JPH077817Y2 - 寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構 - Google Patents

寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構

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JPH077817Y2
JPH077817Y2 JP1989007452U JP745289U JPH077817Y2 JP H077817 Y2 JPH077817 Y2 JP H077817Y2 JP 1989007452 U JP1989007452 U JP 1989007452U JP 745289 U JP745289 U JP 745289U JP H077817 Y2 JPH077817 Y2 JP H077817Y2
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JP
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cylinder
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plug
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JP1989007452U
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健一 小林
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Paramount Bed Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は寝台の側部に立設して、布団等の寝具や患者等
の落下を防止するためのサイドレール等の差込式柵に関
するものである。
(従来の技術) 柵本体に設けた支柱を寝台の側部フレーム等の適所に構
成した取付筒に嵌入して立設する差込式柵では、必要に
応じての取り外しを容易に行えるようにするために、抜
け止めの機構を設けているものが少ない。このため必要
時以外に抜けてしまったり、容易に抜けてしまうため
に、ぼけ老人等が抜き取って凶器として使用した例もあ
る等、いろいろな問題点がある。
このような問題点を解決するために、従来、例えば実開
昭62−85248号公報に開示されるように、支柱に抜け止
め機構を設けた寝台用柵がある。この抜け止め機構は第
4図に示すように、柵本体の支柱aの先端に、雄ねじ部
bと先端つば部cを形成した作動棒dを設けると共に、
該作動棒dの雄ねじ部bに作動筒eを螺合して、該作動
筒eと先端つば部cの間隔を伸縮可能とし、作動筒eと
前記つば部c間にストッパー体fを介装すると共に、つ
ば部cとストッパー体fは当接面を傾斜させ、作動筒e
を回動して前記間隔を縮めることによりストッパー体f
を傾斜面により横方向にずらして半径方向に突出させ、
その側面を取付筒gの内壁に圧接して、それらの間の摩
擦力により抜け止めを行うものである。
(考案が解決しようとする課題) 前述の従来の抜け止め機構では、作動筒eの回動により
ストッパー体fを横方向に突出させて、その側面は取付
筒gの内壁に単に圧接するので、圧接力は作動筒によっ
て加えなければならず、この際、ストッパー体fを作動
筒eとつば部cに圧接状態で横方向にずらさなければな
らないので比較的力を要し、また圧接の保持は雄ねじ部
bと作動筒eの雌ねじ部hの螺合によって行うものであ
るから、かかる螺合が緩むと前記圧接力、そして抜け止
め力が急激に弱くなってしまう。
本考案は以上の課題を解決することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するための手段を、実施例に対応す
る第1図〜第3図を参照して説明すると、まず本考案で
は、柵本体1に設けた支柱2を寝台の適所に構成した取
付筒3に嵌合して支持する差込式柵に於いて、前記支柱
2の先端部4に筒状ロック部材5を遊嵌して上下方向に
揺動可能に固定すると共に、該筒状ロック部材5に隣接
して前記先端部4に作動筒6を摺動可能に嵌合し、前記
筒状ロック部材5と作動筒6には揺動用当接部7を構成
すると共に、前記作動筒6に隣接して前記先端部4に操
作筒8を回転可能に嵌合し、前記作動筒6と操作筒8の
夫々に螺合するねじ部9,10を構成して、操作筒8の回転
運動により作動筒6を進退させる構成とすると共に操作
筒8の上部に操作用つまみ部11を構成し、前記筒状ロッ
ク部材5には、揺動により、その揺動軸12よりも前記作
動筒6側に於いて前記取付筒3の内壁に当接するロック
用当接部13を設け、前記取付筒3の奥側には、前記支柱
2の先端部4を停止させる係合支持部14を設けた構成の
抜け止め機構を提案する。
また本考案は上記機構において、筒状ロック部材5と作
動筒6の対向面はロック用当接部13側から他方側に向か
って対向面間の間隔が広がるようにした傾斜面として構
成し、揺動用当接部7はロック用当接部13側の対向面自
体の一部として構成することを提案する。
また本考案は上記機構において、筒状ロック部材5は戻
し回転手段15により、ロック用当接部13が取付筒3の内
壁から離れる方向に復帰させる構成とすることを提案す
る。
更に本考案では上記機構において、支柱2の先端部に、
取付筒3の係合支持部14に当接させる当接部材16を筒状
ロック部材5を越えて突出させて構成することを提案す
る。
(作用) 筒状ロック部材5を作動筒6により揺動させない状態に
於いて、筒状ロック部材5及び作動筒6の一部を取付筒
3内に嵌入し、支柱2の先端部4を取付筒3の奥側の係
合支持部14に停止させて支持する。
次いで操作用つまみ部11を以って操作筒8を回転させ、
ねじ部9,10により作動筒6を下降させると揺動用当接部
7により筒状ロック部材5は図中時計回りに揺動し、か
かる揺動によってロック用当接部13は揺動軸12よりも上
方に於いて取付筒3の内壁に当接する。
このような状態において筒状ロック部材5を上方に移動
させようとする力が支柱2から加わると、この加わった
力はロック用当接部13が取付筒3の内壁を圧接する力に
変換され、いわゆる食い込み方向となるので、傾斜ロッ
クの原理により筒状ロック部材5は強大な力で上方への
移動を阻止され、以って取付筒3からの支柱2の先端部
4の抜けを確実に防止することができる。
筒状ロック部材5は、前記支柱2の先端部4に遊嵌する
筒状体として構成しているので、例えば、スプリングピ
ン等により容易に先端部4に揺動自在に固定することが
でき、支柱2の先端部4と同軸状であるからロック用当
接部13が横方向に大きく突出しないので、その分、取付
筒3の径を大きくする必要がない。加えて先端部4に
は、筒状ロック部材5に隣接してロック作動用の作動筒
6を嵌合していて、この作動筒6と取付筒3との隙間が
小さいので、支柱2を安定的に支持することができる。
(実施例) 次に本発明の実施例を、図について更に説明する。
第1図に示すように本考案の機構を適用する差込式柵
は、柵本体1に設けた適数の支柱2の先端部4を寝台の
適所、例えば床支持フレーム部材17に構成した取付筒3
に嵌入して支持することにより、柵本体1を立設状態と
して支持するものである。
この際、本考案の機構を適用した差込式柵においては、
第2図(a)に示すように筒状ロック部材5を作動筒6
により揺動させない状態において、筒状ロック部材5及
び作動筒6の一部を取付筒3内に嵌入して筒状ロック部
材5を係合支持部14に停止させて支持する。このように
係合支持部14に係合して停止させられる部分は、この
他、第3図に示すように支柱2の先端部4に筒状ロック
部材5を越えて係合部材16を突出させて構成しても良
い。前者の場合において、前記係合部材16及び係合支持
部14は、筒状ロック部材5の揺動を可能とするために係
合支持部14を凹球面に構成して揺動を可能としている。
次に立設状態において、操作つまみ部11を以って操作筒
8を回転させ、ねじ部9,10により作動筒6を下降させる
と、作動筒6と筒状ロック部材5の対向面の図中右側の
揺動用当接部7により筒状ロック部材5は図中時計回り
に揺動する。そしてこの揺動によってロック用当接部13
は揺動軸12よりも上方において取付筒3の内壁に当接す
る。
このような状態において筒状ロック部材5を上方に移動
させようとする力が支柱2から加わると、この加わった
力は当接部13が取付筒3の内壁を圧接する力に変換さ
れ、いわゆる食い込み方向となるので、傾斜ロックの原
理により筒状ロック部材5は強大な力で上方への移動を
阻止され、従って取付筒3からの支柱2の先端部4の抜
けを確実に防止することができる。
次に、前述した立設状態において、操作用つまみ部11を
以って操作筒8を逆回転させ、ねじ部9,10により作動筒
6を上昇させると筒状ロック部材5は再び揺動可能とな
って、当接部13は取付筒3の内壁から自在に離れること
ができるようになる。このため筒状ロック部材5は上方
への移動に際して前述した傾斜ロックとならず、従って
作動筒6、筒状ロック部材5共に取付筒3から抜くこと
ができる。
作動筒6により筒状ロック部材5を押して揺動させる手
段、即ち上述した揺動用当接部7は、第2図、第3図に
示すように当接部13側から他方側に向かって間隔が広が
るようにした傾斜面を筒状ロック部材5の上面に設けて
構成しているが、このような傾斜面は作動筒7側に設け
ても良いし、両方側に設けることもできる。また揺動用
当接部7は傾斜面の他、作動筒6または筒状ロック部材
5の対向面の適所に突起(図示省略)を設けて構成する
こともできる。
次に筒状ロック部材5には作動筒6によって揺動された
状態から復帰させるための戻し回動手段15を設けること
もできる。この構成においては作動筒6を上方に移動さ
せると、自動的に筒状ロック部材5が復帰して当接部13
を取付筒3の内壁から離すことにより、前述した支柱2
の抜き動作を、より円滑に行うことができる。かかる戻
し回動手段16は、ばねによって構成したり、筒状ロック
部材5の重量配分によって構成することができる。
次に、操作筒8の回転運動を作動筒6の進退運動に変換
する構成は、支柱2の先端部4の外側軸方向にキーみぞ
(図示省略)を形成すると共に、これに嵌合する突部
(図示省略)を作動筒6の内側に形成する等により、作
動筒6を支柱2の軸方向にのみ摺動可能に構成すれば良
い。
尚、以上の実施例においては、取付筒3は、支柱2の先
端部4の嵌入側を、上方に構成しているが、横方向に構
成しても良く、この場合、支柱2は先端部4を横方向に
構成すれば良い。また、本考案における柵は、側柵即ち
サイドレールとして使用する他、ヘッドボードまたはフ
ットボードとしての柵として使用することもできる。
(考案の効果) 本考案は以上の通り、柵本体に設けた支柱の先端部に、
傾斜ロックとして作用させるロック部材を設け、支柱を
抜く方向の力をテコ比により増大させて当接部を食い込
み方向に取付筒の内壁に圧接して抜け止めを行うので、
螺合等により圧接力を得るものと比較して抜け止めを、
小さな所要力で確実に行うことができるという効果があ
る。
特に本考案ではロック部材は、支柱の先端部に遊嵌させ
て揺動自在に支持した筒状体として構成していることに
よりロック用当接部が横方向に大きく突出しないので、
その分、取付筒の径を大きくする必要がない。加えて支
柱の先端部には筒状ロック部材に隣接して作動筒を嵌合
していて、この作動筒と取付筒との隙間が小さいので支
柱を安定的に支持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例に対応するもので、第
1図は全体構成の外観説明図、第2図(a)は支柱を嵌
入または抜き出す動作を表わした要部説明的断面図、第
2図(b)は柵本体を立設支持している状態に於ける要
部説明的断面図であり、第3図は他例の要部を表わした
説明的断面図である。また第4図(a),(b)は従来
例の要部説明的断面図である。 符号1…柵本体、2…支柱、3…取付筒、4…先端部、
5…筒状ロック部材、6…作動筒、7…揺動用当接部、
8…操作筒、9,10…ねじ部、11…操作用つまみ部、12…
揺動軸、13…当接部、14…係合支持部、15…戻し回動手
段、16…係合部材、17…床支持フレーム部材。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柵本体に設けた支柱を寝台の適所に構成し
    た取付筒に嵌合して支持する差込式柵に於いて、前記支
    柱の先端部に筒状ロック部材を遊嵌して上下方向に揺動
    可能に固定すると共に、該筒状ロック部材に隣接して前
    記先端部に作動筒を摺動可能に嵌合し、前記筒状ロック
    部材と作動筒には揺動用当接部を構成すると共に、前記
    作動筒に隣接して前記先端部に操作筒を回転可能に嵌合
    し、前記作動筒と操作筒の夫々に螺合するねじ部を構成
    して操作筒の回転運動により作動筒を進退させる構成と
    すると共に、操作筒の上部に操作用つまみ部を構成し、
    前記筒状ロック部材には、揺動により、その揺動軸より
    も前記作動筒側に於いて前記取付筒の内壁に当接するロ
    ック用当接部を設け、前記取付筒の奥側には、前記支柱
    の先端部を停止させる係合支持部を設けたことを特徴と
    する寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構
  2. 【請求項2】筒状ロック部材と作動筒の対向面は、ロッ
    ク用当接部側から他方側に向かって間隔が広がるように
    した傾斜面として構成し、揺動用当接部はロック用当接
    部側の対向面自体の一部としたことを特徴とする請求項
    1記載の寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構
  3. 【請求項3】筒状ロック部材は戻し回動手段により、ロ
    ック用当接部が取付筒の内壁から離れる方向に復帰させ
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の寝台用の
    差込式柵に於ける抜け止め機構
  4. 【請求項4】第1項記載の機構に於いて、支柱の先端部
    に、取付筒の係合支持部に当接させる当接部材を筒状ロ
    ック部材を越えて突出させて構成したことを特徴とする
    請求項1記載の寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構
JP1989007452U 1989-01-25 1989-01-25 寝台用の差込式柵に於ける抜け止め機構 Expired - Lifetime JPH077817Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4816042U (ja) * 1971-07-08 1973-02-23
JPS4846042U (ja) * 1971-09-29 1973-06-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4816042U (ja) * 1971-07-08 1973-02-23
JPS4846042U (ja) * 1971-09-29 1973-06-16

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