JPH0782448A - 耐寒性樹脂組成物及び電線、ケーブル - Google Patents
耐寒性樹脂組成物及び電線、ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0782448A JPH0782448A JP5249980A JP24998093A JPH0782448A JP H0782448 A JPH0782448 A JP H0782448A JP 5249980 A JP5249980 A JP 5249980A JP 24998093 A JP24998093 A JP 24998093A JP H0782448 A JPH0782448 A JP H0782448A
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- JP
- Japan
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- resin composition
- cold
- cables
- electric wires
- resistant resin
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Abstract
(57)【要約】
【目的】 押出加工性を害うことなく、耐寒性にすぐれ
た樹脂組成物と該組成物を用いた電線、ケーブルを提供
する。 【構成】 ポリウレタン樹脂 100重量部に対して重合度
1300以上のポリ塩化ビニル 100重量部を添加した耐寒性
樹脂組成物、及び該組成物の被覆層を具えた電線、ケー
ブル。
た樹脂組成物と該組成物を用いた電線、ケーブルを提供
する。 【構成】 ポリウレタン樹脂 100重量部に対して重合度
1300以上のポリ塩化ビニル 100重量部を添加した耐寒性
樹脂組成物、及び該組成物の被覆層を具えた電線、ケー
ブル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、−50℃以下の低温下で
も脆化しない耐寒性にすぐれた樹脂組成物、及び該組成
物の被覆層を具えた電線、ケーブルに関するものであ
る。
も脆化しない耐寒性にすぐれた樹脂組成物、及び該組成
物の被覆層を具えた電線、ケーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電線、ケーブル等の絶縁材料として、例
えば特開昭 54-135839号公報にはポリ塩化ビニル 100重
量部に−60℃以下の流動点を有する耐寒性にすぐれた可
塑剤25〜50重量部を添加して耐寒性を改善した樹脂組成
物が示されている。
えば特開昭 54-135839号公報にはポリ塩化ビニル 100重
量部に−60℃以下の流動点を有する耐寒性にすぐれた可
塑剤25〜50重量部を添加して耐寒性を改善した樹脂組成
物が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな耐寒性にすぐれた可塑剤を使用した場合、耐寒性は
改善されるものの、熱安定性が悪くなり電線、ケーブル
に被覆する際に押出機内で樹脂組成物が焼けやすくなる
という問題があった。
うな耐寒性にすぐれた可塑剤を使用した場合、耐寒性は
改善されるものの、熱安定性が悪くなり電線、ケーブル
に被覆する際に押出機内で樹脂組成物が焼けやすくなる
という問題があった。
【0004】又耐寒性にすぐれる樹脂としては、ポリウ
レタン樹脂が一般によく知られているが、ポリ塩化ビニ
ルと溶融温度が約20℃違うため、両者は相溶しにくく、
混合して使用することは困難であった。
レタン樹脂が一般によく知られているが、ポリ塩化ビニ
ルと溶融温度が約20℃違うため、両者は相溶しにくく、
混合して使用することは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、押出加工性にすぐれた耐寒性樹脂組成物とそれ
を用いた電線、ケーブルを提供するもので、その特徴
は、ポリウレタン樹脂100重量部に対して重合度1300以
上のポリ塩化ビニル 100重量部を添加した耐寒性樹脂組
成物、及び該組成物の被覆層を具えた電線、ケーブルに
ある。
解消し、押出加工性にすぐれた耐寒性樹脂組成物とそれ
を用いた電線、ケーブルを提供するもので、その特徴
は、ポリウレタン樹脂100重量部に対して重合度1300以
上のポリ塩化ビニル 100重量部を添加した耐寒性樹脂組
成物、及び該組成物の被覆層を具えた電線、ケーブルに
ある。
【0006】
【作用】上述の問題点を解決するため、本発明者等はポ
リウレタン樹脂と混合するポリ塩化ビニルを種々検討し
たところ、重合度1300以上のポリ塩化ビニルを使用すれ
ば、両者はよく相溶し、特に耐寒性にすぐれた可塑剤を
使用しなくとも、耐寒性にすぐれた樹脂組成物が得られ
ることを見出した。
リウレタン樹脂と混合するポリ塩化ビニルを種々検討し
たところ、重合度1300以上のポリ塩化ビニルを使用すれ
ば、両者はよく相溶し、特に耐寒性にすぐれた可塑剤を
使用しなくとも、耐寒性にすぐれた樹脂組成物が得られ
ることを見出した。
【0007】相溶性がよくなったメカニズムは、重合度
1300以上というポリ塩化ビニルを使用することにより、
溶融時のポリ塩化ビニルの粘度が大きくなり、ポリウレ
タンにかかる剪断力が大きくなったためと推測される。
1300以上というポリ塩化ビニルを使用することにより、
溶融時のポリ塩化ビニルの粘度が大きくなり、ポリウレ
タンにかかる剪断力が大きくなったためと推測される。
【0008】
【実施例】表1に示す各種材料をオープンロールで15分
間混練した後、ペレタイザーによってペレット加工し
た。得られたペレット 100重量部とポリウレタン 100重
量部をニーダーで約15分間混練して厚さ2mmのシートを
得た。得られたシートは JIS−C3005に基づき、耐寒性
試験を行い、耐寒性を判定した。結果を表2に示す。
間混練した後、ペレタイザーによってペレット加工し
た。得られたペレット 100重量部とポリウレタン 100重
量部をニーダーで約15分間混練して厚さ2mmのシートを
得た。得られたシートは JIS−C3005に基づき、耐寒性
試験を行い、耐寒性を判定した。結果を表2に示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】比較例1〜3は重合度が1300未満のPVC
を使用した例であるが、いずれも耐寒温度は−35〜40℃
とよくなかった。これに対して実施例1及び2は重合度
が1300以上のPVCを使用した例であるが、耐寒温度は
−65〜70℃と非常にすぐれた耐寒性を示した。
を使用した例であるが、いずれも耐寒温度は−35〜40℃
とよくなかった。これに対して実施例1及び2は重合度
が1300以上のPVCを使用した例であるが、耐寒温度は
−65〜70℃と非常にすぐれた耐寒性を示した。
【0012】以上は可塑剤にポリエステル系のものを使
用したが、エポキシ系、トリメット酸系、アジピン酸系
の可塑剤でも同様の特性が得られた。又ポリウレタンに
はエーテル系のものを使用したが、エステル系、カーボ
ネイト系のものを使用しても同様の特性が得られた。
用したが、エポキシ系、トリメット酸系、アジピン酸系
の可塑剤でも同様の特性が得られた。又ポリウレタンに
はエーテル系のものを使用したが、エステル系、カーボ
ネイト系のものを使用しても同様の特性が得られた。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出加工性を害うことなく、耐寒性にすぐれた樹脂組成
物が得られ、電線、ケーブルの被覆材料として利用する
とき、効果的である。
押出加工性を害うことなく、耐寒性にすぐれた樹脂組成
物が得られ、電線、ケーブルの被覆材料として利用する
とき、効果的である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリウレタン樹脂 100重量部に対して重
合度1300以上のポリ塩化ビニル 100重量部を添加したこ
とを特徴とする耐寒性樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の耐寒性樹脂組成物の被覆
層を具えていることを特徴とする電線、ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249980A JPH0782448A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐寒性樹脂組成物及び電線、ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249980A JPH0782448A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐寒性樹脂組成物及び電線、ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0782448A true JPH0782448A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17201048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5249980A Pending JPH0782448A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 耐寒性樹脂組成物及び電線、ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0782448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106633498A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-10 | 中国电力科学研究院 | 一种绝缘料、耐寒电力电缆及其生产方法 |
JP2020152835A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | Mcppイノベーション合同会社 | 電線被覆材用樹脂組成物及び絶縁電線 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5249980A patent/JPH0782448A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106633498A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-10 | 中国电力科学研究院 | 一种绝缘料、耐寒电力电缆及其生产方法 |
JP2020152835A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | Mcppイノベーション合同会社 | 電線被覆材用樹脂組成物及び絶縁電線 |
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