JP2002166547A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

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JP2002166547A
JP2002166547A JP2000366642A JP2000366642A JP2002166547A JP 2002166547 A JP2002166547 A JP 2002166547A JP 2000366642 A JP2000366642 A JP 2000366642A JP 2000366642 A JP2000366642 A JP 2000366642A JP 2002166547 A JP2002166547 A JP 2002166547A
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pressure generating
auxiliary
partition
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Shiro Yazaki
士郎 矢崎
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁の変形を抑えて、クロストークの発生を
防止したインクジェット式記録ヘッド及びインクジェッ
ト式記録装置を提供する。 【解決手段】 複数の隔壁11によって画成されてノズ
ル開口に連通する圧力発生室12と、この圧力発生室1
2に対向する領域に振動板を介して設けられた下電極6
0、圧電体層70及び上電極80からなる圧電素子30
0とを備えるインクジェット式記録ヘッドにおいて、各
隔壁11に対向する領域の幅方向端部近傍に、前記圧力
発生室12の長手方向に沿って形成され且つ前記圧電素
子300とは独立する補助圧電素子310が、隔壁11
の両側の圧力発生室12のそれぞれに対応して設けられ
ていることにより、隔壁11の変形を抑えクロストーク
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を弾性膜で構
成し、この弾性膜の表面に圧電体層を形成して、圧電体
層の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット式記録ヘッドでは、例えば、360
dpi程度の解像度が得られるように、圧力発生室を高
密度に配列しようとすると、圧力発生室間の隔壁の厚さ
が薄くなるため、隔壁のコンプライアンスが高まってク
ロストークが発生しやすいという問題がある。
【0008】このような問題は、圧力発生室を形成する
流路形成基板の厚さを薄くして隔壁の高さを低くするこ
とにより解消することができるが、ハンドリング等の問
題があるため、大径のウェハを用いるのは困難であり、
製造コストが高くなるという問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、隔壁の変
形を抑えて、クロストークの発生を防止したインクジェ
ット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、複数の隔壁によって画成されてノズ
ル開口に連通する圧力発生室と、この圧力発生室に対向
する領域に振動板を介して設けられた下電極、圧電体層
及び上電極からなる圧電素子とを備えるインクジェット
式記録ヘッドにおいて、各隔壁に対向する領域の幅方向
端部近傍に、前記圧力発生室の長手方向に沿って形成さ
れ且つ前記圧電素子とは独立する補助圧電素子が、前記
隔壁の両側の圧力発生室のそれぞれに対応して設けられ
ていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドに
ある。
【0011】かかる第1の態様では、補助圧電素子の駆
動によって隔壁が圧力発生室の内側に倒れ込むように変
形されるため、圧電素子の駆動による隔壁の実質的な変
形量が抑えられ、クロストークが防止される。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記補助圧電素子が、前記圧力発生室の長手方向に
亘って形成されていることを特徴とするインクジェット
式記録ヘッドにある。
【0013】かかる第2の態様では、補助圧電素子の駆
動により、隔壁を確実に変形させることができる。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、同一の隔壁に対向する領域内に設けられる前
記補助圧電素子を構成する圧電体層が、連続的に形成さ
れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0015】かかる第3の態様では、上電極をパターニ
ングすることにより、各圧力発生室に対応する補助圧電
素子を比較的容易に形成することができる。
【0016】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、同一の隔壁に対向する領域内に設けら
れる前記補助圧電素子が、それぞれ独立して駆動可能で
あることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0017】かかる第4の態様では、各圧力発生室に対
向する領域に設けられた圧電素子の駆動に対応して補助
圧電素子を駆動させることができ、クロストークを確実
に防止することができる。
【0018】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶基板
に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子の各
層が薄膜及びリソグラフィ法により形成されたものであ
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0019】かかる第5の態様では、高密度のノズル開
口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量且つ比較
的容易に形成することができる。
【0020】本発明の第6の態様は、複数の隔壁によっ
て画成されてノズル開口に連通する圧力発生室と、この
圧力発生室に対向する領域に振動板を介して設けられた
下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを備
え、各隔壁に対向する領域の幅方向端部近傍に、前記圧
力発生室の長手方向に沿って形成され且つ前記圧電素子
とは独立する補助圧電素子が、前記隔壁の両側の圧力発
生室のそれぞれに対応して設けられているインクジェッ
ト式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録装置で
あって、前記圧電素子を駆動する駆動手段と、前記補助
圧電素子を駆動する補助駆動手段とを有し、前記圧電素
子駆動手段が前記隔壁を挟んで隣接する何れか一方の圧
力発生室に対応する圧電素子を駆動し且つ他方の圧力発
生室に対応する圧電素子を駆動しないときに、前記補助
駆動手段が、前記隔壁に対向する領域の前記一方の圧力
発生室側に設けられた補助圧電素子を駆動することを特
徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0021】かかる第6の態様では、補助駆動手段が、
所定のタイミングで各補助圧電素子を駆動することによ
り、圧電素子の駆動による隔壁の変形が、補助圧電素子
の駆動による隔壁の変形によって相殺され、隔壁の実質
的な変形量を小さく抑えることができ、クロストークを
防止できる。
【0022】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、前記補助駆動手段は、前記駆動手段が前記隔壁を挟
んで隣接する各圧力発生室に対応する両方の圧電素子を
駆動する場合に、前記隔壁に対向する領域の幅方向両側
に設けられた補助圧電素子のそれぞれを駆動することを
特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0023】かかる第7の態様では、隔壁にかかる応力
が、その幅方向で略均等となるため、隔壁の変形が抑え
られる。
【0024】本発明の第8の態様は、第6の態様におい
て、前記補助駆動手段は、前記駆動手段が前記隔壁を挟
んで隣接する各圧力発生室に対応する両方の圧電素子を
駆動する場合に、前記隔壁に対向する領域の幅方向両側
に設けられた補助圧電素子のそれぞれを駆動しないこと
を特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0025】かかる第8の態様では、隔壁にかかる応力
が、その幅方向で略均等となるため、隔壁の変形が抑え
られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0027】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、図1の平面図及び断面図である。
【0028】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなる。この流路形成基板10の一方の面は開口面とな
り、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリ
コンからなる、厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成され
ている。
【0029】この流路形成基板10には、シリコン単結
晶基板を異方性エッチングすることにより、複数の隔壁
11により区画された圧力発生室12が幅方向に並設さ
れ、その長手方向外側には、後述するリザーバ形成基板
のリザーバ部に連通して各圧力発生室12の共通のイン
ク室となるリザーバ100の一部を構成する連通部13
が形成され、各圧力発生室12の長手方向一端部とそれ
ぞれインク供給路14を介して連通されている。
【0030】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0031】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給路14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0032】なお、このような流路形成基板10の厚さ
は、圧力発生室12を配設する密度に合わせて最適な厚
さを選択する。例えば、180dpiの解像度が得られ
るように圧力発生室12を配置する場合、流路形成基板
10の厚さは、180〜280μm程度、より望ましく
は、220μm程度とするのが好適である。また、例え
ば、360dpiの解像度が得られるように圧力発生室
12を配置する場合には、流路形成基板10の厚さは、
100μm以下とするのが好ましい。これは、隣接する
圧力発生室間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高く
できるからである。
【0033】また、流路形成基板10の他方面側には、
各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通
するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が
接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。な
お、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.1〜1
mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜
4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、又
は不錆鋼などからなる。ノズルプレート20は、一方の
面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコン
単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果
たす。また、ノズルプレート20は、流路形成基板10
と熱膨張係数が略同一の材料で形成するようにしてもよ
い。この場合には、流路形成基板10とノズルプレート
20との熱による変形が略同一となるため、熱硬化性の
接着剤等を用いて容易に接合することができる。
【0034】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口21は数十μmの直径で精度よく形成する必要
がある。
【0035】一方、流路形成基板10に設けられた弾性
膜50の上には、厚さが例えば、約0.2μmの下電極
膜60と、厚さが例えば、約1μmの圧電体層70と、
厚さが例えば、約0.1μmの上電極膜80とが、後述
するプロセスで積層形成されて、圧電素子300及び補
助圧電素子310を構成している。ここで、圧電素子3
00及び補助圧電素子310は、下電極膜60、圧電体
層70、及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的に
は、圧電素子300及び補助圧電素子310の何れか一
方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70
を各圧力発生室12及び隔壁11毎にパターニングして
構成する。そして、ここでは圧力発生室に対向する領域
にパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層7
0から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪み
が生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、
下電極膜60を各圧電素子300及び補助圧電素子31
0の共通電極とし、上電極膜80を個別電極としている
が、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はな
い。何れの場合においても、各圧力発生室に圧電体能動
部が形成されていることになる。また、ここでは、圧電
素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生
じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称する。
なお、上述した例では、弾性膜50及び下電極膜60が
振動板として作用するが、下電極膜が弾性膜を兼ねるよ
うにしてもよい。
【0036】ここで、このような圧電素子300及び補
助圧電素子310の構造について詳しく説明する。
【0037】図3に示すように、圧電素子300及び補
助圧電素子310の一部を構成する下電極膜60は、並
設された複数の圧力発生室12に対向する領域に連続的
に設けられている。
【0038】また、本実施形態では、圧電体層70及び
上電極膜80が、各圧力発生室12に対向する領域内、
及び隔壁11に対向する領域にパターニングされて、各
圧電素子300が各圧力発生室12に対向する領域に設
けられると共に、補助圧電素子310が各隔壁11に対
向する領域に設けられている。
【0039】この補助圧電素子310は、各隔壁11に
対向する領域内、具体的には、隔壁11の幅方向両端部
近傍に、各圧力発生室12のそれぞれに対応して2つ設
けられ、且つそれぞれが圧力発生室12の長手方向に亘
って形成されている。すなわち、各圧力発生室12の幅
方向両側に、それぞれの圧力発生室12に対応する2つ
の補助圧電素子310が設けられている。なお、このよ
うな各圧電素子300及び補助圧電素子310を構成す
る上電極膜80は、その長手方向一端部近傍から弾性膜
50上に延設されたリード電極90を介して図示しない
外部配線と接続されている。
【0040】このように隔壁11に対向する領域に形成
される補助圧電素子310は、詳しくは後述するが、圧
電素子300と共に駆動され、隣接する圧力発生室12
間のクロストークを防止している。
【0041】ここで、このような本実施形態のインクジ
ェット式記録ヘッドの製造方法について、図4及び図5
を参照しながら以下に説明する。なお、図4は、圧力発
生室12の長手方向の断面図であり、図5は、幅方向の
断面図である。
【0042】まず、図4(a)に示すように、流路形成
基板10となるシリコン単結晶基板のウェハを約110
0℃の拡散炉で熱酸化して二酸化シリコンからなる弾性
膜50を形成する。
【0043】次に、図4(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を弾性膜50上の全面に形成後、
パターニングして全体パターンを形成する。すなわち、
パターニングにより、圧力発生室12の長手方向一端部
近傍から外側の下電極膜60を圧力発生室12の幅方向
に亘って除去する。この下電極膜60の材料としては、
白金(Pt)等が好適である。これは、スパッタリング
やゾル−ゲル法で成膜する後述の圧電体層70は、成膜
後に大気雰囲気下又は酸素雰囲気下で600〜1000
℃程度の温度で焼成して結晶化させる必要があるからで
ある。すなわち、下電極膜60の材料は、このような高
温、酸化雰囲気下で導電性を保持できなければならず、
殊に、圧電体層70としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)を用いた場合には、酸化鉛(PbO)の拡散による
導電性の変化が少ないことが望ましく、これらの理由か
ら白金が好適である。
【0044】次に、図4(c)に示すように、圧電体層
70を成膜する。この圧電体層70は、結晶が配向して
いることが好ましい。例えば、本実施形態では、金属有
機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥し
てゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物か
らなる圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用
いて形成することにより、結晶が配向している圧電体層
70とした。圧電体層70の材料としては、チタン酸ジ
ルコン酸鉛系の材料がインクジェット式記録ヘッドに使
用する場合には好適である。なお、この圧電体層70の
成膜方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリング
法で形成してもよい。
【0045】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前駆体膜を形成後、
アルカリ水溶液中での高圧処理法にて低温で結晶成長さ
せる方法を用いてもよい。
【0046】何れにしても、このように成膜された圧電
体層70は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層70は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.2〜5μmであ
る。
【0047】次に、図4(d)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0048】次に、図5(a)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80のみをパターニングして、各圧力
発生室12に対向する領域に圧電素子300を形成し、
各隔壁11に対向する領域に補助圧電素子310を形成
する。
【0049】なお、その後、図示しないが、例えば、金
(Au)等からなるリード電極90を流路形成基板10
の全面に形成すると共に各圧電素子300及び補助圧電
素子310毎にパターニングして、これら各圧電素子3
00及び補助圧電素子310の上電極膜80と外部配線
とを接続するリード電極90を形成する。
【0050】以上が膜形成プロセスである。このように
して膜形成を行った後、図5(b)に示すように、前述
したアルカリ溶液によるシリコン単結晶基板の異方性エ
ッチングを行い、圧力発生室12等を形成する。
【0051】なお、実際には、このような一連の膜形成
及び異方性エッチングによって、一枚のウェハ上に多数
のチップを同時に形成し、プロセス終了後、図1に示す
ような一つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割
する。そして、分割した流路形成基板10に、後述する
リザーバ形成基板30及びコンプライアンス基板40を
順次接着して一体化し、インクジェット式記録ヘッドと
する。
【0052】すなわち、図1及び図2に示すように、圧
力発生室12等が形成された流路形成基板10の圧電素
子300側には、リザーバ100の少なくとも一部を構
成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が
接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態で
は、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発
生室12の幅方向に亘って形成されている。そして、こ
のリザーバ部31が、弾性膜50及び下電極膜60を貫
通して設けられる貫通孔51を介して流路形成基板10
の連通部13と連通され、各圧力発生室12の共通のイ
ンク室となるリザーバ100が構成されている。
【0053】このリザーバ形成基板30としては、例え
ば、ガラス、セラミック材料等の流路形成基板10の熱
膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施
形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結
晶基板を用いて形成した。これにより、上述のノズルプ
レート20の場合と同様に、両者を熱硬化性の接着剤を
用いた高温での接着であっても両者を確実に接着するこ
とができる。したがって、製造工程を簡略化することが
できる。
【0054】さらに、このリザーバ形成基板30には、
封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス
基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛
性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmの
ポリフェニレンスルフィド(PPS)フィルム)からな
り、この封止膜41によってリザーバ部31の一方面が
封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の
材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SU
S)等)で形成される。この固定板42のリザーバ10
0に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口
部43となっているため、リザーバ100の一方面は可
撓性を有する封止膜41のみで封止され、内部圧力の変
化によって変形可能な可撓部32となっている。
【0055】また、このリザーバ100の長手方向略中
央部外側のコンプライアンス基板40上には、リザーバ
100にインクを供給するためのインク導入口35が形
成されている。さらに、リザーバ形成基板30には、イ
ンク導入口35とリザーバ100の側壁とを連通するイ
ンク導入路36が設けられている。
【0056】一方、リザーバ形成基板30の圧電素子3
00に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害
しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可
能な圧電素子保持部33が設けらている。そして、圧電
素子300及び補助圧電素子310の少なくとも圧電体
能動部320は、この圧電素子保持部33内に密封さ
れ、大気中の水分等の外部環境に起因する圧電素子30
0及び補助圧電素子310の破壊を防止している。
【0057】なお、このように構成したインクジェット
式記録ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続
したインク導入口35からインクを取り込み、リザーバ
100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満
たした後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に
従い、上電極膜80と下電極膜60との間に電圧を印加
し、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわ
み変形させることにより、圧力発生室12内の圧力が高
まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
【0058】また、このようなインクジェット式記録ヘ
ッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を
具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インク
ジェット式記録装置に搭載される。図6は、そのインク
ジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
【0059】図6に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0060】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0061】ここで、このようなインクジェット式記録
装置に搭載された本実施形態のインクジェット式記録ヘ
ッドの駆動について説明する。なお、図7は、インクジ
ェット式記録ヘッドの駆動を制御する制御部のブロック
図であり、図8及び図9は、本実施形態の駆動による振
動板及び隔壁の変形を示す概略図である。
【0062】図7に示すように、本実施形態に係るイン
クジェット式記録装置では、実際に印刷を行う機構部と
なるインクジェット式記録ヘッド(記録ヘッド)110
とこの記録ヘッド110の動作を制御する制御部120
とを有する。
【0063】また、この制御部120は、記録ヘッド1
10の圧電素子300の駆動を制御する駆動手段121
と、記録ヘッド110の補助圧電素子310の駆動を制
御する補助駆動手段122とを有する。そして、印刷信
号の入力に伴って駆動手段121が圧電素子300を駆
動し、駆動手段121による圧電素子300の駆動に応
じて、補助駆動手段122が補助圧電素子310を駆動
し、記録ヘッド110に良好な印刷を実行させる。
【0064】すなわち、本実施形態のインクジェット式
記録ヘッド(記録ヘッド)110では、図8に示すよう
に、駆動手段121が、隔壁11Aを挟んで隣接する一
方の圧力発生室12Aに対応する圧電素子300Aを駆
動し、且つ他方の圧力発生室12Bに対応する圧電素子
300Bを駆動しないときに、補助駆動手段121が、
隔壁11A上に設けられた一方の圧力発生室12Aに対
応する補助圧電素子310Aを駆動する。なお、このと
き、他方の圧力発生室12Bに対応する補助圧電素子3
10Bは駆動しない。
【0065】また、駆動手段121が、隔壁11Bを挟
んで隣接する両方の圧力発生室12A及び12Cに対応
する両方の圧電素子300A及び300Cを駆動してい
るときには、補助駆動手段122は、隔壁11B上の補
助圧電素子310A及び310Cは何れも駆動しない
か、若しくは両方とも駆動する。
【0066】このように駆動手段121が圧電素子30
0を駆動させ、その際、補助駆動手段122が、所定の
タイミングで補助圧電素子310を駆動させることによ
り、隔壁11のコンプライアンスを小さくでき、圧電素
子300の駆動による隔壁11の変形を抑えることがで
きる。
【0067】すなわち、図9(a)の概略図に示すよう
に、補助圧電素子310Aを駆動せずに、圧電素子30
0Aのみを駆動すると、振動板の変形による圧力発生室
12A内のインクの圧力変化によって、隔壁11Aが圧
力発生室12B側に大きく変形する。一方、図9(b)
に示すように、圧電素子300Aを駆動せずに、補助圧
電素子310Aのみを駆動すると、隔壁11Aは、圧力
発生室12A側に変形する。このため、図9(c)に示
すように、圧電素子300A及び補助圧電素子310A
の両方を駆動すると、圧電素子300Aの駆動による隔
壁11Aの変形と、補助圧電素子310Aの駆動による
隔壁11Aの変形とが重なり合うことにより、実質的に
隔壁11Aの変形が小さくなる。
【0068】このように、圧電素子300を駆動してイ
ンク滴を吐出する際に、補助圧電素子310を駆動する
ことにより、実質的に隔壁11の変形を抑えることがで
きる。したがって、隣接する圧力発生室12間でのクロ
ストークを防止することができ、インク吐出特性の向上
を図ることができる。なお、隣接する両方の圧力発生室
に対応する両方の圧電素子300が駆動されるときに
は、隔壁11の各圧電素子300の駆動による変形は相
殺されるため、補助圧電素子310を駆動しなくても隔
壁11が大きく変形することがない。
【0069】また、補助圧電素子310の駆動によって
隔壁11の変形を抑えることができるので、流路形成基
板10として、比較的厚さの厚い基板を用いることがで
きるため、ハンドリング性が向上し製造が容易となる。
さらには、厚い基板を用いることができるため製造時の
加熱等による反り量が低減され、品質向上を図ると共に
コストを削減することができる。
【0070】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0071】例えば、上述の実施形態では、各隔壁11
に対向する領域の2つの補助圧電素子310は、それぞ
れ上電極膜80及び圧電体層70をパターニングするこ
とにより形成されているが、これに限定されず、例え
ば、図10に示すように、上電極膜80のみをパターニ
ングして圧電体層70は連続するようにしてもよい。
【0072】また、例えば、上述の実施形態では、隔壁
11に対向する領域に、圧力発生室12の長手方向に亘
って補助圧電素子310を形成するようにしたが、これ
に限定されず、図11に示すように、各圧力発生室12
の長手方向に複数、例えば、2つの補助圧電素子310
を設けるようにしてもよい。
【0073】また、以上説明した各実施形態は、成膜及
びリソグラフィプロセスを応用することにより製造でき
る薄膜型のインクジェット式記録ヘッドを例にしたが、
勿論これに限定されるものではなく、例えば、基板を積
層して圧力発生室を形成するもの、あるいはグリーンシ
ートを貼付もしくはスクリーン印刷等により圧電体層を
形成するもの、又は結晶成長により圧電体層を形成する
もの等、各種の構造のインクジェット式記録ヘッドに本
発明を採用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、各隔
壁に対向する領域の幅方向端部近傍に、圧力発生室の長
手方向に沿って形成され且つ圧電素子とは独立する補助
圧電素子を、各圧力発生室のそれぞれに対応して設け、
インク吐出時に圧電素子と共に駆動することにより、実
質的に隔壁の変形を抑えて、クロストークを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドを示す図であり、図1の平面図及び断面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図である。
【図4】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す図で
ある。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドを具備するインクジェット式記録装置の一例を
示す概略図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明のインクジェット式記録ヘッドの駆動に
よる振動板及び隔壁の変形を示す概略図である。
【図9】本発明のインクジェット式記録ヘッドの駆動に
よる振動板及び隔壁の変形を示す概略図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るインクジェット
式記録ヘッドの要部を示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係るインクジェット
式記録ヘッドの要部を示す平面図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 20 ノズルプレート 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 110 記録ヘッド 120 制御部 121 駆動手段 122 補助駆動手段 300 圧電素子 310 補助圧電素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の隔壁によって画成されてノズル開
    口に連通する圧力発生室と、この圧力発生室に対向する
    領域に振動板を介して設けられた下電極、圧電体層及び
    上電極からなる圧電素子とを備えるインクジェット式記
    録ヘッドにおいて、 各隔壁に対向する領域の幅方向端部近傍に、前記圧力発
    生室の長手方向に沿って形成され且つ前記圧電素子とは
    独立する補助圧電素子が、前記隔壁の両側の圧力発生室
    のそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記補助圧電素子
    が、前記圧力発生室の長手方向に亘って形成されている
    ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、同一の隔壁に
    対向する領域内に設けられる前記補助圧電素子を構成す
    る圧電体層が、連続的に形成されていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、同一の
    隔壁に対向する領域内に設けられる前記補助圧電素子
    が、それぞれ独立して駆動可能であることを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記圧
    力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチングによ
    り形成され、前記圧電素子の各層が薄膜及びリソグラフ
    ィ法により形成されたものであることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 複数の隔壁によって画成されてノズル開
    口に連通する圧力発生室と、この圧力発生室に対向する
    領域に振動板を介して設けられた下電極、圧電体層及び
    上電極からなる圧電素子とを備え、各隔壁に対向する領
    域の幅方向端部近傍に、前記圧力発生室の長手方向に沿
    って形成され且つ前記圧電素子とは独立する補助圧電素
    子が、前記隔壁の両側の圧力発生室のそれぞれに対応し
    て設けられているインクジェット式記録ヘッドを具備す
    るインクジェット式記録装置であって、 前記圧電素子を駆動する駆動手段と、前記補助圧電素子
    を駆動する補助駆動手段とを有し、前記圧電素子駆動手
    段が前記隔壁を挟んで隣接する何れか一方の圧力発生室
    に対応する圧電素子を駆動し且つ他方の圧力発生室に対
    応する圧電素子を駆動しないときに、前記補助駆動手段
    が、前記隔壁に対向する領域の前記一方の圧力発生室側
    に設けられた補助圧電素子を駆動することを特徴とする
    インクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記補助駆動手段
    は、前記駆動手段が前記隔壁を挟んで隣接する各圧力発
    生室に対応する両方の圧電素子を駆動する場合に、前記
    隔壁に対向する領域の幅方向両側に設けられた補助圧電
    素子のそれぞれを駆動することを特徴とするインクジェ
    ット式記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記補助駆動手段
    は、前記駆動手段が前記隔壁を挟んで隣接する各圧力発
    生室に対応する両方の圧電素子を駆動する場合に、前記
    隔壁に対向する領域の幅方向両側に設けられた補助圧電
    素子のそれぞれを駆動しないことを特徴とするインクジ
    ェット式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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