JPH078170A - チョコレート気泡除去方法 - Google Patents

チョコレート気泡除去方法

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Publication number
JPH078170A
JPH078170A JP5153961A JP15396193A JPH078170A JP H078170 A JPH078170 A JP H078170A JP 5153961 A JP5153961 A JP 5153961A JP 15396193 A JP15396193 A JP 15396193A JP H078170 A JPH078170 A JP H078170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chocolate
bubbles
fluid
bag
chocolate material
Prior art date
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Pending
Application number
JP5153961A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuji Akutagawa
篤二 芥川
Uichi Otani
宇一 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akutagawa Confectionery Co Ltd
Original Assignee
Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akutagawa Confectionery Co Ltd filed Critical Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Publication of JPH078170A publication Critical patent/JPH078170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、複雑な形状の凹凸部を有す
る袋状弾性成形型に充填されたチョコレート中の気泡を
も容易に除去することができるチョコレート気泡除去方
法を提供すること。 【構成】装飾模様を有するチョコレート成形品を成形す
るための凹凸が内面に形成された袋状弾性成形型に流動
状チョコレート材料を充填する工程と、充填された前記
流動状チョコレート材料を固化する工程と、固化したチ
ョコレート材料を該袋状弾性成形型から取り出す工程と
からなる連続してチョコレート成形品を製造する方法に
おいて、該袋状弾性成形型に充填された該流動状チョコ
レート材料が固化する前に、該袋状弾性成形型の外面に
超音波伝達体を接触させて、該流動状チョコレート材料
内に超音波を伝達することにより気泡の除去を促進する
工程を含むことを特徴とするチョコレート気泡除去方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チョコレートの製造方
法に関し、特に、装飾模様を有するチョコレート成形品
内に生じる気泡の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チョコレートの製造過程において
チョコレート中に混入した気泡を除去するために、様々
な方法が行われており、例えば、ポリカーボネートなど
のプラスチック板の表面に凹凸模様を形成し、この凹凸
部に流動状チョコレート材料を充填して、これを振動さ
せる方法がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、単純な凹凸模様のチョコレート成形型に
おいてチョコレート中に混入した気泡の除去は可能であ
るものの、微妙な形状及び逆テーパー形状等の複雑な凹
凸形状が内表面に形成されたチョコレートの袋状弾性成
形型において、その凹凸部に充填されたチョコレート中
に混入した気泡の除去は不十分であるという問題点があ
る。また、装飾模様面上に気泡が形成されたチョコレー
ト成形品は製品としての価値が低下するとともに、気泡
の程度によっては製品としての販売も不可能になる。し
たがって、チョコレート成形型の形状を単純にしなけれ
ばならなくなり、デザインが制約されるという問題点も
ある。
【0004】そこで、本発明はこのような課題に着目し
てなされたもので、複雑な形状の凹凸部を有する袋状弾
性成形型に充填されたチョコレート中の気泡をも容易に
除去することができるチョコレート気泡除去方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、その要旨は、装飾模
様を有するチョコレート成形品を成形するための凹凸が
内面に形成された袋状弾性成形型に流動状チョコレート
材料を充填する工程と、充填された前記流動状チョコレ
ート材料を固化する工程と、固化したチョコレート材料
を該袋状弾性成形型から取り出す工程とからなる連続し
てチョコレート成形品を製造する方法において、該袋状
弾性成形型に充填された該流動状チョコレート材料が固
化する前に、該袋状弾性成形型の外面に超音波伝達体を
接触させて、該流動状チョコレート材料内に超音波を伝
達することにより気泡の除去を促進する工程を含むこと
を特徴とするチョコレート気泡除去方法である。
【0006】
【作用】本発明のチョコレート気泡除去方法では、超音
波伝達体からチョコレート成形型を介してチョコレート
成形型内の流動状チョコレート材料に超音波を伝達する
ことにより、チョコレート材料の流動性が増して、複雑
な形状の凹凸部に充填されたチョコレート中の気泡が放
出される。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の一実
施例を説明する。
【0008】図1は、流動状チョコレート材料が充填さ
れた弾性成形型の外面に、超音波伝達体を接触させて、
流動状チョコレート内に混入した気泡の除去する工程を
示す一部断面概略図であり、複数の袋状弾性成形型10
が連続して一体に成形された弾性成形型Aと、該弾性成
形型Aをチョコレート製造ラインとしての無端ベルトに
て搬送するための固定枠部、すなわち上枠40及び下枠
41と、超音波発生器20と、超音波伝達体21とが図
示されている。図2は、図1の工程にて用いる弾性成形
型のみの斜視図であり、図3は弾性成形型を構成する一
個の袋状弾性成形型の断面図である。なお、この弾性成
形型Aは、図面上は花と蝶の凹凸模様が実線で示すよう
に裏面に透過するようになっている。(実際は見えない
ようになっている。)図3に示すように、それぞれの袋
状弾性成形型10は、全体が滑らかな曲面からなる略円
柱状をしており、下端部に、花と蝶2の模様が1個ずつ
があり、花には中央に花芯3と、外端が下方に反った花
片4が花心3に対して放射状に配置されており、蝶2は
下方に反った羽根が配されている。したがって、この微
細な凹凸模様は花片4の下面部が逆テーパー5となって
おり、反った先端部6が先鋭な形状となっている。
【0009】本実施例において、弾性成形型Aは、下端
部に花と蝶の凹凸模様を有する9個の袋状弾性成形型1
0が一体に形成されているが、凹凸模様、袋状弾性成形
型の個数及びそれぞれの袋状弾性成形型10を分離する
か一体とするかは、特に限定されず、本発明は適宜デザ
インされる袋状弾性成形型においても適用可能である。
【0010】上述した図1の気泡除去工程は、チョコレ
ートの連続製造ライン上において、流動状チョコレート
30を袋状弾性成形型10へ充填する工程と充填された
流動状チョコレート30を固化する工程との各工程間に
実施される。超音波発生器20からの超音波が導線22
を通じて超音波伝達端子21に伝えられ、袋状弾性成形
型10の外面(最も気泡の発生しやすい模様部分15の
外表面が望ましい)を介して、流動状チョコレートに伝
達される。この時、超音波の作用によりチョコレート材
料粒子の流動性が増して、通常の成形型を振動させる方
法によっては除去不可能な気泡、すなわち模様部分15
に混入した極小の気泡が、流動状チョコレート中を上昇
して、流動状チョコレート表面から空気中へと抜け出
る。
【0011】超音波伝達体の形状は特に限定されない
が、チョコレート連続製造ラインの変更に伴い様々に変
更されるチョコレート成形型に対応するためには、平板
とすることが望ましい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、超音波の
性質、すなわち、いかなる微細な形状の凹凸部(本発明
ではチョコレート成形型の凹凸部)へも伝達可能である
という性質と、超音波伝達媒質(本発明では流動状チョ
コレート材料)の流動性が増すという性質とにより、微
妙な形状及び逆テーパー形状等の複雑な凹凸形状チョコ
レート成形型からの気泡の除去が可能になる。したがっ
て、微妙な形状及び逆テーパー形状等の複雑な凹凸形状
の装飾模様を有するチョコレートの製造も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチョコレート気泡除去方法を示す一部
断面概略図である。
【図2】図1にて用いる弾性成形型の斜視図である。
【図3】図2の弾性成形型を構成する一個の袋状弾性成
形型の断面図である。
【符号の説明】
10 袋状弾性成形型 15 模様部分 20 超音波発生器 21 超音波伝達端子 30 流動状チョコレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾模様を有するチョコレート成形品を
    成形するための凹凸が内面に形成された袋状弾性成形型
    に流動状チョコレート材料を充填する工程と、充填され
    た前記流動状チョコレート材料を固化する工程と、固化
    したチョコレート材料を該袋状弾性成形型から取り出す
    工程とからなる連続してチョコレート成形品を製造する
    方法において、 該袋状弾性成形型に充填された該流動状チョコレート材
    料が固化する前に、該袋状弾性成形型の外面に超音波伝
    達体を接触させて、該流動状チョコレート材料内に超音
    波を伝達することにより気泡の除去を促進する工程を含
    むことを特徴とするチョコレート気泡除去方法。
JP5153961A 1993-06-24 1993-06-24 チョコレート気泡除去方法 Pending JPH078170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110174077A1 (en) * 2008-05-16 2011-07-21 Windhab Erich J Method for the in-line measurement of the setting, contraction and wall release behaviour of confectionery/chocolate products which have been poured into moulds during production, and apparatus for carrying out this method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110174077A1 (en) * 2008-05-16 2011-07-21 Windhab Erich J Method for the in-line measurement of the setting, contraction and wall release behaviour of confectionery/chocolate products which have been poured into moulds during production, and apparatus for carrying out this method
US8522616B2 (en) * 2008-05-16 2013-09-03 Eth Zurich Method for the in-line measurement of the setting, contraction and wall release behaviour of confectionery/chocolate products which have been poured into moulds during production, and apparatus for carrying out this method

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