JPH0779571A - インバータの制御装置 - Google Patents
インバータの制御装置Info
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- JPH0779571A JPH0779571A JP5223754A JP22375493A JPH0779571A JP H0779571 A JPH0779571 A JP H0779571A JP 5223754 A JP5223754 A JP 5223754A JP 22375493 A JP22375493 A JP 22375493A JP H0779571 A JPH0779571 A JP H0779571A
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- cpu
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 PLL回路をデジタル化に適した構成にして
回路の小型化を図るとともに位相合わせが円滑にできる
ようにしたものである。 【構成】 第1ゼロクロス検出器21で基準電圧周波数
のゼロクロスを検出してCPU22への割込み信号IN
T1を得る。インバータ回路の出力電圧周波数のゼロク
ロス検出を第2ゼロクロス検出器23で行う。この検出
器23の出力は割込み信号INT2としてCPU22に
与える。水晶発振器24の出力はCPU22、カウンタ
25およびPWMインバータ回路へのゲートパルス出力
ロジック部26へのクロックパルスとして供給される。
CPU22、カウンタ25およびゲートパルス出力ロジ
ック部26はデータバス27で接続されている。データ
バス27にはROM28、RAM29等が接続される。
回路の小型化を図るとともに位相合わせが円滑にできる
ようにしたものである。 【構成】 第1ゼロクロス検出器21で基準電圧周波数
のゼロクロスを検出してCPU22への割込み信号IN
T1を得る。インバータ回路の出力電圧周波数のゼロク
ロス検出を第2ゼロクロス検出器23で行う。この検出
器23の出力は割込み信号INT2としてCPU22に
与える。水晶発振器24の出力はCPU22、カウンタ
25およびPWMインバータ回路へのゲートパルス出力
ロジック部26へのクロックパルスとして供給される。
CPU22、カウンタ25およびゲートパルス出力ロジ
ック部26はデータバス27で接続されている。データ
バス27にはROM28、RAM29等が接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はPWMインバータを位
相同期制御させるようにしたインバータの制御装置に関
する。
相同期制御させるようにしたインバータの制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】直流電圧を交流電圧に電力変換するPW
Mインバータにおいて、出力交流電圧位相をある電圧位
相に同期制御させる、例えば無停電装置における出力電
圧位相をバイパス電圧位相に同期制御させるには図7に
示すPLL回路を用いた位相同期制御ブロックがある。
Mインバータにおいて、出力交流電圧位相をある電圧位
相に同期制御させる、例えば無停電装置における出力電
圧位相をバイパス電圧位相に同期制御させるには図7に
示すPLL回路を用いた位相同期制御ブロックがある。
【0003】図7において、11は基準の周波数frと
出力周波数fnの位相を比較する位相比較器で、この位
相比較器11で位相比較した結果、その位相に偏差があ
ると、その偏差に対応した量がローパスフィルタ12に
供給される。ローパスフィルタ12は入力された偏差を
平滑して、その偏差量を電圧制御発振器13に与えて積
分する。電圧制御発振器13は積分した量に対応した周
波数を出力する。この周波数は分周器14に入力され、
出力に基準の周波数frに同期した位相の出力周波数f
nを送出する。
出力周波数fnの位相を比較する位相比較器で、この位
相比較器11で位相比較した結果、その位相に偏差があ
ると、その偏差に対応した量がローパスフィルタ12に
供給される。ローパスフィルタ12は入力された偏差を
平滑して、その偏差量を電圧制御発振器13に与えて積
分する。電圧制御発振器13は積分した量に対応した周
波数を出力する。この周波数は分周器14に入力され、
出力に基準の周波数frに同期した位相の出力周波数f
nを送出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示したPLL回
路は通常、オペアンプ、コンデンサ、抵抗等からなるア
ナログ回路で構成されている。このため、回路の小型化
や集積回路のためには難点があり、かつ温度ドリフト等
の問題がある。また図7に示したPLL回路を用いてイ
ンバータの制御を行う際、徐々に位相同期合わせを行う
ことが難しい問題がある。
路は通常、オペアンプ、コンデンサ、抵抗等からなるア
ナログ回路で構成されている。このため、回路の小型化
や集積回路のためには難点があり、かつ温度ドリフト等
の問題がある。また図7に示したPLL回路を用いてイ
ンバータの制御を行う際、徐々に位相同期合わせを行う
ことが難しい問題がある。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、PLL回路をデジタル化に適した構成にして、全
体の回路の小型化を図るとともに位相同期合わせが円滑
にできるようにしたインバータの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
ので、PLL回路をデジタル化に適した構成にして、全
体の回路の小型化を図るとともに位相同期合わせが円滑
にできるようにしたインバータの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第1発明は基準電圧周波数のゼロクロ
スを検出する第1ゼロクロス検出器と、インバータの出
力電圧周波数のゼロクロスを検出する第2ゼロクロス検
出器と、第1,第2ゼロクロス検出器の検出出力が割込
み信号として供給されるCPUと、このCPUに与えら
れた第1,第2ゼロクロス検出器の検出出力を発振器の
計数値として計数するカウンタと、前記発振器の出力信
号が供給され、この出力信号によりカウントアップ又は
カウントダウンするアップダウンカウンタ機能を有し、
このカウンタ機能からの計数値と前記CPUに設定され
た正弦波の瞬時値に対応したデジタル値とを比較して出
力にインバータのゲートパルスを送出するゲートパルス
出力回路と、前記第1,第2ゼロクロス検出器の検出出
力の位相差を発振器の計数値として検出し、その位相差
に対応した量によりインバータ出力回路のアップダウン
カウンタ機能に設定した上限値および下限値をそれぞれ
補正するように参照するROMテーブルとを備えたもの
である。
達成するために、第1発明は基準電圧周波数のゼロクロ
スを検出する第1ゼロクロス検出器と、インバータの出
力電圧周波数のゼロクロスを検出する第2ゼロクロス検
出器と、第1,第2ゼロクロス検出器の検出出力が割込
み信号として供給されるCPUと、このCPUに与えら
れた第1,第2ゼロクロス検出器の検出出力を発振器の
計数値として計数するカウンタと、前記発振器の出力信
号が供給され、この出力信号によりカウントアップ又は
カウントダウンするアップダウンカウンタ機能を有し、
このカウンタ機能からの計数値と前記CPUに設定され
た正弦波の瞬時値に対応したデジタル値とを比較して出
力にインバータのゲートパルスを送出するゲートパルス
出力回路と、前記第1,第2ゼロクロス検出器の検出出
力の位相差を発振器の計数値として検出し、その位相差
に対応した量によりインバータ出力回路のアップダウン
カウンタ機能に設定した上限値および下限値をそれぞれ
補正するように参照するROMテーブルとを備えたもの
である。
【0007】第2発明はROMテーブルを参照して基準
電圧周波数が変化したとき、その周波数に対応したゲー
トパルス出力回路におけるカウンタ機能の上限値および
下限値を変更するようにしたことを特徴とするものであ
る。
電圧周波数が変化したとき、その周波数に対応したゲー
トパルス出力回路におけるカウンタ機能の上限値および
下限値を変更するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】CPUには第1,第2ゼロクロス検出器の出力
が割込み信号として入力される。両検出出力はそれぞれ
発振器の計数値として検出される。この計数値をもとに
第1,第2ゼロクロス検出器の位相差を計数値として検
出する。そして位相差に対応した量にもとづいてROM
テーブルを参照してアップダウンカウンタ機能の上限値
又は下限値を変更する。
が割込み信号として入力される。両検出出力はそれぞれ
発振器の計数値として検出される。この計数値をもとに
第1,第2ゼロクロス検出器の位相差を計数値として検
出する。そして位相差に対応した量にもとづいてROM
テーブルを参照してアップダウンカウンタ機能の上限値
又は下限値を変更する。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、21は基準電圧周波数のゼロクロ
スを検出する第1ゼロクロス検出器で、この第1ゼロク
ロス検出器21は基準電圧周波数のゼロクロスを検出し
て出力にCPU22への割込み信号INT1を送出する
ものである。23は図示しないインバータ回路の出力電
圧周波数のゼロクロスを検出する第2ゼロクロス検出器
で、この第2ゼロクロス検出器23は上記出力電圧周波
数のゼロクロスを検出して出力にCPU22への割込み
信号INT2を送出するものである。24は水晶発振器
で、この水晶発振器24の出力はCPU22、カウンタ
25へ供給されるとともにPWMインバータ回路へのゲ
ートパルス出力ロジック部26へのクロックパルスとし
ても供給される。
する。図1において、21は基準電圧周波数のゼロクロ
スを検出する第1ゼロクロス検出器で、この第1ゼロク
ロス検出器21は基準電圧周波数のゼロクロスを検出し
て出力にCPU22への割込み信号INT1を送出する
ものである。23は図示しないインバータ回路の出力電
圧周波数のゼロクロスを検出する第2ゼロクロス検出器
で、この第2ゼロクロス検出器23は上記出力電圧周波
数のゼロクロスを検出して出力にCPU22への割込み
信号INT2を送出するものである。24は水晶発振器
で、この水晶発振器24の出力はCPU22、カウンタ
25へ供給されるとともにPWMインバータ回路へのゲ
ートパルス出力ロジック部26へのクロックパルスとし
ても供給される。
【0010】CPU22、カウンタ25およびゲートパ
ルス出力ロジック部26はCPU設定用データバス27
で接続され、データバス27にはROM28,RAM2
9入出力インタフェイスI/O30およびA/D変換器
31が接続される。
ルス出力ロジック部26はCPU設定用データバス27
で接続され、データバス27にはROM28,RAM2
9入出力インタフェイスI/O30およびA/D変換器
31が接続される。
【0011】前記ゲートパルス出力ロジック部26は図
2に示すように構成されている。図2において、26A
は水晶発振器24からのクロックパルスが供給される三
角波発生用カウンタで、このカウンタ26Aはアップダ
ウンカウンタで、このカウンタ26Aの出力は第1〜第
5デジタルコンパレータ(DCP)26Ba〜26Be
の入力Aに供給される。
2に示すように構成されている。図2において、26A
は水晶発振器24からのクロックパルスが供給される三
角波発生用カウンタで、このカウンタ26Aはアップダ
ウンカウンタで、このカウンタ26Aの出力は第1〜第
5デジタルコンパレータ(DCP)26Ba〜26Be
の入力Aに供給される。
【0012】26Cおよび26Dはデータバス27に入
力側が接続された上限カウンタおよび下限カウンタで、
これらカウンタ26Cおよび26Dの出力は第1,第2
DCP26Ba,Bbの入力Bに供給される。第1DC
P26Baの出力は三角波発生用カウンタ26Aのカウ
ントダウン用として供給され、第2DCP26Bbはカ
ウンタ26Aのカウントアップ用として供給される。
力側が接続された上限カウンタおよび下限カウンタで、
これらカウンタ26Cおよび26Dの出力は第1,第2
DCP26Ba,Bbの入力Bに供給される。第1DC
P26Baの出力は三角波発生用カウンタ26Aのカウ
ントダウン用として供給され、第2DCP26Bbはカ
ウンタ26Aのカウントアップ用として供給される。
【0013】26Eは入力側がデータバス27に接続さ
れた正弦波瞬時値設定部で、この設定部26Eは出力に
3つの正弦波瞬時値[sinθ,sin(θ+2π/
3),sin(θ+4π/3)]のバイナリ値を送出す
る。これら正弦波瞬時値のバイナリ値は第3〜第5DC
P26Bc〜26Beの入力Bに供給される。第3〜第
5DCP26Bc〜26Beの入力Aには三角波発生用
カウンタ26Aの出力が供給される。第3〜第5DCP
26Bc〜26Beの出力は第1〜第3インバータゲー
ト出力ロジック回路26F〜26Hの入力Bに供給さ
れ、その入力Aには水晶発振器24から得られるクロッ
クパルスを適当に分周したクロックパルスCLK1が供
給される。そして、第1インバータゲート出力ロジック
回路26FからはインバータのU相とX相ゲート信号が
送出され、第2インバータゲート出力ロジック回路26
GからはインバータのV相とY相ゲート信号が送出さ
れ、第3インバータゲート出力ロジック回路26Hから
はインバータのW相とZ相ゲート信号が送出される。
れた正弦波瞬時値設定部で、この設定部26Eは出力に
3つの正弦波瞬時値[sinθ,sin(θ+2π/
3),sin(θ+4π/3)]のバイナリ値を送出す
る。これら正弦波瞬時値のバイナリ値は第3〜第5DC
P26Bc〜26Beの入力Bに供給される。第3〜第
5DCP26Bc〜26Beの入力Aには三角波発生用
カウンタ26Aの出力が供給される。第3〜第5DCP
26Bc〜26Beの出力は第1〜第3インバータゲー
ト出力ロジック回路26F〜26Hの入力Bに供給さ
れ、その入力Aには水晶発振器24から得られるクロッ
クパルスを適当に分周したクロックパルスCLK1が供
給される。そして、第1インバータゲート出力ロジック
回路26FからはインバータのU相とX相ゲート信号が
送出され、第2インバータゲート出力ロジック回路26
GからはインバータのV相とY相ゲート信号が送出さ
れ、第3インバータゲート出力ロジック回路26Hから
はインバータのW相とZ相ゲート信号が送出される。
【0014】次に上記実施例の動作について述べる。第
1ゼロクロス検出器21の出力に送出された割込み信号
INT1は図3Aに示すフローチャートの処理を行うこ
とにより、基準電圧周波数を水晶発振器24のカウンタ
値としてカウンタ25で検出する。また、第2ゼロクロ
ス検出器23の出力に送出された割込み信号INT2は
図3Bに示すフローチャートの処理を行うことにより、
基準電圧周波数とインバータ出力電圧周波数との位相差
を水晶発振器24のカウンタ値としてカウンタ25で検
出する。図4a〜eに基準電圧波形、インバータ出力電
圧波形、ゼロクロスタイミング波形および位相差量をそ
れぞれ示してある。
1ゼロクロス検出器21の出力に送出された割込み信号
INT1は図3Aに示すフローチャートの処理を行うこ
とにより、基準電圧周波数を水晶発振器24のカウンタ
値としてカウンタ25で検出する。また、第2ゼロクロ
ス検出器23の出力に送出された割込み信号INT2は
図3Bに示すフローチャートの処理を行うことにより、
基準電圧周波数とインバータ出力電圧周波数との位相差
を水晶発振器24のカウンタ値としてカウンタ25で検
出する。図4a〜eに基準電圧波形、インバータ出力電
圧波形、ゼロクロスタイミング波形および位相差量をそ
れぞれ示してある。
【0015】PWMインバータ回路へのゲートパルス出
力ロジック部26の三角波発生用カウンタ26Aに入力
されるクロックパルスをカウントアップ又はカウントダ
ウンさせるために第1,第2DCP26Ba,26Bb
の出力が供給される。これにより三角波発生用カウンタ
26Aは図5A,Cに示すように段階状の三角波を発生
する。三角波の上限値は上限カウンタ26CにCPU2
2より設定され、同じく下限値はCPU22より下限カ
ウンタ26Dに設定される。すなわち、三角波が図5の
時点t1に達したとき(上限カウンタの上限値)に、C
PU22は下限カウンタ26Dに下限値をセットする。
また時点t2に達したときにはCPU22は上限カウン
タ26Cに上限値をセットする。上述のようにカウンタ
26Aが上下限値に達したなら、今度は逆にカウントダ
ウン又はアップする模擬三角波信号のカウンタ値と、C
PU設定の正弦波瞬時値設定部26Eの正弦波の瞬時値
に対応したバイナリ値(図5Bに示す波形)とを第3〜
第5DCP26Bc〜26Beで比較することにより、
PWMの変調度が決まり、インバータゲート出力ロジッ
ク回路26F〜26Hから各相へゲート信号が供給され
る。
力ロジック部26の三角波発生用カウンタ26Aに入力
されるクロックパルスをカウントアップ又はカウントダ
ウンさせるために第1,第2DCP26Ba,26Bb
の出力が供給される。これにより三角波発生用カウンタ
26Aは図5A,Cに示すように段階状の三角波を発生
する。三角波の上限値は上限カウンタ26CにCPU2
2より設定され、同じく下限値はCPU22より下限カ
ウンタ26Dに設定される。すなわち、三角波が図5の
時点t1に達したとき(上限カウンタの上限値)に、C
PU22は下限カウンタ26Dに下限値をセットする。
また時点t2に達したときにはCPU22は上限カウン
タ26Cに上限値をセットする。上述のようにカウンタ
26Aが上下限値に達したなら、今度は逆にカウントダ
ウン又はアップする模擬三角波信号のカウンタ値と、C
PU設定の正弦波瞬時値設定部26Eの正弦波の瞬時値
に対応したバイナリ値(図5Bに示す波形)とを第3〜
第5DCP26Bc〜26Beで比較することにより、
PWMの変調度が決まり、インバータゲート出力ロジッ
ク回路26F〜26Hから各相へゲート信号が供給され
る。
【0016】ここで、第1〜第5DCP26Ba〜26
Beは入力Aのバイナリ数をnA,入力Bのバイナリ数
をnBとすると、出力は1ビットの「L」,「H」信号
を送出し、nA>nBのとき、出力は「L」,nA≦n
Bのとき、出力は「H」となる動作を行う。また、三角
波発生カウンタ26Aは図6に示すようにRSフリップ
フロップとバイナリカウンタから構成され、クロック信
号CLKをアップ又はダウン信号によりカウンタアップ
又はカウントダウンさせることによって動作するもので
ある。
Beは入力Aのバイナリ数をnA,入力Bのバイナリ数
をnBとすると、出力は1ビットの「L」,「H」信号
を送出し、nA>nBのとき、出力は「L」,nA≦n
Bのとき、出力は「H」となる動作を行う。また、三角
波発生カウンタ26Aは図6に示すようにRSフリップ
フロップとバイナリカウンタから構成され、クロック信
号CLKをアップ又はダウン信号によりカウンタアップ
又はカウントダウンさせることによって動作するもので
ある。
【0017】次に位相制御手段について述べる。割込み
信号INT1により基準電圧の周波数を検出することに
より、三角波の周波数は一意に求めることができる。こ
の三角波の周波数は図2に示す上限カウンタ26Cと下
限カウンタ26Dのカウント値を決めることによりクロ
ックが固定であれば一意に決まり、三角波発生カウンタ
26Aは図5A,Cのように時間とともに変化する。ク
ロック(CLK)周期をtoとすれば三角波の周期は2
×to×(上限値−下限値)となる。(上限値−下限
値)は三角波のカウントアップ又はカウントダウン側の
カウントステップ数であり、それにカウントステップの
時間(クロックの1周期)を掛算すれば三角波の半周期
分の時間が求まり、この半周期を2倍したものが上記式
である。このように基準電圧の周波数が変化した場合に
は、その周波数に対応した上限値と下限値をROM28
に設定したテーブル(次表に示す)を参照すれば所望の
三角波が得られる。また、上限値及び下限値を変更する
ことにより、三角波の周波数を変えることができる。
信号INT1により基準電圧の周波数を検出することに
より、三角波の周波数は一意に求めることができる。こ
の三角波の周波数は図2に示す上限カウンタ26Cと下
限カウンタ26Dのカウント値を決めることによりクロ
ックが固定であれば一意に決まり、三角波発生カウンタ
26Aは図5A,Cのように時間とともに変化する。ク
ロック(CLK)周期をtoとすれば三角波の周期は2
×to×(上限値−下限値)となる。(上限値−下限
値)は三角波のカウントアップ又はカウントダウン側の
カウントステップ数であり、それにカウントステップの
時間(クロックの1周期)を掛算すれば三角波の半周期
分の時間が求まり、この半周期を2倍したものが上記式
である。このように基準電圧の周波数が変化した場合に
は、その周波数に対応した上限値と下限値をROM28
に設定したテーブル(次表に示す)を参照すれば所望の
三角波が得られる。また、上限値及び下限値を変更する
ことにより、三角波の周波数を変えることができる。
【0018】
【表1】
【0019】最後に位相合わせについて述べる。割込み
信号INT2により位相差に対応したクロック数を検出
でき、その量により、インバータの電圧位相を合わせる
ために、位相差に対応した量により前記ROMテーブル
を参照して三角波の上限、下限カウンタをそれぞれ補正
することにより、位相合わせが任意の速度で行うことが
できる。例えば、位相差に対応したカウンタ値Enより
ROMテーブル[ROM上に配列された上限カウンタ用
テーブル(配列)と下限カウンタ用テーブル(配列)]
を、図5に示した三角波のタイミングチャートの上又は
下の頂点のタイミング(図5の時点t1,t2)でROM
テーブルより読み出してそれぞれ上下限カウンタ26
C,26Dにセットするようにして補正する。
信号INT2により位相差に対応したクロック数を検出
でき、その量により、インバータの電圧位相を合わせる
ために、位相差に対応した量により前記ROMテーブル
を参照して三角波の上限、下限カウンタをそれぞれ補正
することにより、位相合わせが任意の速度で行うことが
できる。例えば、位相差に対応したカウンタ値Enより
ROMテーブル[ROM上に配列された上限カウンタ用
テーブル(配列)と下限カウンタ用テーブル(配列)]
を、図5に示した三角波のタイミングチャートの上又は
下の頂点のタイミング(図5の時点t1,t2)でROM
テーブルより読み出してそれぞれ上下限カウンタ26
C,26Dにセットするようにして補正する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
PLL回路をデジタル化に適した構成にして全体の回路
構成の小型化を図り、かつ位相同期合わせがROMテー
ブルを使用することにより円滑にできる利点がある。
PLL回路をデジタル化に適した構成にして全体の回路
構成の小型化を図り、かつ位相同期合わせがROMテー
ブルを使用することにより円滑にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成説明図。
【図2】ゲートパルス出力ロジック部の詳細なブロック
図。
図。
【図3】A,Bは割込み信号のフローチャート。
【図4】実施例の動作を説明するための波形図。
【図5】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
ート。
【図6】三角波発生の1例を示すブロック図。
【図7】アナログPLL回路のブロック図。
21…第1ゼロクロス検出器 22…CPU 23…第2ゼロクロス検出器 24…水晶発振器 25…カウンタ 26…ゲートパルス出力ロジック部 27…データバース 28…ROM 29…RAM
Claims (2)
- 【請求項1】 基準電圧周波数のゼロクロスを検出する
第1ゼロクロス検出器と、インバータの出力電圧周波数
のゼロクロスを検出する第2ゼロクロス検出器と、第
1,第2ゼロクロス検出器の検出出力が割込み信号とし
て供給されるCPUと、このCPUに与えられた第1,
第2ゼロクロス検出器の検出出力を発振器の計数値とし
て計数するカウンタと、前記発振器の出力信号が供給さ
れ、この出力信号により、カウントアップ又はカウント
ダウンするアップダウンカウンタ機能を有し、このカウ
ンタ機能からの計数値と前記CPUに設定された正弦波
の瞬時値に対応したデジタル値とを比較して出力にイン
バータのゲートパルスを送出するゲートパルス出力回路
と、前記第1,第2ゼロクロス検出器の検出出力の位相
差を発振器の計数値として検出し、その位相差に対応し
た量によりインバータ出力回路のアップダウンカウンタ
機能に設定した上限値をそれぞれ補正するように参照す
るROMテーブルとを備えたことを特徴とするインバー
タ制御装置。 - 【請求項2】 ROMテーブルを参照して基準電圧周波
数が変化したとき、その周波数に対応したゲートパルス
出力回路におけるカウンタ機能の上限値および下限値を
変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載のイ
ンバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5223754A JPH0779571A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | インバータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5223754A JPH0779571A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | インバータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779571A true JPH0779571A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16803189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5223754A Pending JPH0779571A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | インバータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779571A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010154753A (ja) * | 2010-04-02 | 2010-07-08 | Panasonic Corp | スイッチング電源 |
JP2011229361A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Daihen Corp | 位相検出装置 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP5223754A patent/JPH0779571A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011229361A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Daihen Corp | 位相検出装置 |
JP2010154753A (ja) * | 2010-04-02 | 2010-07-08 | Panasonic Corp | スイッチング電源 |
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