JPH0781406A - ドアアウターパッド取付構造 - Google Patents

ドアアウターパッド取付構造

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JPH0781406A
JPH0781406A JP5232682A JP23268293A JPH0781406A JP H0781406 A JPH0781406 A JP H0781406A JP 5232682 A JP5232682 A JP 5232682A JP 23268293 A JP23268293 A JP 23268293A JP H0781406 A JPH0781406 A JP H0781406A
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JP
Japan
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door
outer pad
door outer
panel
pad
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JP5232682A
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Kazuo Hoshino
一雄 星野
Kimie Mitsutano
君枝 満多野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアアウターパッドの下端部に可撓性を持た
せ、ドアパネルへの取付性を良好にすることができるド
アアウターパッド取付構造の提供を目的とする。 【構成】 ドアを構成するアウターパネル2とインナー
パネル1との間に、車両側方からの衝撃に対してアウタ
ーパネル2の一定量以上の変形を阻止するドアアウター
パッド10を介装し、ドアアウターパッド10の下端部
をアウターパネル2とインナーパネル1の段差部1aと
の間に挟み込ませて固定するドアアウターパッド取付構
造において、ドアアウターパッド10の下端部を、車幅
方向において可撓性を有するように、くし歯状に突起1
1,12,13を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアアウターパッド
の下端部のドアパネル間への取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から図9および図10に示すよう
に、側面衝突時の乗員の安全を確保するため、インナー
パネル1とアウターパネル2との間にドアの剛性を向上
させるためのサイドビーム3を設けると共に、アウター
パネル2の一定量以上の変形を阻止するドアアウターパ
ッド4を設けた構造が知られている。
【0003】ドアアウターパッド4は、上端部が取付部
材5を介してサイドビーム3に固定されると共に、下端
部は図10に示すようにアウターパネル2とインナーパ
ネル1の段差部1aとの間に挟み込まれて固定されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のドアアウターパッド取付構造においては、ドア
アウターパッド4の下端部が中実のむくの状態であり、
剛性を有しているため、適当な撓みが得られない。
【0005】従って、アウターパネル2とインナーパネ
ル1の段差部1aとの間隔が設計値より小さい場合、あ
るいはドアアウターパッド4自体の厚さが設計値より大
きい場合には挟み込みが困難であると共に、逆の場合に
は遊びが生じて確実に固定されず、パッドのドアパネル
への取付が安定しないという問題がある。
【0006】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、ドアアウターパッドの下端
部に可撓性を持たせ、ドアパネルへの取付性を良好にす
ることができるドアアウターパッド取付構造の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるドアア
ウターパッド取付構造は、上記の目的を達成させるた
め、ドアを構成するアウターパネルとインナーパネルと
の間に、車両側方からの衝撃に対してアウターパネルの
一定量以上の変形を阻止するドアアウターパッドを介装
し、ドアアウターパッドの下端部をアウターパネルとイ
ンナーパネルの段差部との間に挟み込ませて固定するド
アアウターパッド取付構造において、ドアアウターパッ
ドの下端部を、車幅方向において可撓性を有するよう
に、くし歯状に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述したこの発明の構成によれば、ドアアウタ
ーパッドの下端部をアウターパネルとインナーパネルの
段差部との間に装着する際に、下端部が撓みを持つため
にスムースに装着することができ、かつ、装着後は弾性
によるクリップ効果により固定される。
【0009】
【実施例】以下、この発明にかかるドアアウターパッド
取付構造を図面に基づいて説明する。
【0010】図1乃至図5は、この発明にかかるドアア
ウターパッド取付構造の一実施例を示すものである。
【0011】図1および図2に示すように、ドアを構成
するインナーパネル1とアウターパネル2との間には、
側面衝突時の乗員の安全を確保するため、ドアの剛性を
向上させるためのサイドビーム3が設けられると共に、
アウターパネル2の一定量以上の変形を阻止するドアア
ウターパッド10が設けられている。
【0012】ドアアウターパッド10は、その上端部1
0aが取付部材5を介してサイドビーム3に固定される
と共に、下端部はアウターパネル2とインナーパネル1
の段差部1aとの間に挟み込まれて固定されている。
【0013】ドアアウターパッド10は、側面衝突時に
相手方の乗用車のバンパーが衝突する位置であって、乗
員の腰の部分に対応する位置に設けられている。衝突に
よりアウターパネル2が車室内側に大きく変形すると、
ドアアウターパッド10も共に車室内側へ向けてインナ
ーパネル1に当接するまで変位するが、衝突力をドアア
ウターパッド10が吸収してアウターパネル2のそれ以
上の変形が抑制される。これにより、側面衝突時の乗員
の安全が確保される。
【0014】この実施例で示すフロントドア用のドアア
ウターパッド10の下端部は、図3に示す通り車幅方向
において可撓性を有するように、薄肉の3つの突起1
1,12,13が互い違いに設けられて、全体としてく
し歯状に形成されている。中央の突起11はアウターパ
ネル2側、両端の突起12,13はインナーパネル1側
となるよう配置される。図4および図5は、それぞれ図
3のIV-IV線、V-V線に沿う断面図である。
【0015】取付時には、ドアアウターパッド10の下
端をアウターパネル2とインナーパネル1の段差部1a
との間に挿入して挟み込み、上端を取付金具5を介して
サイドビーム3に固定する。下端部が可撓性を有するた
め、挟み込み時にはその弾性に抗してもスムースに挿入
できると共に、取付後はその弾性によるクリップ効果に
よりパネル間に固定される。
【0016】また、ドアアウターパッド10の下端部が
くし歯状に形成されて排水性がよいため、アウターパネ
ル2とドアアウターパッド10との間に進入した水もド
アの下部に向けて流れ易く、寒冷期における凍結を防ぐ
ことができる。
【0017】図6は、図3に示したフロントドア用のド
アアウターパッド10の下端部を拡大して示したもので
ある。この例では、車両前後方向における中央の突起1
1の長さをL1とした時、周辺の突起12,13の長さ
L2は、L1より小さく設定されている。中央の突起1
1と周辺の突起12,13との前後方向の間隔Aは、パ
ッドの成形型の成立性を検討した上で決定される。
【0018】ドアアウターパッド10の下端部の車幅方
向の自然状態での厚さBは、アウターパネル2とインナ
ーパネル1の段差部1aとの間隔のバラツキを考慮し、
基準間隔L0よりも大きくなるよう設定されている。ま
た、各突起の車幅方向の厚さC,D、突起の上下方向の
高さEは、パネル間に挟み込んだときに折れが生じない
よう設定される必要がある。具体的には、上記のバラツ
キを±Xと考えると、厚さLは基準間隔L0よりX大き
く設定することにより間隔がL0+Xとなったときにも
遊びが生じず、L0−Xとなったときにも折れが生じな
いよう設定される。
【0019】図7は、リアドア用のドアアウターパッド
の下端部を示す。この例においても、下端部には3本の
突起が設けられており、前後方向における中央の突起の
長さL3は両端の突起の長さL4よりも大とされてい
る。他の寸法A,B,C,D,Eは、フロントドア用の
ドアアウターパッドにおけるのと同様の条件を考慮して
決定される。
【0020】なお、ドアアウターパッド下端部のくし歯
状の突起の数は、上述した実施例のように3本に限定さ
れず、例えば図8に示すドアアウターパッド20ように
5本の突起21−25を有する構成としてもよいし、あ
るいは他の本数としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ドアアウターパッドの下端部をくし歯状とすること
により、ドアパネル間の間隔にバラツキがある場合に
も、挟み込みを容易とすると共に、取付後は下端部の弾
性によりパネル間に固定されるため、パッドのパネル間
への取付性を向上させることができる、という実用上有
益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるドアアウターパッドの一実
施例を示すドアの側面図である。
【図2】 図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】 実施例のフロントドア用のドアアウターパッ
ド単体の斜視図である。
【図4】 図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】 図3のV-V線に沿う断面図である。
【図6】 図3に示すドアアウターパッドの下端部の斜
視図である。
【図7】 実施例のリアドア用のドアアウターパッドの
下端部の斜視図である。
【図8】 実施例の変形例にかかるドアアウターパッド
を示す平面図である。
【図9】 従来のドアアウターパッド構造を示す側面図
である。
【図10】 図9のX-X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…インナーパネル 1a…段差部 2…アウターパネル 10…ドアアウターパッド 11,12,13…突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアを構成するアウターパネルとインナ
    ーパネルとの間に、車両側方からの衝撃に対して前記ア
    ウターパネルの一定量以上の変形を阻止するドアアウタ
    ーパッドを介装し、該ドアアウターパッドの下端部を前
    記アウターパネルと前記インナーパネルの段差部との間
    に挟み込ませて固定するドアアウターパッド取付構造に
    おいて、 前記ドアアウターパッドの下端部を、車幅方向において
    可撓性を有するように、くし歯状に形成したことを特徴
    とするドアアウターパッド取付構造。
JP05232682A 1993-09-20 1993-09-20 ドアアウターパッド取付構造 Expired - Fee Related JP3132260B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052927A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車用ドア構造
JP2013136319A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002052927A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車用ドア構造
JP2013136319A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Honda Motor Co Ltd 車両用ドア

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