JPH077794Y2 - 組み合せ玄関収納家具 - Google Patents

組み合せ玄関収納家具

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JPH077794Y2
JPH077794Y2 JP1989056263U JP5626389U JPH077794Y2 JP H077794 Y2 JPH077794 Y2 JP H077794Y2 JP 1989056263 U JP1989056263 U JP 1989056263U JP 5626389 U JP5626389 U JP 5626389U JP H077794 Y2 JPH077794 Y2 JP H077794Y2
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tall
box
storage furniture
tall box
entrance storage
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泰男 三浦
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Ibiden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数の収納部の位置を適宜組み合せて構成さ
れ、主として玄関に配置される組み合せ玄関収納家具の
改良に関するものである。
(従来の技術) 組み合せ玄関収納家具は、たとえば収納部を構成する複
数のボックスを用意しておき、これらのボックスを使用
者の好みあるいは設置場所の状況に合せて適宜組み合せ
て構成されるものであるが、近年の組み合せ玄関収納家
具においては、これを構成するボックスの一部のもの
を、第1図に示すように背の高いものとして構成するこ
とが行なわれている。以下の説明においては、この背の
高いボックスをトールボックスと称するが、このトール
ボックスは、他のボックスとの組み合せを容易にすると
ともに、長尺物の収納を容易にし、かつ組み合せ玄関収
納家具の家具としての剛性を確保するため等を理由とし
て採用されているものである。このようなトールボック
スは、例えば実開昭63−187935号公報に示されているよ
うな「玄関収納家具」においても採用されているが、主
に長尺物である傘を収納する部分を構成する上で便利な
ものである。
ところで、比較的長尺な物である傘をも収納できるよう
にする玄関収納家具は、第1図及び第2図に示すよう
に、家具の框を利用して配置されるが、傘を入れる部分
は框とは反対側、すなわち玄関のドア側に配置するよう
にすると便利である。濡れた傘を框側に持ち込むのは框
側を濡らすことになるからであり、これを回避するに
は、玄関のドアを入ってすぐに傘を収納できる場所があ
ればよいからである。また、傘を収納する場所は、当該
収納部を覆うべく蝶着された扉の開閉側に設けた方が便
利である。扉を開けた側に濡れた傘が収納できれば、奥
の方に入れるよりも濡れる部分が少なくなるだけでな
く、傘立てが家具の前方へ回動されるタイプのものにあ
っては、傘立ての回動を円滑に行なえるからである。
以上のように、玄関収納家具における傘立てに対して
は、その設置位置を熟慮しないと、これを折角設けても
より便利に使用することができなくなる。まして、傘立
てが各ボックスの組み合せ方によって位置が変動する場
合には、設置位置の熟慮はより必要になるのである。こ
のようなことを考慮した組み合せ玄関収納家具は、考案
者等の調査によれば、今までにはないものである。
そこで、考案者は、傘立ての便利性を損なわないように
しながら、その設置位置を決定できるようにするにはど
うしたらよいかについて検討を重ねてきた結果、本考案
を完成したのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、以上の経緯にもとづいてなされたもので、そ
の解決しようとする課題は、傘立ての使用上の便利さを
確保しながら、組み合せ可能な玄関収納家具を提供する
ことにある。
すなわち、より具体的に言うと、本考案の目的とすると
ころは、一対のトールボックスの左右を入れ変えること
によって組み合せを変更できるようにした玄関収納家具
において、その組み合せ方に応じて傘立てを便利な位置
に変更できるようにした組み合せ玄関収納家具を簡単な
構成によって提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 以上の課題を解決するために、第一請求項に係る考案の
採った手段は、実施例において使用する符号を付して説
明すると、 「玄関先に配置され、少なくとも左右一対のトールボッ
クス(10A)(10B)を有し、前記一方のトールボックス
の中央部に取付け・取外し可能に設けた区画棚を持つ、
組み合せ玄関収納家具(100)において、 前記左右一対のトールボックスは同じ大きさで、蝶着扉
(13)によっ覆蓋され、 前記一方のトールボックス(10A)の底板及び天板に互
いに平行に形成されてその中央から前記扉の連結部とは
反対側に同量遍在させた支持穴群(19)と、前記区画棚
(17)に二列で形成されて前記底板(12b)または天板
(12a)の支持穴群(19)と同一位置にある支持穴群(1
9)と、これらの支持穴群(19)に上下両端が係止され
て前記一方のトールボックス(10A)の下方部分となる
空間を大小に区画する区画壁(18)と、この区画壁(1
8)によって区画された小空間内に配置した傘立て(2
0)とを備えたことを特徴とする組み合せ玄関収納家
具。」 である。
すなわち、この考案は、第1図または第2図に示した状
態で組み合せ玄関収納家具(100)を設置するに際し
て、第一トールボックス(10A)及び第二トールボック
ス(10B)をそれぞれ入れ変えてその組み合せを変える
場合に適したものであり、それぞれに応じた組み合せを
行なう作業について次に説明する。
まず、第1図の状態または第2図の状態に合わせて各組
み合せ玄関収納家具(100)を構成したい場合には、そ
れぞれの場合に合わせて各第一トールボックス(10A)
及び第二トールボックス(10B)をその上下を反対にし
ながら左右入れ変えるのである。このように、組み合せ
方に応じて各第一トールボックス(10A)及び第二トー
ルボックス(10B)の上下を反対にするのは、その蝶着
扉(13)の蝶着位置が常に組み合せ玄関収納家具(10
0)の外側になるようにしなければならないからであ
る。勿論、この作業を行なうには、第一トールボックス
(10A)に対して区画棚(17)、区画壁(18)及び傘立
て(20)は組付けておかないものであり、また第一トー
ルボックス(10A)は常に玄関ドアに配置するようにす
るのである。
以上のようにして、第一トールボックス(10A)及び第
二トールボックス(10B)の設置位置が決定されれば、
玄関ドア側に配置してある第一トールボックス(10A)
に対して、区画壁(18)を仮支持する。すなわち、区画
壁(18)の下端部を、これに設けたダボ等によって、区
画壁(18)の下方側となる底板(12b)または天板(12
a)の支持穴群(19)に支持するのである。この場合、
組み合せ玄関収納家具(100)を第1図に示したような
組み合せのものとするには、区画壁(18)の仮支持のた
めの支持穴群(19)としては底板(12b)側に形成した
ものを使用するのであり、また組み合せ玄関収納家具
(100)を第2図に示したような組み合せのものとする
には、天板(12a)側の支持穴群(19)を使用するので
ある。換言すれば、この区画壁(18)及び後述の区画棚
(17)を組み付けるに際しては、いずれの場合も第二ト
ールボックス(10B)の構成とは無関係のものとなるの
である。
そして、以上のように仮支持した区画壁(18)及び第一
トールボックス(10A)の両側板(11)に対して、区画
棚(17)を取付けるのである。この場合には、区画壁
(18)の上端に設けたダボ等を、区画棚(17)側に形成
した二列の支持穴群(19)の内の該当する側に係止させ
るとともに、区画棚(17)の両側部を次のようにして第
一トールボックス(10A)側に取付けるのである。
この区画棚(17)の第一トールボックス(10A)に対す
る取付けは、例えば第1図に示すように、区画棚(17)
に形成した切欠凹部(60)内に嵌合固定した締結金具
(61)を使用し、この締結金具(61)を第一トールボッ
クス(10A)側の側板(11)に形成した支持穴(11a)に
支持した支持ボルト(62)に対して連結して行なうので
ある。この支持ボルト(62)は上下の差がないものであ
るから、いずれの方向からも区画棚(17)を取付けられ
るものであり、第1図あるいは第2図に示した状態の各
第一トールボックス(10A)に対して区画棚(17)を同
じ方向で取付けられるものである。
以上のようにすれば、いずれの状態の第一トールボック
ス(10A)に対しても、第一トールボックス(10A)に対
する蝶着扉(13)の蝶着部とは反対側に区画壁(18)に
よる小空間が形成されるから、この小空間内に傘立て
(20)を収納配置するのである。なお、区画壁(18)に
よる大空間内には、これに対応した棚板(16)を取付け
ることにより、所謂下駄箱が構成される。
以上、組み合せ玄関収納家具(100)においては、傘立
て(20)は蝶着扉(13)の開放側に位置するのであり、
(従来の技術)の項で述べた傘立て(20)として必要な
便利さは確保されているのである。
(実施例) ・第一請求項に係る組み合せ玄関収納家具(100)につ
いて この第一請求項に係る組み合せ玄関収納家具(100)
は、第1図〜第7図にて示してあり、この組み合せ玄関
収納家具(100)は、第1図に示したように、同じ大き
さで蝶着扉(13)によって覆蓋される第一トールボック
ス(10A)及び第二トールボックス(10B)と、第一トー
ルボックス(10A)の一部に収納される傘立て(20)
と、これら第一トールボックス(10A)及び第二トール
ボックス(10B)をその上下にて連結する天板(51)及
び地板(52)と、天板(51)側に連結される吊天(30)
と、この吊天(30)の下方に配置される収納ボックス
(40)とを有している。また、これら第一トールボック
ス(10A)や第二トールボックス(10B)等は、天板(5
1)及び地板(52)間にて適宜その組み合わせを変える
ことにより、例えば第1図または第2図に示したように
構成されるものであり、この場合、第一トールボックス
(10A)と第二トールボックス(10B)との位置を入れ変
えるにはその上下を逆にして行なうものである。そし
て、各収納部を構成する第一トールボックス(10A)、
第二トールボックス(10B)等に対しては、第3図及び
第10図に示したように、その前面を蝶着扉(13)によっ
て覆蓋するように構成したものである。
第一トールボックス(10A)は、第4図及び第5図に示
すように、前面が開口するボックス状のものであり、そ
の両側の側板(11)は、天板(12a)及び底板(12b)に
よって連結してある。また、この第一トールボックス
(10A)の各側板(11)の内側には、第5図に示したよ
うに、多数の棚板(16)を支持するための棚板用支持穴
(15)が形成してあり、上下方向の中央に位置する棚板
用支持穴(15)は区画棚(17)を支持するためのもので
ある。つまり、各棚板用支持穴(15)には、例えば第11
図に示したような支持ボルト(62)やダボが水平状に支
持されるものであり、この支持ボルト(62)あるいはダ
ボによって棚板(16)等を支持するように構成してあ
る。さらに、この第一トールボックス(10A)の外側に
位置する側板(11)の内面には、第4図及び第5図に示
したように、蝶着扉(13)を蝶着するための蝶着金具
(14)が取付けてある。このように、外側の側板(11)
に蝶着金具(14)を設けるのは、これによって蝶着した
蝶着扉(13)を組み合せ玄関収納家具(100)の内側か
ら開閉するようにした方が、組み合せ玄関収納家具(10
0)の使用勝手を便利にすることができるからである。
この第一トールボックス(10A)の中央部に取付けられ
るべき区画棚(17)は、その上下を区画することは勿
論、これによって傘立て(20)を収納するための小空間
を形成するための区画壁(18)の上端を支持するための
ものである。そのために、この区画棚(17)の下面に
は、区画壁(18)の上端に設けたダボ等を支持するため
の二列の支持穴群(19)が区画壁(18)の中央から左右
に遍在させた状態で形成してあり、この区画棚(17)側
の各支持穴群(19)と平行で第一トールボックス(10
A)を構成する天板(12a)及び底板(12b)の同一位置
となる部分にも同様に支持穴群(19)がそれぞれ形成し
てある。
これらの支持穴群(19)は、天板(12a)及び底板(12
b)と区画棚(17)の蝶着金具(14)とは反対側に遍在
させて形成してある。そのようにしたのは、蝶着金具
(14)による蝶着扉(13)の蝶着部とは反対側に傘立て
(20)を配置することによって、傘立て(20)への傘入
れを容易にするためである。なお、本実施例において
は、傘立て(20)の収納部とは反対側の大空間部にも複
数の棚板(16)が取付けられるものであり、これにより
下駄箱を構成している。
傘立て(20)は、第6図及び第7図に示すようなもので
あり、その前方下端を支持台(21)に対して回動可能に
支持することにより、第一トールボックス(10A)の小
空間から前方に傾動させることができるようにしてあ
る。
なお、この第一請求項に係る組み合せ玄関収納家具(10
0)においては、その第二トールボックス(10B)は特別
な条件は必要がないものであるが、第一トールボックス
(10A)との入れ変えを行なう必要上、その全体形状は
第一トールボックス(10A)と同じにしてある。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案の組み合せ玄関収納家具(10
0)においては、その第一トールボックス(10A)の中央
に区画棚(17)に取付けるようにするとともに、この区
画棚(17)にその中央部から左右に遍在する二列の支持
穴群(19)を形成し、第一トールボックス(10A)の天
板(12a)及び底板(12b)に区画壁(18)のための支持
穴群(19)を形成したから、この組み合せ玄関収納家具
(100)の組み合せ方を第一トールボックス(10A)と第
二トールボックス(10B)とを上下反対にしながら入れ
換えることにより行なう場合に、傘立て(20)を所望位
置に設置することができるのであり、これにより組み合
せ玄関収納家具(100)の構成を簡単にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る組み合せ玄関収納家具の各扉を外
した状態の正面図、第2図はその組み合せ方を変更した
場合の組み合せ玄関収納家具の正面図、第3図は組み合
せ玄関収納家具を構成する第一トールボックスの正面
図、第4図は蝶着扉を外した状態の第一トールボックス
の正面図、第5図は第4図のI−I線に沿ってみた縦断
面図、第6図は第4図のII−II線に沿ってみた横断面
図、第7図は第4図のIII−III線に沿ってみた部分断面
図である。 第8図及び第9図は組み合せ玄関収納家具を構成してい
る第一トールボックス及び第二トールボックスの蝶着扉
を外した状態の正面図、第10図は組み合せ玄関収納家具
を構成する各収納部とこれを覆蓋する扉との関係を示し
た分解斜視図、第11図は第4図のIV矢視方向からみた部
分拡大分解斜視図である。 符号の説明 組み合せ玄関収納家具…100、10A…第一トールボック
ス、10B…第二トールボックス、11…側板、12a…天板、
12b…底板、13…蝶着扉、14…蝶着金具、17…区画棚、1
8…区画壁、19…支持穴群、20…傘立て。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関先に配置され、少なくとも左右一対の
    トールボックスを有し、前記一方のトールボックスの中
    央部に取付け・取外し可能に設けた区画棚を持つ、組み
    合せ玄関収納家具において、 前記左右一対のトールボックスは同じ大きさで、蝶着扉
    によって覆蓋され、 前記一方のトールボックスの底板及び天板に互いに平行
    に形成されてその中央から前記扉の連結部とは反対側に
    同量遍在させた支持穴群と、前記区画棚に二列で形成さ
    れて前記底板または天板の支持穴群と同一位置にある支
    持穴群と、これらの支持穴群に上下両端が係止されて前
    記一方のトールボックスの下方部分となる空間を大小に
    区画する区画壁と、この区画壁によって区画された小空
    間内に配置した傘立てとを備えたことを特徴とする組み
    合せ玄関収納家具。
JP1989056263U 1989-05-16 1989-05-16 組み合せ玄関収納家具 Expired - Lifetime JPH077794Y2 (ja)

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