JPH0779034A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents

磁気抵抗効果素子

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JPH0779034A
JPH0779034A JP5170081A JP17008193A JPH0779034A JP H0779034 A JPH0779034 A JP H0779034A JP 5170081 A JP5170081 A JP 5170081A JP 17008193 A JP17008193 A JP 17008193A JP H0779034 A JPH0779034 A JP H0779034A
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film layer
magnetic
magnetic thin
layer
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JP5170081A
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Hiroshi Sakakima
博 榊間
Mitsuo Satomi
三男 里見
Yasusuke Irie
庸介 入江
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F10/32Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属人工格子膜の特性を生かした構成によ
り、室温・微小動作磁界で大きな磁気抵抗効果を示す磁
気抵抗効果素子を得る。 【構成】 厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層1aと
厚さ5〜100Åの金属非磁性薄膜層2と厚さ5〜10
0Åの第2の磁性薄膜層1bと厚さ10〜100Åの反
強磁性層3を順次積層した構造を一つの構成要素とし
て、この構成要素間の磁気的結合を弱めるべく設けられ
た金属非磁性層4を介してこれら構成単位を複数回、望
ましくは3回以上積層して成る磁気抵抗効果素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気抵抗センサー、磁気
抵抗ヘッド等の磁気抵抗効果素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より磁気抵抗素子を用いた磁気抵抗
センサー、磁気抵抗ヘッド(以下MRヘッドという)の
開発が進められており、磁性体には主にNi0.8Fe0.2
のパーマロイやNi0.8Co0.2合金膜が用いられてい
る。これら磁気抵抗効果材料の場合は磁気抵抗変化率
(以下MR比と記す)が2.5%程度であり、より高感
度な磁気抵抗素子を得るためにはよりMR比の大きなも
のが求められている。近年Cr,Ru等の金属非磁性薄
膜を介して反強磁性的結合をしている[Fe/Cr],
[Co/Ru]人工格子膜で巨大磁気抵抗効果が得られ
ることが発見された(フィジカル・レヴュー・レター6
1 第2472項(1988年);同64 第2304
項(1990年)(Physical Review
LetterVol.61,p2472,1988;同
Vol.64,p2304,1990))。
【0003】又金属非磁性薄膜Cuで分離され磁気的結
合をしていない磁性薄膜Ni−FeとCoを用いた[N
i−Fe/Cu/Co]人工格子膜でも巨大磁気抵抗効
果が発見され、室温印加磁界3kOeでMR比が約10
%のものが得られている(ジャーナル・オブ・フィジカ
ル・ソサイアティー・オブ・ジャパン59 第3061
項(1990年)(Journal of Physi
cal Society of Japan Vol.
59,p3061,1990))。更にCuを介して反
強磁性的結合をしている磁性薄膜Ni−Fe−Co,C
oを用いた[Ni−Fe−Co/Cu/Co],[Ni
−Fe−Co/Cu]人工格子膜でも巨大磁気抵抗効果
が発見され、室温印加磁界0.5kOeでMR比が約1
5%のものが得られている(電子情報通信学会技術研究
報告 MR91−9)。
【0004】しかしながらこのような金属人工格子膜を
磁気ヘッドに使用するには更に印加磁界が小さくても動
作するものが求められている。微小印加磁界で動作する
ものとしては図2に示したようなFe−MnをNi−F
e/Cu/Ni−Feにつけたスピンバルブ型のものが
提案されている(ジャーナル・オブ・マグネティズム・
アンド・マグネティック・マテリアルズ93 第101
項(1991年)(Journal of Magne
tism and Magnetic Materia
ls 93,p101,1991))。この場合動作磁
界は確かに小さいもののMR比は約2%と小さい欠点が
ある。上記のようにNi−Fe(−Co)/Cuは巨大
磁気抵抗効果(以下GMRと呼ぶ)を示すので、Fe−
MnをMR比が15%の人工格子膜[Ni−Fe−Co
/Cu]等に直接つけて微小磁界動作でGMRを示す素
子を得ようとしても、この場合やはりMR比は2%程度
となってしまう問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来では不可
能であった微小磁界動作が可能でかつ大きなMR比を示
す新規な構成の高感度磁気抵抗素子を可能とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】磁気抵抗素子は図1に示
したように、基板5上に、厚さ5〜100Åの第1の磁
性薄膜層1aと、厚さ5〜100Åの金属非磁性薄膜層
2と、厚さ5〜100Åの第2の磁性薄膜層1bと、厚
さ10〜100Åの反強磁性層3とを順次積層した構造
を一つの構成要素として、この構成要素と構成要素間の
磁気的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層4より
なる構成単位を複数回、望ましくは3回以上積層して成
ることを特徴とするもので、この構成により微小磁界動
作でMR比が大きい磁気抵抗効果素子が可能となる。
【0007】特に反強磁性層3としてはFe−Mnが望
ましく、 ・第1の磁性薄膜層1a及び第2の磁性薄膜層1bは主
成分が (NiXCo1-XX'Fe1-X' (1) でX,X’はそれぞれ原子組成比で 0.6≦X≦1.0,0.7≦X’≦1.0 (2) で、金属非磁性薄膜層2及び金属非磁性層4はCu,A
g,Auのいずれかで、特にCuが好ましい。
【0008】又上記のもの以外では ・第1の磁性薄膜層1a及び第2の磁性薄膜層1bは主
成分が (CoYNi1-YZFe1-Z (3) でY,Zはそれぞれ原子組成比で 0.4≦Y≦1.0、0.8≦Z≦1.0 (4) で、金属非磁性薄膜層2及び金属非磁性層4はCu,A
g,AuのいずれかでCuが好ましい。
【0009】更に ・第1の磁性薄膜層1aと第2の磁性薄膜層1bはそれ
ぞれ主成分が異なる組み合わせの上記(1)もしくは
(3)より成るものでもよい。
【0010】ここに第1の磁性薄膜層1a、第2の磁性
薄膜層1bは磁歪が小さい磁性材料で、(2)式、
(4)式はこの条件を満足するのに必要な組成範囲であ
る。第1の磁性薄膜層1a、第2の磁性薄膜層1bとし
ては上記の様な3元系でなくともNi−FeやNi−C
o系等の2元系磁性薄膜層でもよい。
【0011】なお実際の素子として用いる場合、パター
ニング等の技術により主にこれらの膜面に垂直方向に電
流が流れるようにすれば更に大きな出力が得られる。
【0012】
【作用】第2の磁性薄膜層1bは反強磁性層3と磁気的
に結合して一方向異方性を示し、ある方向のスピン回転
が抑制される。これに対して第1の磁性薄膜層1aは金
属非磁性薄膜層2によって第2の磁性薄膜層1bと隔て
られているため微小磁界が印加された時第1の磁性薄膜
層1aのスピンは磁界方向に回転し、第2の磁性薄膜層
1bは上記の反強磁性層3との結合によりスピンの回転
が抑制され、両磁性層のスピンの向きが反平行となり磁
気抵抗が大きくなる。磁界がある程度大きくなれば両ス
ピンは平行となり磁気抵抗は低下するため磁気抵抗変化
が得られる。
【0013】このような[1a]/[2]/[1b]/
[3]といった積層膜を単に積層するだけではより大き
なMR効果は得られないが、これら構成要素間の磁気的
結合を金属非磁性層4で弱めた{[1a]/[2]/
[1b]/[3]}/[4]より成る構成単位を複数回
積層することにより微小磁界で動作するMR比の大きな
磁気抵抗効果素子が得られる([]内は各符号の膜を表
わす)。金属磁性層4により各要素間の磁気的結合が弱
まったか否かは素子のMR曲線より判断でき、弱まった
場合は微小磁界で反強磁性層3と接していない第1の磁
性薄膜層の磁化反転が生じ大きなMR効果が得られるの
に対し、そうでない場合は微小磁界で第1の磁性薄膜層
の磁化反転は起こらず大きなMR効果は得られない。
【0014】
【実施例】
(1)のNi−richのNi−Co−Fe系合金はそ
の組成比が(2)式を満足するとき磁歪が小さく軟磁性
を示す。その代表的なものはNi0.8Co0.1Fe0.1
Ni0.8Fe0.2,Ni0.8Co0.2等である。又更に軟磁
性を改良したり耐摩耗性及び耐食性を改良するために
(1)の組成にNb,Mo,Cr,W,Ru等を添加し
ても良い。一方(3)を満足するCo−richのCo
−Ni−Fe系合金は(4)式を満足するときやはり低
磁歪となる。その代表的なものはCo0.9Fe0.1等であ
る。これら磁性薄膜層は組成によっては異なるが一般的
にはその厚さが5Å未満ではキュリー温度の低下により
室温での磁化の低下等が問題となり、又実用上磁気抵抗
素子は全膜厚が数百Åで用いられるため、本発明のよう
に積層効果を利用するには各磁性薄膜層を100Å以下
にする必要があり、従来材料のMR特性を大幅に上回る
には20〜40Åにすることが望ましい。
【0015】第1の磁性薄膜層1a、第2の磁性薄膜層
1bは低磁歪の膜であることが必要である。これは実用
上弱磁界で動作することが必要なのと、MRヘッド等に
用いた場合磁歪が大きいとノイズの原因になるためであ
る。この条件を満足するものには上記(1)、(2)式
で示されるNi−richのNi−Fe−Co系膜があ
る。又これとは異なる上記(3)、(4)式で示される
低磁歪のCo−richのCo−Ni−Fe膜を用いて
も良いし、これと上記の(1)、(2)式の磁性薄膜層
とを組み合わせて用いても良い。
【0016】これらの第1の磁性薄膜層1a、第2の磁
性薄膜層1bとの間に介在させる金属薄膜層2は上記
(1)から(4)で示された組成の磁性薄膜層との界面
での反応が少なく、かつ非磁性であることが必要で、C
u,Ag,Au等が適しており、特にMR特性的にはC
uが望ましい。金属非磁性薄膜層2の厚さが100Åよ
り厚くなると素子全体のMR比が低下し、又金属非磁性
薄膜層2が無い場合や厚さが5Å未満となると第1の磁
性薄膜層1a、第2の磁性薄膜層1bとが互いに強磁性
的に結合してしまい大きな磁気抵抗効果は得られない。
又従来材料のMR特性を大幅に上回るには5〜30Åで
あることが望ましい。
【0017】反強磁性層3との磁気的絶縁を目的とする
金属非磁性層4は通常5〜10Å程度で磁気的結合を弱
めることが可能であるが、膜の平坦性等によってこの値
は異なる。又膜厚の上限は上記金属非磁性薄膜層2同様
の理由で膜厚は100Å以下であることが必要で、MR
特性の観点からは金属非磁性薄膜層と同様5〜30Åで
あることが望ましい。
【0018】反強磁性層3も上記と同様の理由で厚さが
やはり100Å以下であることが必要で、磁性層1bと
磁気的に結合して十分な一方向異方性を出すには膜厚が
通常10Å以上必要であり、MR特性の観点からは10
〜60Åであることが望ましい。
【0019】以下具体的な実施例により本発明の効果の
説明を行う。 (実施例1)多元スパッタ装置を用いて以下に示した構
成の磁気抵抗素子をガラス基板上に作製した。 A’:Ni−Co−Fe(30)/Cu(20)/Co
−Fe(30)/Fe−Mn(50) (( )内は厚さ(Å)を表わす)なおターゲットには
それぞれ直径80mmの Ni0.8Co0.1Fe0.1(第1
の磁性層1a),Cu(非磁性金属層2),Co0.9
0.1(第2の磁性層1b),Fe50Mn50(反強磁性
層3)を用い、各膜厚はシャッターにより制御した。得
られた膜のMR特性を室温、印加磁界100Oeで測定
したところMR比は2%でMR変化が生じる磁界幅は5
Oeあった。
【0020】次にA’を5回積層して積層膜を作製して
作製した A’’:[A’]5 のMR特性を測定したところMR比は1%以下であっ
た。
【0021】そこでこの構成要素A’間の磁気的結合を
弱めるべく、各A’間にCu層を挿入して5回積層し A:[A’/Cu(30)]5 を作製してそのMR特性を測定したところMR比が10
%で、かつMR比が変化する磁界幅が3Oeのものが得
られた。なお上記の実験でCu層の厚さを50,100
ÅにするとMR比はそれぞれ5%、3%に低下し、磁性
層の厚さを10,50ÅにするとMR比はそれぞれ4
%、5%に低下した。又反強磁性層の厚さを70Åにす
るとMR比は5%に低下した。
【0022】(実施例2)実施例1と同様にターゲット
に直径80mmのFe50Mn50(反強磁性層3),Ni
0.8Co0.05Fe0.15(磁性層1a、1b),Ni0.8
0.2(磁性層1a、1b),Cu(非磁性金属層2、
4)を用いて B:[{Ni−Co−Fe(20)/Cu(20)/N
i−Co−Fe(20)/Fe−Mn(50)}/Cu
(40)]3 C:[{Ni−Co(40)/Cu(20)/Ni−C
o(40)/Fe−Mn(50)}/Cu(20)]4 (( )内は厚さ(Å)を表わす)を作製してそのMR
特性を測定したところMR比がそれぞれ6%、8%で、
MR変化に要する磁界幅はそれぞれ2Oe,10Oeで
あった。
【0023】(実施例3)実施例1と同様にターゲット
に直径80mmの Ni0.8Fe0.15Co0.05(第1の磁
性層1a),Cu(非磁性金属層2、4),Co0.9
0.1(第2の磁性層1b),Fe50Mn50(反強磁性
層3)を用いて D:[{Ni−Fe−Co(20)/Cu(10)/C
o−Fe(20)/Fe−Mn(50)}/Cu(1
0)]N (( )内は厚さ(Å)を表わす)を作製し、そのMR
特性の積層回数(N)依存性を調べた。結果を(表1)
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】(表1)より積層回数は3回以上であるこ
とが望ましいことがわかった。 (実施例4)図3に示したように基板36上に、Au−
Crより成る電流端子31を付けた後、実施例1と同様
に構成単位34:[{Ni−Co−Fe(30)/Cu
(20)/Co−Fe(30)/Fe−Mn(50)}
/Cu(30)]を5回積層し磁気抵抗効果素子部35
を作製し、図に示したようにこれをパターニングして二
分し、更に膜表面に電流端子部32、33を形成して主
に膜面に垂直方向に電流が流れるような磁気抵抗効果素
子とした。このMR特性を測定したところMR比が20
%でMR比の変化に要する磁界幅が3Oeのものが得ら
れた。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は金属人工格
子膜の特性を生かした構成により、室温・微小動作磁界
で大きな磁気抵抗効果を示す磁気抵抗素子を可能とする
もので高感度MRヘッド等への応用に適したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気抵抗効果素子の代表的構成図
【図2】従来のスピンバルブと呼ばれる磁気抵抗効果素
子の一例を示す図
【図3】本発明の主に膜面に垂直に電流を流す磁気抵抗
効果素子の一例を示す図
【符号の説明】
1a 第1の磁性薄膜層 1b 第2の磁性薄膜層 2 金属非磁性薄膜層 3 反強磁性層 4 金属非磁性層 5、24、36 基板 21 Fe−Mn 22 Ni−Fe 23 Cu 31、32、33 電流端子 34 磁気抵抗効果素子の構成単位 35 磁気抵抗効果素子部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚
    さ5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Å
    の第2の磁性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層
    とを順次積層した構造を一つの構成要素として、この構
    成要素間の磁気的結合を弱めるべく設けられた金属非磁
    性層を介して複数個積層して成ることを特徴とする磁気
    抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚
    さ5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Å
    の第2の磁性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層
    とを順次積層した構造を一つの構成要素として、この構
    成要素間の磁気的結合を弱めるべく設けられた金属非磁
    性層を介して、これら構成単位を3回以上積層して成る
    ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】第1及び第2の磁性薄膜層の厚さが20〜
    40Å、金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層の厚さが5
    〜30Å、反強磁性層の厚さが10〜60Åであること
    を特徴とする請求項1または2記載の磁気抵抗効果素
    子。
  4. 【請求項4】第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄膜層が
    (NiXCo1-XX'Fe1-X'を主成分とし、Xは0.6
    〜1.0、X’は0.7〜1.0であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  5. 【請求項5】第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄膜層が
    (CoYNi1-YZFe1-Zを主成分し、Yは0.4〜
    1.0、Zは0.8〜1.0であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 【請求項6】第1の磁性薄膜層が(NiXCo1-XX'
    1-X'のとき第2の磁性薄膜層は(CoYNi1-YZ
    1-Zを主成分とし、第1の磁性薄膜層が(Co YNi
    1-YZFe1-Zのとき第2の磁性薄膜層は(NiXCo
    1-XX'Fe1-X'を主成分とし、Xは0.6〜1.0、
    X’は0.7〜1.0、Yは0.4〜1.0、Zは0.
    8〜1.0であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の磁気抵抗効果素子。
  7. 【請求項7】金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層がC
    u,Ag,Auのいずれかであることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  8. 【請求項8】金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層がCu
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子。
  9. 【請求項9】反強磁性層がFe−Mn合金膜であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の磁気抵抗
    効果素子。
  10. 【請求項10】主に膜の垂直方向に電流が流れるように
    構成された磁気抵抗素子部を有することを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
JP5170081A 1993-04-13 1993-07-09 磁気抵抗効果素子 Pending JPH0779034A (ja)

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JP5170081A JPH0779034A (ja) 1993-04-13 1993-07-09 磁気抵抗効果素子
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Application Number Priority Date Filing Date Title
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JP5-138198 1993-06-10
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