陥探傷用治具であって、超音
波探触子2の走査方向を規定するガイド部11を治具1
に備え、ガイド部11に超音波探触子2を当接させた状
態で超音波探触子2から超音波を送信したときに、送信
された超音波を基準欠陥101の略中央部に照射できる
ように、ガイド部11を治具1の長手方向に対して斜め
方向に設けることにより、上記目的は達成される。請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載の基準欠陥用治具
において、治具1の外側端面の形状とSTB−A3の端
面の形状とを略等しくし、かつ治具1の外形寸法とST
B−A3の外形寸法とを略等しくしたものである。請求
項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の基準欠
陥用治具において、基準欠陥101からのSTB−A3
の面方向に沿った距離を示す目盛をガイド部11に沿っ
て設けるものである。請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の基準欠陥用治具において、治具1の対向する
2面をそれぞれSTB−A3に載置可能とし、STB−
A3に載置された面と対向する面方向から目盛を確認で
きるように治具1を透明な材質で形成したものである。
請求項5に記載の発明は、φ4×4の基準欠陥101を
有する標準試験片STB−A3の上面または下面に載置
可能とされ、かつ超音波探触子2の走査方向を規定する
ガイド部11を有し、かつSTB−A3の端面の形状と
略等しい形状を有し、かつSTB−A3の端面の外形寸
法と略等しい外形寸法を有する基準欠陥探傷用治具を用
いた超音波探傷方法であって、治具1の外側端面とST
B−A3の端面とを略面一に位置合わせし、ガイド部1
1に超音波探触子2を当接させながら移動させて超音波
探触子2を位置決めし、位置決め終了後に基準欠陥10
1に向けて超音波を送信し、基準欠陥101で反射され
た超音波を受信した結果に基づいて探傷試験を行うこと
により、上記目的は達成される。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明では、超音波探触子2の
走査方向を規定するガイド部11を治具1に設け、超音
波探傷試験を行う場合には、ガイド部11に超音波探触
子2を当接させた状態で超音波探触子2から超音波を送
信する。また、ガイド部11を治具1の長手方向に対し
て斜め方向に設けることにより、超音波探触子2から送
信された超音波を基準欠陥101の略中央部に照射でき
るようにする。請求項2に記載の発明では、治具1の外
側端面の形状とSTB−A3の端面の形状とを略等しく
し、かつ治具1の外形寸法とSTB−A3の外形寸法と
を略等しくすることで、治具1の外側端面とSTB−A
3の端面とを略面一に位置合わせできるようにし、この
ように位置合わせした状態で探傷試験を行う。請求項3
に記載の発明では、基準欠陥101からのSTB−A3
の面方向に沿った距離、すなわち基準欠陥101からの
水平距離を示す目盛をガイド部11に沿って設け、超音
波探触子2の位置決めを容易にする。請求項4に記載の
発明では、STB−A3の上面および下面のどちらの面
に治具1を載置しても探傷試験を行えるようにし、どち
らの面に載置しても、その面に対向する面方向から目盛
を確認できるようにする。請求項5に記載の発明では、
探傷試験を行う前に、まず治具1の外側端面とSTB−
A3の端面とを略面一に位置合わせし、次に、治具1の
ガイド部11に超音波探触子2を当接させながら移動さ
せ、所定位置に位置決めする。次に、超音波探触子2か
ら基準欠陥101に向けて超音波を送信し、基準欠陥1
01で反射された超音波を受信し、その受信結果に基づ
いて探傷試験を行う。
【0019】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0020】
【実施例】以下、図1〜4を参照して本発明による基準
欠陥用治具の一実施例を説明する。図1は標準試験片S
TB−A3を用いた探傷試験に使用される基準欠陥用治
具の一実施例の形状を示す図である。図示のように、本
実施例の治具1は略L字形状の透明な樹脂等(例えば、
アクリル板)で形成されており、治具1の外側端面はS
TB−A3の端面と同一形状に加工され、かつ治具1の
外形寸法とSTB−A3の外形寸法は略等しくされてい
る。
【0021】また、治具1はその長手方向に対して斜め
に延びるガイド部11を有しており、このガイド部11
に沿って目盛12が付けられている。この目盛12は、
標準試験片上のφ4×4の基準欠陥101からの水平距
離をミリ(mm)単位で示したものである。さらに、基
準欠陥101からの水平距離を即座に把握できるよう
に、所定の目盛位置(15,25,30,40,50,80mm)には数値
が表示されている。
【0022】ガイド部11は不図示の超音波探傷装置の
プローブ(超音波探触子)2の走査方向を規定するもの
であり、プローブ2はガイド部11に当接された状態で
前後に走査される。また、治具1をSTB−A3上に位
置合せし、かつガイド部11にプローブ2を当接させた
状態で超音波を放射したときに、基準欠陥101の中央
部に超音波が照射されるように、ガイド部の角度は予め
調整されている。
【0023】図2は、プローブ2の屈折角と、0.5ス
キップおよび1スキップ水平距離との関係を示す図であ
る。図示のように、プローブ2の屈折角が変化すると、
それに応じて0.5および1スキップ水平距離も変化す
る。このため、図1のように治具1に目盛12を付ける
ことで、使用するプローブ2の屈折角に応じたスキップ
位置を即座に設定できるようになる。
【0024】図3は図1に示す治具1をSTB−A3の
下面に載置した図であり、図3(a)は側面方向から見
た図、図3(b)は下面側から見た図である。以下、本
実施例の治具1の使用方法を図3に基づいて説明する。
なお、図3は屈折角が70度のプローブ2を用いて1ス
キップ位置で欠陥探傷を行う例を示している。
【0025】まず、STB−A3の下面に治具1を載置
する。その際、STB−A3の端面と治具1の外側端面
とが略面一になるように位置合わせする。そして、プロ
ーブ2を治具1のガイド部11に当接させる。これによ
り、プローブ2から送信された超音波(図示の一点鎖
線)はφ4×4の基準欠陥101の中心付近に照射され
るようになる。
【0026】プローブ2の屈折角が70度のときの1ス
キップ水平距離は図2に示すように82.4mmである
ため、82mmの付近の目盛位置にプローブ2を移動さ
せ、ガイド部11に当接させながら前後にプローブ2を
走査して欠陥エコーを検出し、欠陥エコーのピーク位置
を検出する。
【0027】一方、0.5スキップ位置で探傷する場合
は、治具1を裏返しにしてSTB−A3の上面に載置
し、0.5スキップ水平距離である41.2mmのの付
近の目盛位置にプローブ2を移動させて欠陥エコーの検
出を行う。
【0028】このように、本実施例によれば、プローブ
2の走査をガイドするガイド部11を備えた治具1をS
TB−A3の上面または下面に載置し、プローブ2をガ
イド部11に当接させた状態でプローブ2から超音波を
送信したときに、超音波がSTB−A3の基準欠陥10
1の略中央部に照射されるようにしているため、プロー
ブ2からの超音波が誤ってSTB−A3の端面で反射さ
れるおそれがなくなり、端面からの反射エコーを誤って
検出するという従来の問題が解消される。
【0029】また、基準欠陥101からの水平距離を示
す目盛12をガイド部11に沿って設けるため、プロー
ブ2の位置決めを簡易かつ正確に行える。さらに、屈折
角の異なるプローブ2を用いて探傷試験を行う場合で
も、目盛12を目安にすることで各プローブ2に対応す
るスキップ位置を簡易かつ正確に設定できる。
【0030】図1の治具1は、所定間隔ごとに目盛位置
を示す数値を表示しているが、例えば屈折角の異なる複
数のプローブ2ごとに所定のスキップ位置に目印を表示
してもよい。例えば、図4はプローブ2の屈折角が45
度、60度、70度のそれぞれについて、0.5スキッ
プ水平距離位置および1スキップ水平距離位置に目印を
付けたものである。具体的には、屈折角が45度のとき
には黒丸印を、屈折角が60度のときには黒四角印を、
屈折角が70度のときには黒三角印を付けている。図示
のような目印を付けることで、プローブ2の位置決めを
より一層簡易に行える。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、治具にガイド部を設け、このガイド部に超音波探
触子を当接させた状態で超音波探触子から超音波を送信
すると、超音波がSTB−A3上の基準欠陥の略中央部
に照射されるようにしたため、基準欠陥からの反射エコ
ーを確実に検出でき、超音波探傷試験を精度よく行え
る。すなわち、従来のように、STB−A3の端面から
の反射エコーを誤って検出するおそれがなくなる。ま
た、超音波探触子はガイド部に当接させた状態で動かせ
ばよいため、超音波探触子を位置決めしやすくなり、こ
れにより、位置決め時の誤差も少なくできる。請求項2
に記載の発明によれば、治具の外側端面の形状とSTB
−A3の端面の形状とを等しくし、かつ治具の外形寸法
とSTB−A3の外形寸法とを略等しくするため、ST
B−A3上に治具を位置決めしやすくなる。すなわち、
治具の外側端面とSTB−A3の端面とが略面一になる
ように載置すればよいため、治具を簡易かつ正確に位置
決めできる。請求項3に記載の発明によれば、基準欠陥
からのSTB−A3の面方向に沿った距離、すなわち基
準欠陥からの水平距離を示す目盛をガイド部に沿って設
けたため、目盛を目安にして超音波探触子を位置決めで
き、位置決め時の誤差を少なくできる。請求項4に記載
の発明によれば、STB−A3の上面および下面の両面
に治具を載置できるようにしたため、異なる複数のスキ
ップ単位で探傷試験を行うことができる。また、治具を
裏返して載置しても目盛が確認できるように透明な材質
で治具を形成するため、STB−A3の上面または下面
のどちらの面に載置しても、同一精度で超音波探触子を
位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】STB−A3を用いた探傷試験に使用される一
実施例の治具の形状を示す図。
【図2】プローブの屈折角と、0.5スキップおよび1
スキップ水平距離との関係を示す図。
【図3】屈折角70度のプローブを用いて1スキップ位
置で欠陥探傷を行う例を示す図。
【図4】プローブの屈折角が45度、60度および70
度のそれぞれについて、0.5スキップおよび1スキッ
プ水平距離位置に目印を付けた例を示す図。
【図5】(a)は溶接部の内部にある欠陥と超音波探傷
装置のプローブとの位置関係を示す図、(b)は横軸を
欠陥エコーの検出時間、縦軸をエコー高さとした図。
【図6】標準試験片STB−A2の外形図。
【図7】標準試験片STB−A3の外形図。
【図8】標準試験片とプローブとの位置関係を示す図。
【図9】モニタに表示される欠陥探傷結果を示す図。
【図10】各プローブ位置での反射エコーのピーク位置
を線で結んだ図。
【図11】被検体内部の欠陥を分類するための欠陥分類
図。
【図12】プローブからの超音波が位置ずれを起こして
端面で反射された状態を示す図。
【符号の説明】
1 治具 2 プローブ 11 ガイド部 12 目盛

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 φ4×4の基準欠陥を有する標準試験片
    STB−A3の上面または下面に載置可能な基準欠陥探
    傷用治具であって、 前記治具は超音波探触子の走査方向を規定するガイド部
    を有し、 前記ガイド部に前記超音波探触子を当接させた状態で前
    記超音波探触子から超音波を送信したときに、前記送信
    された超音波を前記基準欠陥の略中央部に照射できるよ
    うに、前記ガイド部を前記治具の長手方向に対して斜め
    方向に設けたことを特徴とする基準欠陥探傷用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基準欠陥用治具におい
    て、 前記治具の外側端面の形状と前記STB−A3の端面の
    形状とを略等しくし、かつ前記治具の外形寸法と前記S
    TB−A3の外形寸法とを略等しくしたことを特徴とす
    る基準欠陥用治具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基準欠陥用治
    具において、 前記基準欠陥からの前記STB−A3の面方向に沿った
    距離を示す目盛を前記ガイド部に沿って設けたことを特
    徴とする基準欠陥用治具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基準欠陥用治具におい
    て、 前記治具の対向する2面はそれぞれ前記STB−A3に
    載置可能とされ、前記STB−A3に載置された面と対
    向する面方向から前記目盛を確認できるように前記治具
    を透明な材質で形成したことを特徴とする基準欠陥用治
    具。
  5. 【請求項5】 φ4×4の基準欠陥を有する標準試験片
    STB−A3の上面または下面に載置可能とされ、かつ
    超音波探触子の走査方向を規定するガイド部を有し、か
    つ前記STB−A3の端面の形状と略等しい形状を有
    し、かつ前記STB−A3の端面の外形寸法と略等しい
    外形寸法を有する基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探
    傷方法であって、 前記治具の外側端面と前記STB−A3の端面とを略面
    一に位置合わせし、前記ガイド部に前記超音波探触子を
    当接させながら移動させて前記超音波探触子を位置決め
    し、位置決め終了後に前記基準欠陥に向けて超音波を送
    信し、前記基準欠陥で反射された超音波を受信した結果
    に基づいて探傷試験を行う基準欠陥用治具を用いた超音
    波探傷方法。
JP07912695A 1995-04-04 1995-04-04 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法 Expired - Fee Related JP3442899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07912695A JP3442899B2 (ja) 1995-04-04 1995-04-04 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07912695A JP3442899B2 (ja) 1995-04-04 1995-04-04 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08278297A JPH08278297A (ja) 1996-10-22
JP3442899B2 true JP3442899B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=13681254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07912695A Expired - Fee Related JP3442899B2 (ja) 1995-04-04 1995-04-04 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3442899B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101832747A (zh) * 2010-04-27 2010-09-15 常州亿晶光电科技有限公司 太阳能电池组件中层压件表面凹、凸缺陷检测工具

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938457B2 (en) * 2003-10-08 2005-09-06 General Electric Company Phased array ultrasonic reference block
CN106404920A (zh) * 2016-06-15 2017-02-15 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 一种复合材料r角结构超声检测用对比试块
CN113655116B (zh) * 2020-05-12 2023-10-03 中车唐山机车车辆有限公司 一种超声波探伤的辅助装置以及判断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101832747A (zh) * 2010-04-27 2010-09-15 常州亿晶光电科技有限公司 太阳能电池组件中层压件表面凹、凸缺陷检测工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08278297A (ja) 1996-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2298085C (en) Edge detection and seam tracking with emats
US6948369B2 (en) Methods for ultrasonic inspection of spot and seam resistance welds in metallic sheets and a spot weld examination probe system (SWEPS)
US20160231291A1 (en) Gating methods for use in weld inspection systems
CN112763574B (zh) 一种用于铝合金薄板对焊接缝的相控阵超声检测方法
JP2007046913A (ja) 溶接構造体探傷試験方法、及び鋼溶接構造体探傷装置
CN105021142A (zh) 一种激光搭接焊缝宽度的测量方法和所用装置
KR20100124242A (ko) 위상배열 초음파 탐상을 위한 보정(대비)시험편 및 보정절차
US5005420A (en) Ultrasonic method for measurement of depth of surface opening flaw in solid mass
JP3723555B2 (ja) 溶接部の超音波検査方法
JP3442899B2 (ja) 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法
JP2001021542A (ja) 溶接線横割れ欠陥長さ測定方法
JP4559931B2 (ja) 超音波探傷方法
KR20100124238A (ko) 위상배열 초음파 탐상을 위한 보정(대비)시험편 및 보정절차
CN113655116B (zh) 一种超声波探伤的辅助装置以及判断方法
JP3761292B2 (ja) ホイール組付溶接部の超音波測定法
JP3497984B2 (ja) 超音波探傷装置
JP3745628B2 (ja) 溶接部の検査方法及び超音波探傷装置
KR100602769B1 (ko) 초음파 탐상용 비교 시험편
JPH0513263B2 (ja)
JPS6086462A (ja) 超音波探傷システム
JP2747825B2 (ja) 超音波断層検出方法および装置
JP4614219B2 (ja) レーザ溶接継手の検査方法及び検査装置
CN220438245U (zh) 一种焊缝超声波检测试块
CN219715326U (zh) 用于钢管焊缝焊趾部位缺陷的检测装置
CN212228827U (zh) 一种数字式超声波探伤仪

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees