JPH0782633B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0782633B2
JPH0782633B2 JP62262470A JP26247087A JPH0782633B2 JP H0782633 B2 JPH0782633 B2 JP H0782633B2 JP 62262470 A JP62262470 A JP 62262470A JP 26247087 A JP26247087 A JP 26247087A JP H0782633 B2 JPH0782633 B2 JP H0782633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁
気記録媒体に関するものである。
ロ.従来技術 最近、磁気テープ等の磁気記録媒体に対し、記録時間の
長時間化、記録の高密度化、情報量増大化が強く要求さ
れるに至っている。記録の長時間化及び情報量増大化を
達成するには、磁気記録テープの全厚を薄くして供給リ
ールに、より長く収納する必要がある。しかしテープの
全厚を薄くする為にはベースフィルムを薄くする必要が
あるものの、実際にはテープのスティフネスが低下し
て、ローディング時、アンローディング時にテープエッ
ジに傷がつき易くなったり、また瞬間的に高引張力が加
わったときテープが変形して記録に歪が生じる場合があ
った。
磁気記録テープのベースフィルムとして、従来から二軸
配向ポリエチレンテレフタレートフィルムが使用されて
きていて、特に長時間記録用として走行方向のヤング率
を高めたいわゆるスーパーテンシライズフィルムが使用
されている。しかしポリエチレンテレフタレートフィル
ムにあっては、走行方向のヤング率はせいぜい800kg/mm
2が限度である。一方、走行方向ヤング率を高めようと
すると横方向のヤング率が必然的に低下する為、テープ
は走行中にエッジ部の損傷を受けやすくなる。他方、フ
ィルムの製造において幅方向ヤング率を高めようとする
と、この場合も必然的に充分な走行方向ヤング率が得ら
れず、磁気ヘッドとのタッチが悪くなり出力変動を生じ
る。
高倍率延伸を施してヤング率を高くしたベースフイルム
には、成形時に生じた歪が残存し、寸法安定性が低い問
題がある。また高倍率の延伸加工は製品歩留が低下する
という別な問題点もある。
更に、ベースフイルム製造工程又はテープ加工工程にて
弛緩熱処理とかエージング処理などの残存歪を取り除く
工程が不可欠であり製造条件の選択、組合せが煩雑であ
った。
このように長時間記録用のベースフィルムの薄い磁気テ
ープとして、満足できるものがなかった。
特に、最近、カメラ−体型VTR普及に伴ない、戸外への
持ち出し、自動車内への持ち込み等の苛酷な温度条件下
にテープが置かれる場合が多く、歪みを生じないような
テープ寸法安定性ひいてはベースフィルムの寸法安定性
が強く要求されている。
一方、近年、磁性材料、特にビデオ、コンピューター用
記録媒体の高密度化、高S/N化に伴い、より粒子径の小
さな磁性粉が用いられるようになっている。
一般に、磁気記録媒体のS/N比は、記録・再生に関係す
る記録材料中の磁性粉の粒子数の平方根に比例すると言
われているため、同一重量の磁性粉を塗布した場合、粒
子径の小さい磁性粉を用いる程S/N向上に有利になる。
また、磁性粉を微粒子化し、そ合のBET値を高めると、
磁性層の表面がそれだけ平滑となり、スペーシングロス
が少なくなることから、高い電磁変換特性を得る上で有
利である。
又、高密度化のために磁性層表面を平滑とすると却って
磁気テープ等の走行性の劣化を招き、問題となってい
た。即ち、上記のような記録媒体は記録再生時に激しく
磁気ヘッドに摺接するため、表面の平滑化に伴う摺接面
積の増大、摩擦係数の増大により却って走行性が劣化す
るのである。これにより、繰り返し使用時の磁性総の摩
耗や、該層中に含有される磁性粉等の脱落、脱落物によ
る磁気ヘッドの目詰りといった好ましくない結果をも生
ずる。更に、磁気テープ自体の薄膜化、磁性層の超平滑
化によってもテープガイド等への貼り付きやテープ巻回
時、繰り出し時に貼り付きが生じ易くなり、磁気テープ
の走行性の劣化を生じ易くなる。このため、磁気テープ
等の走行耐久性が悪化し、S/N、RF出力等の電磁変換特
性に悪影響を及ぼしていた。
以上の問題は、最近の磁気テープの高品位化、長時間化
の傾向に伴っていよいよ顕著となっており、磁気記録媒
体の高密度化、テープの薄膜化と磁気テープ等の走行
性、耐久性という相反する課題を技術的解決が望まれて
いた。
ハ.発明の目的 本発明の目的は、耐久性、耐傷性、走行性、繰り返し使
用時の諸特性に優れ、かつ高いレベルでの電磁変換特性
を有する磁気記録媒体を提供することである。
ニ.発明の構成及びその作用効果 本発明は、ポリエチレンナフタレートからなる支持体
と、 BET値が50m2/gr以上で90m2/gr以下の金属磁性粉を含有
し、かつ、平均表面粗さが0.001μm以上で0.010μm未
満、厚さが2.5μm以下の磁性層と、 平均表面粗さが0.010μm以上で0.020μm以下のバック
コート層とを有することを特徴とする磁気記録媒体に係
るものである。
本発明においては、ベースフィルム等の支持体にポリエ
チレンナフタレートを用いている点に特徴を有する。
即ち、ポリエチレンナフタレートは後述する如く、高ヤ
ング率を有しており、支持体の薄くした場合も、磁気記
録媒体の剛性を充分に保つことができる。従って、磁気
記録媒体を薄型化すると同時に、走行時における磁気記
録媒体のエッジ部の損傷を防止して耐傷性を良好にで
き、磁気記録媒体の耐久性を向上でき、かつ磁気記録媒
体の走行安定性をも保持して出力変動を防止できる。ま
た、スキュー歪みを改良して、磁気記録媒体の寸法安定
性をも良好に保ち得る。
また、磁性粉として金属磁性粉を用いているために高密
度記録で高性能の媒体を提供できる上に、その比表面積
を50m2/g(BET値)以上としていることによって磁性粉
の充填密度を高めて記録密度を一層向上させることがで
きる。この比表面積は好ましくは90m2/g以下であり、更
には51〜80m2/gの範囲とするのがよい。即ち、これによ
って磁気記録の高密度化、表面平滑化が可能となり、高
S/N、高出力等の高いレベルでの電磁変換特性が得られ
る。
また、磁性層の表面粗さRa(表面凹凸の中心線の平均粗
さ又は高さ)を0.010μm未満(好ましくは0.009μm以
下0.001μm以上)としているので、磁気ヘッドと磁性
層表面との間のスペーシングロスが小さく、高S/N、高
出力が得られる。
しかしながら、金属磁性粉の採用とその高微粒子化、磁
性層表面の平滑化に伴い、及び前記した磁気記録媒体の
薄型化に伴い、共に従来技術の項で述べたように、磁気
記録媒体の走行安定性、走行耐久性が低下するおそれが
ある。本発明が意図しているような高品位、高出力の磁
気記録媒体においては、特にこの問題の解決が望まれ
る。
この点、本発明においては、磁性層の反対側にバックコ
ート層(以下、BC層と言う。)を設けているので、媒体
の走行性を良好に保持できると共に、このBC層の表面粗
さを0.010μm以上としているので、BC層の表面が磁性
層表面とは対照的に適度に粗され、媒体の裏面の摩擦抵
抗を小さく抑えて、テープ走行性が良好に保たれる。
又、テープの貼り付き等を防止できる。これにより、磁
気記録媒体の走行安定性、走行耐久性を良好に保持する
ことができる。
以上述べたように、本発明の構成の採用により、磁気記
録の高密度化、電磁変換特性の向上と、磁気記録媒体の
耐久性、走行性の向上という、互いに相反する課題が技
術的に解決されたのである。
なお、BC層の平均表面粗さ(Ra)を0.020μm以下とす
れば、高品位にして高密度記録のなされる本発明の磁性
層表面にBC層の粗さが転写して媒体の電磁変変換特性、
特にルミS/Nが損なわれるようなおそれもなく、より一
層有利である。
BC層としては、潤滑性のある物質(例えば、脂肪酸、脂
肪酸エステル等の脂肪酸誘導体やリン酸エステル、脂肪
酸変性シリコーンオイルを有機溶媒にとかして、支持体
上に、直接又は下引き層を介して塗布してもよいし、
又、ウレタン樹脂や塩ビ系、塩酢ビ系、ニトロセルロー
ス等のバインダーに有機又は無機のフィラーを含有させ
た層としてもよい。フィラーとしては、メラミン系樹脂
粉末、硫酸バリウム、カーボンブラック、酸化チタン、
炭酸カルシム、酸化亜鉛、グラファイト等がある。
また、磁性層の平均表面粗さRaが0.005μm未満(Ra<
0.005μm)となると、摩擦抵抗が増大し、磁性層の動
摩擦係数を下げるのが難しくなるため、磁性層の平均表
面粗さは更には、0.005μm以上とするのが好ましい。
磁気記録媒体の厚みを9μm以下とすれば、更なる長時
間記録が可能となり、有利である。また、磁性層の厚み
を2.5μm以下とすれば、磁気記録媒体の薄型化、長時
間記録に有利である。
又、支持体の厚みを6.0μm以下とすれば、磁気記録媒
体の薄型化に有利である。但し、支持体の厚みは、媒体
の剛性保持のため、3.5μm以上であることが好まし
い。
次に、本発明のポリエチレンナフタレートについて述べ
る。
この例としては、ポリエチレン−2,6−ナフタレートが
ある。ポリエチレン−2,6−ナフタレートは、その繰り
返し構造単位が実質的にエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレート単位から構成されているものであれば
よく、共重合されないポリエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレートのみならず繰り返し構造単位の数の
10%以下、好ましくは5%以下が他の成分で変性された
ような共重合体、及び他のポリマーとの混合物、組成物
をも含むものである。
即ち、ポリエチレン−2,6−ナフタレートはナフタリン
−2,6−ジカルボン酸、またはその機能的誘導体、およ
びエチレングリコールまたはその機能的誘導体とを触媒
の存在下で適当な反応条件の下に結合せしめることによ
って合成されるが、ポリエチレン−2,6−ナフタレート
は、上記ポリエチレン−2,6−ナフタレートの重合完結
前に適当な1種又は2種以上の第三成分(変性剤)を添
加し、共重合または混合ポリエステルとしたものであっ
てもよい。適当な第三成分としては、2価のエステル形
成官能基を有する化合物、例えばシュウ酸、アジピン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレ
ン−2,7−ジカルボン酸、コハク酸、ジフェニルエーテ
ルジカルボン酸等のジカルボン酸、またはその低級アル
キルエステル、P−オキシ安息香酸、P−オキシエトキ
シ安息香酸の如きオキシカルボン酸、またはその低級ア
ルキルエステル、あるいはプロピレングリコール、トリ
メチレングリコールの如き2価アルコール類等の化合物
が挙げられる。ポリエチレン−2,6−ナフタレートまた
はその変性重合体は、例えば安息香酸、ベンゾイル安息
香酸、ベンジルオキシ安息香酸、メトキシポリアルキレ
ングリコールなどの1官能性化合物によって末端の水酸
基及び/又はカルボキシル基を封鎖したものであっても
よく、或いは、例えば極く少量のグリセリン、ペンタエ
リスリトールの如き3官能、4官能エステル形成化合物
で実質的に線状の共重合体が得られる範囲内で変性され
たものでもよい。
また前記基体重合体中には、二酸化チタンなどの艶消
剤、リン酸、亜リン酸及びそれらのエステル、或いはヒ
ンダードフェノールなどの安定剤、微粒状シリカ、チャ
イナクレー等の滑剤等が含まれていてもよい。
支持体をポリエチレンナフタレート製フィルムとした場
合、このフィルムは二軸配向フィルムとすることが良
い。二軸配向フィルムを得る方法として、例えば未延伸
フィルムを走行方向(縦方向)に延伸した後に幅方向
(横方向)に延伸する、いわゆる縦−横逐次延伸法、横
−縦逐次延伸法、通常の二軸延伸フィルムを再延伸する
縦−横−縦、横−縦−横延伸法、同時二軸延伸法等々が
いずれも適用できる。もっとも、これら延伸法のいずれ
かに限定されるものではない。
更に、70℃で1時間無荷重下で熱処理したときのベース
フィルムの熱収縮率は、0.09%以下、好ましくは0.07%
以下とするのが好ましい。この熱収縮率が0.09%より大
きいとき、磁気テープの歪も大きくなり、受像機によっ
ては画面に歪が現れ、貴重な記録が台なしになる場合す
らある為、好ましくない。
高ヤング率フィルムの熱収縮率を、このように低減せし
める為には、熱処理後のフィルムを低張力下で加熱し、
走行方向に弛緩することによって行うことができる。走
行方向に弛緩する方法としては、例えば空気力による浮
遊処理方式で加熱低張力下、引接触状態で弛緩する方
法;夫々ニップロールを有する加熱ロールと冷却ロール
間で速度差を与えることによって弛緩する方式;又はテ
ンター内でフィルムを把持したクリップの進行速度を逐
次緩めることによって走行方向に弛緩する方法等がある
が、走行方向に弛緩できる方式であればいずれの方式も
用いることができる。
金属磁性粉としては、Fe、Ni、Coをはじめ、Fe−Ni−Co
系、Fe−Mn−Zn系、Fe−Ni系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Co−
Ni−Cr系、Fe−Co−Ni−P系、Co−Ni系等、Fe、Ni、Co
等を主成分とする金属磁性粉等の強磁性粉が挙げられ、
BET値は50m2/g以上である。なかでも、電気特性の点でF
e−Ni系が好ましい。
金属磁性粉とは乾式還元法によるものを指し、湿式還元
して得られる磁性粉では本発明の高電気特性、耐久性は
得られない。
なお、上記において、BET値(「比表面積」ともいう)
とは、単位重量あたりの表面積をいい、平均粒子径とは
全く異なった物理量であり、例えば平均粒子径は同一で
あっても、比表面積が大きなものと、比表面積が小さい
ものが存在する。比表面積の測定は、例えばまず、粉末
を250℃前後で30〜60分加熱処理しながら脱気して、該
粉末に吸着されているものを除去し、その後、測定装置
に導入して、窒素の初期圧力を0.5kg/m2に設定し、窒素
により液体窒素温度(−195℃)で吸着測定を行う(一
般にB.E.T法と称されている比表面積の測定方法。詳し
くはJ.Ame.Chem.Soc,60 309(1938)を参照)。この比
表面積(BET値)の測定装置には、湯浅電池(株)なら
びに湯浅アイオニクス(株)の共同製造による「粉粒体
測定装置(カンターソープ)」を使用することができ
る。比表面積ならびにその測定方法についての一般的な
説明は「粒体の測定」(J.M.DALLAVALLE,CLYDEORR Jr共
著、弁田その他訳;産業図書社刊)に詳しく述べられて
おり、また「化学便覧」(応用編、1170〜1171頁、日本
化学会編、丸善(株)昭和41年4月30日発行)にも記載
されている(なお前記「化学便覧」では、比表面積を単
に表面積(m2/gr)と記載しているが、本明細書におけ
る比表面積と同一のものである。)。
本発明の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すように、
支持体1上に磁性層2を有し、この磁性層2とは反対側
の面にBC層3が設けられている構成のものである。ま
た、第2図に示すように、第1図の磁気記録媒体の磁性
層2上にオーバーコート層(OC層)4を設けてもよい。
また、第1図、第2図の磁気記録媒体は、磁性層2と支
持体1との間に下引き層(図示せず)を設けたものであ
ってよく、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同
様)。また支持体にコロナ放電処理を施してもよい。
磁性層2には、上述した脂肪酸以外にも、他の潤滑剤
(例えばシリコーンオイル(カルボン酸変性、エステル
変性であってもよい)、グラファイト、フッ化カーボ
ン、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、脂肪酸エ
ステル、脂肪酸アミド、α−オレフィンオキサイド等)
等を添加してよい。また、非磁性研磨材粒子にも添加し
てよいが、これにはアルミナ、酸化クロム、酸化チタ
ン、α−酸化鉄、酸化ケイ素、窒化ケイ素、炭化ケイ
素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化
マグネシウム、窒化ホウ素等が使用される。この研磨材
の含有量は磁性粉100重量部に対して20重量部以下が好
ましく特に3重量部〜12重量部以下が良く、またその平
均粒子径は0.5μmがよく、0.4μm以下が更によい。
また、磁性層のバインダー樹脂として少なくともポリウ
レタンを使用できるが、これは、ポリオールとポリイソ
シアネートとの反応によって合成できる。ポリウレタン
と共に、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合
体も含有せしめれば、磁性層に適用する場合に磁性粉の
分散性が向上し、その機械的強度が増大する。但、フェ
ノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体のみでは層
が硬くなりすぎるがこれはポリウレタンの含有によって
防止でき、支持体又は下地層との接着性が良好となる。
また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊維素系樹
脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線
照射硬化型樹脂が使用されてもよい。
また、BC層3にも、上記した潤滑剤、帯電防止剤、非磁
性研磨剤粒子、カーボンブラック、バインダー樹脂を使
用して良く、磁性層2にカーボンブラックを含有せしめ
てもよい。
第2図において、OC層4は、磁性層2を損傷等から保護
するために設けられるが、そのために滑性が十分である
必要がある。そこで、OC層4のバンイダー樹脂として、
上述の磁性層2に使用したウレタン樹脂を(望ましくは
フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体を併用
して)使用できる。
更に、磁性層のバインダー樹脂として、以下(A)〜
(D)のものが好ましく使用される。これらのバインダ
ー樹脂によれば、分子鎖中の極性官能基の作用により、
磁性粉の分散性を向上せしめ2塗膜のゲル化等を防止で
き、また低分子量の分散剤の添加量を減らせるので塗膜
強度の改善、添加剤のブリードアウトに伴うヘッド汚れ
の防止を図ることができる。
(A)スルホン酸金属塩基を有するポリウレタン樹脂 ポリウレタン樹脂にスルホン酸金属塩基を導入する方法
としては、例えば次のような方法が挙げられる。
(1)、ポリウレタンの原料である2塩基酸、ポリオー
ル等に上記親水基を予め導入しておく方法。
(2)、2官能若しくは3官能以上の−OH基を有するポ
リウレタン樹脂を変性する方法。例えば、 (a)、ClCH2CH2SO3M(Mは塩基を表わすが、特にアル
カリ金属が好ましい)の如く、分子中に上記親水基及び
塩素を含有する化合物と、多官能−OHを有するポリウレ
タン樹脂とを、両成分が溶解性のあるジメチルホルムア
ミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等の溶剤
に溶解し、ピリジン、ピコリン、トリエチルアミンなど
のアミン類;エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドなどのエポキシ化合物等の脱塩酸剤の存在下での−OH
基と塩素との脱塩酸反応により上記親水基を導入する方
法。
(a−1) R−OH+ClCH2CH2SO3M→ R−OCH2CH2SO3M+HCl (但し、R:ポリウレタン樹脂) 若干の副生成物を生じるが、次の方法でも合成可能であ
る。即ち、 (b)、HOCH2CH2SO3Mと、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等の溶剤中で2官
能、イソシアネート化合物、例えば、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシ
アネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
MDI)とを等モル反応させ、ジイソシアネートの一方の
イソシアネート基と上記分子中の−OH基との反応による
反応生成物を得る。次に、ポリウレタン樹脂の−OH基と
残留している−NCO基とを反応させれば、本発明で使用
可能なバインダーが得られる。
(但し、Rはポリウレタン樹脂、R′は炭化水素基) 又、次のような方法でも良い。
(c)、両末端−NCOのウレタンプレポリマーとHOCH2CH
2SO3Mとを反応させる方法。
この樹脂は、数平均分子量10,000から100,000、重合度
が約200から2,00程度であってガラス転移温度が0℃〜9
0℃、スルホン酸金属塩基を10〜1,000当量/100g有す
る。また、機械的特性は初期弾性率が20〜200kg/mm2
破断強度2〜10kg/mm2、破断伸度3〜800%を有する。
(B)マレイン酸を含有する塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体樹脂 この樹脂は数平均分子量8,000から100,000、平均重合度
が約250から1,000程度であり、マレイン酸の含有量が0.
2重量%から1.5重量%未満である。具体的には商品名VM
CH VMCC(U.C.C社製)、商品名MPR−TM(日信化学製)
などがある。
上記の塩ビ−酢ビ−マレイン酸三元共重合体に加えてビ
ニルアルコール、無水マレイン酸、アクリロニトリル、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルなどの
モノマーが共重合もしくはグラフト重合されていてもよ
い。これらのモノマーは全体の0.1〜25重量%含有し得
る。
塩化ビニルおよび酢酸ビニルの混合比率は、重量比で60
〜95:40〜5、好ましくは70〜90:30〜10である。
(C)塩化ビニル、エポキシ基を有する単量体及び必要
に応じてこれらと共重合可能な他の単量体を、硫黄また
はリンを含む強酸根を有するラジカル発生剤の存在下に
重合して得られる塩化ビニル含有量が60重量%以上の共
重合体であって、この共重合体に結合している強酸根が
0.1〜4.0重量%である塩ビ系樹脂が使用可能である。
この樹脂は、塩化ビニル、エポキシ基を有する単量体、
さらに必要に応じてこれらと共重合可能な他の単量体
を、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過リン酸ア
ンモニウム、過リン酸ナトリウムなどの硫黄またはリン
を含む強酸根を有するラジカル発生剤の存在下に重合し
て得られる。このラジカル発生剤の使用量は、単量体に
対して通常は0.3〜9.0重量%、好ましくは、1.0〜5.0重
量%である。
この樹脂は、公知の方法によって製造できるが、硫黄ま
たはリンを含む強酸根を有するラジカル発生剤は水溶性
のものが多いので、乳化重合あるいは、メタノールに代
表される低級アルコールを重合媒体とする懸濁重合によ
るのが好都合である。さらにケトン類を溶媒とする溶液
重合も好適な方法である。
この樹脂の製造に際しては、硫黄またはリンを含む強酸
根を有するラジカル発生剤に加えて通常塩化ビニルの重
合に用いられるラジカル発生剤を使用することも可能で
ある。これらのラジカル発生剤としては、例えばラウロ
イルパーオキサイド、ベゾイルパーオキサイド、3,5,5
−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチル
パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシピパ
レート、t−ブチルパーオキシネオデカノエートの如き
有機過酸化物:2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,
2′−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、4,4′
−アゾビス−4−シアノバレリン酸の如きアゾ化合物な
どが挙げられる。また、強酸根を有するラジカル発生剤
に、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムなどの還元剤を組合
せることも可能である。
エポキシ基を有する単量体の例としては、アリルグリシ
ジルエーテル、メタリルグリシジルエーテルなどの不飽
和アルコールのグリシジルエーテル類、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、グリシジル−P
−ビニルベンゾエート、メチルグリシジルイタコネー
ト、グリシジルエチルマレート、グリシジルビニルスル
ホネート、ズリシジル(メタ)アリルスルホネートなど
の不飽和酸のグリシジルエステル類、ブタジエンモノオ
キサイド、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド、2−
メチル−5,6−エポキシヘキセンなどのエポキシドオレ
フィン類などが挙げられる。この単量体は、一般には共
重合体中のエポキシ基の量が0.5重量%以上となる範囲
で使用される。この割合が0.5重量%未満の場合には、
強酸根導入の条件の選択が難しくなる。
塩化ビニル及びエポキシ基を有する単量体のほかに必要
に応じて使用することのできる単量体の例としては、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニル
エステル、メチルビニルエーテル、イソブチルビニルエ
ーテル、セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル:
塩化ビニリデン、弗化ビニリデンなどのビニリデン:マ
レイン酸ジエチル、マレイン酸ブチルベンジル、マレイ
ン酸ジ−2−ヒドロキシエチル、イタコン酸ジメチル、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
−2−ヒドロキシプロピルなどの不飽和カルボン酸エス
テル:エチレン、プロピレンなどのオレフィン:(メ
タ)アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル:スチレ
ン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレンなどの芳
香族ビニルなどが挙げられる。これらの単量体は、上記
の樹脂と他の樹脂とを混合したときの両者の相溶性及び
軟化点を調節しつつ樹脂の溶解性を向上させる目的のほ
か、塗膜の特性や塗工工程の改善などの必要性に応じて
適当に選択される。
このようにして得られた本例の樹脂は、平均重合度が10
0〜900、好ましくは200〜500、塩化ビニルの含有量が60
重量%以上のものである。重合度が100未満では磁性層
の耐摩耗性が不充分であり、900を越えると塗料の粘度
が高く、磁性粉の分散が不充分になりやすい。一方、塩
化ビニルの含有量が60重量%より少ないと、可撓性材料
との相溶性が低下したり、塗膜の溶剤離れの低下が著し
くなったりして不都合を生ずる。
また上記の樹脂に結合した強酸根の量は−SO3、−SO4
−PO4等として0.1〜4.0重量%であることが必要であ
る。0.1重量%未満では磁性粉の分散性が不充分とな
り、4.0重量%を越えると強酸根の親水性が強くなり、
溶剤への溶解性が不充分になるばかりか、塗膜の耐湿性
が低下し、さらには磁性粉の凝集が起きてかえって分散
性が悪くなる。
なお、本例の樹脂はエポキシ基を有するので、優れた耐
熱安定性を発揮することができる。従って信頼性に優れ
た、ヘッド腐食をおこしにくい磁気記録媒体の製造が可
能になる。またエポキシ基の反応性を活用して、架橋剤
としてポリアミン化合物やポリカルボン酸化合物による
塗膜の架橋が可能である。しかも、これらの架橋剤を用
いた場合には、強酸根を有しない通常のエポキシ基含有
塩化ビニル共重合体に対するよりも架橋の速度が速く、
極めて効果的に架橋が進む。理由ははっきりしないが、
結合している強酸根の促進作用によるものと思われる。
(D)カルボキシル基、エポキシ基及び水酸基からなる
群より選ばれた一種又は二種以上の官能基を0.1meq/gr
以上含有し、かつ1分子中に平均3個以上(好ましくは
5個以上)の官能基を含有する変性ポリエレタン 平均分子量としては5,000〜100,000、好ましくは8,000
〜60,000である。これらの変性ポリウレタン樹脂は従来
の熱可塑性ポリウレタン樹脂が分子の末端にだけしか、
水酸基を含まないのに対し分子側の途中に極性官能基を
有する為、特に微粒子磁性粉に良く吸着して濡れを改善
し、磁性粉の分散性に寄与する事が出来る。水酸基含有
の変性ポリウレタン樹脂として特に、エポキシ変性ポリ
ウレタン樹脂のエポキシ基をアミン類及び又は、カルボ
ン酸類で開環させて水酸基を生成せしめた分子鎖中に水
酸基を0.1meq/g以上含有する官能基数が3個以上好まし
くは5個以上の変性ポリウレタン樹脂であり平均分子量
が5,000〜100,000好ましくは8,000〜60,000のものでエ
ポキシ樹脂成分が下記一般式〔I〕 (R1、R2はそれぞれ水素又はメチル基、nは0,1以上の
数を示す) で表わされる化合物が本目的に叶っている。
特にビスフェノール骨格構造の作用により塗膜の耐加水
分解性及び磁気テープの塗膜の硬さを適度に調節するこ
とが出来る。官能基が0.1meq/g未満であると微粒子磁性
粉を十分に分散させる事が出来ず本目的を叶える事が出
来ない。
カルボキシル基を含む変性ポリウレタン樹脂としては、
リジンまたはリジン塩(リジンアルカリ塩ほか有機カチ
オンとのリジネート等)による変性体や、一般式〔II〕 (式中R3は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基)2
−ヒドロキシプロパンジオール1,3類またはその塩(カ
ルボキシレート)による変性体等である。リジン変性や
2−カルボキシプロパンジオール類による変性について
は、特公昭46−15517号、特公昭53−38760号に詳しい。
また、その他の変性体については特公昭55−41607号に
記載されている。
(A)〜(D)の樹脂のうち、ウレタン樹脂(A)や
(D)と塩ビ系樹脂(C)又は塩ビ−酢ビ共重合体系樹
脂(B)を適当に組合せて使用するのがよい。ウレタン
樹脂(A)又は(D)と、塩ビ系(C)又は塩ビ−酢ビ
共重合体樹脂(B)は、(A)又は(D)/(C)又は
(B)=20/80〜80/20(wt%)の比率で使用するのが好
ましい。なお、(C)は塩ビ−酢ビ共重合体であっても
よい。
次に、前記の磁性層等の塗布形成時には、試料中に架橋
剤としての多官能イソシアネートを所定量添加しておく
のが磁性層等を強固にできる点で望ましい。こうした架
橋剤としては、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、トリス−(p−イソシアネートフェニル)チオホス
ファイト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート等
が挙げられる。メチレンジイソシアネート系、トリレン
ジイソシアネート系がよい。なお、磁性層を電子線照射
等で硬化させるときは、イソシアネート化合物の添加は
省略してもよいが添加してあってもよい。
ホ.実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、下記
の実施例において「部」はすべて「重量部」を表わす。
まず、下記の要領で支持体上に磁性層をそれぞれ形成
し、更にバックコート層を形成して第1図に示す各磁気
テープを作成した。但し、比較例−5についてはバック
コート層を設けていない。
即ち、まず、支持体である厚さ4.3μmのベースフィル
ムを下記表に示すようにポリエチレンナフタレート(PE
N)又はポリエチレンテレフタレート(PET)により成形
した。
次に、下記表に示す各成分を分散させた後、この磁性塗
料を1μmフィルターで濾過し、多官能イソシアネート
5部を添加し、支持体上に塗布してスーパーカレンダー
をかけ、下記表に表示した各種特性、組成を有する磁性
層(2.5μm厚)とした。
しかる後、次の組成のBC層用塗料を磁性層の反対側の面
に乾燥厚さ0.4μmになるように塗布した。
カーボンブラック 表に示す所定量 酸化チタン 10部 ニトロセルロース 25部 N−2301(日本ポリウレタン製) 25部 コロネートL( 〃 ) 10部 シクロヘキサノン 400部 メチルエチルケトン 250部 トリエン 250部 このようにして所定厚さの磁性層、BC層を有する幅広の
磁性フィルムを得、これを巻き取った。このフィルムを
8mm幅に断裁し(但し、テープの傷の発生頻度について
は、1/2インチ(12.65mm)幅に断裁して測定した。)、
下記表の各ビデオテープとした(各実施例、比較例の番
号に対応する。)。但し、下記表の第2欄以後の数値は
重量部を表わす。
以上のようにして得られたテープの性能、平均表面粗さ
(Ra)を測定した結果を下記表に示す。但し、評価項目
は次の基準に従って測定され、表示されている。
ルミS/N:カラービデオノイズメーター「Shibasoku 925
D/1」により測定した。ハイパスフィルターは4.2MHz、
ローパスフィルターは10KHzで行った。VTRは8mmビデオ
デッキを使用した。
RF出力低下:8mmビデオデッキを用いてRF出力を測定し、
100回再生後の、当初の出力に対して低下している値を
示した。(単位:dB) 静止画像寿命:静止画像が2dB低下するまでの時間を、
分単位で示す。値が大きい程磁気記録媒体の耐久性、耐
摩耗性が高い。
テープの傷の発生頻度: 市販のVHS方式VTRを用い、テープをセットして1分間走
行させた。その後、走行を停止してテープを取り出し、
走行した部分、ローディング、アンローディングに使用
された部分を目視にて検査し、テープ表面に傷が有るか
否かを調査し テープの傷の発生頻度 =傷のあった回数/試験回数×100(%) として求める。試験回数は20回以上行うものとした。
但し、ルミS/N、RF出力低下については、比較例−2の
値を0dBとしたときの相対値で表した。
表に示す結果から、本発明に基づいて磁気テープを構成
することによって、テープ性能が著しく向上することが
解る。すなわち、ベースフィルムをポリエチレンナフタ
レート(PEN)により成形すると、金属磁性粉を用いか
つそのBET値を50m2/g以上とすること、磁性層の平均表
面粗さ(Ra)を0.010μm未満とすること、及びBC層の
平均表面粗さ(Ra)を0.010μm以上とすることは、テ
ープ性能の著しい向上をもたらすことが解る。又、実施
例1において磁性層の厚さを3.0μmにした他は同様に
した場合(比較例6)には、ルミS/N(dB)が+1.5、RF
出力低下(dB)が+1.0、静止画像寿命(min)が40、テ
ープの傷の発生頻度(%)が40であり、支持体(ポリエ
チレンナフタレート)、金属磁性粉(BET値が50m2/gr以
上で90m2/gr以下)、磁性層の表面粗さ(平均表面粗さ
が0.001μm以上で0.010μm未満)、バックコート層の
表面粗さ(平均表面粗さが0.010μm以上で0.020μm以
下)の条件が満たされていても、磁性層の厚さが本発明
の条件を外れたのみで、本発明の特長を奏することが出
来ない。
すなわち、支持体(ポリエチレンナフタレート)、金属
磁性粉(BET値が50m2/gr以上で90m2/gr以下)、磁性層
の厚さ(2.5μm以下)、磁性層の表面粗さ(平均表面
粗さが0.001μm以上で0.010μm未満)、バックコート
層の表面粗さ(平均表面粗さが0.010μm以上で0.020μ
m以下)の各構成要件全てが満たされなければならない
ことが解る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞ本発明の磁気記録媒体の一例を
示す部分拡大断面図である。 なお、図面に示す符号において、 1……非磁性支持体 2……磁性層 3……バックコート層(BC層) 4……オーバーコート層(OC層) である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレンナフタレートからなる支持体
    と、 BET値が50m2/gr以上で90m2/gr以下の金属磁性粉を含有
    し、かつ、平均表面粗さが0.001μm以上で0.010μm未
    満、厚さが2.5μm以下の磁性層と、 平均表面粗さが0.010μm以上で0.020μm以下のバック
    コート層とを有することを特徴とする磁気記録媒体。
JP62262470A 1987-10-16 1987-10-16 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0782633B2 (ja)

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EP88117085A EP0312074B1 (en) 1987-10-16 1988-10-14 Method of improving a magnetic recording medium and magnetic recording medium
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