JPH077836U - 工作機械の機体カバー開閉構造 - Google Patents

工作機械の機体カバー開閉構造

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Publication number
JPH077836U
JPH077836U JP4265693U JP4265693U JPH077836U JP H077836 U JPH077836 U JP H077836U JP 4265693 U JP4265693 U JP 4265693U JP 4265693 U JP4265693 U JP 4265693U JP H077836 U JPH077836 U JP H077836U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
guide
opening
door
body cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4265693U
Other languages
English (en)
Inventor
洋介 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH077836U publication Critical patent/JPH077836U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単でコストが低減でき、またガイド
レールの設置スペースが小さくて済む機体カバー開閉構
造とする。 【構成】 機体カバー5の天井面のローダ出入り口6お
よび前面の正面開口7を各々開閉するスライド式のシャ
ッタ8および正面扉13を設ける。これらシャッタ8お
よび正面扉13に各々設けたシャッタガイド9および扉
ガイド14を、機体カバー5の後部上方で左右に延びる
共通のガイドレール10に進退自在に設置する。ガイド
レール10はロッド状のものであり、シャッタガイド9
および扉ガイド14には直動転がり軸受12,17等を
設ける。シャッタ8はシリンダ18による駆動式とし、
正面扉13は手動式としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、旋盤やその他の工作機械の機体カバー開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
旋盤やその他の自動運転工作機械として、機械の全体を機体カバーで覆い、そ の上方にガントリローダを設置したものがある。前記機体カバーには天井面にロ ーダ出入り口が、前面に正面開口がそれぞれ設けられている。ローダ出入り口は 駆動式のスライドシャッタで開閉し、正面開口は手動の正面扉で開閉可能とする 。これらシャッタおよび正面扉は、各々別個のガイドシャフトでスライド自在に 支持している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようにシャッタおよび正面扉のガイド用にそれぞれ別個のガイド シャフトを設置しているため、構造が複雑になってコストも増大するうえ、ガイ ドシャフトの設置スペースが大きくなり、機械全体がそれだけ大型化するという 問題点がある。
【0004】 この考案の目的は、構成が簡単でコストを低減でき、また設置スペースが小さ くて済む工作機械の機体カバー開閉構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の工作機械の機体カバー開閉構造は、機体カバーの天井面のローダ出 入り口および前面の正面開口を各々開閉するスライド式のシャッタおよび正面扉 を設け、これらシャッタおよび正面扉に各々設けたシャッタガイドおよび扉ガイ ドを、前記機体カバーの後部上方で左右に延びる共通のガイドレールに進退自在 に設置したものである。
【0006】
【作用】
シャッタガイドおよび扉ガイドは機体カバーの後部上方で左右に延びる共通の ガイドレールに進退自在に設置されるので、1本のガイドレールでシャッタおよ び正面扉の案内が行える。そのため、機体カバー開閉構造が簡略化されてコスト の低減が図れ、またガイドレールの設置スペースも小さくて済む。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図8に基づいて説明する。図1,図2および 図3は、この実施例の機体カバー開閉構造を応用した工作機械の平面図、正面図 および部分破断側面図を各々示す。 工作機械1はタレット式旋盤であって、タレット2と主軸3とを備え、全体が 機体カバー5によって覆われている。この機体カバー5の天井面の右半部の主軸 対応位置にはガントリローダのローダチャック26の出入り口6が開口させてあ り、機体カバー5の前面右半部には正面開口7が設けてある。
【0008】 機体カバー5の天井面にはローダ出入り口6を開閉するスライド式シャッタ8 が左右方向に進退自在に設置されている。すなわち、スライド式シャッタ8は、 その後端に設けられたシャッタガイド9を介してガイドレール10に支持されて いる。ガイドレール10はロッド状のものであり、機体カバー5の後部上方で左 右方向に沿って設けてある。シャッタガイド9は、スライド式シャッタ8から後 方に突出するガイド基板11と、このガイド基板11の下面に設けられ上記ガイ ドレール10を貫通させた一対の直動転がり軸受12,12とで構成される。
【0009】 機体カバー5の前面には正面開口7を開閉する正面扉13が左右方向に進退自 在に設置されている。すなわち、正面扉13は、その上端から機体カバー5の後 部上方に跨がって設けられた扉ガイド14を介して、上記のシャッタ支持兼用の ガイドレール10に支持されている。扉ガイド14は、方形枠状のガイドフレー ム15と、このガイドフレーム15の後端に設けられた逆溝形の軸受支持部材1 6と、この軸受支持部材16の下面に設けられ上記ガイドレール10を貫通させ た一対の直動転がり軸受17,17とで構成される。
【0010】 この扉ガイド14の直動転がり軸受17は、上記ガイドレール10に対してシ ャッタガイド9の直動転がり軸受12よりも右側位置に配置されている。そのた め、正面扉13を左側へ移動させて正面開口7を開くと、シャッタ8も左側に押 されて移動することになる。なお、シャッタ8は、正面扉13が閉じた位置でし か開閉できない。
【0011】 扉ガイド14を構成する軸受支持部材16の後端には、左右方向に向けてシャ ッタ駆動シリンダ18が設けられ、その進退ロッド18aの先端がシャッタガイ ド9のガイド基板11に連結されている。
【0012】 機体カバー5の天井面の左側位置には、ローダから落下して機体カバー5の天 井面に溜まる切粉やクーラントなどを切削エリアに落とすシュート開口19が設 けられ、その開口縁には排出ガイド片19aが斜め下向きに設けられている。ま た、機体カバー5の天井面は、周囲に立上りフランジ(図示せず)を設けてパン 状とし、切粉やクーラントの周辺への飛散を防止している。 一方、図4(A)に縦断面図で示すように、扉ガイド14を構成するガイドフ レーム15の左端側には機体カバー5の天井面に摺接するブラシ20が設けてあ る。そのため、正面扉13の開放動作に伴い、機体カバー5の天井面に溜まる切 粉などがブラシ20によりシュート開口19へ排出される。
【0013】 図2に示すように、正面扉13の前面には開閉操作用の把手21が設けられ、 正面扉13の下端には、工作機械1のベース4上のレール(図示せず)に設置さ れるコロ22が設けられている。また、図3に示すように、ベース4の上面の前 端にはガイド用のコロ23が垂直軸回りに回転自在に設置してあり、このコロ2 3に転接する押え板24が正面扉13の下端に設けられている。これらの構成に より、正面扉13の左右方向への円滑な移動が図られる。また、正面扉13の前 面下端には、閉止位置において正面扉13をベース4に係止させるプッシュボル ト25が設けられている。
【0014】 上記構成の動作を説明する。図1は、機体カバー5の天井面のローダ出入り口 6をスライド式シャッタ8で、前面の正面開口7を正面扉13で各々閉じた状態 を示す。この状態から、シャッタ駆動シリンダ18を進出駆動させると、図5お よび図6のように機体カバー5の天井面をシャッタ8のみがガイドレール10に 沿って左側に移動し、ローダ出入り口6が開放される。これにより、このローダ 出入り口6から機体カバー5内にガントリローダのローダチャック26を出入り させることができ、ローダチャック26と主軸3との間でワークの交換を行うこ とができる。
【0015】 また、図1の閉じ状態から正面扉13を手動操作で左方向に移動させると、図 7および図8のように正面扉13に押されてシャッタ8も一体となり左方向に移 動する。この正面扉13の開放移動により、その扉ガイド14のガイドフレーム ム15の左端に設けたブラシ20で機体カバー5の天井面に溜まった切粉などが 掃き寄せられてシュート開口19から機体カバー5内の切削エリアに落下させら れる。切削エリアには切粉の排出装置(図示せず)が適宜設けてあり、前記の落 下した切粉は、切削時に生じた切粉と共に排出される。
【0016】 この機体カバー開閉構造によると、このように1本のガイドレール10を兼用 してシャッタ8と正面扉13の案内が行える。そのため、開閉構造が簡略化され てコストの低減が図れ、またガイドレールの設置スペースも小さくて済む。
【0017】
【考案の効果】
この考案の機体カバー開閉構造は、機体カバーの天井面のローダ出入り口およ び前面の正面開口を各々開閉するスライド式のシャッタおよび正面扉を設け、前 記シャッタおよび正面扉に各々設けたシャッタガイドおよび扉ガイドを、機体カ バーの後部上方で左右に延びる共通のガイドレールに進退自在に設置したため、 構成が簡略化されてコストが低減でき、またガイドレール設置スペースが小さく て済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる機体カバー開閉構
造を適用した工作機械の平面図である。
【図2】同工作機械の正面図である。
【図3】同工作機械の部分破断側面図である。
【図4】(A)は図1におけるI−I矢視断面図、
(B)は図2におけるII−II矢視断面図である。
【図5】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図6】同開放動作を示す縦断面図である。
【図7】正面扉の開放動作を示す平面図である。
【図8】同開放動作を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…工作機械、5…機体カバー、6…ローダ出入り口、
7…正面開口、8…スライド式シャッタ、9…シャッタ
ガイド、10…ガイドレール、13…正面扉、14…扉
ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体カバーの天井面のローダ出入り口お
    よび前面の正面開口を各々開閉するスライド式のシャッ
    タおよび正面扉を設け、これらシャッタおよび正面扉に
    各々設けたシャッタガイドおよび扉ガイドを、前記機体
    カバーの後部上方で左右に延びる共通のガイドレールに
    進退自在に設置した工作機械の機体カバー開閉構造。
JP4265693U 1993-07-06 1993-07-06 工作機械の機体カバー開閉構造 Pending JPH077836U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4265693U JPH077836U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 工作機械の機体カバー開閉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4265693U JPH077836U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 工作機械の機体カバー開閉構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077836U true JPH077836U (ja) 1995-02-03

Family

ID=12642058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4265693U Pending JPH077836U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 工作機械の機体カバー開閉構造

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JP (1) JPH077836U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253648A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Howa Mach Ltd 工作機械の機体カバーの切粉回収構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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