JPH0777257A - 往復作動体の駆動装置 - Google Patents

往復作動体の駆動装置

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JPH0777257A
JPH0777257A JP22331293A JP22331293A JPH0777257A JP H0777257 A JPH0777257 A JP H0777257A JP 22331293 A JP22331293 A JP 22331293A JP 22331293 A JP22331293 A JP 22331293A JP H0777257 A JPH0777257 A JP H0777257A
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drum
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chain
reciprocating body
ladder
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JP22331293A
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Yasuhiro Tanaka
康博 田中
Susumu Nakajima
進 中島
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラダーチェーンの床に対する横滑りを解消す
る。 【構成】ドラム3と、このドラム4の外周に側面視略正
n角形(nは3以上の正の整数)をなすように巻装され
その繰出端41を往復作動体2に接続したラダーチェー
ン4と、ドラム4を正逆回転させてラダーチェーン4を
巻き取り又は繰り出すドラム回転機構5とを具備してな
るものであって、ラダーチェーン4は、m本(mはn以
下であって2以上の整数)のリンクメンバ42を長手方
向に直線状に蝶着してなるリンク群43を複数組備えて
なり、各リンク群43同士は、リンクメンバ43の幅寸
法W以上の距離だけ順次側方に偏位させて枢結されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動観覧席等に好適に
使用される往復作動体の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、椅子を搭載した段床をテレス
コープ状に伸縮移動させることができるようにした移動
観覧席が知られている。しかして、かかる移動観覧席
は、最前列の床を前方に移動させることによって他の床
が順次連結されて引き出されるようになっており、各床
が完全に引き出された状態で観覧に適した段床が形成さ
れるようになっている。また、最前列の床を後退させる
ことによって他の床が順次押し戻され、最終的に全ての
床が重合状態に収納されるようになっている。
【0003】このような移動観覧席においては、往復作
動体である最前列の床を駆動装置により往復動作させる
ようにしている。従来の駆動装置としては、ドラムと、
このドラムの外周に側面視略正多角形をなすように巻装
されその繰出端を往復作動体に接続したラダーチェーン
と、前記ドラムを正逆回転させて前記ラダーチェーンを
巻き取り又は繰り出すドラム回転機構とを具備してなる
ものが知られている。このラダーチェーンは、ドラムの
一辺に対応する長さの平面視平行四辺形状をなすリンク
メンバを複数本備えており、それら各リンクメンバの短
辺同士をヒンジを介して回動可能に蝶着してなる。そし
て、前記ドラムの外周に螺旋状に巻き取られるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな箇所に使用されるラダーチェーンは、基盤となる既
存の床面に案内されて進退するようになっているため、
各リンクメンバには、既存床面上に転接する車輪が設け
てある。しかしながら、ドラムに螺旋状に巻装されたラ
ダーチェーンは、往復作動体の進退方向に対して若干傾
斜した状態で繰り出され、また、巻き取られるため、ラ
ダーチェーンの横滑りが発生して既存床に傷が付き易い
という問題がある。また、図7に示すように、各リンク
メンバ142が平面視平行四辺形をなしているため、長
方形の部品を製作する場合に比べて寸法誤差が発生し易
く、製造が難しいという問題もある。
【0005】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る往復作動体の駆動装置は、ドラ
ムと、このドラムの外周に側面視略正n角形(nは3以
上の正の整数)をなすように巻装されその繰出端を往復
作動体に接続したラダーチェーンと、前記ドラムを正逆
回転させて前記ラダーチェーンを巻き取り又は繰り出す
ドラム回転機構とを具備してなるものであって、前記ラ
ダーチェーンは、m本(mはn以下であって2以上の整
数)のリンクメンバを長手方向に直線状に蝶着してなる
リンク群を複数組備えてなり、各リンク群同士は、リン
クメンバの幅寸法以上の距離だけ順次側方に偏位させて
枢結されていることを特徴とする。
【0007】幅寸法の大きい往復作動体を駆動する場合
には、複数のドラムにそれぞれラダーチェーンを巻装
し、それらのドラムを共通のドラム回転機構により同期
回転させるように構成するのが望ましい。
【0008】比較的幅の狭い往復作動体を安定した姿勢
で駆動するには、共通のドラムに複数本のラダーチェー
ンを巻装しておき、それらのラダーチェーンにより往復
作動機構を付勢するのがよい。
【0009】
【作用】このような構成のものであれば、複数のリンク
メンバからなるリンク群が、それぞれ往復作動体の進退
方向と合致する方向に配向され、平行姿勢を維持しなが
たドラムに巻き取られ、また、繰り出される。そのた
め、ラダーチェーンが既存床に対して横滑りすることが
なくなる。また、各リンク群を構成する各リンクメンバ
の端面は、進退方向に対して直角でよく、従来のように
微妙に傾斜させる必要がないため、各リンクメンバの製
作も容易になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図4を参
照して説明する。
【0011】この実施例の駆動装置1は、図1に示すよ
うに、往復作動体である移動観覧席2の最前列の床21
を駆動するためのもので、ドラム3と、このドラム3の
外周に巻装されその繰出端41を往復作動体である移動
観覧席2の最前列の床21に接続したラダーチェーン4
と、前記ドラム3を正逆回転させて前記ラダーチェーン
4を巻き取り又は繰り出すドラム回転機構5とを具備し
てなる。
【0012】図2〜4に示すように、ドラム3は、例え
ば、両端板31間に6本の構造材32を架設してなる横
断面略正六角形をなすもので、両端板31の軸心部に貫
通固設した支軸33の両端部を支持台6に設けた軸受6
1に回転自在に支承させている。
【0013】前記ラダーチェーン4は、5本のリンクメ
ンバ42を長手方向に直線状に蝶着してなるリンク群4
3を複数組備えてなり、各リンク群43同士は、リンク
メンバ42の幅寸法Wよりも大きな距離だけ順次側方に
偏位させて枢結されている。具体的に説明すれば、各リ
ンクメンバ42は、下方に開口する横断面コ字形のもの
で、その両端面は長手方向に対して直交させてある。そ
して、その端面同士を突き合わせた状態で5本のリンク
メンバ42をヒンジ44を介して回動可能に蝶着するこ
とによってリンク群43を構成している。各リンク群4
3の終端43Eに位置するリンクメンバ42の側面に
は、平面視直角三角形をなすブラケット45が固設して
あり、そのブラケット45の上面後縁部分45aと後段
のリンク群43の始端43Sに位置するリンクメンバ4
2の上面前縁部分42aとをヒンジ46を介して枢結し
ている。なお、各リンクメンバ42の中央部分下面側4
2bには、既存床に転接する車輪47がそれぞれ軸着し
てあり、また、各リンクメンバ42の中央部分上面42
cには、ドラム3の構造材32間に噛合する歯48が突
設してある。ラダーチェーン4の各リンクメンバ42の
長手方向寸法Lは、前記ドラム3の1辺の長さに対応さ
せてあり、このドラム3に前記ラダーチェーン4が側面
視略正六角形をなすように巻装されている。
【0014】ドラム回転機構5は、前記ドラム3の支軸
33の延出端に従動スプロケット51を設けるととも
に、ドラム3の近傍に減速機付モータ52を配設し、こ
の減速機付モータ52の動力を駆動スプロケット53と
チェーン54を介して前記従動スプロケット51に伝達
するようにしたものであり、前記減速機付モータ52
は、正逆両方向に作動し得るようになっている。
【0015】このような構成のものであれば、減速機付
モータ52を例えば正方向に作動させると、ドラム3が
一定方向に回転し、このドラム3の外周に巻装されてい
るラダーチェーン4が繰り出される。その結果、このラ
ダーチェーン4の繰出端41に接続された移動観覧席2
の最前列の床21が前方に付勢されつつ移動することに
なる。減速機付モータ52を逆転させると、ドラム3が
逆方向に回転し、このドラム3の外周に前記ラダーチェ
ーン4が側面視略六角形状をなすように、すなわち、ド
ラム3の各構造材32部分にヒンジ44、46が位置す
るようにして順次巻き取られることになる。
【0016】しかして、このものは複数のリンクメンバ
42からなるリンク群43が、それぞれ往復作動体2の
進退方向と合致する方向に配向され、平行姿勢を維持し
ながらドラム3に巻き取られ、また、繰り出される。そ
のため、ラダーチェーン4が既存床に対して横滑りする
ことがなくなる。また、各リンク群43を構成する各リ
ンクメンバ42の端面は、進退方向に対して直角でよ
く、従来のように微妙に傾斜させる必要がないため、各
リンクメンバ42の製作も容易になる。しかも、推進
力、引張力の方向が、各リンクメンバ42の長手方向と
一致しておれば、構造的に無理な力が作用しないので、
従来のものに比べてリンクメンバ素材の断面寸法を小さ
くすることが可能となり、ラダーチェーン4の軽量化を
図ることも可能となる。
【0017】なお、幅寸法の大きい往復作動体202を
駆動する場合には、図5に示すように複数のドラム20
3にそれぞれラダーチェーン204を巻装し、それらの
ドラム203を共通のドラム回転機構205により同期
回転させる。
【0018】また、比較的幅の狭い往復作動体302を
駆動するには、図6に示すように、共通のドラム303
に複数本のラダーチェーン304を巻装しておき、それ
らのラダーチェーン304をドラム回転機構305によ
り回転させ往復作動体302を付勢する。
【0019】さらに、前記実施例では、nが6、mが5
である場合、すなわち、ラダーチェーンがドラムに側面
視正6角形状に巻装され、各リンク群は5本のリンクメ
ンバを蝶着したものである場合について説明したが、n
は3以上の整数であればよく、mはnを上まわらない数
であれば、前述したものと同様の効果を得ることができ
る。
【0020】また、ドラムの形状や構造等も、図示実施
例のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で、種々変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成であるか
ら、ラダーチェーンが既存床に対して横滑りすることが
なくなり、床に傷が付くという不都合が生じにくくな
る。
【0022】また、各リンク群を構成する各リンクメン
バの端面は、進退方向に対して直角でよく、従来のよう
に微妙に傾斜させる必要がないため、リンクメンバを製
作する際の寸法誤差が発生しにくく、製作が容易にな
る。
【0023】しかも、推進力、引張力の方向が、各リン
クメンバの長手方向と一致しておれば、構造的に無理な
力が作用しないので、従来のものに比べてリンクメンバ
素材の断面寸法を小さくすることが可能となり、ラダー
チェーンの軽量化を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式的な正面図。
【図2】同実施例の要部を示す斜視図。
【図3】同要部を示す模式的な底面図。
【図4】図3に於けるA−A線断面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す模式的な平面図。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示す模式的な平面
図。
【図7】従来例を示す模式的な平面図。
【符号の説明】
1…駆動装置 2…往復作動体 3…ドラム 4…ラダーチェーン 41…繰出端 42…リンクメンバ 43…リンク群 W…リンクメンバの幅寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムと、このドラムの外周に側面視略正
    n角形(nは3以上の正の整数)をなすように巻装され
    その繰出端を往復作動体に接続したラダーチェーンと、
    前記ドラムを正逆回転させて前記ラダーチェーンを巻き
    取り又は繰り出すドラム回転機構とを具備してなる往復
    作動体の駆動装置であって、 前記ラダーチェーンは、m本(mはn以下であって2以
    上の整数)のリンクメンバを長手方向に直線状に蝶着し
    てなるリンク群を複数組備えてなり、各リンク群同士
    は、リンクメンバの幅寸法以上の距離だけ順次側方に偏
    位させて枢結されていることを特徴とする往復作動体の
    駆動装置。
  2. 【請求項2】複数のドラムにそれぞれラダーチェーンを
    巻装し、それらのドラムを共通のドラム回転機構により
    同期回転させるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の往復作動体の駆動装置。
  3. 【請求項3】共通のドラムに複数本のラダーチェーンを
    巻装したことを特徴とする請求項1記載の往復作動体の
    駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1030276C2 (nl) * 2005-10-26 2007-04-27 Priva Holding B V Opwikkeltrommel-schalmenketting.
CN102691766A (zh) * 2011-09-13 2012-09-26 何树燕 往复运动与旋转运动相互转换装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130160A (ja) * 1974-03-29 1975-10-15
JPS62167195A (ja) * 1986-01-17 1987-07-23 株式会社東芝 巻上装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50130160A (ja) * 1974-03-29 1975-10-15
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102691766A (zh) * 2011-09-13 2012-09-26 何树燕 往复运动与旋转运动相互转换装置

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