JPH0779453B2 - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

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JPH0779453B2
JPH0779453B2 JP63188967A JP18896788A JPH0779453B2 JP H0779453 B2 JPH0779453 B2 JP H0779453B2 JP 63188967 A JP63188967 A JP 63188967A JP 18896788 A JP18896788 A JP 18896788A JP H0779453 B2 JPH0779453 B2 JP H0779453B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン画像等の記録再生装置に係り、特
に複数の映像信号(以下、TV信号という。)多重記録・
再生が可能なビデオテープレコーダ(以下、VTRとい
う。)等の記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
VTRはテレビアンテナで受信されたTV信号またはTVカメ
ラからのTV信号をビデオテープに記録し、必要に応じて
再生できるように構成された装置である。ここに、TV信
号は映像信号のみならず音声信号を含んだ信号として以
下説明する。
VTRは、その構成面から大別すると、信号系と機構系と
に分けることができ、さらに信号系はTV信号処理系と制
御信号処理系とに大別できる。
第13図に、従来の一般的なVTRの概要構成を示す。第13
図において、TV信号処理系はTVチューナ1と、信号処理
回路2とを備える。TVチューナ1は必ずしもVTR内に内
蔵されるものではなく、外部に設けられる場合がある。
通常、TVチューナ1は1つである。信号処理回路2は、
TVチューナ1で選局されたチャンネルのTV信号に含まれ
る輝度信号、色信号に対し、記録、再生のための各種信
号処理を施して機構系3に含まれるテープヘッド4にTV
信号を出力し、またはテープヘッド4からの再生信号を
再生してCRT(図示せず。)に出力する回路であり、そ
の詳細は一般に知られているもので説明を省略する。
制御信号処理系は、操作回路5と、タイマ回路6と、シ
ステムコントローラ7とを備えている。操作回路5は、
記録、再生に関連する各種操作ボタンによって指示され
る操作内容を示す指示信号を生成する回路である。タイ
マ回路6は予約録画等の設定に用いられる回路である。
システムコントローラ7は、記録、再生時に目的に応じ
た順序でVTR内部を電気的、機械的に動作させるための
各種コントロール信号を生成し、総括的に制御するため
のものである。
機構系3は、テープヘッド4と、テープヘッド駆動機構
と、そのサーボ系と、テープローディング機構とを含
む。この機構系はシステムコントローラ7により制御さ
れる。
次に、一連の概略動作を説明する。
ビデオテープがローディングされた状態で、記録モード
に設定した場合、TVチューナ1により複数の放送局のい
ずれか1つが選局されると、そのTVチューナが信号処理
回路2に入力される。信号処理回路2は記録に必要な処
理を施した後、そのTV信号をテープヘッド4に出力し、
駆動する。テープヘッド4の駆動により、ビデオテープ
8に所望のTV信号が磁気記録される。再生する場合には
ビデオテープ8からテープヘッド4を介し、記録モード
とは逆の動作でTV信号を再生し、CRTに出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のVTRの問題点は、同一時間帯に1種類のTV信
号(すなわち、1つの番組)しか記録、再生できないと
いう点である。
すなわち、第14図に示すように、タイマ回路6を使用し
て3種類の録画予約をセットしたとする。予約1と予約
2は時間帯を異にするが、予約2と予約3とは9:00〜1
0:00の間で重複する。この場合、従来のVTRによれば、
1つのTV信号の録画機能しかないため、予約2と予約3
の競合時間帯ではいずれか1つしか録画されないことに
なる。予約2に対して予約3の方が優先度が高いものと
すると、予約2については9:00で録画が停止され、これ
に代わって予約3の録画が開始されることになる。した
がって録画内容は第14図のようになる。
そこで、本発明は複数種類のTV信号を同時に記録、再生
しうるVTRを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明は、入
力記録信号を記録媒体に記録するヘッドを備えた記録装
置において、第1の入力記録信号と第2の入力記録信号
のうち少なくともいずれか一方を記憶する書き換え可能
な記憶回路と、第1切換制御信号に基づいて、前記第1
の入力記録信号と前記第2の入力記録信号のうちのいず
れか一方の入力記録信号を第1記録信号として選択的に
出力する第1切換回路と、第2切換制御信号に基づい
て、前記第1記録信号として選択された入力記録信号と
は異なるとともに前記記憶回路から読み出された他方の
入力記録信号と前記第1記録信号とを選択的に切換えて
第2記録信号として前記記録ヘッドに出力する第2切換
回路と、前記他方の入力記録信号に当該入力記録信号が
前記他方の入力記録信号であることを示すための識別信
号を垂直ブランキング期間の有効水平期間中に挿入する
識別信号挿入回路と、前記第1記録信号に同期させて前
記記憶回路から他方の入力記録信号の続出制御信号並び
に前記第1切換回路及び前記第2切換回路を前記第1記
録信号の各フィールドごとに切換制御する前記第1切換
制御信号及び前記第2切換制御信号を出力する制御回路
と、を備えて構成する。
請求項2記載の発明は、入力記録信号を記録媒体に記録
するヘッドを備えた記録装置において、第1の入力記録
信号と第2の入力記録信号のうち少なくともいずれか一
方を記憶する書き換え可能な記憶回路と、第1切換制御
信号に基づいて、前記第1の入力記録信号と前記第2の
入力記録信号のうちのいずれか一方の入力記録信号を第
1記録信号として選択的に出力する第1切換回路と、第
2切換制御信号に基づいて、前記第1記録信号として選
択された入力記録信号とは異なるとともに前記記憶回路
から読み出された他方の入力記録信号と前記第1記録信
号とを選択的に切換えて第2記録信号として前記記録ヘ
ッドに出力する第2切換回路と、前記第1記録信号に同
期させて前記記憶回路から他方の入力記録信号の読出制
御信号並びに前記第1切換回路及び前記第2切換回路を
前記第1記録信号の各フィールドごとに切換制御する前
記第1切換制御信号及び前記第2切換制御信号を出力す
るとともに、前記第1記録信号の記録の終了を検出し、
前記第1記録信号として他方の入力信号を選択するため
の前記第1切換制御信号を出力する制御回路と、を備え
て構成する。
請求項3記載の発明は、記録媒体にフィールドごとに交
互に記録された2つの記録信号を再生すして再生信号を
出力する再生ヘッドを備えた再生装置において、2つの
再生信号を識別する識別信号を出力する識別回路と、外
部からの指示及び前記識別信号に基づいて選択されたい
ずれかの再生信号をフィールドおきに更新しつつ記憶す
る書き換え可能な記憶回路と、切換制御信号に基づいて
前記再生ヘッドからの再生信号と前記記憶回路から読出
された再生信号と、を選択的に出力する出力スイッチ回
路と、前記再生信号に同期させて前記記憶回路への書込
制御信号、前記記憶回路からの読出制御信号及び再生信
号の混合/非混合状態に応じて前記フィールドを単位と
して前記出力スイッチ回路を切換制御する前記切換制御
信号を出力する制御回路と、を備えて構成する。
さらに、より具体的な特徴を列挙すると、次の通りであ
る。
(1) 混合記録を実行中、第一の予約が終了したと
き、フィールド毎の切り替えをメモリ読み出し側に固定
し、ビデオメモリの読み出し側フィールド周期を偏移さ
せ、該読み出しビデオ信号の垂直同期信号と該書き込み
側の第二のビデオ信号の垂直同期信号とがほぼ同位相に
なったことの検出を待って、該第二の受信ビデオ信号を
メモリを通さず直接記録するよう切り替えるべく構成す
る。
(2) 混合記録を実行中、混合記録であることを示す
識別信号を記録信号中に挿入するよう構成する。
(3) 識別信号は、ビデオメモリから読み出した第二
のビデオ信号が記録信号として選択されるフィールドの
垂直ブランキング期間に含まれる有効水平期間に、ペデ
スタルレベルと白レベルとの間で一定周波数あるいは一
定の符号を持つ信号とする。
(4) フィールドおきに挿入される識別信号は、混合
記録を実行開始する少なくとも2フィールド前から挿入
開始するよう構成する。
(5) 再生信号中に該識別信号が検出された場合、再
生信号をビデオメモリの書き込み信号として入力し、メ
モリの書き込み許容期間を該識別信号の存在しない側の
フィールドとしてフィールドおきに書き込み、該メモリ
から繰り返して読み出したビデオ信号を出力するよう構
成する。
(6) 再生信号中に識別信号が検出されている間、混
合記録であることを表示するとともに、再生信号をビデ
オメモリの書き込み信号として入力し、メモリから繰り
返して読み出したビデオ信号を出力するとともに、メモ
リの書き込み許容期間を該識別信号の存在する側のフィ
ールドが存在しない側のフィールドが選択する操作部を
備えて構成する。
(7) 音声記録チャンネルを少なくとも二つ備え、混
合記録実行中の第一の番組に付随する音声を第一の音声
チャンネルに、第二の番組に付随する音声を第二の音声
チャンネルに記録するとともに、分離再生実行中には番
組の選択にしたがって音声チャンネルを選択するよう構
成する。
(8) 混合記録実行中、音声がステレオで放送されて
いる番組については左右の音声を混合してモノラルの音
声とし、音声がバイリンガル(二か国語)であるときは
主音声を選択して、それぞれの音声チャンネルに記録す
るよう構成する。
〔作用〕
請求項1記載の発明によれば、記憶回路は、第1の入力
記録信号と第2の入力記録信号のうち少なくともいずれ
か一方を記憶する。
第1切換回路は、制御回路からの第1切換制御信号に基
づいて、フィールドごとに第1の入力記録信号と第2の
入力記録信号のうちのいずれか一方の入力記録信号を第
1記録信号として選択的に第2切換回路に出力する。
これと並行して識別信号挿入回路は、他方の入力記録信
号に当該入力記録信号が他方の入力記録信号であること
を示すための識別信号を垂直ブランキング期間の有効水
平期間中に挿入する。
第2切換回路は、制御回路からの第2切換制御信号に基
づいて、フィールドごとに第1記録信号として選択され
た入力記録信号とは異なるとともに制御回路からの読み
出し制御信号に基づいて記憶回路から読み出された他方
の入力記録信号と第1記録信号とを選択的に切換えて第
2記録信号として記録ヘッドに出力する。
従って、記録媒体には、第1の入力記録信号と第2の入
力記録信号がフィールド単位で交互に記録されるととも
に、いずれか一方の入力記録信号には識別信号が重畳さ
れて記録される。
請求項2記載の発明によれば、記憶回路は、第1の入力
記録信号と第2の入力記録信号のうち少なくともいずれ
か一方を記憶する。
第1切換回路は、制御回路からの第1切換制御信号に基
づいて、第1の入力記録信号と第2の入力記録信号のう
ちのいずれか一方の入力記録信号を第1記録信号として
フィールドごとに選択的に出力する。
第2切換回路は、制御回路からの第2切換制御信号に基
づいて、第1記録信号として選択された入力記録信号と
は異なるとともに記憶回路から読み出された他方の入力
記録信号と第1記録信号とをフィールド毎に選択的に切
換えて第2記録信号として記録ヘッドに出力する。
これらと並行して制御回路は、第1記録信号の記録の終
了を検出し、第1記録信号として他方の入力信号を選択
するための第1切換制御信号を出力する。
従って、第1記録信号の記録が終了した場合には、記憶
回路を経由して記録していた他方の入力記録信号を新た
な第1記録信号として記録することができる。
請求項3記載の発明によれば、識別回路は、2つの再生
信号を識別する識別信号を記憶回路に出力する。
これにより記憶回路は、外部からの指示及び識別信号に
基づいて選択されたいずれかの再生信号をフィールドお
きに更新しつつ記憶する。
出力スイッチ回路は、制御回路からの切換制御信号に基
づいて再生ヘッドからの再生信号と記憶回路から読出さ
れた再生信号と、を再生信号の混合/非混合状態に応じ
てフィールドを単位として選択的に出力する。
従って、再生信号が混合状態から非混合状態に切り替わ
った場合、あるいは、非混合状態から混合状態に切り替
わった場合でもそれらに追従して確実な再生動作を行な
うことができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
混合記録、分離再生の原理 まず、本発明における混合記録、分離再生の原理につい
て述べる。
第2図に第2実施例のTV信号の混合、分離原理説明図を
示す。第2図からわかるように、本実施例は、画面イメ
ージで、第1のTV信号Aと第2のTV信号Bを同一画面上
に重なるよう混合することにより混合信号Cを生成して
記録し、再生時には混合信号Cの中から第1のTV信号A
または第2のTV信号Bを任意に選択出力するようにした
ものである。詳しくは後述するが、本実施例は、第3図
に示すように、CRTの走査が飛び越し走査を行なってい
ることに着目し、第1のTV信号Aと第2のTV信号Bとを
フィールドごとに切り替えて第1のTV信号Aと第2のTV
信号Bの2つで1画面を形成するようにしたものであ
る。
概要構成 第1図に本発明に係る実施例に係るVTRの概要構成を示
す。
本発明に係る第1図と従来例を示す第13図とで異なる主
な部分は次の通りである。第1に、第1TVチューナ9お
よび第2TVチューナ10の2つもしくはそれ以上のチュー
ナが設けられている点、第2に第1TVチューナ9、第2TV
チューナ10と信号処理回路2との間に混合・分離回路11
が設けられている点である。その他の異なる個々の点に
ついてはその都度述べることとし、他の第13図と共通す
る部分には同一の符号を附して説明を省略する。
第1TVチューナ9、第2TVチューナ10は受信チャンネルを
電子的に制御可能とし、VHF、UHF、BS(衛星放送)、CA
TV等のいわゆる放送を受信できるものであり、かつ、同
時に異なる放送を少なくとも2局受信し、それぞれTV信
号、すなわち、コンポジットビデオ信号を出力できるよ
うに構成する。これらの第1TVチューナ9、第2TVチュー
ナ10は、当該VTRに内蔵させるか、いずれか一方のみ内
蔵するか、あるいは外部のチューナを利用してもよい。
第1TVチューナ9は受信信号として第1のTV信号Aを出
力し、第2TVチューナ10は第2のTV信号Bを出力する。
混合・分離回路11は、記録時の第1のTV信号Aと第2の
TV信号Bの混合と、再生時の再生信号混合信号Cの分離
の双方を可逆動作にて処理可能な単一の回路で構成され
ている。そこで、記録時の混合・分離回路11の構成態様
を第4図に示し、再生時の混合・分離回路11の構成態様
を第7図に示してそれぞれ各別に説明する。なお、第4
図、第7図共に第1のTV信号A、第2のTV信号Bに含ま
れる映像信号系について示したものであり、音声信号の
混合記録、分離再生については別途後述する。
記録時の混合・分離回路11(第4図) 混合・分離回路11は第1TVチューナ9および第2TVチュー
ナ10からの第1のTV信号A、第2のTV信号Bを選択的に
入力するための入力スイッチ14,15と、入力スイッチ14
により選択された第1のTV信号Aあるいは第2のTV信号
Bのいずれかをそのまま出力する出力回路16と、混合記
録、分離再生のための信号処理を行なうビデオメモリ回
路17と、出力回路16からのTV信号A(あるいはTV信号
B)とビデオメモリ回路17からの第2のTV信号B(ある
いはTV信号A)とを選択的に出力する出力スイッチ18
と、上記各構成要素を制御するための制御回路19と、を
備えて構成される。
ビデオメモリ回路17は入力スイッチ15からの第2のTV信
号Bを輝度信号と色差信号に分離してそれぞれディジタ
ル値に変換するデコード・A/D変換回路20と、ディジタ
ル変換された第2のTV信号Bデータを記憶する書替え可
能なXY2次元アドレスメモリ21と、メモリ21から読み出
される第2のTV信号Bデータをアナログ信号に戻しかつ
コンポジフトビデオ信号に合成するD/A変換・エンコー
ド回路22と、第2のTV信号Bから同期信号を分離して対
応するアドレス信号を生成しデコード・A/D変換回路20
からの第2のTV信号Bデータのメモリ21への書き込み制
御を行う書き込み制御回路23と、入力スイッチ14からの
第1のTV信号Aから同期信号を分離して対応するアドレ
ス信号を生成しD/A変換・エンコード回路22におけるエ
ンコードのための同期信号を発生するとともに、メモリ
21からの第2のTV信号Bデータの読み出しを制御する読
み出し制御部24と、この読み出し制御部24による読み出
し同期制御のうち垂直同期信号入力による同期作用を無
効にするとともに読み出し側垂直同期周波数(fV)を偏
移させるfV偏移回路27と、読み出し制御部24による読み
出し同期制御のうち垂直同期信号入力と読み出し側垂直
同期信号との位相の一致を検出する一致検出回路26と、
混合記録信号か否かを示す識別信号を記録動作中にD/A
変換・エンコード回路22のエンコード出力に挿入するた
ための識別信号発生回路25と、を備えて構成されてい
る。
デコード・A/D変換回路20は入力スイッチ15で選択され
た第2のTV信号Bをディジタル符号化する。
サンプリング周波数は必要とするビデオ帯域の二倍以上
に設定されることはナイキストの標本化定理として周知
である。入力第2のTV信号Bの形式は、カラーサブキャ
リアが重畳されたコンポジットビデオ信号でもよく、輝
度信号と二つの色差(R−Y,B−Y)のようなコンポー
ネント信号でもよい。一般的にはコンポーネントに変換
して符号化され、本実施例でもコンポーネント符号化で
説明する。なお、コンポーネント符号化のときは各々の
信号毎にA/D変換器を設けるか、時分割使用することは
当然である。あるいはコンポジット信号でA/D変換した
あとディジタル信号処理によってコンポーネントに分離
することもできる。
メモリ21は、実質的にテレビ画面に相当するような二次
元のデータ配列(アドレス構成)を持つようになされ
る。例えば、一水平走査期間(以下1H)のうち有効画面
期間に512の標本点と、一垂直走査期間(以下1V)に256
Hの有効走査線を定義すると、H方向は9ビットアドレ
ス、V方向は8ビッドアドレスとなり、総標本数は512
×256=131072である。各標本の量子化ビット数を8と
するとメモリ容量は、131072×8=1.049メガビットで
ある。メモリ21のデータアスセスは実質的に書き込み/
読み出しが独立かつ並列的に実行できるよう構成する。
すなわち書き込みデータアドレスと読み出しデータアド
レスとを独立に規定し、制約なしに書き込みと読み出し
を並列に実行するようにする。
D/A変換・エンコード回路22は、読み出し制御部24から
のディジタルデータをアナログビデオ信号に変換する。
変換されたアナログ信号がコンポーネント信号のとき
は、コンポジットビデオ信号に変換するためのエンコー
ダ回路を使用する。
書き込み制御回路23はメモリ21の二次元アドレスに対す
る入力信号自体の二次元アドレスの関係を管理、制御す
るとともに、メモリ素子へのデータの流れを処理し、メ
モリ素子へのアドレスコードや命令コードを生成する。
通常はメモリアドレスと入力アドレス1:1に対応させる
が、1:Nとするとメモリ上には1/Nに圧縮された画面が記
憶される。
メモリアドレスと入力アドレスとの関係に偏移を与える
と、メモリ21上には移動した画面が記憶される。メモリ
アドレスまたは入力アドレスの特定の範囲に対して書き
込みを許容すると、部分的な書き換えとなる。書き込み
制御回路23に含まれる同期分離部において、入力第2の
TV信号Bから水平同期信号と垂直同期信号が抽出され
る。同時に、(偶数/奇数)フィールド判別や、異常同
期信号に対する保護を行うこともある。
読み出し制御部24は、出力信号用同期信号の二次元アド
レスとメモリ21の二次元アドレスの関係を管理、制御す
るとともに、メモリ素子からのデータの流れを処理し、
メモリ素子へのアドレスコードや命令コードを生成す
る。通常は出力アドレスとメモリアドレスを1:1に対応
させるが、上記書き込み制御回路23と同じような動作も
可能である。なお書き込み制御回路23と同様に同期分離
部を含んでいる。
識別信号発生回路25は記録動作中、識別信号を第2のTV
信号Bに挿入するが、識別信号は垂直ブランキング期間
のうち垂直同期信号及び等化パルス期間以後、有効水平
走査線までのおよそ12Hの期間に含まれる任意の期間で
あって、水平ブランキング期間を除く水平有効期間に、
ペデスタルから白までのレベルを持つ一定周波数あるい
は特定の符号といった任意の波形とすることができる。
言い替えると、識別信号はコンポジットビデオ信号の範
疇で定めることである。つまり、例えばVTR部における
周波数変調された記録信号キャリアに識別用キャリアを
重畳するといった記録フォーマットの変更/追加を要す
る方法を避けるということであり、第2のTV信号Bだけ
で接続できれば本発明の機能を一般市販のVTRと組み合
わせて実現するような構成も可能である。
このように第1のTV信号Aと第2のTV信号Bとの混合以
前に識別信号が挿入されるようにすると、再生時の識別
信号検出の信頼性を向上させ、分離動作のためのメモリ
制御タイミングに余裕を持たせることができる。識別信
号として一定周波数の信号を使用すると、本来の映像信
号に同様の周波数成分が強く含まれているとき誤検出し
やすいが、一般の映像信号はフィールドの相関性がきわ
めて強いため連続して検出される。それに対して本発明
の識別信号はフィールドおきに入っているため、その検
出パターンから誤検出を効率よく排除できる。識別信号
はD/A変換・エンコード回路22で挿入するので、出力ス
イッチ18の出力にはD/A変換・エンコード回路22の出力
が選択されたフィールドに(第二の番組のフィールド
に)存在することになる。従って、再生時に第一の番組
と第二の番組との区別が可能となる。
出力スイッチ18から出力される混合信号Cは、信号処理
回路2を介して機構系3のテープヘッド4により、ビデ
オテープ8に記録される。
制御回路19は、予約入力部28と、時刻を計時するととも
に予約内容と時刻によって記録時間を制御する予約制御
部29と、ビデオメモリ回路17の機能を制御するビデオメ
モリ制御部30と、を備えて構成され、これらの各部は、
第1図の操作回路5、タイマ回路6、システムコントロ
ーラ7に含ませて構成してもよい。
記録時の動作(第5図、第6図) 次に、記録時の動作を説明する。
チューナは任意の受信チャンネルの、例えばTV1chとBS1
3chを受信するよう予約された、第1TVチューナ9と第2T
Vチューナ10とがあるとする。受信チャンネルは適当な
方式でプリセットされ、選局制御によって受信チャンネ
ルを指定できる。
予約制御部29は、予約入力情報を記憶し、計時している
時刻と比較し、記録開始すべき時刻に指令を発するが、
本実施例では予約録画の実行を二つの番組まで同時に許
容する。VTRの録画動作開始/終了と多重開始/終了と
が同一時刻(二つの番組の録画開始/終了時刻が同一)
であるときは、問題は無い。一斉に開始/終了させれば
よい。ところが、一方の録画を実行中に他方の録画を開
始し終了する時には、安定かつ確実な再生を確保するた
めにいくつかの考慮すべきことがある。このような時間
差のある多重録画を開始し継続する場合と、実行を終了
(単一録画に移行)する場合とに分けて動作タイミング
の例を説明する。
始めに、第5図の多重開始における動作を説明する。第
一の予約時刻となって、第1TVチューナ9からの第一の
番組は入力スイッチ14で選択され、さらに出力スイッチ
18でも選択されて機構系3、テープヘッド4(第13図)
に供給され、録画されているとする(通常の単一録
画)。
入力スイッチ15は第1TVチューナ9を選択し、メモリの
書き込み許可(WE)信号は“許可”状態であり、読み出
しも第1TVチューナ9の信号によって規定されているの
で、D/A変換・エンコード回路22の出力には1フィール
ド遅延した第1TVチューナ9の信号が出力されている
が、記録信号としては選択されていない。なお、D/A変
換・エンコード回路22の出力には記録動作中は識別信号
が挿入される。
第一の予約録画を実行中、第二(第2TVチューナ10)の
予約録画開始時刻が到来したとする。予約制御部29が発
する多重録画指令を受けて、第1TVチューナ9のタイミ
ング(1−4)から出力スイッチ18がフィールド毎に反
転する。それによって第1TVチューナ9の信号そのもの
と第1TVチューナ9の信号に同期信号位相の揃ったメモ
リ21の出力信号とがフィールド毎に切り替えられて記録
信号となる。切り替えは垂直同期信号とそれに続く等化
パルスの期間(6H)内に行う。
最初の制御回路19反転の次のフィールドで入力スイッチ
15を切り替え、メモリ書き込み信号を第2TVチューナ10
側とする。同期信号位相はずれている。第2TVチューナ1
0の(2−6)から正常に書き込まれるとすると出力ス
イッチ18出力は(1−5)の次に(2−6)となって実
質的な多重記録の開始となる。
次に、上記多重録画から第二の番組の単一録画に移行す
る場合の動作を第6図のタイミング図に基づいて説明す
る。
第一の番組の録画実行中に第二の番組の録画が開始さ
れ、第二の番組が先に終了するときは、出力スイッチ18
のフィールド毎の切り替えを停止(1側に固定)し、入
力スイッチ15も元に戻せばよい。しかし、第一の番組が
先に終了するときは、出力スイッチ18を2側に固定して
継続動作させることは問題がある。第二の番組が単一録
画中、第三の番組の多重録画を開始するとき、第1TVチ
ューナ9の選局は第三の番組に切り替えられ、メモリの
読み出しを制御している同期信号の位相が変わることに
より、機構系3のサーボが再引き込み動作を行い、テー
プ上に乱れた記録が残ってしまう。さらに、第二の番組
の単一録画であるのにメモリ21を通した映像を記録する
ので、ある程度の画質劣化を免れない。このような欠点
を解消するため第6図のように、VTRサーボを乱すこと
なく第二の番組の信号経路をメモリ21経由から経由しな
い経路に切り替える。
第6図、第1TVチューナ9タイミングの(1−4)まで
が多重録画期間であり、以降は第一の番組の記録を停止
するとする。(1−5)で入力スイッチ14を2側に切り
替えるとともに、出力スイッチ18を2側(ENC.出力)に
固定する。(1−5)から後述する一致検出までをfV
移期間とする。
fV偏移期間は、書き込み側の(入力されている第二の番
組の)垂直同期信号と位相が一致するまで、第二の番組
をメモリ21経由で継続記録しつつ、メモリ21から読み出
したビデオ信号の垂直同期信号周波数をわずかに偏移さ
せる。第一の番組の終了時刻が到来すると、制御回路19
はfV偏移を指示する。これを受けて読み出し制御部24は
入力スイッチ14出力のビデオ信号で位相同期を受けない
ように設定され(自走状態)るとともに、垂直同期信号
周波数をわずかに偏移させられる。水平同期信号周波数
は変えなくてもよい。
具体的な例では、水平同期信号周波数は一定のまま垂直
同期信号周期を本来の262.5Hではなく、例えば260Hとす
る。実現方法は任意である。この例では垂直同期信号周
波数が約1%高くなる。従って、書き込み信号(第2TV
チューナ10)に対して読み出し信号は垂直同期信号の位
相差(遅れ)を縮めるように動き、ついに一致し、それ
を過ぎると1フィールド遅れに戻る。一致検出回路26か
らの位相一致信号を受けて、出力スイッチ18を1側に切
り替え、同時にfV偏移期間を終了とする。fV偏移期間の
流さはfV偏移期間開始時の垂直同期信号位相差によって
変わり、最長でも1フィールドの位相差をフィールドあ
たり2.5Hづつ修正するから、 262.5/5=105field ∴105/60=1.8sec に過ぎない。
fV偏移期間の開始点では垂直同期信号周期の偏位した自
走状態になり、終了点では垂直同期信号位相の一致した
第2TVチューナ10信号に切り替わるので、記録信号の垂
直同期信号は位相が跳躍することがなく、従ってVTR記
録サーボが乱れない。1%程度の垂直同期信号周波数偏
移ではVTR記録サーボが外れたり不安定になることもな
い。通常の単一番組録画となってもメモリ21を通過して
いる状態は最長でも1.8秒(最短では0)であって、不
必要にメモリ21を使用して画質をわずかでも劣化させて
いる期間は問題にならない。さらに、上記処理を行って
おくことで、第二の番組の単一録画中に第三の録画を多
重するときは、前記第二図の動作と同じに実行すればよ
い。
以上のように、第1のTV信号Aと第2のTV信号Bとが混
合された混合信号Cは機構系3のテープヘッド4を介し
てビデオテープ8に記録される。
再生時の混合・分離回路11(第7図) 先に述べたように、混合・分離回路11は混合記録時と分
離再生時とで可逆動作可能に構成された単一の回路であ
る。各構成要素において第4図に示した記録時の構成と
同一もしくは共通する分分については同一の符号を附し
てその詳細な説明を省略し、異なる部分について以下に
述べる。
第7図において、混合信号Cは、図示していない切り替
え部でチューナからの信号に代えて入力される。入力ス
イッチ14、入力スイッチ15ともにこの力を選択する。記
録時に使用したfV偏移回路27、識別信号発生回路25、一
致検出回路26は使用しない。識別信号検出部が追加され
る。検出信号は制御回路19に伝達される。書き込み許可
信号WEは、メモリ21へのディジタルデータの書き込み
(内容更新)を許可する制御信号であって、低レベルで
は書き込みを実行しない。なおWEは実在する信号である
必要はなく、実質的に同様の動作を指令する命令符号で
あってもよい。
再生時の動作(第8図、第9図) 次に、再生時の動作を説明する。
第8図に多重記録開始部分の再生動作例を示す。第5図
の記録信号(出力スイッチ18の出力)と同じ部分であ
る。
通常再生時は出力スイッチ18は1側であって、入力信号
をそのまま出力しつつ、メモリ21の書き込み/読み出し
も実行している。読み出し側の同期は図示しているよう
に入力ビデオ信号で行うと、メモリを使用する状態との
間の移行に際して、テレビ画面の安定性が良好となる。
第一の番組を再生中、多重記録部分が到来するとまず識
別信号が検出される。次のフィールドで検出されていな
いので、ビデオ信号を誤検出したのではなく、多重記録
の識別信号であったと認識する。この認識によって、再
生ビデオタイミング(2−6)からWEをフィールド毎に
反転させるとともに、出力スイッチ18を2側に固定す
る。WEの反転は、図示しているように識別信号が含まれ
ているフィールドで低レベルとする。識別信号検出結果
は続いて監視され、フィールドおきに検出されている間
は多重記録期間であると認識する。
上記動作によって、第二の番組がフィールドおきに多重
されているにもかかわらず、そのフィールドはメモリ21
に書き込まれないため、フィールドおきに書き込まれた
第一の番組のフィールドが二回づつ再生されることにな
る。要するに、第一の番組を通常記録された部分の再生
中に第二の番組の多重記録部分が到来しても、メモリ21
を使用する分離再生動作に移行するとともに、確実に第
一の番組を選択して再生し続けることができる。
第9図に分離再生する番組を切り替える方法を示す。上
記多重部分の開始点では説明したようにそれ以前の番組
が引き続いて再生されるべきであるが、多重部分中では
第二の番組を選択する(第一と第二とを自在に切り替え
る)操作を許容する。
方法は図示したように、書き込み許可信号WEの識別信号
を含むフィールドに対する位相を反転させるだけでよ
い。識別信号の認識によって再生信号のフィールド順
(先に記録開始した番組のフィールドと多重記録番組の
フィールド)も認識されているので、選択したい番組の
フィールド期間を書き込み許可とする。
分離再生中は、メモリ21を通過させるとともにフィール
ドおきにメモリ21に書き込んだ映像を2フィールドづつ
繰り返し読み出して出力することになり、早い動きのあ
る映像の見え方に多少のちらつきが感じられるなどの画
質劣化が認められる。しかし、従来一つの番組しか録画
できなかったために、同時に録画したいもう一つの番組
はあきらめるしかなかったことからすると、極めて有益
な録画装置となるのである。実質的にテープの記録時間
を2倍にする、あるいは2台のVTRとして機能すること
になる。
このようにして、ビデオテープ8に記録されていた混合
信号Cは出力スイッチ18により、第1のTV信号Aまたは
第2のTV信号Bのいずれか一方が選択出力(つまり、分
離)されて、信号処理回路2により表示装置(CRT)に
送られる。
音声信号の記録、再生 次に、音声信号の記録、再生について述べる。
テープヘッド4は、少なくとも二つの音声チャンネルを
持つことが必要である。VHSに代表される1/2インチカセ
ットVTRでは、FM(周波数変調)による音声記録(2チ
ャンネル)が従来の固定ヘッド(交流バイアス)記録チ
ャンネルに加えて設けられており、音質上から、本発明
での音声記録は上記FMチャンネルを使用する。
第1TVチューナ9、第2TVチューナ10の音声出力がモノラ
ル仕様であるときは、放送がステレオであれば(左+
右)、バイリンガルであれば主音声が、それぞれ出力さ
れる。従って多重記録中は第一の番組の音声を上記FM音
声の主チャンネルに、第二の番組の音声を右チャンネル
に、それぞれ記録しておき、再生時の映像選択と協調し
て音声チャンネルも選択出力する。
第1TVチューナ9、第2TVチューナ10の音声出力がステレ
オ/バイリンガル仕様のときは、チューナからの音声モ
ードの識別信号(モノラル/ステレオ/バイリンガル)
によって、チューナ音声出力であるL(主)、R
(副)、二つの信号から作る(L+R)、の三種類から
適当な信号を選択する。すなわちモノラル時は三つのう
ちどれかを、ステレオ時は(L+R)を、バイリンガル
時は主音声を、それぞれの番組側に割り当てられた音声
チャンネルに記録する。
再生時は、選択された番組側の音声チャンネルの再生信
号をL、R、双方の出力に供給される。
以上、本実施例によれば、一つの記録媒体に同時に受信
する二つのテレビ放送を単一の信号に合成して記録で
き、分離再生することができる。
識別信号によって、通常録画部分と多重録画部分とを識
別し、二つの番組を区別することができる。識別信号は
記録ビデオ信号自体に組み込んだので、テープヘッド4
とメモリ21とはビデオ信号だけで接続することができ
る。多重記録開始以前に識別信号の挿入を開始するので
検出/認識/メモリ制御が確実に実行できる。
通常録画部分から多重部分を続いて再生するとき、通常
部分の番組を選択分離するので多重部分であることを気
にせずに鑑賞できる。多重部分の再生中は任意に選択す
ることができる。
二つの番組の音声信号は、テープヘッド4の二つの音声
チャンネルにそれぞれ記録され、再生時の番組選択とと
もに音声も選択出力される。音声モードがステレオ時は
(L+R)を、バイリンガル時は主音声を選択して、上
記それぞれの音声チャンネルに記録するので、選択した
再生番組にあった音声が選択再生される。
変形態様 以上の実施例では、混合・分離回路11は単一回路で混
合、分離兼用で構成されているが、本発明の適用はこれ
に限らない。
例えば、第10図に示すように、混合回路11aのみを有す
るVTRでもよい。第11図に示すように、分離再生回路11b
のみを有する再生専用VTRでもよい。また、第12図に示
すように、混合回路11aと再生回路11bをそれぞれ個別に
設けたVTRでもよい。各部の構成はこれまでの説明から
理解しうるので説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上述べたように、請求項1〜4記載の発明によれば、
複数種類のTV信号を同時に記録、再生しうるVTRを提供
することができる。
請求項1記載の発明によれば、記録媒体には、第1の入
力記録信号と第2の入力記録信号がフィールド単位で交
互に記録されるとともに、いずれか一方の入力記録信号
には識別信号が重畳されて記録されるので、多重記録時
の制御を確実に行なうことができるとともに、記録画像
の劣化を最小限に押さえた多重記録を行なうことができ
る。
請求項2記載の発明によれば、記録画像の劣化を最小限
に押さえた多重記録を行なうことができるとともに、第
1記録信号の記録が終了した場合には、記憶回路を経由
して記録していた他方の入力切換信号を新たな第1記録
信号として記録することができるので、記憶回路である
メモリを介して記録を行なうことに起因する画質劣化を
防止することができ、より高品位な画像記録を行なえ
る。
請求項3記載の発明によれば、識別回路は、2つの再生
信号を識別する識別信号を記憶回路に出力する。
これにより記憶回路は、出力スイッチ回路は、制御回路
からの切換制御信号に基づいて再生ヘッドからの再生信
号と記憶回路から読出された再生信号とを再生信号の混
合/非混合状態に応じてフィールドを単位として選択的
に出力するので、再生信号が混合状態から非混合状態に
切り替わった場合、あるいは、非混合状態から混合状態
に切り替わった場合でもそれらに追従して確実な再生動
作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るVTRの概要構成図、 第2図は本発明に係る混合、分離の原理説明図、 第3図は飛び越し走査の説明図、 第4図は記録時の混合・分離回路のブロック図、 第5図、第6図は記録時の動作タイムチャート、 第7図は再生時の混合・分離回路のブロック図、 第8図、第9図は再生時の動作タイムチャート、 第10図、第11図、第12図は他の実施例を示すブロック
図、 第13図は従来のVTRの概要構成図、 第14図は従来のタイマ予約録画の説明図である。 2……信号処理回路 3……機構系 4……テープヘッド 5……操作回路 6……タイマ回路 7……システムコントローラ 8……ビデオテープ 9……第1TVチューナ 10……第2TVチューナ 11……混合・分離回路 14……入力スイッチ 15……入力スイッチ 16……出力回路 17……ビデオメモリ回路 18……出力スイッチ 19……制御回路 21……メモリ 26……一致検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力記録信号を記録媒体に記録するヘッド
    を備えた記録装置において、 第1の入力記録信号と第2の入力記録信号のうち少なく
    ともいずれか一方を記憶する書き換え可能な記憶回路
    と、 第1切換制御信号に基づいて、前記第1の入力記録信号
    と前記第2の入力記録信号のうちのいずれか一方の入力
    記録信号を第1記録信号として選択的に出力する第1切
    換回路と、 第2切換制御信号に基づいて、前記第1記録信号として
    選択された入力記録信号とは異なるとともに前記記憶回
    路から読み出された他方の入力記録信号と前記第1記録
    信号とを選択的に切換えて第2記録信号として前記記録
    ヘッドに出力する第2切換回路と、 前記他方の入力記録信号に当該入力記録信号が前記他方
    の入力記録信号であることを示すための識別信号を垂直
    ブランキング期間の有効水平期間中に挿入する識別信号
    挿入回路と、 前記第1記録信号に同期させて前記記憶回路から他方の
    入力記録信号の続出制御信号並びに前記第1切換回路及
    び前記第2切換回路を前記第1記録信号の各フィールド
    ごとに切換制御する前記第1切換制御信号及び前記第2
    切換制御信号を出力する制御回路と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】入力記録信号を記録媒体に記録するヘッド
    を備えた記録装置において、 第1の入力記録信号と第2の入力記録信号のうち少なく
    ともいずれか一方を記憶する書き換え可能な記憶回路
    と、 第1切換制御信号に基づいて、前記第1の入力記録信号
    と前記第2の入力記録信号のうちのいずれか一方の入力
    記録信号を第1記録信号として選択的に出力する第1切
    換回路と、 第2切換制御信号に基づいて、前記第1記録信号として
    選択された入力記録信号とは異なるとともに前記記憶回
    路から読み出された他方の入力記録信号と前記第1記録
    信号とを選択的に切換えて第2記録信号として前記記録
    ヘッドに出力する第2切換回路と、 前記第1記録信号に同期させて前記記憶回路から他方の
    入力記録信号の読出制御信号並びに前記第1切換回路及
    び前記第2切換回路を前記第1記録信号の各フィールド
    ごとに切換制御する前記第1切換制御信号及び前記第2
    切換制御信号を出力するとともに、前記第1記録信号の
    記録の終了を検出し、前記第1記録信号として他方の入
    力信号を選択するための前記第1切換制御信号を出力す
    る制御回路と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】記録媒体にフィールドごとに交互に記録さ
    れた2つの記録信号を再生すして再生信号を出力する再
    生ヘッドを備えた再生装置において、 2つの再生信号を識別する識別信号を出力する識別回路
    と、 外部からの指示及び前記識別信号に基づいて選択された
    いずれかの再生信号をフィールドおきに更新しつつ記憶
    する書き換え可能な記憶回路と、 切換制御信号に基づいて前記再生ヘッドからの再生信号
    と前記記憶回路から読出された再生信号と、を選択的に
    出力する出力スイッチ回路と、 前記再生信号に同期させて前記記憶回路への書込制御信
    号、前記記憶回路からの読出制御信号及び再生信号の混
    合/非混合状態に応じて前記フィールドを単位として前
    記出力スイッチ回路を切換制御する前記切換制御信号を
    出力する制御回路と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
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