JPH078320B2 - リネン仕分け装置 - Google Patents

リネン仕分け装置

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JPH078320B2
JPH078320B2 JP61286707A JP28670786A JPH078320B2 JP H078320 B2 JPH078320 B2 JP H078320B2 JP 61286707 A JP61286707 A JP 61286707A JP 28670786 A JP28670786 A JP 28670786A JP H078320 B2 JPH078320 B2 JP H078320B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は洗たく物、例えばリネンサプライ用のシーツ、
包布、枕カバー、タオル、おしぼり、おむつ、ユニフォ
ーム、マット、テーブルクロス、ナプキン等の品物、そ
の他繊維製品を自動的に仕分けるリネン仕分け装置に関
するものである。
(従来の技術) リネンサプライ用等の洗濯物(以下リネンと称す)を自
動的に仕分ける装置は、従来存在しておらず、専ら人手
に依存していた。すなわち、ホテル、病院等の客先から
受入れた使用済みの汚れたリネンは、リネン処理工場へ
の搬入時においては、バッグやコンテナ内に各種のもの
が混在した状態で入っている。したがって作業者は手作
業によって各種リネン毎に仕分けを行ない、同種類のも
のをまとめて連洗機等に投入していた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の仕分け作業は人手により行なっていたので、重労
働であるうえ衛生的にも好ましくなく、また入荷量の管
理も困難であるという問題があった。更に、洗濯はリネ
ンの種類に応じて処理条件を変えることにより、良好な
処理が可能であるが、従来の仕分けが困難であったた
め、一部異なった種類を混在させて処理せざるを得ない
状況にあるなどの問題があった。
そこで本発明は、リネンの仕分けを人手を介さずに自動
的に行なうことができ、労力を軽減でき、衛生的にも好
ましく、さらに入荷量管理も容易化して前記従来の問題
点を解決できるリネン仕分け装置を提供しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、リネン供給手段で搬送されるリネン
を自動的に1枚ずつ取り出すリネン取り出し手段、同リ
ネン取り出し手段よりリネンを受け取り搬送用チャック
に受け渡すリネン受け渡し手段、同チャックによりリネ
ンを吊り下げて搬送する搬送手段、この搬送途中でリネ
ンの吊り下げ長さ、リネンの重さ、リネンの色、リネン
に取付けた金属片等の情報のうち少なくとも2種類の情
報を検出する検出手段、この検出手段により検出された
情報に基づいてリネンの品種を判別した後、それぞれの
品種別にリネンをストックする手段を備えてなるもの
で、これを問題点解決のための手段とするものである。
(作用) 入荷されたリネンはリネン供給手段に送られた後水平コ
ンベアに供給され、同水平コンベア上のリネンはリネン
取り出し手段によって1枚づつつまみ上げられる。次い
でつまみ上げて取り出されたリネンは、リネン受け渡し
手段によって搬送用チャックに確実に受け渡される。リ
ネンは不定形であるため、空中に一点つかんで吊り下げ
ることで、吊り下げ長さ、リネンの重さ、リネンの色、
取付けた金属片等の情報の識別が可能となる。またリネ
ンのような不定形のものは、一点一点チャックのような
把持具に把持して個別輸送することで、初めて無人での
取り出し、搬送、識別、仕分けが可能となり、検出手段
によりリネンの品種が判別されると、リネンを把持した
前記チャックはチャックオープナの位置で止められ、把
持が解放される。
(実施例) 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1図
〜第10図は本発明の実施例を示す。図において1はリネ
ン供給手段で、ベルトコンベア等の組み合わせから成っ
ており、前工程から送られてくるリネン8の塊をほぐ
し、1枚づつ取り出し易くすると共に、循環してストッ
ク機能を持たせる。2はリネン取り出し手段で、リネン
供給手段1のコンベア14上のリネン8を1枚づつ取り出
し、リネン受け渡し手段3に受け渡す。リネン受け渡し
手段3は、コンベア等から成るリネン供給手段1から取
り出されたリネン8をリネン取り出し手段2から受け取
り、リネン8を搬送用チャック7に受け渡す手段であ
る。
4は搬送手段で、リネン8を把持したチャック7を搬送
し、リネン吊り下げ長さ、リネンの重さ、リネンに取り
付けた金属片、リネンの色等の情報を検出する検出手段
5を通過させ、この検出手段5によって検出された情報
に基づいて品種が判別された後、その品種に対して決め
られた位置までリネン8を把持したまま搬送し、そこで
リネン8の把持を解放してリネン8を排出した後、リネ
ン受け渡し手段3まで、リネン8を把持していない空の
状態のチャック7を搬送して供給する。リネン仕分け情
報の検出手段5は、リネン8を把持したチャック7を、
この検出手段を通過させることにより、リネンの吊り下
げ長さ、リネンの重さ、リネンに取り付けた金属片のう
ち少なくとも2種類の情報を検出する。洗たくする場
合、色物は別々に区分けする必要があるため、リネンの
色に対する情報を検出することも行なわれる。
6はリネンストック用台車で、リネン8の品種が判別さ
れた後、それぞれの品種別に、又はこれに加えて一定の
重量毎にリネン8をストックするための台車である。こ
の台車は自動的に移動がなされるのが好ましいが、手動
にて移動される場合もある。これは台車に限定せず、ス
リングバッグの他、一定量のリネンをストックできる手
段であればよい。また台車6はチャックオープナ45a〜4
5dの下にそれぞれ配置され、レールに案内されて順次移
動が行なわれる。
搬送用チャック7はリネン8を把持して搬送するため、
チャック本体7aに固定されたピン74にアーム71,71がそ
れぞれピン74を回転軸として支えられていて、中央部の
ピン75に圧縮バネ72の力が加わることによって、それぞ
れのアーム71は閉まる方向に力を受けるため、リネン8
を把持することが出来る(第4図)。なお、リネン8を
把持してレール43内を搬送可能とするため、チャック本
体7aの上部にはロール73が取り付けられていて、レール
43内をチェーン41を駆動させることによって、チェーン
41に取り付けてあるピン47で押されて搬送されることが
出来る。またロール73の内部にはレール43との摩擦係数
を小さくするためにベアリング等が用いられる。一方、
下向きに傾斜したレール43a(第5図)においては、チ
ャック7は自重で移動することが出来る。
リネン8はホテル、病院等からリネン処理工場に搬入さ
れた使用済みの汚れたリネンである。ホテルリネンの一
般的なものとしては、シーツ、枕カバー、浴衣、バスタ
オル、バスマット、フェースタオルである。シーツ、枕
カバー、浴衣は通常は乾燥しているが、タオル類は若干
湿った状態で入荷する場合がある。
11は供給コンベアで、入荷されたリネン8をリネン供給
手段1に送り込むためのコンベアである。このベンア11
を設置しないで水平コンベア15上に直接リネン8を人手
で供給することもある。12は傾斜コンベアで、リネン8
の塊をほぐすため、1度リネン8を上方へ持ち上げた
後、自重で落下させるものである。水平コンベア13,14,
15は傾斜コンベア12で上方へ持ち上げられ、落下する時
に、ほぐれたリネン8を搬送するコンベアである。また
水平コンベア14の上方には、第2図に示すフレーム26に
固着されたリネン取り出し手段2及びリネン受け渡し手
段3がある。
次に第2図においてリネン取り出し手段2の構成につい
て説明すると、21はリネン把持部で、アーム22の昇降機
構24を作動させ、リネン把持部21を2点鎖線の位置まで
降下させて、水平コンベア14上のリネン8を1枚づつ吸
引して把持する。
アーム22はリネン把持部21を昇降させるための部材で、
上下を昇降機構24に連結されている。昇降機構24はエア
シリンダ、ワイヤ等の組み合わせでアーム22を昇降させ
るものである。25はリネン把持部21によってリネン8を
把持して上方へ引き上げる時、一定値以上の荷重がかか
った場合(リネン8がほぐされていない場合等)、リネ
ン8の把持を解放するための安全用のセンサである。フ
レーム26は、水平コンベア14をまたいで設置されてお
り、リネン取り出し手段2、リネン受け渡し手段3が固
定される。
次に第2図及び第3図によりリネン受け渡し手段3の構
成について説明すると、31は空チャック供給用レール
で、リネン受け渡し手段3に空チャック7を供給するた
めの案内レールであり、フレーム26に固定されている。
32はチャック位置決めレールで、インデキシングテーブ
ル33に固着されていて、空チャック供給用レール31から
供給された空チャック7を受け入れて、位置決めするレ
ールである。インデキシングテーブル33はインデキシン
グ装置38によって180゜づつ回転していく様になってい
る。またインデキシングテーブル33は、インデキシング
装置38により回転させられ、同テーブル33上にはエアシ
リンダ36が固定されている。
34はチャックオープナで、チャック位置決めレール32内
に供給されたチャック7を、リネン8の把持と解放を可
能とさせるため、ピストンロッドと一体のアーム爪34a
をエアシリンダによってチャック7のアーム71に係脱さ
せるための装置である。またリネン把持部21からリネン
8を受けるとき、チャックオープナ34は閉となり、チャ
ック7はリネン8を把持する。35はプレートで、エアシ
リンダ36に固定され、エアシリンダ36のロッドの動きに
従って移動可能となっている。またチャック位置決めレ
ール32内に空チャック7が供給される時は、このチャッ
クが下に落ちないように第3図(a)の左上の如く位
置しており、リネン把持部21からリネン8を受け取り、
チャックの受入状態から180゜回転した位置で、エアシ
リンダ36が作動して、第3図(a)の右下のように位
置するよう位置が変えられる。すなわち、チャック7を
リネン受け渡し手段3に受け入れてリネン8を把持した
後、排出するためのプレートである。
36はエアシリンダで、インデキシングテーブル33に固着
されていて、このエアシリンダ36の作動方向によってチ
ャック7の受け入れ、排出を制御する。またエアシリン
ダ36、チャックオープナ34用の圧縮空気はロータリーヘ
ッド37からそれぞれ配管されている。ロータリーヘッド
37は外側が固定されていて、エア配管がなされており、
これらエアシリンダ36、チャックオープナ34に圧縮空気
が供給されるもので、一般のロータリーヘッドと原理は
同じである。38は割出し数(2)のインデキシング装置
であり、同装置と一体で回転するインデキシングテーブ
ル33を所定角度づつ回転させる。なお、割出数は(2)
に限定するわけではない。39はリネン把持チャック排出
用レールで、リネン8を把持したチャック7を搬送手段
4に排出するレールであり、フレーム26に固定されてい
る。
次に第1図及び第4図によりチャックの搬送手段4につ
いて説明すると、搬送用チェーン41は、ギヤドモータ42
により駆動されるチェーンであり、リネン8を把持した
チャック7を、レール43内をチェーンに取りつけてある
ピン47で押して搬送させる。レール43は、チャック7を
上昇させる時は搬送用チェーン41によりチャック7を搬
送するが、平坦部はレール43の取付角度を5度程度傾斜
させて、自重でチャック7が動くようにしておく。44は
合流装置で、リネンの仕分け能力を高めるためには、第
1図のようにリネン取り出し手段2、リネン受け渡し手
段3を複数台設置する必要がある。この場合、それぞれ
からレール内に搬送されたチャック7が相互に干渉しな
いように本装置が必要となる。なお、原理は鉄道レール
のポイント切替えと同じである。
45a〜45dはチャックオープナで、リネンの品種が判別さ
れたあと、リネンの品種に応じ所定のチャックオープナ
45a〜45dの位置で、リネン8を把持したチャック7が図
示しないストッパで止められ、エアシリンダ等による本
装置によりチャック7の把持を解放させる。46は分配装
置で、リネン受け渡し手段3が複数台設置されている場
合、空チャック7をそれぞれに対し均等に供給してやる
必要があり、同分配装置46はこのための装置であり、原
理は合流装置44と同じである。搬送用ピン47は、チェー
ン41に一定のピッチで取りつけられており、レール43内
をチャック7が持ち上げられる時、又は自重のみでは移
動しない部分においてチャック7を搬送するために用い
られる。
次に第1図、第6図及び第7図によりリネン仕分け情報
の検出手段5について説明すると、51はリネン吊り下げ
長さ検出器で、レール43の近傍に、複数の光電センサあ
るいはリミットスイッチ、タッチセンサ等を垂直に配列
したものであり、吊り下げた単一リネン8の長さを検出
するものとなっている。52は重量測定器で、搬送されて
きた単一リネン8の重量を計量可能に設けられたもので
あり、ロードセル式あるいはバネ式のものを用いてい
る。
53は色検出器で、単一リネン8の色を光学的に検出する
ように形成されたカラーセンサである。54は金属検出器
で、リネン8の吊り下げ長さ、重量、色などの情報のみ
では判別が困難な場合に、リネン8に縫い付けられる金
属製認識片を検出するものであって、例えば高周波によ
る電磁誘導作用を利用したものである。なお、金属製認
識片は、リネン8の品種に応じた大きさ、形状、材料等
を有するものであって、電磁誘導作用により大きさの異
なる誘導電流が流れるように予め設定されている。55は
ガイドプレートで、金属検出器54内にリネン8が導かれ
た時、リネン8が金属検出器54に接触すると、ノイズが
発生して検出が困難になる場合がある。一方、金属検出
器54の検出域において若干検出信号の大きさが異なる場
合がある。このため検出域に、磁界に影響を及ぼさない
樹脂等でガイドを設けて、前記の不具合の発生を防止す
るためのプレートである。
57は制御装置で、前記の各検出器、測定器51〜54にて検
出された情報が供給されると、この情報をデータメモリ
に記憶し、かつ比較判断等の処理を行ない、リネン8の
品種を判別し、仕分け指令を送出するものである。すな
わち、この制御装置57は、中央制御装置61を主体として
構成されたものであり、この中央制御装置61に下記詳述
の各装置62〜65を接続したものとなっている。
62はセンサデータ記憶装置で、吊り下げ長さ検出器51〜
金属検出器54からの情報、すなわちセンサデータを前記
中央制御装置61を介して与えられると、これを記憶する
装置である。63は品種判別装置で、中央制御装置61を介
して与えられるセンサデータ記憶装置62の記憶データ
と、仕分け基準設定装置64にて設定された基準データと
を比較し、各リネン毎の品種を判別する装置である。
64は仕分け基準設定装置で、予めリネンの品種を判別す
る基準データを設定する装置である。65は表示装置で、
前記装置62,63からのデータに基づき、品種別枚数、総
仕分け枚数などのデータを表示する装置である。なお、
制御装置57には、仕分け指令装置(図示せず)が設けて
あり、矢印で示すように、判別したリネン品種に応じた
仕分け指令信号Sを送出し、レール43のリネン8の解放
部に到達した各リネン8をチャックオープナ45a〜45dに
よって自動仕分けを行なわせるものとなっている。
次に作用を説明すると、先ず第1図の様に入荷されたリ
ネン8は供給コンベア11上に乗せられる。この後リネン
供給手段1に送られて、ここで傾斜コンベア12によって
リネン8は上方へ持ち上げられ、水平コンベア13上へ落
下するとき、リネン8は1枚づつほぐされる効果を受け
る。
次いで水平コンベア13を経て供給された水平コンベア14
上のリネン8を、リネン取り出し手段2によって1枚づ
つつまみ上げる。すなわち、リネン把持部21はアームの
昇降機構24によってアーム22を介して降下し、水平コン
ベア14上のリネン8を把持する。このとき、リネン8の
存在をリネン把持部21に取り付けた図示しない光電セン
サ等で認識し、リネン8の存在を検知すると、降下速度
を遅くして、リネン8の中にリネン把持部21がもぐり込
まないように制御される。この後図示しない吸引手段に
より、リネン把持部21の口から吸引することによってリ
ネン8を1枚吸引して数ミリメートルから数十ミリメー
トル持ち上げる。続いてリネン把持部21に内蔵されてい
る把持具(図示せず)により持ち上げられたリネン8を
確実に把持する。
リネン8を把持してリネン把持部21が上昇するとき、一
定の荷重以上の力が加わる場合は、センサ25で検知して
把持を解放する。これは、リネン8が十分にほぐされて
いない場合等に発生するものであり、そのまま上方へ持
ち上げることによるリネン8の損傷を防ぐためである。
従って通常リネン供給手段1にリネン8を供給すると
き、すでに十分にリネン8同志がほぐされているのが望
ましい。
次にリネン把持部21によって1枚づつベルトコンベア14
上から取り出されたリネン8は、リネン受け渡し手段3
によって、チャック7に確実に受け渡される。またリネ
ン8を把持して所定の搬送を行なったあとの空のチャッ
ク7は、レール43により各リネン受け渡し手段3に供給
される。
空チャック供給レール31には図示しないチャックストッ
パが取り付けられていて、供給された空のチャック7を
1度ストックして1つづつチャック位置決めレール32内
に送り込む。チャック位置決めレール32内に送り込まれ
たチャック7は、チャックオープナ34によって第3図
(a)の位置の様にリネン8を把持できるように開か
れる。即ち、チャック7は第4図(a)の様にアーム71
を矢印のように押すことによって、2点鎖線のように開
くことが出来る構造となっている。この後チャック位置
決めレール32を取り付けたインデキシングテーブル33
が、インデキシング装置38によって第3図(a)の矢印
イのように回転される。この時には、リネン把持部21は
リネン8を把持した状態で第2図の実線の高さまで上昇
して、第3図(a)の位置に待機している。もちろん、
リネン把持部21はインデキシングテーブル33と干渉しな
い位置にあり、リネン8は回転してくるチャック7に把
持される。
リネン8はチャック7に把持された後、リネン把持部21
はリネン8の把持を解放して、ここでリネン把持部21か
らチャック7にリネン8が受け渡される(第3図(a)
の位置)。リネン8を把持したチャック7はそのまま
インデキシングテーブル33によって回転され、第3図
(a)の位置から位置に到達する。この時はチャッ
ク7の下部にはプレート35がまだ存在しているため、同
図の位置にチャック7がある状態となる。
ここでインデキシングテーブル33に固定されたエアシリ
ンダ36が、ロータリーヘッド37から送られる圧縮空気に
よって作動して、プレート35は第3図(a)の図のに
示した状態となる。このことによりチャック7はリネン
把持チャック排出用レール39の中に排出されて、搬送用
チェーン41によって次の工程に搬送される。一方、プレ
ート35がこのように動くことにより、第3図(a)図の
に示す状態になったチャック位置決めレール32内に、
空のチャック7が1個供給されて、リネン受け渡し手段
3の1工程は完結する。
次にリネン8を把持したチャック7は搬送用チェーン41
によって上方へ持ち上げられる。これは本装置で対象と
するリネンの中には吊り下げ長さは3.0m以上のものもあ
ること、一方、リネンの受け渡し手段3の設置位置は、
通常これより低い位置にあることから上方へ持ち上げる
必要があるからである。もちろん、この部分の掘り下げ
又はリネンの受け渡し手段3の設置を中2階等とするこ
とによって、搬送用チェーン41を必要としない装置とす
ることも出来る。またリネン8を把持したチャック7
は、搬送用チェーン41によって搬送される。
次にリネン8を把持したチャック7は、リネン仕分け情
報の検出手段5に送られる。すなわち、チャック7に吊
り下げられた単一リネン8の吊り下げ長さは、必ず特定
の長さ範囲内にある。例えば取り出された単一リネン8
が第8図(a)のように長方形布である場合、その最大
長は第8図(b)のようにA点を把持したときの対角長
lとなり、最短長は第8図(c)のように中心点である
0点を把持したときの半対角長1/2lとなる。浴衣のよう
な不定形のリネンの場合であっても、その吊り下げ長さ
はある特定の長さ範囲内にある。吊り下げ長さをより精
度よく検知する必要がある場合には、第9図(a)〜
(c)のように、リネン把持部21によって取り出した単
一リネン8を、再度把持し直すことにより、容易に最大
吊り下げ長さとなる端部を把持することができる。
すなわち、第9図(a)のように長方形布からなる単一
リネン8を、第9図のチャック7Aで最初に把持したと
き、同図(b)のように任意点Pが把持されたとする。
このとき吊り下げられたリネン8の最下点は、長方形布
の一隅A点となる。そこで第2のチャック7Bにより、同
図(c)に示す如く上記最下点つまりA点を把持し直
す。こうすることにより、単一リネン8は最大吊り下げ
長さで吊り下げられる。
このようにして、ある特定の範囲の吊り下げ長さで吊り
下げられた単一リネン8は、吊り下げ長さ検出器51によ
って、その吊り下げ長さを検出され、検出された情報が
制御装置57に伝送される。また単一リネン8が重量測定
器52まで搬送されると、ここで重量が計測される。上記
重量は、リネン8の含水率によって異なるものとなる。
通常はリネン8は乾燥した状態で入荷するが、ホテル等
の客先から入荷するものの中には、若干湿った状態のも
のもある。シーツ、浴衣、枕カバーに含まれる水分は少
ないが、タオル類の場合はリネン重量の2倍に達する場
合もある。
しかし単一リネン8の品種に基づく基本重量には、通常
の場合格段の差が存在しているので、判別は可能とな
る。なお、重量をより精度よく検知するためには、重量
測定前に何らかの乾燥手段により乾燥を行ない、含水率
を一定化することが望ましい。あるいは重量測定時に、
水分計によってリネンの含水量を測定し、この含水率を
重量情報に加えて補正することもできる。そしてこの計
測された重量情報は、制御装置57へ伝送される。
単一リネン8が色検出器53の位置まで搬送されると、こ
こで例えば白、黄、赤、青の4色の系統のいずれに属し
ているかを検出され、その情報が制御装置57へ伝送され
る。また単一リネン8が金属検出器54の位置まで搬送さ
れると、単一リネン8に金属製認識片が縫い付けられて
いるか否か、その大きさはどの程度か等の情報が検出さ
れ、制御装置57へ伝送される。したがって単一リネン8
が、例えば「柄物」で色判別が困難な場合、同一種別の
もので特に仕分けを必要とする場合等のケースにおいて
適確な情報が得られる。
また制御装置57に伝送された各情報は、センサデータ記
憶装置62に記憶され、記憶されたデータの全部または一
部が仕分け基準設定装置64で設定された基準データと品
種判別装置63にて比較判断される。その結果、単一リネ
ン8の品種が判別され分類仕分けが実行される。なお、
制御装置57においては、各リネン8の同一品種枚数が計
数され、表示装置65にて表示されるので、入荷管理を適
確に行なえるものとなる。
リネン仕分け情報の検出手段5によってリネン8の品種
が判別されると、リネン8を把持したチャック7は、チ
ャックオープナ45a〜45dの位置までレール43内を運ばれ
る。ここでは説明用として、チャックオープナ45a〜45d
の4ポジションとしたが、リネン8の仕分けに必要数の
ポジションを設置することが出来る。リネン8の品種に
応じて、所定のチャックオープナ45a〜45dの各位置でリ
ネンを把持したチャック7が図示しないストッパで止め
られ、エアシリンダ等によって作動するチャックオープ
ナ45a〜45dでチャック7の把持を解放し、リネン8はそ
の下方に待機しているリネンストック用台車6の中に収
容されている。台車6の中には所定の品種のリネン8の
一定重量又は一定枚数供給し、台車6は自動的に又は手
動で、別の空の台車に取りかえられる。
なお、図面ではチャックオープナ45を備えたレール43
は、説明用として1ラインのものを図示したが、複数の
ラインを設置してリネン8の品種の多数について行なう
ことも当然実施できる。チャックオープナ45で、把持し
ていたリネン8を解放した空チャック7は、レール43の
中を自重で移動して、分配装置46によって各々のリネン
受け渡し手段3に一定量の数が供給されるように制御さ
れる。このようにチャック7は本装置内を循環して使用
される。
次に本発明を第1表〜第3表及び第10図について具体的
に説明する。さて第1表に代表的なホテルリネンの品種
別重量、形状を示す。また第10図にそれらの品種別の長
さと重さの関係を示す。ここで、シーツS,W、浴衣、バ
スタオルについては、その重量として乾燥重量の60%含
水時を最大とした。またタオル類、バスマットは乾燥重
量の200%の含水時を最大とした。通常はこのように多
量に水分が含まれていることはないが、これだけ水分が
含まれていても長さ、重さのみでシーツS,W、バスマッ
トは分類可能であることを示すものである。
ここで前もって制御装置57の仕分け基準設定装置64に下
記に示す基準データを設定するようにした。
シーツ(W)……重量1100g以上 シーツ(S)……重量620g〜1100gの範囲で、かつ、長
さ165cm以上 浴衣……重量250g〜620gの範囲で、かつ、長さ100cm以
上 バスマット……重量250g以上で、かつ、長さ75cm以下 フェースタオル……重量250g以下で、かつ、長さ75cm以
下 バスタオル……重量250g以上で、かつ、金属繊維付き 枕カバー……重量250g以下で、かつ、金属繊維付き 以上のように基準データを設定し、吊り下げ長さについ
ては光電センサの配列長を考慮に入れ、165cm、100cm、
75cmの3分類が可能となるようにセンサを設置した。ま
た重量については、ロードセル式ウェイトチェッカーに
よって1100g、620g、250gを基準として4分類に分けら
れるように設置した。
このようにして、シーツW、シーツS、バスマットはリ
ネン吊り下げ長さ検出器51、重量測定器52によってその
品種を判別することができた。また浴衣、バスタオル及
び枕カバー、フェースタオルは前記に加え金属検出器54
を使用することによって品種を判別することが出来た。
なお、各リネン品種について色別する時は、カラーセン
サで検出される明度差等による色検出器53によって容易
に判別することが出来た。
次に第2表に示すような5種類のタオル〜を準備し
た。ここでは含水時最大重量を乾燥時の2.5倍とした。
すなわち、含水分は150%であり、実用上はこの値でみ
ておけば十分である。また制御装置57の仕分け基準設定
装置64により第3表に示すような基準データを設定する
ようにした。
すなわち、吊り下げ長さについては、光電センサの配列
長を考慮に入れ、75cmを基準として2分類するデータを
設定した。また重量については、ロードセル式ウェイト
チェッカーとの関連で、220gを基準として2分類するデ
ータを設定した。さらに色についてはカラーセンサで検
出される明度差に応じて「黄」「青」に2分類するデー
タを設定した。また金属製認識片に関しては、その有、
無の2つに分類するデータを設定した。
このような基準を行なったところで、5種類のタオル
〜を任意に選択してコンベア43により搬送し、仕分け
機能についてチェックを行なったところ次のような結果
が得られた。
のタオルは、吊り下げ長さが75cm以下で、重量が220g
以下で、青色系統のものであり、金属製認識片が付いて
いたことから、のタオルであることが判明され、仕分
けることができた。
のタオルは、長さ、重量、色はと同じであるが、金
属製認識片が付いていないことから、のタオルである
ことが判明され、仕分けることができた。
のタオルは、長さ、重量、認識片についてはと同じ
であるが、色が黄色系統であることから、のタオルで
あることが判明され、仕分けることができた。
のタオルは、長さ、色、認識片についてはと同じで
あるが、重量が220g以上であることから、のタオルで
あることが判別され、仕分けることができた。
のタオルは、重量、色、認識片についてはのタオル
と同じであるが、吊り下げ長さが75cm以上であることか
ら、のタオルであることが判別され、仕分けることが
できた。
このように、本装置によれば、リネン8の品種が自動的
に判別され、リネン8の排出先が自動的に指定されるこ
とから、自動仕分けを行なうことができる。またリネン
は単一リネン8として一枚づつチャック7により搬送さ
れ、情報検出が行なわれるので、品種ごとの枚数を同時
に計数でき、かつ表示し得ることになる。その結果、た
とえばホテル等の客先から入荷した多量のリネンを、適
確に自動仕分けすることができ、かつ枚数も確認するこ
とができるので、在庫管理、翌日の稼動計画等をより適
確に行なえる上、客先とのトラブル回避の点でも有効で
ある。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く本発明によれば、リネンの仕分
けを人手を介さずに自動的に行なうことができ、作業者
の労力を軽減できる上、衛生上も好ましく、さらに入荷
量管理も容易化するリネン仕分け装置を提供できる。即
ち、リネンは不定形であるため、空中に一点をつかんで
吊り下げることで、吊り下げ長さ、リネンの重さ、リネ
ンの色、取付けた金属片等の情報の識別が可能となる。
またリネンのような不定形のものは、一点一点チャック
のような把持具に把持して個別輸送することで、初めて
無人での取り出し、搬送、識別、仕分けが可能なり、検
出手段によりリネンの品種が判別される。また本発明の
仕分け装置により細かいリネンの仕分けが可能となり、
従来のように仕分けが困難であるために一部異なった種
類を混在させて洗たく処理等を行なう必要がなくなり、
リネンの種類に応じた適正な洗たく処理等が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第9図は本発明の実施例を示し、第1図は仕分
け装置の斜視図、第2図はリネン取り出し手段と、取り
出されたリネンをチャックに受け渡す手段の1例を示す
側面図、第3図(a)は取り出されたリネンをチャック
に受け渡す手段の1例を示す平面図、第3図(b)は同
側面図、第4図(a)はチェーンによるチャックの搬送
手段を示す正面図、第4図(b)は同側断面図、第5図
(a)は自重によるチャックの搬送手段を示す正面図、
第5図(b)は同側断面図、第6図はリネン品種の検出
系の1例を示す側面図、第7図はリネン品種の制御系の
1例を示すブロック図、第8図(a)(b)(c)、第
9図(a)(b)(c)は夫々リネンの把持点と、その
時の長さを示す説明図、第10図はリネン品種別の長さと
重さとの関係を示す説明図である。 図の主要部分の説明 1……リネン供給手段 2……リネン取り出し手段 3……リネン受け渡し手段 4……搬送手段 5……リネン仕分け情報の検出手段 6……リネンストック用台車 7……チャック 8……リネン 14……水平コンベア 21……リネン把持部 33……インデキシングテーブル 34……チャックオープナ 38……インデキシング装置 41……搬送用チェーン 43……レール 44……合流装置 45a〜45d……チャックオープナ 51……リネン吊り下げ長さ検出器 52……重量測定器 53……色検出器 54……金属検出器 57……制御装置 61……中央制御装置 62……センサデータ記憶装置 63……品種判別装置 64……仕分け基準設定装置
フロントページの続き (72)発明者 児島 邦生 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−174179(JP,A) 特開 昭59−179870(JP,A) 特公 昭59−27236(JP,B2) 実公 昭55−37120(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リネン供給手段で搬送されるリネンを自動
    的に1枚ずつ取り出すリネン取り出し手段、同リネン取
    り出し手段よりリネンを受け取り搬送用チャックに受け
    渡すリネン受け渡し手段、同チャックによりリネンを吊
    り下げて搬送する搬送手段、この搬送途中でリネンの吊
    り下げ長さ、リネンの重さ、リネンの色、リネンに取付
    けた金属片等の情報のうち少なくとも2種類の情報を検
    出する検出手段、この検出手段により検出された情報に
    基づいてリネンの品種を判別した後、それぞれの品種別
    にリネンをストックする手段を備えてなることを特徴と
    するリネン仕分け装置。
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