JPH0778035A - 交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を制御する装置 - Google Patents

交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を制御する装置

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JPH0778035A
JPH0778035A JP5273160A JP27316093A JPH0778035A JP H0778035 A JPH0778035 A JP H0778035A JP 5273160 A JP5273160 A JP 5273160A JP 27316093 A JP27316093 A JP 27316093A JP H0778035 A JPH0778035 A JP H0778035A
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長三 那須野
Makoto Ogasawara
誠 小笠原
Kiyozumi Satou
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • GPHYSICS
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/12Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac
    • G05F1/14Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using tap transformers or tap changing inductors as final control devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を所
望値に制御し、常時適切な電圧を単巻変圧器の負荷に加
えることにより極めて高い節電効率を実現すること。 【構成】直列巻線と、少なくとも第1及び第2分路巻線
とをこの順序に直列接続して1次巻線とし、上記第1及
び第2分路巻線を2次巻線とする単巻変圧器と、上記第
1分路巻線のみを上記単巻変圧器に挿入し、或いは上記
第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器に挿入し、又
は第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器から除去す
る双方向性スイッチ装置と、上記1次巻線に加えられる
交流入力電圧に応じて上記双方向性スイッチ手段の動作
を制御する単巻変圧器制御装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流入力電圧に応じて
単巻変圧器の降圧比を自動的に制御する装置に関する。
本発明によれば、入力電圧に応じて単巻変圧器の2次側
に接続された電気機器に印加される電圧を自動的に調節
し、電気機器に必要以上の高電圧を加えないようにする
ことにより、極めて良好な節電効果を得ることができ
る。
【0002】
【従来の技術】無駄な電力消費を避けることは、地球資
源の有効利用、環境保全の観点から望ましいだけでな
く、電力使用料を少なくする点で需要家の強い関心を引
く問題である。中規模及び小規模の電力需要家、例え
ば、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、事務
所、一般家庭等では、電力供給会社が供給する電圧をそ
のまま電気機器に印加して使用しているのが普通であ
る。この場合の節電は、不要な電気機器の電源をこまめ
に切って全体の電力使用料を低くするという消極的な対
応でる。
【0003】他の節電方法は、電気機器の定格電圧に幅
があることに着目し、入力電圧を一律に下げる方法であ
る。しかし、この方法は、入力電圧の変動に考慮が払わ
れていないため入力電圧が一時的であっても異常に低下
した場合には、電気機器の動作の信頼性が保証されない
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、交流入力電
圧に応じて単巻変圧器(auto-transformer)の降圧比を
所望値に制御し、常時適切な電圧を単巻変圧器の負荷
(電気機器)に加えることにより極めて高い節電効率を
実現することである。
【0005】更に、本発明は、単相3線の中性線と第1
及び第2入力線間の2つの交流入力電圧を測定し、測定
した2交流入力電圧値の組み合わせに基づいて単巻変圧
器の出力電圧を所望値に制御することを課題とする。
【0006】更に、本発明は、単相3線の単巻変圧器の
巻線の結線を工夫することにより、単相3線の中性線と
第1及び第2入力線間の交流入力電圧を、単巻変圧器の
負荷(電気機器)の状態に拘らず等しくなる方向に動作
させ、上述の2交流入力電圧値の組み合わせに基づく単
巻変圧器の出力電圧制御を効率よく行わせることを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例は、
直列巻線と、少なくとも2つ(第1及び第2と呼ぶ)分
路巻線とをこの順序に直列接続して1次巻線とし、上記
第1及び第2分路巻線を2次巻線とする単巻変圧器と、
上記第1分路巻線のみを上記単巻変圧器に挿入し、或い
は上記第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器に挿入
し、又は第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器から
除去する双方向性スイッチ装置と、上記1次巻線に加え
られる交流入力電圧に応じて上記双方向性スイッチ手段
の動作を制御する単巻変圧器制御装置とを有する。
【0008】上記第1実施例において、上記1次巻線は
入力線と中性線に接続され、上記2次巻線は出力線と上
記中性線に接続され、上記双方向性スイッチ装置は第1
及び第2双方向性スイッチ手段とからなり、該第1双方
向性スイッチ手段は上記第1及び第2分路巻線の接続点
と上記中性線の間に設けられ、上記第2双方向性スイッ
チ手段は上記第2分路巻線と上記中性線の間に設けられ
ている。
【0009】本発明の第2実施例は、第1直列巻線と、
第1乃至第4分路巻線と、第2直列巻線とを、この順序
に直列接続して1次巻線とし、上記第1乃至第4分路巻
線を2次巻線とする単相3線単巻変圧器と、上記第1及
び第4分路巻線のみを上記単巻変圧器に挿入し、或いは
上記第1乃至第4分路巻線の全部を単巻変圧器に挿入
し、又は第1乃至第4分路巻線の全部を単巻変圧器から
除去する双方向性スイッチ装置と、上記1次巻線に加え
られる交流入力電圧に応じて上記双方向性スイッチ手段
の動作を制御する単巻変圧器制御装置とを有する。
【0010】上記第2実施例において、上記1次巻線は
第1及び第2入力線に接続し、上記2次巻線は第1及び
第2出力線に接続し、上記双方向性スイッチ装置は第1
及び第2双方向性スイッチ手段とからなり、該第1双方
向性スイッチ手段は上記第1及び第2分路巻線の接続点
と上記第3及び第4分路巻線の接続点との間に設けら
れ、上記第2双方向性スイッチ手段は上記第3及び第4
分路巻線の間に設けられている。
【0011】上記第2実施例において、上記単巻変圧器
制御装置は、上記第1入力線と中性線間の第1入力電圧
と上記第2入力線と上記中性線間の第2入力電圧とを測
定し、測定された第1及び第2入力電圧の組み合わせに
応じて上記双方向性スイッチ装置を制御する。
【0012】上記第2実施例において、上記第1直列巻
線を第1及び第2巻線に分割して該第1及び第2巻線の
巻回方向を異ならせて変圧器鉄心に巻回し、上記第2直
列巻線を第3及び第4巻線に分割して該第3及び第4巻
線の巻回方向を異ならせて上記変圧器鉄心に巻回し、上
記第1及び第2分路巻線の巻回方向を異ならせて上記変
圧器鉄心に巻回し、更に、上記第3及び第4分路巻線の
巻回方向を異ならせて上記変圧器鉄心に巻回することに
より、単巻変圧器の負荷(電気機器)の状態に拘らず等
しくなる方向に動作させ、上述の2交流入力電圧値の組
み合わせに基づく単巻変圧器の出力電圧制御を効率よく
行わせている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。以下の説明において交流電圧は、本発明に
係る装置への交流入力電圧以外は実効値を示す。
【0014】図1は、本発明に係る装置を単相2線の配
電線路に接続した実施例(第1実施例)の原理を説明す
るためのブロック図である。図1において、単巻変圧器
(auto-transformer)は直列巻線W1と分路巻線(又は
共通巻線)W2及びW3とを有する。直列巻線W1の一
方の端子K1は入力線Rを介して入力端子Ti1に接続
し、直列巻線W1と分路巻線W2の接続点K2は出力線
rを介して出力端子To1に接続している。更に、分路
巻線W2及びW3の接続点K3は双方向性スイッチ手段
SW1を介して中性線Nに、分路巻線W3の端子K4は
双方向性スイッチ手段(以下単にスイッチ手段とする場
合がある)SW2を介して中性線Nに接続している。中
性線Nは入力端子Ti2と出力端子To2とを直結して
いる。
【0015】入力端子Ti1及びTi2間の交流入力電
圧VRNは、単巻変圧器制御装置(以下単に制御装置とす
る場合がある)4に印加される。制御装置4は、入力電
圧VRNの実効値を求めて複数の基準値と比較し、スイッ
チ手段SW1及びSW2を制御する。例えば、基準値を
103V及び100Vとし、測定された実効値をVeと
すれば、 (a) Ve≧103Vの場合、制御装置4はスイッチ手
段SW1をオンとし、SW2をオフにする。従って、V
eを103Vと仮定し、巻線W1とW2の巻回数を夫々
7及び117とすれば入力電圧VRNの巻線W1での電圧
降下は103V × 7/124 であり、約6Vとな
る。即ち、出力電圧Vrn(端子To1及びTo2間の
電圧)は、巻線W1での電圧降下を6Vとすれば103
V ― 6V = 97V となる。
【0016】(b) 一方、100V<Ve<103Vの
場合、制御装置4はスイッチ手段SW1をオフとし、S
W2をオンにする。従って、入力電圧の実効値Veが1
01Vであり、巻線W3の巻回数を117とすると(W
1及びW2の巻回数は上述の如く夫々7及び117とす
る)入力電圧VRNの巻線W1での電圧降下は101V
× 7/241 であり、約3Vとなる。即ち、出力電
圧Vrnは、巻線W1での電圧降下を3Vとすれば10
1V ― 3V =98V となる。
【0017】(c) 更に、Ve≦100Vの場合、制御
装置4はスイッチ手段SW1及びSW2の両方をオフと
する。この場合、単巻変圧器は変圧器として機能せず、
入力電圧が直接出力電圧となる。即ち、巻線W1での電
圧降下は極めて小さいので、入力電圧を実効値100V
とすればこの入力電圧はそのまま出力電圧Vrnとな
る。
【0018】制御装置4の詳細な動作は、図2の制御装
置6と類似しているので、後述の制御回路6の詳細な説
明から容易に理解できる。
【0019】電気機器の動作保証電圧は、例えば101
V±10%なので、入力電圧が103V以上の場合には
入力電圧を略6V低下させ、入力電圧が103V未満で
且つ100Vを超えている場合には入力電圧を略3V低
下させ、更に、入力電圧が100V以下になれば入力電
圧をそのまま出力電圧としている。このように、本発明
によれば、電気機器の動作に支障をきたさない範囲で高
効率の節電効果を実現することが可能である。
【0020】図2は、本発明を単相3線の配電線路に接
続した実施例の原理を説明するブロック図である。図2
において、単巻変圧器(auto-transformer)は、直列巻
線W1と、分路巻線W2〜W5と、直列巻線W6とを有
する。直列巻線W1の一方の端子K1は入力線Rを介し
て入力端子Ti1に接続し、直列巻線W1と分路巻線W
2の接続点K2は出力線rを介して出力端子To1に接
続している。更に、分路巻線W2及びW3の接続点K3
は双方向性スイッチ手段SW1を介し、分路巻線W4と
W5の接続点K4に接続している。スイッチ手段SW2
は、分路巻線W3の端子K5と分路巻線W4の端子K6
の間に設けられている。直列巻線W6の端子K7は入力
線Tを介して入力端子Ti3に接続し、巻線W5とW6
の接続点K8は出力線tを介して出力端子To3に接続
している。中性線Nは入力端子Ti2と出力端子To2
とを直結している。
【0021】単巻変圧器制御装置6は、入力端子Ti1
とTi2間の交流入力電圧VRNと、入力端子Ti3とT
i2間の交流入力電圧VTNとを受け、夫々の実効値を求
めて複数の基準値と比較し、スイッチ手段SW1及びS
W2を制御する。
【0022】図2に示した単巻変圧器制御装置6、双方
向性スイッチ手段SW1及びSW2を、夫々、図3及び
図4を参照して詳細に説明する。
【0023】図3は、図2の単巻変圧器制御回路6のブ
ロック図である。交流入力電圧VRNは整流器10におい
て整流され、次段の実効値測定回路12は交流入力電圧
RNの実効値Ve1を求める。同様に、交流入力電圧V
TNは整流器14において整流され、次段の実効値測定回
路16はVTNの実効値Ve2を求める。
【0024】実効値Ve1は、ヒステリシス比較器18
a及び比較器18bに加えられる。ヒステリシス比較器
18aは1Vのヒステリシス幅を有する。即ち、ヒステ
リシス比較器18aは外部から基準電圧103Vを受
け、実効値Ve1が102V以上から低下して102V
に達するまでは論理値1を出力し、102V以下になる
と論理値0となる。更に、ヒステリシス比較器18a
は、実効値Ve1が102未満から上昇して103Vに
達するまでは論理値0を出力し、103以上になると論
理値1を出力する。比較器18bは、実効値Ve1を基
準電圧100Vと比較し、実効値Ve1が100Vを超
えていれば論理値1を出力し、100V以下であれば論
理値0を出力する。
【0025】要約すると、 (a)ヒステリシス比較器18aの出力は、実効値Ve
1が102V以上から下降する場合には、 Ve1≦102Vならば 論理値0 Ve1>102Vならば 論理値1 (b)ヒステリシス比較器18aの出力は、実効値Ve
1が102V未満から上昇する場合には、 Ve1≧103Vならば 論理値1 Ve1<103Vならば 論理値0 (C)比較器18bの出力は、 Ve1>100Vならば 論理値1 Ve1≦100Vならば 論理値0 となる。
【0026】同様に、実効値Ve2は、ヒステリシス比
較器20a及び比較器20bに加えられる。ヒステリシ
ス比較器20aの構成及び機能は上述の比較器18aと
同一である。即ち、ヒステリシス比較器20aは1Vの
ヒステリシス幅を有する。即ち、ヒステリシス比較器2
0aは外部から基準電圧103Vを受け、実効値Ve2
が102V以上から低下して102Vに達するまでは論
理値1を出力し、102V以下になると論理値0とな
る。更に、ヒステリシス比較器20aは、実効値Ve2
が102未満から上昇して103Vに達するまでは論理
値0を出力し、103以上になると論理値1を出力す
る。比較器20bの構成及び機能は、上述の比較器18
bと同一である。即ち、実効値Ve2を基準電圧100
Vと比較し、実効値Ve2が100Vを超えていれば論
理値1を出力し、100V以下であれば論理値0を出力
する。
【0027】要約すると、 (a)ヒステリシス比較器20aの出力は、実効値Ve
2が102V以上から下降する場合には、 Ve2>102Vならば 論理値1 Ve2≦102Vならば 論理値0 (b)ヒステリシス比較器20aの出力は、実効値Ve
2が102V未満から上昇する場合には、 Ve2<103Vならば 論理値0 Ve2≧103Vならば 論理値1 (C)比較器20bの出力は、 Ve2>100Vならば 論理値1 Ve2≦100Vならば 論理値0 となる。
【0028】従って、データ変換器22への入力A1〜
A4の組み合わせは次の9通りとなる。
【0029】データ変換器22は、その出力B1〜B3
が、上述の9通りの入力組み合わせに対して次の3種類
の組み合わせとなるように構成される。 (a) 入力組み合わせ(1)に対しては、 B1 = 1 B2 = 0 B3 = 0 となり、
【0030】(b) 入力組み合わせ (2),(4),(5)の何
れかの場合には、 B1 = 0 B2 = 1 B3 = 0 となり、
【0031】(c) 入力組み合わせ (3), (6), (7),
(8), (9)の何れかの場合には、 B1 = 0 B2 = 0 B3 = 1 となる。
【0032】図3のデータ変換器22以降のブロックを
説明する前に、図4を参照して双方向性スイッチ手段S
W1及びSW2の構成を説明する。
【0033】図4において、スイッチ手段SW1及びS
W2以外の構成は図2と同一である。単巻変圧器の巻線
W1及びW6の巻回数は共に7、巻線W2乃至W5の巻
回数は夫々117とする。従って、スイッチ手段SW1
がオンで且つSW2がオフの場合には、出力電圧Vrn
(図2参照)は入力電圧VRNより略6V低下し、同様に
出力電圧Vtnは入力電圧VTNより略6V低下する(以
下6V低下モードと呼ぶ場合がある)。更に、スイッチ
手段SW1がオフで且つSW2がオンの場合には、出力
電圧Vrnは入力電圧VRNより略3V低下し、同様に出
力電圧Vtnは入力電圧VTNより略3V低下する(以下
3V低下モードと呼ぶ場合がある)。一方、スイッチ手
段SW1及びSW2が共にオフの場合には、出力電圧V
rnは入力電圧VRNに略等しく、同様に出力電圧Vtn
は入力電圧VTNに略等しい(以下入出力直結モードと呼
ぶ場合がある)。当然のことながら、上述の出力電圧6
V低下モードの場合には、出力端子To1とTo3間の
出力電圧(Vrtとする)は入力端子Ti1とTi2間
の入力電圧(VRT)より略12V(=6V×2)低くな
り、同様に、上述の出力電圧3V低下モードの場合には
VrtはVRTより略6V低下する。
【0034】スイッチ手段SW1は、並列接続したサイ
リスタ(SCR)70及び72と、これらのサイリスタ
のゲート電流を制御するリレー接点S1と、サイリスタ
70及び72がオンからオフに切り替わる際にオンとな
るリレー接点X1と、サイリスタ70及び72の両端に
加わる可能性のある高圧からサイリスタの損傷を防止す
るバリスタ74とを有する。更に、リレー接点S1は抵
抗器76a、76b及び76cと直列接続し、リレー接
点X1は抵抗器78と直列接続している。
【0035】もう一方のスイッチ手段SW2は、上述の
SW1と同一の構成なので、スイッチ手段SW1の接点
S1及びX1を夫々S2及びX2とし、スイッチ手段S
W2を構成する他の部品にはSW1で使用した番号にダ
ッシュ(’)を付してある。
【0036】以下、図3のデータ変換器22以降のブロ
ックの動作を説明する。
【0037】図3に示したタイマーTMa〜TMcは、
夫々、コンデンサの充放電を利用したIC(集積回路)
タイマーであり部品として市販されている(例えば三菱
電気株式会社製のM51848P)。
【0038】タイマーTMaは、データ変換器22の出
力B1が論理値1の状態を約120秒間保持するとパル
スPa(例えば論理値1)をリレー制御回路24に出力
する(上述の6V低下モードの指示)。タイマーTMb
は、データ変換器22の出力B2が論理値1の状態を約
2秒間保持するとパルスPb(例えば論理値1)をリレ
ー制御回路24に出力する(上述の3V低下モードの指
示)。更に、タイマーTMcは、データ変換器22の出
力B3が論理値1の状態を約2秒間保持するとパルスP
c(例えば論理値1)をリレー制御回路24に出力する
(上述の入出力直結モードの指示)。
【0039】リレー制御回路24は、記憶回路24a及
びパルス幅100msのパルスを出力するタイマー24
bを有する。記憶回路24aは、パルスPa〜Pcの何
れが入力されたか(入力状態)を記憶する。記憶された
入力状態は次の入力状態変化により更新される。つま
り、記憶回路24aが、例えば、パルスPaの次にパル
スPcを受ければ、記憶回路24aの記憶内容は、パル
スPa入力からパルスPc入力に変化する。
【0040】リレー制御回路24に加わるパルスPa〜
Pcの変化は以下の6通りである。 (1) パルスPa入力からパルスPb入力への変化、即
ち、6V低下モードから3V低下モードへの指示。 (2) パルスPa入力からパルスPc入力への変化、即
ち、6V低下モードから入出力直結(即ち0V低下)モ
ードへの指示。 (3) パルスPb入力からパルスPa入力への変化、即
ち、3V低下モードから6V低下モードへの指示。 (4) パルスPb入力からパルスPc入力への変化、即
ち、3V低下モードから入出力直結モードへの指示。 (5) パルスPc入力からパルスPa入力への変化、即
ち、入出力直結モードから6V低下モードへの指示。 (6) パルスPc入力からパルスPb入力への変化、即
ち、入出力直結モードから3V低下モードへの指示。
【0041】リレー制御回路24は、ある時点でパルス
Pa〜Pcの何れかを受けたとき、記憶回路24aが直
前の入力状態(直前にパルスPa〜Pcの何れを受けた
か)を記憶しているので、どの電圧低下モードからどの
電圧低下モードへの変化であるかを特定することができ
る。
【0042】リレー制御回路24は、上述の電圧低下モ
ードの切り換え制御指示に応じてリレーRX1、RX
2、RS1及びRS2を制御する。これらのリレーRX
1、RX2、RS1及びRS2は、夫々、接点X1、X
2、S1及びS2のオン・オフを制御する。リレーRX
1は、駆動されると、図4の接点X1及びこの接点X1
と機械的に連動する接点X3(図3)をオン状態にす
る。接点X3を設けたのは、リレー制御回路24が接点
X1の動作を確認するためである。一方、リレーRX2
は、駆動されると、図4の接点X2及びこの接点X2と
機械的に連動する接点X4(図3)をオン状態にする。
接点X4を設けたのは、上述の場合と同様に、リレー制
御回路24が接点X2の動作を確認するためである。
【0043】リレー制御回路24が記憶回路24aに記
憶されている状態を参照するのは、6V低下モード或い
は入出力直結モードが指示された場合である。即ち、6
V低下モードが指示された場合、直前の電圧低下モード
が3V低下モードか或いは入出力直結モードかをチェッ
クする。直前の電圧低下モードが入出力直結モードの場
合には、急激な電圧上昇を防止するため、先ず3V低下
モードを経由して6V低下モードにする。一方、直前の
電圧低下モードが3V低下モードであれば、直接6V低
下モードとする。上述の場合と逆に、リレー制御回路2
4は、入出力直結モードの指示を受けた場合、直前の電
圧低下モードが6V低下モードか或いは3V低下モード
かをチェックする。直前の電圧低下モードが6V低下モ
ードの場合には、急激な電圧低下を防止するため、先ず
3V低下モードを経由して入出力直結モードにする。一
方、直前の電圧低下モードが3V低下モードであれば、
直ちに入出力直結モードとする。
【0044】以下、上述の6通りの電圧低下モード変化
の夫々に応じたリレー制御回路の動作を、図5のタイム
チャートを参照して説明する。尚、図5には、パルスP
a、Pb及びPcは図示していない。
【0045】上述の第1の電圧低下モード変化、即ち、
パルスPaからパルスPbへの変化(6V低下モードの
状態から3V低下モードへの移行)の場合のリレー制御
回路24の動作は次の通りである。リレー制御回路24
は、タイマーTMbから3V低下モードを指示するパル
スPbを受けると(時点e)、タイマー24bを使用し
てリレーRX1を100ms駆動する。リレー制御回路
24は、接点X3が閉じて接点X1が閉じたことを確認
すると、リレーRS2及びRS1をこの順序で駆動し、
接点S1をオフとした後にS2をオンにする。従って、
6V低下モードから3V低下モードに移行する。
【0046】上述の第2の電圧低下モード変化、即ち、
パルスPa入力からパルスPc入力への変化(6V低下
モードから入出力直結(即ち0V低下)モード)の場合
のリレー制御回路24の動作は次の通りである。リレー
制御回路24は、入出力直結モードを指示するパルスP
cをタイマーTMcから受けると(時点m)、先ず、記
憶回路24aの内容をチェックして直前のモードが6V
低下モードであることを確認する。次に、タイマー24
bを使用してリレーRX1を100ms駆動する。リレ
ー制御回路24は、接点X3が閉じて接点X1が閉じた
ことを確認すると、リレーRS1及びRS2をこの順序
で駆動し、接点S1をオフにした後にS2をオンとす
る。従って、6V低下モードから3V低下モードに移行
する。更に、リレー制御回路24は、パルスPcを受け
てから所定時間(例えば2秒)経過後(時点o)に、タ
イマー24bを使用してリレーRX2を100ms駆動
する。リレー制御回路24は、接点X4が閉じて接点X
2が閉じたことを確認すると、リレーRS2を駆動して
S2をオフ状態にする。従って、3V低下モードから入
出力直結モードに移行する。
【0047】上述の第3の電圧低下モード変化、即ち、
パルスPb入力からパルスPa入力への変化(3V低下
モードから6V低下モード)の場合のリレー制御回路2
4の動作は次の通りである。リレー制御回路24は、タ
イマーTMaから6V低下モードを指示するパルスPa
を受けると(時点c)、タイマー24bを使用してリレ
ーRX2を100ms駆動する。リレー制御回路24
は、接点X4が閉じて接点X2が閉じたことを確認する
と、リレーRS2及びRS1をこの順序で駆動し、接点
S2をオフとした後にS1をオンにする。従って、3V
低下モードから6V低下モードに移行する。
【0048】上述の第4の電圧低下モード変化、即ち、
パルスPb入力からパルスPc入力への変化(3V低下
モードから入出力直結モード)の場合のリレー制御回路
24の動作は次の通りである。リレー制御回路24は、
タイマーTMcから入出力直結モードを指示するパルス
Pcを受けると(時点g)、タイマー24bを使用して
リレーRX2を100ms駆動する。リレー制御回路2
4は、接点X4が閉じて接点X2が閉じたことを確認す
ると、リレーRS2を駆動して接点S2をオフにする。
従って、3V低下モードから入出力直結モードに移行す
る。
【0049】上述の第5の電圧低下モード変化、即ち、
パルスPc入力からパルスPa入力への変化(入出力直
結モードから6V低下モード)の場合のリレー制御回路
24の動作は次の通りである。リレー制御回路24は、
6V低下モードを指示するパルスPaをタイマーTMa
から受ける(時点j)と、先ず、記憶回路24aの内容
をチェックして直前のモードが入出力直結モードである
ことを確認する。次に、リレーRS2を駆動して接点S
2をオンとする。従って、入出力直結モードから一時的
に3V低下モードに移行する。更に、リレー制御回路2
4は、パルスPaを受けてから所定時間(例えば2秒)
経過後(時点k)に、タイマー24bを使用してリレー
RX2を100ms駆動する。リレー制御回路24は、
接点X4が閉じて接点X2が閉じたことを確認すると、
リレーRS2及びRS1をこの順序で駆動し、接点S2
をオフにした後に接点S1をオン状態にする。従って、
3V低下モードから6V低下モードに移行する。
【0050】最後に、上述の第6の電圧低下モード変
化、即ち、パルスPc入力からパルスPb入力への変化
(入出力直結モードから3V低下モード)の場合のリレ
ー制御回路24の動作は次の通りである。尚、このモー
ド変化は図5には示されていない。リレー制御回路24
は、タイマーTMbから3V低下モードを指示するパル
スPbを受けると、リレーRS2を駆動して接点S2を
オンにする。従って、入出力直結モードから3V低下モ
ードに移行する。
【0051】リレー制御回路24の回路を上述の論理に
沿って構成するのは当業者が容易であり、且つ、本発明
を実施するための単なる例示なので詳細な説明は省略す
る。
【0052】図3のタイマーTMaが120秒後にパル
スPaを出力し、タイマーTMb及びTMcが共に2秒
後にパルスを出力するのは次の理由による。電力供給会
社が需要家に電力を供給する際、供給電圧を定格電圧
(例えば100V)より高く維持するのが普通である。
本発明では、需要家の負荷(電気機器)の正常な動作を
確実に保証するため、入力電圧VRN及びVTNが共に10
3Vの状態を約120秒継続していることを確認した後
に6V低下モードに移行させるようにしている。一方、
103V以上の入力電圧VRN及びVTNの一方が102V
に低下した場合には、需要家の負荷(電気機器)の正常
な動作を保証するため、即座に3V低下モードにする必
要がある。更に、入力電圧VRN及びVTNの一方が100
Vに低下した場合には、同様に、即座に入出力直結モー
ドにする必要がある。つまり、本来ならば、タイマーT
Mb及びTMcは除去したようがよい。しかし、落雷或
いは電力消費量の大きい負荷の動作開始時等には、入力
電圧VRN及びVTNの一方或いは双方が短時間(例えば約
20〜50ms)だけ異常に低下する場合がある。この
ような瞬時の入力電圧低下に応答して単巻変圧器が3V
低下モード或いは入出力直結モードに直ちに移行する不
都合を防止するため、安全を見越して約2秒のタイマー
TMb及びTMcを挿入してある。
【0053】図5は、図2乃至図4に示した実施例の動
作を説明するタイムチャートである。図5のタイムチャ
ートは上述の詳細な説明から容易に理解できるので、簡
単な説明に止める。
【0054】図5の下部に、単巻変圧器での入力電圧低
下(6V、3V及び0V(入出力直結))の期間をA〜
Hでしめした。即ち、接点S1のみがオンの期間(B及
びF)は入力電圧が6V低下する期間であり、接点S2
のみがオンの期間(A、C、E及びG)は入力電圧が3
V低下する期間であり、接点S1及びS2の両方がオフ
の期間(D及びH)は0V低下(入出力直結)の期間で
ある。
【0055】時点c及びその直後の期間は、リレー制御
回路24がパルスPa(図5には図示せず)に応答し、
3V低下モードを6V低下モードに移行させる期間であ
り、段落番号0047の箇所で説明した。
【0056】時点e及びその直後の期間は、リレー制御
回路24がパルスPb(図5には図示せず)に応答し、
6V低下モードを3V低下モードに移行させる期間であ
り、段落番号0045の箇所で説明した。
【0057】時点g及びその直後の期間は、リレー制御
回路24がパルスPc(図5には図示せず)に応答し、
3V低下モードを入出力直結モードに移行させる期間で
あり、段落番号0048の箇所で説明した。
【0058】時点j及びその直後の期間は、リレー制御
回路24がパルスPa(図5には図示せず)に応答し、
入出力直結モードから6V低下モードに移行する前に、
一時的に3V低下モードとする期間である。時点k及び
その直後の期間は、緩衝用として設けた3V低下モード
から最終目的の6V低下モードとする期間である。この
動作は、段落番号0049の箇所で説明した。
【0059】時点n及びその直後の期間は、リレー制御
回路24がパルスPc(図5には図示せず)に応答し、
6V低下モードから入出力直結モードに移行する前に、
一時的に3V低下モードとする期間である。時点o及び
その直後の期間は、緩衝用として設けた3V低下モード
から最終目的入出力直結モードとする期間である。この
動作は、段落番号0046の箇所で説明した。
【0060】図6は、単巻変圧器の負荷の不平衡に基づ
く交流入力電圧VRN及びVTNの不平衡を是正し、交流入
力電圧VRN及びVTNが等しくなるようにする巻線W1〜
W6の結線を示す図である。先ず、第1直列巻線W1を
巻線W1a及びW1bに分割し、巻線W1a及びW1b
の巻回方向を異ならせて変圧器鉄心(図示せず)に巻回
する。同様に、第2直列巻線W6をW6a及びW6bに
分割し、巻線W6a及びW6bの巻回方向を異ならせて
変圧器鉄心に巻回する。更に、分路巻線W2及びW3
を、W2及びW3の巻回方向が異なるように変圧器鉄心
に巻回すると共に、他の分路巻線W4及びW5も巻回方
向が異なるようにして変圧器鉄心に巻回する。上述の巻
線結線方法によれば、交流入力電圧VRN及びVTNが等し
くなるように動作するので、例えば、VRN及びVTNが夫
々106V及び101Vの場合には共に103.5V近
傍に収斂する。従って、VRN及びVTNが夫々106V及
び101Vのままでは3V低下モードであるが、VRN
びVTNが平衡して共に103.5Vになれば6V低下モ
ードに移行するので節電効率を向上させることができ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、交流入力電圧に応じて
単巻変圧器(auto-transformer)の降圧比を所望値に制
御し、常時適切な電圧を単巻変圧器の負荷(電気機器)
に加えることにより極めて高い節電効率を得ることがで
きる。
【0062】更に、本発明によれば、単相3線の中性線
と第1及び第2入力線間の2つの交流入力電圧を測定
し、測定した2交流入力電圧値の組み合わせに基づいて
単巻変圧器の出力電圧を所望値に制御することを課題と
する。
【0063】更にまた、本発明によれば、単相3線の単
巻変圧器の巻線の結線を工夫することにより、単相3線
の中性線と第1及び第2入力線間の交流入力電圧を、単
巻変圧器の負荷(電気機器)の状態に拘らず等しくなる
方向に動作させ、上述の2交流入力電圧値の組み合わせ
に基づく単巻変圧器の出力電圧制御を効率よく行わせる
ことを課題とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施例に使用する単巻変圧器制御
装置の詳細を示すブロック図。
【図4】本発明の第2実施例に使用する単巻変圧器とス
イッチ手段の詳細を示すブロック図。
【図5】本発明の第2実施例の動作を説明するタイムチ
ャート図。
【図6】本発明の第2実施例に使用される単巻変圧器の
巻線結線図を示す図。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列巻線(W1)と、少なくとも第1及び
    第2分路巻線(W2,W3)とをこの順序に直列接続し
    て1次巻線とし、上記第1及び第2分路巻線を2次巻線
    とする単巻変圧器と、 上記第1分路巻線のみを上記単巻変圧器に挿入し、或い
    は上記第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器に挿入
    し、又は第1及び第2分路巻線の両方を単巻変圧器から
    除去する双方向性スイッチ装置(SW1,SW2)と、 上記1次巻線に加えられる交流入力電圧に応じて上記双
    方向性スイッチ手段の動作を制御する単巻変圧器制御装
    置(4)とを有することを特徴とする交流入力電圧に応
    じて単巻変圧器の降圧比を制御する装置。
  2. 【請求項2】上記1次巻線は入力線と中性線に接続さ
    れ、上記2次巻線は出力線と上記中性線に接続され、上
    記双方向性スイッチ装置は第1及び第2双方向性スイッ
    チ手段とからなり、該第1双方向性スイッチ手段(SW
    1)は上記第1及び第2分路巻線の接続点と上記中性線
    の間に設けられ、上記第2双方向性スイッチ手段(SW
    2)は上記第2分路巻線と上記中性線の間に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の交流入力電圧に応じ
    て単巻変圧器の降圧比を制御する装置。
  3. 【請求項3】第1直列巻線(W1)と、第1乃至第4分
    路巻線(W2乃至W5)と、第2直列巻線(W6)と
    を、この順序に直列接続して1次巻線とし、上記第1乃
    至第4分路巻線を2次巻線とする単相3線単巻変圧器
    と、 上記第1及び第4分路巻線のみを上記単巻変圧器に挿入
    し、或いは上記第1乃至第4分路巻線の全部を単巻変圧
    器に挿入し、又は第1乃至第4分路巻線の全部を単巻変
    圧器から除去する双方向性スイッチ装置(SW1,SW
    2)と、 上記1次巻線に加えられる交流入力電圧に応じて上記双
    方向性スイッチ手段の動作を制御する単巻変圧器制御装
    置(6)とを有することを特徴とする交流入力電圧に応
    じて単巻変圧器の降圧比を制御する装置。
  4. 【請求項4】上記1次巻線は第1及び第2入力線(Ti
    1,Ti3)に接続し、上記2次巻線は第1及び第2出
    力線(To1,To3)に接続し、上記双方向性スイッ
    チ装置は第1及び第2双方向性スイッチ手段とからな
    り、該第1双方向性スイッチ手段(SW1)は上記第1
    及び第2分路巻線の接続点(K3)と上記第3及び第4
    分路巻線の接続点(K4)との間に設けられ、上記第2
    双方向性スイッチ手段(SW2)は上記第3及び第4分
    路巻線の間に設けられることを特徴とする請求項3に記
    載の交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を制御す
    る装置。
  5. 【請求項5】上記制御装置は、上記第1入力線と中性線
    間の第1入力電圧(VRN)と上記第2入力線と上記中性
    線間の第2入力電圧(VTN)とを測定し、測定された第
    1及び第2入力電圧の組み合わせに応じて上記双方向性
    スイッチ装置を制御することを特徴とする請求項4に記
    載の交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を制御す
    る装置。
  6. 【請求項6】上記第1直列巻線を第1及び第2巻線(W
    1a,W1b)に分割して該第1及び第2巻線の巻回方
    向を異ならせて変圧器鉄心に巻回し、上記第2直列巻線
    を第3及び第4巻線(W6a,W6b)に分割して該第
    3及び第4巻線の巻回方向を異ならせて上記変圧器鉄心
    に巻回し、上記第1及び第2分路巻線の巻回方向を異な
    らせて上記変圧器鉄心に巻回し、更に、上記第3及び第
    4分路巻線の巻回方向を異ならせて上記変圧器鉄心に巻
    回することを特徴とする請求項4或いは請求項5に記載
    の交流入力電圧に応じて単巻変圧器の降圧比を制御する
    装置。
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