JPH0777623B2 - 籾摺選別装置 - Google Patents

籾摺選別装置

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JPH0777623B2
JPH0777623B2 JP60262142A JP26214285A JPH0777623B2 JP H0777623 B2 JPH0777623 B2 JP H0777623B2 JP 60262142 A JP60262142 A JP 60262142A JP 26214285 A JP26214285 A JP 26214285A JP H0777623 B2 JPH0777623 B2 JP H0777623B2
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利彦 佐竹
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株式会社佐竹製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、籾を脱する籾摺機と、籾玄米混合粒と玄米
とに選別する選別機とを一体的に構成した籾摺選別装置
の改良に関する。
(従来の技術) 農家用の籾摺機は多年に亘り万石篩式籾摺機が主流とな
っていたが、万石網の目詰まりによる性能低下による頻
雑な掃除、あるいは籾品種によって網目の交換を有する
煩しさと、脱率の変化や水分値によって傾斜角度を調
整する等に経験を必要としていた。そこで、現在では、
粗雑面を有する無孔の選別板を斜め上下に揺動させ、比
重と摩擦係数の差を応用して籾と玄米とに選別する揺動
式籾摺機が、誰にでも使用できると共に、選別精度に安
定性があることで普及している。
上記した揺動式籾摺機として、例えば特開昭56−17641
号公報に示す脱選別装置と、特開昭59−130539号公報
に示す籾摺選別装置とがある。
(発明が解決しようとする課題) 上記特開昭56−17641号公報に記載のものは、複数枚の
金属板を断面コの字状に組合せ固設した横長状機枠の内
部に風選部を設け、前記機枠の上面壁上に脱機と選別
機とを左右方向に並設した構成としている。風選部の構
成具材によって機枠強度を増強し、機枠の横長状方向に
選別機の選別盤を揺動し、また選別盤の揺動方向傾下側
の延長線上が機枠内に納められているため、選別機を高
所に配置しても機枠が振動して耐久性を劣化することの
ないよう配慮してある。しかし、この構成においては、
機長を長くしてその構成費,輸送費を高額とし、また農
家の納屋においては装置の据付場所にも制約を受ける欠
点を有するものであった。
また、前記特開昭59−130539号公報に示す構成において
は、箱形機枠内部に籾摺室と風選室とを設けて籾摺装置
とし、該籾摺装置の背面部に揺動選別装置を連接して一
体的な籾摺選別装置に形成したものである。この構成に
おいては、揺動選別装置の基台を籾摺装置の底部と共に
床面に接着できるものであるので、揺動選別装置の基台
構成を簡略化しても充分強度的に問題ないものとしてコ
ストを低減できるできる。しかし、揺動選別装置によっ
て選別されて排出する籾を籾摺装置に返還するための揚
穀装置を必要とし、また、揺動選別装置の選別作用を確
認する場合、揺動選別装置が籾摺装置の背面部に配設さ
れているため、一旦籾摺選別装置の側面部に移動せねば
ならず、操作に不便である等の欠点があった。
本発明は、上記欠点を解消するために改良を行うもの
で、一体的に形成した箱形機枠内に籾摺部と風選部と籾
玄米選別部とを立体的に配設し、装置全体をコンパクト
にしてその構成費,輸送費を廉価とし、また据付場所を
狭小すると共に、操作を簡便とする籾摺選別装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 籾摺部と風選部と籾玄米選別部とを備えた籾摺選別装置
とする。一体的に形成した箱形機枠内部の下部に前記籾
摺部及び風選部を、上部に前記籾玄米選別部をそれぞれ
立体的に配設する。
前記箱形機枠の内部であって前記籾摺部及び前記風選部
の後方に排風機を並設する。
籾摺部の下部に風選部の風選工程個所を配置し、これに
つながる排風路を籾摺部の側方に起立させてその上端で
排風機の風胴に接続させる。
箱形機枠の内部の横方向に設けた連結板および縦方向に
設けた駆動部装着板によって該箱形機枠を補強する。
張込みホッパーを前記箱形機枠の上部外側方に突設す
る。
(作用) 籾摺部の籾供給部に供給した籾を脱して籾摺部から流
下する脱物を、風選部において籾穀を分離して機外に
排除し、籾穀を除去した籾玄米混合粒を籾玄米選別部の
供給部に供給し、選別板の揺動作用によって選別した玄
米は機外に排出し、混合粒は籾玄米混合粒と合流して前
記供給部に供給され、籾米は籾摺部の籾供給部に返還さ
れる。
本発明は、風選部の風選行程を短縮して上部に配置した
籾摺部までの機構を低くすると共に、籾摺部の上部に籾
玄米選別部を配設したので各部の連絡行程を合理的に短
絡できる。そして、籾摺部,風選部,籾玄米選別部を一
体合体的に形成した機枠内部に立体的に且つコンパクト
に配設してあるから、籾玄米選別部を上部に配設しても
その荷重は籾摺部と風選部を合体化させて吸収できる。
また、機枠に分散する荷重も機枠が一体的に形成してあ
るので、その底部に吸収され、以て装置全体をコンパク
ト化してその構成費,輸送費を廉価とし、運転操作を容
易とすると共に設備面積を狭小として据付,保管場所の
制約を排除できる。
(実施例) 本発明の実施例を第1図〜第6図に基づき説明する。
第1図および第2図において、1は籾摺選別装置の全体
を示すものである。籾摺選別装置1は、箱形機枠2の内
部に籾摺部8を中間としてその下部に風選部26と、籾摺
部8の上部に籾玄米選別部61とを設けて立体的に配設し
てある。籾摺部8は以下のように形成される。(第2図
および第3図参照)機枠2の側壁3の上方に開口部9を
設けて張込みホッパー10を装着し、機枠2の内部に設け
た案内樋11の上部を張込みホッパー10に接続したその下
部を籾供給部12に連絡する。流量調節バルブ13と優先流
路14とを設けた籾供給部12の直下にゴムロール15A,15B
を軸架し、一方のゴムロール15Aに対してゴムロール15B
は支点17を基点として遠近に平行移動し、その間隙調節
は副軸受18に突設したアーム19に調整ネジ軸20を螺合さ
せ、調整ネジ軸20の一側を側壁3の外部に突出させてノ
ブ21を軸着してある。正面板4の開口部に開閉扉22を装
脱自在に設け、飛散防止板23と脱物案内板24の他端部
を風選部26に接続してあり、25は、脱物の流下速度を
減速する緩衝用受箱、16は、籾米の流出防止板である。
次に、風選部26について説明する。機枠2内の下部に横
設した混合粒受樋27の一方を脱物案内板24の下方に傾
斜させて延出し、脱物案内板24の下端部と混合粒受樋
27の傾斜上縁部との空間を吸風部28とし、飛散防止板23
の下半部傾斜部23Aと平行状に横設した流下樋29との空
間を第1風選行程30に、また遮壁31と飛散防止板23との
空間を排風路32に形成し、遮壁31の傾斜部31Aと流下樋2
9との空間を第2風選行程33に形成する。籾摺部8と風
選部26とで共有する内側壁34に開口した通風口35を排風
路32に連通させ、通風口35に連通した風胴36の一側部を
内側壁34に装着し、風胴36の他側部に排風機37のケース
38を固着してある。機枠2内に立設する駆動部装着板39
とケース38に排風機軸40を軸架し、排風機軸40に翼車41
が軸着してある。風選部26の後側方に並設した排風機37
の吐出口42を機枠2の側面壁5の開口部43から突出して
ある。スパイラル翼片を固着した螺旋軸44を混合粒受樋
27内に回転自在に横架し、螺旋軸44の一側端部に混合粒
用スロワー45を連結し、(第2図および第4図参照)一
側部を混合粒用スロワー45に連結した揚米パイプ46の他
方部を混合粒貯留タンク47に連絡する。混合粒貯留タン
ク47は、機枠2の上面板6の一側部を開口した上部に装
脱自在に載設されており、風選室48と揚米パイプ46とを
連結パイプ49により接続し、混合粒貯留タンク47の一側
方に吸風口50を開設し、風選室48に排風機37の吸風孔に
接続した排風管51に連結してある。ホッパー52の一側部
を混合粒貯留タンク47の両側壁に軸架して支点部53と
し、ホッパー52の他方側をコイルバネ54によって吊架
し、上下動可能としたホッパー52と籾供給部12の流量調
節バルブ13とをワイヤー等の弾性体55によって連結して
おり、ホッパー52の流出口56部に制御弁57を回動自在に
設け、円弧状に回動する操作レバー58に連結した作動杆
59,60の一側端を制御弁57に連結してある。上記螺旋軸4
4,混合粒用スロワー45,揚米パイプ46,混合粒貯留タンク
47等の搬送装置により風選部26と後述する籾玄米選別部
61とが連絡される。
次に、籾玄米選別部61について説明する。ホッパー52の
流出口56下方に均分樋62を設け、均分用抵抗板63を内設
した均分樋62の一方側に分配樋64を接続する。分配樋64
は、複数個の仕切壁を設けて複数個の流路に形成してあ
り、分配樋64の複数個の流路は複数段の選別板65…の供
給部側に連通させてある。機枠2と側壁3と側面壁5と
の間に横設した連結板66の上面に軸受台67,68を装着
し、前部アーム69の下端部を軸受台67に軸支し、軸受台
68に一側部を軸支した角度調節アーム70の中間部に後部
アーム71の下端部を軸支し、角度調節アーム70の他方側
を側面壁5の開口部から突出させ、側面壁5に固設した
ブラケット72に装着した角度調節ネジ軸73を角度調節ア
ーム70に回動自在に設けた駒74に螺合させ、角度調節ア
ーム70が固定されている。前部アーム69と後部アーム71
の両上端部を揺動フレーム75に軸支し、前記駆動部装着
板39と支柱76とにカム軸77を軸架し、カム軸77に軸設し
たカム78と後部アーム71,71に連結した連結軸79とを連
結杆80によって連結し、籾玄米混合粒の供給部となる分
配樋64側を高位に排出部81側を低位として傾斜状に装架
した揺動フレーム75上に凹凸状粗雑面を有する選別板65
…を複数段に重載してある。
(第2図および第5図参照)選別板65…の排出部81と前
面板4との間に玄米用仕切板82と籾米用仕切板83とを設
け、玄米用仕切板82は前面板4に開設した長溝84に沿っ
て左右方向に揺動移動でき、ノブ85によって固定してあ
る。玄米用仕切板82と籾米用仕切板83の下方には籾米流
路86,混合粒流路87,玄米流路88を設け、籾米流路86は籾
供給部12の優先流路14に連絡し、混合粒流路87は風選部
26の搬送装置を形成する混合粒受樋27に連通し、玄米流
路88には切換弁89を回動自在に設けて玄米用スロワー90
に連絡してある。玄米用スロワー90は、前面板4の外側
部に装設して螺旋軸44の一側端部に揚穀用翼車91を軸着
し、吐出口92を回動自在に設けた揚穀パイプ93を連結し
てある。
次に箱形機枠の構成を第6図に基づいて説明する。
箱形機枠2は、長幅平板を四方に曲折してその接合部7A
を背面部7とし、接合部7Aを溶着あるいはリベットに固
着して上部と底部が開口した箱枠に形成する。箱枠の上
部に上面板6を嵌挿して側壁3,前面板4,側面壁5,背面部
7の各上縁部を溶着し、機枠2底部に底板94を嵌挿して
溶着し、一体的な箱形機枠2に形成される。さらに、機
枠2内部に立設する駆動部装着板39を側壁3と側面壁5
とに固着し、駆動部装着板39と前面板6とに連結板66を
固着して箱形機枠2が合体化され、補強されている。駆
動部装着板39と背面部7との空間には、各回転軸に各種
溝車が軸着され、数種類のベルトが捲回してある。95
は、調車,ベルト等の駆動関係を点検調整するために装
脱自在に設けた安全カバーであり、96はスライド可能に
設けた透明な点検窓、第3図に示す符号97は、底板94上
に設置した電動機である。
以下に上記実施例の作用ついて説明する。
(第2図および第3図参照)張込みホッパー10に供給し
た籾米は、案内樋11を流動した籾摺部8の籾供給部12に
おいて、流量調節バルブ13により適量に流量制御されて
ゴムロール15A,15B間に流下する。ノブ21を操作してゴ
ムロール15A,15Bの間隙を脱率が85〜90%程度となる
ように調節する。高速で流下する脱物を受けた緩衝用
受樋25によって流路を遅流させると共に、幅方向に均等
的に脱物を拡散させ、脱物案内樋24から風選部26に
脱物を流下させる。
風選部26の第1風選行程30において、排風機37の吸風作
用により吸風部28から流入する風によって小比重の籾穀
を風選し、籾穀は排風路32,通風路35,風胴36を介して排
風機37に吸引されて吐出口42から機外に排除される。流
下樋29から混合粒受樋27と第2風選行程33に流下した脱
物は再度風選されて籾穀を排風機37に吸引し、風選さ
れて混合粒受樋に集められた籾玄米混合粒は、螺旋軸4
4,混合粒用スロワー45,揚米パイプ46等の搬送行程を介
して混合粒貯留タンク47に搬送される。(第2図および
第4図参照)混合粒貯留タンク47の風選室48ではジグザ
グに流下して流速を遅流させた混合粒に対し、吸風口50
から流入する風を風選室48に流通させ、混合粒用スロワ
ー45によって脱した籾穀と粉塵を風選したその排風を
排風管51を介して排風機37に吸引する。精選された籾玄
米混合粒はホッパー52に流下し、操作レバー58によって
開口度を制御された流出口56から流出する流量と、籾摺
部8から搬送される流量との差によって上下動するホッ
パー52の作動を弾性体55を介して籾供給部12の流量調節
バルブ13に伝達し、ホッパー52内にほぼ定量的な貯留量
となるよう自動制御される。
(第2図,第4図,第5図参照)ホッパー52の流出口56
から籾玄米選別部61の均分樋62に供給された籾玄米混合
粒は、分配樋63に流入して抵抗板63により左右方向均等
的な流れとした後、複数段の選別板65…に均等的に供給
され、カム78によって斜め上下揺動する選別板65…と粗
雑面とによって排出部81に向けて流動する過程におい
て、選別盤65…の揺動方向傾斜高位側Hに大比重で小摩
擦係数の玄米を、傾斜低位側Lに小比重で大摩擦係数の
籾米を、そしてその中間に混合粒をそれぞれ偏集し、玄
米と混合粒の選別境界部に玄米用仕切板82を設定し、籾
米と混合粒の選別境界部に籾米用仕切板83を設定する。
選別板65…の高位側Hの排出部81から玄米用仕切板82に
より区分して玄米流路88に流出した玄米は、玄米用スロ
ワー90に流入して揚穀され、揚穀パイプ93の端部に接続
した吐出口92から機外に排出される。選別板65…の低位
側Lの排出部81から籾米用仕切板83により区分して籾米
流路86に流出した籾米は、籾摺部8の籾供給部12に設け
た優先流路14を介してゴムロール15B上に流下し、ゴム
ロール15A,15Bによって再脱作用を受ける。玄米用仕
切板82と籾米用仕切板83との中間に流下する混合粒は、
混合粒流路87から風選部26の搬送装置の一部となす混合
粒受樋27に流出し、螺旋軸44,混合粒用スロワー45等を
介しせ混合粒貯留タンク47に返還される。
上記籾摺・選別の作用中において、運転開始および終了
時に籾玄米選別部61による籾米と玄米の選別が不完全で
あるときには、玄米流路88に流下する選別不完全な玄米
(籾米混入)を切換弁89を操作して混合粒流路87に流出
させ、選別が良好に至ると再度切換弁89の操作により玄
米を玄米流路88,玄米用スロワー90を介して機外に排出
する。また、選別板65…上の選別状態の確認により玄米
流路88に流出する玄米中には籾米の混入がないように玄
米用仕切板82を適正位置に移動させ、籾米流路86に流出
する籾米中には玄米の混入がないように籾米用仕切板83
を適正位置に設定する。なお、両仕切板82,83の操作の
代りに角度調節ネジ軸73の操作により、選別板65…の揺
動方向の傾斜角度を調整することにより対応することも
できる。そして、ある所定時間の経過ごとに脱率の状
態を確認し、ゴムロール15の摩耗によって低下する脱
率をノブ21の調整により脱率85〜90%に維持する。
(第1図,第2図,第6図参照)籾摺部8と風選部26と
籾玄米選別部61とを内設した箱形機枠2は、上・下部を
開口状とした角状箱筒の上部に上面板6と、底部には底
板94をそれぞれ嵌挿して相互を固着して一体的な箱形機
枠2に形成し、さらに箱形機枠2の内部に設ける駆動部
装着板39,連結板66と籾摺部8,風選部26の構成具材等に
よって合体化されておるので、揺動運動をする籾玄米選
別部61を機枠2の上部に配設しても機枠2の各具材によ
ってその運動荷重は吸引され、箱形機枠2に振動を派生
させず、装置を運転場所に配置するだけで面倒な装置の
固定を省略して運転することができる。上記機枠2の構
成により籾玄米選別部61を籾摺部8の上部に配設するこ
とが可能となり、風選部26と籾玄米選別部61と、籾玄米
選別部61と籾摺部8とのそれぞれの連絡行程が短絡化さ
れて米粒の搬送行程を改善し、装置全体をコンパクトな
小型化に形成できる。また籾摺部8の下部に配設した風
選部26の排風機37を風選部26と並設したので、排風機37
をより低い位置に配置することができ、風選部26に必要
な風路を確保しながら風選部26に要する高さを短縮し、
張込みホッパー10を低位置に配設して籾米供給を容易と
する。そして、箱形機枠2の背面部7と内部に立設した
駆動部装着板39との間に溝車,ベルト等を配設したの
で、背面部7の開口部に装脱自在に設けた簡潔な安全カ
バー95でよく、その点検調整のための装脱が容易である
と共に低コストに構成できる。なお、混合粒貯留タンク
47および張込みホッパー10は、装脱自在に形成してある
ために輸送時あるいは格納時に取外せば、一層容積を小
型化して取扱いが容易となる。
(発明の効果) 本発明による籾摺選別装置によれば、一体的に形成した
箱形機枠内部の下部に籾摺部及び風選部を、上部に籾玄
米選別部をそれぞれ立体的に配設し、籾摺部及び風選部
の後方に排風機を並設すると共に、排風路を籾摺部の側
方に起立させてその上端で排風機の風胴に接続させ、か
つ、前記機枠の内部の横方向に設けた連結板および縦方
向に設けた駆動部装着板によって該機枠を補強し、さら
に、張込みホッパーを前記機枠の上部外側方に突設して
いるので、各機能部の連絡行程を簡潔短絡化して装置全
体をコンパクトな小型とし、設備面積の縮小、籾米の張
込みを低位置とする作業性の改善あるいは梱包、輸送費
の削減などの効果を奏する。
また、箱形機枠内部が連結板と駆動部装着板で構造的に
補強されるので、比較的重量のある籾玄米選別装置を上
方に配設しても箱形機枠が変形する等のことがない。さ
らに、揺動運動をする籾玄米選別部を箱形機枠の上部に
配しても、機枠の各具材によってその運動荷重は吸引さ
れ、箱形機枠に振動を派生させず、装置を運転場所に配
置するだけで、面倒な装置の固定を省略して運転するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体を示す断面図、第2図は装置全体を示
す側断面図、第3図は籾摺部の拡大正断面図、第4図は
籾玄米選別部の拡大正断面図、第5図は要部の一部を破
断した正面図、第6図は箱形機枠の外観を示す斜視図で
ある。 1……籾摺選別装置、2……箱形機枠、3……側壁、4
……前面板、5……側面壁、6……上面板、7……背面
部、7A……接合部、8……籾摺部、9……開口部、10…
…張込みホッパー、11……案内樋、12……籾供給部、13
……流量調節バルブ、14……優先流路、15A,15B……ゴ
ムロール、16……流出防止板、17……支点、18……副軸
受、19……アーム、20……調整ネジ、21……ノブ、22…
…点検扉、23……飛散防止板、23A……傾斜部、24……
脱物案内板、25……緩衝用受箱、26……風選部、27…
…混合粒受樋、28……吸風部、29……流下樋、30……第
1風選行程、31……遮壁、31A……傾斜部、32……排風
路、33……第2風選行程、34……内側壁、35……通風
孔、36……風胴、37……排風機、38……ケース、39……
駆動部装着板、40……排風機軸、41……翼車、42……吐
出口、43……開口部、44……螺旋軸、45……混合粒用ス
ロワー、46……揚米パイプ、47……混合粒貯留タンク、
48……風選室、49……連結パイプ、50……吸風口、51…
…排風管、52……ホッパー、53……支点部、54……コイ
ルバネ、55……弾性体、56……流出口、57……制御弁、
58……操作レバー、59……作動杆、60……作動杆、61…
…籾玄米選別部、62……均分樋、63……抵抗板、64……
分配樋、65……選別板、66……連結板、67,68……軸受
台、69……前部アーム、70……角度調節アーム、71……
後部アーム、72……ブラケット、73……角度調節ネジ
軸、74……駒、75……揺動フレーム、76……支柱、77…
…カム軸、78……カム、79……連結軸、80……連結杆、
81……排出部、82……玄米用仕切板、83……籾米用仕切
板、84……長溝、85……ノブ、86……籾米流路、87……
混合粒流路、88……玄米流路、89……切換弁、90……玄
米用スロワー、91……揚穀用翼車、92……吐出口、93…
…揚穀パイプ、94……底板、95……安全カバー、96……
点検窓、97……電動機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】籾摺部と風選部と籾玄米選別部とを備えた
    籾摺選別装置において、一体的に形成した箱形機枠内部
    の下部に前記籾摺部及び風選部を、上部に前記籾玄米選
    別部をそれぞれ立体的に配設し、前記機枠の内部であっ
    て前記籾摺部及び前記風選部の後方に排風機を並設する
    と共に、籾摺部の下部に風選部の風選工程個所を配置
    し、これにつながる排風路を籾摺部の側方に起立させて
    その上端で排風機の風胴に接続させ、かつ、前記機枠の
    内部の横方向に設けた連結板および縦方向に設けた駆動
    部装着板によって該機枠を補強し、張込みホッパーを前
    記機枠の上部外側方に突設したことを特徴とする籾摺選
    別装置。
JP60262142A 1985-11-20 1985-11-20 籾摺選別装置 Expired - Lifetime JPH0777623B2 (ja)

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