JPH0779157B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0779157B2
JPH0779157B2 JP63220763A JP22076388A JPH0779157B2 JP H0779157 B2 JPH0779157 B2 JP H0779157B2 JP 63220763 A JP63220763 A JP 63220763A JP 22076388 A JP22076388 A JP 22076388A JP H0779157 B2 JPH0779157 B2 JP H0779157B2
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plate electrode
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semiconductor region
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置に関し、特に、フィールドプレー
ト電極を有する高耐圧半導体装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のフィールドプレート電極を有する高耐圧
半導体装置は、例えば、第4図に示す構造となってい
た。これは、高耐圧NPNトランジスタ素子の例であっ
て、低不純物濃度のN-半導体領域1をコレクタ領域と
し、この領域内に、Pベース領域2、N+エミッタ領域3
およびN+コレクタポケット領域4をイオン注入法や熱拡
散法等により形成したものであり、この構造にあって
は、コレクタ領域−ベース領域2間およびベース領域2
−エミッタ領域3間には第1のPN接合12及び第2のPN接
合13が形成されている。そして、それぞれの領域(ベー
ス領域、エミッタ領域、コレクタ領域)からは、絶縁保
護膜10を介してベース電極、エミッタ電極、コレクタ電
極7が引き出されている。
このような装置にあっては、第2のPN接合13に高電圧が
印加されることはないが、第1のPN接合12には高電圧が
印加される。そこで、高電圧が印加される第1のPN接合
12の基板表面露出部分を、このPN接合を構成する一方の
領域である第2の半導体領域と、第2の半導体領域と近
い電位に保持される第3の半導体領域とのそれぞれに接
続されたフィールドプレートと呼ばれる電極によって覆
い、PN接合の表面近傍での空乏層の曲がりを補正し、電
界集中を緩和する手段が講じられている。
第4図に示されたものにおいては、ベース電極とエミッ
タ電極とが、それぞれ、フィールドプレート電極構造を
持つベースフィールドプレート電極5とエミッタフィー
ルドプレート電極6とになっている。
なお、実際の素子構造にあっては、この外に、PN接合分
離や誘導体分離等の素子間分離手段が設けられている
が、説明を簡単にするため、この分離手段については、
図示およびその説明を省略する。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来のフィールドプレート構造においては、二
つの電極を分離する必要があるため、ベースフィールド
プレート電極5とエミッタフィールドプレート電極6と
の間にフィールドプレート間隙8が生ずるのは避けられ
ない。このフィールドプレート間隙8部分の半導体基板
表面は、両側のフィールドプレート電極の電位の影響を
受けてあたかもその部分にもフィールドプレート電極が
配置されているかのようにふるまうが、フィールドプレ
ート電極に完全に覆われている部分に比べて、電界集中
が起きやすく、又PN接合面が表面側に露出しているため
外部からの不純物汚染を受けやすく、半導体素子の耐圧
劣化を生じやすい。そのため、フィールドプレート間隙
を狭くする必要があるが、一般的には、フォトレジスト
プロセスの精度や、電極材のエッチング工程におけるサ
イドエッチ等を考慮すると、最小限10μm程度の間隙を
とる必要がある。従って、高電圧が印加されるPN接合の
表面近傍での電界分布が均一とはならず、電界集中等に
より耐圧劣化が生じやすい。
[問題点を解決するための手段] 本発明の半導体装置においては、高電圧が印加されるPN
接合の基板表面露出部分は、ベースフィールドプレート
電極とエミッタフィールドプレート電極とで大部分覆わ
れ、更に、二つのフィールドプレート電極上に絶縁膜を
介して、二つのフィールドプレート電極間の間隙を覆う
シールドプレートが設けられている。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明の第1実施例のNPNトランジスタの斜
視断面図である。同図において、第4図の従来例の部分
と同一の部分については、同一の番号が付せられている
ので、その部分についての説明は一部省略する。本実施
例のNPNトランジスタは、従来例と同様のベースフィー
ルドプレート電極5とエミッタフィールドプレート電極
6が設けられているが、本実施例のものにおいてはさら
に、ベースフィールドプレート電極5に接続されるシー
ルドプレート電極9が、層間絶縁膜11を介して設けられ
ている。シールドプレート電極9は、フィールドプレー
ト間隙8を完全に覆うように形成する。今、NPNトラン
ジスタのコレクタ電極7側に正、ベース電極5側に負と
なるような高電圧が印加されると第1のPN接合12では空
乏化が進み、その表面近傍では電界集中が起きるが、ベ
ースフィールドプレート電極5とベース電位とほゞ同電
位となるエミッタフィールドプレート電極6によりフィ
ールドプレート間隙8部を除いて電界緩和が働く。一
方、シールドプレート電極9は、ベースフィールドプレ
ート電極5に接続されているため、これと同電位であ
り、そして、ベースとエミッタの電極分離のために必要
となるフィールドプレート間隙8を覆っており、この間
隙部の電界を緩和する。さらに、2つのフィールドプレ
ート電極5、6とシールドプレート電極9とのよって、
PN接合の基板表面露出部分を完全に覆っているので、PN
接合は汚染からも保護されている。
次に、第2図を参照して本発明の第2実施例について説
明する。第2図(a)は、第2実施例を示す平面図であ
り、第2図(b)はそのII-II′線断面図である。この
実施例では、シールドプレート電極9は、ほぼエミッタ
フィールドプレート電極6と、2つのフィールドプレー
ト電極間の間隙とを合せた形状に形成され、そして、エ
ミッタフィールドプレート電極6に接続されている。エ
ミッタ領域3の電位はベース領域2のそれとほとんど差
がないことから、この実施例のものも、第1実施例のも
のと同様の効果を奏する。
第3図は、本発明の第3実施例の斜視断面図である。こ
の例ではシールドプレート電極9は、フィールドプレー
ト間隙8上を含む第1のPN接合の基板表面露出部分全部
を覆うように形成され、そして、この電極は、半導体集
積回路装置内で使用する最低電位に接続される。この実
施例ではシールドプレート電極の電位が常に最低電位で
ある為、フィールドプレート間隙が外部の電界の影響を
受けずにすみ、PN接合表面が安定化する。
なお、以上の実施例では、NPNトランジスタの例につい
て説明したが、本発明は、PNPトランジスタについて
も、また、PNPN素子としてのサイリスタのPゲートフィ
ールドプレート電極とカソードフィールドプレート電極
間の場合にも適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、2つのフィールドプレ
ート電極間の間隙を層間絶縁膜を介して設けたシールド
プレート電極で覆うことにより、高電圧が印加された時
のPN接合の基板表面部分での電界分布を均一化すること
ができ、半導体装置を高耐圧のものとすることがまた、
シールドプレート電極が第1のPN接合近傍上の内側部分
のみに形成されているため、この電極によるパンチスル
ー耐圧の劣化を防止することができる。さらに、PN接合
の基板表面露出部分を電極材料によって覆うことによ
り、不純物イオン、その他の外部汚染物質から半導体装
置を保護することができ、半導体装置の信頼性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の斜視断面図、第2図
(a)は、本発明の第2実施例の平面図、第2図(b)
は、第2図(a)のII-II′線断面図、第3図は、本発
明の第3実施例の斜視断面図、第4図は、従来例の斜視
断面図である。 1……N-半導体領域、2……Pベース領域、3……N+
ミッタ領域、4……N+コレクタポケット領域、5……ベ
ースフィールドプレート電極、6……エミッタフィール
ドプレート電極、7……コレクタ電極、8……フィール
ドプレート間隙、9……シールドプレート電極、11……
層間絶縁膜、12……第1のPN接合。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73 29/74 H01L 29/74 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の低不純物濃度の第1の半導体
    領域と、該第1の半導体領域内に形成された第2導電型
    の第2の半導体領域と、該第2の半導体領域内に形成さ
    れた第1導電型の第3の半導体領域と、前記第2の半導
    体領域に接続され、前記第1の半導体領域と前記第2の
    半導体領域とによって構成されるPN接合の基板表面露出
    部の一部上を覆う第1のフィールドプレート電極と、前
    記第3の半導体領域に接続され、前記PN接合の基板表面
    露出部の他の一部上を覆う第2のフィールドプレート電
    極とを具備する半導体装置において、前記第1のフィー
    ルドプレート電極と前記第2のフィールドプレート電極
    の上には、絶縁膜を介して、少なくとも前記第1、第2
    のフィールドプレート電極間の間隙上を覆い、かつ、前
    記PN接合近傍上からはみ出すことのない範囲内において
    前記PN接合上を覆うシールドプレート電極が形成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
JP63220763A 1988-09-03 1988-09-03 半導体装置 Expired - Fee Related JPH0779157B2 (ja)

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