JP2526397Y2 - 工作機械のスプラッシュガード - Google Patents

工作機械のスプラッシュガード

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JP2526397Y2
JP2526397Y2 JP4710191U JP4710191U JP2526397Y2 JP 2526397 Y2 JP2526397 Y2 JP 2526397Y2 JP 4710191 U JP4710191 U JP 4710191U JP 4710191 U JP4710191 U JP 4710191U JP 2526397 Y2 JP2526397 Y2 JP 2526397Y2
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JP
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door
moving
movable door
opening
movable
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JP4710191U
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JPH05340U (ja
Inventor
野 高 久 牧
Original Assignee
日立精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工作機械の加工領域
を囲むスプラッシュガードに設けられる開口部を遮蔽す
るために、スプラッシュガード固定部に対して移動自在
に配置され、複数の移動ドアが衝接する際生じるショッ
クを防止する機能を有する工作機械のスプラッシュガー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械などにより被加工物を加工する
場合、加工中に切粉や切削剤などが飛散して、工作機械
の周辺を汚染すること、作業者に危険であることから、
この工作機械の加工領域はスプラッシュガードによって
囲われている。しかし、スプラッシュガードには被加工
物の搬出入を行うための開口部分が必要なため加工時に
は開閉自在に移動する移動ドアによって遮蔽して、この
ような移動ドアは上部に架設した軌道上を転動する上部
ローラと下部案内溝内を転動する下部ローラとによって
移動自在に支持されている。また、開口部は大きい方が
作業性がよい。大きな開口部を遮蔽するための移動ドア
も大きくなるが、スプラッシュガードは工作機械の据え
付け面積の省スペース化のため小さいほうがよい。その
ため、移動ドアを一枚構成にすると、開口部分を開放し
ているとき移動ドアがスプラッシュガード本体より突き
出るので、移動ドアを複数枚の構成にした移動ドアが用
いられ、開口時にはこの移動ドアがスプラッシュガード
の一方の固定カバー側に収納されるように構成されてい
る。しかし、このような移動ドアは開閉に際して複数枚
構成の移動ドアでは、一方の移動ドアを移動させると、
他方の移動ドアは一方の移動ドアと当接し、一方の移動
ドアに追従して移動する構成をとるものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、二枚構
成の移動ドアを移動させる場合には一方の移動ドアに形
成した当接部と他方の移動ドアと当接させて、一方の移
動ドアを移動させることにより、他方の移動ドアを移動
させている。そのため、一方の移動ドアを速く移動させ
ると、一方の移動ドアと他方の移動ドアとが衝接し、ぶ
つかり音を発生した。また、他方の移動ドアは、当接部
において当接している以外はフリーな状態であるため、
開閉端近傍では移動ドア案内部端と一方のドアの当接部
との間で衝接を繰返し、スムーズな開閉動作とならない
という問題点を生じた。この考案はかかる問題点を解決
するもので、移動自在の二枚の移動ドアの当接部分の衝
接による騒音を排除し、円滑な開閉ができるスプラッシ
ュガードを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案の前記目的は、
以下の構成によって達成できた。この考案の構成は、工
作機械の加工領域を囲むように設けられ、加工中の切
粉、切削剤の飛散を防止するスプラッシュガードにおい
て、このスプラッシュガードの一面に形成され、被加工
物の搬出入を行うための開口部と、この開口部周囲に形
成された固定カバーと、前記開口部を覆うように開閉す
るために移動自在に設けられる第1の移動ドアと、この
第1の移動ドアに隣接して第1の移動ドアの移動方向に
開閉自在に設けられ、第1の移動ドアと協働して前記開
口部を覆う第2の移動ドアと、この第2の移動ドアまた
は前記第1の移動ドアに取付けられ、第1の移動ドアま
たは第2の移動ドアと常時摺接して、第1の移動ドアを
移動させたとき第2の移動ドアを追従させて移動させる
とともに、第2の移動ドアが移動端に達したとき第1の
移動ドアのみを移動させる摺接部材とからなる工作機械
のスプラッシュガードである。
【0005】
【作用】工作機械の加工領域内へ被加工物の搬出入作業
を行うときはスプラッシュガードの開口部を遮蔽する二
枚構成の移動ドアを開閉する。開口部を遮蔽する場合に
は、長いストロークを移動する第1の移動ドアを移動さ
せる。第2の移動ドアには摺接部材が取付けてあり、そ
の先端が第1の移動ドアに摺接している。そのため、摺
接部材と第1の移動ドアとの摩擦力により第2の移動ド
アも第1の移動ドアに追従して移動する。第2の移動ド
アが移動端に達すると第1の移動ドアと摺接部材との間
に滑りを生じ、第1の移動ドアのみが移動し、移動端ま
で達すると開口部が二枚の移動ドアによって遮蔽され
る。
【0006】
【実施例】図1はこの考案にかかるスプラッシュガード
の正面図、図2は図1のIIーII線の断面図、図3はこの
考案の移動ドアの主要部の拡大説明図である。1は工作
機械の加工領域を囲むスプラッシュガードで、作業者が
被加工物の搬出入作業を行う開口部が形成してあり、こ
の開口部の両側に設けられた固定カバー2a,2bの上
部間に軌道3が跨がって架設されている。この軌道3上
を転動する上部ローラ6を上部に配設した第1の移動ド
ア4が外側に配置され、第1の移動ドア4の内側には、
前記軌道3上を転動する上部ローラ7を上部に備えた第
2の移動ドア5が配置されている。第1の移動ドア4お
よび第2の移動ドア5の下端縁には下部ローラ4b,5
bが取付けられスプラッシュガード固定部に形成された
案内溝10に摺動自在に挿入してある。この上部ローラ
6、7と下部ローラ4b、5bとによって第1の移動ド
ア4、第2の移動ドア5は移動自在となっている。前記
開口部は第1の移動ドア4および第2の移動ドア5の移
動によって遮蔽されるように形成されている。第1の移
動ドア4には側部の両端を折曲げた折曲部4a、4aが
形成されている。8は摺接部材で第2の移動ドア5の当
接部5aの上下二箇所にボルト9、9で固着してある。
摺接部材8の先端は第1の移動ドア4の内面に摺接して
あり、第1の移動ドア4を移動させたとき、摺接部材8
と第1の移動ドア4との摩擦力により、第2の移動ドア
5を第1の移動ドア4に追従させて移動させる。また、
第2の移動ドア5が移動端に達すると摺接部材8と第1
の移動ドア4の内面とのあいだで滑り、第1の移動ドア
4のみが移動する。この摺接部材8としては弾性金属体
で構成した板バネのようなものでもよいが、また、他の
弾性を有する材料で構成してもよい。11は第1の移動
ドア4の上部に固着された固定部13にロッド12の先
端を固定した駆動シリンダで、固定カバー2bの上部に
設置されている。これは第1の移動ドア4の自動開閉駆
動機構である。14は手動開閉のため第1の移動ドア4
に設けた把手である。
【0007】この考案にかかるスプラッシュガードの移
動ドアの開閉動作について以下に説明する。開口された
開口部から加工領域に被加工物を搬入した後、この被加
工物をワーク取付け治具に固定し、駆動シリンダ11を
作動させ、固定カバー2a側に収納されている第1の移
動ドア4を移動させると、この第1の移動ドア4の上部
に設けた上部ローラ6が固定カバー2aと固定カバー2
bとの間に架設された軌道3上を転動して移動案内され
るとともにこの第1の移動ドア4の下部ローラ4bも案
内溝10内を転動して第1の移動ドア4が移動する。摺
接部材8と第2の移動ドア5との摩擦力により、第1の
移動ドア4に追従して第2の移動ドア5が、上部ローラ
7を軌道3上に転動案内されるとともに、他方下部ロー
ラ5bが案内溝10内を転動して移動する。このとき第
1の移動ドア4の内側と第2の移動ドア5側の上下二箇
所に配置された摺接部材8、8の先端が摺接材料の弾性
力で第1の移動ドア4の内側に圧接して摩擦力を生じさ
せる。
【0008】第2の移動ドア5の方が移動ストロークガ
短いため先に移動端に達し、その移動端で停止させられ
る。摺接部材8、8と第1の移動ドア4との接触部分で
滑りを生じながら第1の移動ドア4は更に移動し、やが
て第1の移動ドア4も移動端に達し、駆動シリンダ11
の駆動も停止する。すわち、開口部が第1の移動ドア
4、第2の移動ドア5とによって遮蔽されるのである。
開口部を開口する場合には、駆動シリンダ11を逆方向
に作動させ、第1の移動ドア4を開口方向に移動させる
とよい。第2の移動ドア5は摺接部材8、8によって移
動端まで移動すると摺接部材8、8と第1の移動ドア4
とのあいだですべりを生じ、第1の移動ドア4のみが移
動して、開口部を開口する。このように、第1の移動ド
ア4と第2の移動ドア5とが衝接することがないため、
ぶつかり音が発生しない。また、第2の移動ドア5がフ
リーの状態でないため、開閉端近傍において移動端と第
1の移動ドア4との接触は何回も繰り返し移動するよう
なことも防止でき、二枚の移動ドアの円滑な開閉動作が
できる。この実施例では摺接部材を第2の移動ドア側に
取付けたが、これを第1の移動ドア側に取付け、他方の
第2の移動ドアと摺接してもよい。また、駆動シリンダ
による自動開閉の移動ドアの例で説明したが、移動ドア
が手動による開閉移動ドアであってもよいことは勿論で
ある。
【0009】
【考案の効果】以上のようにこの考案にかかるスプラッ
シュガードは、開閉動作を行う両移動ドアの間に摺接部
材を配置して、移動ドア間の衝接を防止しているから、
これら移動ドアにおいて移動ドア時などにぶつかり音を
生じることなくスムーズに移動させることができるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるスプラッシュガードの正面図
である。
【図2】図1のIIーII線の断面図である。
【図3】この考案の移動ドアの主要部を示す拡大説明図
である。
【符号の説明】
1 …スプラッシュガード 2 …固定カバー 3 …軌道 4 …第1の移動ドア 5 …第2の移動ドア 6 …上部ローラ 7 …上部ローラ 8 …摺接部材 9 …ボルト 10 …案内溝 11 …駆動シリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の加工領域を囲むように設けら
    れ、加工中の切粉、切削剤の飛散を防止するスプラッシ
    ュガードにおいて、このスプラッシュガードの一面に形
    成され、被加工物の搬出入を行うための開口部と、この
    開口部周囲に形成された固定カバーと、前記開口部を覆
    うように開閉するために移動自在に設けられる第1の移
    動ドアと、この第1の移動ドアに隣接して第1の移動ド
    アの移動方向に開閉自在に設けられ、第1の移動ドアと
    協働して前記開口部を覆う第2の移動ドアと、この第2
    の移動ドアまたは前記第1の移動ドアに取付けられ、第
    1の移動ドアまたは第2の移動ドアと常時摺接して、第
    1の移動ドアを移動させたとき第2の移動ドアを追従さ
    せて移動させるとともに、第2の移動ドアが移動端に達
    したとき第1の移動ドアのみを移動させる摺接部材とか
    らなることを特徴とする工作機械のスプラッシュガー
    ド。
JP4710191U 1991-06-21 1991-06-21 工作機械のスプラッシュガード Expired - Lifetime JP2526397Y2 (ja)

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JP4710191U JP2526397Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 工作機械のスプラッシュガード

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JP4710191U JP2526397Y2 (ja) 1991-06-21 1991-06-21 工作機械のスプラッシュガード

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JPH05340U JPH05340U (ja) 1993-01-08
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JP5340433B2 (ja) 2012-02-02 2013-11-13 ファナック株式会社 工作機械のカバー構造

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JPH05340U (ja) 1993-01-08

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