JPH0778198B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH0778198B2
JPH0778198B2 JP59110956A JP11095684A JPH0778198B2 JP H0778198 B2 JPH0778198 B2 JP H0778198B2 JP 59110956 A JP59110956 A JP 59110956A JP 11095684 A JP11095684 A JP 11095684A JP H0778198 B2 JPH0778198 B2 JP H0778198B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された塗料組成物に関し、さらに詳細に
は、特定の変性アミノ樹脂を含んで成る、とくに塗膜層
間付着性にすぐれた塗料組成物に関する。
従来より、塗料を塗り重ねるさいとか、いわゆる上塗り
塗料を塗装したのちの不良塗装部分に再塗装を施す場合
などにおいて、最初に塗装された塗膜とその後に塗装さ
れた塗膜との間で密着性が悪く、そのために塗膜が剥が
れることが屡々ある。
そこで、こうした塗膜の層間付着性の不良という事態を
回避し、予防せしめるためには、次に掲げられるような
措置が講じられている。
すなわち、再塗装前に塗装面を水研ぎせしめるか、ま
たは石油ベンジンなどの炭化水素溶剤で不良塗装部分を
拭き取る、などのそのための工程を設ける方法、 塗り重ねる両塗料相互の組成、とくに主要ビヒクルと
なる樹脂自体を改善する方法、あるいは 最初に塗装される塗料へ、カオチン型界面活性剤の如
き添加剤を添加せしめる方法。
しかし、上記なる方法は総じて手作業によるもので、
十分なる効果が期し得ない処から、徒らに工程数を増や
すだけのものであるし、なる方法も、所詮は十分なる
層間付着性を発揮しうるような樹脂は見出されるに到つ
ていなく、なる方法による場合には、逆に他の塗膜性
能に悪影響を及ぼす結果を招来する、という具合であ
る。
しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術における
種々の欠点を存在に鑑みて鋭意検討した結果、特定の水
酸基価と分子量とを有するアルキド樹脂やポリエステル
樹脂などの水酸基含有化合物とアミノ樹脂とを特定の比
率で共縮合せしめて得られる変性アミノ樹脂を、硬化剤
成分として、あるいは添加剤成分として含めて成る塗料
組成物が、塗膜の諸性能に何ら悪影響を及ぼすことな
く、相剥ぎ防止効果を顕著に発揮することを見出して、
本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は、必須の成分として、つまり、必須
の塗膜形成成分として、固形分比で、それぞれ、アミノ
樹脂(a)の100重量部と、水酸基価が5〜500で、か
つ、分子量が100〜8,000なる、アルキド樹脂、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂およびエポキシ樹脂よりなる群
から選ばれる、少なくとも1種の水酸基含有化合物
(b)の0.1〜30重量部とを共縮合せしめて得られると
いう、特定の変性アミノ樹脂を含有することから成る、
とりわけ、塗膜の層間付着性などに優れるという、極め
て実用性の高い塗料組成物を提供しようとするものであ
る。
ここにおいて、上記した変性アミノ樹脂とはメラミン樹
脂またはベンゾグアナミン樹脂などの公知慣用のアミノ
樹脂(a)に水酸基価が5〜500KOHmg/g、好ましくは50
〜300KOHmg/gで、かつ分子量が100〜8,000、好ましくは
1,000〜5,000なる水酸基含有化合物(b)を共縮合せし
めて得られる化合物を指称するものであるが、かかる水
酸基含有化合物(b)としては、アルキド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂などを用
いることが出来るが、層間付着性などのためには、就
中、アルキド樹脂またはポリエステル樹脂などのよう
な、主鎖にエステル結合を持った形の化合物の使用が望
ましい。また、これら上記したアルキド樹脂、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂などに代表
されるような、種々の水酸基含有化合物(b)として、
たとえば、ポリプロピレングリコールなどを、一部、併
用することを、決して、妨げるものではない。
当該変性アミノ樹脂を調製するには、前掲された如きア
ミノ樹脂(a)に主鎖にエステル結合をもつた水酸基含
有化合物(b)を混合せしめたのち、80〜110℃に保温
させて共縮合せしめればよい。
このさい、アミノ樹脂(a)の固形分100重量部に対し
て、上記した水酸基含有化合物(b)を固形分で、通常
0.1〜30重量部、好ましくは0.3〜10重量部用いて共縮合
せしめるようにするのがよい。
かくして得られる前記変性アミノ樹脂は、とくに塗膜の
層間付着性を改善しようとする塗料に対して、硬化剤成
分として、あるいは添加剤成分として用いられる。
したがつて、かかる層間付着性改良の対象となる塗料
は、一般に、アミノ樹脂により三次元的に架橋して硬化
塗膜を形成する系統のものであり、こうした前掲の変性
アミノ樹脂が適用される系統の塗料として代表的なもの
には、アルキド−メラミン系塗料、アルキド−ベンゾグ
アナミン系塗料、アルキド−メラミン−エポキシ系塗
料、アルキド−ベンゾグアナミン−エポキシ系塗料、オ
イルフリーアルキド−メラミン系塗料、オイルフリーア
ルキド−ベンゾグアナミン系塗料、アクリル−メラミン
系塗料、アクリル−ベンゾグアナミン系塗料、アクリル
−メラミン−エポキシ系塗料またはアクリル−ベンゾグ
アナミン−エポキシ系塗料などがあるが、これらの各塗
料中における変性アミノ樹脂は単独で用いられてもよい
し、あるいは他の汎用アミノ樹脂と共に硬化剤成分とし
て、または添加像成分として用いられてもよい。
このようにして得られる本発明の塗料組成物は、主とし
て金属製品の焼付け塗料、とくに自動車上塗り塗料とし
て用いることができる。
次に、本発明を参考例、実施例および比較例により具体
的に説明するが、以下において部および%は特に断りの
ない限り、すべて重量基準であるものとする。
参考例〔水酸基含有化合物(b)の調製例〕 撹拌機、温度計、脱水トラツプ付き還流冷却器および窒
素ガス導入管を備えた四ツ口フラスコに、やし油の350
部、水酸化リチウムの0.3部およびトリメチロールプロ
パンの257部を仕込んで250℃の温度でエステル交換反応
を行なつたのち、ペンタエリスリトールの45部、無水フ
タル酸の393部およびキシレンの40部を加えて160℃から
180℃まで3時間に亘つて昇温させ、次いで180℃から22
0℃まで2時間を要して徐々に昇温させ、さらにこの220
℃で3時間脱水反応を行なつた処、水酸基価が110で、
酸価が11で、かつ数平均分子量(n)が3,200なるア
ルキド樹脂が得られた。
しかるのち、この樹脂をキシレンで不揮発分(NV)を60
%となるように調整し、その結果として得られたNVが6
1.8%なるアルキド樹脂溶液の25℃におけるガードナー
粘度(以下同様)はU−Vであつた。
参考例2(同上) 撹拌機、温度計および脱水トラツプ付き還流冷却器を備
えた四ツ口フラスコに、イソフタル酸の200部、無水フ
タル酸の200部、アジピン酸の237部、ネオペンチルグリ
コールの365.3部およびトリメチロールプロパンの124部
と消泡剤とを仕込み、加熱撹拌させながら180℃に昇温
し、次いで180℃から230℃まで5時間かけて徐々に昇温
させ、その後は樹脂酸価が約4となるまでこの230℃に
保持せしめ、酸価が約4になつた処で、キシレンの200
部を徐々に加えながら冷起させ、さらに酢酸ブチルの47
0部を加えて反応を終了せしめた。
ここに得られた樹脂溶液はNVが59.8%、水酸基価が54
で、かつnが3,000なるポリエステル樹脂(オイルフ
リーアルキド樹脂)の溶液であつた。
参考例3〔アミノ樹脂(a)の調製例〕 撹拌機、温度計および脱水トラツプ付き還流冷却器を備
えた四ツ口フラスコに、メラミンの126部(1モル)、8
0%パラホルムアルデヒドの187.3部(5モル)およびn
−ブタノールの481部(6.5モル)を仕込んで、これらの
混合物のpHが8.0となるように10%水酸化ナトリウム水
溶液で調整し、次いで混合物を80℃に昇温して30分間メ
チロール化反応を行ない、しかるのち無水フタル酸を加
えてpHを6.0に調整し、110℃まで還流脱水を行ない、減
圧蒸留して脱水剤を行なつた。
しかるのち、キシレン/n−ブタノール=30/70(重量
比)なる混合溶剤で希釈させた処、NVが59.3%で粘度が
S−Tなるメラミン樹脂の溶液が得られた。
参考例4(変性アミノ樹脂の調製例) 撹拌機、温度計および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、参考例3で得られたメラミン樹脂の400部と、参
考例1で得られたアルキド樹脂の16部とを仕込んで、粘
度がTなる両樹脂の混合物を100℃で3時間に亘つて共
縮合せしめて、粘度がV−Wなる目的樹脂の溶液を得
た。
参考例5(同上) 参考例4と同様のフラスコに、参考例3で得られたメラ
ミン樹脂の400部と、参考例2で得られたポリエステル
樹脂の30部とを仕込んで、粘度がTなる両樹脂の混合物
を110℃で5時間に亘つて共縮合せしめて、粘度がVな
る目的樹脂を得た。
参考例6(同上) 参考例4と同様のフラスコに、参考例3で得られたメラ
ミン樹脂の400部と、参考例1で得られたアルキド樹脂
の80部とを仕込んで、粘度がTなる、両樹脂の混合物
を、100℃に2時間のあいだ保持して共縮合せしめた
処、粘度がU−Vなる目的樹脂が得られた。
参考例7〔アミノ樹脂(a)の調製例〕 参考例2と同様のフラスコに、ベンゾグアナミンの187
部(1モル)と80%パラホルムアルデヒドの75部(2モ
ル)とn−ブタノールの333部(4.5モル)とを仕込ん
で、これらの混合物のpHを無水フタル酸で5.7に調整し
てから、混合物を100℃に加熱して110℃まで還流脱水を
行なつた。
減圧蒸留して脱溶剤を行なつたのち、キシレン/n−ブタ
ノール=30/70(重量比)なる混合溶剤で希釈せしめ
て、NVが50.5%で、かつ粘度がA〜A1なるベンゾグアナ
ミン樹脂の溶液を得た。
参考例8(変性アミノ樹脂の調製例) 参考例4と同様のフラスコに、参考例7で得られたベン
ゾグアナミン樹脂の400部と、参考例1で得られたアル
キド樹脂の13.3部とを仕込んで、粘度がAなる両樹脂の
混合物を100℃で5時間に亘つて共縮合せしめて、粘度
がB−Cなる目的樹脂の溶液を得た。
参考例9(同上) 参考例4と同様のフラスコに、参考例7で得られたベン
ゾグアナミン樹脂の400部と参考例2で得られたポリエ
ステル樹脂の13.3部とを仕込んで、粘度がAなる両樹脂
の混合物を100℃で5時間に亘つて共縮合せしめて、粘
度がBなる目的樹脂の溶液を得た。
参考例10(アクリル樹脂の調製例) まず、スチレンの257部、メチルメタクリレートの300
部、iso−ブチルメタクリレートの95部、n−ブチルア
クリレートの150部、エチルアクリレートの50部、β−
ヒドロキシエチルメタクリレートの140部およびアクリ
ル酸の8部からなるモノマー混合物を調製しておき、撹
拌機、温度計、還流冷却器および窒素ガス導入管を備え
た四ツ口フラスコに、トルエンの500部および酢酸ブチ
ルの300部を仕込んで115℃に昇温し、同温度になつた処
で先の1,000部のモノマー混合物と、酢酸ブチルの200
部、tert−ブチルパーオクトエートの40部、アゾビスイ
ソブチロニトリルの20部およびジ−tert−ブチルパーオ
キシドの30部とからなる混合物を5時間かけて滴下し、
滴下が終了後も同温度に10時間保持せしめて、NVが50.3
%、水酸基価が30で、かつnが7,000なる目的樹脂の
溶液を得た。
実施例1〜7および比較例1、2 第1表に示されるような配合組成により各種の塗料原液
を調製し、次いでキシレン/iso−ブタノール=70/30
(容積比)なる混合溶剤でフオード・カツプNo.4で23秒
となるように各別に希釈し、しかるのちエア・スプレー
で25〜30μmなる膜厚で0.8mm厚のボンデライト#144処
理鋼板に各別に塗装せしめ、次いで140℃なる温度で20
分間焼付けを行なつて各種の塗膜を得た。
それぞれの硬化塗膜について各種の性能比較を行なつた
処を、第2表にまとめて示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】必須の成分として、固形分比で、アミノ樹
    脂(a)の100重量部と、水酸基価が5〜500で、かつ、
    分子量が100〜8,000なる、アルキド樹脂、ポリエステル
    樹脂、アクリル樹脂およびエポキシ樹脂よりなる群から
    選ばれる、少なくとも1種の水酸基含有化合物(b)の
    0.1〜30重量部とを共縮合せしめて得られる変性アミノ
    樹脂を含有することを特徴とする、塗料組成物。
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