JPH0779380B2 - 遠隔設置装置監視方式 - Google Patents

遠隔設置装置監視方式

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JPH0779380B2
JPH0779380B2 JP63205673A JP20567388A JPH0779380B2 JP H0779380 B2 JPH0779380 B2 JP H0779380B2 JP 63205673 A JP63205673 A JP 63205673A JP 20567388 A JP20567388 A JP 20567388A JP H0779380 B2 JPH0779380 B2 JP H0779380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディジタル交換システムにおける集線装置のプログラム
暴走や電源断などを監視するための遠隔設置装置監視方
式に関し、 重要障害の発生を同じ上位ネットワークに接続された他
の集線装置に通知し、その集線装置の通話路を経由して
上位ネットワーク側に送出することにより、上位ネット
ワーク側で直ちに障害発生を検知可能とすることを目的
とし、 上位装置の制御用プロセッサが、複数の下位装置の各々
の制御用プロセッサにプログラムをダウンロードするこ
とのできるシステムにおいて、前記上位装置制御用プロ
セッサ内に前記複数の下位装置のうちで1組とされる2
装置の下位装置組合せデータを記憶する装置組合せデー
タ記憶手段を有し、前記2装置の各々に接続され、自装
置の重要障害発生を監視し、該障害発生時に前記下位装
置制御用プロセッサの制御によりアラーム情報を相手装
置側に送るアラーム転送手段を有し、該2つのアラーム
転送手段の間に、前記自装置の前記アラーム情報を前記
相手装置側のアラーム転送手段及び前記相手装置を経由
して前記上位装置に送るための専用情報線を設けるよう
に構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、遠隔設置された装置の保守のための監視方法
に係り、さらに詳しくはディジタル交換システムにおけ
る集線装置のプログラム暴走や電源断などを監視するた
めの遠隔設置装置監視方式に関する。
電話交換システムにおいて、端末からの加入者回線を集
めるための集線装置には加入者回線制御用のラインプロ
セッサ(LPR)がある。このプロセッサは、以前はある
回線が発呼したことを上位のネットワーク側の呼処理用
のコールプロセッサ(CPR)に通知する程度の単純な機
能しか持たなかった。従ってそれに必要なプログラムも
ROMに格納され、プログラム変更時にはROM自体を取り替
える程度のものであった。故に集線装置の障害も純ハー
ド的なものが多く、CPR側からアラーム情報を定期的に
収集し、また無応答のときはハード障害として処理する
ことで、装置障害に充分対応が可能であった。
しかしながら最近の交換システムにおいては、システム
内のプロセッサの機能分化がすすんでおり、集線装置用
のラインプロセッサも、プロセッサ自体の小型化・高機
能化の進展につれて、大容量かつ高機能化し、従来はネ
ットワーク側の呼処理用プロセッサや、さらに上位の主
プロセッサ(MPR)の機能、例えば交換処理の一部をも
実行するようになってきた。このため、そのプログラム
もROMではなく書替可能の大容量メモリに格納され、そ
れを上位のプロセッサ(CPR,MPR)からダウンロードし
て書き替えることにより、機能変更に容易に対応するこ
とが可能となった。それと同時にプログラムのバグなど
によるシステムダウンのような重要障害が発生する危険
性も生じ、そのような重要障害を早期に発見するための
監視方式の実現が要望されている。その要望は遠隔設置
され、保守要員の派遣に時間を要する集線装置の場合に
は特に強く、ハード障害で装置の交換を行うケースかソ
フト障害ケースかの切分け、検証が重要となる。
〔従来の技術〕
上述のような集線装置に含む電話交換システムの構成例
を第4図に示す。同図において、集線装置(LC)1はネ
ットワークNW2(2a,2b,・・・)の比較的近距離に設置
されたものを、また遠隔設置集線装置(RLC)3はネッ
トワークNW2から遠いものを示す。
ここで集線装置とは、一般に呼びの集束機能だけを持つ
簡単な装置であり、いわゆる従局と局部的に離れて存在
し、加入数が比較的少ない場合に用いられる。そして従
局との基本的な違いは集線装置には自局内接続機能がな
く、すべての呼びは一度親局までゆき、自局内接続の場
合にも親局から再び折り返して接続される点にあった。
しかしながら、前述のように近年では集線装置制御用ラ
インプロセッサの高機能化に伴い、交換処理の一部もこ
のラインプロセッサにより実行されるようになってい
る。
集線装置(LC)1及び遠隔設置集線装置(RLC)3は、
一般にはそれぞれ複数台存在するが、第4図では簡単の
ため各1台のみを示した。LC1とRLC3の内部構成は基本
的に同一であり、多数の加入者端末4がそれぞれの加入
者回路5を経由して集線スイッチ6に接続されている。
RLC3はネットワークから遠距離に設置されるため、ディ
ジタルターミナル7を介してPCM伝送路8によりNW2aに
接続されている。
LC1及びRLC3の動作はそれぞれラインプロセッサ(LPR)
9により、またNW2a,2b,・・・の動作はそれぞれ呼処理
用プロセッサ(CPR)10a,10b,・・・により制御され、
さらにこれらのCPRは主プロセッサ(MPR)11によって制
御される。MPR11はこの電話交換システム全体を制御す
るものであり、これにはキーボード12、磁気テープ装置
13、ディスプレイ14、ファイルメモリ15などが接続され
ている。
第4図のような電話交換システムにおいて、例えばリン
ガアラームなどの一般障害は遠隔設置集線装置3から自
身の通話路を経由してネットワーク2a側に通知する方式
をとっていた。例えば、通信のラインカードに収容した
いアラーム信号をグランド信号で収容し、そのラインカ
ードには加入者データをグランドスタートラインとして
設定しておき、さらにそのカードをPCM伝送路8上で特
定のタイムスロットに挿入する。そしてネットワーク側
のCPR10aはこのカード内で発呼されたことを意識する
と、その発呼回線番号に応じて、あらかじめ登録されて
いるアラームテーブルを参照して、アラームメッセージ
を出力する。すなわち第4図で特定の加入者回線(SL
C)5をアラーム通知用に割り当てておき、このSLC5か
らの発呼として、一般障害がネットワーク側に通知さ
れ、ネットワーク側ではこの加入者回路の回路番号によ
ってあらかじめ保持しているアラームテーブルから障害
内容を知るという方式をとっっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のような監視方式では、自身の通話
路を障害通知に用いているため、電源断、プログラム暴
走によるシステムダウンなどの重要障害が発生した場合
には、それをネットワーク側に通知することが困難にな
るという問題点があった。
重要障害の発生を通知するために、自身の通話路以外の
特別の信号線と信号送出装置を設けることも可能ではあ
るが、遠隔設置されている集線装置に対して別線を張る
ことはコスト的にも問題がある。
本発明は、上述の問題点に鑑み、重要障害の発生を同じ
上位ネットワークに接続された他の集線装置に通知し、
その集線装置の通話路を経由して上位ネットワーク側に
送出することにより、上位ネットワーク側で直ちに障害
発生を検知可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図に本発明の原理ブロック図を示す。同図におい
て、複数の各下位装置18a,18b,・・・をそれぞれ制御す
るプロセッサ19a,19b,・・・には上位装置16の制御用プ
ロセッサ17から必要に応じてプログラムをダウンロード
することができ、プロセッサの機能変更に容易に対処で
きる。
第1図において複数の下位装置のうちの2装置18a,18b
が1組とされる。アラーム転送手段20a,20bはそれぞれ
1組とされた2装置18a,18bのうち一方に、すなわち20a
は18a,20bは18bに接続され、接続された自装置18a,18b
の重要障害、例えば電源断、プログラム暴走などを監視
し、重要障害発生時には下位装置制御用プロセッサ19a,
19bの制御により、アラーム情報を1組とされた相手装
置18b,18a側に送る。
専用情報線21a,21bは、自装置18a,18bのアラーム情報を
相手装置18b,18a側のアラーム転送手段20b,20aおよび相
手装置18b,18aを経由して上位装置16に送るために、2
つのアラーム転送手段20aと20bとの間に設けられる。
上位装置制御用プロセッサ17内の装置組合せデータ記憶
手段22は、プロセッサ17が下位装置18a,18bから送られ
たアラーム情報により、どの下位装置に重要障害が発生
したかを知るための装置組合せデータを記憶する。
なお、ここで複数の下位装置18a,18b,・・・のうちでど
の2装置を1組とするかは任意であり、例えば近距離に
ある2装置を1組とすると、専用情報線21a,21bは短
く、コスト的に有利となる。
〔作用〕
第1図において、1組とされた下位装置18a,18bのうち1
8aを自装置、18bを相手装置として本発明の作用を説明
する。自装置18aの電源断などの重要障害はアラーム転
送手段20aによって監視される。重要障害発生時にはア
ラーム情報を自装置18aから上位装置16に直接送ること
はできないので、その情報はアラーム転送手段20aから
専用情報線21aを経由して相手装置18b側のアラーム転送
手段20bに送られ、相手装置18bを介して上位装置16に送
られる。上位装置16の制御用プロセッサ17は、その内部
の装置組合せデータ記憶手段22の記憶内容により、アラ
ーム情報を送ってきた下位装置18bと1組となっている
障害発生下位装置18aを認識する。
以上のように、本発明によれば、重要障害の発生した下
位装置のアラーム情報を、その装置と組となっている他
の下位装置から上位装置に送ることができる。
〔実施例〕
電話交換システムにおける本発明の遠隔設置集線装置監
視方式実施例を第2図に示す。同図の構成は第4図の場
合と類似しているが、ともに複数台存在する集線装置
(LC)1と遠隔設置集線装置(RLC)3のうち、RLC3に
ついては説明の便宜上3a,3bの2台を示し、この2台のR
LC3a,3bを1組として実施例を説明する。
各遠隔設置集線装置3a,3bに対して、プログラム暴走、
電源断など自装置から直接上位のネットワーク2aに通知
できない重要障害発生を示すアラーム情報を、1組とさ
れた相手装置側に転送するためのアラーム転送装置(AL
EXT)23a,23bがある。アラーム転送装置23a,23bは相互
に専用回線24a,24bによって接続され、アラーム情報を
相互に転送することができる。
各アラーム転送装置23a,23bにそれぞれの遠隔設置集線
装置3a,3bの外部監視装置25a,25bからのアラーム情報
と、集線装置制御用ラインプロセッサ9a,9bからの制御
信号などが入力する。ここで、外部監視装置25a,25b
は、例えば疑似電話であり、常に発呼を繰り返して集線
スイッチ6a,6bを通してのシステム側の応答を監視す
る。プログラム暴走などが起こると応答が正常でなくな
り、それを検知してアラーム情報を出力する。アラーム
転送装置23a,23bの出力は特定の加入者回路5a,5bを経由
して集線スイッチ6a,6bに入力する。
ここでアラーム転送装置23a,23bの出力が入力される加
入者回路の回線番号は、ネットワーク2a側の呼処理用プ
ロセッサ(CPR)10a内のアラーム管理テーブル22により
管理されている。すなわち、この回線番号(L.N.)から
の発呼がネットワーク2a側で検出されると、呼処理用プ
ロセッサ10aはその番号(L.N.)により、1組となって
いる重要障害発生集線装置の番号と、その障害の内容を
示すアラームカテゴリーを認識する。
第2図において、例えば遠隔設置集線装置(RLC)3aの
プログラム暴走などの重要障害は外部監視回路25aによ
って監視される。そして重要障害が発生すると、アラー
ム情報がアラーム転送装置23aにより専用回線24aを経由
して相手装置側のアラーム転送装置23bに転送される。
このアラーム情報は相手装置3bの特定の加入者回線(SL
C)5bに収容され、従来のアラーム通知方式と同様に、
例えばグランド信号として発呼され、ネットワーク2a側
の呼処理用プロセッサ10aによりその回線の呼処理とし
て認識される。その特定回線がどの集線装置の重要障害
に対応するかはあらかじめ呼処理用プロセッサ10a内に
アラーム管理テーブル22として保持されているので呼処
理用プロセッサ10aは発呼した回線の番号により、どの
集線装置に重要障害が発生したかを容易に認識すること
ができる。重要障害としてプログラム暴走、電源断など
複数種のものがある場合には、障害の種別に対応して異
なる加入者回線を用いることにすると、遠隔設置集線装
置3a,3bとネットワーク2aとの間ではデータがPCM伝送さ
れるので、複数のタイムスロットを用いて障害情報を呼
処理用プロセッサ10a側で認識することができる。従っ
て遠隔設置された集線装置(RLC)3a,3bとネットワーク
2aとの間にPCM伝送路8以外の別線を設ける必要性は全
くない。
第3図に複数の遠隔設置集線装置にそれぞれ対応するア
ラーム転送装置の間の専用回線設置方式例を示す。同図
(a)においては、前述と同様に2台の転送装置26aと2
6b,26cと26dをそれぞれ1組として、各組に対して双方
向に専用回線が設置される。同図(b)においては、27
aの出力は27b,27bの出力は27c,27cの出力は27dと、隣の
転送装置にアラーム情報が順番に入力され、最後のアラ
ーム転送装置27dの出力が最初のアラーム転送装置27aに
入力される。(a),(b)どちらの方式を選択するか
は、集線装置の台数や相互間の距離などにより決定され
るが、(b)の方式ではアラーム情報が順番に入力され
るため、アラーム情報管理が容易となりソフトウェアも
簡単化されるという利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ある集線装置の
重要障害が他の集線装置からの情報として、障害発生後
直ちに上位のネットワーク側に障害内容が通知されるの
で、集線装置の機能追加などでプログラムを再ダウンロ
ードした時に発生するソフトバグなどの早期回復が可能
となり、装置交換が必要かハード障害時のみ保守員の手
を借りればよいなど保守上の利点が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理ブロック図、 第2図は、遠隔設置集線装置監視方式実施例図、 第3図(a),(b)は、アラーム転送装置間の専用回
線設置方式例を示す図、 第4図は、集線装置を含む電話交換システムの構成例を
示す図である。 2,2a……ネットワーク、3,3a,3b……遠隔設置集線装
置、5,5a,5b……加入者回路、9,9a,9b……ラインプロセ
ッサ、10a……呼処理用プロセッサ.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置(16)の制御用プロセッサ(17)
    が、複数の下位装置(18a,18b,・・・)の各々の制御用
    プロセッサ(19a,19b,・・・)にプログラムをダウンロ
    ードすることのできるシステムにおいて、 前記上位装置制御用プロセッサ(17)内に前記複数の下
    位装置(18a,18b,・・・)のうちで1組とされる2装置
    (18a,18b)の下位装置組合せデータを記憶する装置組
    合せデータ記憶手段(22)を有し、 前記2装置(18a,18b)に対してそれぞれその外部に設
    けられ、自装置(18a,18b)の重要障害をその自装置の
    外部から監視し、該障害発生時に前記下位装置制御用プ
    ロセッサ(19a,19b)の制御によりアラーム情報を相手
    装置(18a,18b)側に送るアラーム転送手段(20a,20b)
    を有し、 該2つのアラーム転送手段(20a,20b)の間に、前記自
    装置(18a,18b)の前記アラーム情報を前記相手装置(1
    8a,18b)側のアラーム転送手段(20a,20b)及び前記相
    手装置(18a,18b)を経由して前記上位装置(16)に送
    るための専用情報線(21a,21b)を設けたことを特徴と
    する遠隔設置装置監視方式。
JP63205673A 1988-08-20 1988-08-20 遠隔設置装置監視方式 Expired - Lifetime JPH0779380B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59214958A (ja) * 1983-05-23 1984-12-04 Hitachi Ltd 障害情報採集方式

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