JPH0777228A - 歯車制動装置 - Google Patents

歯車制動装置

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JPH0777228A
JPH0777228A JP22447793A JP22447793A JPH0777228A JP H0777228 A JPH0777228 A JP H0777228A JP 22447793 A JP22447793 A JP 22447793A JP 22447793 A JP22447793 A JP 22447793A JP H0777228 A JPH0777228 A JP H0777228A
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JP
Japan
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gear
gear wheel
lever
rotation
pinion
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Pending
Application number
JP22447793A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Deguchi
口 重 治 出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0777228A publication Critical patent/JPH0777228A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きわめて簡素な構成により、安全かつ確実に
歯車の回転を停止できるようにした歯車制動装置を提供
する。 【構成】 被駆動装置の回転軸に回転トルクを伝達する
伝動機構の歯車の回転を制動する歯車制動装置におい
て、互いに噛み合う第1の歯車18と第2の歯車20が
回転自在に支承され、一端を支点に回動可能の支持され
たレバー16と、このレバー16の第1の回動位置で第
1歯車18と第2歯車20が伝動機構の歯車10と噛み
合う位置と、前記伝動機構の歯車10と第1歯車18、
第2歯車20のいずれかの噛み合いが外れる位置との間
でレバー16の位置を切り換えるレバー作動装置23と
から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車制動装置に係り、
特に、歯車列の噛み合わせにより、伝動機構の歯車の回
転を確実に停止できるようにした簡素な構造の歯車制動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ワークを固定するテーブルを回
転させる治具装置を示す正面図である。この従来技術で
は、ワーク30は、テーブル31上で固定され、このテ
ーブル31の全体が回転軸32を中心に回転することが
できる構成となっている。このテーブル31の回転軸3
2は、支持台33に継手を介して回転自在に支持される
とともに、大歯車34が軸着されている。この大歯車3
4には、駆動モータ36によって回転される駆動用歯車
35が噛み合うようになっている。従って、駆動モータ
36の発生するトルクは駆動用歯車35から大歯車34
に伝達されて、テーブル31全体が揺動する構成となっ
ている。一方、この種の回転機構では、テーブル31の
回転位置を任意の位置で固定するためには、図示しない
電磁ブレーキを内蔵した駆動モータ36を用いるものが
一般的で、この電磁ブレーキの制動作用によってワーク
30の載ったテーブル31の回転位置を任意の位置で固
定できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、電磁ブレーキにより回転を停止させるの
で、慣性によって正確な位置に確実にテーブルの回転位
置を位置決めするのが難しい問題があった。また、停電
などが発生したような場合、非常停止装置が設けられて
いないと、停止位置でフレームの位置を固定することが
できなかったり、停止しないまま回りつづけるなど安全
面で問題があった。そこで、本発明の目的は、前記従来
技術の有する問題点を解消し、きわめて簡素な構成によ
り、安全かつ確実に歯車の回転を停止できるようにした
歯車制動装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、被駆動装置の回転軸に回転トルクを伝達
する伝動機構の歯車の回転を制動する歯車制動装置にお
いて、互いに噛み合う第1の歯車と第2の歯車が回転自
在に支承され、一端を支点に回動可能の支持されたレバ
ーと、前記レバーの回動位置で第1歯車と第2歯車が伝
動機構の歯車と噛み合う第1の位置と、前記伝動機構の
歯車と第1歯車、第2歯車のいずれかの噛み合いが外れ
る位置との間で前記レバーの位置を切り換えるレバー作
動装置とからなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、伝動機構の歯車に対して第1
歯車または第2歯車の噛み合せが外れている位置にレバ
ーがあると、伝動機構の歯車は回転可能な状態となる。
一方、伝動機構の歯車の回転を停止させる場合には、レ
バー作動装置が作動して、伝動機構の歯車に第1歯車、
第2歯車がともに噛みあう位置までレバーが回動する。
レバーのこの位置では、伝動機構の歯車と第2歯車とが
互いに反対方向に回転しようとするため、第2歯車が伝
動機構の歯車の回転を阻止するように作用し、安全、確
実に伝動機構の歯車の回転が機械的に固定される。
【0006】
【実施例】以下、本発明による歯車制動装置の一実施例
について添付の図面を参照して説明する。図1は、本実
施例による歯車制動装置が適用される揺動式治具装置の
正面図であり、図2は、揺動式治具装置の側面図であ
る。これらの図において、符号1は、ワークを示し、こ
のワーク1は全体を符号2で示す治具装置の揺動テーブ
ル3に固定されるようになっている。揺動テーブル3の
回転軸4は、ベース5に立設される支持台6、6によっ
て軸受7、7を介して回動自在に支承されている。この
ような治具装置2にモータ8から回転トルクを伝達する
伝動機構は、モータ8の回転軸に取り付られた駆動側の
歯車9と、この歯車9に噛み合っている大歯車10とか
ら構成されている。従動側の大歯車10は、直接揺動テ
ーブル3の回転軸4に軸着されている。従って、モータ
8の回転は、歯車9と歯車10とによって大きく減速さ
れるので、揺動テーブル3の回転位置を細かく調整する
ことが可能となっている。
【0007】次に、全体を符号12で示す歯車制動装置
は、大歯車10に同時に噛み合う二つ一組の小歯車によ
って大歯車10の回転を任意の位置で機械的に固定する
装置である。この実施例では、制動歯車装置12は、ベ
ース5に立設された支持部材14と、この支持部材14
に一端がピン15を介して回転自在に連結されたレバー
16を含み、このレバー16に第1の小歯車18と、第
2の小歯車20が回転自在に取り付けられている(図
3、図4参照)。第1小歯車18、第2小歯車20に
は、ワーク1、揺動テーブル3の重量によって作用する
曲げモーメントに十分耐え得る歯車強度を有した互いに
噛み合う同一歯車ピッチの平歯車が用いられている。な
お、第1小歯車18の回転中心はレバー16の支点であ
るピン15の中心と一致している。
【0008】一方、レバー16の他端部は、ピン21、
継手金具22を介してレバー作動装置としてのシリンダ
23と連結されている。このシリンダ23は、レバー1
6の全体をピン15を支点として、第1小歯車18、第
2小歯車20とが大歯車10に噛み合う位置と、第2小
歯車20と、大歯車10との噛み合わせが解除される位
置との間を切り換える手段を構成している。この実施例
では、シリンダ23は、クレビス24を介して回動自在
にベース5に設置され、シリンダ23のピストンロッド
は継手金具22を介してレバー16と連結されている。
このシリンダ23のエンド側のシリンダ室に図示しない
圧縮空気供給系から圧縮空気が供給されるようになって
いる。一方、シリンダ23のヘッド側のシリンダ23室
には、圧縮ばね25が収装され、この圧縮ばね25の弾
性力によってピストン26は付勢されているので、常
時、レバー16の第1小歯車18と第2小歯車20は、
大歯車10に噛み合うことによって、大歯車10の回転
がロックされるフェイルセイフ機構が採用されている。
【0009】本実施例は、以上のように構成されるもの
であり、次に、その作用について説明する。シリンダ2
3に圧縮空気が供給されないときには、圧縮ばね25の
弾性力によって、レバー16は、図1に示す位置に上が
っているので、第1小歯車18、第2小歯車20と大歯
車10とは噛み合うので、この大歯車10は回わらない
ようになっている。
【0010】この場合、例えば、大歯車10が反時計回
りに回転しているものとすると、第1小歯車18は時計
回りに、第2小歯車20は反時計回りに大歯車10と同
じ方向に回転しようとするので、回転トルクの方向が反
対となりちょうど回転トルクが打消合うので、大歯車1
0は、第2小歯車20によってロックされる。
【0011】一方、シリンダ23のエンド側のシリンダ
室に圧縮空気が供給されると、ピストンが圧縮ばね25
の弾性力に抗して後退し、レバー16が下がって図3に
示すように、大歯車10と第2小歯車20との噛み合い
が外れる。従って、大歯車10は自由に回転するので、
ワーク1を載せた揺動テーブル3を任意の角度だけ回転
させることができる。
【0012】なお、故障等によって、シリンダ23への
圧縮空気の供給が停止したような非常時には、前述した
ように、自動的にシリンダ23に内蔵の圧縮ばね25の
弾性作用によって、ただちにレバー16が上がり、大歯
車10に第1小歯車18、第2小歯車20が噛み合うの
で、モータ10が回転している状態でも、第2小歯車2
0によって大歯車10が固定される。従って、実施例の
歯車制動装置12を揺動テーブル3の非常用の安全装置
としても利用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、伝動機構の歯車とレバーに設けた第1歯車、
第2歯車のすべての歯車がともに噛み合う位置までレバ
ーを回動させることによって、伝動機構の歯車と第2歯
車とが互いに反対方向に回転し、第2歯車が伝動機構の
歯車の回転を阻止するので、簡単な構造で簡単な操作で
安全、確実に伝動機構の歯車を機械的に固定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯車制動装置が適用される治具装
置の正面図。
【図2】本発明による歯車制動装置が適用される治具装
置の側面図。
【図3】治具装置を回転させる伝動機構の歯車と、歯車
制動装置のレバーに設けた第1歯車、第2歯車が噛み合
っている状態を表わした説明図。
【図4】図3におけるA−A断面を表わした断面図。
【図5】歯車によってトルクを伝動する回転機構部の回
転を停止する従来技術の説明に供される構成図。
【符号の説明】
1 ワーク 2 揺動式治具装置 3 揺動テーブル 4 回転軸 8 モータ 9 駆動用歯車 10 大歯車 12 歯車制動装置 14 支持部材 15 ピン 16 レバー 18 第1小歯車 20 第2小歯車 23 シリンダ 25 圧縮ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被駆動装置の回転軸に回転トルクを伝達す
    る伝動機構の歯車の回転を制動する歯車制動装置におい
    て、互いに噛み合う第1の歯車と第2の歯車が回転自在
    に支承され、一端を支点に回動可能の支持されたレバー
    と、前記レバーの第1の回動位置で第1歯車と第2歯車
    が伝動機構の歯車と噛み合う位置と、前記伝動機構の歯
    車と第1歯車、第2歯車のいずれかの噛み合いが外れる
    位置との間で前記レバーの位置を切り換えるレバー作動
    装置とからなることを特徴とする歯車制動装置。
JP22447793A 1993-09-09 1993-09-09 歯車制動装置 Pending JPH0777228A (ja)

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JP22447793A JPH0777228A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 歯車制動装置

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JP22447793A JPH0777228A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 歯車制動装置

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JPH0777228A true JPH0777228A (ja) 1995-03-20

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542999A (ja) * 2006-07-07 2009-12-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械式に切換可能な形状結合式のフリーホイール、このようなフリーホイールを備えた自動車用の電気機械式のブレーキ、及びこのようなブレーキのエアギャップを調整するための方法
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