JPH077830A - 配線用合成樹脂ダクトとその接続構造 - Google Patents
配線用合成樹脂ダクトとその接続構造Info
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- JPH077830A JPH077830A JP5146135A JP14613593A JPH077830A JP H077830 A JPH077830 A JP H077830A JP 5146135 A JP5146135 A JP 5146135A JP 14613593 A JP14613593 A JP 14613593A JP H077830 A JPH077830 A JP H077830A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配線用合成樹脂ダクトにおいて、ダクト本体
自体に別のダクト本体との接続機構を具備させることに
よって、別部品としてのソケットや接着剤またはビスな
どを用いずに容易かつ迅速にダクト同士を接続できるよ
うにする。 【構成】 ダクト本体1の一端部にソケット部4を設
け、ソケット部4に被係合部51を設ける。ダクト本体
1の他端部に係合部52を設ける。ソケット部4を別の
ダクト本体1’の他端部に嵌合し、かつ、係合部52を
被係合部51に係合させることにより2つのダクト本体
1,1’を接続する。
自体に別のダクト本体との接続機構を具備させることに
よって、別部品としてのソケットや接着剤またはビスな
どを用いずに容易かつ迅速にダクト同士を接続できるよ
うにする。 【構成】 ダクト本体1の一端部にソケット部4を設
け、ソケット部4に被係合部51を設ける。ダクト本体
1の他端部に係合部52を設ける。ソケット部4を別の
ダクト本体1’の他端部に嵌合し、かつ、係合部52を
被係合部51に係合させることにより2つのダクト本体
1,1’を接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気配線などを処理す
るのに用いられる配線用合成樹脂ダクトとその接続構造
に関する。
るのに用いられる配線用合成樹脂ダクトとその接続構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の配線用合成樹脂ダクトにおい
て、ダクト本体とダクト本体の開口部に装着される蓋体
とを備えるものは、一般的に一定の長さのものを接続す
ることにより所定の長さに延長される。図8に概略的に
示したように、ダクト本体1の基本的構成は、底壁部1
1と底壁部11の幅方向両端部から立ち上がった左右の
側壁部12,12とを有している。そして、このような
基本的構成を有するダクト本体1の内部にたとえば電気
配線を敷設し、ダクト本体1の上面開口部13に図示し
ていない蓋体を装着するようになっている。
て、ダクト本体とダクト本体の開口部に装着される蓋体
とを備えるものは、一般的に一定の長さのものを接続す
ることにより所定の長さに延長される。図8に概略的に
示したように、ダクト本体1の基本的構成は、底壁部1
1と底壁部11の幅方向両端部から立ち上がった左右の
側壁部12,12とを有している。そして、このような
基本的構成を有するダクト本体1の内部にたとえば電気
配線を敷設し、ダクト本体1の上面開口部13に図示し
ていない蓋体を装着するようになっている。
【0003】この構成の配線用ダクト同士を接続して長
さを延長する場合、従来は、図8に示した別部品として
のソケット2を用いている。このソケット2は底板部2
1と底板部21の幅方向両端部から立ち上がった左右の
側板部22,22とを有しており、同図に示した同一形
状・大きさの2つのダクト本体1,1の双方の端部に重
なり状に嵌合可能になっている。そして、配線用ダクト
同士の接続に際しては、互いに突き合わせた2つのダク
ト本体1,1のそれぞれの端部に跨がらせてソケット2
を嵌合し、ソケット2と各ダクト本体1,1との重なり
個所を接着剤で接合したり、あるいはビス止めしたりし
ている。
さを延長する場合、従来は、図8に示した別部品として
のソケット2を用いている。このソケット2は底板部2
1と底板部21の幅方向両端部から立ち上がった左右の
側板部22,22とを有しており、同図に示した同一形
状・大きさの2つのダクト本体1,1の双方の端部に重
なり状に嵌合可能になっている。そして、配線用ダクト
同士の接続に際しては、互いに突き合わせた2つのダク
ト本体1,1のそれぞれの端部に跨がらせてソケット2
を嵌合し、ソケット2と各ダクト本体1,1との重なり
個所を接着剤で接合したり、あるいはビス止めしたりし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、2つのダクト本体1,1同士の接続に別部品である
ソケット2が必要であるのみならず、接着剤またはビス
が必要であったため、必要な部品点数が多くなり、しか
も接続作業が煩わしくなるという問題があった。
は、2つのダクト本体1,1同士の接続に別部品である
ソケット2が必要であるのみならず、接着剤またはビス
が必要であったため、必要な部品点数が多くなり、しか
も接続作業が煩わしくなるという問題があった。
【0005】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、ダクト本体自体に別のダクト本体との接続機構
を具備させることによって、別部品としてのソケットや
接着剤またはビスなどが不要になり、接続作業を容易か
つ迅速にしかも確実に行うことのできる配線用合成樹脂
ダクトとその接続構造とを提供することを目的とする。
であり、ダクト本体自体に別のダクト本体との接続機構
を具備させることによって、別部品としてのソケットや
接着剤またはビスなどが不要になり、接続作業を容易か
つ迅速にしかも確実に行うことのできる配線用合成樹脂
ダクトとその接続構造とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる配線用合成樹脂ダクトは、底壁部と底壁部の幅方向
両端部から立ち上がった左右の側壁部とを有するダクト
本体と、ダクト本体の上面開口部に装着される蓋体とを
有し、ダクト本体の長手方向一端部に、ダクト本体の長
手方向他端部に嵌合可能な形状と大きさを備えたソケッ
ト部が延出され、このソケット部とダクト本体の長手方
向他端部とのいずれか一方に凹入状の被係合部が設けら
れ、他方に上記被係合部に着脱可能でかつダクト本体の
長手方向で係合可能な係合部が設けられているものであ
る。
よる配線用合成樹脂ダクトは、底壁部と底壁部の幅方向
両端部から立ち上がった左右の側壁部とを有するダクト
本体と、ダクト本体の上面開口部に装着される蓋体とを
有し、ダクト本体の長手方向一端部に、ダクト本体の長
手方向他端部に嵌合可能な形状と大きさを備えたソケッ
ト部が延出され、このソケット部とダクト本体の長手方
向他端部とのいずれか一方に凹入状の被係合部が設けら
れ、他方に上記被係合部に着脱可能でかつダクト本体の
長手方向で係合可能な係合部が設けられているものであ
る。
【0007】請求項2に記載の発明による配線用合成樹
脂ダクトは、請求項1に記載の構成に加えて、ダクト本
体の左右の側壁部のそれぞれに段付状の突条が設けら
れ、ソケット部がダクト本体の底壁部と上記突条との間
で挾まれる状態にダクト本体の長手方向他端部に嵌合可
能に形成されているものである。
脂ダクトは、請求項1に記載の構成に加えて、ダクト本
体の左右の側壁部のそれぞれに段付状の突条が設けら
れ、ソケット部がダクト本体の底壁部と上記突条との間
で挾まれる状態にダクト本体の長手方向他端部に嵌合可
能に形成されているものである。
【0008】請求項3に記載の発明は配線用合成樹脂ダ
クトの接続構造に関するものであって、底壁部と底壁部
の幅方向両端部から立ち上がった左右の側壁部とを有す
るダクト本体の長手方向一端部に延出されたソケット部
が、別のダクト本体の長手方向他端部に嵌合され、ソケ
ット部とソケット部が嵌合されたダクト本体の長手方向
一端部とのいずれか一方に凹入状の被係合部が設けら
れ、他方に上記被係合部にダクト本体の長手方向で係合
された係合部が設けられていると共に、上記ソケット部
を介して接続されたダクト本体と別のダクト本体との上
面開口部に跨がって蓋体が装着され、この蓋体により2
つの上記ダクト本体が上下方向で保持されていることを
特徴としている。
クトの接続構造に関するものであって、底壁部と底壁部
の幅方向両端部から立ち上がった左右の側壁部とを有す
るダクト本体の長手方向一端部に延出されたソケット部
が、別のダクト本体の長手方向他端部に嵌合され、ソケ
ット部とソケット部が嵌合されたダクト本体の長手方向
一端部とのいずれか一方に凹入状の被係合部が設けら
れ、他方に上記被係合部にダクト本体の長手方向で係合
された係合部が設けられていると共に、上記ソケット部
を介して接続されたダクト本体と別のダクト本体との上
面開口部に跨がって蓋体が装着され、この蓋体により2
つの上記ダクト本体が上下方向で保持されていることを
特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ダクト本体の
ソケット部を別のダクト本体の長手方向他端部に嵌合し
て係合部を被係合部に係合することにより2つのダクト
本体が接続される。また、上記係合部を被係合部から離
脱させることにより2つのダクト本体が離れる。
ソケット部を別のダクト本体の長手方向他端部に嵌合し
て係合部を被係合部に係合することにより2つのダクト
本体が接続される。また、上記係合部を被係合部から離
脱させることにより2つのダクト本体が離れる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、上記のよ
うにして2つのダクト本体を接続した場合に、ソケット
部がダクト本体の底壁部とダクト本体の左右の側壁部に
設けられた突条との間に挾まれて2つのダクト本体が上
下方向に位置ずれしなくなる。
うにして2つのダクト本体を接続した場合に、ソケット
部がダクト本体の底壁部とダクト本体の左右の側壁部に
設けられた突条との間に挾まれて2つのダクト本体が上
下方向に位置ずれしなくなる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、係合部と
被係合部との係合により2つのダクト本体が接続され、
かつ、蓋体が2つのダクト本体が上下方向で位置ずれす
ることを防ぐ。
被係合部との係合により2つのダクト本体が接続され、
かつ、蓋体が2つのダクト本体が上下方向で位置ずれす
ることを防ぐ。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例による配線用合成樹脂
ダクトAを一部破断して示した分解斜視図で、この配線
用合成樹脂ダクトAは、ダクト本体1と、蓋体3とを有
しており、これらはいずれも合成樹脂(たとえば硬質塩
化ビニル樹脂)で作られている。ダクト本体1は底壁部
11と底壁部11の幅方向両端部から立ち上がった左右
の側壁部12,12とを有している。ダクト本体1の長
手方向一端部にソケット部4が所定の出幅分だけ延出さ
れている。このソケット部4はダクト本体1と一体にな
っていて、底板部41の外表面(裏面)が上記底壁部1
1の内表面(内面)と略面一であり、左右の側板部4
2,42の外表面(外面)が上記側板部12,12の内
表面(内面)と略面一になっている。したがって、ソケ
ット部4はダクト本体1の長手方向他端部に嵌合可能な
形状と大きさとを備えている。ソケット部4の所定個所
たとえば底板部41に矩形の開口でなる凹入状の被係合
部51が設けられている。そして、被係合部51に対応
する係合部52が上記ダクト本体1の長手方向他端部の
所定個所たとえば底壁部11に設けられている。係合部
52はダクト本体1の幅方向に長い突起でなり、その高
さは底壁部11の厚さと略同一であり、また、ダクト本
体1の長手方向他端側に向く面が傾斜面52aになって
いる。他方、ダクト本体1の左右の側板部12,12の
上部に溝形の係合条61,61を外表面側に備えた上辺
部6,6が一体に設けられている。この上辺部6,6は
左右の側壁部12,12から内方に向けて段付状に突出
して形成されており、その段付部分63,63により特
許請求の範囲の請求項2に記載した突条を形成してい
る。したがって、段付部分63,63と底壁部11との
間隔は上記ソケット部4の高さと略同一になっている。
ダクトAを一部破断して示した分解斜視図で、この配線
用合成樹脂ダクトAは、ダクト本体1と、蓋体3とを有
しており、これらはいずれも合成樹脂(たとえば硬質塩
化ビニル樹脂)で作られている。ダクト本体1は底壁部
11と底壁部11の幅方向両端部から立ち上がった左右
の側壁部12,12とを有している。ダクト本体1の長
手方向一端部にソケット部4が所定の出幅分だけ延出さ
れている。このソケット部4はダクト本体1と一体にな
っていて、底板部41の外表面(裏面)が上記底壁部1
1の内表面(内面)と略面一であり、左右の側板部4
2,42の外表面(外面)が上記側板部12,12の内
表面(内面)と略面一になっている。したがって、ソケ
ット部4はダクト本体1の長手方向他端部に嵌合可能な
形状と大きさとを備えている。ソケット部4の所定個所
たとえば底板部41に矩形の開口でなる凹入状の被係合
部51が設けられている。そして、被係合部51に対応
する係合部52が上記ダクト本体1の長手方向他端部の
所定個所たとえば底壁部11に設けられている。係合部
52はダクト本体1の幅方向に長い突起でなり、その高
さは底壁部11の厚さと略同一であり、また、ダクト本
体1の長手方向他端側に向く面が傾斜面52aになって
いる。他方、ダクト本体1の左右の側板部12,12の
上部に溝形の係合条61,61を外表面側に備えた上辺
部6,6が一体に設けられている。この上辺部6,6は
左右の側壁部12,12から内方に向けて段付状に突出
して形成されており、その段付部分63,63により特
許請求の範囲の請求項2に記載した突条を形成してい
る。したがって、段付部分63,63と底壁部11との
間隔は上記ソケット部4の高さと略同一になっている。
【0013】蓋体3はその幅方向の両端部に溝部31を
具備する嵌合片部32,32を一体に有しており、この
嵌合片部32,32には上記係合条61,61に嵌脱可
能な係合部33が具備されている。
具備する嵌合片部32,32を一体に有しており、この
嵌合片部32,32には上記係合条61,61に嵌脱可
能な係合部33が具備されている。
【0014】ダクト本体1,1’を接続し、それぞれの
ダクト本体1,1’の上面開口部13,13に蓋体3,
3を装着した状態を図2と図4に示してある。これらの
図から判るように、配線用合成樹脂ダクトAを接続する
ときは、図1に示したように2つのダクト本体1,1’
の相互間で長手方向一端部と長手方向他端部とを向き合
わせ、ソケット部4をダクト本体1’における長手方向
他端部の底壁部11と段付部分63,63との間に差し
込むことによってそのソケット部4の底壁部41の先端
を上記係合部52に乗り越えさせ、これにより被係合部
51に係合部52を嵌めて両者をダクト本体1の長手方
向で係合させる(図3)。また、蓋体3,3の係合片部
32,32をそれぞれのダクト本体1,1’の上辺部
6,6に嵌め、係合部33,33を係合条61,61に
係合させることによって蓋体3,3を各ダクト本体1,
1’の上面開口部13,13に装着する。
ダクト本体1,1’の上面開口部13,13に蓋体3,
3を装着した状態を図2と図4に示してある。これらの
図から判るように、配線用合成樹脂ダクトAを接続する
ときは、図1に示したように2つのダクト本体1,1’
の相互間で長手方向一端部と長手方向他端部とを向き合
わせ、ソケット部4をダクト本体1’における長手方向
他端部の底壁部11と段付部分63,63との間に差し
込むことによってそのソケット部4の底壁部41の先端
を上記係合部52に乗り越えさせ、これにより被係合部
51に係合部52を嵌めて両者をダクト本体1の長手方
向で係合させる(図3)。また、蓋体3,3の係合片部
32,32をそれぞれのダクト本体1,1’の上辺部
6,6に嵌め、係合部33,33を係合条61,61に
係合させることによって蓋体3,3を各ダクト本体1,
1’の上面開口部13,13に装着する。
【0015】こうして接続された2つの配線用合成樹脂
ダクトA,A’においては、図2および図3で判るよう
に、2つのダクト本体1,1’は係合部52と被係合部
51との係合により長手方向に位置ずれしないように接
続され、また、図2および図4で判るように、ソケット
部4がダクト本体1’の底壁部11とダクト本体1の段
付部分63,63との間に挾まれて2つのダクト本体
1,1’が上下方向に位置ずれしなくなる。なお、図4
に仮想線で示したように、配線Lはダクト本体1,1’
の内部に配設される。
ダクトA,A’においては、図2および図3で判るよう
に、2つのダクト本体1,1’は係合部52と被係合部
51との係合により長手方向に位置ずれしないように接
続され、また、図2および図4で判るように、ソケット
部4がダクト本体1’の底壁部11とダクト本体1の段
付部分63,63との間に挾まれて2つのダクト本体
1,1’が上下方向に位置ずれしなくなる。なお、図4
に仮想線で示したように、配線Lはダクト本体1,1’
の内部に配設される。
【0016】2つのダクトA,Aを離脱させるときは、
蓋体3,3を取り外してから、一方のダクト本体1を変
形させることにより係合部52を被係合部51から外
し、その後、ソケット部4を他方のダクト本体1’から
引き抜くとよい。
蓋体3,3を取り外してから、一方のダクト本体1を変
形させることにより係合部52を被係合部51から外
し、その後、ソケット部4を他方のダクト本体1’から
引き抜くとよい。
【0017】以上説明した実施例においては、係合部5
2をダクト本体1,1’の長手方向他端部の底壁部1
1,11に設け、被係合部51をソケット部4の底板部
41に設けてあるけれども、これらは他の個所に設けて
もよい。図5には、係合部52,52をダクト本体1,
1’の左右の側壁部12,12に設け、被係合部51,
51をソケット部4の左右の側板部42,42に設けた
事例を示している。
2をダクト本体1,1’の長手方向他端部の底壁部1
1,11に設け、被係合部51をソケット部4の底板部
41に設けてあるけれども、これらは他の個所に設けて
もよい。図5には、係合部52,52をダクト本体1,
1’の左右の側壁部12,12に設け、被係合部51,
51をソケット部4の左右の側板部42,42に設けた
事例を示している。
【0018】また、上記実施例においては、別のダクト
本体1’の長手他端部に嵌合したソケット部4を底壁部
11と段付部分63,63とにより挾んで2つのダクト
本体1,1’の上下方向の位置ずれを防止するようにし
た接続構造を説明したけれども、図7では蓋体3によっ
て2つのダクト本体1,1’の上下方向の位置ずれを防
止するように接続構造を示している。すなわち、図7に
示した接続構造においては、蓋体3が一方のダクト本体
1の上面開口部13と別のダクト本体1’の上面開口部
13との間に跨がって装着されている。具体的には、図
7に現れていないけれども、蓋体3の係合片部32,3
2が2つのダクト本体1,1’の上辺部6,6に嵌めら
れ、係合片部32,32の係合部33,33が2つのダ
クト本体1,1’の上辺部6,6にそれぞれ設けられて
いる係合条61,61に係合されている。この構成であ
ると、2つのダクト本体1,1’が上下方向で位置ずれ
することを防ぐことに蓋体3が役立ち、そのために段付
部分63を省略することが可能である。
本体1’の長手他端部に嵌合したソケット部4を底壁部
11と段付部分63,63とにより挾んで2つのダクト
本体1,1’の上下方向の位置ずれを防止するようにし
た接続構造を説明したけれども、図7では蓋体3によっ
て2つのダクト本体1,1’の上下方向の位置ずれを防
止するように接続構造を示している。すなわち、図7に
示した接続構造においては、蓋体3が一方のダクト本体
1の上面開口部13と別のダクト本体1’の上面開口部
13との間に跨がって装着されている。具体的には、図
7に現れていないけれども、蓋体3の係合片部32,3
2が2つのダクト本体1,1’の上辺部6,6に嵌めら
れ、係合片部32,32の係合部33,33が2つのダ
クト本体1,1’の上辺部6,6にそれぞれ設けられて
いる係合条61,61に係合されている。この構成であ
ると、2つのダクト本体1,1’が上下方向で位置ずれ
することを防ぐことに蓋体3が役立ち、そのために段付
部分63を省略することが可能である。
【0019】この発明に係る配線用合成樹脂ダクトにお
いて、係合部をダクト本体の長手方向他端部に設け、そ
の係合部に対応する被係合部をソケット部に設けてもよ
いことは勿論である。
いて、係合部をダクト本体の長手方向他端部に設け、そ
の係合部に対応する被係合部をソケット部に設けてもよ
いことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る配線用合成
樹脂ダクトによれば、それ自体のダクト本体に具備され
たソケット部や係合部や被係合部を利用することによ
り、別の配線用合成樹脂ダクトのダクト本体に接続する
ことが可能であって、それらのソケット部や係合部や被
係合部が別のダクト本体との接続機構を構成しているの
で、接続に際して別部品としてのソケットや接着剤また
はビスなどが不要になり、そのことが接続作業を容易か
つ迅速に行うことに役立つという効果がある。また、接
続は係合部と被係合部との係合によって確実に成される
という効果がある。
樹脂ダクトによれば、それ自体のダクト本体に具備され
たソケット部や係合部や被係合部を利用することによ
り、別の配線用合成樹脂ダクトのダクト本体に接続する
ことが可能であって、それらのソケット部や係合部や被
係合部が別のダクト本体との接続機構を構成しているの
で、接続に際して別部品としてのソケットや接着剤また
はビスなどが不要になり、そのことが接続作業を容易か
つ迅速に行うことに役立つという効果がある。また、接
続は係合部と被係合部との係合によって確実に成される
という効果がある。
【0021】請求項2に記載の発明に係る配線用合成樹
脂ダクトは、ソケット部がダクトの底壁部とそのダクト
の側壁部に設けられた突条とにより挾まれることによっ
て2つの接続したダクト本体が上下方向に位置ずれしな
くなるという効果がある。
脂ダクトは、ソケット部がダクトの底壁部とそのダクト
の側壁部に設けられた突条とにより挾まれることによっ
て2つの接続したダクト本体が上下方向に位置ずれしな
くなるという効果がある。
【0022】請求項3に記載の発明に係る配線用合成樹
脂ダクトの接続構造は、蓋体によって2つの接続したダ
クト本体が上下方向に位置ずれしなくなるという効果が
ある。
脂ダクトの接続構造は、蓋体によって2つの接続したダ
クト本体が上下方向に位置ずれしなくなるという効果が
ある。
【図1】請求項1および請求項2の発明に係る実施例の
配線用合成樹脂ダクトを一部破断して示した分解斜視図
である。
配線用合成樹脂ダクトを一部破断して示した分解斜視図
である。
【図2】上記ダクトの接続個所を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII部を拡大した断面図である。
【図4】上記ダクトの接続個所を示す縦断正面図であ
る。
る。
【図5】変形例による上記ダクトの接続個所を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】請求項3の発明に係る実施例の縦断側面図であ
る。
る。
【図8】従来の配線用合成樹脂ダクトとソケットと示し
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
A 配線用合成樹脂ダクト 1,1’ ダクト本体 3 蓋体 4 ソケット部 11 底壁部 12 側壁部 13 上面開口部 51 被係合部 52 係合部 63 段付部分(突条)
Claims (3)
- 【請求項1】 底壁部と底壁部の幅方向両端部から立ち
上がった左右の側壁部とを有するダクト本体と、ダクト
本体の上面開口部に装着される蓋体とを有し、ダクト本
体の長手方向一端部に、ダクト本体の長手方向他端部に
嵌合可能な形状と大きさを備えたソケット部が延出さ
れ、このソケット部とダクト本体の長手方向他端部との
いずれか一方に凹入状の被係合部が設けられ、他方に上
記被係合部に着脱可能でかつダクト本体の長手方向で係
合可能な係合部が設けられていることを特徴とする配線
用合成樹脂ダクト。 - 【請求項2】 ダクト本体の左右の側壁部のそれぞれに
段付状の突条が設けられ、ソケット部がダクト本体の底
壁部と上記突条との間で挾まれる状態にダクト本体の長
手方向他端部に嵌合可能に形成されている請求項1に記
載の配線用合成樹脂ダクト。 - 【請求項3】 底壁部と底壁部の幅方向両端部から立ち
上がった左右の側壁部とを有するダクト本体の長手方向
一端部に延出されたソケット部が、別のダクト本体の長
手方向他端部に嵌合され、ソケット部とソケット部が嵌
合されたダクト本体の長手方向一端部とのいずれか一方
に凹入状の被係合部が設けられ、他方に上記被係合部に
ダクト本体の長手方向で係合された係合部が設けられて
いると共に、上記ソケット部を介して接続されたダクト
本体と別のダクト本体との上面開口部に跨がって蓋体が
装着され、この蓋体により2つの上記ダクト本体が上下
方向で保持されていることを特徴とする配線用合成樹脂
ダクトの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146135A JP2572005B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 配線用合成樹脂ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146135A JP2572005B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 配線用合成樹脂ダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077830A true JPH077830A (ja) | 1995-01-10 |
JP2572005B2 JP2572005B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=15400938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5146135A Expired - Lifetime JP2572005B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 配線用合成樹脂ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572005B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136915U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 三宅 博 | 電線保護カバ−のコ−ナ−部材 |
JPH0541330U (ja) * | 1991-11-06 | 1993-06-01 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5146135A patent/JP2572005B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136915U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 三宅 博 | 電線保護カバ−のコ−ナ−部材 |
JPH0541330U (ja) * | 1991-11-06 | 1993-06-01 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572005B2 (ja) | 1997-01-16 |
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