JPH078068Y2 - 物品収容器搬送装置 - Google Patents
物品収容器搬送装置Info
- Publication number
- JPH078068Y2 JPH078068Y2 JP10132289U JP10132289U JPH078068Y2 JP H078068 Y2 JPH078068 Y2 JP H078068Y2 JP 10132289 U JP10132289 U JP 10132289U JP 10132289 U JP10132289 U JP 10132289U JP H078068 Y2 JPH078068 Y2 JP H078068Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- article container
- container
- arm member
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は物品収容器搬送装置に関し、特に物品収容器を
確実に把持する機構を有し、例えば洗浄装置における被
洗浄物を収容する収容器に最適な物品収容器搬送装置に
関するものである。
確実に把持する機構を有し、例えば洗浄装置における被
洗浄物を収容する収容器に最適な物品収容器搬送装置に
関するものである。
レンズ等の光学部品を洗浄するために用いられる洗浄装
置は一般的に多段回分式浸漬洗浄が行われる。かかる洗
浄装置の搬送装置の1つとして、シリンダタクト式搬送
装置がある。この搬送装置は、例えばシリンダの空気圧
等による駆動で上下及び水平に移動するアームを備え、
このアームで、前記光学部品を収容するトレイを吊下げ
保持し搬送するように構成される。かかる搬送装置にお
いて、トレイを保持する装置は被洗浄物に対応して種々
の構造のものが存する。その一例として、特開昭59−19
6791号公報によって提案されたものがある。この公報に
開示される超音波洗浄装置では、レンズ等の光学部品を
洗浄の対象とし、洗浄槽に対し昇降自在に設けられた洗
浄かごを使用して光学部品を搬送する。被洗浄物である
光学部品を収容した洗浄かごは、上部にフック部を有
し、このフック部を、上方に配設された超音波振動子の
突起部に係止させ或いは当該突起部から解離させること
により、洗浄かごを保持する動作が行われる。
置は一般的に多段回分式浸漬洗浄が行われる。かかる洗
浄装置の搬送装置の1つとして、シリンダタクト式搬送
装置がある。この搬送装置は、例えばシリンダの空気圧
等による駆動で上下及び水平に移動するアームを備え、
このアームで、前記光学部品を収容するトレイを吊下げ
保持し搬送するように構成される。かかる搬送装置にお
いて、トレイを保持する装置は被洗浄物に対応して種々
の構造のものが存する。その一例として、特開昭59−19
6791号公報によって提案されたものがある。この公報に
開示される超音波洗浄装置では、レンズ等の光学部品を
洗浄の対象とし、洗浄槽に対し昇降自在に設けられた洗
浄かごを使用して光学部品を搬送する。被洗浄物である
光学部品を収容した洗浄かごは、上部にフック部を有
し、このフック部を、上方に配設された超音波振動子の
突起部に係止させ或いは当該突起部から解離させること
により、洗浄かごを保持する動作が行われる。
しかし、前記公報に開示される洗浄装置の保持装置の構
成では、互いに係止・解除関係にある突起部とフック部
の位置関係を決める機構は、両者の保持関係が円滑に形
成されるように予め厳密に設計されている。そのため、
何等かの理由によって洗浄かごを変形する等の事態が発
生した時、突起部とフック部との間で位置ずれが発生
し、かかる不具合状態を保ったまま洗浄かごの搬送が行
われる。従って、搬送中の洗浄かごの吊下げ保持状態は
不安定となり、洗浄かごの落下、搬送不能状態の発生等
の問題が起きる可能性も高い。
成では、互いに係止・解除関係にある突起部とフック部
の位置関係を決める機構は、両者の保持関係が円滑に形
成されるように予め厳密に設計されている。そのため、
何等かの理由によって洗浄かごを変形する等の事態が発
生した時、突起部とフック部との間で位置ずれが発生
し、かかる不具合状態を保ったまま洗浄かごの搬送が行
われる。従って、搬送中の洗浄かごの吊下げ保持状態は
不安定となり、洗浄かごの落下、搬送不能状態の発生等
の問題が起きる可能性も高い。
本考案の目的は、上記問題を解決するためになされたも
のであり、被洗浄物を収容する収容器を或る洗浄槽から
他の洗浄槽に搬送する時、収容器とこれを保持する保持
装置の間に位置ずれが生じたとしても、この位置ずれを
吸収してしっかりと前記収容器を把持し、適切な姿勢に
収容器を保持して搬送を行うことのできる保持構造を有
した物品収容器搬送装置を提供することにある。
のであり、被洗浄物を収容する収容器を或る洗浄槽から
他の洗浄槽に搬送する時、収容器とこれを保持する保持
装置の間に位置ずれが生じたとしても、この位置ずれを
吸収してしっかりと前記収容器を把持し、適切な姿勢に
収容器を保持して搬送を行うことのできる保持構造を有
した物品収容器搬送装置を提供することにある。
本考案に係る物品収容器搬送装置は、並設された少なく
とも2本の軸回りに回転自在なアーム部材と、このアー
ム部材を互いに反対方向に所定角度分往復的に回転させ
る駆動装置と、アーム部材のそれぞれに設けられた物品
収容器受け部であって、アーム部材が回転下限位置にあ
る時物品収容器を支持せず、アーム部材が回転下限位置
から回転上限位置に移行する時、その途中で物品収容器
の両側下縁を把持し且つ持上げ、回転上限位置で物品収
容器を水平に保持する前記物品収容器受け部とを有する
ように構成される。
とも2本の軸回りに回転自在なアーム部材と、このアー
ム部材を互いに反対方向に所定角度分往復的に回転させ
る駆動装置と、アーム部材のそれぞれに設けられた物品
収容器受け部であって、アーム部材が回転下限位置にあ
る時物品収容器を支持せず、アーム部材が回転下限位置
から回転上限位置に移行する時、その途中で物品収容器
の両側下縁を把持し且つ持上げ、回転上限位置で物品収
容器を水平に保持する前記物品収容器受け部とを有する
ように構成される。
また本考案に係る物品収容器搬送装置は、前記構成にお
いて、更に、物品収容器受け部における物品収容器を把
持する箇所又は物品収容器における物品収容器受け部に
より把持される箇所の少なくともいずれか一方に凹部を
形成し、この凹部にテーパを設けるように構成される。
いて、更に、物品収容器受け部における物品収容器を把
持する箇所又は物品収容器における物品収容器受け部に
より把持される箇所の少なくともいずれか一方に凹部を
形成し、この凹部にテーパを設けるように構成される。
前記本考案によれば、2本のアームのそれぞれに設けら
れた例えば2個の受け部が、アーム部の上向き回転動作
に伴って回転する時被洗浄物を収容する収容器の両側の
下縁を把持し、持上げ、回転上限位置では収容器を水平
に保持するように構成され、受け部が収容器を把持する
時収容器の位置が本来の適正な位置からずれていても構
造上このずれを矯正することができる。
れた例えば2個の受け部が、アーム部の上向き回転動作
に伴って回転する時被洗浄物を収容する収容器の両側の
下縁を把持し、持上げ、回転上限位置では収容器を水平
に保持するように構成され、受け部が収容器を把持する
時収容器の位置が本来の適正な位置からずれていても構
造上このずれを矯正することができる。
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案に係る物品収容器搬送装置の要部である
収容器保持装置の斜視図を示す。この図において、1A,1
Bはロッド形状の金属製アーム部材で、2本のアーム部
材1A,1Bが平行に並べて配設されている。2本のアーム
部材1A,1Bは所要の間隔をあけて平行に配設されてお
り、図示しない支持部材によってその軸周りに回転自在
に配設されている。第1図においてアーム部材1A,1Bの
手前側の基部の具体的構造は省略されているが、それぞ
れに対応する駆動装置2A,2Bを備え、この駆動装置2A,2B
から所定の回転動力が伝達されるように構成されてい
る。すなわち、アーム部材1A,1Bは、駆動装置2A,2Bの回
転駆動作用により例えば90°の回転角度で往復運動を行
う如く回転し、第1図に示すように、回転下限位置P1と
回転上限位置P2との間を往復するよう回転する。この場
合、アーム部材1A,1Bは相互に反対方向に回転を行う。
このような所定の角度範囲に制限されたアーム部材1A,1
Bの回転運動は、駆動装置2A,2Bの動作を制御する制御装
置3の制御の下で同期をとった状態にて行われる。駆動
装置2A,2Bの具体的構成及び動力伝達機構については後
述する。
収容器保持装置の斜視図を示す。この図において、1A,1
Bはロッド形状の金属製アーム部材で、2本のアーム部
材1A,1Bが平行に並べて配設されている。2本のアーム
部材1A,1Bは所要の間隔をあけて平行に配設されてお
り、図示しない支持部材によってその軸周りに回転自在
に配設されている。第1図においてアーム部材1A,1Bの
手前側の基部の具体的構造は省略されているが、それぞ
れに対応する駆動装置2A,2Bを備え、この駆動装置2A,2B
から所定の回転動力が伝達されるように構成されてい
る。すなわち、アーム部材1A,1Bは、駆動装置2A,2Bの回
転駆動作用により例えば90°の回転角度で往復運動を行
う如く回転し、第1図に示すように、回転下限位置P1と
回転上限位置P2との間を往復するよう回転する。この場
合、アーム部材1A,1Bは相互に反対方向に回転を行う。
このような所定の角度範囲に制限されたアーム部材1A,1
Bの回転運動は、駆動装置2A,2Bの動作を制御する制御装
置3の制御の下で同期をとった状態にて行われる。駆動
装置2A,2Bの具体的構成及び動力伝達機構については後
述する。
アーム部材1A,1Bの先部側には、それぞれほぼ中間部と
先端部に爪状の形態を有した物品収容器(以下、説明の
便宜上ラックという)を支持するラック受け部4が配設
される。ラック受け部4は長形形状を有する。各アーム
部材には2個のラック受け部4が取り付けられ、これら
のラック受け部4は平行となるように取り付けられてい
る。各アーム部材はラック受け部4を嵌挿させて固着し
ている。
先端部に爪状の形態を有した物品収容器(以下、説明の
便宜上ラックという)を支持するラック受け部4が配設
される。ラック受け部4は長形形状を有する。各アーム
部材には2個のラック受け部4が取り付けられ、これら
のラック受け部4は平行となるように取り付けられてい
る。各アーム部材はラック受け部4を嵌挿させて固着し
ている。
アーム部材1A,1Bのそれぞれに設けられたラック受け部
4は、アーム部材の回転動作に対応して2つの姿勢をと
る。すなわち第1図に示されるように、アーム部材1Aの
ラック受け部4に関し、想像線で示すようにアーム部材
1Aが回転下限位置P1にある時に対応してラック受け部4
の長手方向が垂直となる姿勢と、実線で示すように回転
上限位置P2にある時に対応してその長手方向が水平にな
る姿勢の2つの姿勢をとる。アーム部材1Bのラック受け
部4についても同様である。ラック受け部4のそれぞれ
にはその先部上面に切欠き凹部4aが形成され、その凹部
4aにはテーパが形成されている。
4は、アーム部材の回転動作に対応して2つの姿勢をと
る。すなわち第1図に示されるように、アーム部材1Aの
ラック受け部4に関し、想像線で示すようにアーム部材
1Aが回転下限位置P1にある時に対応してラック受け部4
の長手方向が垂直となる姿勢と、実線で示すように回転
上限位置P2にある時に対応してその長手方向が水平にな
る姿勢の2つの姿勢をとる。アーム部材1Bのラック受け
部4についても同様である。ラック受け部4のそれぞれ
にはその先部上面に切欠き凹部4aが形成され、その凹部
4aにはテーパが形成されている。
以上の構成を有する収容器保持装置は図示しない移動機
構を有し、この移動機構によってK方向に移動自在であ
り、これにより保持装置の前記ラック受け物品4によっ
て支持され且つ水平に保持されたラック5は、所定の箇
所に搬送される。上述した収容器保持装置と移動機構と
から搬送装置が構成される。
構を有し、この移動機構によってK方向に移動自在であ
り、これにより保持装置の前記ラック受け物品4によっ
て支持され且つ水平に保持されたラック5は、所定の箇
所に搬送される。上述した収容器保持装置と移動機構と
から搬送装置が構成される。
ラック5は第1図において細部を省略して描かれている
が、具体的には例えば第2図のような外観を有する。第
2図に示されるラック5は複数のレンズ6の光学機器等
を収容する構成を有し、全体の骨組みとなる長辺と短辺
の枠体7A,7Bと複数のレンズ6を1個ずつ垂直に支持す
る支持部材8,9とを有し、超音波洗浄槽における洗浄時
に超音波をレンズ6に向けて指向させる反射ミラー部10
を所要の箇所に備えている。支持部材9はレンズ6の下
側に配設され、複数のレンズ6を列状に配置せしめる。
支持部材8は、ほぼ垂直に配設された各レンズ6の両側
に配置され、レンズ6の側部を支える。第2図に示され
るラック5では2列のレンズ群が収容される。かかる構
成を有したラック5を、その枠体7A,7B部分のみで示し
たのが第1図である。レンズ6を収容したラック5は、
図示しない超音波洗浄槽の上方位置に移送されると、図
示しない他の洗浄用搬送装置により当該洗浄槽の中に浸
漬され洗浄が行われる。その後、上昇した再び洗浄槽の
上方位置に到来すると、第1図に示されたアーム部材1
A,1B、ラック受け部4、駆動装置2A,2B等からなる保持
装置で保持され、この保持装置を含む前記搬送装置によ
って次の洗浄槽に移送される。
が、具体的には例えば第2図のような外観を有する。第
2図に示されるラック5は複数のレンズ6の光学機器等
を収容する構成を有し、全体の骨組みとなる長辺と短辺
の枠体7A,7Bと複数のレンズ6を1個ずつ垂直に支持す
る支持部材8,9とを有し、超音波洗浄槽における洗浄時
に超音波をレンズ6に向けて指向させる反射ミラー部10
を所要の箇所に備えている。支持部材9はレンズ6の下
側に配設され、複数のレンズ6を列状に配置せしめる。
支持部材8は、ほぼ垂直に配設された各レンズ6の両側
に配置され、レンズ6の側部を支える。第2図に示され
るラック5では2列のレンズ群が収容される。かかる構
成を有したラック5を、その枠体7A,7B部分のみで示し
たのが第1図である。レンズ6を収容したラック5は、
図示しない超音波洗浄槽の上方位置に移送されると、図
示しない他の洗浄用搬送装置により当該洗浄槽の中に浸
漬され洗浄が行われる。その後、上昇した再び洗浄槽の
上方位置に到来すると、第1図に示されたアーム部材1
A,1B、ラック受け部4、駆動装置2A,2B等からなる保持
装置で保持され、この保持装置を含む前記搬送装置によ
って次の洗浄槽に移送される。
第1図において、ラック5は、アーム部材1A,1Bがそれ
ぞれ回転上限位置P2にある時、水平状態にある4個のラ
ック受け部4aによって持上げ支持され、水平状態に保持
される。この時、第1図に示されるように各ラック受け
部4の先部上面に形成された凹部4aが、ラック5の両側
の短辺7Bの下面に形成された2個の切欠き凹部11に係合
され、ラック5をしっかりと把持する。凹部11にはテー
パが形成されている。
ぞれ回転上限位置P2にある時、水平状態にある4個のラ
ック受け部4aによって持上げ支持され、水平状態に保持
される。この時、第1図に示されるように各ラック受け
部4の先部上面に形成された凹部4aが、ラック5の両側
の短辺7Bの下面に形成された2個の切欠き凹部11に係合
され、ラック5をしっかりと把持する。凹部11にはテー
パが形成されている。
第3図に基づいてアーム部材の駆動装置の構成を説明す
る。第3図ではアーム部材1Bに関して説明する。1Bはア
ーム部材、4はラック受け部である。12は駆動装置であ
るシリンダであり、このシリンダ12には制御装置から駆
動信号S1が供給される。シリンダ12は往復動作を行う出
力軸13を有し、その出力軸13の先部には先端が二股形状
を有する連結部材14を備えている。出力軸13は連結部材
14とこの連結部材に結合された連結アーム15とを介して
前記アーム部材1Bと結合されている。駆動信号S1に基づ
き、出力軸13が前進すると連結アーム15はN方向に回転
し、アーム部材1Bを回転下限位置P1に配置する。出力軸
13が後退すると連結アーム15がM方向に回転し、アーム
部材1Bは回転上限位置P2に配置される。このように、ア
ーム部材1B及びラック受け4は、駆動装置であるシリン
ダ12の出力軸14の往復動作に基づいて例えば90°の角度
範囲で往復的回転動作を繰返すことになる。
る。第3図ではアーム部材1Bに関して説明する。1Bはア
ーム部材、4はラック受け部である。12は駆動装置であ
るシリンダであり、このシリンダ12には制御装置から駆
動信号S1が供給される。シリンダ12は往復動作を行う出
力軸13を有し、その出力軸13の先部には先端が二股形状
を有する連結部材14を備えている。出力軸13は連結部材
14とこの連結部材に結合された連結アーム15とを介して
前記アーム部材1Bと結合されている。駆動信号S1に基づ
き、出力軸13が前進すると連結アーム15はN方向に回転
し、アーム部材1Bを回転下限位置P1に配置する。出力軸
13が後退すると連結アーム15がM方向に回転し、アーム
部材1Bは回転上限位置P2に配置される。このように、ア
ーム部材1B及びラック受け4は、駆動装置であるシリン
ダ12の出力軸14の往復動作に基づいて例えば90°の角度
範囲で往復的回転動作を繰返すことになる。
第4図に基づきラック受け部4がラック5を持上げ支持
するときの動作を説明する。アーム部材1Aの回転に応じ
て、ラック受け部4はアーム部材1Aの軸周りに回転して
例えばA,B,C,Dの4つの状態を連続的にとる。状態Aは
アーム部材1Aの回転下限位置P1に対応し、状態Dはアー
ム部材1Aの回転上限位置に対応する。他の洗浄用搬送装
置によって洗浄槽に浸漬され所定の洗浄が行われたラッ
ク5は二点鎖線で示される位置に移送設置される。この
状態において、所要の動作指令信号を受けて動作を開始
するシリンダ12の作用によりアーム部材1Aが回転する
と、同時に回転するラック受け部4の凹部4aがCの状態
にてラック5の短辺下縁の凹部11に当接し、ラック受け
部4の回転と共にラック5を持上げラック5を把持して
状態Dにてラック5を水平状態に保持する。このような
ラック受け部4によるラック5の持上げによってラック
5は例えば25mm上昇し、この間ラック受け部4の凹部4a
とラック5の凹部11との係合(又は嵌合)が確実に行わ
れラック5はしっかりと把持される。このラック受け部
4によるラック5の持上げ運動において、ラック5の変
形等で係合位置がずれたりしてもこれを調整することが
でき、保持動作を確実に行うことができる。
するときの動作を説明する。アーム部材1Aの回転に応じ
て、ラック受け部4はアーム部材1Aの軸周りに回転して
例えばA,B,C,Dの4つの状態を連続的にとる。状態Aは
アーム部材1Aの回転下限位置P1に対応し、状態Dはアー
ム部材1Aの回転上限位置に対応する。他の洗浄用搬送装
置によって洗浄槽に浸漬され所定の洗浄が行われたラッ
ク5は二点鎖線で示される位置に移送設置される。この
状態において、所要の動作指令信号を受けて動作を開始
するシリンダ12の作用によりアーム部材1Aが回転する
と、同時に回転するラック受け部4の凹部4aがCの状態
にてラック5の短辺下縁の凹部11に当接し、ラック受け
部4の回転と共にラック5を持上げラック5を把持して
状態Dにてラック5を水平状態に保持する。このような
ラック受け部4によるラック5の持上げによってラック
5は例えば25mm上昇し、この間ラック受け部4の凹部4a
とラック5の凹部11との係合(又は嵌合)が確実に行わ
れラック5はしっかりと把持される。このラック受け部
4によるラック5の持上げ運動において、ラック5の変
形等で係合位置がずれたりしてもこれを調整することが
でき、保持動作を確実に行うことができる。
第4図中に記載されている通り、ラック受け部4の凹部
4aの底部の幅はラック5の枠体7Bの移動量と嵌合誤差の
調整を考慮して例えば14mmとし、また凹部4aのテーパ面
の角度は例えば30°である。これらの幅、角度等の数値
は任意に設定することができる。
4aの底部の幅はラック5の枠体7Bの移動量と嵌合誤差の
調整を考慮して例えば14mmとし、また凹部4aのテーパ面
の角度は例えば30°である。これらの幅、角度等の数値
は任意に設定することができる。
上記のラック受け部4によるラック5を支持する動作
は、第1図で示した4個のラック受け部4が同時に行
い、これにより洗浄が終了したラック5を把持して水平
状態に保持し、次の洗浄槽にラックを移送する。
は、第1図で示した4個のラック受け部4が同時に行
い、これにより洗浄が終了したラック5を把持して水平
状態に保持し、次の洗浄槽にラックを移送する。
前記の実施例では洗浄装置における被洗浄物ラックの搬
送装置として説明したが、これに限定されず、本発明に
係る搬送装置をその他の任意の部品収容器の搬送装置と
して利用できるのは勿論である。
送装置として説明したが、これに限定されず、本発明に
係る搬送装置をその他の任意の部品収容器の搬送装置と
して利用できるのは勿論である。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、洗浄装置
等で使用されるラック搬送装置のラック保持装置におい
て、洗浄が終了したラックを保持して他の洗浄槽等に移
送する時ラック受け部を回転させながらラックの底部を
把持して持上げ、水平状態に保持するように構成したた
め、ラックの変形や保持装置側の各部材の変形等に起因
してラックと保持装置との間に位置ずれが生じてもこれ
を調整することができ、これにより適切な姿勢で且つ確
実にラックを保持して搬送することができる。
等で使用されるラック搬送装置のラック保持装置におい
て、洗浄が終了したラックを保持して他の洗浄槽等に移
送する時ラック受け部を回転させながらラックの底部を
把持して持上げ、水平状態に保持するように構成したた
め、ラックの変形や保持装置側の各部材の変形等に起因
してラックと保持装置との間に位置ずれが生じてもこれ
を調整することができ、これにより適切な姿勢で且つ確
実にラックを保持して搬送することができる。
第1図は本考案に係る物品収容器搬送装置の保持装置の
要部を示す斜視図、第2図は物品収容器の一例を示す斜
視図、第3図は保持装置のアーム部材の駆動機構を示す
斜視図、第4図は物品収容器の保持動作を説明するため
の図である。 〔符号の説明〕 1A,1B……アーム部材 2A,2B……駆動装置 3……制御装置 4……ラック受け部 4a……凹部 5……ラック(物品収容器) 6……レンズ 7A,7B……枠体 11……凹部 12……シリンダ 13……出力軸 14……連結部材 15……連結アーム
要部を示す斜視図、第2図は物品収容器の一例を示す斜
視図、第3図は保持装置のアーム部材の駆動機構を示す
斜視図、第4図は物品収容器の保持動作を説明するため
の図である。 〔符号の説明〕 1A,1B……アーム部材 2A,2B……駆動装置 3……制御装置 4……ラック受け部 4a……凹部 5……ラック(物品収容器) 6……レンズ 7A,7B……枠体 11……凹部 12……シリンダ 13……出力軸 14……連結部材 15……連結アーム
Claims (3)
- 【請求項1】並設された少なくとも2本の軸回りに回転
自在なアーム部材と、前記アーム部材を互いに反対方向
に所定角度分往復的に回転させる駆動装置と、前記アー
ム部材のそれぞれに設けられた物品収容器受け部であっ
て、前記アーム部材が回転下限位置にある時物品収容器
を支持せず、前記アーム部材が前記回転下限位置から回
転上限位置に移行する時、その途中で物品収容器の両側
下縁を把持し且つ持上げ、前記回転上限位置で前記物品
収容器を水平に保持する前記物品収容器受け部とからな
ることを特徴とする物品収容器搬送装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記物品収容器受け部
における前記物品収容器を把持する箇所に凹部を形成
し、この凹部にテーパを設けたことを特徴とする物品収
容器搬送装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記物品収容器におけ
る前記物品収容器受け部により把持される箇所に凹部を
形成し、この凹部にテーパを設けたことを特徴とする物
品収容器搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10132289U JPH078068Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 物品収容器搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10132289U JPH078068Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 物品収容器搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343393U JPH0343393U (ja) | 1991-04-23 |
JPH078068Y2 true JPH078068Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31650281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10132289U Expired - Lifetime JPH078068Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 物品収容器搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078068Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP10132289U patent/JPH078068Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343393U (ja) | 1991-04-23 |
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