JPH0777795A - ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法 - Google Patents

ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法

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JPH0777795A
JPH0777795A JP5224697A JP22469793A JPH0777795A JP H0777795 A JPH0777795 A JP H0777795A JP 5224697 A JP5224697 A JP 5224697A JP 22469793 A JP22469793 A JP 22469793A JP H0777795 A JPH0777795 A JP H0777795A
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JP
Japan
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transmittance layer
low
phase shift
light
transmittance
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Application number
JP5224697A
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English (en)
Inventor
Naohiro Yokogawa
直博 横川
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光半透過部を高透過率層と低透過率層との複
数層構造にしたハーフトーン型位相シフトマスクを歩留
まりよく製造することができるハーフトーン型位相シフ
トマスクの製造方法を提供する。 【構成】 ドライエッチングによる低透過率層2の形成
工程の後であって、高透過率層3の形成工程の前に、上
記低透過率層2の形成工程におけるドライエッチングの
際に前記透明基板1上に残渣7aとして堆積した不要生
成物を除去する不要生成物除去工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクパターンを光透
過部と光半透過部とで構成し、両者を通過しする光の位
相を異ならしめてこれらの境界部近傍を通過した光が打
ち消し合うようにして境界部のコントラストを向上させ
るようにしたハーフトーン型位相シフトマスマスクの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体LSI製造の際などにおいては、
微細パターン転写を行うマスクたるフォトマスクの1つ
として位相シフトマスクが用いられる。この位相シフト
マスクは、マスクを通過する露光光間に位相差を与える
ことにより、転写パターンの解像度を向上できるように
したものである。この位相シフトマスクの1つに、特
に、単一のホール、ドット又はライン等の孤立したパタ
ーン転写に適したものとして、特開平4−136854
号公報に記載の位相シフトマスクが知られている。
【0003】この公報記載の位相シフトマスクは、透明
基板上に形成するマスクパターンを、実質的に露光に寄
与する強度の光を透過させる光透過部と実質的に露光に
寄与しない強度の光を透過させる光半透過部とで構成
し、かつ、この光半透過部を通過する光を位相シフトさ
せて該光半透過部を通過した光の位相が上記光透過部を
通過した光の位相に対して実質的に反転する関係になる
ようにすることにより、前記光透過部と光半透過部との
境界近傍を通過した光が互いに打ち消し合うようにして
境界部のコントラストを良好に保持できるようにしたも
のである。このタイプの位相シフトマスクは、いわゆる
ハーフトーン型位相シフトマスクと俗称されている。こ
の位相シフトマスクは、光半透過部が、露光光を実質的
に遮断する遮光機能と光の位相をシフトさせる位相シフ
ト機能との2つの機能を兼ねることになるので、遮光膜
パターンと位相シフト膜パターンとを別々に形成する必
要がなく、構成が単純で製造も容易であるという特徴も
有している。
【0004】ところで、上述のハーフトーン型位相シフ
トマスクにおける光半透過部は、光透過率及び位相シフ
ト性能の双方について、要求される最適な値を有してい
る必要がある。ここで、光半透過部を一種類の材料によ
って構成した場合には、その厚さを選ぶことによって双
方の条件を同時に満たすようにしなければならないが、
例えば、位相シフト性能の条件を満たす厚さでは透過率
の条件を満たすことができず、逆に、透過率の条件を満
たす厚さでは位相シフト性能の条件を満たすことができ
ないというように、双方の条件を満たすように設定する
ことが必ずしも容易ではない。そこで、光半透過部を、
例えば、酸化シリコンで構成される高透過率層と、例え
ば、クロムで構成される低透過率層との複数種類の材料
からなる複数層構造にし、低透過率層により、主として
光透過率を所定の値に調整し、高透過率層により主とし
て位相シフト量を調整するようにすることによって、光
透過率及び位相シフト量の双方の値を最適な値に設定す
ることを容易にすることが考えられている。
【0005】図3ないし図5は、従来のハーフトーン型
位相シフトマスクの製造方法の説明図であり、図3は透
明基板の上に低透過率層が形成されてその上に高透過率
層が形成されたタイプのハーフトーン型位相シフトマス
クの製造方法の説明図、図4は透明基板の上に高透過率
層が形成されてその上に低透過率層が形成されたタイプ
のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法の説明
図、図5は透明基板自体の一部を高透過率層とするタイ
プのハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法の説明
図である。
【0006】図3に示される例は、透明基板1の上に、
順次、クロム膜からなる低透過率膜2a、酸化シリコン
膜からなる高透過率膜3a及びポジ型レジスト膜5aを
それぞれ形成した後、上記レジスト膜5aに電子線等に
よって所定のパターン露光を施し(図3(a)参照)、
次に、このレジスト膜5aを現像してレジストパターン
5を形成する(図3(b)参照)。次に、このレジスト
パターン5をマスクにして酸化シリコン用のエッチング
ガスを用いて高透過率膜3aをドライエッチングして、
パターン化された高透過率層3を形成する(図3(c)
参照)。次いで、再度上記レジストパターン5をマスク
にしてクロム用のエッチングガスを用いて低透過率膜2
aをドライエッチングして、パターン化された低透過率
層2を形成し、レジストパターン5を除去して低透過率
層2の上に高透過率層3が積層された光半透過部41を
形成する((図3(d)参照)。これによって、透明基
板1の上に何も形成されていない部分である光透過部4
2と、透明基板1の上に低透過率層2と高透過率層3と
が積層された光半透過部41とからなるマスクパターン
が形成されたハーフトーン型位相シフトマスクを得る。
【0007】また、図4に示される例は、透明基板1の
上に、順次、酸化スズアンチモンからなるエッチング停
止膜6、酸化シリコン膜からなる高透過率膜3a、クロ
ム膜からなる低透過率膜2a及びポジ型レジスト膜5a
をそれぞれ形成した後、上記レジスト膜5aに電子線等
によって所定のパターン露光を施し(図4(a)参
照)、次に、このレジスト膜5aを現像してレジストパ
ターン5を形成する(図4(b)参照)。次に、このレ
ジストパターン5をマスクにしてクロム用のエッチング
ガスを用いて低透過率膜2aをドライエッチングして、
パターン化された低透過率層2を形成する(図4(c)
参照)。次いで、再度上記レジストパターン5をマスク
にして酸化シリコン用のエッチングガスを用いて高透過
率膜3aをドライエッチングして、パターン化された高
透過率層3を形成し、レジストパターン5を除去して高
透過率層3の上に低透過率層2が積層された光半透過部
41を形成する(図4(d)参照)。これによって、透
明基板1の上にエッチング停止膜6以外は何も形成され
ていない部分である光透過部42と、透明基板1の上に
低透過率層2と高透過率層3とが積層された光半透過部
41とからなるマスクパターンが形成されたハーフトー
ン型位相シフトマスクを得る。
【0008】さらに、図5に示される例は、透明基板1
の上に、順次、クロム膜からなる低透過率膜2a及びポ
ジ型レジスト膜5aをそれぞれ形成した後、上記レジス
ト膜5aに電子線等によって所定のパターン露光を施し
(図5(a)参照)、次に、このレジスト膜5aを現像
してレジストパターン5を形成する(図5(b)参
照)。次に、このレジストパターン5をマスクにしてク
ロム用のエッチングガスを用いて低透過率膜2aをドラ
イエッチングして、パターン化された低透過率層2を形
成する(図5(c)参照)。次いで、再度上記レジスト
パターン5をマスクにして透明基板1をエッチングでき
るエッチングガスを用いて透明基板1自体をドライエッ
チングして、透明基板1自体にパターン化された高透過
率層30を形成し、レジストパターン5を除去して低透
過率層2の上に高透過率層30が積層された光半透過部
41を形成する(図5(d)参照)。これによって、透
明基板1の上に何も形成されていない部分である光透過
部42と、透明基板1の上に低透過率層2と高透過率層
3とが積層された光半透過部41とからなるマスクパタ
ーンが形成されたハーフトーン型位相シフトマスクを得
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法では、必
ずしも十分な歩留まり率が得られないことがわかった。
すなわち、光透過部を構成する領域であって本来は高透
過率膜あるいは低透過率膜等が全て除去されなければな
らない部分にどうしてもエッチング残渣が生じてしまう
場合があり、これが原因で無視できない程度のパターン
欠陥が生ずる場合のあることがわかった。このエッチン
グ残渣は、エッチング条件を種々変えても取り除くこと
ができない場合が多かった。
【0010】そこで、このエッチング残渣を精密に分析
したところ、このエッチングの前の工程でのエッチング
におけるエッチングガスとそのエッチング対象物との反
応生成物が含まれていることが判明した。そこで、さら
に、究明したところ、次の事実が解明された。
【0011】すなわち、上述の従来例は、いずれも、上
記高透過層及び低透過率層を形成するパターン処理の際
のエッチング手段として、サイドエッチングを抑えるた
めにドライエッチングを用いているが、このドライエッ
チング時に、エッチングガスと各層に用いる材料との反
応生成物がエッチング後の基板上に残渣として付着して
しまい、次のドライエッチングのときにその反応生成物
がマスクとして作用してパターン欠陥を生じさせること
がわかった。
【0012】具体的には、上述の図3に示される例の場
合においては、酸化シリコン高透過率膜3aを、C
4 ,CHF3 ,SF6 ,C2 6 ,NF3 ,CF4
2 ,CBrF3 等のフッ素系エッチングガスを用いて
ドライエッチングすると、エッチングが終了して低透過
率膜2aが露出した部分に、フッ素系エッチングガスと
酸化シリコンとの反応生成物が残渣7aとして付着して
しまう(図3(c)参照)。ここで、このフッ素系エッ
チングガスと酸化シリコンとの反応生成物7aは、クロ
ム低透過率膜2aをエッチングする塩素系のエッチング
ガスによるエッチングに対しては耐性を有する。それゆ
え、この状態で続けてクロム低透過率膜2aをCC
4 ,Cl2 等の塩素系のエッチングガスを用いてドラ
イエッチングすると、フッ素系エッチングガスと酸化シ
リコンとの反応生成物の残渣7aがマスクになって、こ
のエッチングを妨害し、本来何も形成されるべきでない
光透過部42の領域中における透明基板1の表面に、ク
ロムの残渣7が形成されて欠陥となる。
【0013】この事情は、図4及び図5に示される例の
場合においても、欠陥となる残渣7が酸化シリコン等又
は透明基板1の材料自体であることを除けば同様であ
る。すなわち、これらの場合は、高透過率膜3aあるい
は透明基板1をエッチングする際に生じた塩素系エッチ
ングガスとクロムとの反応生成物である残渣7aが、ク
ロム低透過率膜2aをエッチングするフッ素系エッチン
グガスによるエッチングに対して耐性を有することが原
因となる。
【0014】なお、このように形成された残渣7が形成
されたものは、ハーフトーン型位相シフトマスクとして
の使用時において、転写パターンに欠陥を発生させる原
因となってしまうので、フォトマスクとしては欠陥品と
なる。
【0015】本発明は、上述の背景のもとでなされたも
のであり、光半透過部を高透過率層と低透過率層との複
数層構造にしたハーフトーン型位相シフトマスクを歩留
まりよく製造することができるハーフトーン型位相シフ
トマスクの製造方法を提供することを目的としたもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明にかかるハーフトーン型位相シフトマスクの
製造方法は、 (構成1) 微細パターン露光を施すためのマスクであ
り、透明基板の表面上に形成するマスクパターンを、実
質的に露光に寄与する強度の光を透過させる光透過部と
実質的に露光に寄与しない強度の光を透過させる光半透
過部とで構成し、かつ、この光半透過部を通過した光の
位相と前記光透過部を通過した光の位相とを異ならしめ
ることにより、前記光透過部と光半透過部との境界部近
傍を通過した光が互いに打ち消し合うようにして境界部
のコントラストを良好に保持できるようにしたハーフト
ーン型位相シフトマスクであって、前記光半透過部が、
高透過率層と低透過率層とが積層した構造を有するハー
フトーン型位相シフトマスクを製造するハーフトーン型
位相シフトマスクの製造方法において、透明基板上に低
透過率膜を形成し、この低透過率膜の一部であって形成
すべきマスクパターンの光透過部となる部分をドライエ
ッチングにより除去するパターン形成処理を行って低透
過率層を形成する低透過率層形成工程と、この低透過率
層に積層する高透過率層を形成する高透過率層形成工程
とを有し、前記高透過率層形成工程の前に、前記低透過
率層部形成工程におけるドライエッチングの際に前記透
明基板上に残渣として堆積した不要生成物を除去する不
要生成物除去工程を行うことを特徴とした構成とし、こ
の構成1の態様として、 (構成2) 構成1に記載のハーフトーン型位相シフト
マスクの製造方法において、前記低透過率層形成工程に
おけるドライエッチングを行う際のマスクとして用いて
不要となったレジストを、前記不要生成物除去工程で不
要生成物とともに除去することを特徴とした構成とし、
この構成1又は2の態様として、 (構成3) 構成1又は2のハーフトーン型位相シフト
マスクの製造方法において、前記高透過率層形成工程
は、前記不要生成物が除去された基板上に高透過率膜を
形成し、この高透過率膜のうち前記低透過率層と積層さ
れている部分以外を除去するパターン形成処理を施すこ
とにより、高透過率層と低透過率層とが積層した構造を
有する光半透過部を形成するものであることを特徴とし
た構成、及び、 (構成4) 構成1又は2のハーフトーン型位相シフト
マスクの製造方法において、前記高透過率層形成工程
は、前記不要生成物が除去された後に、前記透明基板の
低透過率層が形成されている部分以外を所定の深さまで
除去するパターン形成処理を施すことにより前記透明基
板自体の一部に高透過率層を形成して、高透過率層と低
透過率層とが積層した構造を有する光半透過部を形成す
るものであることを特徴とした構成とし、さらに、この
構成3又は4の態様として、 (構成5) 構成3又は4のハーフトーン型位相シフト
マスクの製造方法において、前記高透過率層形成工程に
おけるパターン形成処理は、ポジ型レジスト膜を形成す
る工程と、このポジ型レジスト膜に前記低透過率層をマ
スクにして透明基板の裏面側から露光して現像すること
によりレジストパターンを形成する工程と、該レジスト
パターンをマスクにして前記高透過率膜又は透明基板に
ドライエッチングによりパターンを形成する工程とを有
するものであることを特徴とした構成とし、構成1ない
し5のいずれかの態様として、 (構成6) 構成1ないし5のいずれかのハーフトーン
型位相シフトマスクの製造方法において、前記低透過率
層がクロムを主成分とする材料からなり、前記高透過率
層が酸化シリコンを主成分とする材料からなることを特
徴とした構成としたものである。
【0017】
【作用】上述の構成1によれば、ドライエッチングによ
る低透過率層形成工程の後であって、高透過率層形成工
程の前に、上記低透過率層形成工程におけるドライエッ
チングの際に前記透明基板上に残渣として堆積した不要
生成物を除去する不要生成物除去工程を行うことによ
り、低透過率層形成工程のエッチングの際に形成された
エッチングガスとの反応生成物を除去するので、次に行
う高透過率部用材料のドライエッチングの際に、該反応
生成物がマスクとなってドライエッチングが妨害され、
残査が残ってしまうことを防止することができる。これ
により、残渣によるパターン欠陥の生ずるおそれがなく
なり、光半透過部を高透過率層と低透過率層との複数層
構造にしたハーフトーン型位相シフトマスクを歩留まり
よく製造することが可能になった。
【0018】また、構成2によれば、低透過率層形成工
程におけるドライエッチングを行う際のマスクとして用
いて不要となったレジストを、不要生成物除去工程で不
要生成物とともに除去することにより、工程を単純にす
ることができる。
【0019】構成3によれば、高透過率層形成工程を、
不要生成物が除去された基板上に高透過率膜を形成し、
この高透過率膜のうち低透過率層と積層されている部分
以外を除去するパターン形成処理を施すことにより、高
透過率層と低透過率層とが積層した構造を有する光半透
過部を形成する構成にしたことによって、高透過率層を
構成する膜材料を比較的自由に選定することを可能とし
た。
【0020】構成4によれば、高透過率層を基板自体の
一部で構成するので、製造工程及びハーフトーン型位相
シフトマスクの構造を単純なものとすることが可能にな
った。
【0021】構成5によれば、高透過率層形成工程のパ
ターン形成処理におけるポジ型レジスト膜の露光工程
を、低透過率層をマスクにして透明基板の裏面側から露
光するようにしたことによって、低透過率層のパターン
と完全に同じパターンの露光が可能になると同時に、こ
の露光用に別のマスクを用いる必要をなくすことが可能
になった。
【0022】さらに、構成6によれば、低透過率層をク
ロムを主成分とする材料で構成し、高透過率層が酸化シ
リコンを主成分とする材料で構成することによって、構
成1ないし5の方法を極めて良好に実施することが可能
である。
【0023】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の実施例1にかかるハーフト
ーン型位相シフトマスクの製造方法の製造工程説明図で
ある。以下、図1を参照にしながら実施例1を説明す
る。なお、この実施例は、図3に示されたタイプと同じ
タイプであって、光半透過部として低透過率層の上に高
透過率層が形成されたタイプのハーフトーン型位相シフ
トマスクを製造する場合の例である。また、この実施例
のハーフトーン型位相シフトマスクの構造自体は図3に
示される従来例と共通するので、以下の説明において
は、共通する部分には同一の符号を付して説明する。
【0024】まず、石英ガラスからなる透明基板1の上
に、厚さ200オングストロームで光透過率が10%
(波長365nmのi線に対する透過率)のクロム膜か
らなる低透過率膜2aをスパッタリング法によって形成
する。
【0025】次に、低透過率膜2aの上に、ポジ型電子
線レジスト(ZEPー810S;日本ゼオン株式会社の
商品名)をスピンコート法により塗布して、厚さ500
0オングストロームのレジスト膜5aを形成する。
【0026】次に、レジスト膜5aに図示しない電子線
描画装置によって所定の条件(例えば、5μC/c
2 ,20kV等)で所定のパターン描画による露光を
施す(以上、図1(a)参照)。
【0027】次に、露光後のレジスト膜5aを所定の現
像液で現像してレジストパターン5を形成する(図1
(b)参照)。
【0028】次に、レジストパターン5をマスクにし、
反応性イオンエッチング方式(RIE)の平行平板型装
置を用いたドライエッチングにより、低透過率膜5aを
エッチングしてパターン化された低透過率層5を形成す
る。この場合のドライエッチングの条件は、エッチング
ガスとしてCl2 ガスを用い、圧力を0.3Torrと
し、印加電力を300Wとした。
【0029】このドライエッチングによってクロム膜5
aが除去されて透明基板1の表面が露出した部分を調べ
たところ、エッチングガス(Cl2 ガス)とクロム等と
の反応生成物で不要物たる残渣7aが透明基板1の表面
に付着していることが観察された(以上、図1(c)参
照)。
【0030】次に、上記不要物たる残渣7a及びレジス
トパターン5を熱濃硫酸によって除去し、洗浄する(図
1(d)参照)。
【0031】次に、上記工程で残渣7a及びレジストパ
ターン5が除去されて洗浄され、低透過率層2のみが形
成された状態の透明基板1の表面及び低透過率層2の上
に、高透過率膜3a及びフォトレジスト膜50aを順次
形成する(図1(e)参照)。
【0032】ここで、高透過率膜3aの形成は、SiO
2 系被覆膜形成用塗布液(アキュグラス#311;アラ
イドシグナルの商品名)をスピンコート法により塗布し
て焼成し、厚さ3700オングストロームのSOG(ス
ピンオングラス)膜を形成することにより行った。ま
た、フォトレジスト膜50aの形成は、ポジ型フォトレ
ジストAZー1350(ヘキスト社の商品名)をスピン
コート法により塗布して厚さ10000オングストロー
ムのフォトレジスト膜50aを形成することにより行っ
た。
【0033】次に、透明基板1の裏面の全面から所定の
露光光を照射する背面露光を施し、低透過率層2をマス
クにして上記フォトレジスト膜50aにパターン露光を
施し(図1(e)参照)、現像してレジストパターン5
0を形成する(図1(f)参照)。
【0034】次に、上記レジストパターン50をマスク
にして、反応性イオンエッチング方式(RIE)の平行
平板型装置を用いたドライエッチングにより、高透過率
膜3aをエッチングして高透過率膜3aをパターン化
し、上記低透過率層2の上に積層された高透過率層3を
形成する(図1(g)参照)。この場合のドライエッチ
ングの条件は、エッチングガスとしてCHF3 とO2
の混合ガスを用い、圧力を0.1Torrとし、印加電
力を500Wとした。
【0035】しかる後、不要となったレジストパターン
50を熱濃硫酸で剥離して洗浄・乾燥等の処理を行うこ
とによって、透明基板1上に光半透過部41と光透過部
42とがパターン状に形成されたマスクパターンを有
し、上記光半透過部41が、低透過率層2の上に高透過
率層3が積層された構造を有するハーフトーン型位相シ
フトマスクを得る(図1(h)参照)。
【0036】上述の実施例1によれば、ドライエッチン
グによる低透過率層2の形成工程の後であって、高透過
率層3の形成工程の前に、上記低透過率層2の部形成工
程におけるドライエッチングの際に前記透明基板1上に
残渣7aとして堆積した不要生成物を除去する不要生成
物除去工程を行うことにより、低透過率層2の形成工程
のエッチングの際に形成されたエッチングガスとの反応
生成物を除去しているので、次に行う高透過率膜3aの
ドライエッチングの際に、該反応生成物がマスクとなっ
てドライエッチングが妨害され、残査が残ってしまうこ
とを防止することができる。これにより、残渣によるパ
ターン欠陥の生ずるおそれがなくなり、光半透過部41
を高透過率層3と低透過率層2との複数層構造にしたハ
ーフトーン型位相シフトマスクを歩留まりよく製造する
ことが可能になった。
【0037】また、この場合、低透過率層2の形成工程
におけるドライエッチングを行う際のマスクとして用い
て不要となったレジストパターン5を、不要生成物除去
工程で不要生成物とともに除去しているので、工程が単
純である。
【0038】また、高透過率層3の形成工程のパターン
形成処理におけるポジ型フォトレジスト膜50aの露光
工程を、既にパターン化されている低透過率層2をマス
クとして利用して透明基板1の裏面側から露光するよう
にしているので、低透過率層2のパターンと完全に同じ
パターンの露光が可能になると同時に、この露光用に別
のマスクを用いる必要をなくすことが可能になった。
【0039】さらに、本実施例によれば、露光手段とし
て電子線描画装置だけを用いても迅速に良好な製品を製
造することができ、例えば、レーザ描画装置等の他の方
式の露光装置を設置する等の必要をなくしている。以
下、この事情を説明する。
【0040】まず、光半透過層41と光透過層42との
境界面が垂直でないと、所定の光相殺効果が得られない
ので、光半透過層41を構成する高透過率層3及び低透
過率層2のパターンの境界面はできるだけ垂直に形成さ
れなければならない。この場合、低透過率層2は薄いの
で、垂直度がそれ程大きな問題にならないが、高透過率
層3は厚いので、垂直度が厳しく要求される。
【0041】パターンの境界面を垂直に形成するために
は、レジストパターンのパターン境界面を垂直に形成し
た上でエッチングを行う必要がある。レジストパターン
のパターン境界面を垂直に形成するためには、高コント
ラストのレジストを用いる必要がある。
【0042】ところが、一般に、光による露光用のフォ
トレジストでは高コントラスで高感度のものがあるが、
電子線露光(描画)用の電子線レジストでは、高コント
ラストのものは非常に感度が低い。逆に、高感度のもの
は低コントラストである。このため、高透過率層3のパ
ターニングを電子線露光で行うと非常に時間がかかると
いう問題が生ずる。
【0043】これに対して、厚さの薄い低透過率層2の
パターニングはパターン境界面の垂直度がそれ程問題に
ならないので、比較的低コントラストであるが高感度で
ある電子線レジストを用いることができるので、電子線
露光(描画)でも比較的迅速な露光(描画)が可能であ
る。
【0044】そこで、本実施例では、低透過率層2のパ
ターニングは高感度な電子線レジストを用いて電子線露
光(描画)で迅速に行い、一方、高透過率層3のパター
ニングは電子線露光を行わず、既に形成された低透過率
層2のパターンをマスクとして利用して光による背面露
光によって迅速な露光を施している。これによって、露
光手段としては電子線描画装置だけを用いて迅速に良好
な製品を製造することを可能としたものである。
【0045】(実施例2)図2は本発明の実施例2にか
かるハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法の製造
工程説明図である。以下、図2を参照にしながら実施例
2を説明する。なお、この実施例は、図5に示されたタ
イプと同じタイプであって、高透過率層を透明基板自体
の一部で構成するタイプのハーフトーン型位相シフトマ
スクを製造する場合の例である。この実施例のハーフト
ーン型位相シフトマスクの構造自体は図5に示される従
来例と共通するので、以下の説明においては、共通する
部分には同一の符号を付して説明する。
【0046】まず、石英ガラスからなる透明基板1の上
に、厚さ200オングストロームで光透過率が10%
(波長365nmのi線に対する透過率)のクロム膜か
らなる低透過率膜2aをスパッタリング法によって形成
する。
【0047】次に、低透過率膜2aの上に、ポジ型電子
線レジストZEPー810S(日本ゼオン株式会社の商
品名)をスピンコート法により塗布して、厚さ5000
オングストロームのレジスト膜5aを形成する。
【0048】次に、レジスト膜5aに図示しない電子線
描画装置によって所定の条件(例えば、5μC/c
2 ,20kV等)で所定のパターン描画による露光を
施す(以上、図2(a)参照)。
【0049】次に、露光後のレジスト膜5aを所定の現
像液で現像してレジストパターン5を形成する(図2
(b)参照)。
【0050】次に、レジストパターン5をマスクにし、
反応性イオンエッチング方式(RIE)の平行平板型装
置を用いたドライエッチングにより、低透過率膜5aを
エッチングしてパターン化された低透過率層5を形成す
る。この場合のドライエッチングの条件は、エッチング
ガスとしてCl2 ガスを用い、圧力を0.3Torrと
し、印加電力を300Wとした。
【0051】このドライエッチングによってクロム膜5
aが除去されて透明基板1の表面が露出した部分を調べ
たところ、エッチングガス(Cl2 ガス)とクロム等と
の反応生成物で不要物たる残渣7aが透明基板1の表面
に付着していることが観察された(以上、図2(c)参
照)。
【0052】次に、上記不要物たる残渣7a及びレジス
トパターン5を熱濃硫酸によって除去し、洗浄する(図
2(d)参照)。
【0053】次に、上記工程で残渣7a及びレジストパ
ターン5が除去されて洗浄され、低透過率層2のみが形
成された状態の透明基板1の表面及び低透過率層2の上
に、フォトレジスト膜50aを形成する(図2(e)参
照)。
【0054】ここで、フォトレジスト膜50aの形成
は、ポジ型フォトレジストAZー1350(ヘキスト社
の商品名)をスピンコート法により塗布し、90℃、3
0分のプリベークを施して厚さ10000オングストロ
ームのフォトレジスト膜50aを形成することにより行
った。
【0055】次に、透明基板1の裏面の全面から所定の
露光光を照射する背面露光を施し、低透過率層2をマス
クにして上記フォトレジスト膜50aにパターン露光を
施し(図2(e)参照)、現像してレジストパターン5
0を形成する(図2(f)参照)。
【0056】次に、上記レジストパターン50をマスク
にして、反応性イオンエッチング方式(RIE)の平行
平板型装置を用いたドライエッチングにより、透明基板
1を3500オングストロームの深さにエッチングして
透明基板1をパターン化し、上記低透過率層2の下に、
透明基板1の一部で構成される高透過率層30を形成す
る(図2(g)参照)。この場合のドライエッチングの
条件は、エッチングガスとしてCHF3 とO2 との混合
ガスを用い、圧力を0.1Torrとし、印加電力を5
00Wとして、エッチング時間を15分とした。
【0057】しかる後、不要となったレジストパターン
50を熱濃硫酸で剥離して洗浄・乾燥等の処理を行うこ
とによって、透明基板1上に光半透過部41と光透過部
42とがパターン状に形成されたマスクパターンを有
し、上記光半透過部41が、低透過率層2の下に高透過
率層30が積層された構造を有するハーフトーン型位相
シフトマスクを得る(図2(h)参照)。
【0058】実施例2によれば、上述の実施例1と同様
の利点がある外に、高透過率層を基板自体の一部で構成
するので、製造工程及びハーフトーン型位相シフトマス
クの構造を単純なものとすることが可能になった。
【0059】また、高透過率層3のエッチングを行う際
のマスクとして用いるレジストパターン50の形成を、
既に形成されている低透過率層2をマスクに利用した光
による背面露光により行っていることから、迅速な露光
により、レジストパターン50のパターン境界面を低透
過率層2のパターン境界面と完全に一致させ、かつ、垂
直に形成することができる。それゆえ、高透過率層3の
形成の際のエッチング時に低透過率層2がレジストパタ
ーンによって完全に覆われており、エッチングにさらさ
れることがないから、このエッチング時にエッチングガ
スが低透過率層2と反応して残渣が発生するというおそ
れを未然に防止できるという効果も得られる。
【0060】なお、本発明は上記実施例の他に、図4に
示されるタイプのハーフトーン型位相シフトマスクの製
造にも用いることができる。その場合、実施例2の製造
工程の内、クロム膜を形成する前に所定の膜厚のSOG
膜を形成し、透明基板の一部をエッチングする代わりに
SOG膜をエッチングすればよい。この例においては、
基板とSOG膜との間に、例えば酸化スズアンチモン
(Snx Sby Oz )、Al2 3 にSnO2 をドープ
したもの、Al2 3 、Si3 4 あるいはMgO等か
らなるエッチング停止層を形成することが好ましい。
【0061】また、高透過率層としては、SOGによっ
て形成する方法、石英ガラス基板をエッチングして形成
する方法の他に、SiO2 をスパッタリング法などの薄
膜形成法によって形成するようにしてもよい。
【0062】また、低透過率層の材料が、高透過率層と
異なるエッチングガスを用いてドライエッチングする必
要があるものであれば、本願発明の方法が有効である。
【0063】また、低透過率層の透過率は、被転写体の
露光感度によるが、通常1〜50%程度の範囲に設定さ
れる。このような透過率は、低透過率層をクロムで構成
した場合は、100〜2000オングストロームにすれ
ばよい。
【0064】また、不要物残渣である反応生成物の除去
に用いた処理液は、熱濃硫酸を用いたが、濃硫酸と他の
酸、例えば過酸化水素水等を混合させたものであっても
よい。
【0065】また、上記実施例では反応生成物の除去を
残像したレジストパターンの剥離を同時に行ったが、必
要に応じて、異なる処理液を用いて行ってもよい。
【0066】さらに、上記実施例ではレジストパターン
を形成する際に、電子線露光による場合を掲げたが、こ
れは他の露光方法であってもよい。この場合は、その露
光方法に応じたレジストを用いることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかかるハ
ーフトーン型位相シフトマスクの製造方法は、ドライエ
ッチングによる低透過率層形成工程の後であって、高透
過率層形成工程の前に、上記低透過率層部形成工程にお
けるドライエッチングの際に前記透明基板上に残渣とし
て堆積した不要生成物を除去する不要生成物除去工程を
行うことにより、低透過率層形成工程のエッチングの際
に形成されたエッチングガスとの反応生成物を除去する
ので、次に行う高透過率部用材料のドライエッチングの
際に、該反応生成物がマスクとなってドライエッチング
が妨害され、残査が残ってしまうことを防止することが
できる。これにより、残渣によるパターン欠陥の生ずる
おそれがなくなり、光半透過部を高透過率層と低透過率
層との複数層構造にしたハーフトーン型位相シフトマス
クを歩留まりよく製造することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1にかかるハーフトーン型位
相シフトマスクの製造方法の製造工程説明図である。
【図2】 本発明の実施例2にかかるハーフトーン型位
相シフトマスクの製造方法の製造工程説明図である。
【図3】 透明基板の上に低透過率層が形成されてその
上に高透過率層が形成されたタイプのハーフトーン型位
相シフトマスクの製造方法の従来例の説明図である。
【図4】 透明基板の上に高透過率層が形成されてその
上に低透過率層が形成されたタイプのハーフトーン型位
相シフトマスクの製造方法の従来例の説明図である。
【図5】 透明基板自体の一部を高透過率層とするタイ
プのハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法の従来
例の説明図である。
【符号の説明】
1…透明基板、2…低透過率層、2a…低透過率膜、
3,30…高透過率層、3a…高透過率膜、5…レジス
トパターン、5a…レジスト膜、6…エッチング停止
膜、7,7a…残渣、41…光半透過部、42…光透過
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細パターン露光を施すためのマスクで
    あり、透明基板の表面上に形成するマスクパターンを、
    実質的に露光に寄与する強度の光を透過させる光透過部
    と実質的に露光に寄与しない強度の光を透過させる光半
    透過部とで構成し、かつ、この光半透過部を通過した光
    の位相と前記光透過部を通過した光の位相とを異ならし
    めることにより、前記光透過部と光半透過部との境界部
    近傍を通過した光が互いに打ち消し合うようにして境界
    部のコントラストを良好に保持できるようにしたハーフ
    トーン型位相シフトマスクであって、前記光半透過部
    が、高透過率層と低透過率層とが積層した構造を有する
    ハーフトーン型位相シフトマスクを製造するハーフトー
    ン型位相シフトマスクの製造方法において、 透明基板上に低透過率膜を形成し、この低透過率膜の一
    部であって形成すべきマスクパターンの光透過部となる
    部分をドライエッチングにより除去するパターン形成処
    理を行って低透過率層を形成する低透過率層形成工程
    と、 この低透過率層に積層する高透過率層を形成する高透過
    率層形成工程とを有し、 前記高透過率層形成工程の前に、前記低透過率層部形成
    工程におけるドライエッチングの際に前記透明基板上に
    残渣として堆積した不要生成物を除去する不要生成物除
    去工程を行うことを特徴としたハーフトーン型位相シフ
    トマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハーフトーン型位相シ
    フトマスクの製造方法において、 前記低透過率層形成工程におけるドライエッチングを行
    う際のマスクとして用いて不要となったレジストを、前
    記不要生成物除去工程で不要生成物とともに除去するこ
    とを特徴としたハーフトーン型位相シフトマスクの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のハーフトーン型
    位相シフトマスクの製造方法において、 前記高透過率層形成工程は、前記不要生成物が除去され
    た基板上に高透過率膜を形成し、この高透過率膜のうち
    前記低透過率層と積層されている部分以外を除去するパ
    ターン形成処理を施すことにより、高透過率層と低透過
    率層とが積層した構造を有する光半透過部を形成するも
    のであることを特徴としたハーフトーン型位相シフトマ
    スクの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のハーフトーン型
    位相シフトマスクの製造方法において、 前記高透過率層形成工程は、前記不要生成物が除去され
    た後に、前記透明基板の低透過率層が形成されている部
    分以外を所定の深さまで除去するパターン形成処理を施
    すことにより前記透明基板自体の一部に高透過率層を形
    成して、高透過率層と低透過率層とが積層した構造を有
    する光半透過部を形成するものであることを特徴とした
    ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4のいずれかに記載のハー
    フトーン型位相シフトマスクの製造方法において、 前記高透過率層形成工程におけるパターン形成処理は、
    ポジ型レジスト膜を形成する工程と、このポジ型レジス
    ト膜に前記低透過率層をマスクにして透明基板の裏面側
    から露光して現像することによりレジストパターンを形
    成する工程と、該レジストパターンをマスクにして前記
    高透過率膜又は透明基板にドライエッチングによりパタ
    ーンを形成する工程とを有するものであることを特徴と
    したハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のハ
    ーフトーン型位相シフトマスクの製造方法において、 前記低透過率層がクロムを主成分とする材料からなり、
    前記高透過率層が酸化シリコンを主成分とする材料から
    なることを特徴としたハーフトーン型位相シフトマスク
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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