JPH0778413A - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JPH0778413A
JPH0778413A JP5247448A JP24744893A JPH0778413A JP H0778413 A JPH0778413 A JP H0778413A JP 5247448 A JP5247448 A JP 5247448A JP 24744893 A JP24744893 A JP 24744893A JP H0778413 A JPH0778413 A JP H0778413A
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data
resync
signal
frame
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JP5247448A
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Isao Kimura
勇雄 木村
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同期信号の誤検出直後のフレームの全データ
のエラー化を防止する。 【構成】 データが複数のフレーム毎に同期信号が記録
された記録媒体用の、同期信号検出手段を備え、その検
出時点から一定時間を経過した時点を次の同期信号の検
出時点として予想し、前記同期信号の検出をトリガとす
るデータ再生装置100で、同期信号の検出時点と予想
時点との比較手段101と、データの一時的な記憶手段
とを備え、記録媒体の任意のフレームとそれ以後のフレ
ームを第1、第2フレーム、とそれぞれしたとき、第1
フレームの同期信号の検出時点が該同期信号の予想時点
よりずれた場合には、該第1フレームのデータを記憶手
段に記憶させ、第2フレームの同期信号の検出時点が該
同期信号について予想時点より前記第1フレームの同期
信号と反対方向にずれた場合に、記憶手段に記憶のデー
タを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の記録媒
体に記録された情報を再生するデータ再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の記録媒体は一般にその面
上に螺旋状又は同心円状のトラックが形成され、各トラ
ックは複数のセクタに分割されている。図5はこのよう
な記録媒体のトラック、セクタ構造を示す模式図である
が、同図に示すようにトラック500は複数のセクタ5
01に区分され、これらの各セクタ501には、セクタ
のアドレスデータが記録されているアドレス領域502
と、ユーザデータを格納するデータ領域503とが形成
されている。
【0003】そしてデータ領域503は、データの起点
を示す同期信号であるSYNC504、ユーザデータ5
05、及びエラー訂正符号506より構成されている。
なお以下の説明では、ユーザデータ505及びエラー訂
正符号506を「データ」と総称する。さらにデータは
Mビットのフレーム単位に分割され、第1フレームを除
く各フレームの先頭にはフレームの起点を示す同期信号
であるRESYNC507が設けられている(第1フレ
ームの先頭のみSYNC504がある)。
【0004】さらに、図6は前述のような記録媒体に記
録されたユーザデータの再生を行う従来のデータ再生装
置の要部の構成を示すブロック図であるが、同図に示す
ようにデータ再生装置600は、SYNC検出回路60
1、RESYNC検出回路602、RESYNC検出ウ
インドウ発生回路603、及びデータリード回路604
により構成されており、前記記録媒体のデータ領域50
3から以下の手順〜でデータが読み出される。
【0005】先ず、外部から入力するSYNC検出ウ
インドウ信号610がアクティブになることにより、S
YNC検出回路601は、記録媒体からの再生信号61
1からSYNC504を検出し、RESYNC検出ウイ
ンドウ発生回路603及びデータリード回路604に対
してSYNC検出信号612を出力する。
【0006】データリード回路604は、SYNC検
出信号612をトリガにして第1フレームのデータを再
生信号611から抽出した同期クロック613に従って
読み出し、外部へ出力する。
【0007】一方、RESYNC検出ウインドウ発生
回路603は、SYNC検出信号612をトリガにして
内部カウンターを起動し、次のRESYNCの検出予想
時点からNビット前からNビット後までの間、RESY
NC検出ウインドウ信号614をアクティブにする。さ
らに、次のRESYNCの検出予想時点を示す擬似RE
SYNC検出信号616をRESYNCの検出予想時点
において出力する。
【0008】RESYNC検出ウインドウ信号614
がアクティブになることにより、RESYNC検出回路
602は、記録媒体からの再生信号611からRESY
NC507を検出し、RESYNC検出信号615をR
ESYNC検出ウインドウ発生回路603及びデータリ
ード回路604に対して出力する。ここで、記録媒体の
欠陥等によりRESYNCの再生信号611にビットエ
ラーが発生し、RESYNC507が検出できなかった
場合は、RESYNC検出ウインドウ発生回路603か
ら入力した擬似RESYNC検出信号616をRESY
NC検出信号615として出力する。
【0009】データリード回路604は、RESYN
C検出信号615をトリガにして、直後のフレームのデ
ータを再生信号611より抽出した同期クロック613
に従って読み出し、外部へ出力する。
【0010】RESYNC検出ウインドウ発生回路6
03は、RESYNC検出信号615をトリガにして内
部カウンターを起動し、次のRESYNCの検出予想時
点からNビット前からNビット後までの間、RESYN
C検出ウインドウ信号614をアクティブにする。さら
に、次のRESYNCの検出予想時点を示す擬似RES
YNC検出信号616をRESYNCの検出予想時点に
おいて出力する。
【0011】そして前記〜の動作をすべてのRE
SYNC及びその直後のフレームに対して実施すること
によりデータを読み出す。
【0012】前述のようなデータの読み出しにおいて、
RESYNC検出ウインドウ信号614が、次のRES
YNCの検出予想時点ばかりではなく前後Nビットの間
もアクティブにされるのは、所謂ビットスリップが直前
のフレームに発生してRESYNC507の位置がずれ
てもRESYNC検出を可能にするためである。
【0013】このビットスリップとは、媒体欠陥により
同期クロック抽出回路が不調となり同期クロック613
が欠落または増長してしまう現象をいい、ビットスリッ
プの発生によりそれ以降のデータは前または後ろにスリ
ップするので、位置がずれて連続エラーとなる。なお、
前記±Nビットを越えるビットスリップが発生してRE
SYNC507の位置がずれた場合にはRESYNCを
検出できないが、通常Nはほとんどのビットスリップに
対応可能な値に設定されるので、ビットスリップによる
RESYNCの位置ずれでRESYNC検出不能になる
ようなことはない。
【0014】従来のデータ再生装置は、以上のようなR
ESYNC検出を行うことで直後のフレームの開始位置
を特定し、これにより直前のフレームで発生したビット
スリップに起因する連続エラーが直後のフレームに伝搬
するのを防ぎ、データの読み出しを行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のデータ再生装置においては、次のような問題があっ
た。すなわち、記録媒体に欠陥が生じるなどして再生信
号610のRESYNCの部分にビットエラーが発生
し、図7に示すようにRESYNCが実際の位置700
よりLビット(但し、N≧L)手前(又は後)の位置7
01で誤検出された場合には直後のフレームの開始位置
が実際よりLビット手前だと誤認され、このため該フレ
ームの全リードデータ703がエラーになってしまう。
そしてこのようなフレームが1セクタ中に数個存在する
と、データに多数のエラーが存在することになり、最早
データ中のエラー訂正符号506によっても訂正できな
くなってしまうのである。
【0016】本発明は、このような問題を解決するもの
で、RESYNC誤検出によりその直後のフレームの全
データがエラーになることを防止し、1セクタにフレー
ムエラーが複数個存在することでデータのエラー訂正が
できなくなることがないデータ再生装置を得ることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明のデータ再生装置は、データが複数のフレームに
分割されて格納されると共に該フレーム毎に格納された
各データの先頭に同期信号が記録された記録媒体の、前
記同期信号を検出する同期信号検出手段と、該検出手段
による同期信号の検出時点から予め定められた一定時間
を経過した時点を次の同期信号の検出時点として予想す
ると共に該予想された時点を中心とした一定期間に前記
検出手段による同期信号の検出を許可する同期信号検出
許可手段とを備え、前記同期信号の検出をトリガとして
前記データの読み出しを行うデータ再生装置において、
前記同期信号検出手段により実際に検出された同期信号
の検出時点と該同期信号について前記予想された時点と
を比較する比較手段と、前記記録媒体から読み出された
データを一時的に記憶する記憶手段とを備え、前記記録
媒体の任意のフレームを「第1フレーム」、該第1フレ
ームより後のフレームを「第2フレーム」としたとき
に、第1フレームの同期信号の検出時点が該同期信号に
ついて予想された時点より前又は後にずれている場合に
は、少なくとも該第1フレームの前記データを前記記憶
手段に記憶させ、さらに第2フレームの同期信号の検出
時点が該同期信号について予想された時点より前記第1
フレームの同期信号のずれとは反対方向にずれている場
合に、前記記憶手段に記憶されたデータを出力すること
を特徴とするものである。
【0018】
【作用】前記のように構成された本発明のデータ再生装
置におけるデータの読み出し原理を前記図7を参照して
説明する。
【0019】図7において、任意のRESYNC検出で
RESYNCの実際の位置700がRESYNC検出ウ
インドウ信号614のウインドウの中心位置(=RES
YNCの検出予想時点)と一致している場合(以前にビ
ットスリップ又はRESYNC誤検出が発生していない
場合か、或いは発生していてもその後のRESYNC検
出で再同期がかかって、当該RESYNC検出でRES
YNCの位置がずれていない場合)において、RESY
NCの実際の位置700よりLビット手前の位置701
でRESYNCが誤検出されると、前述のように図6の
RESYNC検出ウインドウ発生回路603は、この誤
検出によるRESYNC検出信号615をトリガにして
内部カウンタを起動し、次のRESYNCの検出予想時
点を推定する。
【0020】そして推定した検出予想時点からNビット
前からNビット後までの間、RESYNC検出ウインド
ウ信号614がアクティブとされ、これによりRESY
NC検出回路602は次のRESYNCを検出するが、
このとき、誤検出されたRESYNCの直後のフレーム
でビットスリップが発生せず、さらに次のRESYNC
の検出が誤検出なしに行われると、図7に示すようにR
ESYNCはRESYNC検出ウインドウ信号614の
ウインドウの中心位置よりLビット後方の位置702で
検出されることとなる。
【0021】以上のことから次の現象が導かれる。すな
わち、『RESYNC検出ウインドウ信号614のウイ
ンドウの中心位置よりLビット前又は後の位置でRES
YNC誤検出が発生すると、その次のRESYNCは、
RESYNC検出ウインドウ信号614のウインドウの
中心位置から、前回のRESYNC検出と逆方向にLビ
ットずれた位置で検出される』というものである。
【0022】この現象は、前記RESYNCの誤検出
以前にビットスリップ又はRESYNC誤検出が発生し
ていないか、或いは発生していてもその後のRESYN
C検出で再同期がかかって誤検出されるRESYNCの
実際の位置がRESYNC検出ウインドウ信号614の
ウインドウの中心位置と一致していること、誤検出さ
れたRESYNCの直後のフレームでビットスリップが
発生しないこと、及び次のRESYNCが誤検出なし
に検出されること、という3つの条件が揃わないと成立
しないが、一般にRESYNCの誤検出及びビットスリ
ップが発生する確率は非常に低いので、前記現象が発生
した場合においては前記条件乃至はほぼ成立するこ
ととなる。
【0023】したがって本発明はかかる現象、すなわ
ち、『RESYNC検出ウインドウ信号のウインドウの
中心位置よりLビット前又は後の位置でRESYNC誤
検出が発生すると、その次のRESYNCは、RESY
NC検出ウインドウ信号のウインドウの中心位置から前
回のRESYNC検出と逆方向にLビットずれた位置で
検出される』という現象を利用したもので、本発明のデ
ータ再生装置では、「任意のRESYNCが、RESY
NC検出ウインドウ信号のウインドウの中心位置からず
れた位置で検出された」場合には、RESYNC誤検出
が発生したと判断する。
【0024】そして前記のようにRESYNCが誤検出
されたと判断された場合には、該RESYNCの検出予
想時点より1フレーム分のデータを出力する。このた
め、従来の再生装置のようにRESYNC誤検出により
その直後のフレームの全データがエラーになることがな
くなり、RESYNC誤検出によるエラーのフレームが
1セクタに数個存在しデータに多数のエラーが存在する
ことでデータのエラー訂正ができなくなることもなくな
る。
【0025】
【実施例】本発明を実施例を通じて更に詳しく説明す
る。
【0026】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例に係るデータ再生装置の要部の構成を示すブロック
図である。なお、本実施例において使用される記録媒体
は、前記図5に基づいて説明した従来の記録媒体と同一
のものである。
【0027】図1に示すように、本実施例に係るデータ
再生回路100は、SYNC検出回路101、RESY
NC検出回路102、RESYNC検出ウインドウ発生
回路103、データリード回路104、RESYNC誤
検出判定回路105、バッファ106、及びバッファ出
力制御回路107を備えるものであり、本装置では次の
ようにして(〜)、記録媒体のデータ領域503か
らデータが読み出される。
【0028】外部から入力されるSYNC検出ウイン
ドウ信号110がアクティブになることにより、SYN
C検出回路101は、記録媒体からの再生信号111か
らSYNC504を検出し、RESYNC検出ウインド
ウ発生回路103及びデータリード回路104に対して
SYNC検出信号112を出力する。
【0029】データリード回路104は、SYNC検
出信号112をトリガにして以降のMビットのデータ
(第1フレームのデータ)を、再生信号111より抽出
した同期クロック113に従って読み出し、外部へ出力
する。
【0030】RESYNC検出ウインドウ発生回路1
03は、SYNC検出信号112及び後述のRESYN
C検出信号115をトリガにして内部カウンタを起動
し、次のRESYNCの検出予想時点からNビット前か
らNビット後までの間、RESYNC検出ウインドウ信
号114をアクティブにする。さらに次のRESYNC
の検出予想時点を示す擬似RESYNC検出信号116
をRESYNCの検出予想時点において出力する。
【0031】RESYNC検出ウインドウ信号114
がアクティブになることにより、RESYNC検出回路
102は、記録媒体からの再生信号111からRESY
NC507を検出し、RESYNC検出ウインドウ発生
回路103及びデータリード回路104に対してRES
YNC検出信号115を出力する。
【0032】ここで、記録媒体の欠陥等によりRESY
NCの再生信号111にビットエラーが発生し、RES
YNC507が検出できなかった場合は、RESYNC
検出ウインドウ発生回路103から入力した擬似RES
YNC検出信号116をRESYNC検出信号115と
して出力する。
【0033】RESYNC誤検出判定回路105は、
前記RESYNC検出信号115と擬似RESYNC検
出信号116とを比較し、次の(イ) 〜(ハ) のいずれかの
処理を行う。 (イ) 両者が同時に発生した場合(図2(a))には、誤
検出なしと判断し、データリード回路104に対し、R
ESYNC検出信号115をトリガにして以降のMビッ
トのデータ200を外部へ出力するように命じる。これ
によりデータリード回路104は、RESYNC検出信
号115をトリガに以降のMビット(=1フレーム分)
のデータ200を読み出し、外部へ出力する。
【0034】(ロ) RESYNC検出信号115が擬似R
ESYNC検出信号116よりLビット前に発生した場
合(図2(b))には、RESYNC誤検出の疑いあり
と判断し、データリード回路104に対し、RESYN
C検出信号115をトリガにして以降の(M+L)ビッ
トのデータ201を保存するように命じる。これにより
データリード回路104は、前記データ201を読みだ
し、このデータ201をバッファ106に転送し、次の
RESYNC検出まで保存する。
【0035】(ハ) RESYNC検出信号115が擬似R
ESYNC検出信号116よりLビット後に発生した場
合(図2(c))には、RESYNC誤検出の疑いあり
と判断し、データリード回路104に対し、擬似RES
YNC検出信号116をトリガにして以降の(M+L)
ビットのデータ204を保存するように命じる。これに
よりデータリード回路104は、前記データ204を読
み出し、バッファ106に転送して該データを次のRE
SYNC検出まで保存する。
【0036】すなわち、RESYNC誤検出判定回路1
05は、前記b)乃至c)のように、RESYNCの検
出に誤検出の疑いがある場合は、RESYNC検出から
MビットのデータとRESYNC検出予想時点よりMビ
ットのデータの合成データをバッファ106に格納し、
次のRESYNC検出まで保存する処理をデータリード
回路104に指示する。
【0037】前記の(ロ) 乃至(ハ) の場合には、RE
SYNC検出ウインドウ信号114がアクティブになる
ことにより、RESYNC検出回路102で次のRES
YNCの検出が行われ、RESYNC誤検出判定回路1
05へRESYNC検出信号115と擬似RESYNC
検出信号116とが出力される。
【0038】そしてRESYNC誤検出判定回路105
では、両者(RESYNC検出信号115と擬似RES
YNC検出信号116)が比較され、次の処理((ニ) 又
は (ホ))が行われる。
【0039】(ニ) RESYNC検出信号115が擬似R
ESYNC検出信号116より前回のRESYNC検出
と逆方向にLビットずれて発生した場合には、直前のR
ESYNC検出で誤検出が発生したと判断し、バッファ
出力制御回路107に図2の202又は205のデータ
(直前のRESYNCの検出予想時点からMビット(=
1フレーム分)のデータ)を外部へ出力するように命令
する。そしてバッファ出力制御回路107は前記データ
202又は205をバッファ106より読み出し外部へ
出力する。
【0040】(ホ) 一方、前記(ニ) 以外の場合は、直前の
RESYNC検出で誤検出が発生しなかったと判断し、
バッファ出力制御回路107に対して、図2の203又
は206のデータ(直前のRESYNCの検出よりMビ
ット(=1フレーム分)のデータ)を外部へ出力するよ
うに命令する。そしてバッファ出力制御回路107は前
記データ203又は206をバッファ106から読み出
し外部へ出力する。
【0041】前記乃至の動作をすべてのRESY
NCに対して実施する。
【0042】以上のように本実施例のデータ再生装置で
は、『RESYNC検出ウインドウ信号614のウイン
ドウの中心位置よりLビット前又は後の位置でRESY
NC誤検出が発生すると、その次のRESYNCは、R
ESYNC検出ウインドウ信号614のウインドウの中
心位置から、前回のRESYNC検出と逆方向にLビッ
トずれた位置で検出される』という現象を利用すること
でRESYNC誤検出が発生したと判断し、この場合に
は、該RESYNCの検出予想時点より1フレーム分の
データを出力するので、従来の再生装置のようにRES
YNC誤検出によりその直後のフレームの全データがエ
ラーになることがなくなる。そしてRESYNC誤検出
によるエラーのフレームが1セクタに数個存在してデー
タに多数のエラーが存在することでデータのエラー訂正
ができなくなることを防止することができる。
【0043】(第2の実施例)次に本発明の第2の実施
例を説明する。前述のように第1の実施例に係るデータ
再生装置では、RESYNC誤検出判定回路105が、
任意のRESYNC検出の際に誤検出の疑いありと判定
するとともに、その直後のRESYNC検出の際は誤検
出の疑いなしと判断すると、直後のRESYNC検出終
了後にバッファ106とデータリード回路104の両方
から外部へ同時にMビットのデータが出力されるが、こ
れら出力されるMビットデータの転送先の回路構成によ
っては同時に2つのMビットのデータが出力されると、
どちらが前のフレームのMビットデータか判断できない
こともあり得る。本実施例のデータ再生装置は、このよ
うな不都合を解消できるものである。以下、前記図1、
図2、及び図5を参照して前記第1の実施例との相違点
を中心に説明する。
【0044】本実施例のデータ再生装置では、RESY
NC誤検出判定回路105は、第1の実施例と同様にR
ESYNC検出信号115と擬似RESYNC検出信号
116とを比較し、両者が同時に発生した場合(図2
(a))には誤検出なしと判断するが、その後データリ
ード回路104に対し、RESYNC検出信号115を
トリガにして以降のMビットのデータ200を保存する
ように命じる。
【0045】これによりデータリード回路104は、R
ESYNC検出信号115をトリガにして以降のMビッ
ト(=1フレーム分)のデータ200を読み出しバッフ
ァ106に転送し、次のRESYNC検出まで保存す
る。
【0046】そして、RESYNC誤検出判定回路10
5は、次のRESYNC検出終了後に、バッファ出力制
御回路107に対して、前記データ200を外部へ出力
するように命令する。そして、バッファ出力制御回路1
07は前記データ200をバッファ106より読み出し
外部へ出力する。
【0047】以上のように、前記第1の実施例では、任
意のRESYNCに誤検出の疑いがあり(検出予想時点
より前又は後にLビットずれて検出された)、その直後
のRESYNCが正常に検出された(検出予想時点で検
出された)ときには、任意のRESYNCとその直後の
RESYNCの正常検出だったことが同時にわかるた
め、これら2つのRESYNCの直後のフレームのデー
タが同時に外部に出力される構造となっているのに対
し、本実施例のデータ再生装置では、フレームのデータ
はいかなる場合でも、該フレームの次のRESYNCの
検出終了を待って外部へ出力されるので、2つのフレー
ムのデータが同時に出力されない利点がある。
【0048】(第3の実施例)次に本発明の第3の実施
例を説明する。前記第1の実施例では、任意のRESY
NC検出でRESYNC誤検出の疑いありと判定され、
さらに直後のRESYNC検出が未検出であった場合
は、次のような処理が行われる。すなわち、RESYN
C検出回路102は、RESYNC誤検出判定回路10
5に対して、RESYNC検出ウインドウ発生回路10
3から入力した擬似RESYNC検出信号116をRE
SYNC検出信号115として出力する。RESYNC
誤検出判定回路は、RESYNC検出信号115と擬似
RESYNC検出信号116とを比較し、両者が同時に
発生しているので、誤検出なしと判断する。つまり、前
記第1の実施例のデータ再生装置では、任意のRESY
NC検出でRESYNC誤検出の疑いありと判定されて
も、その直後のRESYNC検出が未検出であった場合
には、常に誤検出なしと判定される。
【0049】本実施例はこのような不都合を解消できる
もので、図3にその構成を示す。なお、同図において前
記第1の実施例と同一の構成については同一の符号を付
して説明を省略する。
【0050】同図に示すように、本実施例のデータ再生
装置300は、SYNC検出回路101、RESYNC
検出回路302、RESYNC検出ウインドウ発生回路
103、データリード回路304、RESYNC誤検出
判定回路305、バッファ306、及びバッファ出力制
御回路307を備えるものである。
【0051】RESYNC検出回路302は、RESY
NC検出ウインドウ信号314がアクティブになること
により、記録媒体からの再生信号311からRESYN
C507を検出し、RESYNC検出信号315を出力
する。一方、記録媒体の欠陥等によりRESYNCの再
生信号311にビットエラーが発生し、RESYNC5
07が検出できなかった場合には、RESYNC検出回
路302はRESYNC誤検出判定回路305に対して
RESYNC未検出信号317を出力する。
【0052】また、RESYNC誤検出判定回路305
は、前記第1の実施例のRESYNC誤検出判定回路1
05と同一の機能を有するものである。
【0053】前記のようにRESYNC未検出信号31
7が入力された場合(RESYNCが未検出の場合)に
は、RESYNC検出回路302により次のような処理
が行われる(図4参照)。
【0054】未検出のRESYNCの直前のRESY
NC検出が誤検出の疑いありと判定されていた場合 この場合には直前のRESYNCの誤検出に対する判断
ができないため、直前のRESYNC検出より(M+
I)ビット後(IはRESYNCのビット数)からMビ
ットのデータ406(直前のRESYNCに誤検出がな
かった場合の、未検出RESYNCの直後の1フレーム
分のデータ)と、直前のRESYNCの検出予想時点よ
り(M+I)ビット後からMビットのデータ405(直
前のRESYNCに誤検出があった場合の、未検出RE
SYNCの直後の1フレーム分のデータ)の、合成デー
タ404を保存するようにデータリード回路304に命
じる。これによりデータリード回路304は、前記デー
タ404を読み出してバッファ306に転送し、このデ
ータは次のRESYNC検出まで保存される。
【0055】未検出のRESYNCの直前のRESY
NC検出が正常検出の場合 この場合には、データリード回路304ヘ、擬似RES
YNC検出信号316をトリガにして以降のMビットの
データを外部へ出力するように命じる。これによりデー
タリード回路304は、擬似RESYNC検出信号31
6をトリガに以降のMビット(=1フレーム分)のデー
タを読み出し、外部へ出力する。
【0056】未検出のRESYNCの直前にRESY
NCがJ回連続して未検出の場合 ー1)連続未検出が始まる直前のRESYNCが誤検
出の疑いありと判定された場合 この場合には、連続未検出が始まる直前のRESYNC
の誤検出に対する判断ができないため、連続未検出が始
まる直前のRESYNC検出より(J+1)×(M+
I)ビット後からMビットのデータ409(連続未検出
が始まる直前のRESYNCに誤検出がなかった場合
の、未検出のRESYNCの直後の1フレーム分のデー
タ)と、直前のRESYNCの検出予想時点より(M+
I)ビット後からMビットのデータ408(連続未検出
が始まる直前のRESYNCに誤検出があった場合の、
未検出のRESYNCの直後の1フレーム分のデータ)
の、合成データ407を保存するようにデータリード回
路304に命じる。これによりデータリード回路304
は、前記データ407を読み出してバッファ306に転
送し、このデータは次のRESYNC検出まで保存され
る。
【0057】ー2)連続未検出が始まる直前のRES
YNC検出が正常検出の場合 データリード回路304ヘ、擬似RESYNC検出信号
316をトリガにして以降のMビットのデータを外部へ
出力するように命じる。これによりデータリード回路3
04は、擬似RESYNC検出信号316をトリガに以
降のMビット(=1フレーム分)のデータを読み出し、
外部へ出力する。
【0058】前記及びー1の場合、RESYNC誤
検出判定回路305は、その後RESYNCが検出され
ることにより、(連続)未検出が始まる直前のRESY
NCの誤検出の有無を判定する。なお、この判定方法
は、前記第1の実施例と同様である。
【0059】そして、(連続)未検出が始まる直前のR
ESYNCが正常検出であると判定された場合は、バッ
ファ306に格納した2(+J)個の合成データ(デー
タ201,データ404(〜データ407))のうち、
(連続)未検出が始まる直前のRESYNCが正常検出
だった場合に対応する2(+J)フレーム分のデータ
(データ203,データ406(〜データ409))を
外部へ出力するように、バッファ出力制御回路307に
命令する。これによりバッファ出力制御回路307は前
記データデータ203、データ406(〜データ40
9)をバッファ306より読み出し外部へ出力する。
【0060】一方、(連続)未検出が始まる直前のRE
SYNCが誤検出であると判定された場合は、バッファ
ー306に格納した2(+J)個の合成データ(データ
201、データ404(〜データ407))のうち、
(連続)未検出が始まる直前のRESYNCが誤検出だ
った場合に対応する2(+J)フレーム分のデータ(デ
ータ202,データ405(〜データ408))を外部
へ出力するように、バッファ出力制御回路307に命令
する。これによりバッファ出力制御回路307は前記デ
ータデータ201、データ405(〜データ408)を
バッファ306より読み出し外部へ出力する。
【0061】なお、前記バッファ306は、RESYN
C誤検出判定回路305が持つ機能に対応できるだけの
容量を持つことが望ましい。すなわち、データ領域のR
ESYNCの総数がK個だとすると、データ領域503
の最初のRESYNCの検出において誤検出の疑いがあ
ると判定され、その後(K−2)回の連続RESYNC
未検出が発生し、K番目のRESYNCがようやく検出
できたという最悪の状況に対処できるように、(K−
1)個の合成データが格納可能な容量を持つことが望ま
しい。勿論、RESYNCの連続未検出の発生確率よ
り、事実上ある回数以上(例えばK´回以上)の連続R
ESYNC未検出が発生しない場合には、バッファ30
6の容量は(K´+1)個の合成データを格納できれば
よい。
【0062】以上のように、前記第1の実施例のデータ
再生装置では、RESYNCが検出予想時点より前又は
後にLビットずれて誤検出され、その後のRESYNC
が(連続)未検出であった場合には誤検出と判断できな
かったのに対して、本実施例のデータ再生装置では、さ
らにその後のRESYNCの検出が検出予想時点より、
前のRESYNC検出と逆方向にLビットずれて検出さ
れたことを検知し、これをRESYNC誤検出と判断す
ることができる。
【0063】そしてRESYNCが誤検出されたと判断
された場合には、該RESYNCの検出予想時点を該R
ESYNCの直後のフレームの開始位置として、RES
YNC誤検出が発生した直後のフレーム及び(連続)R
ESYNC未検出の後のフレームのデータを読み出し外
部へ出力するので、RESYNC誤検出直後のフレーム
及び(連続)RESYNC未検出の後のフレームの全デ
ータがエラーになることがなくなるという利点がある。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、『R
ESYNC検出ウインドウ信号のウインドウの中心位置
よりLビット前又は後の位置でRESYNC誤検出が発
生すると、その次のRESYNCは、RESYNC検出
ウインドウ信号のウインドウの中心位置から、前回のR
ESYNC検出と逆方向にLビットずれた位置で検出さ
れる』という現象を利用することでRESYNC誤検出
が発生したと判断し、この場合には、該RESYNCの
検出予想時点から1フレーム分のデータを出力すること
としたので、従来の再生装置のようにRESYNCの誤
検出によりその直後のフレームの全データがエラーにな
ることがなくなる。そして、RESYNC誤検出による
エラーのフレームが1セクタに複数個存在しデータに多
数のエラーが存在することでデータのエラー訂正ができ
なくなるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のデータ再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施例のデータ再生装置の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図3】本発明の第3の実施例のデータ再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】前記第3の実施例のデータ再生装置の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図5】従来及び前記本発明に係る実施例に用いられる
記録媒体のトラック、セクタ構造を示す模式図である。
【図6】従来のデータ再生装置の構成を示すブロック図
である。
【図7】RESYNC検出の動作を説明するタイミング
チャートである。
【符号の説明】
100 データ再生装置 101 SYNC検出回路 102 RESYNC検出回路 103 RESYNC検出ウインドウ発生回路 104 データリード回路 105 RESYNC誤検出判定回路 106 バッファ 107 バッファ出力制御回路 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが複数のフレームに分割されて格
    納されると共に該フレーム毎に格納された各データの先
    頭に同期信号が記録された記録媒体の、前記同期信号を
    検出する同期信号検出手段と、該検出手段による同期信
    号の検出時点から予め定められた一定時間を経過した時
    点を次の同期信号の検出時点として予想すると共に該予
    想された時点を中心とした一定期間に前記検出手段によ
    る同期信号の検出を許可する同期信号検出許可手段とを
    備え、前記同期信号の検出をトリガとして前記データの
    読み出しを行うデータ再生装置において、 前記同期信号検出手段により実際に検出された同期信号
    の検出時点と該同期信号について前記予想された時点と
    を比較する比較手段と、 前記記録媒体から読み出されたデータを一時的に記憶す
    る記憶手段とを備え、 前記記録媒体の任意のフレームを「第1フレーム」、該
    第1フレームより後のフレームを「第2フレーム」とし
    たときに、第1フレームの同期信号の検出時点が該同期
    信号について予想された時点より前又は後にずれている
    場合には、少なくとも該第1フレームの前記データを前
    記記憶手段に記憶させ、さらに第2フレームの同期信号
    の検出時点が該同期信号について予想された時点より前
    記第1フレームの同期信号のずれとは反対方向にずれて
    いる場合に、前記記憶手段に記憶されたデータを出力す
    ることを特徴とするデータ再生装置。
JP5247448A 1993-09-07 1993-09-07 データ再生装置 Pending JPH0778413A (ja)

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