JPH0780260B2 - 曲りホースの製造方法 - Google Patents
曲りホースの製造方法Info
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- JPH0780260B2 JPH0780260B2 JP3091299A JP9129991A JPH0780260B2 JP H0780260 B2 JPH0780260 B2 JP H0780260B2 JP 3091299 A JP3091299 A JP 3091299A JP 9129991 A JP9129991 A JP 9129991A JP H0780260 B2 JPH0780260 B2 JP H0780260B2
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- Japan
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- hose
- unvulcanized rubber
- rubber hose
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- spring
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
に関する。
課題]ゴムホースには、直線状に真直ぐに延びた形態の
ホース,2次元的,3次元的に曲がったホースがあり、
またその曲り数も2曲のもの,3曲のもの,5曲のもの
等様々な形態のものがある。
法として一般的に採用されている方法は、直線状に成形
した未加硫ゴムホース、即ち一般に直線状に押出成形し
た内面ゴム層の外側に補強糸を巻き付けた上更にその外
側を、押出成形した外面ゴム層にて被覆した形態の未加
硫ゴムホースを、予め所要形状に曲げ形成したマンドレ
ルの外周面に挿し込み、その状態でこれを加熱加硫した
後、加硫済みのホースをマンドレルから抜き出すといっ
たものであった。
ホースをマンドレル挿し込む作業が機械化困難であっ
て、作業者の人手によらざるを得ず、しかも未加硫ゴム
ホースといえども一般に中間に補強層を有していて相当
な剛性をもっているため、これをマンドレルに差し込む
際強い力を必要とし、同作業が大変な作業となってい
た。またこのことがホース生産を自動化する上において
大きな障害となっていた。
した円筒形状のスプリングを未加硫ゴムホースの内部に
挿入してその内周面に嵌合させ、その状態で未加硫ゴム
ホースをスプリングとともに所定形状に曲げ変形させて
同形状に保持し、その状態で未加硫ゴムホースを加硫し
た後、スプリングを取り出すといった方法が提案されて
いる。
形状のマンドレルに差し込む場合と異なって、直線状の
ままの未加硫ゴムホース内にスプリングを挿入すること
ができ、従来ネックとなっていた問題をある程度解決で
きるものの、この方法の場合、スプリングを構成する線
材と線材と間の隙間に未加硫ゴムホースが食い込んだ状
態となり、これがホースの品質を低下させてしまうとい
った問題がある。
0内面にスプリングに起因する多数の連続した凹凸10
2が生じてしまうのである。ホース内面にこのような凹
凸があると、ホース内部を流体が流れたとき、その凹凸
部分から亀裂が発生したり、場合により亀裂が進行して
破断に到るなどの問題が生じ、しかもこの凹凸はホース
内面にあって外部から見えず、特に図に示しているよう
に複雑に曲がったホース100の場合には、ホース中間
部分の内面の凹凸を外部から視認することが困難であっ
て、品質保証上の点で大きな問題点となる。
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、(イ)未加硫ゴムホースを製造する工程と、(ロ)該
未加硫ゴムホースの外周面に拘束部材を装着する工程
と、(ハ)形状付与手段により該未加硫ゴムホースを拘束
部材とともに曲げ変形させて所要の形状を付与し且つ維
持する工程と、(ニ)形状維持した状態で該未加硫ゴムホ
ースを加硫する工程と、(ホ)加硫後の曲りホースを取り
出す工程とを含むことにある。
ホースを製造する手法としては、従来採用さている方法
をそのまま用いることができる。一般的な方法は、内面
ゴム層を押出成形した後、その外側に補強糸を巻きつけ
て繊維補強層を形成し、更にその外側に押出成形した外
面ゴム層を積層するといったものである。ただしこれは
一例で、他の方法によっても良いし、またホースの積層
構造を他の構造とすることも勿論可能である。
を用意したところで、次にその外周面に拘束部材を装着
する。
巻した円筒形状の可撓性のスプリングを好適に用いるこ
とができる。即ち本発明では、未加硫ゴムホースの内面
を拘束部材にて拘束するのではなく、その外周面を拘束
部材にて拘束するのである。
することが望ましく、またその材質として、ホースを加
硫する際の温度に耐え得る程度に耐熱性のあるものであ
れば樹脂材を用いることも可能である。
材の望ましい一例であって、本発明においては他の形態
の拘束部材を用いることも可能である。
面に拘束部材を装着したら、次に形状付与手段にて未加
硫ゴムホースを拘束部材とともに曲げ変形させ、所要の
形状を付与する。
げられた金属などのパイプを用いることができる。即ち
未加硫ゴムホースの外周面に装着されたスプリングなど
の拘束部材をパイプ内面に対して滑らせつつ、未加硫ゴ
ムホースを拘束部材とともにパイプ内部に挿入する。こ
の場合、挿入と同時に未加硫ゴムホースがスプリングな
どによる拘束下でパイプに沿って曲げ変形させられ、且
つその状態に維持される。
て、本発明では他の形状付与手段を採用することも可能
である。またパイプを用いる場合であっても、これを半
径方向に2つ割にし、拘束部材を装着した未加硫ゴムホ
ースを一方の分割体に対して半径方向から嵌め込んだ上
で他方の分割体を被せ、以てパイプ内部に未加硫卯ゴム
ホースを拘束部材とともに挿入した状態とすることもで
きる。
の一方の分割体のみを用いることも可能である。要する
に形状付与手段としては、外周面に拘束部材を装着した
状態の未加硫ゴムホースに曲げ形状を付与し且つこれを
維持し得るものであれば良い。場合によって拘束部材と
形状付与手段とを兼用させることも可能である。そのよ
うな例として、可撓性を有し、外力を加えることによっ
て曲げ変形する一方、外力を除いた場合にもその曲げ形
状を維持する蛇腹管ないしその類似物を使用することが
可能である。
ら、その形状を維持しつつこれを加硫反応させる。加硫
の方法としては、一般に採用されている加硫缶を用いた
蒸気加硫を採用することができる。ただしこの加硫工程
はバッチ加硫であっても良いし、連続加硫であっても良
い。その方法については問わない。
ホースを取り出す。ここにおいて曲りゴムホースを得る
ことができる。
を用いる方法と異なって、未加硫ゴムホースを複雑に曲
がった形状のマンドレルに挿入する必要がなく、また未
加硫ゴムホースに対する拘束部材の装着は未加硫ゴムホ
ースを直線状に維持した状態で行い得、これを機械的に
なすことが可能である。このためホース生産を自動化す
ることも可能となる。
挿入する前述の方法と異なって、本発明では加硫後のホ
ース内面に凹凸を生ぜしめないから、ホース内部を流通
する流体の作用によりその凹凸部から亀裂が発生した
り、破断したりするといった不具合を生じない。
ングを用いた場合には、同外周面に凹凸が生じるが、ホ
ース外面に対しては流体の作用はなく、従って流体の作
用により凹凸から亀裂が発生するといったことがないの
に加えて、ホース外面はそのまま目視可能な部分である
から品質確認が容易であり、品質保証上の問題も容易に
克服できる。
となる場合には、未加硫ゴムホース外周面を予め樹脂で
被覆した上、その外表面にスプリングを装着するように
しても良い。この場合にはスプリングに起因する凹凸痕
を残さないで済む。
単独で拘束部材として機能させることも可能である。
にその実施例を詳述する。図1において10は未加硫ゴ
ムホース、12は金属製コイルスプリングである。未加
硫ゴムホース10は、通常の押出成形手法にて得られた
もので直線状を成している。
ているように断面が部分円形状を成す軟らかい金属線材
を密着巻した可撓性に優れたもので内面が平滑とされて
おり、且つその内径は、未加硫ゴムホース10外周面に
対して容易に嵌合し得るように、ホース外径に対して
0.5mm以上大きくされている。
ルスプリング12を用意したら、次に(ロ)に示してい
るように未加硫ゴムホース10の外周面にコイルスプリ
ング12を外装する。このとき未加硫ゴムホース10と
コイルスプリング12との間には微小なクリアランスが
あるから、その挿入作業を容易に行うことができる。
表面にコイルスプリング12を装着したら、次に(ハ)
に示しているようにスプリング12をパイプ14内面に
対して滑らせつつ、これをパイプ14の内部に挿入す
る。
2の外径よりも僅かに(0.5mm程度)大きくされて
おり、また予めホース製品に対応した所要形状に曲げ加
工されている。従って未加硫ゴムホース10をコイルス
プリング12の装着状態の下でパイプ14内部に挿入す
ると、かかる未加硫ゴムホース10が所要形状に曲げ変
形され且つ同形状に維持される。
挿入する際、コイルスプリング12の案内作用でこれを
容易にパイプ14内部に挿入することができる。
部に装入して未加硫ゴムホース10を加熱加硫し、そし
て所定時間の加硫が済んだらこれを加硫缶より取り出し
た上、加硫済みのホースを冷却後スプリング12ととも
にパイプ14から抜き出し、更にスプリングをホースか
ら除去する。その後必要に応じてホース両端部を切り揃
え、最終形状とする。
を閉塞するのが望ましい。ただし上述の加硫缶を用いた
加硫方法はあくまで一例であり、本発明では他の加硫方
法を採用することも可能である。この場合においてパイ
プ両端の閉塞を省略することも可能である。
あくまで一例示であって、本発明はその主旨を逸脱しな
い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加
えた形態で構成可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)未加硫ゴムホースを製造する工程
と、(ロ)該未加硫ゴムホースの外周面に拘束部材を装着
する工程と、(ハ)形状付与手段により該未加硫ゴムホー
スを拘束部材とともに曲げ変形させて所要の形状を付与
し且つ維持する工程と、(ニ)形状維持した状態で該未加
硫ゴムホースを加硫する工程と、(ホ)加硫後の曲りホー
スを取り出す工程と、を含むことを特徴とする曲りホー
スの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091299A JPH0780260B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 曲りホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3091299A JPH0780260B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 曲りホースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04299129A JPH04299129A (ja) | 1992-10-22 |
JPH0780260B2 true JPH0780260B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14022593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3091299A Expired - Lifetime JPH0780260B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 曲りホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780260B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100946838B1 (ko) * | 2002-01-15 | 2010-03-09 | 쿠퍼-스탠다드 오토모티브 인코포레이티드 | 호스 형성 방법 |
JP4994255B2 (ja) * | 2008-01-25 | 2012-08-08 | 株式会社ブリヂストン | 加硫拘束冶具 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3091299A patent/JPH0780260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04299129A (ja) | 1992-10-22 |
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