JPH077949U - インクリボンカセット - Google Patents
インクリボンカセットInfo
- Publication number
- JPH077949U JPH077949U JP3955593U JP3955593U JPH077949U JP H077949 U JPH077949 U JP H077949U JP 3955593 U JP3955593 U JP 3955593U JP 3955593 U JP3955593 U JP 3955593U JP H077949 U JPH077949 U JP H077949U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 インクリボンの蛇行及びインクリボンの印字
紙からの剥離不良を発生するおそれがないインクリボン
カセット。 【構成】 インクリボン供給側におけるガイドローラの
少なくとも1本を下ハーフ3側の端面に係合突起を設け
た半固定ローラ82,83とし、下ハーフ側3のローラ
支承部を支承側突起を設けた半固定支承部31,32と
し、インクリボン巻取り側におけるガイドローラの少な
くとも1本を上ハーフ2側の端面に係合突起を設けた半
固定ローラ81,82とし、上ハーフ2側のローラ支承
部を支承側突起を設けた半固定支承部21,22とし、
インクリボン4の走行時に、供給側の半固定ローラは係
合突起と支承側突起との係合によりインクリボンの走行
方向には回転せず、且つ巻取り側の半固定ローラは係合
突起81a,81bと支承側突起21a,21bとの分
離によりインクリボンの走行方向に回転自在である。
紙からの剥離不良を発生するおそれがないインクリボン
カセット。 【構成】 インクリボン供給側におけるガイドローラの
少なくとも1本を下ハーフ3側の端面に係合突起を設け
た半固定ローラ82,83とし、下ハーフ側3のローラ
支承部を支承側突起を設けた半固定支承部31,32と
し、インクリボン巻取り側におけるガイドローラの少な
くとも1本を上ハーフ2側の端面に係合突起を設けた半
固定ローラ81,82とし、上ハーフ2側のローラ支承
部を支承側突起を設けた半固定支承部21,22とし、
インクリボン4の走行時に、供給側の半固定ローラは係
合突起と支承側突起との係合によりインクリボンの走行
方向には回転せず、且つ巻取り側の半固定ローラは係合
突起81a,81bと支承側突起21a,21bとの分
離によりインクリボンの走行方向に回転自在である。
Description
【0001】
本考案はインクリボンカセット、詳しくは、インクリボンに安定したバックテ ンションを付与するインクリボンカセットに関する。
【0002】
プリンターにカセットの表裏を反転して装填することにより反転使用可能であ るように構成されたインクリボンカセットは、通常、図7に示す如く、上ハーフ 及び下ハーフ3(上ハーフは図示せず)からなるカセット1内に、インクリボン 4の一対の巻取・供給ハブ5a,5bを収納し、上記下ハーフ3の内面には複数 本のガイドローラ71〜76を設け、上記インクリボン4を複数本の上記ガイド ローラ71〜76間に張り巡らせて装着してある。
【0003】 上記ガイドローラ71〜76は、図8及び図9に示す如く、それぞれその両端 部の径をやや大とした中空の直円柱状のもので、下ハーフ3の内面に突設したガ イドポスト33に上記中空部を嵌装し、且つ上下ハーフ2,3それぞれの内面に 陥設した円形凹部内に上記両端部を遊嵌させて配置してある。
【0004】 また、図7に示す如く、上記ガイドローラ73及び74の間には、弛み取りス プリング91を配置し、インクリボン4が弛むおそれのある場合、その走行路の 屈曲を大きくし、インクリボン4の弛みを防止するようにしてある。 また、上記巻取・供給ハブ5a,5bそれぞれの側方の側壁近傍には、それぞ れ先端部にフェルトを貼着したバックテンションスプリング92a,92bを配 置してある。
【0005】 また、カセット1の前端側には、一対の印字ヘッド挿入用凹部6a,6bを設 けてあり、該印字ヘッド挿入用凹部6a、6bにおいては、インクリボン4がカ セット1外へ露出するように構成されている。
【0006】 カセット1は、プリンターにその一面、例えば上ハーフ側を上面として水平に 装填され、一方の上記巻取・供給ハブ5aが供給ハブとして働き、他方の上記巻 取・供給ハブ5bは巻取ハブとして働くように構成されている。そして、このと き、上記印字ヘッド挿入用凹部6bにプリンターの印字ヘッドHが臨むようにな る(図7参照)。
【0007】 また、上記バックテンションスプリング92aは、その復元弾性力により、上 記フェルトを上記ガイドローラ71の周面上を走行するインクリボン4に押し当 て、これにより、供給側のインクリボン4に適度なバックテンションを付与し、 インクリボン4の蛇行を防止するように構成されている。
【0008】 プリンターにカセット1の他面(下ハーフ3側)を上面として装填した場合に は(反転使用の場合)、上記巻取・供給ハブ5aは巻取ハブとなり、上記巻取・ 供給ハブ5bは供給ハブとなる。
【0009】 そして、上記供給ハブ5bに近い上記バックテンションスプリング92bが、 上記フェルトを上記ガイドローラ76の周面上を走行するインクリボン4に押し 当て、供給側のインクリボン4に適度なバックテンションを付与して、インクリ ボン4の蛇行を防止し、斯くして、一対の上記巻取・供給ハブ5a,5bそれぞ れの巻取り機能及び供給機能が逆転するように構成されている。尚、このときは 、上記印字ヘッド挿入用凹部6aにプリンターの印字ヘッドHが臨むようになる 。
【0010】
しかしながら、スプリングは時間が経過するとその復元弾性力がへたるおそれ があり、上記バックテンションスプリング92a,92bもその例外ではない。 従って、カセットを長期間使用しなかった場合等においては、上記バックテンシ ョンスプリング92a(反転使用の場合は92b)のインクリボン4に対する押 圧力が弱まるおそれがあり、そのため、インクリボン4に付与するバックテンシ ョンが小さくなり、インクリボン4の蛇行を発生するおそれがある。
【0011】 また、巻取り側の上記バックテンションスプリング92b(反転使用の場合は 92a)の上記フェルトは、上記巻取・供給ハブ5b(5a)による巻き取り直 前のインクリボン4を上記ガイドローラ76(71)の周面上に押し付け、巻取 り側のインクリボン4を、上記フェルトに対して摺動させるため、上記巻取・供 給ハブ5b(5a)の巻取りトルクによるテンションが上記フェルトの摩擦力に より妨害され、上記印字ヘッド挿入用凹部6b(6a)に対する巻取り側のイン クリボン4のテンションが減殺され、そのため、インクリボン4の印字紙からの 剥離不良が起こるおそれがある。
【0012】 従って、本考案の目的は、印字時において、供給側のインクリボンに安定した バックテンションを付与し且つハブの巻取りトルクによるテンションを減少させ るおそれがなく、このため、インクリボンの蛇行及びインクリボンの印字紙から の剥離不良を発生するおそれがないインクリボンカセットを提供することにある 。
【0013】
本考案は、上ハーフ及び下ハーフからなるカセット内に、インクリボンを巻回 した一対の巻取・供給ハブを収納し、カセットの一端側に印字ヘッド挿入用凹部 を設け、上記巻取・供給ハブと上記印字ヘッド挿入用凹部との間に複数本のガイ ドローラを設け、上記インクリボンを上記ガイドローラ間に張り巡らせて装着し 、且つプリンターに表裏を反転して装填することにより反転使用可能であるよう に構成されたインクリボンカセットにおいて、インクリボン供給側における上記 ガイドローラの少なくとも1本を下ハーフ側の端面に係合突起を設けた半固定ロ ーラとし、且つその下ハーフ側のローラ支承部を支承側突起を設けた半固定支承 部とし、インクリボン巻取り側における上記ガイドローラの少なくとも1本を上 ハーフ側の端面に係合突起を設けた半固定ローラとし、且つその上ハーフ側のロ ーラ支承部を支承側突起を設けた半固定支承部とし、インクリボンの走行時に、 供給側の上記半固定ローラは上記係合突起と上記支承側突起との係合によりイン クリボンの走行方向には回転せず、且つ巻取り側の上記半固定ローラは上記係合 突起と上記支承側突起との分離によりインクリボンの走行方向に回転自在である ことを特徴とするインクリボンカセットを提供することにより、上記目的を達成 したものである。
【0014】
本考案のインクリボンカセットによれば、インクリボンの走行時において、供 給側の上記半固定ローラはその自重により下ハーフ側へ移動しているため、下ハ ーフ側の上記係合突起と上記支承側突起とが係合してインクリボンの走行方向に は回転せず、このため、供給側のインクリボンは固定状態の上記半固定ローラの 周面を摺動し、該半固定ローラとの間の摩擦により適度なバックテンションを受 ける。
【0015】 また、巻取り側の上記半固定ローラはその自重により下ハーフ側へ移動してい るため、上ハーフ側の上記係合突起と上記支承側突起とが分離してインクリボン の走行方向に回転自在となっており、このため、巻取り側のインクリボンは、ハ ブの巻取りトルクを減少させるようなテンションを受けない。
【0016】
以下、本考案のインクリボンカセットの一実施例を図面を参照して説明する。 図1ないし図6は本考案のインクリボンカセットの一実施例を示し、図1はイ ンクリボンカセットの下ハーフ側を内部から視た平面図、図2(a)は図1のA −A線矢視断面図、図2(b)は図1のB−B線矢視断面図、図3は図1に示す 半固定ローラの斜視図、図4は下ハーフにおける半固定支承部を示す斜視図、図 5は上ハーフにおける半固定支承部を示す斜視図、図6は半固定ローラの係合突 起の形状を示す断面図である。
【0017】 本実施例のインクリボンカセットは、図1に示す如く、上ハーフ及び下ハーフ 3(上ハーフは図示せず)からなるカセット1内に、インクリボン4の一対の巻 取・供給ハブ5a,5bを収納し、上記下ハーフ3の内面には複数本のガイドロ ーラ72〜75及び81〜84を設け、上記インクリボン4を上記ガイドローラ 72〜75及び81〜84間に張り巡らせて装着してある。
【0018】 カセット1の前端側には一対の印字ヘッド挿入用凹部6a,6bを設け、イン クリボン4は、上記印字ヘッド挿入用凹部6a、6bにおいては、カセット1外 へ露出するように構成されている。 また、上記ガイドローラ73と74との間には、インクリボン4をその一面側 から押圧する弛み取りスプリング9を配置し、インクリボン4が弛むおそれのあ る場合、その走行路の屈曲を大きくし、インクリボン4の弛みを防止するように してある。
【0019】 カセット1は、プリンターにその一面、例えば上ハーフ側を上面として水平に 装填され、一方の上記巻取・供給ハブ5aは供給ハブとして働き、他方の上記巻 取・供給ハブ5bは巻取ハブとして働くように構成されている。即ち、上記イン クリボン4は、例えば、右側の上記巻取・供給ハブ(供給ハブ)5aから繰り出 され、左側の上記巻取・供給ハブ(巻取ハブ)5bに巻き取られるように構成さ れている。そして、このとき、上記印字ヘッド挿入用凹部6bにはプリンターの 印字ヘッドHが臨むようになる(図1参照)。
【0020】 また、カセット1の他面(下ハーフ3側)を上面としてプリンターに装填した 場合には(反転使用の場合)、上記巻取・供給ハブ5aは巻取ハブとなり、上記 巻取・供給ハブ5bは供給ハブとなる。そして、一対の上記巻取・供給ハブ5a ,5bそれぞれの巻取り機能及び供給機能が逆転してカセット1を反転使用し得 るように構成されている。尚、このときは、上記印字ヘッド挿入用凹部6aにプ リンターの印字ヘッドHが臨むようになる。
【0021】 而して、本実施例のインクリボンカセットにおいては、図1及び図2に示す如 く、インクリボン供給側における上記ガイドローラの2本を下ハーフ3側の端面 に係合突起81a,82aを設けた半固定ローラ81,82とし、且つその下ハ ーフ3側のローラ支承部を支承側突起31a,32aを設けた半固定支承部31 ,32とし、インクリボン巻取り側における上記ガイドローラの2本を上ハーフ 2側の端面に係合突起83a,84aを設けた半固定ローラ83,84とし、且 つその上ハーフ2側のローラ支承部を支承側突起21a,22aを設けた半固定 支承部21,22とし、インクリボンの走行時に、供給側の上記半固定ローラ8 1,82は上記係合突起81a,82aと上記支承側突起31a,32aとの係 合によりインクリボン4の走行方向には回転せず、且つ巻取り側の上記半固定ロ ーラ83,84は上記係合突起83a,84aと上記支承側突起21a,22a との分離によりインクリボン4の走行方向に回転自在である。
【0022】 本実施例のインクリボンカセットについて更に説明すると、図1及び図2に示 す如く、インクリボン供給側に、相互に反対方向に回転可能な一対の上記半固定 ローラ81,82及び上記半固定支承部31,32を設け、且つインクリボン巻 取り側には、上記半固定ローラ81,82を上記半固定支承部31,32と共に それぞれ上下反転させた形状の半固定ローラ83,84及び半固定支承部21, 22を設けてある。
【0023】 インクリボン供給側における上記半固定ローラ81は、図3に示す如く、両端 部の径をやや大とした中空の直円柱状をなすもので、その一方の端面における上 記係合突起81aは、ジグザグ形状を左回りにやや押し倒したような形状を有し ている(図6参照)。また、上記半固定ローラ81の他方の端面は平坦な面とし てある。
【0024】 また、上記半固定ローラ82は、図2に示す如く、図3の上記半固定ローラ8 1と上記係合突起81aの形状のみが異なるもので、該半固定ローラ82の係合 突起82aは、ジグザグ形状を上記の如く押し倒す向きを右回りとしたものであ る。
【0025】 また、上記半固定支承部31(下ハーフ3側)は、図4に示す如く、下ハーフ 3に陥設した円形凹部の底面に、上記半固定ローラ81の係合突起81aと係合 可能であるように形成した上記支承側突起31aを設けたもので、上記円形凹部 の中央部には上記半固定ローラ81の中空部に嵌挿する丸棒状のガイドポスト3 3を立設してある。
【0026】 また、上記半固定支承部32(下ハーフ3側)は、図2に示す如く、下ハーフ 3に陥設した円形凹部の底面に、上記半固定ローラ82の係合突起82aと係合 可能であるように形成した上記支承側突起32aを設けたもので、上記円形凹部 の中央部には上記半固定ローラ82の中空部に嵌挿する丸棒状のガイドポスト3 3を立設してある。
【0027】 また、上記半固定ローラ81,82の上ハーフ2側のローラ支承部は、図2に 示す如く、それぞれ内部の底面を平坦面とした円形凹部としてある。 そして、上記半固定ローラ81,82は、それぞれ上記ガイドポスト33に上 記中空部を嵌装し、且つ上記半固定支承部31,32及び上ハーフ2側の上記ロ ーラ支承部にその両端部を支承させて配置してある。
【0028】 インクリボン巻取り側における上記巻取・供給ハブ5bに近い方に位置する上 記半固定ローラ84は、インクリボン供給側における上記半固定ローラ81と同 一形状(但し、上下反転させた状態)で、インクリボン巻取り側における側壁に 近い方に位置する上記半固定ローラ83は、インクリボン供給側における上記半 固定ローラ82と同一形状(但し、上下反転させた状態)である。
【0029】 また、インクリボン巻取り側における上記半固定支承部21,22(上ハーフ 2側)は、インクリボン供給側における上記半固定支承部31,32とそれぞれ 同一形状(但し、上記ガイドポスト33を除き且つ上下反転させた状態。図5は 上記半固定支承部22を示す)である。
【0030】 また、上記半固定ローラ83,84の下ハーフ3側のローラ支承部は、図2に 示す如く、インクリボン供給側における上ハーフ2側の上記ローラ支承部と同一 形状(即ち、内部の底面を平坦面とした円形凹部。但し、それぞれ中央部に上記 ガイドポスト33を立設してある)である。 そして、上記半固定ローラ83,84は、それぞれ上記ガイドポスト33に上 記中空部を嵌装し、且つ上記半固定支承部21,22及び下ハーフ3側の上記ロ ーラ支承部にその両端部を支承させて配置してある。
【0031】 上記係合突起81a,82a及び上記支承側突起31a,32aの上記ジグザ グ形状は、上記半固定ローラ81,82がそれぞれ回転を阻止される際に当接し 合う当接面の傾斜角度(図6に示す角θ)を、90度より小としたものが好まし い。
【0032】 また、上記半固定ローラ81,82は、インクリボン4に対する摩擦効果を高 くするため、相互に接近させ且つインクリボン4の巻き付き角を大きくするよう に配置するのが好ましい。
【0033】 上記係合突起81a,82a(又は上記支承側突起31a,32a)の円周方 向の個数は3〜8個とするのが好ましい。また、上記係合突起81a,82a及 び上記支承側突起31a,32aの高さは0.1〜1mmとするのが好ましい。
【0034】 以上の如く構成された本実施例のインクリボンカセットにおいては、インクリ ボンの走行時(印字時)において、供給側の上記半固定ローラ81,82はその 自重により下ハーフ3側へ移動しているため、下ハーフ3側の上記係合突起81 a,82aと上記支承側突起31a,32aとが係合してインクリボン4の走行 方向には回転せず、このため、供給側のインクリボン4は、固定状態の上記半固 定ローラ81,82の周面を摺動し、該半固定ローラ81,82との間の摩擦に より適度なバックテンションを受ける。
【0035】 また、巻取り側の上記半固定ローラ83,84はその自重により下ハーフ3側 へ移動しているため、上ハーフ2側の上記係合突起83a,84aと上記支承側 突起21a,22aとが分離してインクリボン4の走行方向に回転自在となって おり、このため、巻取り側のインクリボン4は、ハブ5bの巻取りトルクを減少 させるようなテンションを受けない。
【0036】 即ち、印字時において、供給側のインクリボン4のみが、上記半固定ローラ8 1,82による摩擦力(長期間が経過しても変化しない)を受け、これにより適 度なバックテンションを受け、一方、巻取り側のインクリボン4は、ハブ5bの 巻取りトルクによるテンションを減少させるような抵抗を受けない。そして、こ の事情は、インクリボン供給側及びインクリボン巻取り側を前記の如く対称的に 構成してあるため、カセット1の反転使用によっても変化しない。
【0037】 従って、本実施例のインクリボンカセットにおいては、印字時において、供給 側のインクリボン4に安定したバックテンションが付与され且つハブの巻取りト ルクによるテンション(フォワードテンション)が減少するおそれがなく、この ため、バックテンションの減少によるインクリボン4の蛇行及び上記フォワード テンションの減少によるインクリボン4の印字紙からの剥離不良を発生するおそ れがない。
【0038】 尚、本考案は上記実施例に制限されるものではなく、インクリボン供給側にお ける上記ガイドローラの少なくとも1本を下ハーフ側の端面に係合突起を設けた 半固定ローラとし、且つその下ハーフ側のローラ支承部を支承側突起を設けた半 固定支承部とし、インクリボン巻取り側における上記ガイドローラの少なくとも 1本を上ハーフ側の端面に係合突起を設けた半固定ローラとし、且つその上ハー フ側のローラ支承部を支承側突起を設けた半固定支承部とし、インクリボンの走 行時に、供給側の上記半固定ローラは上記係合突起と上記支承側突起との係合に よりインクリボンの走行方向には回転せず、且つ巻取り側の上記半固定ローラは 上記係合突起と上記支承側突起との分離によりインクリボンの走行方向に回転自 在であれば良い。
【0039】 例えば、供給側及び巻取り側の上記半固定ローラは、それぞれ1本でも良く、 また、それぞれ3本以上でも良い。また、上記係合突起及び上記支承側突起の形 状はジグザグ形状でなくても良い。その他の点に関しても、本考案の趣旨を逸脱 しない限り、適宜変更が可能である。
【0040】
本考案のインクリボンカセットは、印字時において、供給側のインクリボンに 安定したバックテンションを付与し且つハブの巻取りトルクによるテンションを 減少させるおそれがなく、このため、インクリボンの蛇行及びインクリボンの印 字紙からの剥離不良を発生するおそれがない。
【図1】図1は本考案のインクリボンカセットの一実施
例の下ハーフ側を内部から視た平面図である。
例の下ハーフ側を内部から視た平面図である。
【図2】図2の(a)は図1のA−A線矢視断面図、
(b)は図1のB−B線矢視断面図である。
(b)は図1のB−B線矢視断面図である。
【図3】図3は図1に示す半固定ローラの斜視図であ
る。
る。
【図4】図4は図1に示すインクリボンカセットの下ハ
ーフにおける半固定支承部を示す斜視図である。
ーフにおける半固定支承部を示す斜視図である。
【図5】図5は図1に示すインクリボンカセットの上ハ
ーフにおける半固定支承部を示す斜視図である。
ーフにおける半固定支承部を示す斜視図である。
【図6】図6は図1に示す半固定ローラの係合突起の形
状を示す断面図である。
状を示す断面図である。
【図7】図7は従来のインクリボンカセットの図1相当
図である。
図である。
【図8】図8は従来のインクリボンカセットの図3相当
図である。
図である。
【図9】図9は従来のインクリボンカセットの図2相当
図である。
図である。
1 インクリボンカセット 2 上ハーフ 21 半固定支承部 21a 支承側突起 22 半固定支承部 22a 支承側突起 3 下ハーフ 31 半固定支承部 31a 支承側突起 32 半固定支承部 32a 支承側突起 4 インクリボン 5a 巻取・供給ハブ(供給ハブ) 5b 巻取・供給ハブ(巻取ハブ) 6a 印字ヘッド挿入用凹部 6b 印字ヘッド挿入用凹部 72 ガイドローラ 73 ガイドローラ 74 ガイドローラ 75 ガイドローラ 81 半固定ローラ 81a 係合突起 82 半固定ローラ 82a 係合突起 83 半固定ローラ 83a 係合突起 84 半固定ローラ 84a 係合突起 91 弛み取りスプリング H 印字ヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 上ハーフ及び下ハーフからなるカセット
内に、インクリボンを巻回した一対の巻取・供給ハブを
収納し、カセットの一端側に印字ヘッド挿入用凹部を設
け、上記巻取・供給ハブと上記印字ヘッド挿入用凹部と
の間に複数本のガイドローラを設け、上記インクリボン
を上記ガイドローラ間に張り巡らせて装着し、且つプリ
ンターに表裏を反転して装填することにより反転使用可
能であるように構成されたインクリボンカセットにおい
て、 インクリボン供給側における上記ガイドローラの少なく
とも1本を下ハーフ側の端面に係合突起を設けた半固定
ローラとし、且つその下ハーフ側のローラ支承部を支承
側突起を設けた半固定支承部とし、インクリボン巻取り
側における上記ガイドローラの少なくとも1本を上ハー
フ側の端面に係合突起を設けた半固定ローラとし、且つ
その上ハーフ側のローラ支承部を支承側突起を設けた半
固定支承部とし、 インクリボンの走行時に、供給側の上記半固定ローラは
上記係合突起と上記支承側突起との係合によりインクリ
ボンの走行方向には回転せず、且つ巻取り側の上記半固
定ローラは上記係合突起と上記支承側突起との分離によ
りインクリボンの走行方向に回転自在であることを特徴
とするインクリボンカセット。 - 【請求項2】 上記係合突起及び上記支承側突起の断面
形状がそれぞれジグザグ形状で、且つ上記半固定ローラ
が回転を阻止される際に当接し合う当接面の傾斜角度を
90度より小としたことを特徴とする請求項1又は2記
載のインクリボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3955593U JPH077949U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | インクリボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3955593U JPH077949U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | インクリボンカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077949U true JPH077949U (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=12556320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3955593U Pending JPH077949U (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | インクリボンカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077949U (ja) |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP3955593U patent/JPH077949U/ja active Pending
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