JPH0781071A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

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JPH0781071A
JPH0781071A JP22537893A JP22537893A JPH0781071A JP H0781071 A JPH0781071 A JP H0781071A JP 22537893 A JP22537893 A JP 22537893A JP 22537893 A JP22537893 A JP 22537893A JP H0781071 A JPH0781071 A JP H0781071A
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JP
Japan
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piezoelectric element
pressure chamber
ink jet
lower electrode
manufacturing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22537893A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakazawa
明 中澤
Atsushi Kodama
淳 児玉
Hiroko Miyake
裕子 三宅
Hironori Kitagawa
博紀 北川
Takeshi Mita
剛 三田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットヘッドの製造方法に関し、ペ
ースト状材料の印刷焼成により形成される圧電素子の形
状を立方体状にすることのできるインクジェットヘッド
の製造方法を提供する。 【構成】 圧力室22を覆う振動板21a上に下部電極
26を形成した後、該下部電極26上に凹凸パターン2
7を形成し、該凹凸パターン27の凹部27aに圧電素
子ペーストを充填し焼成することにより圧電素子28を
形成することを特徴とする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いられるインクジェットヘッドの製造方法に関す
るものである。
【0002】ディスクトップタイプのノンインパクトプ
リンタとしては、インクジェット,熱転写等の方式が実
用化されている。これらの方式の中で、インクジェット
記録方式は構造が簡単で、カラー化がしやすく、騒音も
ない等の利点を有しているため、今後の記録方式の主流
として期待されている。本発明は、インクジェットプリ
ンタの特に記録ヘッド(インクジェットヘッド)に関す
るものである。
【0003】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッドにおいてイ
ンクを粒子化するための駆動源としては、圧電素子が用
いられている。圧電素子は、成形−焼成−電極形成し
た、圧力室に対応した大きさのものを接着剤により振動
板に張り付けていた。図2はこの方式の従来のインクジ
ェットヘッド1の要部を示し、インクジェットヘッド1
は、圧力室8及び該圧力室8にインクを供給するインク
供給路9を有する流路板10と、ノズル11を有するノ
ズル板12と、を接合して構成されている。
【0004】圧電素子13は、流路板10の圧力室8に
接する部分である振動板14に張り付けられている。こ
のインクジェットヘッド1が適用されるインクジェット
プリンタの概要を図3に示す。
【0005】図3において、2はプラテン、3はインク
タンク、4はインクジェットヘッド1とインクタンク3
を接続するインクパイプである。インクジェットヘッド
1は、ガイド5,6に案内されプラテン2に沿って往復
運動するキャリア7上に搭載され、所定時機に圧電素子
13に所定時間電圧を印加することにより作動して印字
を行う。この作動の詳細は次の通りである。
【0006】圧電素子13に電圧が印加されると、圧電
素子13は変形し、圧力室8内のインクの圧力が上昇し
てノズル11からインクが噴射され、該インクがプラテ
ン2上の記録紙(図3では図示を省略)に付着して印字
が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成,作用
を有するインクジェットヘッドを小型化するためには、
圧力室を小さく高密度に配置しなければならない。その
ためには、圧電素子の面積も小さくしなければならない
が、同時に厚さも薄くする必要がある。しかし、取り扱
い上圧電素子を100μm以下に薄くするのは難しい。
またヘッド構成物上で圧電素子を成形し焼成して構成す
る方法も考えられるが、圧電素子の焼成温度は一般に9
00〜1200℃程度であり、この高温に耐える材料で
ヘッドを構成するのは困難であった。
【0008】この問題を解決するために、シリコン単結
晶ウエハでヘッドを構成し、シリコン上に圧電素子ペー
ストをスクリーン印刷して乾燥し焼成することにより圧
電素子を形成する方法も提案されている。
【0009】しかし、スクリーン印刷では圧電素子の形
状を完全な立方体にはできず、従って電極を圧電素子の
表面積より小さくしなければならないため、圧電素子を
駆動する電圧をより大きくしなければならなかった。図
4はスクリーン印刷により形成された圧電素子15を示
す。圧電素子15は周辺部がだれてしまい、電極は鎖線
の位置に形成されることになる。
【0010】本発明は、ペースト状材料の印刷,焼成に
より形成される圧電素子の形状を立方体状にすることの
できるインクジェットヘッドの製造方法を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、インクの供給を受ける圧力室,該圧力
室に連通するノズル,及び該圧力室に接する振動板を備
え、該振動板上に、上部,下部の各電極が接続する圧電
素子が形成されたインクジェットヘッドの製造方法にお
いて、前記振動板上に前記下部電極を形成した後に、該
下部電極上に凹凸パターンを形成し、該凹凸パターンの
凹部に圧電素子ペーストを充填し焼成することにより圧
電素子を形成することを特徴とする構成(第1の構成)
とする。
【0012】また、インクの供給を受ける圧力室,該圧
力室に連通するノズル,及び該圧力室に接する振動板を
備え、該振動板上に、上部,下部の各電極が接続する圧
電素子が形成されたインクジェットヘッドの製造方法に
おいて、前記振動板上に前記下部電極を形成した後に、
該下部電極上に凹凸パターンを形成し、該凹凸パターン
の凹部に圧電素子ペーストを充填,乾燥し、その後、そ
の上に該凹部内で上部電極用ペーストを充填してから乾
燥,焼成することにより圧電素子と上部電極を同時に形
成することを特徴とする構成(第2の構成)とする。
【0013】また、上記第1の構成または第2の構成の
インクジェットヘッドの製造方法において、感光性樹脂
で凹凸パターンを形成することを特徴とする構成(第3
の構成)とする。
【0014】また、上記第1の構成または第2の構成の
インクジェットヘッドの製造方法において、感光性ガラ
スで凹凸パターンを形成することを特徴とする構成(第
4の構成)とする。
【0015】また、上記第1の構成または第2の構成の
インクジェットヘッドの製造方法において、凹凸パター
ンの凹部を圧力室の面積と位置に合わせて形成すること
を特徴とする構成(第5の構成)とする。
【0016】
【作用】圧電素子は振動板の上の下部電極上に形成され
た凹凸パターンの凹部内に圧電素子ペーストを充填し乾
燥焼成することによって立方体状に形成できるので、上
部電極を圧電素子の上面全面に形成でき、圧電素子を効
率良く使用できる。このため、駆動電圧を従来より低く
することができる。
【0017】
【実施例】以下、図1に関連して本発明の実施例を説明
する。
【0018】図1はインクジェットヘッドの製造方法説
明図で、ヘッド構造に際しては、シリコンウエハにエッ
チングで圧力室22とインク供給路23を形成して流路
板21を作製する。また、もう一枚のシリコンウエハに
エッチングでノズル25を形成してノズル板24を作製
し、該ノズル板24と流路板21を位置合わせして接合
する。流路板21の圧力室22の上の部分21aは振動
板となる。
【0019】次に、流路板21の上面(圧力室22形成
側と反対側の表面)に銀パラジウムペーストを印刷焼成
して下部電極26を形成し、さらにこの上に感光性樹脂
(レジスト)を厚さ30μmで塗布し、露光,現像する
ことにより、圧力室22と同形状でかつ該圧力室22に
対向する(圧力室22と面積,位置を合わせた)凹部2
7aを有する凹凸パターン27を形成した。
【0020】次に、この凹部28に圧電微粉末(PZ
T)とバインダ(エチルセルローズ)と有機溶剤の混合
物を充分混合,分散したペーストを充填し乾燥した後、
950℃で2時間焼成して圧電素子28を形成した。最
後にその上にスクリーン印刷により上部電極(銀電極)
29を印刷焼成してヘッドが完成する。
【0021】この場合、圧電素子28の形状は凹部27
aにより規制されて立方体状になるので、上部電極29
を圧電素子28の上面全面に形成できる。なお、圧電素
子ペーストを凹部27aに充填して乾燥すると、圧電素
子の厚さは27μm程度になるので、さらにその上に凹
部27a内で電極ペーストを充填し乾燥してから、圧電
素子と上部電極を同時に焼成することができる。このと
き用いる電極は銀パラジウム合金が良い。
【0022】また、凹凸パターンを形成するための材料
としては、上記の感光性樹脂の他に、感光性ガラスを使
用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、圧
電素子を立方体状に形成できるので、上部電極を圧電体
素子の上面全面に形成することができ、圧電素子を効率
良く使用できる。たのため、駆動電圧を従来より低くす
ることができ装置の小型化,低コスト化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインクジェットヘッドの製造
方法説明図である。
【図2】従来のインクジェットヘッドの要部を示す一部
破断斜視図である。
【図3】インクジェットプリンタの概要を示す斜視図で
ある。
【図4】印刷により形成された従来の圧電素子の形状説
明図である。
【符号の説明】
21 流路板 21a 振動板 22 圧力室 23 インク供給路 24 ノズル板 25 ノズル 26 下部電極 27 凹凸パターン 27a 凹部 28 圧電素子 29 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 博紀 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 三田 剛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの供給を受ける圧力室(22),
    該圧力室(22)に連通するノズル(25),及び該圧
    力室(22)に接する振動板(21a)を備え、該振動
    板(21a)上に、下部電極(26),上部電極(2
    9)が接続する圧電素子(28)が形成されたインクジ
    ェットヘッドの製造方法において、 前記振動板(21a)上に前記下部電極(26)を形成
    した後、該下部電極(26)上に凹凸パターン(27)
    を形成し、該凹凸パターン(27)の凹部(27a)に
    圧電素子ペーストを充填し焼成することにより圧電素子
    (28)を形成することを特徴とするインクジェットヘ
    ッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 インクの供給を受ける圧力室(22),
    該圧力室(22)に連通するノズル(25),及び該圧
    力室(22)に接する振動板(21a)を備え、該振動
    板(21a)上に、下部電極(26),上部電極(2
    9)が接続する圧電素子(28)が形成されたインクジ
    ェットヘッドの製造方法において、 前記振動板(21a)上に前記下部電極を形成した後、
    該下部電極(26)上に凹凸パターン(27)を形成
    し、該凹凸パターン(27)の凹部(27a)に圧電素
    子ペーストを充填,乾燥し、その上に該凹部(27a)
    内で上部電極用ペーストを充填してから乾燥,焼成する
    ことにより圧電素子と上部電極を同時に形成することを
    特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 感光性樹脂で凹凸パターンを形成するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジ
    ェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 感光性ガラスで凹凸パターンを形成する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のインク
    ジェットヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 凹凸パターンの凹部を圧力室の面積と位
    置に合わせて形成することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のインクジェットヘッドの製造方法。
JP22537893A 1993-09-10 1993-09-10 インクジェットヘッドの製造方法 Withdrawn JPH0781071A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006013372A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Fuji Xerox Co Ltd 機能膜の加工方法、及びそれを利用したインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2010099986A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Seiko Epson Corp アクチュエータ装置の製造方法及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2011088422A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法

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