JPH077883B2 - プッシュプル増幅器 - Google Patents
プッシュプル増幅器Info
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- JPH077883B2 JPH077883B2 JP17830089A JP17830089A JPH077883B2 JP H077883 B2 JPH077883 B2 JP H077883B2 JP 17830089 A JP17830089 A JP 17830089A JP 17830089 A JP17830089 A JP 17830089A JP H077883 B2 JPH077883 B2 JP H077883B2
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- Japan
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- terminal
- terminals
- hybrid coupler
- signal
- amplified signal
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Description
【発明の詳細な説明】 [概要] マイクロ波送信機の電力増幅部などに使用されるプッシ
ュプル増幅器に関し、 広帯域のマイクロ波送信機などに適用できるようにする
ことを目的とし、 第1の端子を被増幅信号入力端子に接続すると共に第2
の端子を無反射終端して、第3及び第4の端子にそれぞ
れ互いに180゜の位相差にある信号を得るようになされ
た中点アース端子を有しない第1の180゜ハイブリッド
・カプラと、該第1の180゜ハイブリッド・カプラの前
記第3及び第4の端子にそれぞれその入力端子を接続さ
れた第1及び第2の増幅器と、該第1及び第2の増幅器
の出力端子にそれぞれその入力端子を接続された第1及
び第2の両端接地型帯域フィルタと、第1及び第2の端
子をそれぞれ前記第1及び第2の両端接地型帯域フィル
タの出力端子に接続すると共に第3の端子を無反射終端
して、第4の端子に前記被増幅信号を増幅した増幅信号
を得るようになされた中点アース端子を有しない第2の
180゜ハイブリッド・カプラとを設けて構成する。
ュプル増幅器に関し、 広帯域のマイクロ波送信機などに適用できるようにする
ことを目的とし、 第1の端子を被増幅信号入力端子に接続すると共に第2
の端子を無反射終端して、第3及び第4の端子にそれぞ
れ互いに180゜の位相差にある信号を得るようになされ
た中点アース端子を有しない第1の180゜ハイブリッド
・カプラと、該第1の180゜ハイブリッド・カプラの前
記第3及び第4の端子にそれぞれその入力端子を接続さ
れた第1及び第2の増幅器と、該第1及び第2の増幅器
の出力端子にそれぞれその入力端子を接続された第1及
び第2の両端接地型帯域フィルタと、第1及び第2の端
子をそれぞれ前記第1及び第2の両端接地型帯域フィル
タの出力端子に接続すると共に第3の端子を無反射終端
して、第4の端子に前記被増幅信号を増幅した増幅信号
を得るようになされた中点アース端子を有しない第2の
180゜ハイブリッド・カプラとを設けて構成する。
[産業上の利用分野] 本発明はマイクロ波送信機の電力増幅部などに使用され
るプッシュプル増幅器に関する。
るプッシュプル増幅器に関する。
一般に、この種、プッシュプル増幅器においては、信号
分配用及び信号合成用の位相反転器として、それぞれ18
0゜ハイブリッド・カプラが使用される。特に、信号合
成用の180゜ハイブリッド・カプラとしては、被増幅信
号の正側を増幅する増幅器及び負側を増幅する増幅器の
出力信号にそれぞれ含まれる第2次高調波成分をこの信
号合成用の180゜ハイブリッド・カプラにおいて打ち消
すようにするため、中点アース端子を有する180゜ハイ
ブリッド・カプラが必要とされる。
分配用及び信号合成用の位相反転器として、それぞれ18
0゜ハイブリッド・カプラが使用される。特に、信号合
成用の180゜ハイブリッド・カプラとしては、被増幅信
号の正側を増幅する増幅器及び負側を増幅する増幅器の
出力信号にそれぞれ含まれる第2次高調波成分をこの信
号合成用の180゜ハイブリッド・カプラにおいて打ち消
すようにするため、中点アース端子を有する180゜ハイ
ブリッド・カプラが必要とされる。
[従来の技術] 従来、かかるプッシュプル増幅器として第7図及び第8
図にそれぞれの回路図及び等価回路図を示すようなもの
が提案されている。
図にそれぞれの回路図及び等価回路図を示すようなもの
が提案されている。
このプッシュプル増幅器は、被増幅信号SIが供給される
被増幅信号入力端子1を信号分配用の180゜ハイブリッ
ド・カプラ2の端子31に接続し、この180゜ハイブリッ
ド・カプラ2の端子32及び33をそれぞれ増幅器4及び5
の入力端子に接続し、これら増幅器4及び5の出力端子
をそれぞれ信号合成用の180゜ハイブリッド・カプラ6
の端子73及び72に接続し、この180゜ハイブリッド・カ
プラ6の端子71を増幅信号出力端子8に接続して構成さ
れている。
被増幅信号入力端子1を信号分配用の180゜ハイブリッ
ド・カプラ2の端子31に接続し、この180゜ハイブリッ
ド・カプラ2の端子32及び33をそれぞれ増幅器4及び5
の入力端子に接続し、これら増幅器4及び5の出力端子
をそれぞれ信号合成用の180゜ハイブリッド・カプラ6
の端子73及び72に接続し、この180゜ハイブリッド・カ
プラ6の端子71を増幅信号出力端子8に接続して構成さ
れている。
ここに、信号分配用の180゜ハイブリッド・カプラ2
は、誘電体基板上に線路9及び10をリング状に組み合わ
せて設け、その一部をλ/4平行結合線路とし、線路9の
一端及び線路10の一端をそれぞれ接地するとともに、端
子34を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端器11に接続
し、端子31に供給される被増幅信号SIを端子32及び33に
分配し、これら端子32及び33にそれぞれ位相差0゜の被
増幅信号Sa及び位相差180゜の被増幅信号Sbを出力でき
るように構成されている。
は、誘電体基板上に線路9及び10をリング状に組み合わ
せて設け、その一部をλ/4平行結合線路とし、線路9の
一端及び線路10の一端をそれぞれ接地するとともに、端
子34を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端器11に接続
し、端子31に供給される被増幅信号SIを端子32及び33に
分配し、これら端子32及び33にそれぞれ位相差0゜の被
増幅信号Sa及び位相差180゜の被増幅信号Sbを出力でき
るように構成されている。
なお、この180゜ハイブリッド・カプラ2においては、
端子31、33間の結合線路部分が実質上、中点アース端子
を形成することになる。
端子31、33間の結合線路部分が実質上、中点アース端子
を形成することになる。
また、増幅器4及び5は、AB2級ないしB級動作を行う
ように構成され、その出力端子にそれぞれ被増幅信号Sa
及びSbの正側を増幅してなる信号SA及び信号SBを出力す
るようにされている。
ように構成され、その出力端子にそれぞれ被増幅信号Sa
及びSbの正側を増幅してなる信号SA及び信号SBを出力す
るようにされている。
また、信号合成用の180゜ハイブリッド・カプラ6は信
号分配用の180゜ハイブリッド・カプラ2と同一構造の
ハイブリッド・カプラであり、その線路12、13、端子
71、72、73、74及び無反射終端器14は、それぞれ180゜
ハイブリッド・カプラ2の線路9、10、端子31、32、
33、34及び無反射終端器11に対応している。かかる180
゜ハイブリッド・カプラ6においては、端子73及び72に
供給される信号SA及びSBが合成され、端子71に被増幅信
号SIを増幅してなる増幅信号S0が得られる。
号分配用の180゜ハイブリッド・カプラ2と同一構造の
ハイブリッド・カプラであり、その線路12、13、端子
71、72、73、74及び無反射終端器14は、それぞれ180゜
ハイブリッド・カプラ2の線路9、10、端子31、32、
33、34及び無反射終端器11に対応している。かかる180
゜ハイブリッド・カプラ6においては、端子73及び72に
供給される信号SA及びSBが合成され、端子71に被増幅信
号SIを増幅してなる増幅信号S0が得られる。
なお、この180゜ハイブリッド・カプラ6においても、
端子71、73間の結合線路部分が実質上、中点アース端子
を形成することになる。このため、増幅器4及び5から
出力される信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分
は、この中点アース端子において打ち消されてしまう。
端子71、73間の結合線路部分が実質上、中点アース端子
を形成することになる。このため、増幅器4及び5から
出力される信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分
は、この中点アース端子において打ち消されてしまう。
したがって、このプッシュプル増幅器によれば、増幅信
号出力端子8に第2次高調波成分を含まない増幅信号S0
を得ることができる。
号出力端子8に第2次高調波成分を含まない増幅信号S0
を得ることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、180゜ハイブリッド・カプラ2及び6
は、その帯域がきわめて狭く、中心周波数f0に対してf0
±0.2f0とされている。このため、かかる従来のプッシ
ュプル増幅器は、その帯域を狭くしており、広帯域が要
求されるマイクロ波送信機などには使用することができ
ないという問題点があった。
は、その帯域がきわめて狭く、中心周波数f0に対してf0
±0.2f0とされている。このため、かかる従来のプッシ
ュプル増幅器は、その帯域を狭くしており、広帯域が要
求されるマイクロ波送信機などには使用することができ
ないという問題点があった。
そこで、この場合、180゜ハイブリッド・カプラ2及び
6の代わりに、いわゆる180゜クロスオーバ・ハイブリ
ッド・カプラ(180゜CROSSOVER HYBRID COUPLER)な
ど、広帯域特性を有するハイブリッド・カプラを使用す
ることにより、この問題点を解消し、プッシュプル増幅
器の広帯域化を図ることが考えられる。
6の代わりに、いわゆる180゜クロスオーバ・ハイブリ
ッド・カプラ(180゜CROSSOVER HYBRID COUPLER)な
ど、広帯域特性を有するハイブリッド・カプラを使用す
ることにより、この問題点を解消し、プッシュプル増幅
器の広帯域化を図ることが考えられる。
しかしながら、かかる広帯域特性を有するハイブリッド
・カプラは実質上、中点アース端子を有しておらず、こ
れをこのまま使用する場合には、増幅器4及び5の出力
信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分を打ち消すこ
とができないという問題点があった。
・カプラは実質上、中点アース端子を有しておらず、こ
れをこのまま使用する場合には、増幅器4及び5の出力
信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分を打ち消すこ
とができないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、増幅信号に第2次高調波成
分を含まないようにすると共に、その広帯域化を図り、
広帯域のマイクロ波送信機などに適用できるようにした
プッシュプル増幅器を提供することを目的とする。
分を含まないようにすると共に、その広帯域化を図り、
広帯域のマイクロ波送信機などに適用できるようにした
プッシュプル増幅器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図及び第2図はそれぞれ本発明のプッシュプル増幅
器を示す原理ブロック図及び原理等価回路図である。
器を示す原理ブロック図及び原理等価回路図である。
図中、20は被増幅信号SIが供給される被増幅信号入力端
子、21は中点アース端子を有しない第1の180゜ハイブ
リッド・カプラ、22は第1の増幅器、23は第2の増幅
器、24は第1の両端接地型帯域フィルタ、25は第2の両
端接地型帯域フィルタ、26は中点アース端子を有しない
第2の180゜ハイブリッド・カプラ、27は増幅信号出力
端子である。
子、21は中点アース端子を有しない第1の180゜ハイブ
リッド・カプラ、22は第1の増幅器、23は第2の増幅
器、24は第1の両端接地型帯域フィルタ、25は第2の両
端接地型帯域フィルタ、26は中点アース端子を有しない
第2の180゜ハイブリッド・カプラ、27は増幅信号出力
端子である。
ここに、中点アース端子を有しない第1の180゜ハイブ
リッド・カプラ21は、第1、第2、第3及び第4の端子
281、282、283及び284を有し、第1の端子281を被増幅
信号入力端子20に接続すると共に第2の端子282を無反
射終端して、第1の端子281に供給される被増幅信号SI
を第3及び第4の端子283及び284に分配し、これら第3
及び第4の端子283及び284にそれぞれ互いに180゜の位
相差にある信号Sa及びSbを得るように構成されており、
第3及び第4の端子283及び284は、それぞれ第1及び第
2の増幅器22及び23の入力端子に接続されている。な
お、29は無反射終端器を示している。
リッド・カプラ21は、第1、第2、第3及び第4の端子
281、282、283及び284を有し、第1の端子281を被増幅
信号入力端子20に接続すると共に第2の端子282を無反
射終端して、第1の端子281に供給される被増幅信号SI
を第3及び第4の端子283及び284に分配し、これら第3
及び第4の端子283及び284にそれぞれ互いに180゜の位
相差にある信号Sa及びSbを得るように構成されており、
第3及び第4の端子283及び284は、それぞれ第1及び第
2の増幅器22及び23の入力端子に接続されている。な
お、29は無反射終端器を示している。
また、第1及び第2の増幅器22及び23は、例えばAB2級
ないしB級動作を行うようにされており、それぞれの出
力端子に信号Sa及びSbの正側を増幅してなる信号SA及び
SBを出力するようにされている。なお、これら第1及び
第2の増幅器22及び23の出力端子は、それぞれ第1の両
端接地型帯域フィルタ24及び第2の両端接地型帯域フィ
ルタ25の入力端子に接続されている。
ないしB級動作を行うようにされており、それぞれの出
力端子に信号Sa及びSbの正側を増幅してなる信号SA及び
SBを出力するようにされている。なお、これら第1及び
第2の増幅器22及び23の出力端子は、それぞれ第1の両
端接地型帯域フィルタ24及び第2の両端接地型帯域フィ
ルタ25の入力端子に接続されている。
また、中点アース端子を有しない第2の180゜ハイブリ
ッド・カプラ26は、第1、第2、第3及び第4の端子30
1、302、303及び304を有し、第1及び第2の端子301及
び302をそれぞれ第1及び第2の両端接地型帯域フィル
タ24及び25の出力端子に接続すると共に第3の端子303
を無反射終端して、第4の端子304に被増幅信号SIを増
幅した増幅信号S0を出力するように構成されており、こ
の第4の端子304は、増幅信号出力端子27に接続されて
いる。なお、31は無反射終端器を示している。
ッド・カプラ26は、第1、第2、第3及び第4の端子30
1、302、303及び304を有し、第1及び第2の端子301及
び302をそれぞれ第1及び第2の両端接地型帯域フィル
タ24及び25の出力端子に接続すると共に第3の端子303
を無反射終端して、第4の端子304に被増幅信号SIを増
幅した増幅信号S0を出力するように構成されており、こ
の第4の端子304は、増幅信号出力端子27に接続されて
いる。なお、31は無反射終端器を示している。
ここで、中点アース端子とは、独立して存在する中点ア
ース端子のほか、等価的にみなされる中点アース端子を
含む概念である。
ース端子のほか、等価的にみなされる中点アース端子を
含む概念である。
[作用] 本発明においては、第1及び第2の増幅器22及び23の出
力信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分は、第1及
び第2の両端接地型帯域フィルタ24及び25の接地端を通
じて打ち消し合うことになる。即ち、本発明において
は、第1及び第2の両端接地型帯域フィルタ24及び25
と、中点アース端子を有しない第2の180゜ハイブリッ
ド・カプラ26とで、第2図に示すように、等価的に中点
アース端子32を有する信号合成用の位相反転器33が構成
されることになる。
力信号SA及びSBに含まれる第2次高調波成分は、第1及
び第2の両端接地型帯域フィルタ24及び25の接地端を通
じて打ち消し合うことになる。即ち、本発明において
は、第1及び第2の両端接地型帯域フィルタ24及び25
と、中点アース端子を有しない第2の180゜ハイブリッ
ド・カプラ26とで、第2図に示すように、等価的に中点
アース端子32を有する信号合成用の位相反転器33が構成
されることになる。
また、中点アース端子を有しない第1及び第2の180゜
ハイブリッド・カプラ21及び26は、広帯域特性を有して
いるので、本発明のプッシュプル増幅器は、広帯域特性
を示すことになる。
ハイブリッド・カプラ21及び26は、広帯域特性を有して
いるので、本発明のプッシュプル増幅器は、広帯域特性
を示すことになる。
したがって、本発明によれば、増幅信号S0に第2次高調
波成分を含まないようにすると共に、その広帯域化を図
ることができる。
波成分を含まないようにすると共に、その広帯域化を図
ることができる。
[実施例] 以下、第3図及び第4図を参照して、本発明の一実施例
につき説明する。
につき説明する。
第3図及び第4図はそれぞれ本発明の一実施例を示す回
路図及び等価回路図であり、図中、40は被増幅信号SIが
供給される被増幅信号入力端子、41は信号分配用の180
゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ、42及び43はそ
れぞれ増幅器、44及び45はそれぞれ90゜クロスオーバ・
ハイブリッド・カプラ(90゜CROSSOVER HYBRID COUPLE
R)、46は信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッ
ド・カプラ、47は増幅信号出力端子である。
路図及び等価回路図であり、図中、40は被増幅信号SIが
供給される被増幅信号入力端子、41は信号分配用の180
゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ、42及び43はそ
れぞれ増幅器、44及び45はそれぞれ90゜クロスオーバ・
ハイブリッド・カプラ(90゜CROSSOVER HYBRID COUPLE
R)、46は信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッ
ド・カプラ、47は増幅信号出力端子である。
ここに、被増幅信号入力端子40は、信号分配用の180゜
クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ41のインプット・
ポート(INPUT PORT)481に接続されている。
クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ41のインプット・
ポート(INPUT PORT)481に接続されている。
また、この信号分配用の180゜クロスオーバ・ハイブリ
ッド・カプラ41は、そのアイソレイテッド・ポート(IS
OLATED PORT)482を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端
器49に接続され、そのカップルド・ポート(COUPLED PO
RT)483及びメインライン・ポート(MAINLINE PORT)48
4をそれぞれ増幅器42及び43の入力端子に接続されてい
る。なお、これら増幅器42及び43は、AB2級ないしB級
動作を行うように構成されている。
ッド・カプラ41は、そのアイソレイテッド・ポート(IS
OLATED PORT)482を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端
器49に接続され、そのカップルド・ポート(COUPLED PO
RT)483及びメインライン・ポート(MAINLINE PORT)48
4をそれぞれ増幅器42及び43の入力端子に接続されてい
る。なお、これら増幅器42及び43は、AB2級ないしB級
動作を行うように構成されている。
また、これら増幅器42及び43の出力端子は、それぞれ90
゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45のイン
プット・ポート(INPUT PORTS)501及び511に接続され
ている。
゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45のイン
プット・ポート(INPUT PORTS)501及び511に接続され
ている。
また、90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44は、
そのカップルド・ポート503及びメインライン・ポート5
04をそれぞれ接地され、両端接地型の帯域フィルタとし
て構成されている。なお、そのアイソレイテッド・ポー
ト502は信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッド
・カプラ46のメインライン・ポート524に接続されてい
る。
そのカップルド・ポート503及びメインライン・ポート5
04をそれぞれ接地され、両端接地型の帯域フィルタとし
て構成されている。なお、そのアイソレイテッド・ポー
ト502は信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッド
・カプラ46のメインライン・ポート524に接続されてい
る。
また、90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ45も、
そのカップルド・ポート513及びメインライン・ポート5
14を接地され、両端接地型の帯域フィルタとして構成さ
れている。なお、そのアイソレイテッド・ポート512は
信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラ46のカップルド・ポート523に接続されている。
そのカップルド・ポート513及びメインライン・ポート5
14を接地され、両端接地型の帯域フィルタとして構成さ
れている。なお、そのアイソレイテッド・ポート512は
信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラ46のカップルド・ポート523に接続されている。
また、この信号合成用の180゜クロスオーバ・ハイブリ
ッド・カプラ46は、そのアイソレイテッド・ポート522
を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端器53に接続され、
そのインプット・ポート521を増幅信号出力端子47に接
続されている。
ッド・カプラ46は、そのアイソレイテッド・ポート522
を50[Ω]の抵抗からなる無反射終端器53に接続され、
そのインプット・ポート521を増幅信号出力端子47に接
続されている。
かかる本実施例においては、180゜クロスオーバ・ハイ
ブリッド・カプラ41は、そのインプット・ポート481に
供給される被増幅信号SIを分配し、そのカップルド・ポ
ート483及びメインライン・ポート484にそれぞれ位相差
0゜の被増幅信号Sa及び位相差180゜の被増幅信号Sbを
出力する。
ブリッド・カプラ41は、そのインプット・ポート481に
供給される被増幅信号SIを分配し、そのカップルド・ポ
ート483及びメインライン・ポート484にそれぞれ位相差
0゜の被増幅信号Sa及び位相差180゜の被増幅信号Sbを
出力する。
そこで、増幅器42及び43は、その出力端子にそれぞれ被
増幅信号Sa及びSbの正側を増幅してなる信号SA及びSBを
出力し、これら信号SA及びSBを、それぞれ90゜クロスオ
ーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45を介して180゜ク
ロスオーバ・ハイブリッド・カプラ46のメインライン・
ポート524及びカップルド・ポート523に供給する。
増幅信号Sa及びSbの正側を増幅してなる信号SA及びSBを
出力し、これら信号SA及びSBを、それぞれ90゜クロスオ
ーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45を介して180゜ク
ロスオーバ・ハイブリッド・カプラ46のメインライン・
ポート524及びカップルド・ポート523に供給する。
そして、この180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラ46は、信号SA及びSBを合成し、そのインプット・ポー
ト521に被増幅信号SIを増幅してなる増幅信号S0を出力
する。
ラ46は、信号SA及びSBを合成し、そのインプット・ポー
ト521に被増幅信号SIを増幅してなる増幅信号S0を出力
する。
ここに、増幅信号出力端子47に増幅信号S0を得ることが
できる。
できる。
かかる本実施例においては、90゜クロスオーバ・ハイブ
リッド・カプラ44は、そのカップルド・ポート503及び
メインライン・ポート504を接地され、両端接地型の帯
域フィルタとして構成されており、また、90゜クロスオ
ーバ・ハイブリッド・カプラ45も、そのカップルド・ポ
ート513及びメインライン・ポート514を接地され、両端
接地型の帯域フィルタとして構成されているので、増幅
器42及び43の出力信号SA及びSBに含まれる第2次高調波
成分は、これら90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラ44及び45のメインライン・ポート504及び514、カップ
ルド・ポート503及び513を通じて打ち消し合うことにな
る。
リッド・カプラ44は、そのカップルド・ポート503及び
メインライン・ポート504を接地され、両端接地型の帯
域フィルタとして構成されており、また、90゜クロスオ
ーバ・ハイブリッド・カプラ45も、そのカップルド・ポ
ート513及びメインライン・ポート514を接地され、両端
接地型の帯域フィルタとして構成されているので、増幅
器42及び43の出力信号SA及びSBに含まれる第2次高調波
成分は、これら90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラ44及び45のメインライン・ポート504及び514、カップ
ルド・ポート503及び513を通じて打ち消し合うことにな
る。
即ち、本実施例においては、90゜クロスオーバ・ハイブ
リッド・カプラ44、45と、180゜クロスオーバ・ハイブ
リッド・カプラ46とで、第4図に示すように、等価的に
中点アース端子54を有する信号合成用の位相反転器55が
構成されることになる。
リッド・カプラ44、45と、180゜クロスオーバ・ハイブ
リッド・カプラ46とで、第4図に示すように、等価的に
中点アース端子54を有する信号合成用の位相反転器55が
構成されることになる。
また、180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ41、4
6及び90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44、45
は、1.0〜18.0GHzの広帯域特性を有しており、上述のよ
うに、90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び
45は、両端接地型の帯域フィルタとして構成されている
だけであるから、本実施例のプッシュプル増幅器は全体
として広帯域特性を有することになる。
6及び90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44、45
は、1.0〜18.0GHzの広帯域特性を有しており、上述のよ
うに、90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び
45は、両端接地型の帯域フィルタとして構成されている
だけであるから、本実施例のプッシュプル増幅器は全体
として広帯域特性を有することになる。
したがって、本実施例によれば、増幅信号S0に第2次高
調波成分を含まないようにすると共に、その広帯域化を
図ることができるので、広帯域特性が要求されるマイク
ロ波送信機に適用することができる。
調波成分を含まないようにすると共に、その広帯域化を
図ることができるので、広帯域特性が要求されるマイク
ロ波送信機に適用することができる。
なお、上術の実施例においては、本発明中、中点アース
端子を有しない第1及び第2の180゜ハイブリッド・カ
プラ21及び26として、それぞれ180゜クロスオーバ・ハ
イブリッド・カプラ41及び46を使用した場合につき述べ
たが、この代わりに、第5図にその構成図を示すよう
な、いわゆる180゜クロスオーバ・マジック“T"(180゜
CROSSOVER MAGIC“T")を使用することもできる。ここ
に、図中、561はインプット・ポート、562はアイソレイ
テッド・ポート、563はカップルド・ポート、564はメイ
ンライン・ポートを示している。この180゜クロスオー
バ・マジック“T"も1.0〜18.0GHzの広帯域特性を有して
いるので、上述同様の作用効果を得ることができる。
端子を有しない第1及び第2の180゜ハイブリッド・カ
プラ21及び26として、それぞれ180゜クロスオーバ・ハ
イブリッド・カプラ41及び46を使用した場合につき述べ
たが、この代わりに、第5図にその構成図を示すよう
な、いわゆる180゜クロスオーバ・マジック“T"(180゜
CROSSOVER MAGIC“T")を使用することもできる。ここ
に、図中、561はインプット・ポート、562はアイソレイ
テッド・ポート、563はカップルド・ポート、564はメイ
ンライン・ポートを示している。この180゜クロスオー
バ・マジック“T"も1.0〜18.0GHzの広帯域特性を有して
いるので、上述同様の作用効果を得ることができる。
また、上述の実施例においては、本発明中、第1及び第
2の両端接地型帯域フィルタ24及び25をそれぞれ90゜ク
ロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45で構成した
場合につき述べたが、この代わりに、それぞれ、第6図
にその構成図を示すような、いわゆる90゜ノン−クロス
オーバ・ハイブリッド・カプラ(90゜NON-CROSSOVER HY
BRID COUPLER)で構成することもでき、この場合にも、
上述同様の作用効果を得ることができる。なお、図中、
571はインプット・ポート、572はアイソレイテッド・ポ
ート、573はカップルド・ポート、574はメインライン・
ポートを示している。
2の両端接地型帯域フィルタ24及び25をそれぞれ90゜ク
ロスオーバ・ハイブリッド・カプラ44及び45で構成した
場合につき述べたが、この代わりに、それぞれ、第6図
にその構成図を示すような、いわゆる90゜ノン−クロス
オーバ・ハイブリッド・カプラ(90゜NON-CROSSOVER HY
BRID COUPLER)で構成することもでき、この場合にも、
上述同様の作用効果を得ることができる。なお、図中、
571はインプット・ポート、572はアイソレイテッド・ポ
ート、573はカップルド・ポート、574はメインライン・
ポートを示している。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、信号分配用の位相反転
器及び信号合成用の位相反転器にそれぞれ中点アースを
有しない180゜ハイブリッド・カプラを使用するととも
に、第1及び第2の増幅器の出力に含まれる第2次高調
波成分を第1及び第2の両端接地型帯域フィルタを利用
して打ち消すという構成を採用したことにより、増幅信
号に第2次高調波成分を含まないようにすると共に、そ
の広帯域化を図ることができるので、広帯域特性が要求
されるマイクロ波送信機などに適用することができる。
器及び信号合成用の位相反転器にそれぞれ中点アースを
有しない180゜ハイブリッド・カプラを使用するととも
に、第1及び第2の増幅器の出力に含まれる第2次高調
波成分を第1及び第2の両端接地型帯域フィルタを利用
して打ち消すという構成を採用したことにより、増幅信
号に第2次高調波成分を含まないようにすると共に、そ
の広帯域化を図ることができるので、広帯域特性が要求
されるマイクロ波送信機などに適用することができる。
第1図及び第2図はそれぞれ本発明のプッシュプル増幅
器を示す原理ブロック図及び原理等価回路図、 第3図及び第4図はそれぞれ本発明の一実施例を示す回
路図及び等価回路図、 第5図は180゜クロスオーバ・マジック“T"を示す構成
図、 第6図は90゜ノン−クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラを示す構成図、 第7図及び第8図はそれぞれ従来のプッシュプル増幅器
を示す回路図及び等価回路図である。 20、40……被増幅信号入力端子 27、47……増幅信号出力端子 41、46……180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ 44、45……90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ
器を示す原理ブロック図及び原理等価回路図、 第3図及び第4図はそれぞれ本発明の一実施例を示す回
路図及び等価回路図、 第5図は180゜クロスオーバ・マジック“T"を示す構成
図、 第6図は90゜ノン−クロスオーバ・ハイブリッド・カプ
ラを示す構成図、 第7図及び第8図はそれぞれ従来のプッシュプル増幅器
を示す回路図及び等価回路図である。 20、40……被増幅信号入力端子 27、47……増幅信号出力端子 41、46……180゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ 44、45……90゜クロスオーバ・ハイブリッド・カプラ
Claims (1)
- 【請求項1】被増幅信号(SI)が供給される被増幅信号
入力端子(20)と、 第1、第2、第3及び第4の端子(281、282、283、2
84)を有し、前記第1の端子(281)を前記被増幅信号
入力端子(20)に接続すると共に前記第2の端子(2
82)を無反射終端して、前記第1の端子(281)に供給
される被増幅信号(SI)を前記第3及び第4の端子(28
3、284)に分配し、前記第3及び第4の端子(283、2
84)にそれぞれ互いに180゜の位相差にある信号(Sa、S
b)を得るようになされた中点アース端子を有しない第
1の180゜ハイブリッド・カプラ(21)と、 該第1の180゜ハイブリッド・カプラ(21)の前記第3
及び第4の端子(283、284)にそれぞれその入力端子を
接続された第1及び第2の増幅器(22、23)と、 該第1及び第2の増幅器(22、23)の出力端子にそれぞ
れその入力端子を接続された第1及び第2の両端接地型
帯域フィルタ(24、25)と、 第1、第2、第3及び第4の端子(301、302、303、3
04)を有し、前記第1及び第2の端子(301、302)をそ
れぞれ前記第1及び第2の両端接地型帯域フィルタ(2
4、25)の出力端子に接続すると共に前記第3の端子(3
03)を無反射終端して、前記第4の端子(304)に前記
被増幅信号(SI)を増幅した増幅信号(S0)を得るよう
になされた中点アース端子を有しない第2の180゜ハイ
ブリッド・カプラ(26)と、 該第2の180゜ハイブリッド・カプラ(26)の前記第4
の端子(304)に接続された増幅信号出力端子(27)と
を 設けてなることを特徴とするプッシュプル増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17830089A JPH077883B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | プッシュプル増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17830089A JPH077883B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | プッシュプル増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0342901A JPH0342901A (ja) | 1991-02-25 |
JPH077883B2 true JPH077883B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=16046063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17830089A Expired - Lifetime JPH077883B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | プッシュプル増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077883B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7054384B1 (en) * | 2000-08-04 | 2006-05-30 | Lucent Technologies Inc. | Power amplifier sharing in a wireless communication system with transmit diversity |
EP2403137A1 (en) * | 2010-04-26 | 2012-01-04 | Astrium Limited | Hybrid networks |
JP5846866B2 (ja) * | 2011-11-10 | 2016-01-20 | 三菱電機株式会社 | 高周波スイッチ |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP17830089A patent/JPH077883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342901A (ja) | 1991-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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