JPH0779817A - スライドファスナーの仕上げ装置 - Google Patents

スライドファスナーの仕上げ装置

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JPH0779817A
JPH0779817A JP6127162A JP12716294A JPH0779817A JP H0779817 A JPH0779817 A JP H0779817A JP 6127162 A JP6127162 A JP 6127162A JP 12716294 A JP12716294 A JP 12716294A JP H0779817 A JPH0779817 A JP H0779817A
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JP
Japan
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slide fastener
slider
fastener chain
chain
transfer
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Application number
JP6127162A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Ishikawa
紀一郎 石川
Deyudetsuku Chietsuto
デュデック チェット
Hatsuchiyaason Jieemusu
ハッチャーソン ジェームス
Chiyaaruzu Koria Jiyonasan
チャールズ コリア ジョナサン
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D5/38Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting with means operable by the moving work to initiate the cutting action
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドファスナーチェーンをスペース部
を横切って切断してスライドファスナーを仕上げる装置
を提供する。 【構成】 スライドファスナーチェーンFC1が移送
機構5によって移送されている間に、スライダーS1を
暫定的に捕捉するために切断機構2と移送機構5の間
に、移送路CPに対して出没自在になっているスライダ
ー捕捉機構3が配されていると共に、スライダー捕捉機
構3によってスライダーS1を捕捉した状態で、スライ
ドファスナーチェーンFC1が移送機構5によって移送
されているときに生ずる止具ES1とスライダーS1と
の当接を検出するためにスライダー捕捉機構3と作動的
に連係している検出機構4を設けてあり、当該検出機構
4は止具ES1とスライダーS1が当接したことを検出
したときに移送機構5の作動を停止させると共に切断機
構2を作動させるように作用することからなるスライド
ファスナーの仕上げ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実質的に長尺の連続した
スライドファスナーチェーンを長手方向に間隔をおいて
配されたエレメントの無いスペース部を横切って切断す
ることによってスライドファスナーを仕上げるスライド
ファスナーの仕上げ装置に関するものである。当該装置
によって仕上げ加工することが出来るスライドファスナ
ーチェーンはスペース部によって長手方向に離隔した多
数の噛合エレメント列と、夫々の噛合エレメント列に摺
動自在に取り付けられた少なくとも一個のスライダー
と、夫々の噛合エレメント列の一端に取り付けられ、ス
ライダーが噛合エレメント列を噛合する方向で摺動する
ときスライダーに当接することが出来る止具を有するタ
イプのものである。
【0002】
【従来の技術】先行技術のスライドファスナーの仕上げ
装置の典型的な例は1984年7月17日に発行された
米国特許第4459884及び1985年6月4日に発
行された米国特許第4520544号に開示されてい
る。これらの米国特許公報に開示されている夫々の装置
はスライドファスナーを製造するためにエレメントの無
いスペース部を横切ってスライドファスナーチェーンを
切断する切断機構と、移送路に沿ってスライドファスナ
ーチェーンを移送するために切断機構の下流に配された
移送機構と、スライドファスナーチェーンを移送機構に
送り出すために切断機構の上流側に配されている送り出
し機構とからなっている。
【0003】これらの装置を作動すると、送り出し機構
及び移送機構が協同して、移送路に沿ってスライドファ
スナーチェーンを下流方向に移送し、スライドファスナ
ーチェーンのエレメントの無いスペース部が切断機構に
到達するまで移送するのである。スペース部が切断機構
に到達すると、スライドファスナーチェーンの移送は停
止し、切断機構が作動してスライドファスナーチェーン
をスペース部を横切って切断する。切断機構に対してス
ペース部を所定位置に位置付けると共に、スライドファ
スナーチェーンの移送を停止するために、チェーンスト
ッパーが設けられている。当該チェーンストッパーは切
断機構の直ぐ上流の位置でスライドファスナーチェーン
の移送路に出没自在になっている。前記チェーンストッ
パーは移送機構と切断機構に対してその作動が連係して
おり、以下に詳しく説明するように、これらの機構がコ
ントロールされているのである。
【0004】スライドファスナーチェーンが移送機構に
よって移送されるにつれて、エレメントの無いスペース
部が切断機構に接近する。この時点で、チェーンストッ
パーがスペース部における一対の相対したファスナーテ
ープ間の間隙に突出する。スライドファスナーチェーン
が更に前進すると、チェーンストッパーはやがてスペー
ス部の長手方向の端部に隣接する噛合エレメント列の端
部に当接する。この際、チェーンストッパーは、スペー
ス部が切断機構の所定の位置に到達したことを感知する
のである。チェーンストッパーがこの様に感知すると、
移送機構が停止し、スライドファスナーチェーンの移送
を止め、切断装置が作動してスライドファスナーチェー
ンをスペース部を横切って切断してスライドファスナー
を生産するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、スライ
ドファスナーチェーンにおける夫々の噛合エレメント列
がチェーンストッパーに激しく当接するので、噛合した
噛合エレメント列はチェーンストッパーと当接したとき
に噛合割れする虞があった。この様な噛合割れを回避す
るために、スライドファスナーチェーンは夫々の噛合エ
レメント列の端部にブリッジ型の止具を設けたものにす
る必要があった。このタイプのスライドファスナーチェ
ーンが添付図面の図15に示されており、図15におい
て、ブリッジ型の止具がES6という符号によって示さ
れている。
【0006】従って、もし従来のスライドファスナーの
仕上げ装置が図12に示すようなスライドファスナーチ
ェーンFC1に対して使用された場合には、チェーンス
トッパーが確実に機能することが出来なかったのであ
る。何故なら、スライドファスナーチェーンFC1は夫
々の噛合した噛合エレメント列111の両端部に相対し
た別個の止具ES1及びES2を取り付けているからで
あって、チェーンストッパーに当接するものがなかった
のである。又、たとえ、夫々の噛合エレメント列がその
端部にブリッジタイプの止具を設けていたとしても、ブ
リッジタイプの止具がチェーンストッパーに当接すると
きに、当該止具にかなりの力が集中するので損傷を受け
る虞があったのである。これは、チェーンストッパーが
スライドファスナーチェーンのスペース部における一対
の相対したファスナーテープ間の幅狭の間隙に突入し得
るように薄いブレード状に形成されているからであっ
て、この様に薄いブレード状のチェーンストッパーは止
具に対して剪断的な力を受けて損傷しやすいからであ
る。又、このように薄いブレード状のチェーンストッパ
ーを使用すれば、止具を損傷するだでなく、チェーンス
トッパーが止具との当接した際に、破損して所定位置へ
の位置付け作用を損なう虞もあったのである。
【0007】上述の問題点に鑑み、本発明の目的はスラ
イドファスナーチェーンにおける夫々の噛合エレメント
列に取り付けられたスライダーの数に拘り無く、そして
夫々の噛合エレメント列の少なくとも一端に取り付けら
れた止具のタイプ、あるいは止具を取り付けていないも
のに拘り無く、長手方向に離隔したエレメントの無いス
ペース部を横切って長尺のスライドファスナーチェーン
を切断することが出来、これによってスライドファスナ
ーを仕上げることが出来るスライドファスナーの仕上げ
装置を提供することである。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明に拠れば、スライ
ドファスナーの仕上げ装置はスライドファスナーを製造
するためにスペース部の一つを横切ってスライドファス
ナーチェーンを切断する切断機構と、移送路に沿ってス
ライドファスナーチェーンを移送するために切断機構の
下流に配された移送機構と、噛合エレメント列の止具を
取り付けた一端とは反対側を先端側にしてスライドファ
スナーチェーンを前記切断機構を通って前記移送機構に
移送するために前記切断機構の上流に配された送り出し
機構とを含む。そして、当該装置は、スライドファスナ
ーチェーンが前記移送機構によって移送されている間
に、スライダーを下流方向の摺動に対して暫定的に捕捉
するために前記切断機構と前記移送機構の間に配され、
スライドファスナーチェーンの移送路に対して出没自在
になっているスライダー捕捉機構をも含む。そして、ス
ライダー捕捉機構によってスライダーを捕捉された状態
で、スライドファスナーチェーンが移送機構によって移
送されているときに生ずる止具とスライダーとの当接を
検出するためにスライダー捕捉機構と作動的に連係して
いる検出機構が設けられている。そして、当該検出機構
は止具とスライダーが当接したことを検出したときに移
送機構の作動を停止してスライドファスナーチェーンの
移送を停止させると共に切断機構を作動させるように作
用する。
【0009】前記スライダー捕捉機構はスライドファス
ナーチェーンの移送路の相対する両側に配され、スライ
ダーを間に挟持するために互いに対して接近したり離れ
たりする運動ができるように成っている一対のグリップ
アームからなるものであってもよい。そして、当該一対
のグリップアームの内の一方はグリップアームに滑動自
在に取り付けられているL字状のスライダー係止部と、
当該スライダー係止部をスライドファスナーチェーンの
移送の方向と反対の第1方向に付勢するスプリング手段
とを有する。前記スライダー係止部は、止具がスライダ
ー係止部に支持されたスライダーと当接しながらスライ
ドファスナーチェーンが移送されるときに、スプリング
手段の付勢力に抗してスライドファスナーチェーンの移
送の方向に偏位することができるようになっている。そ
して、前記検出手段はスライダー係止部がスライドファ
スナーチェーンの前記方向にスライダー係止部が偏位す
るのと呼応して作用するようになっている。前記一対の
グリップアームの内の他方のグリップアームはスライダ
ーの一部と係合することが出来る肩部を有している段付
き面を備えている。当該肩部はスライドファスナーチェ
ーンの移送の方向に前記スライダー係止部の段部から通
常偏位しており、前記肩部は前記スライダー係止部が偏
位したときに前記段部と一線上になる。
【0010】前記検出機構は前記スライダー係止部と係
合自在になっている第1端部を有しているレバーと、当
該第1端部の反対にある当該レバーの第2端部の近くに
配された光電センサーとからなり、当該光電センサーは
当該レバーが前記スライダー係止部によって一方向に回
動されたときに作用するようになっている。
【0011】又、スライドファスナーの仕上げ装置には
スライドファスナーチェーンが送り出し機構又は移送機
構によって移送されるときにスライドファスナーチェー
ンに掛かるかもしれない過度の緊張を与えないようにス
ライドファスナーチェーンを前記送り出し機構の方向に
積極的に移送するために前記送り出し機構の上流に配さ
れているチェーン送り機構を更に含んでもよい。当該チ
ェーン送り機構は、第1ガイドローラーと移送路に沿っ
て当該第1ガイドローラーから下流方向に離れている第
2ガイドローラーと、当該第1ガイドローラーと第2ガ
イドローラーとの間に配されている連続的に回転する駆
動ローラーとからなる。前記第1ガイドローラーと第2
ガイドローラーと駆動ローラーとは、スライドファスナ
ーチェーンが前記第1ガイドローラーと第2ガイドロー
ラーと駆動ローラーの回りを蛇行状に延びるように配さ
れている。
【0012】前記移送機構はスライドファスナーチェー
ンの移送路に沿って前後に配されている第1移送機構と
第2移送機構とからなる。当該第1移送機構は、第2移
送機構よりも上流側にあって、切断機構に近くに配され
ており第1速度でスライドファスナーチェーンを移送す
るように作動している。そして、当該第2移送機構は前
記第1速度よりも早い第2速度でスライドファスナーチ
ェーンと個々のスライドファスナーの夫々を移送するよ
うに作動する。
【0013】
【作用】この発明のスライドファスナーの仕上げ装置に
よると、スライドファスナーチェーンが移送機構によっ
て移送されている間に、スライドファスナーチェーンに
おける噛合エレメント列に摺動自在に取り付けられてい
るスライダーを下流方向の摺動に対して暫定的に捕捉す
るために、切断機構と移送機構の間に配され、スライド
ファスナーチェーンの移送路に対して出没自在になって
いるスライダー捕捉機構が配されていると共に、スライ
ダー捕捉機構によってスライダーを捕捉された状態で、
スライドファスナーチェーンが移送機構によって移送さ
れているときに生ずる止具とスライダーとの当接を検出
するために前記スライダー捕捉機構と作動的に連係して
いる検出機構が設けられており、当該検出機構は止具と
スライダーが当接したことを検出したときに移送機構の
作動を停止してスライドファスナーチェーンの移送を停
止させると共に切断機構を作動させるように作用する。
これによって、長尺のスライドファスナーチェーンは長
手方向に離隔したエレメントの無いスペース部を横切っ
て切断して、スライドファスナーを仕上げるのである。
【0014】
【実施例】本発明は図1に示されているように、スライ
ドファスナーを自動的に仕上げることが出来るスライド
ファスナーの仕上げ装置Aとして具現化されたときに特
に有用である。
【0015】当該装置Aはスライドファスナーチェーン
FC1を送り出すための送り出し機構1と、スライドフ
ァスナーチェーンFC1を切断して個々のスライドファ
スナーを製造するための切断機構2と、スライドファス
ナーチェーンFC1の夫々の噛合エレメント列に挿通さ
れているスライダーを暫定的に捕捉するためのスライダ
ー捕捉機構3と、当該スライダー捕捉機構3に作動的に
連係している検出機構4と、スライドファスナーチェー
ンFC1を水平のチェーン移送路(以下移送路CPとい
う)に沿って移送するための移送機構5とからなってい
る。図1において、参照符号6はスライドファスナーチ
ェーンFC1が移送路CPに沿って移送されているとき
にスライドファスナーチェーンFC1に掛かる虞のある
過度の緊張を与えないようにスライドファスナーチェー
ンFC1を送り出し機構1の方向に積極的に供給するた
めのチェーン送り機構である。チェーン送り機構6の構
造及び機能は以下に更に詳しく説明する。
【0016】仕上げ装置Aによって仕上げられて単位長
さのスライドファスナーになるスライドファスナーチェ
ーンFC1は図12に示されている。スライドファスナ
ーチェーンFC1は長手方向に間隔をおいて配された金
属製又は合成樹脂製の一部において噛合した多数の噛合
エレメント列111を取り付けた長尺のスライドファス
ナーテープ110,110からなる。尚、多数の噛合エ
レメント列の夫々の間にはエレメントの無いスペース部
112を有している。夫々の噛合エレメント列111は
その一端に相対した別個の第1止具ES1,ES1を取
り付けており、他の端部に相対した別個の第2止具ES
2,ES2を取り付けている。夫々の噛合エレメント列
111はここに挿通されている第1及び第2スライダー
S1,S2によって噛合したり開離したりすることが出
来るのである。第1及び第2スライダーS1,S2とは
その後部を互いに向かい合わした態勢に配されており、
これによって、第1及び第2スライダーS1,S2を互
い方向に摺動させるとそれに呼応して噛合エレメント列
を長手方向両端から分離することが出来るのである。こ
のようなスライドファスナーチェーンFC1は第1止具
ES1を先端側にして装置Aに導入され、移送路CPに
沿って下流に移送される。
【0017】図1に示された送り出し機構1はスライド
ファスナーチェーンFC1の先端を把持しながら切断機
構2を通って移送機構5にスライドファスナーチェーン
を移送するように作動するのである。送り出し機構1は
移送路CPに沿って往復運動出来るように当該装置Aの
フレームに滑動自在に取り付けられたスライドラム8か
らなっており、スライドラム8は適切な駆動手段(図示
せず)によって駆動されている。スライドラム8は固定
した長尺のチェーンガイド9と移送路CPに沿って下流
に切断機構2の近くの位置まで伸びている長尺の受け板
10と、一対のグリッパー11,11(図2を参照のこ
と)を備えている。
【0018】チェーンガイド9はスライドファスナーチ
ェーンFC1及びスライダーS1,S2をガイドするた
めに移送路CPに沿って延びている。
【0019】一対のグリッパー11,11はスライドラ
ム8の下流位置であって、スライドラム8に取り付けら
れた軸部12に回転自在に支持されている。図2に示さ
れているように、一対のグリッパー11,11は移送路
CPを横切って横方向に互いに離れており、スライダS
1,S2が一対のグリッパー11,11を邪魔せずにグ
リッパー間のスペースに通ることが出来るようになって
いる。グリッパー11,11は下流方向に延びそして切
断機構2に至らずに終わっている終端部11a,11a
を有している。一対のグリッパー11,11が作動する
とき、グリッパーの終端部11a,11aはスライドフ
ァスナーチェーンFC1の先端側におけるファスナーテ
ープ110を把持するため受け板10方向に回転する。
グリッパー11,11の後端部11b,11bは互いに
連結しており、後端部11b,11bの間にある連結部
はスライドラム8に取り付けられた流体圧シリンダー1
3のピストンロッド13aに連結されている。終端部1
1a,11aは、図2に示されている想像線によって示
されているように、通常移送路CPから後退している。
スライドファスナーチェーンFC1が送り出される時に
はグリッパー11,11におけるグリッパーの終端部1
1a,11aがファスナーテープ110,110を受け
板10に保持することが出来るように、流体圧シリンダ
ー13によって連結部を軸にして反時計方向(図1)に
回動することになっている。
【0020】受け板10は、移送路CPの上方に位置し
ており、その対向する長手縁部から垂れ下がっている一
対のガイド壁10a,10a(図2)を有している。受
け板10がこの様な構造になっているので、スライドフ
ァスナーチェーンFC1は切断機構の方向に供給される
ときに確実に且つ正確にガイドされるのである。
【0021】図1に示されているように、切断機構2は
スライドファスナーチェーンFC1を切断するために協
同する一対の上側及び下側ブレード14,15を有して
いる。上側ブレード14は、固定ホルダー16に固定さ
れており、下側ブレード15は適切な駆動手段(図示せ
ず)によって垂直方向に昇降自在になっているホルダー
17に取り付けられている。下側ブレード15が下方に
後退した位置にあるとき、上側及び下側ブレード14,
15は、送り出し機構1が切断機構2の上側ブレードと
下側ブレード14,15との間にある空間で移送機構に
対して接近したり離れたりして往復運動出来る距離だけ
垂直方向に離れているのである。当該切断機構2は従来
の切断機構と構造及び機能において同一であるので、詳
しい説明は省略する。
【0022】スライダー捕捉機構3は切断機構2の所定
位置にスライドファスナーチェーンFC1のエレメント
の無いスペース部112(図12)を位置付けるような
作用を行う。これによって、その後、切断機構が当該エ
レメントの無いスペース部112を横切ってスライドフ
ァスナーチェーンを切断しスライドファスナーを生産す
ることが出来るのである。スライダー捕捉機構3は切断
機構2から下流側へ所定距離だけ離れた位置に配されて
いるのである。図1及び図4に示されているように、ス
ライダー捕捉機構3は移送路CPの上方及び下方に位置
する一対の上グリップアーム18及び下グリップアーム
19を有している。当該上グリップアーム18はフレー
ムの一部7aに取り付けられ垂直に配された上流体圧シ
リンダー20に連結している。同様に、下グリップアー
ム19はフレーム7の一部7bに取り付けられ垂直に配
された下流体圧シリンダー21に連結している。
【0023】この様な構造になっているので、上下グリ
ップアーム18,19は流体圧シリンダー20,21の
作動に呼応して、垂直方向に互いに対して接近したり離
れたり昇降自在になっている。これによって、上下グリ
ップアーム18,19は移送路CPに突出したり、移送
路CPから後退したりするのである。上グリップアーム
18及び下グリップアーム19が移送路CPに突出して
完全に互いに接近した時においては、スライドファスナ
ーチェーンFC1が移送路CPに沿っての移送中に、噛
合エレメント111列にあるスライダーS1は上下グリ
ップアーム18,19によって捕捉して把持される。こ
のようにスライダーS1を捕捉した後、スライドファス
ナーチェーンFC1を引き続いて移送すれば、スライダ
ーS1を第2止具ES2,ES2に当接するまで、噛合
エレメント列111の部分的に分離している部分を互い
に噛合していくことが出来る。かくして、スライダー捕
捉機構3はチェーンの閉鎖機構としても機能するのであ
る。上下グリップアーム18,19が移送路CPから後
退したときにおいては、上グリップアーム18と下グリ
ップアーム19の間の間隔は十分広くなり、スライドフ
ァスナーチェーンFC1及びこれに取り付けてあるスラ
イダーS1,S2がそこを通ることができると共に送り
出し機構1が移送機構5の方向に前進する際それが通る
こともできるのである。
【0024】図示された実施例における下グリップアー
ム19は後で記載する検出機構と協同するように構成さ
れているのである。図4に示されているように、下グリ
ップアーム19はその上面に移送路CP方向に面してお
り、スライダーの一部と係合自在になっている段部22
aを有しているL字状スライダー係止部22を備えてあ
る。スライダー係止部22は移送路に沿って滑動自在で
あり、圧縮コイルスプリング23によって移送路の方向
と反対の方向に通常付勢されているのである。そして、
圧縮コイルスプリング23はスライダー係止部22と下
グリップアーム19の本体との間に介在して機能してい
るのである。スライダーS1がスライダー係止部22に
よって保持され、当該スライダー係止部22が図4に示
された仮想線によって示された下流側の位置に圧縮コイ
ルスプリング23の付勢力に抗して動くことができるの
で、これによって検出機構4の一部を図5に示された矢
印の方向に押し付けるのである。スライダー係止部22
が図4に仮想線で示された偏位位置にある時は、スライ
ドファスナーチェーンFC1の切断されるべき一つのス
ペース部112(図12)は切断機構2の所定位置に位
置付けられるのである。
【0025】上グリップアーム18は下方に面してお
り、スライダーの一部と係合することが出来る肩部24
を備えた段付きの下面を有している。当該下面における
肩部24はL字状スライダー係止部22の段部22a
(図4)から移送路CPの下流方向に偏位しており、こ
れによって、スライダー係止部22が実線で書かれた当
初の位置から図4の仮想線で書かれた偏位位置へ運動す
ることが出来るのである。
【0026】圧縮コイルスプリング23の付勢力は次の
ように定められるのである。即ち、圧縮コイルスプリン
グ23は、スライドファスナーチェーンFC1の移送に
際してスライダーS1がスライダー係止部22に係止保
持され、そしてスライダーS1が噛合エレメント列11
1の部分的に分離している部分を噛合させながら、第2
止具ES2,ES2と当接するまでにおいては、当該ス
ライダー係止部22を実線で書かれた当初の位置に保持
することができ、そしてスライドファスナーチェーンF
C1が更に移送されると、スライダー係止部22に保持
しているスライダーS1が第2止具ES2,ES2に当
接したままにして、スライダー及びスライダー係止部2
2を圧縮コイルスプリング23の付勢力に抗してスライ
ドファスナーチェーンCF1の移送方向に偏位させしめ
ることが出来るようなものにしてある。圧縮コイルスプ
リング23の付勢力がこの様に定められているので、エ
レメントの無いスペース部112(図12)は切断機構
2に対して正確に位置付けさせることが出来るのであ
る。
【0027】検出機構4はスライダー捕捉機構3によっ
てスライダーS1が捕捉されるのを検知するために機能
する。そして、これを検知すると、スライドファスナー
チェーンFC1の移送を停止し、切断機構4を作動する
ためのコマンド信号を発するのである。図1、図3及び
図4に示されているように、検出機構4はフレーム部7
cに取り付けられた水平軸部25の中心に回転自在に取
り付けられたレバー27を含んでいるのである。レバー
27はその上端部をスライダー捕捉機構3のスライダー
係止部22の下流端部の近くに位置させ、その下端部を
フレーム部7cに取り付けられた光電センサー26の近
くに位置させるのである。レバー27の下端部とフレー
ム7cとの間には引張りコイルスプリング28が介在し
て機能し、レバー27を反時計方向(図1及び図4)に
回動させ、その上端部をスライダー係止部22の方向に
付勢するのである。スライダーを保持したスライダー係
止部22が実線で示した位置から図4に仮想線で示され
た位置に偏位すると、レバー27は同図に示された仮想
線によって示されているように、引張りコイルスプリン
グ28の付勢力に抗して軸部25を中心として時計方向
に回動するのである。この様にレバー27が時計方向に
回動すると、レバー27の下端部に取り付けられた遮光
板29は光電センサー26の投光器26aと投光器26
bとの間のスペースから後退し、これによって、投光器
26aと投光器26bとの間に走る光の軌道を開けるの
である。この様にして、スライダー捕捉機構3によるス
ライダーS1の捕捉が光電センサー26によって検知さ
れるのである。遮光板29は通常は投光器26aと投光
器26bとの間のスペースに突出しており、光電センサ
ー26の機能を停止している。図1及び図4において、
参照符号30は、レバー29の反時計方向の回動を限定
するストッパーである。
【0028】移送機構5は送り出し機構1から送り出さ
れるスライドファスナーチェーンFC1を受け、そして
スライドファスナーチェーンFC1を移送路CPに沿っ
て下流方向に前進するように作動する。これに加えて、
移送機構5は装置Aから切断された即ち仕上げられたス
ライドファスナーSF(図12)を排出するように作動
する。図示された実施例の移送機構5は移送路CPに沿
って前後に配された第1移送機構31と第2移送機構3
2とからなる。そして、第1移送機構32は第2移送機
構32よりも上流側にあって、切断機構2の近くに配さ
れている。
【0029】図1及び図3に示されているように、第1
移送機構31は駆動軸33に固定的に取り付けられた一
対の下側フィードローラー34,34と、移送路CPを
挟んで対応するフィードローラー34,34と垂直方向
で対面関係で軸部35に回動自在に取り付けられた一対
の上側プレスローラー36,36とからなる。フィード
ローラー34とプレスローラー36はスライドファスナ
ーチェーンFC1のファスナーテープ110を挟持す
る。そして、夫々の対のフィードローラー34,34と
プレスローラー36,36は互いに横方向に離れており
図1及び図3に示されているようにスライダーS1,S
2を通過するのに邪魔することが無いようにしてあり、
又、スライダー捕捉機構3と検出機構4を収容して設置
し得ることが出来るようにしてある。駆動軸33はフレ
ーム7cに回転自在に据え付けてあり、例えばモーター
のような適切な駆動手段(図示せず)と連結している。
軸部35はホルダー37によって支持されており、当該
ホルダー37は圧縮コイルスプリング38によって下方
に付勢され、これによって、プレスローラー36,36
をフィードローラー34,34の方向に押し下げるので
ある。これは、ファスナーテープ110,110をフィ
ードローラー34とプレスローラー36の間で挟みなが
ら、スライドファスナーチェーンFC1を移送するため
である。プレスローラー36,36は通常上方つまりフ
ィードローラー34から離れた方向に位置するのであ
る。フィードローラー34,34は連続的に駆動され、
スライドファスナーチェーンFC1が移送されたとき
に、プレスローラー36,36がフィードローラー3
4,34方向へ押し下げられるのである。フィードロー
ラー34は低速(第1速度)でスライドファスナーチェ
ーンを移送するために駆動され、これによって第1移送
機構31は送り出し機構1によって送り出されたスライ
ドファスナーチェーンFC1の先端部を確実に受けるこ
とができ、その後当該スライドファスナーチェーンFC
1を第2移送機構32に移送するのである。
【0030】図1に示されているように、第2移送機構
32は駆動軸39に固定的に取り付けられた一対の下側
フィードローラー40と移送路CPを挟んでフィードロ
ーラー40と垂直方向で対面した関係で軸部41に回動
自在に取り付けられた一対の上側プレスローラー42と
からなるのである。図示されてはいないけれども、夫々
の一対のフィードローラー40とプレスローラー42は
スライダーS1,S2の最大幅よりも多少大きい距離だ
け互いに対して横方向に離れているのである。駆動軸3
9はフレーム部7cに回転自在に据え付けてあり、例え
ばモーターのような適切な駆動手段(図示せず)に連結
しているのである。軸部41はホルダー43によって支
持されており、当該ホルダー43は圧縮コイルスプリン
グ44によって下方に付勢されており、これによって、
プレスローラー42をフィードローラー40の方向に押
し下げるのである。これは、ファスナーテープ110,
110をフィードローラー40とプレスローラー42の
間に挟みながらスライドファスナーチェーンFC1を移
送するためである。プレスローラー42は通常上方につ
まりフィードローラー40から離れた方向に位置するの
である。フィードローラー40は連続的に駆動される。
そして、スライドファスナーチェーンFC1が移送され
るときに、プレスローラー42はフィードローラー40
方向に押し下げられるのである。フィードローラー40
は第1速度よりも高速である速度(第2速度)でスライ
ドファスナーチェーンFC1を移送するように駆動され
ている。
【0031】第2移送機構32の駆動軸39は適宜のブ
レーキ機構(図示せず)を介して駆動手段(図示せず)
に連係している。ブレーキ機構は検出機構4と次のよう
な状態で連係しているのである。即ち、スライダーS1
がスライダー捕捉機構3によって捕捉されたことを検出
機構4によって検出されたときに、検出機構4がブレー
キ手段を作動させて駆動軸34そしてフィードローラー
40の回転を停止するのである。この際、プレスローラ
ー42は下降位置に保持され、これによって、スライド
ファスナーチェーンFC1はフィードローラー40とプ
レスローラー42によって挟持されるのである。この状
態を維持しながら、切断機構2は作動し、スライドファ
スナーチェーンFC1が切断されるのである。
【0032】図1に示されているように、スライドファ
スナーチェーンFC1を送り出し機構1の方向に積極的
に移送するために、送り出し機構1の上流にチェーン送
り機構6が配されている。これは、スライドファスナー
チェーンFC1が送り出し機構1によって切断機構2を
介して移送機構5へ移送されるとき及びスライドファス
ナーチェーンFC1が移送機構5によって移送されると
きにスライドファスナーチェーンFC1に品質を損なう
ような過度の緊張を生じないためである。チェーン送り
機構6がこの様に設けられているので、スライドファス
ナーチェーンFC1は移送路CPに沿って円滑にそして
確実に移送することができ、いかなる損傷が生ずること
も無いのである。チェーン送り機構6は一対の横方向に
離れた第1ガイドローラー45(一つのみ図示)と、当
該第1ガイドローラー45から移送路CPに沿って下流
方向に離れている一対の横方向に離隔して配された第2
ガイドローラー46(一つのみ図示)と、当該第1ガイ
ドローラー45と当該第2ガイドローラー46との間に
配された一対の横方向に離隔した駆動ローラー47とか
らなるのである。スライドファスナーチェーンFC1は
第1ガイドローラー45と駆動ローラー47と第2ガイ
ドローラー46との回りを蛇行状に延びており、これに
よって第1ガイドローラー45と第2ガイドローラー4
6の間に延びているスライドファスナーチェーンFC1
は駆動ローラー47の周囲壁の下部に沿って実質的にU
字状に曲折するのである。駆動ローラー47は第1図に
矢印で示されている方向に連続的に回転するのである。
【0033】チェーン送り機構6がこの様に構成されて
いるので、移送時にスライドファスナーチェーンFC1
が過度の緊張を受けた場合、スライドファスナーチェー
ンFC1は連続して回転する駆動ローラー47の夫々の
周囲壁と圧接し、駆動ローラ47の駆動力をスライドフ
ァスナーチェーンに伝達し、スライドファスナーチェー
ンFC1に掛かっている緊張を緩和することが出来る。
又、送り出し機構1によるスライドファスナーチェーン
FC1の移送機構5への送り出しの際に、スライドファ
スナーチェーンFC1に一時的に引張り緊張を生じる
が、これも緩和し、円滑に且つ確実に送り出すことが出
来る。夫々の対の第1ガイドローラー45、第2ガイド
ローラー46及び駆動ローラー47はスライダーS1,
S2の幅より大きい距離だけ互いから横方向に離れてお
り、その結果、第1ガイドローラー45と第2ガイドロ
ーラー46と駆動ローラー47はスライダーS1,S2
と接触することが無いのである。また、スライドファス
ナーチェーンに緊張が生じていない時は、駆動ローラ4
7との接触がゆるくなり、この結果、駆動ローラー47
の回転力はスライドファスナーチェーンFC1に伝達し
ないようになっている。これに加えて、移送路CPは水
平であるので、駆動ローラー47の下部の回りを延びて
いるスライドファスナーチェーンFC1の一部は重力に
よって駆動ローラー47から離れる傾向がある。そし
て、スライドファスナーチェーンFC1はスライドファ
スナーチェーンFC1と連続的に回転している駆動ロー
ラー47との間の摩擦により駆動ローラー47の回転の
方向に引っ張られることが避けられるのである。
【0034】スライドファスナーの仕上げ装置Aの夫々
の機構1−6は夫々作動的に連係しており、これによっ
て、当該装置Aは自動的にスライドファスナーの仕上げ
作業をすることが出来るのである。
【0035】当該装置Aによって加工されるスライドフ
ァスナーチェーンの各噛合エレメント列に2個又はそれ
以上のスライダーが取り付けてある場合には、スライダ
ー捕捉機構3は移送しているスライドファスナーチェー
ンの各噛合エレメントの後端部寄りの近くに配されてい
るスライダーを捕捉するように作動する必要がある。こ
の様なスライドファスナーチェーンを加工するために
は、当該装置Aのコントロールシステムが次のように作
用するタイマーを設けることが必要である。即ち、送り
出し機構1がスライドファスナーチェーンの移送機構5
の方向への移送を開始した時に所定の時間をセットし、
そして噛合エレメント列の後端部寄りの近くに位置する
スライダーより先端部寄りに位置する1個又はそれ以上
のスライダーがスライダー捕捉機構の作動領域を通過し
た時にリセットされるようにする。所定の時間が経過し
たときに、スライダー捕捉機構3を作動させ、これによ
ってスライダー捕捉機構3は噛合エレメント列の後端部
寄りの近くに位置するスライダーを捕捉することが出来
るのである。
【0036】当該装置Aが、各噛合エレメント列に只一
個のスライダーを有しているタイプのスライドファスナ
ーチェーンに対して使用するときには、前記のタイマー
は必要ではなく、そしてスライダー捕捉機構3は所定の
順序で他の機構と同調して作動される。
【0037】スライドファスナーの仕上げ装置Aの作動
を図6乃至図11を参照して以下に記載する。
【0038】図6はスライドファスナーの仕上げ装置A
の作動の第1工程を示している。第1工程において、ス
ライドファスナーチェーンFC1は当該装置Aにセット
される。この際、スライダーの引手は下方に面してお
り、第1の止具ES1は移送路CP(図1)に沿った移
送の方向にあって、第2止具ES2(図8を参照せよ)
の前方の先端部側に配されている。スライドファスナー
チェーンFC1は受け板10とグリッパー11によって
挟持される。そして、その先端部は切断機構2に位置し
ているのである。送り出し機構1は後退位置に位置す
る。切断機構2とスライダー捕捉機構3は作動しない。
移送機構5の第1及び第2移送機構31,32の夫々の
フィードローラー34,40は回転しており、そしてプ
レスローラー36,40は上側位置に配されている。
【0039】図7に示した第2工程において、送り出し
機構1は図7に示された位置まで前進し、スライドファ
スナーチェーンFC1の先端部を切断機構2を通り過ぎ
て移送機構5の第1移送機構31まで移送する。スライ
ドファスナーチェーンFC1の先端部が第1移送機構3
1に到達すると、流体圧シリンダー13(図1)がスタ
ートし、そのピストンロッド13a(図1)を後退す
る、これによって、グリッパー11を時計方向に回転さ
せ図7に示された仮想線に示されている位置まで回転さ
せるのである。そして、スライドファスナーチェーンF
C1はグリッパー11と受け板10から外れる。同時
に、図7の仮想線によって示されているように、プレス
ローラー36はフィードローラー34の方向に下降する
のである。
【0040】図8に示された第3工程において、プレス
ローラー36は下降し、プレスローラー36とフィード
ローラー34がスライドファスナーチェーンFC1を挟
持し、スライドファスナーチェンFC1を移送路CPに
沿って移送するのである。スライドファスナーチェーン
FC1の先端部が第2移送機構32に到達したときに、
第1移送機構31のプレスローラー36は上方に即ちフ
ィードローラー34から離れた方向に移送するのであ
る。そして、スライドファスナーチェーンFC1はフィ
ードローラー40とプレスローラー42によって把持さ
れ、そして移送路に沿って下流方向に第2速度即ち高速
で移送されるのである。その際に、スライドファスナー
チェーンFC1の先端部の近くに位置する第1止具ES
1及びスライダーS2は切断機構2とスライダー捕捉機
構3を通って連続して第2プレスローラー42の下流側
に移送するのである。スライダーS2がスライダー捕捉
機構3を通過した直後に、流体圧シリンダー20,21
(図1)がスタートし、上下グリップアーム18,19
を互い方向に近付け、そして移送路CP(図1)の近く
に配されている捕捉位置に到達するまで近付くのであ
る。
【0041】スライドファスナーチェーンFC1が更に
移送されると、スライダーS1は下流に移送されつつ捕
捉機構3の上下グリップアーム18,19によって捕捉
されるのである。更にスライドファスナーチェーンFC
1が移送されるにつれてスライドファスナーチェーンF
C1における噛合エレメント列111の部分的に分離し
ている部分を噛合させるのである。
【0042】図9に示された第4工程において、スライ
ドファスナーチェンFC1は更に移送され、第2止具E
S2はスライダー捕捉機構3によって捕捉されているス
ライダーS1と当接し、スライダーS1を介して下流方
向にスライダー係止部22(図4及び図5)を偏位する
のである。これによって、図9に示されているように、
検出機構4のレバー27を時計方向に回転させる。レバ
ー27がこの様に回転するのでスライダーS1がスライ
ダー捕捉機構3によって捕捉されたことが検出機構4に
よって検出されるのである。この時、第2止具ES2の
近くに配されたエレメントの無いスペース部112が切
断機構2の所定位置に位置付けられる。なお、この段階
までにおいて、送り出し機構1は前進したままになって
いるが、これは送り出し機構1における長手縁部に設け
たガイド壁10a,10b(図2)により、スライドフ
ァスナーチェーンFC1を移送機構5の方へ正確に移送
し得ること、又、スライダーS1をスライダー捕捉機構
3の方へ正確に導くようにするためである。
【0043】図10に示された第5工程において、スラ
イダーS1はスライダー捕捉機構3によって捕捉された
ことが検出され、検出機構4はブレーキ機構(図示せ
ず)を介して第2移送機構32のフィードローラー40
の回転を停止し、これによって、スライドファスナーチ
ェーンFC1の移送を暫定的に停止させるのである。こ
の際、プレスローラー42が押し下げ位置に保持され、
これによって、スライドファスナーチェーンFC1は第
2移送機構32のフィードローラー40とプレスローラ
ー42によって挟持されたままとなる。同時に、送り出
し機構1は図10に示された位置まで後退し、そして、
その後グリッパー11と受け板10によってスライドフ
ァスナーチェーンFC1を挟持するために流体圧シリン
ダー13(図1)によってグリッパー11がスタートし
て、スライドファスナーチェーンFC1をグリッパー1
1と受け板10との間に挟持する。
【0044】図11に示された第6工程において、切断
機構2の昇降自在の下側ブレード15は固定上側プレー
ド14の方向に上がるのである。その結果、スライドフ
ァスナーチェーンFC1は長手方向に離隔した止具ES
2,ES1の間のエレメントの無いスペース部112を
横切って切断されるのである。そして、下側ブレード1
5は移送路の下に下降するのである。同時に、上下グリ
ップアーム18,19は夫々の流体圧シリンダー20,
21(図1)によって互いに対して離れて後退するので
ある。そして、第2移送機構32のフィードローラー4
0に係るブレーキが解除され、これによって、フィード
ローラー40は第2速度即ち高速度で回転を再開するの
である。かくして、フィードローラー40とプレスロー
ラー42は協同して、切断された即ち仕上げられたスラ
イドファスナーSFを装置Aから排出するのである。仕
上げられたスライドファスナーSFが排出されたとき、
プレスローラー42をフィードローラー40から離す方
向に即ち上方に動かすのである。
【0045】以上記載された作動サイクルは、所定の数
のスライドファスナーSFがスライドファスナーチェー
ンFC1から切断されるまで繰り返されるのである。
【0046】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置
Aにおいては、スライドファスナーチェーンの長手方向
に離隔するスペース部の夫々がスライダーを捕捉するよ
うに作動するスライダー捕捉機構によって切断機構にお
ける所定位置に対して正確に位置すると共に、当該スラ
イダーはスペース部の近くに配された止具に当接するの
である。この様なスライダー捕捉機構を有する装置A
は、図12に示されたスライドファスナーチェーンだけ
でなく図13乃至図16に示されたスライドファスナー
チェーンにも使用することが出来るのである。
【0047】図13に示されたスライドファスナーチェ
ーンFC2は噛合エレメント列111に挿通された只一
個のスライダーS3と、当該スライダーS3が摺動して
噛合レメント列111を噛合して行く方向の噛合エレメ
ント列111の一端に固定された相対した別個の止具E
S3,ES3を有するのである。噛合エレメント列11
1の他端部には止具が無いのである。
【0048】図14に示されたスライドファスナーチェ
ーンFC3は噛合エレメント列111に後部と後部を合
わせて挿通された二個のスライダーS4及びS5と、噛
合エレメント列111の一端に取り付けられた相対した
別個の止具ES4,ES4と、噛合エレメント列111
の他の端部に取り付けられたブリッジタイプの止具ES
5とを有するのである。スライダーS4とブリッジタイ
プの止具ES5との間に延びている噛合エレメント列1
11の一部は、スライダーS4が止具ES5に対して接
近しそして離れることに呼応して、噛合したり分離した
りするのである。
【0049】図15に示されているスライドファスナー
チェーンFC4は図13に示されているスライドファス
ナーチェーンと類似しているが、以下の点で違うのであ
る。即ち、ブリッジタイプの止具ES6が噛合エレメン
ト列111の他の端部に取り付けられているのである。
スライドファスナーチェーンFC4はブリッジタイプの
止具ES6を先端側にして装置Aにセットされる。この
ようなスライドファスナーチェーンFC4は前述した米
国特許公報に開示された先行技術のスライドファスナー
の仕上げ装置によっても仕上げ加工を施すことが出来る
のである。
【0050】図16に記載されたスライドファスナーチ
ェーンFC5は、図14に記載されたスライドファスナ
ーチェーンと類似しているが、以下の点でこれと異なる
のである。即ち、一対のブリッジタイプ止具ES8とE
S9は各噛合エレメント列111の一端と他端に取り付
けられる。スライドファスナーチェーンFC5は、止具
ES8を先端側にして当該装置Aにセットされる。スラ
イドファスナーチェーンFC5は前述した米国特許公報
に開示された先行技術のスライドファスナーの仕上げ装
置によっても仕上げ加工を施すことが出来るのである。
【0051】図13乃至図16において、参照符号Cは
スライドファスナーチェーンFC2乃至FC5の夫々が
当該装置Aの切断機構2によって切断される切断線を示
している。
【0052】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置
を構成する種々の機構について種々の変形例が出来る。
例えば、ここに示した送り出し機構はスライドファスナ
ーチェーンの先端部を挟持し、切断機構を通じて移送機
構へ送り出すようなものとしたが、スライドファスナー
チェーンの移送路を垂直にし、垂直移送中に所定位置へ
の位置付け、切断を行うようなものにすれば、送り出し
機構はフィードローラーと、このフィードローラーに接
離にするプレスローラーとの組合わせのものにし、スラ
イドファスナーチェーンの先端部をフィードローラとプ
レスローラーに挟持し、そして移送機構へ送り出すよう
なものにしても可能である。又、移送機構は第1、第2
移送機構の組み合わせのものにしてあるが、フィードロ
ーラーとこのフィードローラーに接離にするプレスロー
ラーからなる単一のローラー機構からなるものでも可能
である。更に又、送り出し機構の進退を固定したものに
し、移送路に沿って下流側から切断機構を通して送り出
し機構まで進退するグリッパー機構によるものでも可能
である。
【0053】
【発明の効果】上記の記述から明らかなように、本発明
のスライドファスナーの仕上げ装置によれば、スライド
ファスナーチェーンが移送機構によって移送されている
間に、スライダーを下流方向の摺動に対して暫定的に捕
捉するために切断機構と移送機構との間にスライドファ
スナーチェーンの移送路に対して出没自在になっている
スライダー捕捉機構を配されてあると共に、当該スライ
ダー捕捉機構によってスライダーを捕捉された状態で、
スライドファスナーチェーンが移送機構によって移送さ
れているときに生ずる止具とスライダーとの当接を検出
するために前記スライダー捕捉機構と作動的に連係して
いる検出機構を設けてあり、当該検出機構は止具とスラ
イダーが当接したことを検出したときに移送機構の作動
を停止してスライドファスナーチェーンの移送を停止さ
せると共に切断機構を作動させるように作用するものに
してあるため、止具を利用してスライドファスナーチェ
ーンを切断機構の所定位置に位置付けるという従来のス
ライドファスナーの仕上げ装置に適用できなかったスラ
イドファスナーチェーンすなわち、少なくとも一個のス
ライダーを取り付けてある噛合エレメント列の先端側に
ブリッジタイプの止具を設けていないようなスライドフ
ァスナーチェーンに対して仕上げ加工することが出来る
し、又、スライダーを捕捉してスライドファスナーチェ
ーンを切断機構の所定位置に位置付けるような装置とし
てあるからスライドファスナーチェーンの夫々の噛合エ
レメント列にはその先端側とは反対側の一端に止具が設
けてあると共に少なくとも一個のスライダーが噛合エレ
メント列を噛合して行く方向に摺動して、当該止具に当
接するように取り付けてあるものであれば、夫々の噛合
エレメント列に取り付けられたスライダーの数に拘り無
く、そして、夫々の噛合エレメント列の先端側に取り付
けられた止具のタイプ或いは止具を取り付けていないも
のに拘り無くいかなる種々のスライドファスナーチェー
ンを仕上げ加工していくことが出来る優れたものとなっ
ています。
【0054】又、本発明の装置には従来の装置における
ようなスライドファスナーチェーンを切断機構の所定位
置に位置付けるためにスライドファスナーチェーンのエ
レメントの無いスペース部の相対するファスナーテープ
間の間隙に突入し、そして、止具に当接するようなチェ
ーンストッパーを設けていないため、スライドファスナ
ーチェーンから損傷の無いスライドファスナーを正確か
つ確実に生産することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に拠るスライドファスナーの仕上げ装置
の部分的に断面で示し、且つその一部を切り欠いた部分
正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って切った拡大断面図
である。
【図3】図1のIII−III線に沿って切った拡大断
面図である。
【図4】スライドファスナーの仕上げ装置のスライダー
捕捉機構と検出機構を示す一部を切り欠いた部分側面図
である。
【図5】スライダー捕捉機構に拠って捕捉されたスライ
ダーと止具が当接し、これに応じて検出機構が作動する
状態を示している一部を切り欠いた部分正面図である。
【図6】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の作
動の第1工程を示している一部断面で示した概略図であ
る。
【図7】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の作
動の第2工程を示している一部断面で示した概略図であ
る。
【図8】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の作
動の第3工程を示している一部断面で示した概略図であ
る。
【図9】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の作
動の第4工程を示している一部断面で示した概略図であ
る。
【図10】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の
作動の第5工程を示している一部断面で示した概略図で
ある。
【図11】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置の
作動の第6工程を示している一部断面で示した概略図で
ある。
【図12】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置で
仕上げることが出来るスライドファスナーチェーンを示
している部分平面図である。
【図13】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置で
仕上げることが出来る別のタイプのスライドファスナー
チェーンを示している部分平面図である。
【図14】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置で
仕上げることが出来る更に別のタイプのスライドファス
ナーチェーンを示している部分平面図である。
【図15】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置で
仕上げることが出来る更に別のタイプのスライドファス
ナーチェーンを示している部分平面図である。
【図16】本発明のスライドファスナーの仕上げ装置で
仕上げることが出来る更に別のタイプのスライドファス
ナーチェーンを示している部分平面図である。
【符号の説明】
FC1 スライドファスナーチェーン FC2 スライドファスナーチェーン FC3 スライドファスナーチェーン FC4 スライドファスナーチェーン FC5 スライドファスナーチェーン S1 スライダー S2 スライダー S3 スライダー S4 スライダー S5 スライダー ES1 止具 ES2 止具 ES3 止具 ES4 止具 ES5 止具 ES6 止具 ES7 止具 ES8 止具 ES9 止具 C 切断線 SF スライドファスナー CP 移送路 110 ファスナーテープ 111 噛合エレメント列 112 エレメントの無いスペース部 1 送り出し機構 2 切断機構 3 スライダー捕捉機構 4 検出機構 5 移送機構 6 チェーン送り機構 7 フレーム 7a フレーム 7b フレーム 7c フレーム 8 スライドラム 9 チェーンガイド 10 受け板 10a ガイド壁 11 グリッパー 11a グリッパーの先端部 11b グリッパーの後端部 12 軸部 13 流体圧シリンダー 13a ピストン 14 上刃 15 下刃 16 ホルダー 17 ホルダー 18 上グリップアーム 19 下グリップアーム 20 上流体圧シリンダー 21 下体圧シリンダー 22 スライダー係止部 22a 段部 23 圧縮コイルスプリング 24 肩部 25 軸部 26 光電センサー 26a 投光器 26b 受光器 27 レバー 28 引張りコイルスプリング 29 遮光板 30 ストッパー 31 第1移送機構 32 第2移送機構 33 駆動軸 34 フィードローラー 35 軸部 36 プレスローラー 37 ホルダー 38 圧縮スプリング 39 駆動軸 40 フィードローラー 41 軸部 42 プレスローラー 43 ホルダー 44 圧縮コイルスプリング 45 ガイドローラー 46 ガイドローラー 47 駆動ローラー
フロントページの続き (72)発明者 ジェームス ハッチャーソン アメリカ合衆国、ジョージア州 30144、 ケネソー、レーススター ドライブ 4029 (72)発明者 ジョナサン チャールズ コリア アメリカ合衆国、ジョージア州 30062、 マリエッタ、ロッククレスト コート、 947

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレメントの無いスペース部によって長
    手方向に離隔した多数の噛合エレメント列と、夫々の噛
    合エレメント列に摺動自在に取り付けられた少なくとも
    一個のスライダーと、夫々の噛合エレメント列の一端に
    取り付けられ、当該スライダーが噛合エレメント列を噛
    合する方向に摺動したときにスライダーと当接すること
    が出来る止具からなる長尺のスライドファスナーチェー
    ンを長手方向に離隔したエレメントの無いスペース部を
    横切って切断することによってスライドファスナーを仕
    上げるスライドファスナーの仕上げ装置であって、当該
    装置は、(A)スライドファスナーを製造するためにス
    ペース部の一つを横切ってスライドファスナーチェーン
    を切断する切断機構と、(B)移送路に沿ってスライド
    ファスナーチェーンを移送するために当該切断機構の下
    流に配された移送機構と、(C)噛合エレメント列の止
    具を取り付けた一端とは反対側を先端側にしてスライド
    ファスナーチェーンを前記切断機構を通って前記移送機
    構に移送するために前記切断機構の上流に配された送り
    出し機構と、(D)スライドファスナーチェーンが前記
    移送機構によって移送されている間に、スライダーを下
    流方向の摺動に対して暫定的に捕捉するために前記切断
    機構と前記移送機構の間に配され、スライドファスナー
    チェーンの移送路に対して出没自在になっているスライ
    ダー捕捉機構と、(E)当該スライダー捕捉機構によっ
    てスライダーを捕捉された状態で、スライドファスナー
    チェーンが移送機構によって移送されているときに生ず
    る止具とスライダーとの当接を検出するためにスライダ
    ー捕捉機構と作動的に連係している検出機構とから成
    り、当該検出機構は止具とスライダーが当接したことを
    検出したときに移送機構の作動を停止してスライドファ
    スナーチェーンの移送を停止させると共に切断機構を作
    動させるように作用することを特徴とするスライドファ
    スナーの仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダー捕捉機構はスライドファ
    スナーチェーンの移送路の相対する両側に配され、スラ
    イダーを間に挟持するために互いに対して接近したり離
    れたりする運動ができるように成っている一対のグリッ
    プアームであって、当該一対のグリップアームの内一方
    はグリップアームに滑動自在に取り付けられ、スライダ
    ーの一部と係合自在になっている段部を有しているL字
    状のスライダー係止部と、当該スライダー係止部をスラ
    イドファスナーチェーンの移送の方向と反対の第1方向
    に付勢するスプリング手段とからなり、前記スライダー
    係止部は、止具がスライダー係止部に支持されたスライ
    ダーと当接しながらスライドファスナーチェーンが移送
    されるときに、スプリング手段の付勢力に抗してスライ
    ドファスナーチェーンの移送の方向に偏位することがで
    きるようになっており、前記検出手段はスライダー係止
    部がスライドファスナーチェーンの前記方向にスライダ
    ー係止部が偏位するのと呼応して作用することを特徴と
    する請求項1に記載されたスライドファスナーの仕上げ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のグリップアームの内の他方の
    グリップアームはスライダーの一部と係合することが出
    来る肩部を有している段付き面を備えており、当該肩部
    はスライドファスナーチェーンの移送の方向に前記スラ
    イダー係止部の段部から通常偏位しており、前記肩部は
    前記スライダー係止部が偏位したときに前記段部と一線
    上になることを特徴とする請求項2に記載されたスライ
    ドファスナーの仕上げ装置。
  4. 【請求項4】 前記検出機構は前記スライダー係止部と
    係合自在になっている第1端部を有しているレバーと、
    当該第1端部の反対にある当該レバーの第2端部の近く
    に配された光電センサーとからなり、当該光電センサー
    は当該レバーが前記スライダー係止部によって一方向に
    回動されたときに作用するようになっていることを特徴
    とする請求項2に記載されたスライドファスナーの仕上
    げ装置。
  5. 【請求項5】 当該装置はスライドファスナーチェーン
    が前記送り出し機構又は前記移送機構によって移送され
    るときにスライドファスナーチェーンに掛かるかもしれ
    ない過度の緊張を与えないようにスライドファスナーチ
    ェーンを前記送り出し機構の方向に積極的に移送するた
    めに前記送り出し機構の上流に配されているチェーン送
    り機構を更に含むことを特徴とする請求項1に記載され
    たスライドファスナーの仕上げ装置。
  6. 【請求項6】 前記チェーン送り機構は第1ガイドロー
    ラーと、移送路に沿って当該第1ガイドローラーから下
    流方向に離れている第2ガイドローラーと、当該第1ガ
    イドローラーと第2ガイドローラーとの間に配されてい
    る連続的に回転する駆動ローラーとからなり、前記第1
    ガイドローラーと第2ガイドローラーと駆動ローラーと
    はスライドファスナーチェーンが前記第1ガイドローラ
    ーと第2ガイドローラーと駆動ローラーの回りを蛇行状
    に延びており、第1ガイドローラーと第2ガイドローラ
    ーの間に延びるスライドファスナーチェーンが前記駆動
    ローラーの周囲壁の一部に沿ってU字状に曲折している
    ことを特徴とする請求項5に記載されたスライドファス
    ナーの仕上げ装置。
  7. 【請求項7】 スライドファスナーチェーンの移送路は
    水平であり、前記駆動ローラーの周囲壁の一部は前記駆
    動ローラーの下側に位置することを特徴とする請求項6
    に記載されたスライドファスナーの仕上げ装置。
  8. 【請求項8】 前記移送機構は、スライドファスナーチ
    ェーンの移送路に沿って前後に配されている第1移送機
    構と第2移送機構とからなり、当該第1移送機構は第2
    移送機構よりも上流側にあって、切断機構に近くに配さ
    れており、第1速度でスライドファスナーチェーンを移
    送するように作動しており、前記第2移送機構は前記第
    1速度よりも早い第2速度でスライドファスナーチェー
    ンと個々のスライドファスナーを移送するように作動す
    ることを特徴とする請求項1に記載されたスライドファ
    スナーの仕上げ装置。
JP6127162A 1993-09-15 1994-05-18 スライドファスナーの仕上げ装置 Pending JPH0779817A (ja)

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