JPH0780442A - 純水製造方法 - Google Patents

純水製造方法

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JPH0780442A
JPH0780442A JP23059893A JP23059893A JPH0780442A JP H0780442 A JPH0780442 A JP H0780442A JP 23059893 A JP23059893 A JP 23059893A JP 23059893 A JP23059893 A JP 23059893A JP H0780442 A JPH0780442 A JP H0780442A
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Hiroyuki Abe
弘幸 阿部
Shoichi Sakuma
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、純水製造方法、特に純水の窒素封
止貯槽システムに関し、純水中の溶存ガスの除去効果を
有する機能を持つことを目的とする。 【構成】 純水1を製造するラインの純水貯水槽2内に
純水1の表面を外気3から遮断するための窒素4の封入
方法において、窒素4を純水貯水槽2の下部より純水1
をバブリングし、純水1内の溶存気体5を脱気しなが
ら、純水貯水槽2内に封入するように、また、純水貯水
槽2内の純水1の入出にかかわらず、純水貯水槽2内の
窒素4の圧力を一定に保つための圧力を計測する圧力セ
ンサ6と窒素4の吸気を行う自動開閉弁7を組み合わせ
て、窒素4の給気を制御するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、純水製造方法、特に純
水の窒素封止貯槽システムに関する。近年、半導体装置
の高品質化、微細化に伴い、半導体装置の製造に用いる
純水の高品質がますます要求され、それに対応した純水
製造方法が必要となる。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の説明図である。図におい
て、1は純水、2は純水貯水槽、3は外気、4は窒素、
5は溶存気体、11は水封槽、12は排気、13は排水、16は
微圧調整弁、17は送水ポンプである。
【0003】従来、純水製造ラインにおいて、図5に示
すように、純水1の水質低下の汚染源となる外気3との
遮断を目的として、処理した純水1を保有する純水貯水
槽2内を窒素(N2)4で満たしている。
【0004】即ち、純水貯水槽2の内部では、常時、窒
素4を+100mmH2O程度の気圧で満たしている。また、純
水貯水槽2内部の気相側と外気3とを遮断するために、
水封槽11が設けられ、排気12もこの水封槽11を通して排
出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、純水の窒素封
止には、副作用として、軽微な脱気効果があるものの、
従来の窒素の導入方法では、窒素は主に大気の遮断を目
的としていたために、脱気に効果的には働らかず、脱気
効果が十分に上げられなかった。
【0006】本発明は、以上の点を鑑み、大気を遮断す
る窒素の導入方法を改善し、窒素を有効に活用して純水
中の脱気効果を高める手段を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、システムの概要図である。図において、1は
純水、2は純水貯水槽、3は外気、4は窒素、5は溶存
気体、6は圧力センサ、7は自動開閉弁、8は圧力制御
器、9はバブラ、10はフィルタ、11は水封槽、12は排
気、13は排水、17は送水ポンプである。
【0008】上記問題点は、純水の下側から純水中に窒
素を通して曝気することによって、純水中の溶存ガスの
除去の効率を上げることにより解決される。即ち、本発
明の目的は、図1に示すように、純水1を製造するライ
ンの純水貯水槽2内に純水1の表面を外気3から遮断す
るための窒素4の封入方法において、窒素4を純水貯水
槽2の下部より純水1中をバブリングし、純水1内の溶
存気体5を脱気しながら、純水貯水槽2内に封入するこ
とにより、また、前記純水貯水槽2への純水1の入出に
かかわらず、純水貯水槽2内の窒素4の圧力を一定に保
つように、窒素4の圧力を計測する圧力センサ6と、窒
素4の吸気を行う自動開閉弁7とを組み合わせて、窒素
4の給気を制御することにより達成される。
【0009】
【作用】本発明においては、図1のように、窒素4を封
入した純水貯水槽2において、純水1を封入用の窒素4
を用いてバブリングし、曝気するため、窒素4の消費量
は従来と同じでも、純水1中に含まれる酸素等の溶存気
体5を効率良く脱気して、溶存気体5の除去効率を向上
させ、純水1の純度を上げる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の原理説明図兼第一の実施例、
図2〜図4は本発明の第二〜第四の実施例の説明図であ
る。
【0011】図において、1は純水、2は純水貯水槽、
3は外気、4は窒素、5は溶存気体、6は圧力センサ、
7は自動開閉弁、8は圧力制御器、9はバブラ、10はフ
ィルタ、11は水封槽、12は排気、13は排水、14は電磁
弁、15はコントロール弁、16は微圧調整弁、17は送水ポ
ンプである。
【0012】図1により本発明の第一の実施例について
説明する。本発明では、図1(a)に示す純水貯水シス
テムを採用している。本システムにおいては、純水使用
負荷の量に応じて、純水1が給水され、ユースポイント
に送水される。
【0013】純水1の給水、送水により変動した純水貯
水槽2内の窒素4の気相圧力を 100mmH2O の一定圧力に
保つため、純水貯水槽2への純水1の入出にかかわら
ず、窒素4の圧力を計測する圧力センサ6と、窒素4の
吸気を行う電磁弁等の自動開閉弁7とを組み合わせて、
窒素4の給気を一定圧力になるように制御している。
又、純水貯水槽2内部の気相側と外気3を遮断するため
に、水封槽11が設置されており、排気12もこの水封槽11
を通して排出される。
【0014】バブラー9は 数mmから数cmの孔を無
数に開口したノズルを純水面の下部に設置して、水面の
下側より窒素4をバブリングさせる。このバブリングに
より、図1(b)に数値で、図1(c)にグラフで示す
ように、純水1の送水ポンプ17による送水量(単位:リ
ットル)に対してのバブリングする窒素4の流量(単
位:グラム)を示す気液比で見ると、本発明の曝気封止
と、従来の水面封止に比べて、気体(窒素)と液体(純
水)の接触効率が大いに向上し、それに比例して純水1
中に溶け込んでいる酸素等の溶存気体5の除去の効率が
2倍も向上する。図1で見る限り、この溶存気体5の除
去効率は、気液比が2以上あれば良く、それ以上窒素4
の流量を増しても飽和している。
【0015】窒素4の供給方式については、図1(a)
の第一の実施例で説明したように、圧力センサ6と圧力
制御器8により、純水貯水槽2内の気相圧力を検出、且
つ制御して、電磁弁14等の自動開閉弁7による電気的な
オン・オフの開閉により窒素4を吸気している。
【0016】また、このほか、第二の実施例を図2に示
すように、圧力センサ6と圧力制御器6により、純水貯
水槽2の気相圧力を検出、且つ制御し、コントロール弁
15の機械的開閉により窒素4を供給するタイプを実施し
た。
【0017】更に、第三の実施例として、図3に示すよ
うに、純水貯水槽2内の気相圧力変動により、微圧調整
弁16を作動させて、より精密に調整して、窒素4を供給
することも出来る。
【0018】窒素4のバブリング供給方式の変更例とし
ては、第四の実施例として、図4に示すように、バブラ
ー9を純粋貯水槽2の底面全面とし、純粋1とバブリン
グする窒素4の接触効率を更に向上した例もある。
【0019】上記、何れの例においても、従来例と異な
り、純水貯水槽2の下側からバブラー9により窒素4を
バブリングしているため、このような窒素4による純水
1中の溶存気体5の脱気効果は、本発明の窒素4による
曝気封止が、従来の窒素4による単なる水面封止に対し
て、約2倍程度の溶存気体5の除去効果がある。
【0020】更に、本発明の溶存気体の脱気方式は、純
水製造ラインに電気的、或いは機械的な脱気装置が別途
設けられている場合にも、本発明の曝気方式を併用する
ことにより、格段の溶存気体の脱気効果が上がるもので
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
純水の気体封止用の窒素を用いてバブリングし、曝気す
るため、純水中に含まれる酸素等の溶存気体を効率良く
脱気して、除去効率を向上させ、純水の純度を上げるこ
とが出来る。
【0022】従って、半導体装置の製造ラインに高純度
の純水が適用され、高品質の半導体装置の製造、歩留り
の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の第二の実施例の説明図
【図3】 本発明の第三の実施例の説明図
【図4】 本発明の第四の実施例の説明図
【図5】 従来例の説明図
【符号の説明】
1 純水 2 純水貯水槽 3 外気 4 窒素 5 溶存気体 6 圧力センサ 7 自動開閉弁 8 圧力制御器 9 バブラ 10 フィルタ 11 水封槽 12 排気 13 排水 14 電磁弁 15 コントロール弁 16 微圧調整弁 17 送水ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水(1) を製造するラインの純水貯水槽
    (2) 内に該純水(1)の表面を外気(3) から遮断するため
    の窒素(4) の封入方法において、 該窒素(4) を、該純水貯水槽(2) の下部より該純水(1)
    をバブリングし、該純水(1) 内の溶存気体(5) を脱気し
    ながら、該純水貯水槽(2) 内に封入することを特徴とす
    る純水製造方法。
  2. 【請求項2】 前記純水貯水槽(2) 内の前記純水(1) の
    入出にかかわらず、該純水貯水槽(2) 内の窒素(4) の圧
    力を一定に保つための、圧力を計測する圧力センサ(6)
    と該窒素(4) の吸気を行う自動開閉弁(7) を組み合わせ
    て、該窒素(4) の給気を制御することを特徴とする請求
    項1記載の純水製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169109A (ja) * 2006-03-07 2006-06-29 Sumitomo Chemical Co Ltd 塩素の除去方法
JP2006169106A (ja) * 2006-02-20 2006-06-29 Sumitomo Chemical Co Ltd 高純度硫酸の製造方法
JP2013220394A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 純水の導電率低減方法および装置
JP2015218968A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 過熱水蒸気処理方法及び装置

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