JPH078004U

JPH078004U - カラースリップサイン

Info

Publication number: JPH078004U
Application number: JP4855793U
Authority: JP
Inventors: 洋一武田
Original assignee: 洋一武田
Priority date: 1993-07-12
Filing date: 1993-07-12
Publication date: 1995-02-03

Abstract

(57)【要約】【目的】自動車・二輪車・原動機付自転車・自転
車・産業用機械等に使用するタイヤのトレッド内部にタ
イヤと異色のものを埋め込み、誰でも容易に用途別の使
用限界および安全性を確認できるスリップサインを提供
する。【構成】タイヤのトレッド内部（２）に色の付い
たもの（１）を埋め込むことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車・二輪車・原動機付自転車・自転車・産業用機械等に使用するタイヤのスリップサインに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、タイヤのトレッドに刻まれた溝の一部を盛り上げたスリップサインがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。（イ）スリップサインがタイヤと同色のため、確認しにくかった。（ロ）残り溝を測るには、タイヤ専用のデプスゲージ等を使わないと正確な数値が判らなかった。（ハ）タイヤの用途別使用限界が判りにくかった。（ニ）タイヤの交換時期を見過ごすことがあり、事故につながる危険性があった。（ホ）タイヤの偏摩耗が確認しにくかった。（ヘ）スリップサインの位置を示すマークが判りにくく、スリップサインを見つけにくかった。（ト）夏・冬タイヤの使用限界および、車検対応基準や高速道路使用限界を数値として覚えていなければならず面倒であった。本考案は、これらの欠点を除くためのものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

タイヤのトレッド内部（２）に色の付いたもの（１）を埋め込む。本考案は、以上のような構成よりなるカラースリップサインである。

【０００５】

【作用】

タイヤが摩耗することにより、トレッド内部のカラースリップサインが現われ使用限界の確認が容易になる。

【０００６】

【実施例】

大型トラック・バスのタイヤの使用例について説明する。（イ）接地面のトレッド内部にタイヤと異なる色のものを必要な表示の数だけ層状に複数埋め込む。（ロ）摩耗して現われる第１色により、冬タイヤとしての使用限界が判る。（ニ）摩耗して現われる第２色により、高速道路使用限界が判る。（ホ）摩耗して現われる第３色により、夏タイヤとしての使用限界が判る。（ハ）摩耗して現われる第４色により、車検適応限界が判る。以上で各用途別の使用限界が一目で判り、面倒な計測をしなくても安全性の確認ができる。また、普通自動車・二輪車・原動機付自転車・自転車・産業用機械等のタイヤにも、用途別限界の種類に応じた色のものを複数入れることも良い。また、色についても発光色等のものでも良い。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）スリップサインがタイヤと異色のため、確認しやすくなる。（ロ）残り溝の限界を専用ゲージ等を使わずに一目で確認できるようになる。（ハ）タイヤの用途別使用限界が判りやすくなる。（ニ）タイヤの交換時期を見過ごすことがなくなり、事故につながる危険性が減少する。（ホ）タイヤの偏摩耗が確認しやすくなる。（ヘ）スリップサインの位置を示すマークを見つけてから確認する必要なくなる。（ト）夏・冬タイヤの使用限界および、車検対応基準や高速道路使用限界を数値として覚えている必要がなくなる。（チ）色を発光色等にすることにより、後続車が車間距離をとる等ドライバーの交通安全意識の向上に役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の内部が解るように切り欠いた側面図で
ある。

【符号の説明】

１．色の付いたもの２．タイヤのトレッド部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】タイヤのトレッド内部に色の付いたものを
埋め込んだスリップサイン。