JPH07817U - 瓶包装箱 - Google Patents

瓶包装箱

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JPH07817U
JPH07817U JP076682U JP7668292U JPH07817U JP H07817 U JPH07817 U JP H07817U JP 076682 U JP076682 U JP 076682U JP 7668292 U JP7668292 U JP 7668292U JP H07817 U JPH07817 U JP H07817U
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bottle
upper lid
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lid
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JP076682U
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Inventor
良一 安達
Original Assignee
株式会社フーゲツ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一升瓶等の瓶体を確実に支持すると共に外か
らの衝撃を吸収することができ、しかも、使用後に容易
に廃棄処分することができる瓶包装箱を提供することで
ある。 【構成】 2組の中枠組と、1個の上パッドと、1個の
外箱とを備える。中枠組は互いに対向して当接された2
個の中枠1から成り、中枠1と上パッド2と外箱3とは
段ボールから形成され、中枠1の各々は、瓶体Aの胴部
を当接して支持する一対の中空三角柱状の側壁支持部1
01と、瓶体Aの底部を支持する中空な下部支持部10
2とを備える。上パッド2は、上面および底面の形状が
長辺と短辺の比が略2対1の長方形で、側面の形状が横
長の長方形である中空直方体である。外箱3は上面、底
面および側面から成り、上面および底面の形状が長辺と
短辺の比が略2対1の長方形で、側面の形状が縦長の長
方形である中空直方体である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一升瓶等の瓶体を収納して輸送するための包装箱に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、酒等を収納した一升瓶は、包装箱によって包装されている。従来の包 装箱は通常、上縁に連設されたフラップに穴が形成されており、箱内に一升瓶を 収納した際には、この穴に一升瓶の頂部を貫通させて包装されている。
【0003】 しかし、上記の包装箱内での一升瓶はフラップによってその頂部のみが支持さ れた状態なので、例えば輸送の際に包装箱に激しい揺れが与えられた場合には、 一升瓶の支持状態を維持することができない不都合があった。
【0004】 そこで、近年では、特に輸送の際には、発泡スチロールによって形成された支 持体を内部に設けた包装箱を用意し、その発泡スチロール支持体内に一升瓶を収 納して輸送することが行われている。上記発泡スチロール支持体としては例えば 側面を一升瓶に適合する半円あるいは山形とした支持体が考えられ、この支持体 2個により円あるいは正方形の形状を形成して一升瓶を収納する。
【0005】 これにより、輸送の際に包装箱に激しい揺れが与えられても、包装箱内では確 実に一升瓶が支持され、しかも、発泡スチロールの緩衝作用によって一升瓶が保 護され、その損傷を防止することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記支持体は発泡スチロールの成形体であるため、輸送等にお いて使用した後、不用意に廃棄物として処分することができないという不都合が ある。
【0007】 本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、 一升瓶等の瓶体を確実に支持すると共に外からの衝撃を吸収することができ、し かも、使用後に容易に廃棄処分することができる瓶包装箱を提供することにある 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、2組の中枠組と、1個の上パッドと、1 個の外箱とを備え、前記中枠組は、互いに対向して当接された2個の中枠から成 り、前記中枠と上パッドと外箱とは段ボールから形成され、前記中枠の各々は、 一升瓶等の瓶体の胴部を当接して支持する一対の中空三角柱状の側壁支持部と、 前記瓶体の底部を支持する中空な下部支持部とを備え、前記上パッドは、上面お よび底面の形状が長辺と短辺の比が略2対1の長方形で、側面の形状が横長の長 方形である中空直方体であり、前記瓶体の頂部を貫通させて支持する貫通孔を2 つ底面に有し、前記外箱は上面、底面および側面から成り、上面および底面の形 状が長辺と短辺の比が略2対1の長方形で、側面の形状が縦長の長方形である中 空直方体であり、側面の上部に連設して1片の大上蓋と2片の小上蓋とを有し、 大上蓋は瓶固定用の2つの貫通孔、小上蓋は瓶固定用の1つの貫通孔を有し、前 記2組の中枠組を前記中枠の下部支持部を底面に当接して収納し、前記小上蓋又 は大上蓋を前記中枠組の上部に当接し、前記大上蓋を小上蓋に又は前記小上蓋を 大上蓋に当接し、前記上パッドを前記小上蓋又は大上蓋と上面を構成する上蓋と の間に配設し、前記大上蓋の2つの貫通孔、前記小上蓋のそれぞれの貫通孔およ び前記上パッドの2つの貫通孔とにより前記瓶体の頂部を固定するようにした。
【0009】 また、上記考案において、指を挿入する手掛け穴を前記外箱の側面に備えた。
【0010】
【作用】
本考案による瓶包装箱においては、一升瓶等の胴部は各中枠の側壁支持板に、 その底部は各中枠の下部支持板に当接して支持され、一升瓶等の頂部は大上蓋、 小上蓋および上パッドの貫通孔に挿入されて支持されるので、安定した収納状態 を維持することができる。しかも、中枠の側壁支持部の中空三角柱状部、下部支 持部の中空部および直方体形状の上パッドの中空部により、輸送時等に外部から 衝撃が与えられても、その衝撃を確実に吸収することができ、一升瓶等の損傷を 防止することができる。
【0011】 また、上記中枠と上パッドと外箱とは段ボールで形成されたものであるので、 容易に燃え、また燃やしても有害な煙は発生せず、使用後に容易に廃棄処分する ことができる。
【0012】 また、手掛け穴を外箱の側面に設けたことにより、一升瓶等を収納した場合の 瓶包装箱の取扱いが容易になる。
【0013】
【実施例】
本考案による瓶包装箱の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は、本考案による瓶包装箱の一実施例を示す斜視図であり、本実施例に係 る瓶包装箱は、2個の中枠1から成る中枠組2組(4個の中枠1)、1個の上パ ッド2および1個の外箱3から構成される。同図に示すように、瓶Aは2個収納 され、それぞれの胴部が中枠1に当接し、それぞれの頂部(瓶口の部分)が、2 片の小上蓋30、31のそれぞれの孔、1片の大上蓋32の2つの孔および上パ ッド2の2つの孔を貫通する。これにより、2個の瓶Aは瓶包装箱に固定される と共に外の衝撃から保護される。
【0015】 図2は図1の中枠1を詳細に示す斜視図である。この中枠1は、一升瓶Aの側 壁に当接して支持する側壁支持部101と、一升瓶Aの底部に当接して支持する 下部支持部102とから成る。
【0016】 上記中枠1は、図3に展開して示すように、段ボールを打ち抜いて成形された 状態から組み立てることによって形成されている。
【0017】 まず、上記中枠1の展開状態の構成について説明する。図3に示すように、長 方形の第1の側壁板103の左右縁には、折り目線a1を介して一対の第2の側 壁板104が連設されている。それぞれの第2の側壁板104の先端縁には各折 り目線b1を介して一対の側壁支持板105が連設されている。各側壁支持板1 05の先端部には、後述するように組み立てた際に第1の側壁板103に当接さ れて糊等で接着される所定幅の当接部106が設けられている。なお、104a は切断線104bを切断して形成された突起部である。また、第1の側壁板10 3の上縁には矩形の切欠き部113が形成されている。これは、後述する手掛け 穴形成のための切欠き部である。
【0018】 また、第1の側壁板103の下縁には折り目線c1を介して下壁板107が連 設されている。この下壁板107の先端縁には折り目線d1を介して下部連結板 108が連設されており、この下部連結板108の左右縁には折り目線f1を介 して一対の第1の補強片109が連設されている。各第1の補強片109の先端 縁にはそれぞれ一対の折り目線g1、h1を介して一対の第2の補強片110が 連設されている。第1の補強片109と第2の補強片110との間の各一対の折 り目線g1、h1間には、後述するように組み立てた際に側壁支持板105の当 接部106を介して第1の側壁板103に当接される所定幅の当接部111が設 けられている。
【0019】 さらに、下部連結片108の先端縁には折り目線e1を介して下部支持板11 2が連設されている。この下部支持板112には、側壁支持板105の穴105 aに挿入される突起片112aが設けられている。
【0020】 以上のように形成されている展開状態の段ボールを次の手順に従って組み立て ることによって図2の中枠1を形成することができる。
【0021】 まず、図4(a)に示すように、一対の第2の側壁板104を折り目線a1を 介して第1の側壁板103と直角に折り曲げて一対の第2の側壁板104を互い に対向させる。次いで、一対の側壁支持板105を折り目線b1を介して内側に 折り曲げ、さらに、その先端に設けられた当接部106を第1の側壁板103の 内面に接着し固定する。こうして、第1の側壁板103と第2の側壁板104と 側壁支持板105とによって一対の中空の三角柱が互いに左右方向に対向して形 成され、この一対の三角柱が側壁支持部101とされる。
【0022】 次ぎに、図4(b)に示すように、下壁板107を折り目線c1を介して第1 側壁板103と直角に折り曲げる。次いで、下部連結板108を介して下壁板1 07に連設された第1の補強片109を折り目線f1を介して側壁支持板105 と同一の折り曲げ角度となるように下部連結板108の内側に折り曲げ、さらに 、折り目線g1、h1間に設けられた各当接部111を下部連結板108に対し て水平になるようにしながら、第2の補強片110を折り目線g1、h1を介し て下部連結板108に向かって折り曲げる。
【0023】 その後、図4(c)に示すように、下部連結板108を折り目線d1を介して 下壁板107と直角に内側に折り曲げ、さらに、下部支持板112を折り目線e 1を介して下壁板107と水平になるように内側に折り曲げる。そして、下部支 持板112の突起片112aを側壁支持板105の穴105aに挿入し、下部支 持部102を側壁支持部101に固定する。
【0024】 図5は図1の上パッド2を詳細に示す斜視図である。この上パッド2は、4層 の蓋板201〜204と、一升瓶の頂部が貫通する孔205a、205bを有す る底板205とから成る。
【0025】 上記上パッド2は、図6に展開して示すように、段ボールを打ち抜いて成形さ れた状態から組み立てることによって形成されている。
【0026】 まず、上パッド2の展開状態の構成について説明する。図6に示すように、正 方形の底板205の下方には折り目線a2を介して第1の蓋板201が連設され 、上方には折り目線e2を介して第2の蓋板202、左方には折り目線i2を介 して第3の蓋板203、右方には折り目線l2を介して第4の蓋板204が連設 されている。
【0027】 蓋板201においては、底板205との境目である折り目線a2の下側に第1 の側壁板206が連設され、さらにその下側に、折り目線b2、c2を介して第 1の上板207、第1の舌片208が連設され、折り目線d2を介して一対の第 1の耳片209が連設されている。上板207には孔207a〜207cが形成 されている。
【0028】 また、蓋板202においては、底板205との境目である折り目線e2の上側 に第2の側壁板210が連設され、さらにその上側に、折り目線f2、g2を介 して第2の上板211、第2の舌片212が連設され、上板211には孔211 a、211bが形成されている。
【0029】 さらに、蓋板203においては、底板205との境目である折り目線i2の左 側に第3の側壁板214が連設され、さらにその左側に、折り目線j2、k2を 介して第3の上板215、第3の舌片216が連設され、上板215には孔21 5aおよび半円切欠き部215b、215cが形成されている。なお、216a は舌片216の切断線であり、すでに切断された線である。
【0030】 さらに、蓋板204においては、底板205との境目である折り目線l2の右 側に第4の側壁板217が連設され、さらにその右側に、折り目線m2、n2を 介して第4の上板218、第4の舌片219が連設され、上板218には半円切 欠き部218b、218cが形成されている。なお、219aは舌片219の切 断線であり、すでに切断された線である。
【0031】 以上のように形成されている展開状態の段ボールを次ぎの手順に従って組み立 てることによって図5の上パッド2を形成することができる。
【0032】 まず、図7(a)に示すように、第1の蓋板201の側壁板206を折り目線 a2を介して底板205と直角に折り曲げ、次ぎに、第1の上板207、第1の 舌片208を折り目線c2、b2を介して側壁板206、上板207と直角に折 り曲げて、舌片208が直角に底板205に当接するようにすると共に、第1の 上板207が底板205に被さるようにする。次いで、側壁板206に連設され た2つの第1の耳片209を折り目線d2を介して側壁板206と直角に折り曲 げる。
【0033】 次ぎに、第2の蓋板202の側壁板210を折り目線e2を介して底板205 と直角に折り曲げ、次ぎに、第2の上板211、第2の舌板212を折り目線g 2、f2を介して側壁板210、上板211と直角に折り曲げて、舌片212を 第1の蓋板201の孔207aに挿入し、第2の上板211が第1の上板207 を覆うようにする。次いで、側壁板210に連設された2つの第2の耳片213 を折り目線h2を介して側壁板210と直角に折り曲げる。
【0034】 次ぎに、図7(b)に示すように、第3の蓋板203の側壁板214を折り目 線i2を介して底板205と直角に折り曲げ、次ぎに、第3の上板215、第3 の舌板216を折り目線k2、j2を介して側壁板214、上板215と直角に 折り曲げて、舌片216を第2の蓋板202の孔211aおよび第1の蓋板20 1の孔207bに挿入し、第3の上板215が第2の上板211を覆うようにす る。
【0035】 次ぎに、図7(c)に示すように、第4の蓋板204の側壁板217を折り目 線l2を介して底板205と直角に折り曲げ、次ぎに、第4の上板218、第2 の舌板219を折り目線n2、m2を介して側壁板217、上板218と直角に 折り曲げて、舌片219を第3の蓋板203の孔215a、第2の蓋板202の 孔211bおよび第1の蓋板201の孔207c(図7(b)参照)に挿入し、 第4の上面板218が第3の上面板215を覆うようにする。
【0036】 このようにして図5に示す上パッド2が形成される。図5の半円切欠き部21 5b、218bおよび215c、218cは、後述の外箱3に収納された上パッ ド2を外箱3から抜き易くするためのものである(図1参照)。
【0037】 図8は図1の外箱3を示す斜視図である。この外箱3は、小上蓋30、31、 大上蓋32、上面を構成する上蓋33、上蓋33を固定する上蓋固定片34、底 蓋35および側面を構成する側壁部36から成る。
【0038】 上記外箱3は、図9に展開して示すように、段ボールを打ち抜いて成形された 状態から組み立てることによって形成されている。図9は、外箱3を外側から見 た(すなわち外箱3の表面を示す)展開図である。
【0039】 外箱3の展開状態の構成について説明する。図9に示すように、側壁部36は 第1〜第4の側壁361〜364から成り、底蓋35は底蓋片351〜354か ら成る。第1の側壁361の左縁には折り目線a3を介して第2の側壁362が 連設され、第2の側壁362の左縁には折り目線b3を介して第3の側壁363 、第3の側壁363の左縁には折り目線c3を介して第4の側壁364、第4の 側壁364の左縁には折り目線d3を介して当接部37が連設されている。
【0040】 また、第2の側壁362の上縁には折り目線l3を介して上蓋が連設され、第 1、第3の側壁361、363の上縁には折り目線g3、e3を介して小上蓋3 1、30が連設され、第4の側壁364の上縁には折り目線i3を介して大上蓋 32が連設されている。また、第1〜第4の側壁361〜364の下縁には折り 目線m3、n3、p3、q3を介して第1〜第4の底蓋片351〜354が連設 されている。第1、第3の側壁361、363には、すでに切断された切断線3 61a、363aおよび折り目線361b、363bが設けられており、切断線 361a、363aにより手掛け蓋361c、363cおよび手掛け穴361d 、363dが形成されている。
【0041】 さらに、上蓋33には折り目線k3の中央部分に上蓋33を固定するための孔 331aが形成され、第4の側壁364と大上蓋32との境界線である折り目線 i3の中央部分には上蓋固定片34が形成されている。この上蓋固定片34は、 切断線34aで側壁364の一部と大上蓋32の一部とを切断することにより、 折り目線34bを介して自在に曲げることができる。
【0042】 当接部37、第1、第2の底蓋片351、352の傾斜角θ1は例えば45度 であり、第3の底蓋片353の傾斜角θ2、θ3は例えば60度、70度である 。
【0043】 以上のように形成された展開状態の段ボールの組立て手順について図10は用 いて説明する。まず、図10(a)に示すように、折り目線a3、b3、c3、 d3を介して、第1、第2、第3、第4の側壁361、362、363、364 を、連設する隣りの側壁362、363、364、当接部37に直角に折り曲げ る。折り曲げる方向は、(図9は外側から見た図であるので)紙面に垂直に下方 に折り曲げる。側壁361〜364および当接部37を折り曲げた後、当接部3 7を第1の側壁361の裏面に糊等により接着する。次いで、小上蓋30、31 の蓋板301、311を折り目線f3、h3を介して側壁板302、312と直 角に折り曲げる。折り曲げる方向は、図9で、紙面に垂直に上方に折り曲げる。 次いで、側壁板302、312を折り目線e3、g3を介して第3、第1の側壁 363、361と180度の角度を成して外箱3の内側に折り曲げる。つまり、 側壁板302、312を第3、第1の側壁363、361の裏面に当接させる。 次に、大上蓋32の蓋板321を折り目線j3を介して側壁板322と直角に折 り曲げる。折り曲げる方向は、図9で、紙面に垂直に上方に折り曲げる。次いで 、側壁板322を折り目線i3を介して第4の側壁364と180度の角度を成 して外箱3の内側に折り曲げる。つまり、側壁板322を第4の側壁364の裏 面に当接させる。
【0044】 次に、図10(b)に示すように、上蓋33の舌片331を折り目線k3を介 して上蓋33の蓋板332と直角に外箱3の内側に折り曲げ、次いで、蓋板33 2を折り目線l3を介して第2の側壁362と直角に外箱3の内側(図9で下方 )に折り曲げ、舌片331を第4の側壁364の裏面(内側の面)に当接させる 。次に、第4の側壁364に連設する上蓋固定片34を上蓋33の孔331aに 挿入する。
【0045】 次に、図10(c)に示すように、底蓋片351を折り目線m3を介して第1 の側壁361と直角に折り曲げ、次いで底蓋片352を折り目線n3を介して第 2の側壁362と直角に折り曲げる。これにより、底蓋片351の位置351a が底蓋片352の位置352aに一致し、底蓋片352は、底蓋片351の上側 になった状態で底蓋片351と一部重なる。この重なり部分を糊等で接着する。 次に、底蓋片353を折り目線p3を介して第3の側壁363と直角に折り曲げ 、次いで底蓋片354を折り目線q3を介して第4の側壁364と直角に折り曲 げる。これにより、底蓋片353の位置353aが底蓋片354の位置354a に一致し、底蓋片354は、底蓋片353の上側になった状態で底蓋片353と 一部重なる。この重なり部分を糊等で接着し、底蓋片351、352と重なる底 蓋片354の部分を底蓋片351、352の下側に入れ込む。
【0046】 このようにして、図8に示す外箱3が形成される。図8の円形孔321a、3 11aおよび321b、301aは、一升瓶等の瓶体の頂部を固定して瓶体に加 わる衝撃を少なくするためのものである。また、半円切欠き部321cは大上蓋 32を開け易くするためのもの、半円切欠き部301b、311bは小上蓋30 、31を開け易くするためのものである。さらに、側壁361、363の孔部3 61c、363cは、外箱3内に中枠1、上パッド2を配設して瓶体を収納した 場合に外箱3を持ち易くするためのものである。
【0047】 以上のようにして組み立てられた2組4個の中枠1、1個の上パッド2および 1個の外箱3により、図1に示すように、2本の一升瓶Aの胴部は各中枠1の側 壁支持板105(図2参照)に当接して支持され、一升瓶Aの底部は各中枠1の 下部支持板112(図2参照)に当接して支持され、一升瓶Aの頂部は上パッド 2の孔205a(図5参照)、205b、大上蓋32の孔321a、321bお よび小上蓋30、31の孔301a、311aに挿入されて支持されるので、瓶 体の揺れの少ない、安定した収納状態を維持することができる。しかも、中枠1 の第1側壁板103、第2側壁板104および側壁支持板105によって形成さ れる中空の三角柱(図2参照)並びに下壁板107、下部連結板108、下部支 持板112および補強片109、111によって形成される中空部(図2参照) 、並びに、上パッド2の中空部(図5参照)により、輸送時等に外部から衝撃が 与えられても、その衝撃を確実に吸収することができ、一升瓶Aの損傷を防止す ることができる。図2の中枠1の突起片104aも衝撃を和らげるためのもので ある。
【0048】 また、中枠1と上パッド2と外箱3とを段ボールで形成したので、使用後に容 易に廃棄処分することができる。
【0049】 さらに、本実施例では、中枠1に切欠き部113(図2参照)を設けて、手掛 け穴361c、363c(図8参照)を形成できるようにしたので、一升瓶Aを 収納した場合の瓶包装箱の取扱いが容易になる効果がある。
【0050】 なお、上記実施例では一升瓶の場合について説明したが、本考案はこれに限ら ず、種々の瓶たとえばワイン瓶、ウイスキー瓶等についても適用できるものであ る。
【0051】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、一升瓶等の胴部は各中枠の側壁 支持板に、その底部は各中枠の下部支持板に当接して支持され、瓶の頂部は上パ ッド、大上蓋および小上蓋の貫通孔に挿入されて支持されるので、揺れの少ない 安定した収納状態を維持することができる。しかも、中枠の側壁支持部の中空三 角柱、下部支持部の中空部および直方体形状の上パッドの中空部により、輸送時 等に外部から衝撃が与えられても、その衝撃を確実に吸収することができ、瓶の 損傷を防止することができる。
【0052】 また、中枠と上パッドと外箱とを段ボールで形成したので、使用後に容易に廃 棄処分することができる。
【0053】 さらに、手掛け穴を外箱の側面に設けたことにより、一升瓶等を収納した場合 の瓶包装箱の取扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による瓶包装箱の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の実施例を構成する中枠を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の中枠の展開図である。
【図4】図2の中枠の組み立て手順を示す説明図であ
る。
【図5】図1の実施例を構成する上パッドを示す斜視図
である。
【図6】図5の上パッドの展開図である。
【図7】図5の上パッドの組み立て手順を示す説明図で
ある。
【図8】図1の実施例を構成する外箱を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の外箱の展開図である。
【図10】図8の外箱の組み立て手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 中枠 2 上パッド 3 外箱 30、31 小上蓋 32 大上蓋 33 上蓋 101 側壁支持部 102 下部支持部 205a、321a、311a 円形孔 A 一升瓶

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2組の中枠組と、1個の上パッドと、1
    個の外箱とを備え、 前記中枠組は、互いに対向して当接された2個の中枠か
    ら成り、 前記中枠と上パッドと外箱とは段ボールから形成され、 前記中枠の各々は、一升瓶等の瓶体の胴部を当接して支
    持する一対の中空三角柱状の側壁支持部と、前記瓶体の
    底部を支持する中空な下部支持部とを備え、 前記上パッドは、上面および底面の形状が長辺と短辺の
    比が略2対1の長方形で、側面の形状が横長の長方形で
    ある中空直方体であり、前記瓶体の頂部を貫通させて支
    持する貫通孔を2つ底面に有し、 前記外箱は上面、底面および側面から成り、上面および
    底面の形状が長辺と短辺の比が略2対1の長方形で、側
    面の形状が縦長の長方形である中空直方体であり、側面
    の上部に連設して1片の大上蓋と2片の小上蓋とを有
    し、大上蓋は瓶固定用の2つの貫通孔、小上蓋は瓶固定
    用の1つの貫通孔を有し、前記2組の中枠組を前記中枠
    の下部支持部を底面に当接して収納し、前記小上蓋又は
    大上蓋を前記中枠組の上部に当接し、前記大上蓋を小上
    蓋に又は前記小上蓋を大上蓋に当接し、前記上パッドを
    前記小上蓋又は大上蓋と上面を構成する上蓋との間に配
    設し、 前記大上蓋の2つの貫通孔、前記小上蓋のそれぞれの貫
    通孔および前記上パッドの2つの貫通孔とにより前記瓶
    体の頂部を固定することを特徴とする瓶包装箱。
  2. 【請求項2】 前記外箱は指を挿入する手掛け穴を側面
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の瓶包装箱。
JP076682U 1992-11-06 1992-11-06 瓶包装箱 Pending JPH07817U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0263320B2 (ja) * 1982-08-06 1990-12-27 Unisys Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0263320B2 (ja) * 1982-08-06 1990-12-27 Unisys Corp

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