JPS63249631A - 繊維強化合成樹脂成形品の製造法 - Google Patents
繊維強化合成樹脂成形品の製造法Info
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- JPS63249631A JPS63249631A JP62086420A JP8642087A JPS63249631A JP S63249631 A JPS63249631 A JP S63249631A JP 62086420 A JP62086420 A JP 62086420A JP 8642087 A JP8642087 A JP 8642087A JP S63249631 A JPS63249631 A JP S63249631A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、繊維強化合成樹脂成形品の製造法、より詳
しく言えば、部分的に屈曲したパイプ状の部品を繊維強
化合成樹脂によって成形する場合の製造法に関する。
しく言えば、部分的に屈曲したパイプ状の部品を繊維強
化合成樹脂によって成形する場合の製造法に関する。
[従来の技術]
従来より、繊維強化合成樹脂を用いて部分的に屈曲した
パイプ状の成形品を製造する場合、芯型としてのマンド
レルの外周部に繊維強化合成樹脂製の成形材料層を形成
し、この成形材料層に曲げ加工を行なって最終形状を得
るようにしているが、この場合、上記曲げ加工後にマン
ドレルを除去することは困難であり、逆に、曲げ加工前
にマンドレルを除去すると、成形材料層が曲げ加工時に
形くずれを起こし所定の形状及び形状精度を得ることが
難しいという問題があった。
パイプ状の成形品を製造する場合、芯型としてのマンド
レルの外周部に繊維強化合成樹脂製の成形材料層を形成
し、この成形材料層に曲げ加工を行なって最終形状を得
るようにしているが、この場合、上記曲げ加工後にマン
ドレルを除去することは困難であり、逆に、曲げ加工前
にマンドレルを除去すると、成形材料層が曲げ加工時に
形くずれを起こし所定の形状及び形状精度を得ることが
難しいという問題があった。
そこで、従来より、この問題点を解決するための方法が
種々提案されており、例えば、特開昭55−2076号
公報(以下、これを従来技術1と称す)では、内部に針
金等の保型芯材を配置して形くずれを防止した成形材料
層をマンドレルの外周部に形成し、このマンドレルを除
去した後に曲げ加工を行なうようにした強化プラスデッ
ク曲り管の製造方法が提案されている。
種々提案されており、例えば、特開昭55−2076号
公報(以下、これを従来技術1と称す)では、内部に針
金等の保型芯材を配置して形くずれを防止した成形材料
層をマンドレルの外周部に形成し、このマンドレルを除
去した後に曲げ加工を行なうようにした強化プラスデッ
ク曲り管の製造方法が提案されている。
また、特開昭57−22015号公報(以下、これを従
来技術■と称す)では、形状記憶金属製の棒状芯材に予
め製品最終形状を記憶させた後に棒状に復元し、その外
周部に繊維強化樹脂及び熱収縮樹脂を被覆して加熱する
ことにより、芯材に予め記憶させた最終形状を得るよう
にした繊維強化樹脂部品の成形法が提案されている。
来技術■と称す)では、形状記憶金属製の棒状芯材に予
め製品最終形状を記憶させた後に棒状に復元し、その外
周部に繊維強化樹脂及び熱収縮樹脂を被覆して加熱する
ことにより、芯材に予め記憶させた最終形状を得るよう
にした繊維強化樹脂部品の成形法が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点コ
しかしながら、上記従来技術■では、形状記憶金属製の
芯材に予め製品最終形状を記憶させるために、製品最終
形状に合致した大がかりな型または成形装置を必要とす
るのでコスト高になるという問題がある。
芯材に予め製品最終形状を記憶させるために、製品最終
形状に合致した大がかりな型または成形装置を必要とす
るのでコスト高になるという問題がある。
更に、従来技術I及び従来技術Hでは、いずれも、熱硬
化性樹脂を用いている関係上、バッチ方式の加熱硬化工
程が必要であり、このため、各工程を連続的に結んで効
率良く生産を行なう連続生産方式を適用することができ
ないという難点があった° / [発明の目的] この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、熱可
塑性樹脂を用い、且つ加熱方法を工夫することによって
、高価な型を用いることなく、連続生産を可能にする繊
維強化合成樹脂成形品の製造法を提供することを目的と
する。
化性樹脂を用いている関係上、バッチ方式の加熱硬化工
程が必要であり、このため、各工程を連続的に結んで効
率良く生産を行なう連続生産方式を適用することができ
ないという難点があった° / [発明の目的] この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、熱可
塑性樹脂を用い、且つ加熱方法を工夫することによって
、高価な型を用いることなく、連続生産を可能にする繊
維強化合成樹脂成形品の製造法を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段]
このため、この発明は、繊維強化合成樹脂成形品の製造
法において、熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維と金
属繊維とをマンドレルにフィラメントワインディング法
で層状に巻き付けて金属繊維を含んだ成形材料層を形成
し、次にマンドレルを除去し、その後に高周波誘導加熱
により上記成形材料層を加熱して熱可塑性樹脂を軟化さ
せ、折曲げ成形により所定形状に成形するようにしたも
のである。
法において、熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維と金
属繊維とをマンドレルにフィラメントワインディング法
で層状に巻き付けて金属繊維を含んだ成形材料層を形成
し、次にマンドレルを除去し、その後に高周波誘導加熱
により上記成形材料層を加熱して熱可塑性樹脂を軟化さ
せ、折曲げ成形により所定形状に成形するようにしたも
のである。
[発明の効果コ
この発明によれば、熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊
維を用いて熱可塑性樹脂を母材とした成形材料層を形成
するようにしたので、従来、熱硬化性樹脂を母材とした
場合には不可欠であったバッチ方式の加熱硬化工程をな
くすことができるとともに、大がかりで高価な型を準備
する必要がなくなる。また、上記成形材料層の内部に金
属繊維を配置するようにしたので、芯型としてのマンド
レル4を除去した後に行なう曲げ加工において、成形材
料層の変形及び繊維配向の乱れを防止することができる
とともに、上記金属繊維を発熱体として高周波誘導加熱
を適用することができ、このことによって、成形材料層
の新造部分のみを迅速に加熱して熱可塑性樹脂を軟化さ
せ、引き続いて、ローラ成形により容易に所定の形状に
成形することができる。従って、加熱工程を短時間で行
なうことができるとともに、連続生産が可能となり、生
産性の大幅な向上をはかることができる。
維を用いて熱可塑性樹脂を母材とした成形材料層を形成
するようにしたので、従来、熱硬化性樹脂を母材とした
場合には不可欠であったバッチ方式の加熱硬化工程をな
くすことができるとともに、大がかりで高価な型を準備
する必要がなくなる。また、上記成形材料層の内部に金
属繊維を配置するようにしたので、芯型としてのマンド
レル4を除去した後に行なう曲げ加工において、成形材
料層の変形及び繊維配向の乱れを防止することができる
とともに、上記金属繊維を発熱体として高周波誘導加熱
を適用することができ、このことによって、成形材料層
の新造部分のみを迅速に加熱して熱可塑性樹脂を軟化さ
せ、引き続いて、ローラ成形により容易に所定の形状に
成形することができる。従って、加熱工程を短時間で行
なうことができるとともに、連続生産が可能となり、生
産性の大幅な向上をはかることができる。
[実施例コ
以下、この発明の実施例を、自動車のスタビライザの製
造に適用した場合について、添付図面により詳細に説明
する。
造に適用した場合について、添付図面により詳細に説明
する。
本発明の方法に係る自動車のスタビライザは、下記の工
程順序に従って製造されろ。
程順序に従って製造されろ。
成形材料層の形成→切断−説芯−加熱及び折曲げ加ニ一
端部成形=(完成品) 以下、上記各工程について説明する。
端部成形=(完成品) 以下、上記各工程について説明する。
(1)成形材料層の形成
熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維と金属繊維とから
成る成形材料層は、以下に述べるように、フィラメント
ワインディング法により、マンドレルに上記各繊維を層
状に巻き付けることによって形成される。
成る成形材料層は、以下に述べるように、フィラメント
ワインディング法により、マンドレルに上記各繊維を層
状に巻き付けることによって形成される。
第1図に示すように、伸長した棒状のマンドレル4には
、その送り方向(図における右方)に向かって順に、第
1リング■、第2リング2及び第3リング3が、マンド
レル4の中心軸のまわりに回転自在に取付けられている
。上記各リング1.2及び3のフレーム1 a、 2
a、及び3aには、繊維のボビン1 b、 2 b、及
び3bがそれぞれ取付けられ、第1リング1のボビンl
b及び第3リング3のボビン3bには熱可塑性樹脂を被
覆した軽量強化繊維(例えばガラス繊維)Aが、また第
2リング2のボビン2bには金属繊維Bが、それぞれ巻
き付けられている。
、その送り方向(図における右方)に向かって順に、第
1リング■、第2リング2及び第3リング3が、マンド
レル4の中心軸のまわりに回転自在に取付けられている
。上記各リング1.2及び3のフレーム1 a、 2
a、及び3aには、繊維のボビン1 b、 2 b、及
び3bがそれぞれ取付けられ、第1リング1のボビンl
b及び第3リング3のボビン3bには熱可塑性樹脂を被
覆した軽量強化繊維(例えばガラス繊維)Aが、また第
2リング2のボビン2bには金属繊維Bが、それぞれ巻
き付けられている。
上記マンドレル4は、第3リング3よりも右方に設けら
れた送り装置5,5によって右方に一定速度で送られる
とともに、上記各リング1,2.及び3がそれぞれ回転
することによって外周部に終部強化繊維A、及び金属繊
維Bが巻き付けられ成形材料層が形成される。
れた送り装置5,5によって右方に一定速度で送られる
とともに、上記各リング1,2.及び3がそれぞれ回転
することによって外周部に終部強化繊維A、及び金属繊
維Bが巻き付けられ成形材料層が形成される。
すなわち、まず、第1リングlが所定の回転速度で回転
することにより、マンドレル4の外周部に直接に、ボビ
ンlbの強化1@NtAか所定の巻き付は角で連続的に
巻き付けられる。マンドレル4に巻き付けられた強化繊
維Aは、第1リングlの送り側に設けられた第1加熱リ
ング6によって加熱されることにより、被覆した熱可塑
性樹脂が可塑性を与えられ、繊維の隙間を埋めて第1層
を形成する。
することにより、マンドレル4の外周部に直接に、ボビ
ンlbの強化1@NtAか所定の巻き付は角で連続的に
巻き付けられる。マンドレル4に巻き付けられた強化繊
維Aは、第1リングlの送り側に設けられた第1加熱リ
ング6によって加熱されることにより、被覆した熱可塑
性樹脂が可塑性を与えられ、繊維の隙間を埋めて第1層
を形成する。
ところで、自動車のスタビライザには、その使用条件か
ら、引張強さだけでなく捩り強さも要求される。この引
張強さ及び捩り強さは、強化繊維Aをマンドレル4に巻
き付ける際に、その巻き付は角を変えた2つの層をそれ
ぞれ形成することによって得ることができる。
ら、引張強さだけでなく捩り強さも要求される。この引
張強さ及び捩り強さは、強化繊維Aをマンドレル4に巻
き付ける際に、その巻き付は角を変えた2つの層をそれ
ぞれ形成することによって得ることができる。
上記工程では、マンドレル4の右方への送り速度に対す
る第1リングlの回転速度の兼ね合いを調節することに
よって、強化繊維Aとマンドレル4の中心軸とのなす角
度が15°以下の所定角度になるように巻き付けて、引
張りに強い第1層を形成するようにしている。
る第1リングlの回転速度の兼ね合いを調節することに
よって、強化繊維Aとマンドレル4の中心軸とのなす角
度が15°以下の所定角度になるように巻き付けて、引
張りに強い第1層を形成するようにしている。
強化繊維Aを巻き付けた部分は、右方に送られて、次に
、第2リング2によって第1層の上にボビン2bの金属
繊維Bが巻き付けられる。そして、その後、第2リング
2の右方に設けられた第2加熱リング7によって加熱さ
れ、第1層の熱可塑性樹脂が可塑性を与えられ金属繊f
aBの隙間を埋める。
、第2リング2によって第1層の上にボビン2bの金属
繊維Bが巻き付けられる。そして、その後、第2リング
2の右方に設けられた第2加熱リング7によって加熱さ
れ、第1層の熱可塑性樹脂が可塑性を与えられ金属繊f
aBの隙間を埋める。
金属繊維Bを巻き付けた部分は、更に右方に送られ、次
に、第3リング3によってボビン3bの強化繊維Aが巻
き付けられる。そして、その後、第3リング3の右方に
設けられた第3加熱リング8によって加熱され、強化繊
維Aに被覆された熱可塑性樹脂に可塑性が与えられ、繊
維の間を埋めて第2層を形成するとともに、第1層及び
金属繊維Bと一体化する。
に、第3リング3によってボビン3bの強化繊維Aが巻
き付けられる。そして、その後、第3リング3の右方に
設けられた第3加熱リング8によって加熱され、強化繊
維Aに被覆された熱可塑性樹脂に可塑性が与えられ、繊
維の間を埋めて第2層を形成するとともに、第1層及び
金属繊維Bと一体化する。
上記第2層の強化繊維Aを巻き付ける際には、強化繊m
Aとマンドレル4の中心軸とのなす角度が30°〜60
’の間の所定角度になるように巻き付けて、捩りに強い
層を形成するようにしている。
Aとマンドレル4の中心軸とのなす角度が30°〜60
’の間の所定角度になるように巻き付けて、捩りに強い
層を形成するようにしている。
(2)切断
上記したように、マンドレル4の外周部に形成された成
形材料層は右方に送られ、送り装置5゜5よりら右方に
取付けられた切断工具9によって、マンドレル4ととも
に適当な長さに切断される。
形材料層は右方に送られ、送り装置5゜5よりら右方に
取付けられた切断工具9によって、マンドレル4ととも
に適当な長さに切断される。
(3)脱芯
次に、芯型としてのマンドレルを含んだ状態で切断され
た成形材料層から、マンドレルを引き抜いて除去し、パ
イプ状の成形材料層のみを残す。
た成形材料層から、マンドレルを引き抜いて除去し、パ
イプ状の成形材料層のみを残す。
この時、マンドレルは、曲がりのない棒状であるから極
めて容易に引き抜くことができる。また、成形材料層は
、金属繊維Bを含んでいるので、マンドレルを除去して
も変形や形くずれを起こすことはない。
めて容易に引き抜くことができる。また、成形材料層は
、金属繊維Bを含んでいるので、マンドレルを除去して
も変形や形くずれを起こすことはない。
(4)加熱及び折曲げ加工
次に、成形材料層のパイプの所要箇所を加熱し、この箇
所に折曲げ加工を行ない所定の形状に成形する。
所に折曲げ加工を行ない所定の形状に成形する。
第2図に示すように、成形材料層のパイプ11は、一対
の駆動ローラI2によって駆動されるとともに、一対の
ガイドローラ13で案内されながら、図における右方に
送られる。上記ガイドカーラ13より右方には、高周波
電源(不図示)に接続された円筒状のコイルI4を内部
に備えた高周波炉15が設けられ、該高周波炉I5の右
方近傍には数値制御されて動く3個の成形用の可動ロー
ラ16が備えられている。
の駆動ローラI2によって駆動されるとともに、一対の
ガイドローラ13で案内されながら、図における右方に
送られる。上記ガイドカーラ13より右方には、高周波
電源(不図示)に接続された円筒状のコイルI4を内部
に備えた高周波炉15が設けられ、該高周波炉I5の右
方近傍には数値制御されて動く3個の成形用の可動ロー
ラ16が備えられている。
パイプ11が高周波炉15のコイル14を貫挿して送ら
れ、その所定部分がコイル14にさしかかると、高周波
電源(不図示)からの電流が該コイル!4に流れるよう
に設定されている。コイルI4に電流が流れると、よく
知られた原理により、該コイル14に近接したペイプ1
1に含まれた金属繊維BJ、:誘導高周波電流が流れて
発熱し、このためパイプ11の所定部分は、急速に加熱
され所定温度に達し、その内部に含まれた熱可塑性樹脂
に可塑性が与えられることにより軟化する。この軟化し
た部分は、右方に送られ、温度が低下して硬化しないう
ちに、成形用の可動ローラ16によって所定の形状に折
曲げ加工される。形状を与えられた曲げ部分は、冷風で
冷却することによって固化される。
れ、その所定部分がコイル14にさしかかると、高周波
電源(不図示)からの電流が該コイル!4に流れるよう
に設定されている。コイルI4に電流が流れると、よく
知られた原理により、該コイル14に近接したペイプ1
1に含まれた金属繊維BJ、:誘導高周波電流が流れて
発熱し、このためパイプ11の所定部分は、急速に加熱
され所定温度に達し、その内部に含まれた熱可塑性樹脂
に可塑性が与えられることにより軟化する。この軟化し
た部分は、右方に送られ、温度が低下して硬化しないう
ちに、成形用の可動ローラ16によって所定の形状に折
曲げ加工される。形状を与えられた曲げ部分は、冷風で
冷却することによって固化される。
折曲げ加工された部分の拡大断面を第3図に示す。
この折曲げ加工工程において、強化繊維で作られた第1
層17と第2層18の間に螺旋状に配置された金属繊維
Bは、バイブ11の変形及び繊維配向の乱れを防止する
とともに、高周波誘導加熱を行なう際の発熱体の役割を
果たしている。
層17と第2層18の間に螺旋状に配置された金属繊維
Bは、バイブ11の変形及び繊維配向の乱れを防止する
とともに、高周波誘導加熱を行なう際の発熱体の役割を
果たしている。
(5)端部成形
所定の形状に折曲げ加工されたバイブ11は、スタビラ
イザとして車体に取付けるために、プレス成形によりそ
の両端部を平坦に成形した後に穴明は加工を行なう。
イザとして車体に取付けるために、プレス成形によりそ
の両端部を平坦に成形した後に穴明は加工を行なう。
以上のようにして製造されたスタビライザの外形形状を
第4図に示す。
第4図に示す。
外形12.5φの鋼製素材を用いた従来通りのスタビラ
イザと、該従来のスタビライザと捩り剛性が等しくなる
ように設計され、本発明の方法によって製造されるガラ
ス繊維強化合成樹脂製のスタビライザとについて、その
内外径寸法及び重量を比較すれば、従来の鋼製のものは
重量が1.3に2であるのに対して、本発明の方法によ
るガラス繊維強化合成樹脂製のものは、外径が22φ、
内径がI5φであり、その重量は、5mmのピッチで螺
旋状に配置された線径0.5φの金属繊維の重量も含め
て0.64に9となり、約50%の軽量化を達成するこ
とができる。
イザと、該従来のスタビライザと捩り剛性が等しくなる
ように設計され、本発明の方法によって製造されるガラ
ス繊維強化合成樹脂製のスタビライザとについて、その
内外径寸法及び重量を比較すれば、従来の鋼製のものは
重量が1.3に2であるのに対して、本発明の方法によ
るガラス繊維強化合成樹脂製のものは、外径が22φ、
内径がI5φであり、その重量は、5mmのピッチで螺
旋状に配置された線径0.5φの金属繊維の重量も含め
て0.64に9となり、約50%の軽量化を達成するこ
とができる。
以上、説明したように、本発明の方法に係る実施例によ
れば、繊維強化合成樹脂製のスタビライザを製造するに
あたり、熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維Aを用い
て熱可塑性樹脂を母材とした成形材料層を形成するよう
にしたので、従来のように熱硬化性樹脂を母材とした場
合には不可欠であったバッチ方式の加熱硬化工程をなく
すことができるとともに、大がかりで高価な成形型を準
備する必要がなくなる。また、上記成形材料層の第1層
17と第2層18の間に金属繊維Bを配置するようにし
たので、芯型としてのマンドレル4を除去した後に行な
う折曲げ加工において、成形材料層の変形及び繊維配向
の乱れを防止することができるとともに、上記金属繊維
Bを発熱体として高周波誘導加熱を適用することができ
、この−ことによって、成形材料層の所定部分のみを迅
速に加熱して熱可塑性樹脂を軟化させ、引き続いて、成
形用可動ローラ16により容易に所定の形状に成形する
ことができる。従って、加熱工程を短時間で行なうこと
ができるとともに、連続生産が可能となり、生産性の大
幅な向上をはかることができるのである。
れば、繊維強化合成樹脂製のスタビライザを製造するに
あたり、熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維Aを用い
て熱可塑性樹脂を母材とした成形材料層を形成するよう
にしたので、従来のように熱硬化性樹脂を母材とした場
合には不可欠であったバッチ方式の加熱硬化工程をなく
すことができるとともに、大がかりで高価な成形型を準
備する必要がなくなる。また、上記成形材料層の第1層
17と第2層18の間に金属繊維Bを配置するようにし
たので、芯型としてのマンドレル4を除去した後に行な
う折曲げ加工において、成形材料層の変形及び繊維配向
の乱れを防止することができるとともに、上記金属繊維
Bを発熱体として高周波誘導加熱を適用することができ
、この−ことによって、成形材料層の所定部分のみを迅
速に加熱して熱可塑性樹脂を軟化させ、引き続いて、成
形用可動ローラ16により容易に所定の形状に成形する
ことができる。従って、加熱工程を短時間で行なうこと
ができるとともに、連続生産が可能となり、生産性の大
幅な向上をはかることができるのである。
尚、上記実施例では、軽量強化繊維としてガラス繊維を
用いていたが、熱可塑性樹脂を被覆したものであれば、
他の強化繊維(例えば炭素繊維)を用いても同様の効果
を奏することができる。
用いていたが、熱可塑性樹脂を被覆したものであれば、
他の強化繊維(例えば炭素繊維)を用いても同様の効果
を奏することができる。
また、上記実施例は、自動車のスタビライザに適用した
ものであったが、本発明方法は、スタビライザに限らず
、他の繊維強化合成樹脂製のパイプ状成形品にも適用す
ることができるのはもちろんのことである。
ものであったが、本発明方法は、スタビライザに限らず
、他の繊維強化合成樹脂製のパイプ状成形品にも適用す
ることができるのはもちろんのことである。
図面はいずれも本発明の方法に係る実施例を説明するた
めのもので、第1図は成形材料層の形成工程の概略説明
図、第2図は加熱及び折曲げ加工工程の概略説明図、第
3図は曲げ部分の拡大断面図、また第4図は最終形状に
成形されたスタビライザの外形図である。 4・・・マンドレル、11・・・パイプ(成形材料層)
、14・・・コイル、15・・・高周波炉、i6・・・
成形用可動ローラ、A・・・軽量強化繊維、B・・・金
属繊維。
めのもので、第1図は成形材料層の形成工程の概略説明
図、第2図は加熱及び折曲げ加工工程の概略説明図、第
3図は曲げ部分の拡大断面図、また第4図は最終形状に
成形されたスタビライザの外形図である。 4・・・マンドレル、11・・・パイプ(成形材料層)
、14・・・コイル、15・・・高周波炉、i6・・・
成形用可動ローラ、A・・・軽量強化繊維、B・・・金
属繊維。
Claims (1)
- (1)熱可塑性樹脂を被覆した軽量強化繊維と金属繊維
とをマンドレルにフィラメントワインディング法で層状
に巻き付けて金属繊維を含んだ成形材料層を形成し、次
にマンドレルを除去し、その後に高周波誘導加熱により
上記成形材料層を加熱して熱可塑性樹脂を軟化させ、折
曲げ成形により所定形状に成形することを特徴とする繊
維強化合成樹脂成形品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62086420A JPS63249631A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 繊維強化合成樹脂成形品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62086420A JPS63249631A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 繊維強化合成樹脂成形品の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249631A true JPS63249631A (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=13886393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62086420A Pending JPS63249631A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 繊維強化合成樹脂成形品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63249631A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1987
- 1987-04-06 JP JP62086420A patent/JPS63249631A/ja active Pending
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